JP2001319575A - ブラウン管用ファンネルへの電極封着装置 - Google Patents

ブラウン管用ファンネルへの電極封着装置

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JP2001319575A
JP2001319575A JP2000140622A JP2000140622A JP2001319575A JP 2001319575 A JP2001319575 A JP 2001319575A JP 2000140622 A JP2000140622 A JP 2000140622A JP 2000140622 A JP2000140622 A JP 2000140622A JP 2001319575 A JP2001319575 A JP 2001319575A
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funnel
electrode
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preheating
drilling
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JP2000140622A
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English (en)
Inventor
Kanichi Nakajima
勘一 中島
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンネルに陽極電極を2個封着する場合で
も高品位で量産可能とし、また、ファンネルへの陽極電
極の封着個数が1個と2個との切替が同じ設備で容易に
可能なブラウン管用ファンネルへの電極封着装置を提供
すること。 【解決手段】 複数のステーションを間欠回転する回転
テーブル4のチャック台3にファンネル搬入手段6でフ
ァンネル2を位置決め載置させ、このファンネル2の電
極封着位置を予熱手段7で予熱させ、穴明け手段8で予
熱位置に穴を明け、その穴に電極植え付け手段9で陽極
電極1を植え付け、その植え付けた電極の周囲をシール
手段10で加熱して封着シールし、シール部を形状仕上
げ手段11で仕上げ成形してファンネル取出し手段13
で取出す。上記予熱手段7、穴明け手段8、電極植え付
け手段9、シール手段10及び形状仕上げ手段11を2
組並設し、同一設備を2個封着用と1個封着用とに共用
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管用ファ
ンネルへの電極封着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】完成したブラウン管のファンネルの内面
には導電膜が塗布されており、この導電膜をプラス電位
に印加するために、図5に示すように、ボタン状の陽極
電極1がファンネル2の一部に封着されている。ファン
ネル2への陽極電極1の封着作業は、ファンネルガラス
のプレス成型直後の時点で実施されており、従来、この
種のブラウン管用ファンネルへの電極封着装置は、図4
に示すように、ファンネル2を位置決め載置するチャッ
ク台3を等間隔で設置し、ファンネル2の搬入、電極封
着位置の予熱、予熱部の穴明け、穴明け部への電極の植
え付け、電極植え付け部のシール、シール部の形状仕上
げ、及びファンネル2の取出しからなる電極封着工程が
複数のステーションに配分され、各ステーションを順次
間欠回転する回転テーブル4と、搬入コンベア5から回
転テーブル4のチャック台3にファンネル2を位置決め
搬入するためにファンネル2の搬入工程に設置されたフ
ァンネル搬入手段6と、搬入されたファンネル2の電極
封着位置を予熱するために電極封着位置の予熱工程に設
置された予熱手段7と、予熱部を穴明けするために予熱
部の穴明け工程に設置された穴明け手段8と、穴明け部
へ電極を植え付けるために穴明け部への電極植え付け工
程に設置された穴明け部への電極植え付け手段9と、電
極植え付け部を加熱シールするために電極植え付け部の
シール工程に設置された電極植え付け部のシール手段1
0と、シール部を仕上げするためにシール部仕上げ工程
に設置されたシール部の形状仕上げ手段11と、回転テ
ーブル4のチャック台3から搬出コンベア12にファン
ネル2を取出すためにファンネル取出し工程に設置され
たファンネル取出し手段13とで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、1個のファンネ
ル2に対しては、陽極電極1を1個封着することが普通
とされてきたが、最近、ファンネル内面に塗布する導電
被膜の抵抗値を高くして、放電時の放電電流を小さく抑
えるソフトフラッシュ管に適用するために1個のファン
ネル2に陽極電極1を2個封着したものを製造すること
が求められる場合がある。このような場合、従来では、
前記した図4の装置によって1個の陽極電極1を封着し
た後、作業者が手作業でバーナーを操作してファンネル
2に穴を明け、ピンセットで陽極電極1を植え付けて封
着していた。
【0004】このように、1個のファンネル2に2個の
陽極電極1を封着する場合、従来では、量産設備が使用
できず、作業者が手作業で実施していた。そのため、少
量生産しかできず、品質のバラツキが大きいという問題
があった。
【0005】そこで、本発明は、ファンネルに陽極電極
を2個封着する場合でも高品位で量産可能とし、また、
ファンネルへの陽極電極の封着個数が1個と2個との切
替が同じ設備で容易に可能なブラウン管用ファンネルへ
の電極封着装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のブラウン管用ファンネル
への電極封着装置は、ファンネルを位置決め載置するチ
ャック台を等間隔で設置し、ファンネルの搬入、電極封
着位置の予熱、予熱部の穴明け、穴明け部への電極の植
え付け、電極植え付け部のシール、シール部の形状仕上
げ、及びファンネルの取出しからなる複数の工程が複数
のステーションに配分され、各ステーションを順次間欠
回転する回転テーブルと、搬入コンベアから回転テーブ
ルのチャック台にファンネルを位置決め搬入するために
ファンネルの搬入工程に設置されたファンネル搬入手段
と、搬入されたファンネルの電極封着位置を予熱するた
めに電極封着位置の予熱工程に設置された予熱手段と、
予熱部を穴明けするために予熱部の穴明け工程に設置さ
れた穴明け手段と、穴明け部へ電極を植え付けるために
穴明け部への電極植え付け工程に設置された穴明け部へ
の電極植え付け手段と、電極植え付け部を加熱シールす
るために電極植え付け部のシール工程に設置された電極
植え付け部のシール手段と、シール部の形状を仕上げす
るために形状仕上げ工程に設置されたシール部の形状仕
上げ手段と、回転テーブルのチャック台から搬出コンベ
アにファンネルを取出すためにファンネル取出し工程に
設置されたファンネル取出し手段とで構成され、前記予
熱手段、穴明け手段、電極植え付け手段、シール手段及
び形状仕上げ手段を2組並設したことを特徴とする。こ
の構成によって、ファンネルに陽極電極を2個封着する
場合でも高品位で量産可能となる。
【0007】本発明の請求項2に記載のブラウン管用フ
ァンネルへの電極封着装置は、並設された2組の予熱手
段、穴明け手段、電極植え付け手段、シール手段及び形
状仕上げ手段に対して、各組独立した動作手段を具備さ
せ、陽極電極を2個封着する場合は2組の手段を両方と
もに動作させ、陽極電極を1個封着する場合は1組だけ
動作させることを特徴とする。この構成によって、ファ
ンネルへの陽極電極の封着個数が1個と2個との切替が
同じ設備で容易に可能となる。
【0008】本発明の請求項3に記載のブラウン管用フ
ァンネルへの電極封着装置は、チャック台、ファンネル
搬入手段、ファンネル取出し手段を、2組の予熱手段、
穴明け手段、電極植え付け手段、シール手段及び形状仕
上げ手段の各手段の2組の設置間隔の1/2だけ移動調
節可能に設置し、並設される2組の前記各手段の一方を
各ステーションの割出し中心位置に一致させて設置した
ことを特徴とする。この構成によって、ファンネルへの
陽極電極の封着個数が1個と2個との切替時における移
動調節量を少なくすることができ、切替作業及び保守点
検を容易化できると共に、装置の設計が容易となり、し
かも、ファンネルへの陽極電極の封着個数が1個の場合
では、ファンネルへの陽極電極の封着位置を回転テーブ
ルの割出し中心位置とし、2個の場合では、ファンネル
への陽極電極の封着位置を回転テーブルの割出し中心位
置の両側対称位置とすることができる。
【0009】本発明の請求項4に記載のブラウン管用フ
ァンネルへの電極封着装置は、陽極電極を2個封着する
場合のファンネルの電極封着位置の内外面がフラット面
とされていることを特徴とする。この構成によって、フ
ァンネルに陽極電極を2個封着する場合、2個とも同一
状態に封着することが確実となり、品位の一層の向上が
図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の装置の実施の形態
を部面について説明する。図1は本発明の装置全体の概
略平面図、図2は陽極電極を2個封着したファンネルの
概略側面図、図3の(A)は予熱手段の要部概略側面
図、(B)は穴明け手段の要部概略側面図、(C)は電
極植え付け手段の要部概略側面図、(D)は形状仕上げ
手段の要部概略側面図である。
【0011】本発明の装置は、図1〜図3に示すよう
に、ファンネル2を位置決め載置するチャック台3を等
間隔で設置し、ファンネル2の搬入、電極封着位置の予
熱、予熱部の穴明け、穴明け部への電極の植え付け、電
極植え付け部のシール、シール部の形状仕上げ、及びフ
ァンネル2の取出しからなる複数の工程が複数のステー
ションに配分され、各ステーションを順次間欠回転する
回転テーブル4と、搬入コンベア5から回転テーブル4
のチャック台3にファンネル2を位置決め搬入するため
にファンネル2の搬入工程に設置されたファンネル搬入
手段6と、搬入されたファンネル2の電極封着位置を予
熱するために電極封着位置の予熱工程に設置された予熱
手段7と、予熱部を穴明けするために予熱部の穴明け工
程に設置された穴明け手段8と、穴明け部へ電極を植え
付けるために穴明け部への電極植え付け工程に設置され
た穴明け部への電極植え付け手段9と、電極植え付け部
を加熱シールするために電極植え付け部のシール工程に
設置された電極植え付け部のシール手段10と、シール
部の形状を仕上げするために形状仕上げ工程に設置され
たシール部の形状仕上げ手段11と、回転テーブル4の
チャック台3から搬出コンベア12にファンネル2を取
出すためにファンネル取出し工程に設置されたファンネ
ル取出し手段13とで構成され、前記予熱手段7、穴明
け手段8、電極植え付け手段9、シール手段10及び形
状仕上げ手段11を2組並設したものである。
【0012】陽極電極1は、銅合金製でボタン状をして
おり、図2に示すように、ファンネル2の傾斜側面の一
部に封着される。この電極封着位置は、陽極電極1を2
個封着する場合、広い開口面が略四角形のファンネル2
の長辺中央部の両側対称位置とされている。この電極封
着位置におけるファンネル2の内外面は、フラット面と
するのが好ましい。なお、陽極電極1を1個封着する場
合、図5に示すように、広い開口面が略四角形のファン
ネル2の長辺中央部とされている。
【0013】チャック台3は、図3の(A)に概略図示
するように、ファンネル2を電極封着位置が略水平とな
るように所定位置及び姿勢に位置決め載置し、適宜のク
ランプ手段(図示省略)により保持するように構成され
ており、回転テーブル4の周囲に等間隔で複数個(図1
は10個の場合を例示)設置されている。
【0014】回転テーブル4は、第1〜第10ステーシ
ョンまで10等分に分割されて間欠的に割出し回転駆動
可能とされており、第1ステーションにはファンネル搬
入手段6が設置され、第2・第3ステーションには予熱
手段7が設置され、第4ステーションには穴明け手段8
が設置され、第5ステーションには電極植え付け手段9
が設置され、第6・第7・第8ステーションにはシール
手段10が設置され、第9ステーションには形状仕上げ
手段11が設置され、第10ステーションにはファンネ
ル取出し手段13が設置されている。
【0015】搬入コンベア5は、ファンネル2を広い開
口面を下向きにして1個ずつ回転テーブル4の第1ステ
ーションに搬送するものである。ファンネル搬入手段6
は、搬入コンベア5で搬送されてきたファンネル2を回
転テーブル4の第1ステーションに停止中のチャック台
3に位置決め載置するためのロボットハンド等で構成さ
れている。
【0016】予熱手段7は、回転テーブル4の第2・第
3ステーションに2組ずつ所定の間隔で並設され、図3
の(A)に示すように、ファンネル2の電極封着位置を
上下から予熱するバーナー7a、7bと、このバーナー
7a、7bを動作位置と退避位置とにそれぞれ昇降させ
る手段(図示省略)とからなり、回転テーブル4の回転
時には干渉しない位置まで退避せしめられる。
【0017】穴明け手段8は、回転テーブル4の第4ス
テーションに2組並設され、図3の(B)に示すよう
に、ファンネル2の予熱位置を上下から穴明けするパン
チ8a及びダイ8bと、このパンチ8a及びダイ8bを
動作位置と退避位置とにそれぞれ昇降させる手段(図示
省略)とからなり、回転テーブル4の回転時には干渉し
ない位置まで退避せしめられる。
【0018】電極植え付け手段9は、回転テーブル4の
第5ステーションに2組並設され、図3の(C)に示す
ように、陽極電極1を1個ずつ供給するパーツフィーダ
9aと、パーツフィーダ9aの先端から陽極電極1を1
個ずつ吸着保持して取出し、ファンネル2の穴明け位置
に上方から圧入する電極植え付けヘッド9bと、この電
極植え付けヘッド9bと対向してファンネル2の穴明け
位置を下面からバックアップ支持する支持部材9cと、
電極植え付けヘッド9b及び支持部材9cを動作位置と
退避位置とにそれぞれ昇降させる手段(図示省略)とか
らなり、回転テーブル4の回転時には干渉しない位置ま
で退避せしめられる。
【0019】シール手段10は、回転テーブル4の第6
・第7・第8ステーションに2組ずつ並設され、電極植
え付け手段9で植え付けられた陽極電極1の周囲をバー
ナーで上下から加熱してガラスを一部軟化溶融させて陽
極電極1の周囲に気密に密着させてシールするもので、
前記予熱手段7と類似した構成の上下バーナー(図示省
略)と、このバーナーを動作位置と退避位置とにそれぞ
れ昇降させる手段(図示省略)とからなり、回転テーブ
ル4の回転時には干渉しない位置まで退避せしめられ
る。なお、このバーナーは、火炎を陽極電極1の周囲で
旋回させるように構成されている。
【0020】形状仕上げ手段11は、回転テーブル4の
第9ステーションに2組並設され、シール手段10でシ
ールされて陽極電極1の封着部のガラスの一部が下方に
垂れ下がりを生じている部分を、図3の(D)に示すよ
うに、押上げて元に戻すための押上部材11aと、この
押上部材11aを動作位置と退避位置とにそれぞれ昇降
させる手段(図示省略)とからなり、回転テーブル4の
回転時には干渉しない位置まで退避せしめられる。
【0021】搬出コンベア12は、回転テーブル4の第
10ステーションの側部に設置され、回転テーブル4の
第10ステーションにきたファンネル2がファンネル取
出し手段13によってチャック台3から取出されて載置
され、これを次工程に搬出するものである。ファンネル
取出し手段13は、回転テーブル4の第10ステーショ
ンにきたファンネル2をチャック台3から取出して搬出
コンベア12上に載置するためのもので、ロボットハン
ド等で構成されている。
【0022】本発明の装置は、上記してきた2組の予熱
手段7、穴明け手段8、電極植え付け手段9、シール手
段10及び形状仕上げ手段11に対して、各組独立した
動作手段を具備させ、陽極電極1を2個封着する場合は
2組の手段を両方ともに動作させ、陽極電極1を1個封
着する場合は1組だけ動作させるように制御パネルに動
作切替スイッチ等の切替手段が設置される。
【0023】また、前記チャック台3、ファンネル搬入
手段6、ファンネル取出し手段13を、2組の予熱手段
7、穴明け手段8、電極植え付け手段9、シール手段1
0及び形状仕上げ手段11の各手段の2組の設置間隔の
1/2だけ移動調節可能とするために、例えば、スライ
ド調節機構(図示省略)を介して設置し、並設される2
組の前記各手段の一方を回転テーブル4の各ステーショ
ンの割出し中心位置に一致させて設置するものである。
なお、2組の予熱手段7、穴明け手段8、電極植え付け
手段9、シール手段10及び形状仕上げ手段11の各手
段の2組の設置間隔は、スライド調節機構(図示省略)
により適宜設定変更可能にしてあるが、かかる2組の設
置間隔については、前記各手段を通じて、全て同一間隔
に設定するものである。
【0024】本発明の装置の実施の形態は、以上の構成
からなり、次に、全体の動作の概略を説明する。先ず、
陽極電極1を2個封着する場合には、図1において、回
転テーブル4に対するチャック台3の位置を鎖線位置へ
移動させて固定しておき、これと共に、ファンネル搬入
手段6とファンネル取出し手段13とを鎖線位置へ移動
させて固定しておく。上記の移動調整作業は、スライド
調節機構を利用して行うことにより、簡単に行うことが
可能となる。上記移動調整量は、2組の予熱手段7、穴
明け手段8、電極植え付け手段9、シール手段10及び
形状仕上げ手段11の1組のものを回転テーブル4の各
ステーションの割出し中心位置に一致させて設置してお
くと、2組の手段の設置間隔の1/2だけ移動させれば
よく、予めこれら2つの位置をスライド調節機構に設定
しておけば、上記移動調節作業が容易となる。このよう
にして移動調節作業が終了すれば、自動運転を開始させ
る。この場合、各ステーションにおける2組の手段は、
両方同時に動作させるものである。そして、第1ステー
ションでは、ファンネル搬入手段6によって搬入コンベ
ア5からファンネル2が取り上げられ、第1ステーショ
ンのチャック台3上に位置決め載置される。これにより
チャック台3は、載置されたファンネル2を位置決め保
持する。そして、回転テーブル4が1/10回転してチ
ャック台3上のファンネル2を第2ステーションに送
る。すると、第2ステーションの2組の予熱手段7がフ
ァンネル2の電極封着位置を予熱する。続いて、回転テ
ーブル4が1/10回転してファンネル2を第3ステー
ションに送る。ここで、第3ステーションの2組の予熱
手段7がファンネル2の電極封着位置を予熱する。続い
て、回転テーブル4が1/10回転してファンネル2を
第4ステーションに送る。すると、第4ステーションの
2組の穴明け手段8がファンネル2の予熱位置に穴明け
を行う。続いて、回転テーブル4が1/10回転してフ
ァンネル2を第5ステーションに送る。すると、第5ス
テーションの2組の電極植え付け手段9が動作して陽極
電極1をファンネル2の電極封着位置の穴に植え付け
る。続いて、回転テーブル4が1/10回転してファン
ネル2を第6ステーションに送る。すると、第6ステー
ションの2組のシール手段10が動作してファンネル2
の電極封着位置の穴に植え付けられた陽極電極1の周囲
を加熱してガラスの一部を軟化溶融させ、陽極電極1の
周囲に融着させる。続いて、回転テーブル4が1/10
回転してファンネル2を第7ステーションに送る。する
と、第7ステーションの2組のシール手段10が動作し
てファンネル2に植え付けられた陽極電極1の周囲をさ
らに加熱してガラスの一部を軟化溶融させ、陽極電極1
の周囲にさらに融着させる。続いて、回転テーブル4が
1/10回転してファンネル2を第8ステーションに送
る。すると、第8ステーションの2組のシール手段10
が動作してファンネル2に植え付けられた陽極電極1の
周囲をさらに加熱してガラスの一部を軟化溶融させ、陽
極電極1の周囲に完全かつ気密状態に融着させ、封着シ
ールを確実化させる。続いて、回転テーブル4が1/1
0回転してファンネル2を第9ステーションに送る。す
ると、第9ステーションの2組の形状仕上げ手段11が
動作してファンネル2の垂れ下がった電極封着部を押上
げて元の形状に戻す。続いて、回転テーブル4が1/1
0回転してファンネル2を第10ステーションに送る。
すると、第10ステーションのファンネル取出し手段1
3が動作して回転テーブル4のチャック台3上からファ
ンネル2を取出して搬出コンベア12上に移載する。こ
れで1サイクルが終了する。各ステーションにおいて
は、回転テーブル4の間欠回転の停止時間中に、上記し
た各動作が並行して行われ、次々に電極封着作業が同一
条件で実施される。即ち、回転テーブル4の間欠回転動
作と各ステーションでの各動作とは関連して自動的に制
御されている。
【0025】次に、陽極電極1を1個封着する場合は、
チャック台3、ファンネル搬入手段6及びファンネル取
出し手段13を図1の実線に示す位置に戻し、2組並設
してある各手段のうちの回転テーブル4の割出し中心位
置に設置してある方の手段だけを動作させ、他方の手段
を不動作状態にして自動運転を行わせる。この場合に
は、図5に示すように、ファンネル2の長辺方向中央部
に1個だけ陽極電極1を封着したものが前述と同様の動
作で繰り返して生産される。
【0026】なお、チャック台3、ファンネル搬入手段
6及びファンネル取出し手段13を移動させずに図1の
鎖線位置に固定して実施してもよい。この場合、陽極電
極1を1個封着する位置がファンネル2の長辺方向の中
心位置から一方に偏心することになるが、特に問題とな
ることはない。
【0027】また、上記した実施形態では、バーナーの
火力と加熱時間の関係で、予熱工程を2つのステーショ
ンで行わせ、シール工程を3つのステーションで行わせ
ているが、これに制約されるものではなく、適宜のステ
ーション数で実施してもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ファンネルに
陽極電極を2個封着する場合でも高品位で量産可能とな
る。
【0029】請求項2の発明によれば、ファンネルへの
陽極電極の封着個数が1個と2個との切替が同じ設備で
容易に可能となる。
【0030】請求項3の発明によれば、ファンネルへの
陽極電極の封着個数が1個と2個との切替時における移
動調節量を少なくすることができ、切替作業及び保守点
検を容易化できると共に、装置の設計が容易となり、し
かも、ファンネルへの陽極電極の封着個数が1個の場合
では、ファンネルへの陽極電極の封着位置を回転テーブ
ルの割出し中心位置とし、2個の場合では、ファンネル
への陽極電極の封着位置を回転テーブルの割出し中心位
置の両側対称位置とすることができる。
【0031】請求項4の発明によれば、ファンネルに陽
極電極を2個封着する場合、2個とも同一状態に封着す
ることが確実となり、品位の一層の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置全体の概略平面図。
【図2】陽極電極を2個封着したファンネルの概略側面
図。
【図3】(A)は予熱手段の要部概略側面図、(B)は
穴明け手段の要部概略側面図、(C)は電極植え付け手
段の要部概略側面図、(D)は形状仕上げ手段の要部概
略側面図。
【図4】従来の装置全体の概略平面図。
【図5】陽極電極を1個封着したファンネルの概略側面
図。
【符号の説明】
1 陽極電極 2 ファンネル 3 チャック台 4 回転テーブル 5 搬入コンベア 6 ファンネル搬入手段 7 予熱手段 8 穴明け手段 9 電極植え付け手段 10 シール手段 11 形状仕上げ手段 12 搬出コンベア 13 ファンネル取出し手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンネルを位置決め載置するチャック
    台を等間隔で設置し、ファンネルの搬入、電極封着位置
    の予熱、予熱部の穴明け、穴明け部への電極の植え付
    け、電極植え付け部のシール、シール部の形状仕上げ、
    及びファンネルの取出しからなる複数の工程が複数のス
    テーションに配分され、各ステーションを順次間欠回転
    する回転テーブルと、搬入コンベアから回転テーブルの
    チャック台にファンネルを位置決め搬入するためにファ
    ンネルの搬入工程に設置されたファンネル搬入手段と、
    搬入されたファンネルの電極封着位置を予熱するために
    電極封着位置の予熱工程に設置された予熱手段と、予熱
    部を穴明けするために予熱部の穴明け工程に設置された
    穴明け手段と、穴明け部へ電極を植え付けるために穴明
    け部への電極植え付け工程に設置された穴明け部への電
    極植え付け手段と、電極植え付け部を加熱シールするた
    めに電極植え付け部のシール工程に設置された電極植え
    付け部のシール手段と、シール部の形状を仕上げするた
    めに形状仕上げ工程に設置されたシール部の形状仕上げ
    手段と、回転テーブルのチャック台から搬出コンベアに
    ファンネルを取出すためにファンネル取出し工程に設置
    されたファンネル取出し手段とで構成され、前記予熱手
    段、穴明け手段、電極植え付け手段、シール手段及び形
    状仕上げ手段を2組並設したことを特徴とするブラウン
    管用ファンネルへの電極封着装置。
  2. 【請求項2】 並設された2組の予熱手段、穴明け手
    段、電極植え付け手段、シール手段及び形状仕上げ手段
    に対して、各組独立した動作手段を具備させ、陽極電極
    を2個封着する場合は2組の手段を両方ともに動作さ
    せ、陽極電極を1個封着する場合は1組だけ動作させる
    ことを特徴とする請求項1記載のブラウン管用ファンネ
    ルへの電極封着装置。
  3. 【請求項3】 チャック台、ファンネル搬入手段、ファ
    ンネル取出し手段を、2組の予熱手段、穴明け手段、電
    極植え付け手段、シール手段及び形状仕上げ手段の各手
    段の2組の設置間隔の1/2だけ移動調節可能に設置
    し、並設される2組の前記各手段の一方を各ステーショ
    ンの割出し中心位置に一致させて設置したことを特徴と
    する請求項1又は2記載のブラウン管用ファンネルへの
    電極封着装置。
  4. 【請求項4】 陽極電極を2個封着する場合のファンネ
    ルの電極封着位置の内外面がフラット面とされているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のブラウ
    ン管用ファンネルへの電極封着装置。
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