JP2001318048A - 血卵判別法及び血卵判別装置 - Google Patents

血卵判別法及び血卵判別装置

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JP2001318048A
JP2001318048A JP2000133650A JP2000133650A JP2001318048A JP 2001318048 A JP2001318048 A JP 2001318048A JP 2000133650 A JP2000133650 A JP 2000133650A JP 2000133650 A JP2000133650 A JP 2000133650A JP 2001318048 A JP2001318048 A JP 2001318048A
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light
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wavelength
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Mikio Kimura
美紀夫 木村
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 卵殻による光吸収の影響を殆ど受けずに高速
で効率よく血卵判別を行う方法を提供する。 【解決手段】 卵による波長578nm近傍の光に対す
る吸光度(578nm吸光度)、波長623nm近傍の
光に対する吸光度(623nm吸光度)及び波長643
nm近傍の光に対する吸光度(643nm吸光度)を測
定し、以下の式(1)に従って血卵度を算出し、 血卵度=0.4789(578nm吸光度−623nm吸光度) −0.8779(643nm吸光度−623nm吸光度)・・・(1) この血卵度を予め定められた基準値と比較して卵が血卵
であるか否かを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鶏卵などの殻を有
する卵が内部に血液を含む血卵であるか否かを非破壊的
に判別する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鶏卵な
どの殻を有する卵はしばしば内部に血液を含むことがあ
り、この血液の量が多過ぎるものは所謂「血卵」あるい
は「血玉」と呼ばれ、不良品質のものとされている。商
品としての卵の流通においては、このような血卵を確実
に除外することが求められており、個々の卵について非
破壊で血卵判別が行われている。この判別は、数多くの
卵について高速に行う必要があることから、一般に光学
的判別が利用されている。
【0003】たとえば、特開昭51−133080号公
報には、血液中のヘモクロビンの吸収波長である576
nmの光を卵に照射して得られる576nm透過率とヘ
モクロビンの非吸収波長である600nmの光を卵に照
射して得られる600nm透過率とに基づき血卵である
か否かを判別することが記載されている。
【0004】また、特開昭53−102791号公報に
は、血液中のヘモクロビンの吸収波長である575nm
の光を卵に照射して得られる575nm透過率とヘモク
ロビンの非吸収波長である590nmの光を卵に照射し
て得られる590nm透過率とに基づき血卵であるか否
かを判別することが記載されている。
【0005】しかしながら、これらの従来の血卵判別法
では卵殻による光吸収を考慮していない。卵殻は、白色
のもの以外に、殻中に含まれる色素の量に応じて淡い褐
色から濃い褐色のものまで種々の着色のものがあり、そ
れぞれ光吸収の程度が異なる。従って、殻が白色のもの
と褐色のものとが混在するような場合には、同一の基準
では正確な判別が困難であるという難点があった。
【0006】そこで、本発明は、卵殻による光吸収の影
響を殆ど受けずに高速で効率よく血卵判別を行う方法及
び装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、殻を有する卵の内部の
血液を検知して該卵が血卵であるか否かを判別する方法
であって、前記卵による波長578nm近傍の光に対す
る吸光度(578nm吸光度とする)、波長623nm
近傍の光に対する吸光度(623nm吸光度とする)及
び波長643nm近傍の光に対する吸光度(643nm
吸光度とする)を測定し、C1及びC2を予め卵の種類
ごとに設定された係数とする以下の式(1)に従って血
卵度を算出し、 血卵度=C1・(578nm吸光度−623nm吸光度) +C2・(643nm吸光度−623nm吸光度)・・・(1) 該血卵度の大きさに応じて前記卵が血卵であるか否かを
判別することを特徴とする血卵判別法、が提供される。
【0008】また、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、殻を有する卵の内部の血液を検知
して該卵が血卵であるか否かを判別する装置であって、
波長578nm近傍の光、波長623nm近傍の光及び
波長643nm近傍の光を発する光源と、該光源から発
せられ前記卵を透過した透過光を検出する光検出器と、
該光検出器から得られる前記3つの波長近傍の光に関す
る透過光強度検出値に基づく演算を行うことで前記卵に
よる波長578nm近傍の光に対する吸光度(578n
m吸光度とする)、波長623nm近傍の光に対する吸
光度(623nm吸光度とする)及び波長643nm近
傍の光に対する吸光度(643nm吸光度とする)を算
出し、C1及びC2を予め卵の種類ごとに設定された係
数とする以下の式(1)に従って血卵度を算出し、 血卵度=C1・(578nm吸光度−623nm吸光度) +C2・(643nm吸光度−623nm吸光度)・・・(1) 該血卵度の大きさに応じて前記卵が血卵であるか否かを
判別する演算処理部とを備えていることを特徴とする血
卵判別装置、が提供される。
【0009】本発明の一態様においては、前記演算処理
部は前記血卵度を予め定められた基準値と比較すること
で前記卵が血卵であるか否かを判別するものである。
【0010】また、本発明の一態様においては、前記波
長578nm近傍の光は波長572〜584nmの範囲
内の光であり、前記波長623nm近傍の光は波長61
7〜629nmの範囲内の光であり、前記波長643n
m近傍の光は波長637〜649nmの範囲内の光であ
る。
【0011】本発明の一態様においては、前記卵の種類
は鶏卵であり、前記係数C1は0.4789±0.05
00であり、前記C2は−0.8779±0.0900
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明による血卵判別法の実施され
る血卵判別装置の一実施形態を示す模式的構成図であ
る。
【0014】図1において、2は光源であり、4は光検
出器である。光検出器4は光源2から発せられる光を受
光し得る位置に配置されている。6はベルトコンベアー
等の搬送手段であり、該搬送手段は光検出器4と光源2
との間の測定位置を経て矢印方向に走行している。被測
定卵Eは、1個づつ搬送手段6の各載置部6aに載置さ
れて、搬送される。図1では、測定位置にある被測定卵
Eのみが図示されているが、各載置部6aには適宜被測
定卵Eが同等の姿勢で載置され、搬送手段6の走行に伴
って順次図示されている測定位置へと搬送される。被測
定卵Eが測定位置に到達すると、搬送手段6の進行は一
時停止される。光源2からは、血液により大きく吸収さ
れる波長であるλ1(例えば578nm及びその近傍
[±6nm])、卵殻色素により殆ど吸収されない波長
であるλ2(例えば623nm及びその近傍[±6n
m])及び卵殻色素により大きく吸収される波長である
λ3(例えば643nm及びその近傍[±6nm])の
各光を含む照射光L1として照射される。この照射光L
1は、測定位置にある被測定卵Eを経て、透過光L2と
して光検出器4により検出される。波長λ1,λ2,λ
3の各光は同時に照射されてもよいし、順次照射されて
もよい。
【0015】図2に、光源2の具体例を示す。図2
(a)のものは、波長λ1,λ2,λ3の光を含む光を
発するブロード光ランプ21を備えている。ランプ21
から発せられた光のうちの一部は、被測定卵Eに照射す
るための光として絞り22を通って前方(図2では右
方)に出射される。ランプ21から発せられた光のうち
の他の一部は後方(図2では左方)のランプ光量モニタ
ー23に入射する。モニター23の代わりに、絞り22
の前方に配置されたハーフミラー24と該ハーフミラー
による反射光を検知するモニター25との組み合わせを
用いることができる。モニター23,25からは光量モ
ニター電気信号が出力される。図2(b)のものは、波
長λ1,λ2,λ3の光を発するLED26−1,26
−2,26−3を備えている。これらLEDからは被測
定卵Eに照射するための光が前方(図2では右方)へと
発せられる。また、LED26−1,26−2,26−
3からそれぞれ後方(図2では左方)へと出射された光
は光量モニター27−1,27−2,27−3へと入射
する。これらモニターからは光量モニター電気信号が出
力される。LED26−1,26−3から前方へと発せ
られた光は、それぞれミラー28−1,28−2とハー
フミラー29−1,29−2とにより、LED26−2
から前方へと発せられた光と合成され、波長λ1,λ
2,λ3の光を含む1つの光束として前方へと出射され
る。
【0016】図3に、光検出器4の具体例を示す。光源
2から発せられ測定位置に配置された被測定卵Eを通過
した波長λ1,λ2,λ3の近赤外光を含む光は、回折
格子31により分光され、波長λ1の光は受光部32−
1に入射し、波長λ2の光は受光部32−2に入射し、
波長λ3の光は受光部32−3に入射する。これら受光
部からは光量検出電気信号が出力される。
【0017】光源2として図2(a)のようなブロード
光を発するものを用いる場合には、該光源側において或
は光検出器側において、光路中に所望の波長λ1,λ
2,λ3のそれぞれの近傍の光のみを通過させるフィル
ターを配置することができる。
【0018】光検出器4の3つの受光部32−1,32
−2,32−3の電気的出力(受光した光の強度に比例
する)は、それぞれ増幅率可変増幅器により増幅され、
A/D変換器によりA/D変換された上で、演算処理部
10に入力される。また、光源2の光量モニター23,
25,27−1,27−2,27−3の出力も、A/D
変換された上で演算処理部10に入力される。
【0019】上記波長λ1,λ2,λ3は、次のように
して選択されたものである。
【0020】図4は、波長変化に対する卵内部血液の吸
光度の変化(X)及び波長変化に対する卵殻色素の吸光
度の変化(Y)を示すものである。Xは、卵黄と卵白と
血液とを含む試料(血液含有率は現実の卵において見ら
れる最大程度の値)について得た各波長の吸光度値か
ら、卵黄と卵白とのみを含む試料について得た対応する
各波長の吸光度値を減ずることで得られたものである。
また、Yは、現実の卵において見られる最も濃い褐色の
卵殻試料について得た各波長の吸光度値から、白色の卵
殻試料について得た対応する各波長の吸光度値を減ずる
ことで得られたものである。
【0021】図4のXから分かるように血液により最も
大きく吸収される波長は578nmであるので、本発明
ではλ1として578nm±6nmを選択している。ま
た、図4のX,Yから分かるように血液による吸収が小
さく且つ卵殻色素による吸収も小さい波長は623nm
であるので、本発明ではλ2として623nm±6nm
を選択している。また、図4のX,Yから分かるように
血液による吸収が小さく且つ卵殻色素による吸収が大き
な波長は643nmであるので、本発明ではλ3として
643nm±6nmを選択している。波長λ1,λ2,
λ3を以上のような範囲内にすることで、血卵判別を良
好に行うことができる。
【0022】演算処理部10において、次のような演算
及び判定が行われる。
【0023】被測定卵Eに入射する波長λの光の強度を
0 (λ)とし、被測定卵Eを透過した波長λの光の強
度をI(λ)とすると、被測定卵Eの全体(卵殻及びそ
の内部の内容物)の吸光度ABS(λ)はln(I0
(λ)/I(λ))で求められる。入射光強度I0
(λ)は光源光量モニター27−1,27−2,27−
3の出力に所定の係数を乗ずることで得られる(光量モ
ニター23,25の場合には、各波長λ1,λ2,λ3
ごとの所定係数を乗ずることで得られる)。
【0024】本実施形態では、波長λ1,λ2,λ3の
それぞれに関して並行して得られたI0 (λ),I
(λ)に基づき、578nm吸光度ABS(λ1)、6
23nm吸光度ABS(λ2)及び643nm吸光度A
BS(λ3)を算出する。そして、以下の式(1)を用
いて血卵度BRを算出する: BR=C1・[ABS(λ1)−ABS(λ2)] +C2・[ABS(λ3)−ABS(λ2)]・・・(1) ここで、C1=0.4789であり、C2=−0.87
79である。
【0025】以上のようにして得られた血卵度BRを、
予め設定された基準値Sと比較して、BR≧Sの場合に
は血卵であると判定し、BR<Sの場合には血卵でない
と判定する。基準値Sは、被測定卵Eの種類(鶏卵、う
ずらの卵など)に応じて、予め実測した結果等を参考に
して適宜設定することができる。尚、この基準値として
複数の値S1,S2,・・・・を設定しておき、これら
との大小関係を比較した結果に応じて、血卵度を3段階
以上に判別することも可能である。
【0026】図5及び図6に、以上のような判別結果の
具体例を示す。図5は、各被測定卵について、横軸に吸
光度の血液要因([ABS(λ1)−ABS(λ
2)])をとり、縦軸に吸光度の卵殻色素要因([AB
S(λ3)−ABS(λ2)])をとったものである。
尚、図では、[ABS(λ1)−ABS(λ2)]を単
にλ1,λ2の値を用いて「578nm−623nm」
のように表示しており、[ABS(λ3)−ABS(λ
2)]を単にλ3,λ2の値を用いて「643nm−6
23nm」のように表示している(以下同様)。卵殻色
を目視により分級し、また血卵判別の後に卵殻を破壊し
て内容物中の血液量を目視により分級して、次のような
区分 A・・・・・卵殻白色,血液量少 B・・・・・卵殻白色,血液量中 C・・・・・卵殻白色,血液量多 D・・・・・卵殻褐色,血液量少 E・・・・・卵殻褐色,血液量中 F・・・・・卵殻褐色,血液量多 を行い、各被測定卵についてこの区分を示した。
【0027】図6は、これら各被測定卵について、上記
式(1)を用いて算出した血卵度BRの値を示すもので
ある。尚、式(1)において、C1=0.4789と
し、C2=−0.8779とした。これらC1,C2の
値には1割程度の誤差を許容することができ、例えばC
1=0.4789±0.0500、C2=−0.877
9±0.0900であれば、実際上の血卵判別は可能で
ある。図5において、判定基準値Sに対応する直線がS
で示されている。直線Sは、C1とC2との比により定
まる傾きを有しており、判定基準値の大きさに応じて平
行移動する(以下の具体例において同様)。例えば、判
定基準を緩やかにする場合には血卵度0.35を判定基
準値Sとすることができ、判定基準を厳しくする場合に
は血卵度0.25を判定基準値Sとすることができる。
【0028】図7及び図8に、他の具体例を示す。図7
は上記図5に対応する図であり、図8は上記図6に対応
する図である。この具体例では、λ1として583nm
を選択している点のみ、図5及び図6の具体例と異な
る。
【0029】図9及び図10に、他の具体例を示す。図
9は上記図5に対応する図であり、図10は上記図6に
対応する図である。この具体例では、λ3として648
nmを選択している点のみ、図5及び図6の具体例と異
なる。
【0030】図11及び図12に、他の具体例を示す。
図11は上記図5に対応する図であり、図12は上記図
6に対応する図である。この具体例では、λ1として5
83nmを選択し且つλ3として648nmを選択して
いる点のみ、図5及び図6の具体例と異なる。
【0031】図13及び図14に、他の具体例を示す。
図13は上記図5に対応する図であり、図14は上記図
6に対応する図である。この具体例では、λ2として6
28nmを選択している点のみ、図5及び図6の具体例
と異なる。
【0032】図15及び図16に、他の具体例を示す。
図15は上記図5に対応する図であり、図16は上記図
6に対応する図である。この具体例では、λ1として5
83nmを選択し且つλ2として628nmを選択して
いる点のみ、図5及び図6の具体例と異なる。
【0033】以上の各具体例において、判定基準値Sは
判定基準の所望の厳しさの程度に応じて適宜設定するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の血卵判別
法及び血卵判別装置によれば、578nm吸光度と62
3nm吸光度とを用いて得られる吸光度の血液要因、及
び643nm吸光度と623nm吸光度とを用いて得ら
れる吸光度の卵殻色素要因を個別に得て、式(1)によ
り卵殻色素要因の影響を除外した血卵度を算出し、その
大きさに応じて前記卵が血卵であるか否かを判別するの
で、卵殻による光吸収の影響を殆ど受けずに高速で効率
よく血卵判別を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による血卵判別法の実施される血卵判別
装置の一実施形態を示す模式的構成図である。
【図2】図1の装置における光源の具体例を示す模式図
である。
【図3】図1の装置における光検出器の具体例を示す模
式図である。
【図4】波長変化に対する卵内部血液の吸光度の変化
(X)及び波長変化に対する卵殻色素の吸光度の変化
(Y)を示すグラフである。
【図5】血卵判別の具体例における被測定卵の吸光度の
血液要因及び卵殻色素要因を示すグラフである。
【図6】血卵判別の具体例における被測定卵の血卵度を
示すグラフである。
【図7】血卵判別の具体例における被測定卵の吸光度の
血液要因及び卵殻色素要因を示すグラフである。
【図8】血卵判別の具体例における被測定卵の血卵度を
示すグラフである。
【図9】血卵判別の具体例における被測定卵の吸光度の
血液要因及び卵殻色素要因を示すグラフである。
【図10】血卵判別の具体例における被測定卵の血卵度
を示すグラフである。
【図11】血卵判別の具体例における被測定卵の吸光度
の血液要因及び卵殻色素要因を示すグラフである。
【図12】血卵判別の具体例における被測定卵の血卵度
を示すグラフである。
【図13】血卵判別の具体例における被測定卵の吸光度
の血液要因及び卵殻色素要因を示すグラフである。
【図14】血卵判別の具体例における被測定卵の血卵度
を示すグラフである。
【図15】血卵判別の具体例における被測定卵の吸光度
の血液要因及び卵殻色素要因を示すグラフである。
【図16】血卵判別の具体例における被測定卵の血卵度
を示すグラフである。
【符号の説明】
2 光源 4 光検出器 6 搬送手段 6a 被測定卵載置部 10 演算処理部 21 ランプ 22 絞り 23 モニター 24 ハーフミラー 25 モニター 26−1〜26−3 LED 27−1〜27−3 モニター 28−1,28−2 ミラー 29−1,29−2 ハーフミラー 31 回折格子 32−1〜32−3 受光部 E 被測定卵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA90 AB20 BA08 BA20 BB07 BB15 CA02 CB02 DA01 DA06 EA12 EB01 EB02 2G059 AA05 BB11 CC20 DD12 EE01 EE11 FF06 GG02 GG05 HH02 HH06 JJ02 JJ05 JJ13 JJ22 KK01 KK03 MM01 MM05 MM09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殻を有する卵の内部の血液を検知して該
    卵が血卵であるか否かを判別する方法であって、 前記卵による波長578nm近傍の光に対する吸光度
    (578nm吸光度とする)、波長623nm近傍の光
    に対する吸光度(623nm吸光度とする)及び波長6
    43nm近傍の光に対する吸光度(643nm吸光度と
    する)を測定し、C1及びC2を予め卵の種類ごとに設
    定された係数とする以下の式(1)に従って血卵度を算
    出し、 血卵度=C1・(578nm吸光度−623nm吸光度) +C2・(643nm吸光度−623nm吸光度)・・・(1) 該血卵度の大きさに応じて前記卵が血卵であるか否かを
    判別することを特徴とする血卵判別法。
  2. 【請求項2】 前記波長578nm近傍の光は波長57
    2〜584nmの範囲内の光であり、前記波長623n
    m近傍の光は波長617〜629nmの範囲内の光であ
    り、前記波長643nm近傍の光は波長637〜649
    nmの範囲内の光であることを特徴とする、請求項1に
    記載の血卵判別法。
  3. 【請求項3】 前記卵の種類は鶏卵であり、前記係数C
    1は0.4789±0.0500であり、前記C2は−
    0.8779±0.0900であることを特徴とする、
    請求項1〜2のいずれかに記載の血卵判別法。
  4. 【請求項4】 殻を有する卵の内部の血液を検知して該
    卵が血卵であるか否かを判別する装置であって、 波長578nm近傍の光、波長623nm近傍の光及び
    波長643nm近傍の光を発する光源と、 該光源から発せられ前記卵を透過した透過光を検出する
    光検出器と、 該光検出器から得られる前記3つの波長近傍の光に関す
    る透過光強度検出値に基づく演算を行うことで前記卵に
    よる波長578nm近傍の光に対する吸光度(578n
    m吸光度とする)、波長623nm近傍の光に対する吸
    光度(623nm吸光度とする)及び波長643nm近
    傍の光に対する吸光度(643nm吸光度とする)を算
    出し、C1及びC2を予め卵の種類ごとに設定された係
    数とする以下の式(1)に従って血卵度を算出し、 血卵度=C1・(578nm吸光度−623nm吸光度) +C2・(643nm吸光度−623nm吸光度)・・・(1) 該血卵度の大きさに応じて前記卵が血卵であるか否かを
    判別する演算処理部とを備えていることを特徴とする血
    卵判別装置。
  5. 【請求項5】 前記演算処理部は前記血卵度を予め定め
    られた基準値と比較することで前記卵が血卵であるか否
    かを判別するものであることを特徴とする、請求項4に
    記載の血卵判別装置。
  6. 【請求項6】 前記波長578nm近傍の光は波長57
    2〜584nmの範囲内の光であり、前記波長623n
    m近傍の光は波長617〜629nmの範囲内の光であ
    り、前記波長643nm近傍の光は波長637〜649
    nmの範囲内の光であることを特徴とする、請求項4〜
    5のいずれかに記載の血卵判別法。
  7. 【請求項7】 前記卵の種類は鶏卵であり、前記係数C
    1は0.4789±0.0500であり、前記C2は−
    0.8779±0.0900であることを特徴とする、
    請求項4〜6のいずれかに記載の血卵判別装置。
JP2000133650A 2000-05-02 2000-05-02 血卵判別法及び血卵判別装置 Pending JP2001318048A (ja)

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