JP2001316668A - コレステリック液晶ポリマー組成物 - Google Patents

コレステリック液晶ポリマー組成物

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JP2001316668A
JP2001316668A JP2000136967A JP2000136967A JP2001316668A JP 2001316668 A JP2001316668 A JP 2001316668A JP 2000136967 A JP2000136967 A JP 2000136967A JP 2000136967 A JP2000136967 A JP 2000136967A JP 2001316668 A JP2001316668 A JP 2001316668A
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group
crystal polymer
side chain
monomer unit
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JP2000136967A
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Sadahiro Nakanishi
貞裕 中西
Shusaku Nakano
秀作 中野
Shu Mochizuki
周 望月
Masahiro Yoshioka
昌宏 吉岡
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択反射波長帯域を制御しうるコレステリッ
ク液晶ポリマー組成物を提供すること。 【解決手段】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
含有するモノマーユニット (a)と非液晶性フラグメ
ント側鎖を含有するモノマーユニット(b)を含有して
なる側鎖型液晶ポリマー、およびキラル化合物を含有し
てなることを特徴とするコレステリック液晶ポリマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コレステリック液
晶ポリマー組成物に関する。本発明のコレステリック液
晶ポリマー組成物は、光学素子に好適な複屈折率を有
し、たとえば、視角補償板、コレステリック反射板等の
各種光学素子に用いられる。
【0002】
【従来の技術】液晶ポリマーにキラル化合物を配合して
なるコレステリック液晶ポリマー組成物は光学的異方性
を有することから、当該組成物を用いた配向フィルムか
らなる種々の光学フィルムが提案されており、当該光学
フィルムは輝度向上フィルムや反射型液晶ディスプレイ
用カラーフィルターなどの液晶ディスプレイ周辺材料へ
の適用が期待されている。
【0003】コレステリック液晶ポリマー組成物は、配
合するキラル化合物の割合を適宜に調整してものが用い
られる。すなわち、コレステリック液晶ポリマー組成物
は、キラル化合物に基づいてコレステリック液晶性を示
し、そのグランジャン配向の螺旋軸に対して平行に入射
する自然光の内、ある波長の光の約半分を右(又は左)
円偏光として反射し、残りの約半分を左(又は右)円偏
光として透過する選択反射特性を示すように配合比が適
宜に調整されたものを用いる。
【0004】前記コレステリック液晶ポリマー組成物の
選択反射特性を示す選択反射中心波長λは、λ=n・P
(nは平均屈折率,Pはらせんピッチ)で表される。ま
た、選択反射波長帯域幅Δλは、Δλ=Δn・Pで表さ
れる。したがって選択反射波長帯域幅ΔλはΔnによっ
て決まる。なお、反射波長帯域幅Δλは、式:Δλ=Δ
n×λ/nで決定される(式中、Δnは液晶ポリマーの
複屈折、λは反射の中心波長、nは液晶の平均屈折率で
ある。また反射円偏光の左右は、コレステリック相の螺
旋状態で決定され、螺旋の旋回方向と一致する)。
【0005】一般に液晶ポリマーのn:平均屈折率は変
動が小さいので、液晶ポリマー中のネマチック液晶モノ
マーユニットによって決まるΔn値によってコレステリ
ック液晶ポリマー組成物の反射波長帯域幅Δλが大きく
影響される。Δλは大きければ広帯域をカバーできるこ
とになり、Δλが小さければ色純度の良いコレステリッ
ク反射板が得られることになる。
【0006】しかし、前記コレステリック液晶ポリマー
組成物の複屈折(Δn)の程度は、液晶ポリマーに固有
な値をとるため、液晶ポリマーの選択反射波長帯域幅を
変化させるには液晶ポリマーの素材そのものを変えて各
々の液晶ポリマーの選択反射波長帯域幅を確認しなけれ
ばならなかった。すなわち、光学素子について、任意の
波長(λ)での反射波長帯域幅を変化させるには液晶ポ
リマーの素材そのものを変えて反射波長帯域幅を制御し
なければならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、選択反射波長帯域を制御しうるコレステリック液晶
ポリマー組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、コレステリック液
晶ポリマー組成物を構成する液晶ポリマーとして、以下
に示す側鎖型液晶ポリマーを用いることにより、上記目
的を達成しうることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0009】すなわち、本発明は、液晶性の正の複屈折
フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット(a)お
よび非液晶性フラグメント側鎖を含有するモノマーユニ
ット(b)を含有してなる側鎖型液晶ポリマー、ならび
にキラル化合物を含有してなることを特徴とするコレス
テリック液晶ポリマー組成物、に関する。
【0010】また、本発明は、液晶性の正の複屈折フラ
グメント側鎖を含有するモノマーユニット(a)および
負の複屈折フラグメント側鎖を含有するモノマーユニッ
ト(c)を含有してなる側鎖型液晶ポリマー、ならびに
キラル化合物を含有してなることを特徴とするコレステ
リック液晶ポリマー組成物、に関する。
【0011】また、本発明は、液晶性の正の複屈折フラ
グメント側鎖を含有するモノマーユニット(a)および
非液晶性芳香環フラグメント側鎖を含有するモノマーユ
ニット(d)を含有してなる側鎖型液晶ポリマー、なら
びにキラル化合物を含有してなることを特徴とするコレ
ステリック液晶ポリマー組成物、に関する。
【0012】また、本発明は、液晶性の正の複屈折フラ
グメント側鎖を含有するモノマーユニット(a)および
前記モノマーユニット(a)のフラグメント側鎖より小
さい正の複屈折フラグメント側鎖を含有するモノマーユ
ニット(e)を含有してなる側鎖型液晶ポリマー、なら
びにキラル化合物を含有してなることを特徴とするコレ
ステリック液晶ポリマー組成物、に関する。
【0013】本発明のコレステリック液晶ポリマー組成
物は、側鎖型液晶ポリマーとして、ネマチック液晶性を
示すモノマーユニット(a)以外に、非液晶性フラグメ
ント側鎖を含有するモノマーユニット(b)、負の複屈
折フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット
(c)、非液晶性芳香環フラグメント側鎖を含有するモ
ノマーユニット(d)、または前記モノマーユニット
(a)のフラグメント側鎖より小さい正の複屈折フラグ
メント側鎖を含有するモノマーユニット(e)を有して
いるため、当該モノマーユニット(b)、(c)、
(d)または(e)の割合(共重合比)を適宜に調整す
ることにより、モノマーユニット(a)のみからなる側
鎖型コレステリック液晶ポリマーよりも複屈折特性を小
さくすることができ、またコレステリック液晶性を発現
させるキラル化合物を含有しているため、反射波長特性
を所望の値に制御したコレステリック液晶ポリマー組成
物が得られる。こうした液晶ポリマー組成物の複屈折制
御により、好適な波長帯域特性を有する光学素子の作製
が可能となる。
【0014】前記液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖
を含有するモノマーユニット(a)における、当該フラ
グメント側鎖は、アルコキシ基、シアノ基、フルオロ基
およびアルキル基から選ばれるいずれか少なくとも一つ
の置換基を、当該フラグメント側鎖の分子長軸に対して
平行な方向に(対象に)含むことが好ましい。このよう
な置換基を有するフラグメント側鎖を有するモノマーユ
ニットは良好な複屈折特性を示す。
【0015】前記モノマーユニット(a)としては、た
とえば、一般式(a):
【化10】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基、a は1〜6の
正の整数、X1 は−CO 2 −基または−OCO−基、R
2 は炭素数1〜6のアルコキシ基、シアノ基、フルオロ
基または炭素数1〜6のアルキル基を、bおよびcはそ
れぞれ1または2の整数を示す。)で表されるモノマー
ユニットがあげられる。かかる一般式(a)で表される
モノマーユニットが複屈折特性において好ましい。
【0016】前記非液晶性フラグメント側鎖を含有する
モノマーユニット(b)における、当該フラグメント側
鎖は、アルキル基、フルオロアルキル基およびアルコキ
シ基から選ばれるいずれか少なくとも一つの置換基を有
することが好ましい。このような置換基を有するフラグ
メント側鎖を有するモノマーユニットにより、複屈折の
制御が可能である。
【0017】前記モノマーユニット(b)としては、た
とえば、一般式(b):
【化11】 (式中、R3 は水素原子またはメチル基を、R4 は炭素
鎖1〜22のアルキル基、炭素鎖1〜22のフルオロア
ルキル基、または一般式(p):
【化12】 (式中、dは1〜6の正の整数を、R5 は炭素数1〜6
のアルキル基を示す。)で表される置換基を示す。)で
表されるモノマーユニットがあげられる。かかるモノマ
ーユニットは、複屈折の制御において好ましい。
【0018】また、前記負の複屈折フラグメント側鎖を
含有するモノマーユニット(c)における、当該フラグ
メント側鎖は、アルコキシ基、シアノ基、フルオロ基、
アルキル基およびピリダジン基から選ばれるいずれか少
なくとも一つの置換基を、当該フラグメント側鎖の分子
長軸に対して非対称に(反平行な方向に)含むことが好
ましい。このような置換基を有するフラグメント側鎖を
有するモノマーユニットにより、複屈折の制御が可能で
ある。
【0019】前記モノマーユニット(c)としては、た
とえば、一般式(c):
【化13】 (式中、R6 は水素原子またはメチル基、eは1〜6の
正の整数を、X2 は−CO2 −基または−OCO基−
を、fは1または2の正の整数を、R7 は一般式
(q):
【化14】 (式中、R8 、R9 、R10はそれぞれ独立して水素原
子、シアノ基、フルオロ基、炭素数1〜6のアルコキシ
基または炭素数1〜6のアルキル基を示す。ただし、R
8 、R9 の少なくとも1つはシアノ基、フルオロ基、炭
素数1〜6のアルコキシ基または炭素数1〜6のアルキ
ル基である。)で表される置換基を示す。)で表される
モノマーユニットがあげられる。かかるモノマーユニッ
トは、複屈折の制御において好ましい。
【0020】また前記非液晶性芳香環フラグメント側鎖
を含有するモノマーユニット(d)としては、たとえ
ば、一般式(d):
【化15】 (式中、R11は水素原子またはメチル基を、X3 は−C
2 −基、−OCO−基、エーテル基または単結合を、
12は一般式(r):
【化16】 で表される置換基を示す)で表されるモノマーユニット
があげられる。かかるモノマーユニットは、複屈折の制
御において好ましい。
【0021】また、前記正の複屈折フラグメント側鎖を
含有するモノマーユニット(e)における、当該フラグ
メント側鎖としては、アルコキシ基、シアノ基、フルオ
ロ基およびアルキル基から選ばれるいずれか少なくとも
一つの置換基を含むことが好ましい。このような置換基
を有するフラグメント側鎖を有するモノマーユニットに
より、複屈折の制御が可能である。
【0022】前記モノマーユニット(e)としては、た
とえば、一般式(e):
【化17】 (式中、R13は水素原子またはメチル基を、gは1〜6
の正の整数を、hは1または2の正の整数を、X4 は−
CO2 −基または−OCO−基を、R14は一般式
(s):
【化18】 (式中、R15はシアノ基、フルオロ基、炭素数1〜6の
アルコキシ基または炭素数1〜6のアルキル基を示
す。)で表される置換基を示す。)で表されるモノマー
ユニットがあげられる。かかるモノマーユニットは、複
屈折の制御において好ましい。
【0023】また、モノマーユニット(a)と、モノマ
ーユニット(b)、(c)、(d)または(e)の割合
は、特に制限されるものではなく、モノマーユニットの
種類,目的とする光学特性によっても異なるが、モノマ
ーユニット(b)等の割合が多くなると側鎖型液晶ポリ
マーが液晶モノドメイン配向性を示さなくなるため、た
とえば、(b)/{(a)+(b)}=0.01〜0.
8(モル基準)とするのが好ましい。なお、モノマーユ
ニット(c)、(d)または(e)についても、モノマ
ーユニット(b)と同様に前記式の範囲とするのが好ま
しい。かかる範囲内でモノマーユニット(b)等の割合
を適宜に変更して、側鎖型液晶ポリマーの複屈折率特性
を制御する。
【0024】なお、前記モノマーユニット(b)、
(c)、(d)、(e)は、前記共重合割合範囲内で2
種以上を使用することもできる。
【0025】また、側鎖型コレステリック液晶ポリマー
の重量平均分子量は、2千〜10万であるのが好まし
い。重量平均分子量をかかる範囲に調整することにより
液晶ポリマーとしての性能を発揮する。側鎖型コレステ
リック液晶ポリマーの分子量が、過少では非流動層とし
ての成膜性に乏しくなる傾向があるため、重量平均分子
量は2.5千以上とするのが好ましい。一方、重量平均
分子量が過多では液晶としての配向性、特にラビング配
向膜等を介したモノドメイン化に乏しくなって均一な配
向状態を形成しにくくなる傾向があるため、重量平均分
子量は5万以下とするのが好ましい。
【0026】コレステリック液晶ポリマー組成物に配合
されるキラル化合物は光学活性基を有するものであれば
特に制限されないが、コレステリック液晶性を示し、そ
のグランジャン配向の螺旋軸に対して平行に入射する自
然光の内、ある波長の光の約半分を右(又は左)円偏光
として反射し、残りの約半分を左(又は右)円偏光とし
て透過する特性を示す適宜なものを用いうる。なお前記
の波長λは、式:λ=n・pで決定される (式中、n
は液晶の平均屈折率、pはコレステリック相の螺旋ピッ
チである)。また反射円偏光の左右は、コレステリック
相の螺旋状態で決定され、螺旋の旋回方向と一致する。
【0027】このようなキラル化合物としては、一つ以
上の反応性基を有しているものを用いるのが好ましい。
反応性基は2つ以上有するものがより好ましい。反応性
基としては、例えば,アクリロイル基,メタクリロイル
基,アジド基,エポキシ基などがあげられる。反応性基
を有するキラル化合物をコレステリック液晶ポリマー組
成物に配合することにより活性エネルギー線による硬化
が可能になり、液晶ポリマー組成物の展開膜の耐熱性を
向上させることができる。
【0028】また、本発明のコレステリック液晶ポリマ
ー組成物は、通常、モノドメイン配向性を有するもので
あり、 任意の複屈折のものが得られることから、コレ
ステリック液晶ポリマー組成物の光学異方性を利用した
各種の光学材料の高性能化が可能となる。
【0029】さらに、本発明は、前記コレステリック液
晶ポリマー組成物からなる光学素子に関する。さらに、
本発明は、前記光学素子を用いた液晶ディスプレイに関
する。本発明のコレステリック液晶ポリマー組成物は、
光学素子として有用で、液晶ディスプレイに用いられ
る。
【0030】
【発明の実施形態】本発明のコレステリック液晶ポリマ
ー組成物を構成する側鎖型液晶ポリマーは、前記モノマ
ーユニットに対応するアクリル系モノマーまたはメタク
リル系モノマーを共重合することにより調製できる。な
お、前記の一般式(a)、一般式(c)、一般式(e)
で表されるモノマーユニットに対応するモノマーは、適
宜な方法で合成することができる。また、一般式
(b)、一般式(d)で表されるモノマーユニットに対
応するモノマーは、市販品から入手可能である。
【0031】一般式(a)で表されるモノマーユニット
に対応するモノマーの一例として、たとえば、式(a
1)で表されるアクリル系モノマーの合成例を下記化1
9に示す。
【0032】
【化19】 すなわち、化19に示したごとく、まずエチレンクロロ
ヒドリンと4−ヒドロキシ安息香酸を、ヨウ化カリウム
を触媒としてアルカリ水溶液中で加熱還流させてヒドロ
キシカルボン酸を得た後、それをアクリル酸と脱水反応
させてアクリレート化し、そのアクリレート化物と4−
シアノ−4´−ヒドロキシビフェニルを、DCC(ジシ
クロヘキシルカルボジイミド)とDMAP(ジメチルア
ミノピリジン)の存在下にエステル化することにより目
的物の(a1)を得ることができる。
【0033】また、一般式(c)で表されるモノマーユ
ニットに対応するモノマーの一例として、たとえば、式
(c1)で表されるアクリル系モノマーの合成例を下記
化20に示す。
【0034】
【化20】 すなわち、化20に示したごとく、p−トルエンスルホ
ン酸n−ブチルエステルと2,3−ジシアノヒドロキノ
ンを、水酸化ナトリウム水溶液中で反応させてエーテル
化し、そのエーテル化物と4−(2−プロペノイルオキ
シエトキシ)安息香酸とDCCとDMAPの存在下でエ
ステル化することにより目的物の(c1)を得ることが
できる。
【0035】また、一般式(e)で表されるモノマーユ
ニットに対応するモノマーの一例として、たとえば、式
(e1)で表されるアクリル系モノマーの合成例を下記
化21に示す。
【0036】
【化21】 すなわち、化21に示したごとく、4−(2−プロペノ
イルオキシエトキシ)安息香酸とp−メトキシフェノー
ルをDCCとDMAPの存在下にエステル化することに
より目的物の(e1)を得ることができる。
【0037】上記同様に、前記例示以外の、一般式
(a)、一般式(c)、一般式(e)で表されるモノマ
ー単位を形成しうる他のアクリル系モノマーまたはメタ
クリル系モノマーも、目的の導入基を有する適宜な原料
を用いて上記に準じて合成することができる。
【0038】共重合体の調製は、例えばラジカル重合方
式、カチオン重合方式、アニオン重合方式などの通例の
アクリル系モノマーの重合方式に準じて行うことができ
る。なお、ラジカル重合方式を適用する場合、各種の重
合開始剤を用いうるが、そのうちアゾビスイソブチロニ
トリルや過酸化ベンゾイルなどの分解温度が高くもな
く、かつ低くもない中間的温度で分解するものが好まし
く用いられる。
【0039】キラル化合物のなかの反応性基を有するも
のの具体例としては、たとえば、下記化22、
【化22】 に例示されるものがあげられる。
【0040】また、反応性基を有しないキラル化合物の
具体例としては、たとえば、下記化23、
【化23】 に例示されるものがあげられる。
【0041】コレステリック液晶ポリマー組成物は、配
合されるキラル化合物の配合量によりコレステリック液
晶のピッチが変化し、反射波長は当該ピッチで決定され
ることにより、前記含有率の制御で反射波長に基づく色
を調節することができる。キラル化合物の配合量が高い
ほどピッチが小さくなり、反射光が短波長側にシフトす
る。一方、キラル化合物を多量に添加するとコレステリ
ック液晶ポリマー組成物の液晶性に乏しくなり配向性を
低下させるおそれがあるため、キラル化合物の配合量は
コレステリック液晶ポリマー組成物のなかの30重量%
以下とするのが好ましい。さらには10重量%以下とす
るのがより好ましい。また、キラル化合物の配合量が過
少ではコレステリック液晶に乏しくなる傾向にあるた
め、キラル化合物の配合量はコレステリック液晶ポリマ
ー組成物のなかの0.1重量%以上とするのが好まし
い。さらには1重量%以上とするのがより好ましい。
【0042】コレステリック液晶ポリマー組成物は、従
来の配向処理に準じた方法で、グランジャン配向の非流
動層の形成する。ちなみに、その例としては、基板上に
ポリイミドやポリビニルアルコール等からなる配向膜を
形成して、それをレーヨン布等でラビング処理した後、
その上に液晶ポリマーを展開してガラス転移温度以上、
等方相転移温度未満に加熱し、液晶ポリマー分子がグラ
ンジャン配向した状態でガラス転移温度未満に冷却して
ガラス状態とし、当該配向が固定化された固化層を形成
する方法等が挙げられる。さらに、液晶ポリマー組成物
の配向方法として上記ラビングの代わりに延伸フィルム
を配向膜として用いる方法、シンナメートやアゾベンゼ
ンなど光架橋性基を有するポリマーあるいはポリイミド
に偏光紫外線を照射して配向膜とする方法、磁場、電場
配向、ずり応力操作、あるいは、延伸による配向操作が
用いられうる。
【0043】前記の基板としては、例えばトリアセチル
セルロースやポリビニルアルコール、ポリイミドやポリ
アリレート、ポリエステルやポリカーボネート、ポリス
ルホンやポリエーテルスルホン、エポキシ系樹脂の如き
プラスチックからなるフィルム、あるいはガラス板など
の適宜なものを用いうる。基板上に形成した液晶ポリマ
ーの非流動層は、基板との一体物としてそのまま光学素
子の形成に用いることができ、基板より剥離してフィル
ムなどからなる光学素子の形成に用いることもできる。
【0044】液晶ポリマーの展開は、加熱溶融方式によ
ってもよいし、溶剤による溶液として展開することもで
きる。その溶剤としては、例えば塩化メチレンやシクロ
ヘキサノン、トリクロロエチレンやテトラクロロエタ
ン、N−メチルピロリドンやテトラヒドロフランなどの
適宜なものを用いうる。展開は、バーコーターやスピナ
ー、ロールコーターなどの適宜な塗工機にて行うことが
できる。
【0045】キラル化合物として反応性基を有するもの
を使用した場合には、反応性基を反応させるために、反
応性基の種類の応じて最適な方法が選択される。例え
ば,反応性基がアクリロイル基またはメタクリロイル基
の場合には、光開始剤を添加して紫外線または電子線等
の活性エネルギー光線を照射することで反応させること
ができる。反応性基がアジド基の場合、紫外線、電子線
等の活性エネルギー光線を照射することで反応させるこ
とができる。反応性基がエポキシ基の場合は,加熱によ
り、または光酸発生剤の添加により紫外線もしくは電子
線等の活性エネルギー光線を照射することで反応させる
ことができる。
【0046】形成する液晶ポリマー組成物の非流動層の
厚さは、0.5〜20μmが好ましい。厚さが薄すぎる
と選択反射特性( 色特性) を示しにくくなるため、1μ
m以上が好ましい。厚さが厚すぎると均一配向性に劣っ
て選択反射特性を示さない場合があり、また配向処理に
長時間を要することなどより10μm以下とするのが好
ましい。なお、光学素子の形成に際しては、当該液晶ポ
リマー以外のポリマーや安定剤、可塑剤などの無機や有
機、あるいは金属類などからなる種々の添加剤を必要に
応じて配合することができる。
【0047】前記液晶ポリマー組成物から得られる光学
素子としては、視角補償板、ねじれ位相差板、カラー反
射板などが挙げられる。視角補償板は、選択反射波長を
紫外域あるいは赤外域とすることで得られる。ねじれ位
相差板は、キラル化合物の配合量を調節することで,液
晶ポリマー層の厚み方向に90°〜300°程度ねじれ
ているものである。また,カラー反射板は、液晶ポリマ
ー組成物の選択反射波長を可視領域に設定して面内に
赤,青,緑の3色を形成して反射型液晶ディスプレイの
反射板に使用するものである。いずれの応用について
も,複屈折の制御がその光学特性に大きく影響する。こ
のように複屈折を制御した液晶ポリマー組成物から得ら
れる光学素子は、液晶ディスプレイの表示品位向上に役
立つ。
【0048】
【実施例】以下に実施例、比較例をあげて本発明を説明
する。
【0049】なお、各例において、液晶ポリマーの製造
に用いたモノマーは、下記化24、
【化24】 に示すものを用いた。
【0050】実施例1 モノマー(a1)が70モル%およびモノマー(b1)
が30モル%の割合で前記モノマーを共重合して共重合
体を製造した。
【0051】なお、共重合体の製造は、常法に従って、
前記モノマーとメチルアセトアミド(DMAc)/テト
ラヒドロフラン(THF)=4/1(重量比)の混合溶
媒を三つ口フラスコに用意し、窒素気流下で加熱攪拌し
てモノマーを完全に溶解し、そこへ少量の混合溶媒に溶
解したアゾビスイソブチロニトリルを滴下した。6時間
還流した後、加熱を止め反応液を室温に戻し、反応溶液
の5倍量のメタノール中へ滴下してポリマーを再沈殿さ
せた。ポリマーをろ別し、メタノール/THF=3/2
(重量比)の混合溶媒で洗浄した後、ろ別乾燥して液晶
ポリマー(共重合体)を得た。 得られた共重合体は、
重量平均分子量が8000、ガラス転移温度が80℃、
等方相転移温度が240℃のネマチック液晶ポリマーで
あった。
【0052】得られた共重合体93重量部と下記化25
で表されるキラル化合物7重量部を混合して、
【化25】 コレステリック液晶ポリマー組成物を調製した。
【0053】ガラス基板上にポリビニルアルコール(日
本合成化学製,商品名NH−188)5重量%水溶液を
2000rpm、20秒の条件でスピンコートし、15
0℃で30分加熱した後、ラビングして配向膜とした処
理面に、前記コレステリック液晶ポリマー組成物のシク
ロヘキサノン溶液(26重量%)をスピンコーターにて
塗工し、乾燥後、160℃で5分間加熱配向処理して室
温にて放冷し、厚さが2.0μmで反射光の中心波長が
530nmのコレステリック液晶ポリマー組成物からな
るコレステリック配向物を得た。なお、本例においては
加熱配向処理後に紫外線照射を行った。
【0054】実施例2 実施例1において、モノマー(b1)の代わりにモノマ
ー(c1)を用いた以外は実施例1と同様にして共重合
体を製造した。得られた共重合体は、重量平均分子量が
8000、ガラス転移温度が84℃、等方相転移温度が
250℃のネマチック液晶ポリマーであった。また、当
該共重合体に対して、前記化25で表されるキラル化合
物の代わりに、下記化26で表されるキラル化合物を混
合した以外は実施例1と同様にしてコレステリック液晶
ポリマー組成物を調製した。
【0055】
【化26】 また実施例1と同様に配向処理を行い、厚さが2.0μ
mで反射光の中心波長が530nmのコレステリック液
晶ポリマー組成物からなるコレステリック配向物を得
た。なお、本例においては加熱配向処理後に紫外線照射
を行っていない。
【0056】実施例3 実施例1において、モノマー(b1)の代わりにモノマ
ー(d1)を用いた以外は実施例1と同様にして共重合
体を製造した。得られた共重合体は、重量平均分子量が
8000、ガラス転移温度が84℃、等方相転移温度が
252℃のネマチック液晶ポリマーであった。また、当
該共重合体に対して、前記化25で表されるキラル化合
物の代わりに、下記化27で表されるキラル化合物を用
いたこと、さらに光開始剤(商品名イルガキュア90
7, チバスペシャリティケミカルズ社製, キラル化合物
に対して3重量%)を混合したこと以外は実施例1と同
様にしてコレステリック液晶ポリマー組成物を調製し
た。
【0057】
【化27】 また実施例1と同様に配向処理を行い、厚さが2.0μ
mで反射光の中心波長が530nmのコレステリック液
晶ポリマー組成物からなるコレステリック配向物を得
た。なお、本例においては加熱配向処理後に紫外線照射
を行った。
【0058】実施例4 実施例1において、モノマー(b1)の代わりにモノマ
ー(e1)を用いた以外は実施例1と同様にして共重合
体を製造した。得られた共重合体は、重量平均分子量が
8000、ガラス転移温度が86℃、等方相転移温度が
245℃のネマチック液晶ポリマーであった。また、当
該共重合体に対して、前記化25で表されるキラル化合
物の代わりに、下記化28で表されるキラル化合物を用
いたこと、さらに光開始剤(商品名イルガキュア90
7, チバスペシャリティケミカルズ社製, キラル化合物
に対して3重量%)を混合したこと以外は実施例1と同
様にしてコレステリック液晶ポリマー組成物を調製し
た。
【0059】
【化28】 また実施例1と同様に配向処理を行い、厚さが2.0μ
mで反射光の中心波長が530nmのコレステリック液
晶ポリマー組成物からなるコレステリック配向物を得
た。なお、本例においては加熱配向処理後に紫外線照射
を行った。
【0060】比較例1 実施例1において、モノマー(b1)を用いなかったこ
と外は実施例1と同様にしてモノマー(a1)のホモポ
リマーを製造した。得られた共重合体は、重量平均分子
量が7000、ガラス転移温度が83℃、等方相転移温
度が300℃のネマチック液晶ポリマーであった。ま
た、当該ホモポリマーに対して、実施例1と同様に前記
化25で表されるキラル化合物を混合してコレステリッ
ク液晶ポリマー組成物を調製した。
【0061】また実施例1と同様に配向処理を行い、厚
さが2.0μmで反射光の中心波長が530nmのコレ
ステリック液晶ポリマー組成物からなるコレステリック
配向物を得た。なお、本例においては加熱配向処理後に
紫外線照射を行った。
【0062】[選択反射スペクトル測定]得られたコレ
ステリック液晶ポリマー組成物の配向物の透過スペクト
ルはMCPD-3000 (大塚電子( 株) 製)にて測定した。選
択反射波長の半値幅を比較した結果を表1に示す。
【0063】
【表1】 表1から、ネマチック性の液晶モノマー(a1)以外
に、モノマー(b1)、(c1)、(d1)または(e
1)を共重合成分として含む液晶ポリマーを用いたコレ
ステリック液晶ポリマー組成物に係わるコレステリック
配向物は、モノマー(b1)等を含んでいないものより
も選択反射半値幅が小さく、選択反射波長帯域幅を狭く
制御できることが認められる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/14 C08L 33/14 33/16 33/16 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 (72)発明者 望月 周 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 吉岡 昌宏 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4H027 BA02 BA13 BD07 BD21 BE05 4J002 BG071 BG081 EH126 EL076 EQ036 ER006 ET006 GP00 4J100 AG08Q AL03Q AL04Q AL05Q AL08P AL08Q BA02P BA02Q BA04P BA04Q BA05P BA05Q BA06P BA06Q BA08Q BA16P BA16Q BA40P BA40Q BB07P BB07Q BB18Q BC04Q BC43P BC43Q BC44P BC49Q BC73Q CA04 CA05 JA32 JA39

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
    含有するモノマーユニット(a)および非液晶性フラグ
    メント側鎖を含有するモノマーユニット(b)を含有し
    てなる側鎖型液晶ポリマー、ならびにキラル化合物を含
    有してなることを特徴とするコレステリック液晶ポリマ
    ー組成物。
  2. 【請求項2】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
    含有するモノマーユニット(a)および負の複屈折フラ
    グメント側鎖を含有するモノマーユニット(c)を含有
    してなる側鎖型液晶ポリマー、ならびにキラル化合物を
    含有してなることを特徴とするコレステリック液晶ポリ
    マー組成物。
  3. 【請求項3】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
    含有するモノマーユニット(a)および非液晶性芳香環
    フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット(d)を
    含有してなる側鎖型液晶ポリマー、ならびにキラル化合
    物を含有してなることを特徴とするコレステリック液晶
    ポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
    含有するモノマーユニット(a)および前記モノマーユ
    ニット(a)のフラグメント側鎖より小さい正の複屈折
    フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット(e)を
    含有してなる側鎖型液晶ポリマー、ならびにキラル化合
    物を含有してなることを特徴とするコレステリック液晶
    ポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
    含有するモノマーユニット(a)における、当該フラグ
    メント側鎖が、アルコキシ基、シアノ基、フルオロ基お
    よびアルキル基から選ばれるいずれか少なくとも一つの
    置換基を、当該フラグメント側鎖の分子長軸に対して平
    行な方向に含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のコレステリック液晶ポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 液晶性の正の複屈折フラグメント側鎖を
    含有するモノマーユニット(a)が、一般式(a): 【化1】 (式中、R1 は水素原子またはメチル基、a は1〜6の
    正の整数、X1 は−CO 2 −基または−OCO−基、R
    2 は炭素数1〜6のアルコキシ基、シアノ基、フルオロ
    基または炭素数1〜6のアルキル基を、bおよびcはそ
    れぞれ1または2の整数を示す。)で表されるモノマー
    ユニットである請求項1〜5のいずれかに記載のコレス
    テリック液晶ポリマー組成物。
  7. 【請求項7】 非液晶性フラグメント側鎖を含有するモ
    ノマーユニット(b)における、当該フラグメント側鎖
    が、アルキル基、フルオロアルキル基およびアルコキシ
    基から選ばれるいずれか少なくとも一つの置換基を含む
    ことを特徴とする請求項1、5または6記載のコレステ
    リック液晶ポリマー組成物。
  8. 【請求項8】 非液晶性フラグメント側鎖を含有するモ
    ノマーユニット(b)が、一般式(b): 【化2】 (式中、R3 は水素原子またはメチル基を、R4 は炭素
    鎖1〜22のアルキル基、炭素鎖1〜22のフルオロア
    ルキル基、または一般式(p): 【化3】 (式中、dは1〜6の正の整数を、R5 は炭素数1〜6
    のアルキル基を示す。)で表される置換基を示す。)で
    表されるモノマーユニットである請求項1、 5、6ま
    たは7記載のコレステリック液晶ポリマー組成物。
  9. 【請求項9】 負の複屈折フラグメント側鎖を含有する
    モノマーユニット(c)における、当該フラグメント側
    鎖が、アルコキシ基、シアノ基、フルオロ基、アルキル
    基およびピリダジン基から選ばれるいずれか少なくとも
    一つの置換基を、当該フラグメント側鎖の分子長軸に対
    して非対称に含むことを特徴とする請求項2、5または
    6記載の側鎖型コレステリック液晶ポリマー。
  10. 【請求項10】 負の複屈折フラグメント側鎖を含有す
    るモノマーユニット(c)が、一般式(c): 【化4】 (式中、R6 は水素原子またはメチル基、eは1〜6の
    正の整数を、X2 は−CO2 −基または−OCO基−
    を、fは1または2の正の整数を、R7 は一般式
    (q): 【化5】 (式中、R8 、R9 、R10はそれぞれ独立して水素原
    子、シアノ基、フルオロ基、炭素数1〜6のアルコキシ
    基または炭素数1〜6のアルキル基を示す。ただし、R
    8 、R9 の少なくとも1つはシアノ基、フルオロ基、炭
    素数1〜6のアルコキシ基または炭素数1〜6のアルキ
    ル基である。)で表される置換基を示す。)で表される
    モノマーユニットである請求項2、5、6または9に記
    載のコレステリック液晶ポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 非液晶性芳香環フラグメント側鎖を含
    有するモノマーユニット(d)が、一般式(d): 【化6】 (式中、R11は水素原子またはメチル基を、X3 は−C
    2 −基、−OCO−基、エーテル基または単結合を、
    12は一般式(r): 【化7】 で表される置換基を示す。)で表されるモノマーユニッ
    トである請求項3、5または6記載のコレステリック液
    晶ポリマー組成物。
  12. 【請求項12】 モノマーユニット( a) より小さな正
    の複屈折フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット
    (e)における、当該フラグメント側鎖が、アルコキシ
    基、シアノ基、フルオロ基およびアルキル基から選ばれ
    るいずれか少なくとも一つの置換基を含むことを特徴と
    する請求項4、5または6記載のコレステリック液晶ポ
    リマー組成物。
  13. 【請求項13】 モノマーユニット( a) より小さな正
    の複屈折フラグメント側鎖を含有するモノマーユニット
    (e)が、一般式(e): 【化8】 (式中、R13は水素原子またはメチル基を、gは1〜6
    の正の整数を、hは1または2の正の整数を、X4 は−
    CO2 −基または−OCO−基を、R14は一般式
    (s): 【化9】 (式中、R15はシアノ基、フルオロ基、炭素数1〜6の
    アルコキシ基または炭素数1〜6のアルキル基を示
    す。)で表される置換基を示す。)で表されるモノマー
    ユニットである請求項4、5、6または12に記載のコ
    レステリック液晶ポリマー組成物。
  14. 【請求項14】 側鎖型液晶ポリマーの重量平均分子量
    が、2千〜10万である請求項1〜13のいずれかに記
    載のコレステリック液晶ポリマー組成物。
  15. 【請求項15】 キラル化合物が、反応性基を有する化
    合物である請求項1〜14のいずれかに記載のコレステ
    リック液晶ポリマー組成物。
  16. 【請求項16】 モノドメイン配向性を有する請求項1
    〜15のいずれかに記載のコレステリック液晶ポリマー
    組成物。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載のコ
    レステリック液晶ポリマー組成物からなる光学素子。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の光学素子を用いた液
    晶ディスプレイ。
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