JP2001314103A - 牽引型均平作業機 - Google Patents

牽引型均平作業機

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JP2001314103A JP2001057930A JP2001057930A JP2001314103A JP 2001314103 A JP2001314103 A JP 2001314103A JP 2001057930 A JP2001057930 A JP 2001057930A JP 2001057930 A JP2001057930 A JP 2001057930A JP 2001314103 A JP2001314103 A JP 2001314103A
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下村  剛
Eiichi Tenkai
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Sugano Farm Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所望の平面に圃場表面を形成することがで
き、移動用の車輪を装備したり運搬用トラックを用意す
る必要もない牽引型の均平作業機の提供。 【解決手段】 トラクタに対して牽引杆により牽引さ
れ、少なくとも均平板と、タインを列状にを備え、タイ
ン列の後方には均平板などに一端部が取り付けられた支
持ア−ムを介して取り付けられたゲ−ジホィ−ルがあ
り、このゲ−ジホィ−ルの接地点を支点として均平板を
昇降させる均平制御シリンダユニットの一端部が作業機
のフレ−ム側に、他端部がゲ−ジホィ−ルの支持ア−ム
側に取り付けられいて、作業機フレ−ムの均平板の下端
縁の上部位置にポ−ルを介して取り付けられたレ−ザ光
の受光部があり、発光部からの信号により描かれる基準
平面にレ−ザ光の受光部が存在するように均平制御シリ
ンダユニットの伸縮によってゲ−ジホィ−ルを支点とし
て均平板を昇降させながら均平作業を行う制御機構を搭
載した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は牽引型均平作業機に
関し、さらに詳しくは、レ−ザ光を用いて描く基準平面
に対して平行な平面仕上げを可能にした大規模圃場に適
した牽引型均平作業機に関し、さらには、トラクタに直
装することもできる牽引型均平作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、世界的な農産物の市場開放の潮流
に対抗するために国内の営農規模の拡大を推進する政策
が採用されているところであって、それにより実現した
大規模圃場において均平作業を施す場合には、作業の能
率化、特に水田にあっては精確な平面を形成する点を考
慮しなければならない。一般的な圃場の均平作業に用い
られる作業機、いわゆる、均平作業機は直装型による装
着形式が多く採用されており、これによれば比較的小馬
力のトラクタによる作業に適しているのであるが、能率
化を考慮した作業を行おうとすれば大型のトラクタを用
いて大型の均平作業機による均平作業が必要になる。従
来多く行われている均平作業では、圃場の規模がさほど
大きくないことから3点ヒッチにより装着されたいわゆ
る直装形式の均平作業機を用いた作業が行われている関
係上、均平作業を行う作業規模にもおのずと制限があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】直装形式によりトラク
タに均平作業機を装着した場合、均平作業機の能力に限
界があること前述の通りであって、能率的に大規模圃場
に対して均平作業を行うには困難な点が多々あった。営
農的にみて有利な大根規模圃場を均平にするには、しか
もこれを能率的に行うには、作業能力にすぐれた大型の
トラクタを用いて、これに作業能力にすぐれた作業機を
装着して作業を行う必要がある。作業能力に優れた作業
機では当然のことながら、作業幅が大きく作業抵抗が大
きいが、圃場内での作業移動距離を少なくすることがで
き、能率的に作業を全うすることができる。しかし、大
型の均平作業機を用いるには牽引形式により均平作業機
をトラクタに装着する必要があり、この場合には直装形
式のように作業機の均平板を精確に上下昇降制御するこ
とができず、圃場全面を精確に均平にすることができな
い。したがって、大規模圃場において能率的に、かつ精
確に均平作業を行うことができない難点があった。ま
た、牽引型均平作業機においては、作業機には作業能力
が大きいことから重宝されるのであるが、一旦作業が終
了して作業機を移動させる場合には、移動用の車輪を装
備しておくか、あるいは、搬送用に別途トラック車両を
用意するかの対策が必要になってくる。そこで、本発明
は牽引形式による均平作業機により、大規模圃場に対し
ても能率的で、精確な均平作業を行い得るようにして、
所望の平面に圃場表面を形成することができる均平作業
機を提供することを目的とするものである。また、移動
時のために移動用の車輪を装備する必要もなく、また、
運搬を目的としたトラック車両を用意する必要もない牽
引型の均平作業機を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、トラクタに対して牽引杆により牽引さ
れ、少なくとも均平板と、タインを列状にを備える牽引
型均平作業機において、前記均平板は作業進行方向に沿
い、かつ垂直平面に沿った側面板を持ち、この側面板は
前記均平板の上縁部より高くなって張出した拡大部をも
ち、さらに、タイン列の後方には均平板などに一端部が
取り付けられた支持ア−ムを介して取り付けられたゲ−
ジホィ−ルがあり、このゲ−ジホィ−ルの接地点を支点
として前記均平板を昇降させる均平制御シリンダユニッ
トの一端部が作業機のフレ−ム側に、他端部がゲ−ジホ
ィ−ルの支持ア−ム側に取り付けられいて、牽引杆を含
む作業機フレ−ムには前記均平板の下端縁の上部位置に
ポ−ルを介して取り付けられたレ−ザ光の受光部があ
り、発光部からの信号により描かれる基準平面に前記レ
−ザ光の受光部が存在するように前記均平制御シリンダ
ユニットの伸縮によって前記ゲ−ジホィ−ルを支点とし
て前記均平板を昇降させながら均平作業を行う制御機構
を搭載して構成したことを特徴とするものである。これ
により、油圧シリンダユニットの伸縮によりゲ−ジホィ
−ルの支持ア−ムの対地面角度を選ぶことで均平板の高
さを制御して、削土量を選択し圃場表面を均平にするこ
とができる。しかも、レ−ザ光で描く基準面に対して均
平板の下端縁の移動軌跡が平行面において行われるので
極めて精確な平面形成が可能になり、特に水田圃場の形
成には頗る有益である。
【0005】また、次の発明は、前記牽引杆はトラクタ
のヒッチ端部から後方に向かって弧を描いて高くなって
いて、しかも幅方向に広がった受圧部をもち、他端部は
均平板の背面まで延びて均平板と一体化されており、均
平板による削土が盛り上がったとき前記牽引杆の受圧部
に土圧が加わるように構成したことを特徴とするもので
ある。従って、削土量が多い時には盛り上がり土の圧力
により牽引杆の受圧部が押しあげられて均平板そのもの
を上昇させることで過負荷を解除することができる。
【0006】さらに、その次の発明は、前記受光部を支
持したポ−ルが前記牽引杆取り付けられて前記均平板の
下端縁の上部空間に位置していることを特徴とするもの
である。従って、受光部に上下移動が直接的に均平板の
下端縁の上下移動として検出されるので、精確に圃場表
面を均平にすることができる。
【0007】その次の発明は、前記均平板の側板は作業
幅方向に沿った垂直面内で、あるいは作業進行方向の垂
直面内、あるいはこれらの面と斜交する面内で移動でき
るように構成したことを特徴とするものである。従っ
て、あぜ際の均平作業では任意側方にだけに削土が寄る
ことを防止することができ、また削土の多い場合には均
平板の側方にその土を逃がすことができ、負荷を軽減す
ることができる。
【0008】さらに、前記均平作業機の構成部材に対し
て牽引杆の端部が支持軸により支持されいて、作業進行
方向を含む垂直面内で回転方向に移動自在になってい
て、作業状態における牽引杆の下面にアッパリンクのヒ
ッチピンをもち、このヒッチピンを頂点とする三角形状
の下辺位置にロアリンク装着用のクロスシャフトを着脱
自在に備え、前記牽引杆を前記支持軸を支点として起立
した状態で、前記支持軸と、クロスシャフトとによりト
ラクタの3点ヒッチリンクに装着できるように構成した
ことを特徴とするもので、これにより均平作業機の構成
部材に対して牽引杆の端部を回転方向に移動可能にして
おくだけで、非作業状態ではアッパリンク装着用のマス
トの機能をもたせることができ直装できる牽引型均平作
業機とすることができ、移動時には便利である。
【0009】また、前記均平作業機の構成部材に対して
二つに分割された牽引杆の基部が支持軸ににより支持さ
れていて、この支持軸に牽引杆本体が前記支持軸を支点
として起立可能に取付けられていて、牽引杆が牽引杆本
体と、牽引杆基部とに分割されていて、その基部が構成
部材になっていることを特徴とするもので、これにより
牽引杆の一部を作業機の構成部材として利用でき、軽量
化に寄与することができる。
【0010】さらに、前記支持軸と同心の支持軸によっ
て、ロアリンク装着用の支持板が取付けられていて、こ
の支持板を介してクロスシャフトが着脱自在に取付けら
れて構成したことを特徴とするもので、これにより、均
平作業中はロアリンク及び、その支持板を取り外すこと
で何らの支障なく均平作業を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1ないし図13に沿って説明をする。これらの図に
おいて、符号Tはトラクタ、符号Pは牽引形式で装着さ
れる均平作業機を示しており、この均平作業機Pは、作
業進行方向に沿って延びる長さの牽引杆10をもち、そ
の先端位置にはトラクタTのもつヒッチ部hに装着する
ためのヒッチ部11をもち、この部分から作業進行方向
とは逆の後方に向かって延びている。この牽引杆10は
前記ヒッチ部11を除いて側面視上、略「つ」文字状に
近い弧を描いた曲線形状になっていて、この牽引杆10
は中空状の角型断面形状であり、最も大きく膨らんだ中
央部分では幅方向にも張り出した形状になっていて、こ
の張り出した部分が、後で説明を加えるように均平作業
中の削土に伴う運土が盛り上がった場合の土圧を受ける
受圧部12が形成されている。この受圧部12は必要面
積を得るために板状の羽に置き換えること、あるいは幅
方向に張り出した拡大部を形成することができる。
【0012】さらに、牽引杆10の反トラクタ側の端
部、言い換えると、後端部15はこれから説明する均平
板13の背面においてこれと一体化されている。すなわ
ち、均板13は作業幅方向に幅広く、移動しながら圃場
の表面を削土し、運土することができるもので、表面に
は土離れを良好にするためのプラスチック製の板13A
が貼付けられている。そして、均平板13の両側には均
平板による削土を運土する場合に溢れる量を少なくする
ために側板14があって、均平板13と両側板14で囲
まれる空間内に運土を収容することができるようになっ
ている。
【0013】この側板14の高さは前記均平板13の上
縁部13Xより高くなっていて、その高くなった部分が
拡大部14Xになっている。この拡大部14Xにより運
土中の土が均平板13の作業幅方向に溢れるのを防いで
いる。この拡大部14Xはその上縁部の高さが高いほど
運土作業上からは都合がよいが、余り多くの土を抱え込
むと牽引杆10に形成した受圧部12がその土による干
渉を受けることになるので係る点を考慮して、その高さ
を定めることが必要になる。
【0014】そして、前記牽引杆10の後端部15は、
均平板13の背面において均平板と一体化されるのであ
って、均平板13の後ろ側の作業幅方向に沿って配置さ
れ、その両脇に張り出し、かつ牽引杆10の後端部15
に固定されているフランジ21が均平板13の後側にお
いてボルトなどにより一体化されている。
【0015】前記牽引杆10の両脇には、牽引杆10を
中心として作業幅方向に左右対称位置に端部が均平板に
固定された複数のプレ−ト22があって、このプレ−ト
22によって後述する構成部材が支持される。すなわ
ち、このプレ−ト22に箱形のア−ム受ボックス23A
が固定されていて、側面視上L型のタイン支持ア−ム2
3の挿入端部23Bが前記ア−ム受ボックス23Aに対
して抜き差し自在形式により支持され、複数のボルト孔
23Xのうちの何れかを選ぶことで、その取り付け高さ
を選択することができるようになっている。このタイン
支持ア−ム23の支持端部23Cにおいて、作業幅方向
に沿って1、あるいは2列配置されたタイン軸24が支
持されている。このタイン軸24には角型のパイプなど
が使用されている関係上、タイン支持ア−ム23の支持
端部23Cに対しては軸受24Aを介して回転運動を許
容した状態取り付けられている。このタイン支持軸24
は幅方向中央部において分割されて作業幅の略半分をカ
バ−している。
【0016】そして、前記タイン支持軸24には等間隔
で規則的に取り付けられたタイン25が取り付けられて
おり、2列設けたタイン支持軸24の場合、作業進行方
向前側のタイン支持軸に対して後側のタイン支持軸24
のタイン25はチドリ型配列になっている。このタイン
軸24は、均平板13の上端縁13X部分と、タイン軸
24との間に引張ばね24Xが介在されており、常時タ
イン25の接地端部25Aが圃場面に対して食い入るこ
とができる姿勢に習性が与えられている。言い換える
と、タイン25の作業進行方向前面から負荷が加わるよ
うに習性が与えられている。したがって、作業中にトラ
クタが後退する場合には、タイン25は習性に反して抵
抗なくそのタインの接地端部25Aが引張りばね24X
の引張力により跳ね上り過負荷により破損することのな
いようになっている。
【0017】また、前記均平板13の背面2か所には、
フランジ型の軸受部26が設けてあり、この軸受部26
に端部にタイヤを用いたゲ−ジホィ−ル27の支持ア−
ム28の端部がピン28Aにより枢着支持されていて、
垂直な平面内においてスイング運動することが許容され
ている。言い換えると、ゲ−ジホィ−ル27が上下運動
することができるようになっている。
【0018】さらに、左右の支持ア−ム28は幅方向に
沿って配置された連結部材29により一体化されてい
る。これらの左右の支持ア−ム28の何れか一つにはそ
の端部においては、支持ア−ム28に対して枢着ピン2
8Aで取り付けられた延長部28Xがある。この延長部
28Xを含めて左右の支持ア−ム28、28は等しい長
さになっている。この延長部28Xにゲ−ジホィ−ル2
7の軸27Aが延長部28Xを貫いて支持されており、
この軸27Aにはチルトシリンダ31のロッド32の端
部が軸受27Bを介して取り付けられて、この軸受27
Bには、チルトシリンダ27Dのロッド27Eが連結さ
れている。このチルトシリンダ27Dは取り付けア−ム
27Fによって支持ア−ム28の端部に取り付けられ
て、上下方向に前記軸受27を単独で動かすことができ
るようになっている。言い換えると、前記軸受27B
と、ピン28Aを介して支持ア−ム28の延長部28X
がスイング自在になるように取り付けられており、これ
により均平板13を作業幅方向に沿って傾けることがで
き、傾斜地を削土して水平面に形成する作業に使用する
ことができるチルト機構30を構成している。このチル
トシリンダ31はチルト操作を行うもので、トラクタT
に装備されている水平センサからの信号により均平板1
3の左右方向の傾きを自動的に、あるいは人為的に制御
することができるようになっている。
【0019】そして、前記牽引杆10の後端部15近く
の上部には後述する制御機構50から供給される油圧に
より伸縮される均平制御シリンダ40のシリンダ41の
端部が枢着状態で取り付けられており、均平制御シリン
ダ40の伸縮運動に伴う回転を許容している。この均平
制御シリンダ40のロッド42の端部が、前記連結部材
29の中央部に端部が取り付けられているスイングア−
ム43に対して、枢着ピン43Aにより取り付けられて
おり、均平制御シリンダ40の伸縮運動に伴う回転が許
容されている。このスイングア−ム43は前記支持ア−
ム28と同様に均平板13の背面において枢着ピン41
Aにより取り付けされていて、したがって、均平制御シ
リンダ40の伸縮動作がスイングア−ム43、連結部材
29を介してゲ−ジホィ−ル27に伝えられ、ゲ−ジホ
ィ−ル27が均平板13に接近したり、離れたりして均
平板13の下端縁13Yの食い込み量を制御することが
できるようになっている。
【0020】この均平制御シリンダ40を伸長(シリン
ダに対してロッドの繰り出し)させると、ゲ−ジホィ−
ル27は均平板13から離れる方向に移動させられるこ
とから、ゲ−ジホィ−ルを支点として作業機P全体、と
くに、均平板13の下端縁13Bが押え込まれて低くな
り、圃場表面に対する均平板13の下端縁13Bの刺さ
り量が多くなり、言い換えると、削土量が増加して圃場
の突部を削土することができる。
【0021】また、均平制御シリンダ40を収縮させる
と、ゲ−ジホィ−ル27は均平板寄りに引きつけられ
て、これを支点として均平板13の下端縁13Yが持ち
上げられて高くなり、圃場表面に対する均平板13の下
端縁の刺さり込み量を少なくし、言い換えると、削土量
を減少して圃場の凹部に土を運土することができる。
【0022】上述のような制御を行うために均平制御機
構50がトラクタTに、その一部は作業機Pに搭載され
ており、圃場外部において設置されるレ−ザ光の発光部
51が描く基準平面Hの信号を受光する受光部52がポ
−ル53の先端部に取り付けられている。この受光部5
2の位置を適当に選択することができるように、前記ポ
−ル53は油圧シリンダ53Xにより伸縮させることが
できるようになっていて、ポ−ル53は上部と下部とが
テレスコピック型になっている。
【0023】均平制御機構50はポ−ル53の受光部5
2から得られた制御信号を処理する各種の制御装置を備
えている。すなわち、前記このポ−ル53は牽引杆10
上の取付座53Aに設置されていて、側面視上均平板1
3の下端縁13Y上に位置するように考慮されており、
さらには、前記基準平面Hの信号を受ける上で妨害され
ることのないようにも考慮されている。この受光部52
により受けた基準平面Hの信号はMPLCなどで代表さ
れる制御回路54に入力される。この制御回路54にお
いて受光部52の高さ位置が前記基準平面Hより高い
か、低いか、さらには、基準面Hに対してどの程度の偏
差が生じているかを判断させるようになっている。
【0024】そして、前記制御回路54から得られる制
御信号は均平制御シリンダ40の伸縮駆動を司る油圧回
路のバルブドライバ55に入力されるようになってい
る。そのバルブドライバ55の出力により油圧回路にお
ける圧油の流れを制御する切換弁56のポジションの選
択される。この切換弁56は3位置4ポ−ト形式の切換
バルブが用いられており、固定位置56A、伸長位置5
6B、収縮位置56Cを備えている。これらの中の一つ
の位置選択をバルブドライバ55により行うものであ
る。この切換弁56には油圧ポンプ57からの圧油供給
(戻し)管路58が接続されており、この圧油供給管路
58はさらに延長されて均平制御シリンダ40の伸長室
41、伸縮室42にそれぞれ接続されて均平制御機構5
0が構成されている。
【0025】圧油供給管路58中には供給する圧油の
量、速度を制御する制御弁が組み込まれているが、説明
は省略してある。
【0026】そして、次の発明の実施態様では、牽引杆
10は長さ方向二つに分割されて牽引杆基部10Aと、
牽引杆本体10Bとによって構成されていて、この牽引
杆基部10Aは均平板13の背面に回り込んで均平板1
3を支持するもので、前記牽引杆基部10Aは作業機P
の機枠P1の構成部材に固定一体化されている。牽引杆
基部10Aの後端部15は前記均平板13の背面を固定
支持している。牽引杆基部10Aも後端部15も一体的
なもので、両者の形状には限定されるものではない。そ
して、機枠P1では支持軸71を支えるボス部71Aが
形成されていて、このボス部71Aに対して支持軸71
が脱着自在に挿入できるようになっている。この機枠P
1は均平作業機を構成する部材であればよく、たとえ
ば、牽引杆10形成する牽引杆基部10Aであっても構
わない。
【0027】この支持軸71にはこれから説明する3部
材が共通する支持軸71により軸支持されている。前記
3部材は作業機Pの幅方向左右対称配置されているの
で、片方のみを代表して説明する。前記3部材のうち、
作業機の幅方向中心に対して最も遠い、外側位置に、略
3角形状の基部支持板81が前記支持軸71により取り
付けられていて、この基部支持板81には軸孔81Aの
ほかに第2支持軸72を貫通させることができる軸孔8
2Aが穿たれている。この基部支持板81の形状を略3
角形状としたのは前記第2支持軸72を通す軸孔82A
を形成するためであって、形状には拘束されるものでは
なく、後で説明する軸孔の位置が確保できれば十分であ
る。
【0028】また、基部支持板81の先端位置、言い換
えると、支持軸71と最も遠い位置には軸孔83Aが穿
たれていて、後述する牽引杆本体10Bを支持する牽引
杆支持軸73を装通することができるようになってい
る。
【0029】さらに、基部支持板81の内側には支持軸
71により支持されているロアリンク支持板91があっ
て、ロアリンク装着用の支持口91Aが下縁位置を開放
された状態で形成されている。このロアリンク支持板9
1は前記支持軸71により支持されて、垂直面内で回転
方向の移動を可能にしている。
【0030】さらに、支持軸71を中心とする円上に複
数のロアリンク位置対応孔92Aが穿たれている。図面
ではロアリンク位置対応孔92Aが3個あって、ロアリ
ンクの位置が上位、中位、下位の3か所を選択できるよ
うなっている。これは均平作業の状態において、トラク
タTのもつロアリンクLの位置を上下方向に移動させる
必要が生じた場合に選択使用できるようにしてある。選
択した位置を固定する場合には、第2支持軸72の挿入
位置を前記ロアリンク位置対応孔92Aの中から一つを
選択して、その孔、例えば、ロアリンク位置対応孔92
Aの内、最も高い位置の孔92Ahを使用すると、ロア
リンクLを最も高い位置に支えることができる。また、
孔92Alを使用することで、ロアリンクを最も低い位
置で支持することができる。中間の孔92Amを使用す
ることで中間位置においてロアリンクLを中間位置で支
持することができる。
【0031】そして、前記3部材のうち、最も内側に
は、牽引杆本体10Bを支持する牽引杆支持板100
が、前述の支持軸71が牽引杆支持板100に穿たれて
いる軸孔101Aに装通されて、前記基部支持板81、
ロアリンク支持板91とともに機枠P1に取り付けられ
ていて、前記ロアリンク位置対応孔92Aと重なり合う
位置関係にロアリンク位置固定孔102Aが穿たれてい
る。
【0032】この牽引杆支持板100には、前記支持軸
71を装通する孔83Aと、これと共通する軸孔101
Aとともに、前記ロアリンク支持板91のロアリンク対
応孔92Aと重なり合って、第2支持軸72を装通する
ことができる孔102Aが穿たれている。さらに、この
牽引杆支持板100には、その軸孔101Aから最も遠
い位置の端部に牽引杆本体10Bを枢着する軸孔104
Aが穿たれていて、この軸孔101Aに装通した牽引杆
支持軸74により、牽引杆本体10Bを垂直面内で回転
方向の移動ができるように支持してある。
【0033】また、この軸孔104Aと軸孔102Aと
の中間位置には、牽引杆本体10Bの回転支点となる支
点軸孔103Aが穿たれており、この支点軸孔103A
に支点軸73が装通されて牽引杆10Bが起立、あるい
は水平に近い状態に倒伏できるようになって、起立させ
ることも可能な状態におかれている。
【0034】そして、前記基部支持板81より外側にあ
って、しかも、ロアリンク支持板91に対して枢着ピン
75により枢着されたフック110があって、このフッ
ク110はクロスシャフトSのもつをハンドル113を
捉え、クロスシャフトSと一体的なっている爪112が
ロアリンク支持板91に設けたピン92を捉えることが
できるようになっていて、このハンドル113が起立さ
せられた状態ではフック110がハンドル113を拘束
し、前記ピン92を爪112が捉えた状態が保持されて
いる。
【0035】前記牽引杆支点軸73は軸孔104Aに対
して着脱自在であって、同時に牽引杆本体10Bを枢着
している軸孔10Xに対しても着脱自在になっており、
牽引杆本体10Bを牽引杆支持板100に対して取付け
るには、この牽引杆支点軸73を軸孔104A、10X
に装通することで行う。また、牽引杆支持板100に牽
引杆本体10Bを取り付けた状態では、牽引杆本体10
Bを自在に回転方向に移動させることができ、起立させ
た状態では、図示を省略してあるフックなどにより起立
状態を保持することができるようになっている。このフ
ックに対して牽引杆本体10B側にはフック受を設けて
ある。
【0036】そして、牽引杆本体10Bを起立状態にす
ることで、トラクタの持つ3点リンクヒッチによる装着
が可能になる。すなわち、牽引杆支持軸73を一旦抜き
取り、これをアッパリンクUの端部に設けた装着孔とと
もに、軸孔104Aを貫かせることで、アッパリンクU
の取付を行う。さらにロアリンクLはクロスシャフトS
の両端部を捉えた状態でロアリンク支持板91にある支
持口91Aの下方から挿入し、ハンドル113を支軸1
21を中心に起立させるように回転移動させ、そのハン
ドル113をフック110により拘束する。この状態
で、ピン92を爪112が捉えてクロスシャフトSの回
転、すなわち、クロスシャフト支持板91から脱落する
ことがないようにしてある。
【0037】この状態は、トラクタTに対して、牽引型
の均平作業機Pを装着した状態、言い換えると、直装形
式でヒッチすることになり、作業機Pを上下動させるに
はトラクタの持つリフト機能を利用してこれを行い、圃
場間移動や、路上走行状態では作業機をリフトアップす
ることができるので畦の乗り越え、あるいは圃場の脱
出、また圃場への乗り込みにも干渉されることがなく便
利である。
【0038】以上の説明において、支持軸71、第2支
持軸72、牽引杆支点軸73、さらには、牽引杆支持軸
74などにはその端部、詳しくは挿入方向の最先端位置
には抜止めピンを挿入することができるピン孔が穿けら
れていて、各種支持軸の状態を拘束、あるいは解放する
ことができるようになっている。したがって、支持軸7
1、第2支持軸72、牽引杆支点軸73、さらには、牽
引杆支持軸74の抜止めピンを抜き取れば、基部支持板
81、ロアリンク支持板91、牽引杆支持板100を取
外すことができ、牽引作業による均平作業において邪魔
になることがない。
【0039】次に、本発明の牽引型均平作業機を用いた
作業について説明する。先ず、圃場外部の適当なところ
にレ−ザの発光部51を設置して発光させる。通常は発
光部を回転させることで空中に基準平面Hを描出する。
発光部51を回転させながら発光させるのでその軌跡で
描かれる発光面がを水平面に平行であれば、基準平面に
沿った水平面形成が可能になり、発光面に斜面角度(勾
配)が付けられていれば勾配付きの平面形成が可能にな
る。この水平な基準平面Hに沿って、常に受光部52が
移動するようにトラクタTに牽引された均平作業機を作
業移動させると、言い換えると、受光部52が基準平面
Hに沿うようにトラクタT、作業機Pが移動することが
できれば圃場表面は基準平面Hに平行な平面になる。
【0040】また、圃場表面に凹凸が存在し、作業機P
に対して何らの制御が加えられなければ、トラクタTの
移動軌跡は凹凸に沿った平面軌跡となる。しかし、受光
部52が常時基準平面Hに沿って移動するように制御す
ることで、凹凸平面は基準平面Hと平行な平面形成が可
能になる。圃場表面の凹凸に伴う受光部52の上下幅を
偏差として検出し、この偏差を制御回路54において演
算して、その偏差に応じて均平板13の下端縁を上下動
させる。
【0041】例えば、受光部52の偏差がプラス(基準
平面より高い状態)である場合には、圃場平面が凸状で
あるから、均平板13(の下端縁)を下げて削土量を多
くするのであって、そのためには、偏差との関係で「下
げ量」を制御回路54において演算し、演算値に従いバ
ルブドライバ55を駆動する。圃場表面が高くなってい
るので切換弁56の伸長位置56Aが選ばれ、圧油が伸
長室41に供給されて制御シリンダ40が伸長させられ
る。この伸長に伴いゲ−ジホィ−ル27を支点として均
平板13が降ろされて均平板13の下端縁13Yが圃場
面に対してより食い入るような姿勢に変化させられる。
そして、受光部52の基準平面Hとの偏差が「0」にな
るように圃場の凸部を削土する作業になるように行われ
る。このとき、圃場に凹凸があっても、均平板13の下
端縁13Yの真上に受光部が位置しているので精確に偏
差を検出することができる。
【0042】また、圃場に凹部が存在していて受光部5
2が基準平面Hより低くなる状態、言い換えると、偏差
がマイナス状態では、均平板13の下端縁13Yが表面
から離れなくとも、凸部の土を削土して凹部に運土する
必要から下端縁の高さを高くする。そのためには、均平
制御シリンダ40を収縮させてゲ−ジホィ−ル27を均
平板13寄り接近させる。この操作において均平板13
を高くする程度は制御回路54において計算されて偏差
に応じて切換弁56における位置として収縮位置56B
を選択し、必要とされる時間的長さだけその状態が保持
される。
【0043】均平板13の下端縁13Yの圃場に対する
高さを調節、選択することで削土量ならびに運土量を調
節して作業移動しながら圃場表面を目的とする平面に形
成する。すなわち、前記偏差が「0」になるように均平
板13を上下動させることで、前記基準面H内に受光部
42が位置できるように制御する。均平板13により削
土、運土作業を行うのであるが、均平板13にはその両
側に側板14が設けてあるので、均平板13と、側板1
4、14に囲まれる空間に削土した運土を収容して、移
動することができる。このとき、側板14には均平板1
3の上縁13Xより高くなっている拡大部14Aが形成
されているので、運土の収容能力を拡大することはもち
ろん、移動方向の両側に運土が溢れ出すことがない。こ
のことは畦際の作業を行う上で極めて有益である。
【0044】また、タイン25(下端部25A)は作業
進行方向には圃場の表面に食い入ることができるが、後
退状態では引張ばね25に従って跳ね上がることになり
負荷を回避することができる。
【0045】さらに、ポ−ル53に取り付けられた受光
部52は、均平板13の下端部13Yの側面視上真上に
存在させることで圃場の凹凸が受光部52により得られ
る偏差となり精確に圃場の凹凸状態を検出することがで
きる。
【0046】とくに、トラクタの牽引能力を越える削土
を均平板13が抱え込んだような場合に、その土が高く
盛り上がると、牽引杆10の中央部に位置して設けた受
圧部12が土圧により押し上げられると、均平板13の
下端縁13Yが持ち上げられることで瞬間的に均平板1
3に加えられている負荷を解放させることができる。こ
れによりトラクタTは作業中に立ち往生することがなく
なり、作業を継続することができる。
【0047】運土中に、とくに畦際において運土を側方
に溢れさせることがないので、圃場全体が確実に均平に
なる。
【0048】なお、以上の説明では、圃場表面を水平状
態にする場合について主に説明したが発光部51が描く
基準平面Hに勾配を付することで排水などを考慮した圃
場表面に仕上げることが可能になる。
【0049】以上の説明では本発明は、牽引型均平作業
機と表現したが、作業状態ではトラクタに牽引される作
業機であることからトラクタを含めたものである。
【0050】また、圃場間移動に伴い、作業機を圃場か
ら脱出、あるいは圃場乗り込みさせう際には、作業機を
直装状態にしてトラクタに装着すれば、トラクタのもつ
リフト機構を利用することができて、牽引形式の作業機
がもつ移動時の不便さを解消させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による牽引型均平作業機は、トラクタに対して牽引杆に
より牽引され、少なくとも均平板と、タインなどを備え
る牽引型均平作業機において、前記均平板は作業進行方
向に沿い、かつ垂直平面に沿った側面板を持ち、この側
面板は前記均平板の上縁部より高くなった張出し上縁部
をもち、前記タインはタイン支持軸に規則的に配列取り
付けされたタイン列があり、このタイン支持軸は背面か
らタインに加わる負荷に対してこれを避ける方向に回転
する習性が与えられており、さらに、タイン列の後方に
は支持ア−ムに取り付けられたゲ−ジホィ−ルがあり、
このゲ−ジホィ−ルの接地点を支点として前記均平板を
昇降させる油圧シリンダユニットが前記支持ア−ムと牽
引杆を含む作業機のフレ−ムとの間にあって、牽引杆を
含む作業機フレ−ムには前記均平板の下端縁の上部位置
にポ−ルを介して取り付けられたレ−ザ光の受光部があ
り、発光部からの信号により描かれる基準平面に前記レ
−ザ光の受光部が存在するように前記均平制御シリンダ
ユニットの伸縮によって前記ゲ−ジホィ−ルを支点とし
て前記均平板を昇降させながら均平作業を行うように構
成したので、これにより、油圧シリンダユニットの伸縮
によりゲ−ジホィ−ルの支持ア−ムの対地面角度を選ぶ
ことで均平板の高さを制御して、削土量を選択し圃場表
面を均平にすることができる。しかも、レ−ザ光で描く
基準平面に対して均平板の下端縁の移動軌跡が平行面に
おいて行われるので極めて精確な平面形成が可能にな
り、特に水田圃場の形成には頗る有益である。
【0052】また、前記牽引杆はトラクタのヒッチ端部
から後方に向かって弧を描いて高くなっていて、しかも
幅方向に広がった受圧部をもち、他端部は均平板の背面
まで延びて均平板と一体化されており、均平板による削
土が盛り上がったとき前記牽引杆の受圧部に土圧が加わ
るように構成したので、削土量が多い時には盛り上がり
土の圧力により牽引杆の受圧部が押しあげられて均平板
そのものを上昇させることで過負荷を解除することがで
きる。さらにまた、前記ポ−ルに支持された受光部が前
記牽引杆取り付けられて前記均平板の下端縁の上部空間
に位置しているので、均平板が確実にレ−ザ光が描く基
準平面と平行な移動をすることができ、精確な平面状の
圃場表面を形成することができる。そして、前記均平板
の側板は作業幅方向に沿った垂直面内で、あるいは作業
進行方向の垂直面内で移動できるようになっているの
で、畦際の均平作業では任意側方にだけに削土が寄るこ
とを防止することができ、また削土の多い場合には均平
板の側方にその土を逃がすことができ、負荷を軽減する
ことができる。均平板に傾き角度を与えることができる
ので、斜面を削って平面にする作業もかのである。上述
のように本発明は、大規模圃場であっても能率的に、か
つ、精確な均平圃場形成に寄与することができる。
【0053】さらに、牽引杆を作業姿勢から牽引杆に設
けてある牽引杆支点軸を中心に起立状態にすることで、
牽引杆支持軸に対してアッパリンクを装着する共に、ロ
アリンク支持板を用いてロアリンクを装着することがで
きるので、直装形式により作業機をトラクタに装着させ
得て、非作業状態での移動、小回り移動になどに便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による牽引型均平作業機の側面図であ
る。
【図2】 本発明による牽引型均平作業機の平面図であ
る。
【図3】 本発明による牽引型均平作業機の背面図であ
る。
【図4】 図1における4部の拡大側面づである。
【図5】 均平板とスイングア−ムの関係を示す側面図
である。
【図6】 牽引杆と均平板の取付分の斜面図である。
【図7】 支持ア−ムの後端部の説明斜面図である。
【図8】 タイン軸とその支持ア−ムの関係を示す部分
斜面図である。
【図9】 制御機構の説明図である。
【図10】 牽引杆と均平板の側面図である。
【図11】 牽引杆と均平板の分解状態の側面図であ
る。
【図12】 牽引杆と均平板の平面図である。
【図13】 着脱自在の支持板類の分解側面図である。
【符号の説明】
T トラクタ P 均平作業機 10 牽引杆 10A 牽引杆基部 10B 牽引杆本体 11 ヒッチ部 12 受圧部 13 均平板 13A プラスチックス製の板 13X 上縁部 13Y 下端縁 14 側板 14X 拡大部 15 牽引杆の後端部 21 フランジ 22 プレ−ト 23 タイン支持ア−ム 23A ア−ム上受ボックス 23B 挿入部 23C 支持端部 23X 孔 24 タイン軸 24X 引っ張りばね 25 タイン 25A 下端部 26 軸受部 27 ゲ−ジホィ−ル 27A 軸 27B 軸受 28 支持ア−ム 29 連結部材 30 チルトシリンダ 31 シリンダ 32 ロッド 40 均平制御シリンダ 41 シリンダ 42 ロッド 43 スイングア−ム 50 制御機構 51 発光部 52 受光部 53 ポ−ル 54 制御回路 55 バルブドライバ 56 切換弁 57 ポンプ 58 圧油供給管路 71 支持軸 72 第2支持軸 73 牽引杆支点軸 74 牽引杆支持軸 81 基部支持板 81A 軸孔 82A 軸孔 83A 軸孔 91 ロアリンク支持板 91A ロアリンク装着用の支持口 100 牽引杆支持板 101A 軸孔 102A ロアリンク位置固定孔 103A 支点軸孔 102A 軸孔 110 ハンドル 111 フック 112 爪 113 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 剛 茨城県稲敷郡美浦村大字間野字天神台300 番地 スガノ農機株式会社内 (72)発明者 天海 栄一 茨城県稲敷郡美浦村大字間野字天神台300 番地 スガノ農機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに対して牽引杆により牽引さ
    れ、少なくとも均平板と、タインを列状にを備える牽引
    型均平作業機において、 前記均平板は作業進行方向に沿い、かつ垂直平面に沿っ
    た側面板を持ち、この側面板は前記均平板の上縁部より
    高くなって張出した拡大部をもち、さらに、タイン列の
    後方には均平板などに一端部が取り付けられた支持ア−
    ムを介して取り付けられたゲ−ジホィ−ルがあり、この
    ゲ−ジホィ−ルの接地点を支点として前記均平板を昇降
    させる均平制御シリンダユニットの一端部が作業機のフ
    レ−ム側に、他端部がゲ−ジホィ−ルの支持ア−ム側に
    取り付けられいて、牽引杆を含む作業機フレ−ムには前
    記均平板の下端縁の上部位置にポ−ルを介して取り付け
    られたレ−ザ光の受光部があり、発光部からの信号によ
    り描かれる基準平面に前記レ−ザ光の受光部が存在する
    ように前記均平制御シリンダユニットの伸縮によって前
    記ゲ−ジホィ−ルを支点として前記均平板を昇降させな
    がら均平作業を行う制御機構を搭載して構成したことを
    特徴とする牽引型均平作業機。
  2. 【請求項2】 前記牽引杆はトラクタのヒッチ端部から
    後方に向かって弧を描いて高くなっていて、しかも幅方
    向に広がった受圧部をもち、他端部は均平板の背面まで
    延びて均平板と一体化されており、均平板による削土が
    盛り上がったとき前記牽引杆の受圧部に土圧が加わるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の牽引型均
    平作業機。
  3. 【請求項3】 前記受光部を支持したポ−ルが前記牽引
    杆取り付けられて前記均平板の下端縁の上部空間に位置
    していることを特徴とする請求項1記載の牽引型均平作
    業機。
  4. 【請求項4】 前記均平板の側板は作業幅方向に沿った
    垂直面内で、あるいは作業進行方向の垂直面内、あるい
    はこれらの面と斜交する面内で移動できるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の牽引型均平作業機。
  5. 【請求項5】 前記均平作業機の構成部材に対して牽引
    杆の端部が支持軸により支持されいて、作業進行方向を
    含む垂直面内で回転方向に移動自在になっていて、作業
    状態における牽引杆の下面にアッパリンクのヒッチピン
    をもち、このヒッチピンを頂点とする三角形状の下辺位
    置にロアリンク装着用のクロスシャフトを着脱自在に備
    え、前記牽引杆を前記支持軸を支点として起立した状態
    で、前記支持軸と、クロスシャフトとによりトラクタの
    3点ヒッチリンクに装着できるように構成したことを特
    徴とする牽引型均平作業機。
  6. 【請求項6】 前記均平作業機の構成部材に対して牽引
    杆の基部が支持軸ににより支持されていて、この支持軸
    に牽引杆本体が前記支持軸を支点として起立可能に取付
    けられていて、牽引杆が牽引杆本体と、牽引杆基部とに
    分割されていて、その基部が構成部材になっていること
    を特徴とする請求項5記載の牽引型均平作業機。
  7. 【請求項7】 前記支持軸と同心の支持軸にロアリンク
    装着用の支持板が取付けられていて、この支持板を介し
    てクロスシャフトが着脱自在に取付けられて構成したこ
    とを特徴とする請求項5、6記載の牽引型均平作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102726135A (zh) * 2012-03-31 2012-10-17 北京农业智能装备技术研究中心 一种姿态可调激光平地铲及其控制方法
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