JP2001313590A - 同期追従方式 - Google Patents

同期追従方式

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JP2001313590A JP2000128434A JP2000128434A JP2001313590A JP 2001313590 A JP2001313590 A JP 2001313590A JP 2000128434 A JP2000128434 A JP 2000128434A JP 2000128434 A JP2000128434 A JP 2000128434A JP 2001313590 A JP2001313590 A JP 2001313590A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトル拡散通信方式またはCDMA方式
において、マルチパス環境下においても同期追従機能を
得ることができるとともに、マルチパス波を有効に合成
できるRake機能を実現した同期追従方式を提供す
る。 【解決手段】 スペクトル拡散通信方式およびCDMA
方式の受信機において、パスサーチ機能(パスサーチ部
6)、受信スペクトル拡散信号を逆拡散および同期追従
する機能(同期部4)、同期検波およびRake合成す
る機能(情報復調部5)を有し、パスサーチ機能によ
り、一つのメインパスに対する従属パスと独立パスを識
別する。同期追従機能において、従属パスタイミング信
号についてはメインパスに同期したDLL動作を行い、
独立したパスタイミング信号については独立したDLL
動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散通
信方式およびCDMA(Code Division
Multiplex Access)方式を利用した無
線通信システムにおける受信機の同期追従方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信およびスペクトル拡
散通信技術を利用したCDMAシステムは、マルチパス
フェージングに強く、データの高速化が可能であるとと
もに、通信品質が良好であり、周波数利用効率が良いた
め、次世代の移動通信およびマルチメディア無線通信に
有望な通信方式となっている。
【0003】スペクトル拡散通信は、送信側において、
伝送すべき信号の帯域幅よりもはるかに広い帯域に拡散
して送信を行う。拡散のために使用する拡散クロックを
チップクロック(以下、チップCLKと記す)と言う。
一方、受信側では、スペクトル拡散された信号を元の信
号帯域幅に復元する機能が要求される。このような元の
信号帯域幅に復元する動作は逆拡散と呼ばれ、逆拡散マ
ッチトフィルタによる手法およびスライディング相関に
よる手法が知られている。特に、スライディング相関手
法は構成が容易なため、広く使用されている。スライデ
ィング相関により初期同期機能が実行され、それに引き
続く同期追従または同期保持の動作により同期が完了す
る。同期追従機能は、スペクトル拡散通信技術の最も重
要な機能の一つである。
【0004】従来、このような同期追従を行うための技
術として、例えば、以下の文献1、2に記載されている
遅延ロックルーブ(DLL:Delay Lock L
oop)を用いた同期追従方式がある。 文献1:池上文夫他著“ディジタル移動通信技術”、初
版1988年02月25日発行、日本工業技術センタ
ー、pp.127〜128 文献2:横山光雄著“スペクトル拡散通信システム”科
学技術出版社、pp.290〜311
【0005】上述した従来の同期追従方式を、図7を用
いて説明する。図7は、前記各文献に示されているDL
L回路を用いた同期追従方式の概略構成を示すブロック
図である。従来のDLL回路では、図7に示すように、
基準位相からΔチップ(1チップ時間長のΔ倍)だけ位
相の進んだ拡散符号系列Eコード (Early Co
de)とΔチップだけ位相の遅れた拡散符号系列Lコー
ド(Late Code)とがそれぞれ入力される2つ
の相関器10、11が用いられている。拡散符号系列の
自己相関関数は三角形状になるため、受信信号とEコー
ドおよびLコードとの相関出力は、それぞれ図8(a)
(b)に示すようになる。また、この2つの相関出力の
差(以下、フィードバック制御信号と呼ぶ)は、図8
(c)に示すようになる。
【0006】図8において、横軸は受信信号の位相と基
準位相の位相ずれεを示している。フィードバック制御
信号は、ループフィルタ13でろ波された後、電圧制御
オシレータ(VCO)14に入力されて拡散符号発生器
15の位相を制御する。フィードバック制御信号は、基
準位相が遅れている時は位相を進めるようにVCO14
を駆動し、基準位相が進んでいる時は位相を遅らせるよ
うにVCO14を駆動する。このような操作を続けるこ
とにより、DLLはε=0の点にロックして符号同期を
維持する。
【0007】移動通信等の無線環境下でマルチパスが存
在する場合の遅延プロファイル特性、すなわち、相関出
力波形の例を、図9において符号16、17、18で示
す。図9において、縦軸は相関出力であり、横軸は時間
を示している。スペクトル拡散通信方式では、1チップ
以上の遅延波を分離することは可能ではあるが、マルチ
パス信号16の波形は1チップ以内に遅延波が存在する
ために相関波形が歪む。一方、マルチパス信号17およ
び18の波形は、互いに1チップ以上の遅延波のため独
立した遅延波として観測される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したDLL方式
(図7参照)では、マルチパスが存在しない理想的な状
況における同期追従機能を実現することができる。しか
しながら、移動体通信等の無線環境下では多くの複雑な
マルチパスが存在するため、図8に示すような受信信号
とEコードおよびLコードとの相関出力およびこの2つ
の相関出力の差における信号特性(図8(C)参照)は
歪んだ特性となり、希望する同期追従機能を得ることが
できない。例えば、マルチパス成分としてΔチップ以内
の遅延時間差を持っている場合に、マルチパス成分のう
ちいずれか一つのメインパスに対するDLL特性を図8
(C)と仮定すると、Δチップ以内の遅延時間差を持つ
他のパスも図8(C)のDLL制御を受けるため、この
一つのメインパスと同一パスとして吸収されてゆく。
【0009】また、図9において、遅延時間が接近した
マルチパスにより歪んだ成分であるマルチパス信号16
は、例えば2つのマルチパス成分19、20から構成さ
れていると仮定する。ここで、説明を簡単にするため
に、マルチパス信号の成分をインパルス的信号であるマ
ルチパス成分19および20と、37および38で表し
ている。マルチパス成分19をメインパスとすれば、メ
インパスであるマルチパス成分9に対するDLL制御の
ために、マルチパス成分19は、図9(C)に示すよう
に、ε=0の近傍において正規の同期追従制御が行われ
る。また、マルチパス成分20に対してもε=0となる
よう同期追従制御が行われるため、上述したように、マ
ルチパス成分20はメインパスであるマルチパス成分1
9の方に移動し、最後には吸収されてしまう。
【0010】したがって、マルチパス成分を分離すると
いうスペクトル拡散通信方式およびCDMA方式の特徴
にもかかわらず、DLLによる同期追従過程においてマ
ルチパス成分を分離できなくなってしまう。その結果、
マルチパス成分を分離するとともに、同期検波しRak
e合成するという、スペクトル拡散通信方式およびCD
MA方式の特徴的な機能を発揮することができなくなる
という問題があった。
【0011】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、マルチパス環境下においても同期追従機能を発
揮することができるとともに、マルチパス波を有効に合
成することができるRake機能を実現可能な同期追従
方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の同期追従方式
は、送信機と受信機間の伝搬路特性を測定するパスサー
チ機能と、受信スペクトル拡散信号に対して逆拡散およ
び同期追従を行う機能と、同期検波およびRake合成
を行う機能からなるスペクトル拡散通信システムにおけ
る同期追従方式であって、前記パスサーチ機能は、遅延
プロファイル測定手段と、該遅延プロファイルからパス
タイミングを抽出する手段とを備えて実現し、前記同期
追従を行う機能は、受信したスペクトル拡散ベースバン
ド信号に対して基準位相からΔチップ位相だけ進んだ位
置で逆拡散を行うearly相関器と、基準位相からΔ
チップ位相だけ遅れた位置で逆拡散を行う1ate相関
器と、基準位相における逆拡散を行うpunctual
相関器と、前記early相関器から出力される相関値
と前記1ate相関器から出力される相関値の比較を行
う比較器と、該比較器の出力信号に基づいてチップクロ
ックの位相制御を行うループフィルタと、該ループフィ
ルタからの位相制御信号に基づいてチップクロックの位
相調整を行うチップクロック位相調整器と、該チップク
ロック位相調整器から出力されるチップクロックに基づ
いて基準位相に対して±Δチップ位相をずらしたそれぞ
れの拡散符号を生成する拡散符号発生器とを備えたDL
L同期追従回路により実現し、前記パスサーチ機能は、
さらに、遅延プロファイルからパスタイミングを抽出す
る手段と、従属パスグループと独立パスを識別する手段
と、従属パスグループから一つのメインパスおよび当該
メインパスに対する従属パスとを判別するパス識別部と
を備えて実現し、独立したパスタイミング信号とメイン
パスについては独立したDLL動作を行い、従属パスの
パスタイミング信号についてはメインパスに同期したD
LL動作を行うことを特徴とするものである。
【0013】また、前記DLL同期追従回路における複
数の従属パスに対する前記Punctual相関器と、
前記Punctual相関器に対応した拡散符号発生器
とは、従属パスの数だけ複数並設することが可能であ
る。
【0014】また、前記DLL同期追従回路は、少なく
とも一つの独立パス、またはメインパスに対するDLL
回路と、複数の汎用DLL回路から構成され、前記汎用
DLL回路は、独立パスまたはメインパスに対するDL
L制御を行うか、あるいはメインパスに同期した従属パ
スのDLL制御を行うかを切替え手段により選択可能と
なるように構成することが可能である。
【0015】また、前記DLL同期追従回路は、Rak
e合成に必要な数だけ前記punctua1相関器を並
設することが可能である。
【0016】また、前記パスサーチ機能において、閾値
を設定可能な閾値設定手段を設け、該閾値設定手段によ
り設定された閾値以上の値を有する遅延プロファイルの
パスタイミング信号が連続した場合には、これらのパス
を従属パスグループと識別することが可能である。
【0017】また、前記パスサーチ機能において、所定
のパスに対して±1チップ時間長以内にパスタイミング
信号が存在する場合に、これらのパスを従属パスグルー
プと識別することが可能である。
【0018】また、前記パスサーチ機能において、前記
パスグループの中で最大振幅パスをメインパスとし、前
記従属パスグループの中のその他のパスを従属パスとす
ることにより、従属パスを識別する手段を構成すること
が可能である。
【0019】また、前記パスサーチ機能において、前記
従属パスグループの中で最大の信号電力対干渉電力比を
持ったパスをメインパスとし、前記従属パスグループの
中のその他のパスを従属パスとすることにより従属パス
を識別する手段を構成することが可能である。
【0020】また、前記パスサーチ機能において、前記
従属パスグループにおける従属パス数はRake合成を
行うパス数以下に制限することが可能である。
【0021】また、前記パスサーチ機能において、前記
従属パスグループにおける従属パス数を1とすることが
可能である。
【0022】上述した構成からなる本発明の同期追従回
路によれば、従属パスグループはメインパスに同期した
DLL動作を行うので、独立パスと同様に実効的には独
立したパスとして存在する。したがって、Rake合成
のためのパスとして利用することができるため、スペク
トル拡散方式およびCDMA方式の特徴であるRake
機能による特性向上が可能な同期追従方式を構成するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
同期追従方式の実施形態を説明する。
【0024】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る同期追従方式を用いたスペクトル拡散通信
方式およびCDMA方式の受信部の概略構成を示すブロ
ック図である。なお、以下の説明において、クロックの
ことを「CLK」と記す場合がある。
【0025】本発明の第1実施形態に係る同期追従方式
では、図1に示すように、アンテナ1で受信されたスペ
クトル拡散信号またはCDMA信号は、RF増幅部2に
より増幅された後、周波数変換部3により無線周波数か
ら中間周波数またはベースバンド周波数に変換される。
そして、逆拡散部と同期追従部からなる同期部4と、同
期検波およびRake合成機能からなる情報復調部5を
介して復調データ7を得ることができる。
【0026】また、マルチパス環境下で動作を可能とす
るために、その状況を把握するための遅延プロファイル
測定と、パスタイミング測定と、マルチパス成分に対し
て独立パス成分と従属パス成分とを識別するための機能
を、パスサーチ部6により実行すると同時に、パスサー
チ部6に含まれるパス識別部32により、逆拡散、同期
追従およびRake合成すべき受信信号のパスを検索し
て決定する。
【0027】<同期部>図2は、パスサーチ部6により
指定された一つのパスに対する同期部4の構成を示すブ
ロック図であり、図1で示す逆拡散部と同期追従部から
なる同期部4の詳細を示している。
【0028】同期部4における同期追従部であるDLL
回路91は、図2に示すように、基準位相よりΔチップ
(例えば、1チップまたは1/2チップ)進んだ位置に
おいて逆拡散を行うearly相関器21と、基準位相
よりΔチップ遅れた位置において逆拡散を行う1ate
相関器22と、early相関器21からの相関値と1
ate相関器22からの相関値を比較する比較器23
と、比較器23からの比較結果に基づいてチップCLK
位相の制御を行うループフィルタ24と、クロック(C
LK)を発生するCLK発生器25と、ループフィルタ
24からの位相制御信号に基づいてスペクトル拡散信号
のチップ速度であるチップCLKの位相調整を行うチッ
プCLK位相調整器26と、チップCLK位相調整器2
6から出力されるチップCLKに基づいて、基準位相に
対してΔチップ位相を進めた拡散符号と、Δチップ位相
を遅らせた拡散符号と、基準位相の拡散符号を発生させ
る拡散符号発生器27とから構成されている。
【0029】また、受信ベースバンド信号8の相関信号
を発生する逆拡散部92は、基準位相の拡散符号を持っ
たpunctual codeを用いて逆拡散を行うp
unctua1相関器28で構成されている。このよう
に、同期部4は、同期追従を行うDLL回路91と、受
信信号の逆拡散を行い情報復調に利用するための信号2
9を生成する逆拡散部92とから構成されている。
【0030】<パスサーチ部>図3は、本発明の同期追
従方式におけるパスサーチ部6の概略構成を示すブロッ
ク図である。受信ベースバンド信号8は、図3に示すよ
うに、マッチトフィルタ、スライディング相関器等から
構成された遅延プロファイル測定部30に入力される。
そして、パスタイミング測定部31において、測定した
遅延プロファイル信号33(図9参照)に基づき、チッ
プクロック以上の精度を持ったマスタークロック信号3
4を用いて正確なパスタイミング測定が実行される。な
お、マスタークロック信号34は、図2で示すように、
CLK発生器25により生成される。
【0031】Rake合成するために必要となるパス数
は、そのシステムが運用されるマルチパス環境に依存し
て決まる。一般的には、移動体通信においてRake合
成すべきパス数は3〜8が適切である。受信ベースバン
ド信号8は、遅延プロファイル測定部30において遅延
プロファイルが測定される。そして、その遅延プロファ
イル信号33をパス識別部32に入力することにより、
チップクロックまたはそれ以上の速度でサンプリングし
た遅延プロファイルサンプリングデータを得ることがで
きる。その遅延プロファイルサンプリングデータは、図
示しないが、パス識別部32に含まれる閾値設定手段に
より設定した閾値と比較され、当該閾値以上を持つサン
プリング信号が有効パス信号と判定される。この閾値
は、雑音等による相関値と、実際に信号があるかどうか
を判定するために用いられるものであり、例えば雑音成
分の2倍等に定められている。なお、この閾値の決定方
法については、本発明の同期追従方式とは関係がないた
め詳細な説明は行わない。
【0032】<パス識別部>パス識別部32は、遅延プ
ロファイル信号33およびパスタイミング信号35を利
用して、逆拡散するとともに同期検波し、Rake合成
に使用する有効なパスを選択し、さらにその有効パスを
従属パスグループ信号と独立パス信号とに識別する機能
を有する。
【0033】このパス識別部32の機能を、以下に説明
する。パス識別部32では、まず、従属パスグループと
独立パスとの選別を行なう。ここでは、一例として相関
波形同士に相関を持つようなパスを従属パスグループと
し、その他のパスを独立パスと分類する。この後、例え
ば、有効パス信号と判定されたパスタイミング信号のサ
ンプルタイミング値が連続した場合には、サンプリング
速度に依存するが、1チップ程度の遅延時間の近接パス
のため、その連続したパスタイミング信号は、従属パス
グループと判定される。
【0034】従属パスグループの他の判定法としては、
以下のような方法がある。すなわち、DLL回路では基
準位相より±Δチップ位相だけずらした位相差を利用し
て追従させるため、Δチップ以内に存在する閾値以上を
持つサンプリング信号を従属パスと識別する。また、1
/2チップまたは1チップをΔチップとすれば、ほぼ1
チップ以内に存在する信号パスは、従属パスグループと
判別される。つまり、あるパスに対して±1チップ以内
に近接パスが存在する場合に、当該複数のパスを従属パ
スグループとする。例えば、あるパスaに対してパスb
が0.75チップ遅延したタイミングに存在し、パスc
がパスaに対し、1.5チップ遅延したタイミングに存
在し、パスdがパスaに対し2.25チップ遅延したタ
イミングに存在するような場合に、パスaとパスbとの
タイミング差は1チップ以下であるため、これらは従属
パスグループとなり、パスbとパスcのタイミング差は
1チップ以下であるため、これらも従属パスグループと
なり、さらにパスcとパスbもタイミング差が1チップ
以下であるため、これらも従属パスグループとなる。し
たがって、これらのパスa〜cは、一つの従属パスグル
ープとして判定される。
【0035】従属パスグループに存在するパス数は、マ
ルチパス状況の影響を受けるが、当該パス数には制限が
ある。すなわち、従属パス数は、少なくとも受信機でR
ake合成するパス数以下に制限されることは明らかで
ある。また、従属パスグループに存在するパスを、一つ
のメインパスと一つの従属パスとすることにより、従属
パス判定が容易となる。この後、従属パスグループの中
で、最も同期追従に最適なパスを、その従属パスのメイ
ンパスとして選択する。この際、例えば、従属パスグル
ープの中で最大の相関出力信号振幅を持つパス信号をメ
インパスとし、それ以外のパスを従属パスと判定する。
この選択手法を用いると非常に簡易に当該判定を実現す
ることができる。
【0036】その他の判定法として、従属パスグループ
の中で最大の信号電力対干渉電力比を持つパス信号をメ
インパスとし、それ以外のパスを従属パスと判定する方
法がある。
【0037】上述した識別は、図3に示すパス識別部3
2において実行され、パス識別部32を含むパスサーチ
部6は、ハードウエアおよびDSP(デジタル・シグナ
ル・プロセッサ)により実現することができる。信号電
力対干渉電力比の算出法は、スペクトル拡散信号構成に
依存するが、例えば、パイロットシンボル等の既知シン
ボルを利用して、受信シンボルの平均振幅とその分散値
の比を算出することにより求めることができる。この選
択手法を用いると、より信頼度の高い判定を実現するこ
とができる。
【0038】例えば、図9において、パスタイミング信
号35の中で近接したパス成分であるマルチパス成分1
9および20は、従属パスグループと識別し、その従属
パスグループの中で最大相関値(受信電界強度)を持っ
たマルチパス成分19はメインパスと識別し、マルチパ
ス信号20はメインパスであるマルチパス成分19に対
する従属パスと識別するように機能する。また、従属パ
スグループであるマルチパス成分19および20に対し
て、パス17および18は、互いに1チップ以上遅延時
間差を有しているため、独立パスと識別される。
【0039】このように、パス識別部32は、有効パス
を、独立パス、従属パスおよびメインパスとして識別す
るとともに、その有効パス・タイミングを測定する機能
を有している。この有効パスタイミング信号9は、独立
パス、従属パスおよびメインパスに依存して、DLL回
路91および情報復調部5に入力される。
【0040】<メインパスの決定>上記したメインパス
判定手段は、ソフトウェアにより容易に実現することが
できる。メインパスを決定する手順を、図4のフローチ
ャートに示す。なお、図4に示す手順は一例であり、メ
インパスを決定する手順は、この手順に限定されるもの
ではない。
【0041】メインパスを決定するには、図4に示すよ
うに、まず、従属パスグループと判定された複数のパス
を含んだグループの情報を取り込む(S101)。この
ステップでは、パスのタイミング情報等により識別され
る各パスの振幅情報(SIRにより判定する場合にはS
IR情報)が一時的にバッファリングされる。次のステ
ップとして、初期化(S102)が行われる。このステ
ップでは、パスナンバ(図中Iで示す)、最大値情報
(図中maxで示す)が初期化されて「0」となる。そ
して、パス数(図中Kで示す)を当該従属パスグループ
に含まれるパス数に設定する。
【0042】次のステップは、パス番号増加ステップ
(S103)である。このステップでは、内部パラメー
タであるパスナンバが「1」だけインクリメントされ
る。次のステップは、最大値との比較ステップ(S10
4)である。このステップでは、一時的に貯えられた最
大値情報と、パスナンバに関連したパスの振幅情報とを
比較する。ここで、パスナンバは、各パスに無作為に順
番に付加されたナンバであり、従属パスグループ内に4
パスが存在する場合、例えば受信タイミングの早いもの
から順番に「1」から「4」までのナンバが付加され
る。
【0043】例えば、ここでは一番受信タイミングの早
いパスの振幅情報をS(1)、2番目のものをS(2)
…というように付加していくものとする。例えば、最初
にS(1)が読み出されるとすると、maxは未だ初期
値「0」のままであるため、このステップにおける判定
結果は「yes」となる。
【0044】次のステップは、最大値情報保存ステップ
(S105)である。このステップでは、maxよりも
受信電解強度の強いパスが存在したこととなるため、m
axはS(1)に更新される。この際、最大受信電界強
度を持つパスナンバを保存しておく。次のステップは、
終了判定ステップ(S106)である。このステップで
は、全パスを判定したかどうかを識別する。上述した例
においては、未だ4パス中1パスしか処理していないた
め、I<Kとなりパス番号増加ステップ(S103)に
戻ることとなる。上述した処理をパス数分だけ繰り返す
ことにより、最大受信電解強度を持つパスを判定するこ
とが可能となり、メインパスの判定が実現される。
【0045】パス識別部32で独立パスと識別されたパ
スは、図2で示すDLL回路91により追従が行われ
る。また、Punctua1相関器28の出力29は、
同期検波/Rake合成のために情報復調部5に入力さ
れる。パス識別部32で従属パスグループにおけるメイ
ンパスと識別されたパスは、上述した独立パスと同様
に、図2で示すDLL回路91により追従が行われる。
また、Punctua1相関器28の出力29は、同期
検波/Rake合成のために情報復調部5に入力され
る。
【0046】一方、パス識別部32で従属パスグループ
における従属パスと識別されたパスについてのDLL動
作は、メインパスにおけるDLL回路91で位相調整さ
れたチップCLKを共通に利用することにより、メイン
パスと同期したチップCLK制御となる。したがって、
従属パスについてのDLL動作は、チップCLKを独自
に制御させることにより、図8(C)に示すようなε=
0となる動作が回避されるため、従来の同期追従方式で
発生していた問題、すなわち、近接パスがメインパス信
号の方に移動し、最後には吸収されてしまうという問題
を解決することができる。このため、マルチパス成分を
分離するとともに、同期検波してRake合成するとい
うスペクトル拡散通信方式およびCDMA方式の特徴的
な機能を、近接マルチパス状況下においても発揮するこ
とができる。
【0047】<第2実施形態>次に、図5に基づいて、
本発明の第2実施形態に係る同期追従方式を説明する。
第2実施形態に係る同期追従方式において、各独立パス
および従属パスグループのうちのいずれか一つのメイン
パスに対して、それぞれ独立にDLL動作を機能させる
ため、図2に示すDLL回路91は、メインパスの数と
独立パスの数だけ並設される。
【0048】図1および図3に示すパスサーチ部6から
得られた有効パスタイミング信号9により指定された従
属パスグループ、例えば、図9に示すパス成分であるマ
ルチパス成分19および20に対するDLL回路93を
図5に示す。まず、メインパスであるマルチパス成分1
9に対するDLL回路93の動作を説明する。
【0049】DLL回路93は、図5に示すように、基
準位相よりΔチップ(例えば、1チップまたは1/2チ
ップ)進んだ位置での逆拡散を行うearly相関器4
1と、基準位相よりΔチップ遅れた位置での逆拡散を行
う1ate相関器42と、early相関器41からの
相関値と1ate相関器42からの相関値を比較する比
較器(図示せず)と、比較器からの比較結果に基づいて
チップCLK位相の制御を行うループフィルタ(図示せ
ず)と、CLKを発生するCLK発生器(図示せず)
と、ループフィルタからの位相制御信号に基づいてチッ
プCLKの位相調整を行うチップCLK位相調整器(図
示せず)と、チップCLK位相調整器から出力されるチ
ップCLKに基づいて、基準位相に対してΔチップ位相
を進めた拡散符号と、Δチップ位相を遅らせた拡散符号
と、基準位相の拡散符号を発生させる拡散符号発生器4
4から構成されている。
【0050】基準位相の拡散符号を発生させる拡散符号
発生器44では、図3に示すパス識別部32で生成され
て規定された、そのメインパスの有効パスタイミング信
号9に基いて、拡散符号が生成される。なお、このDL
L回路93では、上述した比較器、ループフィルタ、チ
ップCLK位相調整器がまとめられて誤差検出器43を
構成しており、該誤差検出器43の出力48により位相
調整されたチップCLKを得ることができる。上記した
DLL回路93は、図2に示すDLL回路91と同一の
構成となっている。
【0051】基準位相における逆拡散を行うpunct
ual相関器40からの逆拡散出力45は、従属パスグ
ループのメインパスであるマルチパス成分19に対する
相関出力であり、情報復調に利用するために利用され
る。メインパスであるマルチパス成分19に対する同期
部46は、このように、DLL回路93と逆拡散を行う
punctua1相関器40とから構成されている。ま
た、逆拡散部47は、puncutual相関器50と
拡散符号発生器54により構成されている。
【0052】従属パスグループのメインパスに対する従
属パス成分20は、メインパス成分19と共通に位相調
整されたチップCLK48を利用して同期追従が実行さ
れる。したがって、従属パスに関する同期部は、Pun
ctua1相関器50とその有効パスタイミング信号9
で規定されたタイミングで拡散符号を発生する拡散符号
発生器54のみから構成される。その結果、従属パスに
ついては、DLL回路93をメインパスと共用するた
め、容易な構成により、Punctua1相関器50の
出力55が従属パス成分20の相関出力として使用さ
れ、情報復調に利用される。
【0053】上述した説明においては、従属パス成分を
1波としたが、従属パス成分が複数存在する場合には、
使用する数だけPunctual相関器およびそのPu
nctua1相関器に対応した拡散符号発生器を並設
し、各punctua1相関器の出力は情報復調部5に
入力される。したがって、独立パスおよび従属パスグル
ープの中での有効パス成分を利用したRake合成を実
現することができる。
【0054】<第3実施形態>次に、図6に基づいて、
本発明の第3実施形態に係る同期追従方式を説明する。
第3実施形態に係る同期追従方式において、メインパス
に対する同期部66は、DLL回路94とpunctu
a1相関器60から構成されており、図5に示す同期部
46と同一の構成となっている。
【0055】すなわち、受信ベースバンド信号8は、e
arly相関器61、late相関器62およびpun
ctual相関器60に入力され、誤差検出器63によ
り位相調整されてチップCLK68を得ることができ、
このチップCLK68が拡散符号発生器64に入力され
る。図6に示すDLL回路95は、汎用DLL回路であ
り、受信ベースバンド信号8は、early相関器7
1、late相関器72に入力され、誤差検出器73に
より位相調整されてチップCLK78を得ることができ
る。
【0056】基準位相での逆拡散を行うpunctua
1相関器70からの逆拡散出力75は、情報復調に利用
するために利用される。汎用同期回路76は、汎用DL
L回路95と、punctual相関器70と、DLL
の制御信号を切替える切替スイッチ79とから構成され
ている。汎用DLL回路95では、例えば、メインパス
のDLL回路94に対する従属パスのDLL構成とする
場合に、誤差検出器63により位相調整されたチップC
LK68を利用して拡散符号発生器74を動作させる。
【0057】一方、汎用同期回路76の汎用DLL回路
95を、独立パスに対するDLLとして機能させるため
には、位相調整されたチップCLK78を利用して拡散
符号発生器74を動作させる。メインパス、従属パスグ
ループの有効パスタイミング信号9に依存して、拡散符
号発生器64および74の拡散符号の生成タイミングが
規定される。このような動作を行うため、パスサーチ識
別部(図示せず)または外部からのコントロール信号9
0により切替スイッチ79を制御して、従属パスに対す
るチップクロック68と独立パスに対するチップクロッ
ク78とを切替え、拡散符号発生器74を動作させる。
したがって、punctual相関器70からの逆拡散
出力75は、この切替動作に依存して、独立パスの相関
出力またはメインパス信号であるpunctual相関
器出力信号65に対する従属パスの相関出力となる。図
6に示すDLL回路94および95により、自由度があ
るDLL構成とすることができる。
【0058】このように、少なくとも一つの独立パスま
たはメインパスに対する同期部66と、複数の汎用同期
回路76により、Rake合成に必要なパスに対するD
LL回路および情報復調のための逆拡散信号を得ること
ができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期追従
方式によれば、従属パスグループは同期したDLL動作
を行う。このため、独立パスと同様に実効的には独立し
たパスとして存在するため、スペクトル拡散方式および
CDMA方式の特徴であるRake機能による特性向上
が可能な同期追従方式を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る同期追従方式を用
いたスペクトル拡散通信方式およびCDMA方式の受信
部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】逆拡散部と同期追従部からなる同期部の詳細を
示すブロック図である。
【図3】本発明の同期追従方式におけるパスサーチ部の
ブロック図である。
【図4】最大値を検出してメインパスを決定するための
手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係る同期追従方式を用
いたスペクトル拡散通信方式およびCDMA方式の受信
部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る同期追従方式を用
いたスペクトル拡散通信方式およびCDMA方式の受信
部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】従来のDLL回路を用いた同期追従方式の概略
構成を示すブロック図である。
【図8】DLL動作の説明図である。
【図9】マルチパス状況下における相関特性の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF増幅器 3 周波数変換器 4、46、66 同期部 5 情報復調部 6 パスサーチ部 7 復調データ 8 受信ベースバンド信号 9 有効パスタイミング信号 11、21、41、61、71 early相関器 10、22、42、62、72 late相関器 12、23 比較器 13、24 ループフィルタ 14 VCO 16、17、18 マルチパス信号 19 メインパス成分 20 従属パス成分 17、18 独立パス 25 CLK発生器 26 チップCLK位相調整器 15、27、44、54、64、74 拡散符号発生器 28、40、50、60、70 punctua1相関
器 30 遅延プロファイル測定部 31 パスタイミング測定部 32 パス識別部 33 遅延プロファイル信号 34 マスタークロック信号 35 パスタイミング信号 37、38 インパルス信号 43、63、73 誤差検出器 45 逆拡散出力 47、92 逆拡散部 48、68、78 チップクロック 29、45、55、65、75 punctua1相関
器出力信号 76 汎用同期回路 79 切替スイッチ 90 コントロール信号 91、93、94、95 DLL回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と受信機間の伝搬路特性を測定す
    るパスサーチ機能と、受信スペクトル拡散信号に対して
    逆拡散および同期追従を行う機能と、同期検波およびR
    ake合成を行う機能からなるスペクトル拡散通信シス
    テムにおける同期追従方式であって、 前記パスサーチ機能は、遅延プロファイル測定手段と、
    該遅延プロファイルからパスタイミングを抽出する手段
    とを備えて実現し、 前記同期追従を行う機能は、受信したスペクトル拡散ベ
    ースバンド信号に対して基準位相からΔチップ位相だけ
    進んだ位置で逆拡散を行うearly相関器と、基準位
    相からΔチップ位相だけ遅れた位置で逆拡散を行う1a
    te相関器と、基準位相における逆拡散を行うpunc
    tual相関器と、前記early相関器から出力され
    る相関値と前記1ate相関器から出力される相関値の
    比較を行う比較器と、該比較器の出力信号に基づいてチ
    ップクロックの位相制御を行うループフィルタと、該ル
    ープフィルタからの位相制御信号に基づいてチップクロ
    ックの位相調整を行うチップクロック位相調整器と、該
    チップクロック位相調整器から出力されるチップクロッ
    クに基づいて基準位相に対して±Δチップ位相をずらし
    たそれぞれの拡散符号を生成する拡散符号発生器とを備
    えたDLL同期追従回路により実現し、 前記パスサーチ機能は、 さらに、遅延プロファイルからパスタイミングを抽出す
    る手段と、従属パスグループと独立パスを識別する手段
    と、従属パスグループから一つのメインパスおよび当該
    メインパスに対する従属パスとを判別するパス識別部と
    を備えて実現し、 独立したパスタイミング信号とメインパスについては独
    立したDLL動作を行い、従属パスのパスタイミング信
    号についてはメインパスに同期したDLL動作を行うこ
    とを特徴とする同期追従方式。
  2. 【請求項2】 前記DLL同期追従回路における複数の
    従属パスに対する前記Punctual相関器と、前記
    Punctual相関器に対応した拡散符号発生器と
    は、従属パスの数だけ複数並設したことを特徴とする請
    求項1記載の同期追従方式。
  3. 【請求項3】 前記DLL同期追従回路は、 少なくとも一つの独立パス、またはメインパスに対する
    DLL回路と、 複数の汎用DLL回路から構成され、 前記汎用DLL回路は、 独立パスまたはメインパスに対するDLL制御を行う
    か、あるいはメインパスに同期した従属パスのDLL制
    御を行うかを切替え手段により選択可能なことを特徴と
    する請求項1記載の同期追従方式。
  4. 【請求項4】 前記DLL同期追従回路は、 Rake合成に必要な数だけ前記punctua1相関
    器を並設したことを特徴とする請求項2または3記載の
    同期追従方式。
  5. 【請求項5】 前記パスサーチ機能において、閾値を設
    定可能な閾値設定手段を設け、該閾値設定手段により設
    定された閾値以上の値を有する遅延プロファイルのパス
    タイミング信号が連続した場合には、これらのパスを従
    属パスグループと識別することを特徴とする請求項1記
    載の同期追従方式。
  6. 【請求項6】 前記パスサーチ機能において、所定のパ
    スに対して±1チップ時間長以内にパスタイミング信号
    が存在する場合に、これらのパスを従属パスグループと
    識別することを特徴とする請求項1記載の同期追従方
    式。
  7. 【請求項7】 前記パスサーチ機能において、前記パス
    グループの中で最大振幅パスをメインパスとし、前記従
    属パスグループの中のその他のパスを従属パスとするこ
    とにより、従属パスを識別する手段を構成することを特
    徴とする請求項5または6記載の同期追従方式。
  8. 【請求項8】 前記パスサーチ機能において、前記従属
    パスグループの中で最大の信号電力対干渉電力比を持っ
    たパスをメインパスとし、前記従属パスグループの中の
    その他のパスを従属パスとすることにより従属パスを識
    別する手段を構成することを特徴とする請求項5または
    6記載の同期追従方式。
  9. 【請求項9】 前記パスサーチ機能において、前記従属
    パスグループにおける従属パス数はRake合成を行う
    パス数以下に制限されていることを特徴とする請求項5
    または6記載の同期追従方式。
  10. 【請求項10】 前記パスサーチ機能において、前記従
    属パスグループにおける従属パス数を1としたことを特
    徴とする請求項5または6記載の同期追従方式。
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