JP2001313588A - 受信信号電力および受信干渉電力を測定する電力測定装置 - Google Patents
受信信号電力および受信干渉電力を測定する電力測定装置Info
- Publication number
- JP2001313588A JP2001313588A JP2000125312A JP2000125312A JP2001313588A JP 2001313588 A JP2001313588 A JP 2001313588A JP 2000125312 A JP2000125312 A JP 2000125312A JP 2000125312 A JP2000125312 A JP 2000125312A JP 2001313588 A JP2001313588 A JP 2001313588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- signal
- calculating
- received signal
- received
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Abstract
雑音干渉電力を求める電力測定装置を提供する。 【解決手段】 受信信号は、ベースバンド信号に変換さ
れ、A/D変換器39によってデジタル信号に変換さ
れ、乗算器42で逆拡散される。逆拡散された信号は、
積分器44で各シンボル信号毎に積分を行ない、さらに
所定数のシンボル数の平均ベクトルを平均ベクトル演算
45で求める。この平均ベクトルを二乗平均することに
より信号電力が求まり、さらに平均ベクトルの分散を求
めることにより雑音電力が得られる。また、A/D変換
器39の出力から、全電力が算出される。信号電力,雑
音電力,および全電力は、アンテナ受信電力値との比較
のために、ローパス・フィルタ52−54によって時定
数を合わせる。アンテナ受信電力値に、信号電力と全電
力の比を乗じることにより、アンテナ端における信号電
力が求められる。
Description
続(CDMA)通信装置に関し、さらに詳しくは受信電
力中の信号電力および雑音干渉電力を求める電力測定装
置に関する。
線電話システムが急速に普及している。CDMA通信で
は、信号送信時に特定の拡散符号と呼ばれる擬似乱数
列、例えばPN符号を用いて、送信信号を1シンボル毎
に乗算(拡散)し、受信時に送信時の拡散符号と同じ符
号を用いて元の信号に変換する逆拡散処理を行う。送受
信時にこのような変換処理を施すことにより、同一の符
号で拡散/逆拡散を行う送受信間のみで通信が成立す
る。送信時に拡散処理を行うため、例えば、1シンボル
を128チップ(ビット)で拡散すると、通信帯域幅は
極めて広くなるが、拡散および逆拡散符号の一致した基
地局と移動局のみに通信回線が設定されるので、その通
信帯域に収容できる回線数は飛躍的に増大する。
数の回線が設定され、各回線は上述した拡散符号の相違
のみで識別される。しかしながら、同一セル内では同じ
搬送周波数が使用されるので、拡散符号が異なっていて
も回線同士では相互干渉として影響を及ぼす。各移動局
からの送信電力が同一であるとすると、基地局近傍にお
いて、基地局に近い移動局からの送信電波の強度は遠く
にある移動局のそれと比べると強い。この結果、基地局
から遠い移動局は基地局から近い移動局の送信電波によ
り干渉を受け正常に信号を受信することが困難になる。
そこで、一般に移動局は、基地局との距離が近くなるに
従い送信電力の強度を弱める制御を行う。
技術の一例を示す移動機10の概略ブロック図である。
基地局と移動局との間の通信チャネルにはパイロット・
チャネル、シンク・シャネル、トラフィック・チャネル
等の様々なチャネルが用意され、これらのチャネルを介
して両局間における制御信号、音声信号などの信号が伝
送される。移動局の電力制御のために、基地局は基地局
の送信電力の強度を移動局に送信し、移動局は受信した
信号強度を観測し、送信電力と受信電力との差から送信
信号が回線上でどの程度減衰したかを求める。一般に、
送信信号の減衰は基地局と移動局との距離に比例してい
ると推定され、その減衰の程度を求めることにより、移
動局の送信信号の強度を制御することが可能となる。換
言すれば、移動局は、受信端における受信信号の電力を
測定することにより基地局と移動局との距離を推定す
る。その推定された距離に基づき、移動局の送信電力を
決定する。本明細書では、基地局から送られる上記パイ
ロット・チャネルが同じシンボル符号を繰り返し送信し
ているので、パイロット・チャネル上のシンボル符号の
電力を測定する。
す。基地局から伝送された送信信号は、アンテナ11を
介して受信回路12に送られる。受信回路12は、周波
数変換を行った後にベースバンドの受信信号を抽出し、
自動利得制御回路13へ送る。自動利得制御回路13
は、受信信号の強度を一定に保つため、回路13の入力
信号の包絡線を抽出し、その包絡線の変化に応じて回路
13の利得を制御する。即ち、回路13の出力信号14
は、A/D変換器15に与えられるとともに、検波回路
16に与えられ、そこで出力信号14の包絡線を検出す
る。検波回路16の出力17は、ループ利得を与える増
幅回路18に送られるとともに、出力17をデジタルに
変換するA/D変換器19に入力される。後述するよう
に、出力17は、現在受信しているチャネルの全受信電
力P1に相当する。増幅回路18に与えられた出力17
は、増幅された後、制御信号として自動利得制御回路1
3の利得を与える。
タルに変換し、その信号列は基地局における拡散処理後
の信号列に対応する。そこでその信号列は乗算回路20
において基地局で用いられたのと同じ符号列である逆拡
散符号21と乗算することにより、逆拡散処理が行われ
る。乗算回路20の出力は、復調回路22において、各
シンボル毎に積分され、基地局から送信された信号P0
が再現される。
る雑音について検討する。図2は、受信回路12からの
出力信号に含まれる信号電力Sc、雑音電力Ncおよび
干渉電力Icの構成をそれぞれ表わす。受信回路12か
らの出力信号は、逆拡散処理前であるので、送信局での
拡散処理におけるチップ・レートに相当する帯域幅fc
を有している。信号電力Scは所望の信号が有する電力
であり、雑音電力Ncは雑音電力で受信回路12におい
て発生した雑音が支配的である。また、干渉電力Ic
は、CDMA通信特有の雑音で、異なる拡散符号によっ
て生成された送信信号によって引き起こされる雑音であ
る。これら信号電力Sc、雑音電力Ncおよび干渉電力
Icからなる入力信号を逆拡散符号で逆拡散および積分
処理した後の各電力の配分は、図3に示すとおりとな
る。つまり、帯域幅はシンボル・レートに相当する幅f
sに狭まり、信号電力Ss、雑音電力Nsおよび干渉電
力Isからなる。干渉を別途キャンセルしなかぎり逆拡
散符号との相関関係によって発生した干渉電力Isと雑
音電力Nsを識別することができないので、干渉電力I
sと雑音電力NsはまとめてNIsとして識別される。
従って、逆拡散後の信号(Ss+NIs)から信号電力
(Ss)と雑音電力(NIs)とを求め、その比をA/
D変換器19の出力P1(アンテナ入力電力に相当す
る。)に乗じることにより、アンテナ11に入力される
信号電力が求められる。
(dBm)と測定アンテナ入力電力との関係を示すグラフ
である。アンテナ11に入力される信号電力が増大する
につれ、出力P1はその入力に比例して大きくなる。逆
に、アンテナ11への入力信号の電力を小さくすれば、
同様に出力P1も減少する。しかしながら、アンテナ入
力信号の電力がある値(例えば、‐110dBm:この数値は
受信機およびその周辺回路の設計によって異なる。)以
下になると、入力をいくら小さくしてもA/D変換器1
9の出力P1は小さくならず、ほぼ一定の値を与える。
アンテナ入力が‐100 dBmを下回ると減少の変化が少な
くなり、‐110 dBm以下ではほぼ一定となる。これは、
受信回路12で発生する内部熱雑音が常時出力され、検
波回路16および増幅回路18を介して自動利得制御回
路13の利得を制御するからである。
と、アンテナに入力された信号電力がある値(例えば‐
100 dBm)を越える場合、内部熱雑音電力より十分大き
いとみなせるので、逆拡散後の信号電力は一定の値を示
す。図5は、干渉電力がないとした場合におけるアンテ
ナ入力における信号電力(横軸)と、逆拡散後に得られ
る信号電力値(縦軸)との関係を示す。図から分かるよ
うに、‐100 dBmを越える領域では、信号電力が雑音電
力より大きく支配的であるので、自動利得制御回路13
の働きにより、信号電力はほぼ一定になる。これに対
し、‐100 dBm以下では内部雑音電力と信号電力との相
対比に応じて変化するため直線的には減少しない。
るためには、受信電力がある閾値を境にして異なる求め
方をする必要があり、これは非常に煩雑であるととも
に、アンテナ入力電力が‐110 dBmないし‐100 dBmの範
囲である場合は、2つの求め方を組み合わせて算出する
必要があり、受信信号電力を求める処理は単純ではな
い。また、自動利得回路はアナログ回路であり、自動利
得回路の出力が一定(飽和)となるレベルが変動するお
それがある。さらに、図4に示されるように、内部雑音
電力が支配的な領域(‐100 dBm以下の領域)で、干渉
電力が存在すると受信電力を正しく計算できないという
問題がある。
決するために成されたもので、アンテナ入力電力の大き
さに影響されることなく、場合分けをすることなく受信
信号電力および受信干渉電力を求めることのできる電力
測定装置を提供する。
受信し、所望の受信信号の受信信号電力を測定する電力
測定装置において、スペクトラム拡散された信号を受信
し、受信信号を抽出する受信手段と、受信信号の包絡線
レベルに応じた制御信号に基づいて、受信信号の強度を
一定に維持する利得制御手段と、利得制御手段の出力信
号に基づいて、全受信電力値(PR)を算出する第1演算
手段と、利得制御手段の出力信号に対し逆拡散処理を行
う逆拡散処理手段と、逆拡散処理手段の出力信号に基づ
いて、受信信号の信号電力値(Ps)を算出する第2演算
手段と、制御信号に基づいて受信手段の入力における全
電力値(Rr)を算出する受信電力演算手段と、第1演算
手段の出力である全受信電力値(PR)、第2演算手段の
出力である信号電力値(Ps)および受信電力演算手段の
出力である全電力値(Rr)に基づいて受信信号の受信信
号電力値(Sr)を算出する信号電力演算手段と、から構
成される電力測定装置である。さらに、本発明におい
て、受信信号の受信電力(Sr)は、式Rr・(PS/PR)を
演算することにより求められる。
元接続(CDMA)通信方式の受信機における電力測定
装置30の概略ブロック図である。CDMA通信方式の
受信機は、前述したように基地局との間で送信電力を制
御する必要がある。本発明は、CDMA通信方式の受信
機に適用でき、W−CDMAにも応用が可能である。
号が送信されるとする。移動局において、送信信号の電
力の減衰を検出するためには、基地局からの送信信号パ
ターンが移動局側で判明していることが望ましい。そこ
で、ここでは基地局から既知の同じ信号パターンが繰り
返し送られるN個のパイロット・シンボル(P1,P2,
・・・PN)の受信電力を求め、その受信電力に基づき
移動局からの送信電力を制御する。
動作を説明する。基地局から送られた送信信号は、アン
テナ31によって受信され、高周波増幅回路32で増幅
される。増幅された高周波増幅回路32の出力信号は、
ミキサ33でローカル周波数信号と混合されて中間周波
(IF)信号に変換される。このIF信号は、自動利得
制御回路34に入力され、利得制御信号35に応答して
利得制御が行われ、ミキサ36に与えられる。利得制御
されたIF信号はミキサ36で再びローカル周波数信号
と混合され、ベース・バンド信号37に変換される。な
お、ベース・バンド信号は、一般に、複素記号で表現さ
れるが、簡略化のため便宜上実数表現で記述する。ベー
ス・バンド信号37は、当業者でよく知られたナイキス
ト・フィルタ38で波形整形された後、A/D変換器3
9でアナログ信号からデジタル信号に変換される。
路40に与えられ、その包絡線を検出し出力する。検波
回路40は、よく知られたダイオード検波回路を用いる
ことができる。検波回路40からの出力は受信中のチャ
ネルの全電力に相当し、この全電力値は、後述するよう
に受信中の信号電力を算出する際に利用される。検波回
路40の出力は、ローパス・フィルタ41で高域信号を
濾波したの後、利得制御信号として自動利得制御回路3
4に与えられる。ローパス・フィルタ41の時定数は、
例えば、100μSないし1mSの値が選ばれる。自動利得制
御回路34は、利得制御信号35に応じて、IF信号の
電力強度を一定に保持すべく制御する。
信号は、乗算回路42で逆拡散符号43と掛け合わされ
逆拡散演算が実行される。基地局で拡散処理に使用され
た拡散符号と同一である逆拡散符号を有する移動局のみ
が正しく復調処理が行われることになる。A/D変換器
39からのデジタル信号のサンプル列をxnとし、逆拡
散符号列をcnとすると、逆拡散処理を行った乗算器4
2の出力信号列ynは式(1)で表わされる。
ンボル毎に積算される。すなわち、i番目のシンボル出
力Piは、式(2)で表わされる。
ルあたりのチップ数を表わし、iはパイロット・シンボ
ルの番号(0≦i≦Np‐1)を示す。
振幅は既知であるから、適当に回転およびスケーリング
を行うことによりすべての送信パイロット・ベクトルP
iは等価なベクトルと考えることができる。そこで、位
相角の影響を無視すると、全パイロット・シンボルの平
均ベクトルP(バー)は、式(3)となる。
含まれる雑音は1/Npに減少する。従って、Npを適当
な数(たとえば4ないし8)以上に設定すれば、平均ベ
クトルP(バー)は信号電力のみからなると考えられ
る。さらに、平均ベクトルP(バー)と各シンボル出力
Piとの差分ベクトルは、雑音ベクトルと考えられる。
を、平均ベクトル演算回路45に送り、式(3)に従っ
て平均ベクトルP(バー)を算出する。この平均ベクト
ルP(バー)はさらに信号電力演算回路46に与えら
れ、式(4)に示す平均ベクトルP(バー)の絶対値を
二乗することにより、信号電力PSが求められる。
ンボルPiの分散と考えられるので、雑音電力演算回路
47は、雑音・干渉電力PNIを式(5)に従って算出す
る。
48に与えられ、この信号列から全電力PRが式(6)
により求められる。
号列の絶対値|cn|によって決まる定数で、式(7)で
求められ、全電力PRを信号電力PSおよび雑音・干渉電
力PNIと直接比較するために、これらのスケーリングを
一致させるために使用される。
Rは、図7に示すように、帯域fsでシンボル当たりに換
算した電力をそれぞれ与えるが、これらの間には式
(8)の関係がある。
て、雑音・干渉電力PNIに寄与しない分を示し、逆拡散
処理を行うと無くなる。
・フィルタ49に与え、その出力をA/D変換器50に
加える。ローパス・フィルタ49の時定数は通常10ms
程度に選ばれ、その時定数程度の時間平均をとったから
アンテナ受信端における入力電力Rrを求めることがで
きる。この入力電力Rrは、信号/雑音電力演算回路51
に送出され、以下述べるように、アンテナ入力端におけ
る信号、雑音電力がそれぞれ計算される。
Rは、ローパス・フィルタ49とほぼ同じ時定数を有す
るローパス・フィルタ52,53,54にそれぞれ与え
られる。ローパス・フィルタ52,53,54は、どの
ような構成であってもよいが、例えば、式(9)ないし
(11)で示す計算式を実行する演算回路でもよい。
ローパス・フィルタ61と同等の時定数となるように選
ばれる。また、mはサンプルの番号である。ローパス・
フィルタ52,53,54の出力PSd,PNId,P
Rdは、それぞれ信号/雑音電力演算回路51に送られ
る。
Rr、およびローパス・フィルタ52,53,54の出
力である信号電力PSd、雑音電力PNId、全電力PRdか
らアンテナ端における信号電力Srおよび雑音電力N
rが、式(12)および式(13)から求められる。
計算方法を切り換える必要がなく、また自動制御増幅回
路の動作状態に影響されずに入力信号電力を求めること
ができる。また、自動制御増幅回路あるいはA/D変換
器までの利得を予め求め記憶しておく必要がない。さら
に、干渉電力や雑音電力に対していかなる条件を設ける
必要がない。
機の概略ブロック図である。
c、雑音電力Ncおよび干渉電力Icそれぞれの構成を
表わす
干渉電力Icからなる入力信号の各電力配分を示す
との関係を示すグラフである。
力における信号電力(横軸)と、逆拡散後に得られる信
号電力値(縦軸)との関係を示す。
DMA)通信方式の受信機における電力測定装置の概略
ブロック図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 スペクトラム拡散された信号を受信し、
所望の受信信号の受信信号電力を測定する電力測定装置
において、 スペクトラム拡散された信号を受信し、前記受信信号を
抽出する受信手段と、 前記受信信号の包絡線レベルに応じた制御信号に基づい
て、前記受信信号の強度を一定に維持する利得制御手段
と、 前記利得制御手段の出力信号に基づいて、全受信電力値
(PR)を算出する第1演算手段と、 前記利得制御手段の出力信号に対し逆拡散処理を行う逆
拡散処理手段と、 前記逆拡散処理手段の出力信号に基づいて、前記受信信
号の信号電力値(Ps)を算出する第2演算手段と、 前記制御信号に基づいて前記受信手段の入力における全
電力値(Rr)を算出する受信電力演算手段と、 前記第1演算手段の出力である全受信電力値(PR)、前
記第2演算手段の出力である信号電力値(Ps)および前
記受信電力演算手段の出力である全電力値(Rr)に基づ
いて前記受信信号の受信信号電力値(Sr)を算出する信
号電力演算手段と、 から構成されることを特徴とする電力測定装置。 - 【請求項2】 前記受信信号の受信電力(Sr)は、式Rr
・(PS/PR)を演算することにより求められることを特
徴とする請求項1記載の受信信号電力測定装置。 - 【請求項3】 前記利得制御手段の出力信号をデジタル
に変換するA/D変換器をさらに含むことを特徴とする
請求項1記載の電力測定装置。 - 【請求項4】 前記制御信号は、ナイキスト・フィルタ
で信号波形が整形されてから前記逆拡散処理手段に加え
られることを特徴とする請求項1記載の電力測定装置。 - 【請求項5】 前記第2演算手段は、前記受信信号に含
まれるパイロット・シンボルを1シンボル毎に積分する
積分回路を含むことを特徴とする請求項1記載の電力測
定装置。 - 【請求項6】 前記第2演算手段は、前記積分回路から
出力される積分された全シンボルの平均を演算して、平
均ベクトルを算出する平均ベクトル演算手段を含むこと
を特徴とする請求項5記載の電力測定装置。 - 【請求項7】 前記第2演算手段は、前記平均ベクトル
の絶対値を二乗して前記信号電力値を算出する信号電力
演算回路を含むことを特徴とする請求項6記載の電力測
定装置。 - 【請求項8】 1シンボル毎に積分された前記パイロッ
ト・シンボルの分散を演算することにより雑音干渉電力
(PNI)を求める第3演算手段をさらに含むことを特徴
とする請求項6記載の電力測定装置。 - 【請求項9】 前記受信信号に含まれる雑音干渉電力
(NIr)は、式Rr・(PNI/PR)を演算することにより求
められることを特徴とする請求項8記載の受信信号電力
測定装置。 - 【請求項10】 スペクトラム拡散された受信信号を受
信し、前受信信号中に含まれるパイロット・シンボルか
ら受信信号電力を測定する電力測定装置において、 前記受信信号を抽出する受信手段と、 前記受信信号を検波して前記受信信号の包絡線レベルに
応じた制御信号を検出し、前記受信信号の振幅を一定に
維持する利得制御手段と、 前記利得制御手段の出力信号をデジタルに変換してデジ
タル受信信号を出力するA/D変換器と、 前記デジタル受信信号に含まれる前記パイロット・シン
ボルから、全受信電力値(PR)を算出する第1演算手段
と、 前記デジタル受信信号に対し逆拡散処理を行う逆拡散処
理手段と、 前記逆拡散処理手段の出力信号にに含まれる前記パイロ
ット・シンボルを1シンボル毎に積分し、さらに積分さ
れた全ての前記シンボルを平均して求められた平均ベク
トルの絶対値を二乗し、前記受信信号の信号電力値
(Ps)を算出する第2演算手段と、 前記制御信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を
含み、前記制御信号に基づいて前記受信手段の入力にお
ける全電力値(Rr)を算出する受信電力演算手段と、 前記第1演算手段の出力である全受信電力値(PR)、前
記第2演算手段の出力である信号電力値(Ps)および前
記受信電力演算手段の出力である全電力値(Rr)に基づ
いて前記受信信号の受信信号電力値(Sr)を算出する信
号電力演算手段と、 から構成されることを特徴とする電力測定装置。 - 【請求項11】 前記受信信号の受信電力(Sr)は、式
Rr・(PS/PR)を演算することにより求められることを
特徴とする請求項10記載の電力測定装置。 - 【請求項12】 前記全受信電力値(PR)は、前記デジ
タル受信信号に含まれる前記パイロット・シンボルのサ
ンプル列の二乗和をシンボル数で除することにより求め
られることを特徴とする請求項10記載の電力測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125312A JP4165629B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 受信信号電力および受信干渉電力を測定する電力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125312A JP4165629B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 受信信号電力および受信干渉電力を測定する電力測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001313588A true JP2001313588A (ja) | 2001-11-09 |
JP4165629B2 JP4165629B2 (ja) | 2008-10-15 |
Family
ID=18635290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000125312A Expired - Lifetime JP4165629B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 受信信号電力および受信干渉電力を測定する電力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4165629B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005539412A (ja) * | 2002-04-10 | 2005-12-22 | ノキア コーポレイション | Cdma信号電力推定装置及び方法 |
US7492750B2 (en) | 2001-09-18 | 2009-02-17 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus employed in a user equipment for interference signal code power and noise variance estimation |
US8189648B2 (en) | 2002-07-18 | 2012-05-29 | Interdigital Technology Corporation | Scaling using gain factors for use in data detection |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1006589B1 (en) | 1998-12-03 | 2012-04-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | MOS thin film transistor and method of fabricating same |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125312A patent/JP4165629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7492750B2 (en) | 2001-09-18 | 2009-02-17 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus employed in a user equipment for interference signal code power and noise variance estimation |
US8300520B2 (en) | 2001-09-18 | 2012-10-30 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus employed in a user equipment for interference signal code power and noise variance estimation |
JP2005539412A (ja) * | 2002-04-10 | 2005-12-22 | ノキア コーポレイション | Cdma信号電力推定装置及び方法 |
US8189648B2 (en) | 2002-07-18 | 2012-05-29 | Interdigital Technology Corporation | Scaling using gain factors for use in data detection |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4165629B2 (ja) | 2008-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6529850B2 (en) | Apparatus and method of velocity estimation | |
JP4260900B2 (ja) | N▲下t▼/i▲下o▼値を用いたセルラーシステムにおけるフォワードリンクパワー制御 | |
JPH07235913A (ja) | スペクトラム拡散通信装置及び信号強度検出装置 | |
JP2005535176A (ja) | 相関後のソフトしきい値処理による受信cdma信号の電力測定 | |
KR100348191B1 (ko) | 부호분할다중접속 통신시스템의 비직교 잡음 측정장치 및 방법 | |
JP2004531985A (ja) | スペクトラム拡散通信システムにおける出力電力制御判定 | |
KR101009304B1 (ko) | 속도 응답 시간 추적 | |
JP4165629B2 (ja) | 受信信号電力および受信干渉電力を測定する電力測定装置 | |
JPH07226710A (ja) | Cdma/tdd方式無線通信システム | |
US6724808B1 (en) | Transmission power control method of measuring Eb/N0 after weighted signals are combined | |
KR0162978B1 (ko) | 코드 분할 다중 접속 시스템에서 수신 신호에 대한 신호 대 간섭비 측정 장치 및 그 방법 | |
JP2002290344A (ja) | Sir測定装置および測定方法 | |
KR100280027B1 (ko) | 수신 장치 | |
US7349463B1 (en) | Method and apparatus for performing interference estimation | |
KR100321975B1 (ko) | 다중반송파를 사용하는 이동통신 시스템에서 전력 제어를위한 신호대간섭비 측정 장치 및 방법 | |
JP3912896B2 (ja) | 受信装置、及び受信方法 | |
US20060274819A1 (en) | Truncation and level adjustment of rake output symbols | |
KR100421413B1 (ko) | 코드분할 다중접속 시스템에서 분할 역확산된 파일럿심볼을 이용한 신호대간섭비 측정 장치 및 그 방법 | |
KR100651437B1 (ko) | 부분 연속 간섭 제거 방식의 통신 시스템 및 그 시스템에서송신 전력 할당 방법 | |
JPH10173626A (ja) | 直接拡散cdma伝送方式の受信装置 | |
JP3828760B2 (ja) | 電波サービスエリア評価装置 | |
KR100511668B1 (ko) | 이동통신 시스템의 오브이에스에프 코드 검색 장치 및 방법 | |
JPH04351129A (ja) | スペクトル拡散通信装置 | |
KR980012981A (ko) | 파일럿(Pilot) 신호를 갖는 DS/CDMA 방식에서의 잡음전력밀도에 대한 비트당 에너지(Eb/No)를 구하는 방법 및 그 장치 | |
Pirhonen et al. | Code acquisition in narrow-band interference using MUSIC with differential correlations |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080623 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4165629 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808 Year of fee payment: 5 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |