JP2001313320A - 半導体装置の試験方法及び試験装置 - Google Patents

半導体装置の試験方法及び試験装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハ状態での配線の信頼性評価試験におい
て、配線の信頼性パラメータを個別にかつ正確に求める
ことができる半導体装置の試験方法及び試験装置を提供
する。 【解決手段】 ウェハ10上の試験用配線に、交流電流
と直流電流とが重畳された電流を流してジュール発熱さ
せ、交流電流及び直流電流を個別に変化させて、配線の
温度及びストレス電流を個別に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
搭載される配線の信頼性評価試験、 特にエレクトロマイ
グレーション特性の評価の向上において有効な試験方
法、及びその試験に使用する試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI(Large Scale Integratio
n )の高速化及び高機能化とともに、素子の高集積化及
び微細化が促進されており、これに伴って、素子間を接
続する配線も微細化される傾向にある。現状ではロジッ
クLSIの最小配線幅は0.3μm以下であるが、将来
的には線幅が0.1μm以下の配線の使用が予想されて
いる。LSIの安定動作を保証するためには、線幅が細
くてなっても配線の信頼性を確保することが重要であ
る。
【0003】配線の信頼性を低下させる原因としてエレ
クトロマイグレーションがある。エレクトロマイグレー
ションとは、高温にさらされた配線中の金属原子が、高
密度の電子流によって移動する現象である。エレクトロ
マイグレーションによって配線中にボイドやヒロイック
が生じ、断線や隣接配線間の短絡を招いて、LSIの信
頼性が低下する要因となる。
【0004】従来から、エレクトロマイグレーションに
よる配線の劣化を評価する試験が実施されている。この
試験では、半導体チップに試験用配線を形成しておき、
高温炉内で150〜250℃に加熱しつつ、5×105
〜5×106 A/cm2 の電流密度で試験用配線に電流
を流すことによって劣化を加速させ、配線が断線又は抵
抗上昇するまでの時間を調べることによって配線の寿命
を評価している。配線の平均寿命MTFは、下記(1)
式に示すブラック(BLACK )の経験式で表されることが
知られている。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、A及びnは定数、kはボルツマン
定数、Tは絶対温度、jは電流密度、Eaは活性化エネ
ルギーである。これらのうち、Ea値及びn値はそれぞ
れ配線寿命MTFの温度依存性と電流密度依存性を示す
パラメータであり、温度や電流密度を変えた試験から算
出される。配線の信頼性評価試験では、Ea値及びn値
は最も重要なパラメータであるということができる。
【0007】近年、従来のアルミニウム合金を用いた配
線に替えて、銅(Cu)を用いた配線の開発が行われ、
実用化が進んでいる。これは、銅配線がアルミニウム配
線よりも低抵抗で、エレクトロマイグレーション耐性が
高いとされているためである。しかし、銅配線に対して
上述の配線の信頼性評価試験を行った場合、試験時間は
アルミニウム配線の場合よりも約1桁長くなるので、莫
大な時間とコストがかかることになる。
【0008】一方、半導体チップを用いた試験とは別
に、ウェハの状態で配線の信頼性の評価試験を行う方法
が提案され、実用化されている。この方法では、ウェハ
上の配線に直接プローブピンを接触させ、配線に5×1
6 A/cm2 程度の過剰な電流を流すことでジュール
熱を発生させ、配線が目的の試験温度となるようにし
て、断線までの時間を調べるものである。このとき、配
線温度は配線抵抗の増加量から確認される。この方法
は、例えば、R.E.Jones et al. J.Appl.Phys.61(1987)4
670 やT.Nitta et al. J.Electrochem.Soc.139(1992)92
2 等(以下、文献という)に詳説されている。この方法
では、半導体チップに組み上げる必要がなくウェハの状
態で試験すること、試験の際の電流密度が半導体チップ
を用いた試験よりも半桁以上大きいことなどの理由によ
り、試験時間とコストを大幅に縮小化することが可能で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のウェハ
状態での配線の信頼性評価試験では、配線に流れる電流
を制御して配線を目的の試験温度としているため、電流
と温度とを別個に制御することができない。このため、
信頼性評価試験において最も重要なパラメータであるn
値及びEa値を別個に求めることができないという欠点
がある。従来のウェハ状態での配線の信頼性評価試験方
法では、前記(1)式においてn値を仮定し、MTF×
n の温度依存性からEa値を求める方法がとられてき
た。しかしながら、n値及びEa値の精度が十分でな
く、これらのパラメータの値をより一層正確に求めるこ
とができる試験方法が要望されている。
【0010】以上から、本発明の目的は、ウェハ状態で
の配線の信頼性評価試験において、配線の信頼性パラメ
ータを個別にかつ正確に求めることができる半導体装置
の試験方法及び試験装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の試
験方法は、交流電流と直流電流とが重畳された電流を配
線に流して該配線をジュール発熱させ、前記交流電流及
び前記直流電流を個別に変化させて前記配線の温度及び
ストレス電流を制御することを特徴とする。配線に発生
するジュール熱の熱量は配線に流れる電流に関係し、エ
レクトロマイグレーションは直流成分に関係する。従っ
て、配線に交流電流と直流電流とが重畳された電流を流
し、交流電流と直流電流とを個別に制御することによ
り、配線温度とストレス電流(エレクトロマイグレーシ
ョンの原因となる電流)とを個別に変化させることがで
きる。
【0012】前記(1)式のEa値は温度に依存するパ
ラメータであり、n値は配線に流れる電流に依存するパ
ラメータである。従って、例えば直流電流を一定にし、
交流電流を変化させて信頼性評価試験を行うことによ
り、Ea値を求めることができる。また、異なる直流電
流に対して配線温度が一定となるように交流電流を制御
して信頼性評価試験を行うことにより、n値を求めるこ
とができる。
【0013】本発明の半導体試験装置は、交流電流を発
生可能で、かつ、正側及び負側の電流量を個別に設定で
きる電流源と、前記電流源から出力された電流をウェハ
上に形成された配線に供給する接触子と、前記配線の電
圧を測定する電圧測定器とを有することを特徴とする。
この試験装置を使用し、配線に流れる電流の交流成分と
直流成分とを個別に制御することによって、前記(1)
式のパラメータEa及びパラメータnを求めることがで
きて、配線の信頼性をより正確に評価することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてより詳細に
説明する。エレクトロマイグレーション劣化は、高密度
の電子流によって引き起こされる電子風力によって、配
線中の金属原子が電子流と同じ方向へ移動する現象であ
る。従って、両方向へのそれぞれの電流の平均値が等し
く、実効的な直流成分がゼロであるような交流電流を配
線に流しても、エレクトロマイグレーションによる劣化
は起きない。
【0015】一方、抵抗値R(Ω)の配線に電流I
(A)を流したときに生じるジュール発熱の熱量P
(W)は、下記(2)式により表される。
【0016】
【数2】
【0017】このとき、配線の熱抵抗をθ(K/W)と
すると、配線での温度上昇は下記(3)式のようにな
る。
【0018】
【数3】
【0019】前記(2)式で示されるように、ジュール
発熱による発熱量Pは電流量の2乗に比例する。図1
(a)に示す波形の電流Iは、図1(b)に示す直流電
流ID と、図1(c)に示す交流電流IA との和として
表すことができる。すなわち、下記(4)式のように表
記することができる。
【0020】
【数4】
【0021】このような電流Iを試験用配線に流した場
合、試験用配線の温度上昇は、下記(5)式で算出され
る。
【0022】
【数5】
【0023】例えば、配線に流れる電流として、図1
(a)に示したような波形の電流Iを用いた場合、配線
温度は下記(6)式で求めることができる。
【0024】
【数6】
【0025】一方、上述したように電子風力の大きさは
電流Iの直流成分(ID )に依存するので、ストレス電
流値は配線に流れる電流の平均で与えられる。交流成分
(I A )の平均がゼロであるので、ストレス電流値は直
流成分(ID )に等しい。このことから、本発明のよう
に、試験用配線に流す電流として、図1(a)に示すよ
うな波形の電流I(交流パルス電流)を用いれば、交流
成分(IA )と直流成分(ID )を制御することによっ
て、試験用配線の温度とストレス電流値とを個別に設定
することができる。
【0026】例えば、直流電流ID を一定とし、異なる
交流電流IA に対して信頼性評価試験を行うことによ
り、パラメータEaを測定できる。また、異なる直流電
流IDに対してIA 2 +ID 2 が一定となるように交流
電流IA を設定することによって、パラメータnを測定
できる。試験用配線に流す電流として、図2(a)に示
す電流I、すなわち図2(b)に示す直流電流ID と、
図2(c)に示す正弦波の交流電流IA とを重畳した電
流や、図3に示すように正電流と負電流とのデューティ
比が異なるACパルス電流などを用いた場合でも、同様
の理由でパラメータEa,nを測定することが可能であ
る。
【0027】図4,図5は試験用配線の例を示す平面図
である。本発明の実施の形態においては、図4又は図5
に示すような試験用配線11を、ウェハのスクライブラ
イン上に形成する。試験用配線11は、例えば銅により
形成し、幅が0.3μm、高さが0.4μm、長さが1
50μmとする。図4に示すように,試験用配線11の
両端に幅が太い引き出し配線12a,12bを接続し、
これらの引き出し配線12a,12bの端部に端子13
a,13bを接続しておくことが好ましい。また、図5
に示すように、試験用配線11の両端にそれぞれ2本の
引き出し配線14a〜14dを接続し、これらの引き出
し配線14a〜14cの端部に端子15a〜15dを接
続しておいてもよい。
【0028】なお、本発明は、試験用配線をスクライブ
ライン上に形成することに限定するものではないが、試
験用配線は信頼性評価のためだけに使用するものであ
り,試験後は不要となるので、スクライブラインの上の
ようにウェハ上の不要な領域に形成することが好まし
い。図6は本発明の実施の形態の試験装置を示す模式図
である。この試験装置は、フルオートプローバ21、ス
トレス電流源22、スキャナ23及びホストコンピュー
タコンピュータ24により構成される。フルオートプロ
ーバ21には多数のプローブピン(接触子)21aが設
けられており、これらのプローブピン21aがウェハ1
0上に形成された端子に接触するようになっている。こ
の例では、ウェハ10上に、図5に示す4端子の試験用
配線が形成されているものとする。
【0029】ストレス電流源22は、交流電流及び直流
電流を発生し、これらの電流をフルオートプローバ21
のプローブピン21aを介して試験用配線に供給する。
このストレス電流源22は、交流電流として周波数10
Hz〜10kHzの任意の波形が発生可能であり、正
側、負側の電流値を1mA〜500mAの範囲でそれぞ
れ個別に設定することができる。この電源の主な仕様は
以下のとおりである。但し、この例では、ストレス電流
源22から出力される電流は、図1(a)に示すような
波形の交流パルス電流である。
【0030】(ストレス電流源の仕様) 設定電流範囲(正側) :1mA〜500mA 設定電流範囲(負側) :1mA〜500mA 設定パルス繰り返し周波数:10Hz、100Hz、1
kHz、10kHz 設定デューティー比範囲 :10%〜90% 追従電圧 :30V スキャナ23は、フルオートプローバ21のプローブピ
ン21aに接続される。そして、試験用配線の両端部に
おける電圧を測定し、その結果から配線抵抗を求める。
ホストコンピュータ24は、スキャナ23で求めた配線
抵抗から試験用配線に発生するジュール発熱量を計算
し、その結果を基にストレス電流源22を制御して、試
験用配線の温度が目的温度となるようにする。
【0031】図7は、横軸に配線に流す交流電流IA
絶対値をとり、縦軸に温度をとって、図1に示す波形の
電流Iを配線に流した場合の電流と温度との関係を調べ
た結果を示す図である。但し、配線の幅は0.3μm、
電流Iの直流成分(ID )は4.6mAである。この図
から、直流成分(ID )が一定の条件で交流成分
(I A )を変化させることにより、配線温度を制御する
ことができることがわかる。
【0032】図4に示すように、試験用配線11の両端
にそれぞれ1個の端子13a,13bが接続されている
場合、端子13a,13bに図1(a)に示す波形の電
流Iを流し、端子13a,13b間の抵抗をスキャナ2
3で測定する。また、図5に示すように試験用配線11
の両端にそれぞれ2個の端子15a〜15dが接続され
ている場合は端子15a,15b間に交流電流IA と直
流電流ID とが重畳された電流Iを流し、端子15c,
15d間の電圧を測定する。また、端子15a,15b
間に交流電流IA を流し、端子15c,15d間に直流
電流ID を流して、端子15c,15d間の電圧を測定
してもよい。更に、端子15a,15b間に直流電流I
D を流し、端子15c,15d間に交流電流IA を流し
て、端子15c,15d間の電圧を測定してもよい。但
し、いずれも場合も電圧を測定する際のサンプリング時
間は、交流成分(IA )の1周期よりも長いことが必要
である。
【0033】上述の試験装置を使用して配線の信頼性評
価試験を行った。試験用配線には、図4に示すように、
両端に引き出し配線を介してそれぞれ2個の端子が接続
されている。試験用配線11の幅は0.3μm、高さは
0.4μm、長さは1500μmである。配線11は、
直径8インチのシリコンウェハ10の上に厚さが0.7
μmのSiO2 からなる絶縁膜を形成し、この絶縁膜の
上に形成している。
【0034】図6に示すように、ウェハ10をオートプ
ローバ21の上に搭載し、ウェハ10の温度が室温の状
態で、直流電流ID 及び交流電流IA を個別に制御して
配線の信頼性試験を実施した。用いた試験体(TEG:
Test Element Group)の数は、各条件で18個であっ
た。試験時の配線温度は、電流を流したときの配線抵抗
から類推した。これは、前述の論文に記載されている方
法と同じ原理である。金属抵抗の温度係数は、予め別の
試験体を用いて測定しておいた値を用いた。
【0035】前述した数値計算の場合と同様に、直流成
分(ID )一定の下で、交流成分(IA )を変化させて
測定を行った。実際に印加した電流値は、直流成分が
4.6mA、交流成分が28.4mA、30.4mA、
32.4mAである。この結果をプロットしたものが図
8である。このグラフから活性化エネルギーEaの値は
1.12eVと得られた。
【0036】前述の(1)式から、電流に関係するパラ
メータ(j及びn)が一定であるとすると、平均寿命の
対数はEaの一次関数として表すことができる。従っ
て、図8に示すように、横軸に温度Tの逆数をとり、縦
軸に平均寿命MTFの対数をとって測定結果をプロット
すると、パラメータEaはプロットした点により表され
る直線の傾きとして求めることができる。
【0037】これと同様に、(1)式から、温度に関す
るパラメータ(Ea及びT)が一定であるとすると、平
均寿命の対数は電流の対数の一次関数として表すことが
できる。従って、図9に示すように、横軸に電流密度j
の対数をとり、縦軸に平均寿命MTFの対数をとって測
定結果をプロットすると、パラメータnはプロットした
点により表される直線の傾きとして求めることができ
る。
【0038】このように、本実施の形態においては、試
験用配線の温度とストレス電流とを個別に制御し、式
(1)のパラメータEa及びnを正確に求めることがで
きるので、配線の信頼性を高精度で評価することができ
る。また、本実施の形態ではウェハの状態で配線の信頼
性を評価することができ、かつ、試験用配線をスクライ
ブラインのようにウェハ上の不要な領域に形成するの
で、コストダウンに寄与するという効果も得られる。
【0039】(付記1)交流電流と直流電流とが重畳さ
れた電流を配線に流して該配線をジュール発熱させ、前
記交流電流及び前記直流電流を個別に変化させて前記配
線の温度及びストレス電流を制御することを特徴とする
半導体装置の試験方法。 (付記2)前記交流電流が、一定の周期で電流の向きが
反転し、両方向に流れる電流の平均値が等しい矩形波又
は正弦波であることを特徴とする付記1に記載の半導体
装置の試験方法。
【0040】(付記3)前記配線の一端と他端との間に
前記交流電流と直流電流とが重畳された電流を流し、前
記配線の一端と他端との間の電圧を測定することを特徴
とする付記1に記載の半導体装置の試験方法。 (付記4)前記配線の一端側に接続された第1の端子と
他端側に接続された第2の端子との間に前記交流電流と
直流電流とが重畳された電流を流し、前記配線の一端側
に接続された第3の端子と他端側に接続された第4の端
子との間の電圧を測定することを特徴とする付記1に記
載の半導体装置の試験方法。
【0041】(付記5)前記配線の一端側に接続された
第1の端子と他端側に接続された第2の端子との間に前
記直流電流を流し、前記配線の一端側に接続された第3
の端子と他端側に接続された第4の端子との間に前記交
流電流を流し、前記第3の端子と前記第4の端子との間
の電圧を測定することを特徴とする付記1に記載の半導
体装置の試験方法。
【0042】(付記6)前記配線に流す電流が5×10
6 A/cm2 以上であることを特徴とする付記1乃至5
のいずれか1項に記載の半導体装置の試験方法。 (付記7)前記配線を、ウェハのスクライブライン上に
形成することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項
に記載の半導体装置の試験方法。 (付記8)正電流と負電流とを交互に配線に流して該配
線をジュール発熱させ、前記正電流及び前記負電流の周
期、並びに前記正電流及び前記負電流の電流量を変化さ
せて、前記配線の温度及びストレス電流を制御すること
を特徴とする半導体装置の試験方法。
【0043】(付記9)前記配線を、ウェハのスクライ
ブライン上に形成することを特徴とする付記8に記載の
半導体装置の試験方法。 (付記10)交流電流を発生可能で、かつ、正側及び負
側の電流量を個別に設定できる電流源と、前記電流源か
ら出力された電流をウェハ上に形成された配線に供給す
る接触子と、前記配線の電圧を測定する電圧測定器とを
有することを特徴とする半導体装置の試験装置。
【0044】(付記11)前記電流源は、交流電流の周
波数及びデューティ比の少なくとも一方が調整可能であ
ることを特徴とする付記10に記載の半導体装置の試験
装置。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配線に交流電流と直流電流とが重畳された電流を流し、
交流電流及び直流電流を個別に変化させて配線の温度と
ストレス電流を制御するので、ウェハ状態での配線の信
頼性評価試験における重要なパラメータを個別にかつ正
確に求めることができる。これにより、例えば試験時間
とコストとを大幅に縮小化できるとともに、試験結果の
信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において試験用配線に流す
電流の例(その1)を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態において試験用配線に流す
電流の例(その2)を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態において試験用配線に流す
電流の例(その3)を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における試験用配線の例
(その1)を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における試験用配線の例
(その2)を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の試験装置を示す図であ
る。
【図7】試験用配線に流す電流と配線の温度との関係を
示す図である。
【図8】パラメータEaの取得方法を示す図である。
【図9】パラメータnの取得方法を示す図である。
【符号の説明】
10…ウェハ、 11…試験用配線、 12a,12b,14a〜14d…引き出し配線、 13a,13b,15a〜15d…端子、 21…プローバ、 22…ストレス電流源、 23…スキャナ、 24…ホストコンピュータ。
フロントページの続き (72)発明者 清水 紀嘉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AA00 AB03 AD08 AE14 AL00 4M106 AA01 AA07 AC02 AC05 CA04 CA16 CA31 CA56 CA70 DH01 DH02 DH51 DH60 DJ24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電流と直流電流とが重畳された電流
    を配線に流して該配線をジュール発熱させ、前記交流電
    流及び前記直流電流を個別に変化させて前記配線の温度
    及びストレス電流を制御することを特徴とする半導体装
    置の試験方法。
  2. 【請求項2】 前記配線の一端側に接続された第1の端
    子と他端側に接続された第2の端子との間に前記交流電
    流と直流電流とが重畳された電流を流し、前記配線の一
    端側に接続された第3の端子と他端側に接続された第4
    の端子との間の電圧を測定することを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の試験方法。
  3. 【請求項3】 前記配線の一端側に接続された第1の端
    子と他端側に接続された第2の端子との間に前記直流電
    流を流し、前記配線の一端側に接続された第3の端子と
    他端側に接続された第4の端子との間に前記交流電流を
    流し、前記第3の端子と前記第4の端子との間の電圧を
    測定することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の試験方法。
  4. 【請求項4】 交流電流を発生可能で、かつ、正側及び
    負側の電流量を個別に設定できる電流源と、 前記電流源から出力された電流をウェハ上に形成された
    配線に供給する接触子と、 前記配線の電圧を測定する電圧測定器とを有することを
    特徴とする半導体装置の試験装置。
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