JP2001312439A - 情報配信システム - Google Patents

情報配信システム

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JP2001312439A
JP2001312439A JP2001051251A JP2001051251A JP2001312439A JP 2001312439 A JP2001312439 A JP 2001312439A JP 2001051251 A JP2001051251 A JP 2001051251A JP 2001051251 A JP2001051251 A JP 2001051251A JP 2001312439 A JP2001312439 A JP 2001312439A
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JP2001051251A
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Yoshiyuki Miyabe
義幸 宮部
Shigeru Arai
重 荒居
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信元におけるプログラム配信の負担を軽減
しつつ、配信先での転送やインストールを、配信元にお
いて管理することのできるプログラム配信システムを提
供する。 【手段】 PC116に配信されたソフトウエアには、
転送プログラム、履歴情報、インストールプログラムお
よびアプリケーションプログラムが格納されている。転
送プログラムは、転送先の端末に関する情報と転送に使
用する伝送媒体に関する情報を履歴情報に追加し、PC
172に自分自身を含むソフトウエア全体を転送する。
インストール・プログラムは、ネットワーク151、外
部接続装置104を通じて配信管理装置103に履歴情
報を送信する。配信管理装置103は、履歴情報を受信
し、インストールの可否を返信する。インストール・プ
ログラムは、インストール可の返信を受け取った後、ア
プリケーションプログラムのインストール処理を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
・プログラムやアプリケーション・データを複数の端末
装置に配信するプログラム配信システムおよび配信プロ
グラム記録媒体ないしデータ配信システムおよびデータ
記録媒体、またはこれらについての配信管理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサや表計算ソフト
等のアプリケーション・プログラムは、主に光ディスク
等の記録媒体を用いて求めるユーザに配信されてきた。
また、音楽や映画等のアプリケーション・データについ
ても同様であった。このようなアプリケーション・プロ
グラムおよびアプリケーション・データ(以下、両者を
まとめて「アプリケーション」と称す)の配信方法にお
いては通常、配信元が配信しようとするアプリケーショ
ンの数以上の記録媒体を作成して各ユーザに届け、この
記録媒体を入手したユーザが各自の端末装置にこれをセ
ットしてこのアプリケーションを利用する、という形態
をとっている。
【0003】ところが近年、インターネット等の通信回
線によってコンピュータや家電機器が接続されるように
なり、この通信回線を使ってのプログラム配信やデータ
配信を行なうシステムが実現され、実用化されている。
例えば特開平10-269078号公報には、ソフトウェアの配
信を求める利用者が通信回線を通じてソフトウェア提供
者のサーバ装置に配信要求を発信し、このサーバ装置が
求めるソフトウェアをその利用者に送信するシステムが
記載されている。
【0004】また、デジタルなデータの通信が可能な通
信網としては、このようなコンピュータ・ネットワーク
以外にも、携帯電話等の無線の電話回線、デジタル衛星
放送におけるデータ放送等、多様なものが実現、整備さ
れつつあり、これらの多種多様な通信路を利用したアプ
リケーションの配信が実現可能な状況になってきてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の通信路の配信システムにおいては、配信元側の負担が
非常に大きい、という問題がある。例えば、インターネ
ットに接続された配信元のサーバ装置は、配信しようと
するすべてのアプリケーションにつき、常にダウンロー
ド可能なようにサーバ側で管理していなければならな
い。また、このサーバ装置は、配信を要求されたアプリ
ケーションの数と同じ回数のダウンロード処理をしなけ
ればならない。これはサーバとなるコンピュータシステ
ムに大きな負担を強いる他、処理能力を越えるダウンロ
ード要求が時間的に集中して発生した場合には輻輳状態
となり、ダウンロードそのものが不能となる原因ともな
る。また、サーバが稼働している状態でないとアプリケ
ーションの配信ができない他、サーバに通信回線で接続
されていない端末へのアプリケーションの配信をするこ
とはできない。
【0006】一方、アプリケーションをコピーフリー、
即ち無制限に複写可能として配信する方法もある。この
場合は、アプリケーションを入手した任意のユーザが他
のユーザにアプリケーションを配信することができる
他、多様な通信経路による配信が容易となるので、全体
として効率的に配信することができ、かつ、この際の配
信元側の負担は非常に軽いものとなる。しかしこの場合
は、配信されたアプリケーションについて配信元側で管
理することができず、配信したアプリケーションについ
てのバグ等の不具合の修正やバージョン管理等に支障を
きたしてしまう。また、自主的にアプリケーションが配
信されていくので、ユーザに対する課金等の処理をする
ことはできない。
【0007】本願発明はかかる点に鑑み、配信元側の負
担を軽減し、かつ、多様な経路による効率的な配信を可
能としつつ、配信されたプログラムの管理を配信側で行
なうことができるプログラム配信システムおよび配信プ
ログラム記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)(2)(3)(4)(5)(6)(8)
この発明の情報配信システムは、情報配信を管理する情
報配信管理装置と、前記情報配信管理装置と通信可能に
接続された端末装置とを備えた情報配信システムにおい
て、前記配信される情報は、当該情報を利用するために
必要な処理を実行するための利用プログラムとともに端
末装置に配信され、端末装置は、利用プログラムの処理
に基づいて、当該情報の利用処理を行うものであり、当
該利用処理の際に、利用プログラムは、情報配信管理装
置と通信して利用処理の許可を求め、情報配信管理装置
から許可を得たことを条件に、利用処理を実行すること
を特徴としている。
【0009】したがって、各端末装置における情報の転
送やインストールなどの利用を、情報配信管理装置側に
おいて管理することができる。
【0010】(7)この発明の利用プログラムを記録した
記録媒体は、利用プログラムとともに情報もあわせて記
録されていることを特徴としている。
【0011】したがって、配信すべき情報とこれを利用
するための利用プログラムとが同一の記録媒体に記録さ
れ、情報の配信やインストールなどの利用をスムースに
行うことができる。
【0012】(9)この発明の情報配信システムは、配信
情報が、プログラムであることを特徴としている。した
がって、プログラムの配信を適切に管理することができ
る。
【0013】(10)この発明の情報配信システムは、前記
配信情報が、データであることを特徴としている。した
がって、データの配信を適切に管理することができる。
【0014】(11)この発明の情報配信システムは、端末
装置側において行う情報の利用処理が、配信された情報
の転送処理であり、前記利用プログラムは、情報を他の
装置に転送するための転送プログラムを含むことを特徴
としている。
【0015】したがって、情報配信管理装置側におい
て、情報の転送を管理することができる。
【0016】(12)この発明の情報配信システムは、配信
される情報には転送履歴が付加されており、転送プログ
ラムは、当該転送履歴もあわせて転送することを特徴と
している。
【0017】したがって、転送履歴も情報とともに転送
され、転送の管理をより詳細に行うことができる。
【0018】(13)この発明の情報配信システムは、情報
の転送時に、転送プログラムが、転送履歴を更新して転
送することを特徴としている。
【0019】したがって、転送が行われる度に転送履歴
が更新され、転送に関する情報をより詳細に蓄積するこ
とができる。
【0020】(14)この発明の情報配信システムは、転送
プログラムが、転送時に用いた転送媒体を追加記録し
て、転送履歴を更新することを特徴としている。
【0021】したがって、いずれの転送媒体によって転
送が行われたかを記録し追跡することができる。
【0022】(15)この発明の情報配信システムは、転送
プログラムが、転送先の装置情報を追加記録して、転送
履歴を更新することを特徴としている。
【0023】したがって、いずれの装置に転送を行った
かを記録し追跡することができる。
【0024】(16)この発明の情報配信システムは、転送
プログラムが、古い転送履歴を削除して、新たな転送履
歴を追加記録することを特徴としている。
【0025】したがって、転送履歴のための容量を十分
確保できない場合においても、新しい転送履歴を優先し
て保持することができる。
【0026】(17)この発明の情報配信システムは、転送
プログラムが、転送履歴の記録容量が所定の容量を超え
た場合または転送履歴の記録個数が所定個を越えた場合
に、古い履歴情報を削除することを特徴としている。
【0027】したがって、転送履歴のための容量を十分
確保できない場合においても、新しい転送履歴を優先し
て保持することができる。
【0028】(18)この発明の情報配信システムは、転送
プログラムが、情報とともに転送プログラム自身を転送
することを特徴としている。
【0029】したがって、転送された情報が、さらに他
の装置に転送される場合においても、転送履歴を管理す
ることができる。
【0030】(19)この発明の配信システムは、転送プロ
グラムが、情報とともに利用プログラム全体を転送する
ことを特徴としている。
【0031】したがって、転送された情報が、さらに他
の装置にて利用される場合においても、利用履歴を管理
することができる。
【0032】(20)この発明の情報配信システムは、配信
情報に、当該配信情報を特定する情報IDが付されてい
ることを特徴としている。
【0033】したがって、複数種類の情報について、あ
るいは同一情報の複数の情報伝達経路等について、配信
状況を管理することができる。
【0034】(21)この発明の情報配信システムは、端末
装置側の転送プログラムが、情報転送の際に、当該情報
に付された情報IDを情報配信管理装置に送信し、情報
配信管理装置は、受信した情報IDに基づいて、情報転
送の可否を決定することを特徴としている。
【0035】したがって、情報配信管理装置側におい
て、情報IDに基づき、情報転送をコントロールするこ
とができる。
【0036】(22)この発明の情報配信システムは、情報
配信管理装置が、端末装置にて動作している転送プログ
ラムから情報転送の要求を受けると、当該転送される情
報に対して新たな情報IDを生成して記録するととも
に、転送プログラムに送信し、転送プログラムは、転送
する情報に受信した新たな情報IDを付して転送するこ
とを特徴としている。
【0037】転送の各段階において新たな情報IDを生
成するので、情報IDに基づいて、いずれの転送段階に
おいて配布された情報であるかを知ることができる。
【0038】(23)この発明の情報配信システムは、端末
装置側において行う情報の利用処理が、配信された情報
のインストール処理であり、前記利用プログラムは、情
報を端末装置において使用可能とするためのインストー
ルプログラムを含むことことを特徴としている。
【0039】したがって、情報配信管理装置側におい
て、端末装置における情報のインストールを管理するこ
とができる。
【0040】(24)この発明の情報配信システムは、配信
情報に、当該配信情報を特定する情報IDが付されてい
ることを特徴としている。
【0041】したがって、複数種類の情報について、あ
るいは異なる伝達経路にて配信した同一の情報等につい
て、そのインストール状況を管理することができる。
【0042】(25)この発明の情報配信システムは、端末
装置側のインストール・プログラムが、インストールの
際に、当該情報に付された情報IDを情報配信管理装置
に送信し、情報配信管理装置は、受信した情報IDに基
づいて、インストールの可否を決定することを特徴とし
ている。
【0043】したがって、情報配信管理装置側におい
て、情報IDに基づき、端末装置における情報のインス
トールをコントロールすることができる。
【0044】(26)この発明の情報配信システムは、情報
配信管理装置が、端末装置にて動作しているインストー
ル・プログラムからインストールの要求を受けると、当
該インストールされる情報に対して新たな情報IDを生
成して記録するとともに、インストール・プログラムに
送信し、インストール・プログラムは、インストールす
る情報に受信した新たな情報IDを付してインストール
することを特徴としている。
【0045】インストールが行われるごとに新たな情報
IDを生成するので、情報IDに基づいて、いずれの端
末装置においてインストールされた情報であるかを知る
ことができる。
【0046】(27)この発明の情報配信システムは、配信
される情報には転送履歴が付加されており、端末装置側
のインストールプログラムは、当該転送履歴を情報配信
管理装置に送信し、情報配信管理装置は、転送履歴の受
信がなければ、端末装置側のインストールプログラムに
インストールの許可を与えないことを特徴としている。
【0047】したがって、情報配信管理装置は、端末装
置から確実に転送履歴を取得することができる。
【0048】(28)この発明の情報配信システムは、配信
される情報が暗号化されており、情報管理装置は、イン
ストールプログラムからのインストール要求に応じて、
インストールを許可する場合には、前記暗号を解くため
の鍵情報をインストールプログラムに送信することを特
徴としている。
【0049】したがって、情報配信管理装置は、端末装
置におけるインストールを確実にコントロールすること
ができる。
【0050】(29)この発明の記録媒体は、配信対象であ
る情報と当該情報の履歴情報と利用アプリケーションを
記録した記録媒体であって、前記履歴情報は、過去の転
送履歴を記録する領域と、新たな転送履歴を記録する領
域とに記録されており、前記新たな転送履歴は、情報配
信先の端末装置において動作する利用アプリケーション
により、その内容が追加して記述されることを特徴とし
ている。
【0051】したがって、この記録媒体を用いて情報配
信を行えば、記録媒体の転送履歴を見ることによって、
これを把握することができる。
【0052】(30)この発明の履歴情報記録媒体は、関連
づけられた配信対象情報の履歴情報を記録した履歴情報
記録媒体であって、前記履歴情報は、前記情報が転送さ
れるごとに、領域を分けて記録され、情報転送があるご
とに、当該情報転送を行った端末装置により、履歴情報
が追加記録される構造を有している。
【0053】したがって、この履歴情報記録媒体を配信
したい情報に関連づけて配布すれば、記録媒体の転送履
歴を見ることによって、これを把握することができる。
【0054】(31)この発明の配信経路追跡方法は、情報
配信管理装置から、当該情報配信管理装置に直接的又は
間接的に接続された端末装置に配信した情報の配信経路
を記録するための配信経路追跡方法であって、前記配信
する情報を、当該情報を転送するための転送プログラム
とともに端末装置に配信し、端末装置において、転送プ
ログラムによって情報を他の端末装置に転送する場合に
は、転送プログラムが配信経路情報を更新するととも
に、当該更新した配信経路情報を情報配信管理装置に送
信し、情報配信管理装置に当該情報の配信経路情報を蓄
積して、配信経路を追跡することを特徴としている。
【0055】したがって、情報配信管理装置側におい
て、情報の配信経路を容易に追跡することができる。
【0056】(32)この発明の情報配布方法は、ネットワ
ークまたは媒体を介して情報を配布する方法であって、
配布元は、配布すべき情報に当該情報を利用するための
利用プログラムを付して配布し、配布を受けた情報利用
側では、当該利用プログラムを用いて、配布元に利用許
可を得た後でなければ、当該情報を利用できないように
したことを特徴としている。
【0057】(33)この発明のプログラム配信システム
は、プログラムの配信に関する情報を管理するプログラ
ム配信管理装置と、前記プログラム配信管理装置に通信
回線で接続された端末装置からなるシステムにおいて、
ある端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
リケーション・プログラムと前記アプリケーション・プ
ログラムをこの端末装置にインストールするインストー
ル・プログラムが記録されており、前記インストール・
プログラムは、前記通信回線を通じて前記プログラム配
信管理装置にこのインストールに関する許可を求める要
求を送信し、この要求に対する許可情報を前記プログラ
ム配信管理装置から受信した時のみ、前記アプリケーシ
ョン・プログラムのインストール処理を実行することを
特徴としている。
【0058】したがって、端末装置におけるプログラム
のインストールを、配信管理装置側で管理することがで
きる。
【0059】(34)この発明のデータ配信システムは、デ
ータの配信に関する情報を管理するデータ配信管理装置
と、前記データ配信管理装置に通信回線で接続された端
末装置からなるシステムにおいて、ある端末装置に挿入
されたプログラム記録媒体には特定のアプリケーション
・データと前記アプリケーション・データをこの端末装
置にインストールするインストール・プログラムが記録
されており、前記インストール・プログラムは、前記通
信回線を通じて前記データ配信管理装置に前記アプリケ
ーション・データの配信の許可を求める要求を送信し、
この要求に対する許可情報を前記データ配信管理装置か
ら受信した時のみ、前記アプリケーション・データのイ
ンストール処理を実行することを特徴としている。
【0060】したがって、端末装置におけるデータのイ
ンストールを、配信管理装置側で管理することができ
る。
【0061】(35)この発明のプログラム配信管理装置
は、接続先の端末装置からプログラムの識別情報を含む
配信許可要求を受信する配信許可要求受付手段と、各プ
ログラムの識別情報毎に配信の可否を記録した配信可否
情報記憶手段と、前記配信許可要求受付手段が配信許可
要求を受信した場合に、前記配信可否情報記憶手段を検
索して識別情報から配信可否の情報を得る配信可否判別
手段と、この配信可否判別手段の判別結果が配信可であ
った場合に前記端末装置に配信許可情報を送信する送信
手段とを備えたことを特徴としている。
【0062】したがって、端末装置におけるプログラム
のインストールを、配信管理装置側で管理することがで
きる。
【0063】(36)この発明のデータ配信管理装置は、接
続先の端末装置からデータの識別情報を含む配信許可要
求を受信する配信許可要求受付手段と、各データの識別
情報毎に配信の可否を記録した配信可否情報記憶手段
と、前記配信許可要求受付手段が配信許可要求を受信し
た場合に、前記配信可否情報記憶手段を検索して識別情
報から配信可否の情報を得る配信可否判別手段と、この
配信可否判別手段の判別結果が配信可であった場合に前
記端末装置に配信許可情報を送信する送信手段とを備え
たことを特徴としている。
【0064】したがって、端末装置におけるデータのイ
ンストールを、配信管理装置側で管理することができ
る。
【0065】(37)この発明のプログラム記録媒体は、ア
プリケーション・プログラムと前記アプリケーション・
プログラムをこの端末装置にインストールするインスト
ール・プログラムが記録されたプログラム記録媒体であ
って、前記インストール・プログラムは端末装置に前記
アプリケーション・プログラムをインストールする前
に、前記端末装置に接続されたプログラム配信管理装置
にこのインストールに関する許可を求める要求を送信
し、この要求に対する許可情報を前記プログラム配信管
理装置から受信した時にのみ、前記アプリケーション・
プログラムのインストール処理を実行することを特徴と
している。
【0066】したがって、アプリケーションプログラム
の配布を容易にしつつ、そのインストールを配信管理装
置側で管理することができる。
【0067】(38)この発明のプログラム記録媒体は、ア
プリケーション・データと前記アプリケーション・デー
タをこの端末装置にインストールするインストール・プ
ログラムが記録されたプログラム記録媒体であって、前
記インストール・プログラムは端末装置に前記アプリケ
ーション・データをインストールする前に、前記端末装
置に接続されたデータ配信管理装置にこのインストール
に関する許可を求める要求を送信し、この要求に対する
許可情報を前記プログラム配信管理装置から受信した時
にのみ、前記アプリケーション・データのインストール
処理を実行することを特徴としている。
【0068】したがって、アプリケーションデータの配
布を容易にしつつ、そのインストールを配信管理装置側
で管理することができる。
【0069】(39)この発明の端末装置は、アプリケーシ
ョン・プログラムを実行可能な端末装置であって、この
端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプリケ
ーション・プログラムと、転送履歴情報と、前記アプリ
ケーション・プログラムと前記転送履歴情報および自分
自身を他に転送する転送プログラムとが記録されてお
り、前記転送プログラムは、転送処理に使用する伝送媒
体に関する情報を前記履歴情報に追加してこの転送処理
を実行することを特徴としている。
【0070】したがって、アプリケーションプログラム
の転送がどのような経路でなされたのかを、当該媒体に
記録していくことができる。
【0071】(40)この発明の端末装置は、アプリケーシ
ョン・データを処理可能な端末装置であって、この端末
装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプリケーシ
ョン・データと、転送履歴情報と、前記アプリケーショ
ン・データと前記転送履歴情報および自分自身を他に転
送する転送プログラムとが記録されており、前記転送プ
ログラムは、転送処理に使用する伝送媒体に関する情報
を前記履歴情報に追加してこの転送処理を実行すること
を特徴としている。
【0072】したがって、アプリケーションデータの転
送がどのような経路でなされたのかを、当該媒体に記録
していくことができる。
【0073】(41)この発明のデータ記録媒体は、アプリ
ケーション・プログラムと、転送履歴情報と、前記アプ
リケーション・プログラムを含むデータを他の端末装置
へ転送する転送プログラムが記録されたデータ記録媒体
であって、前記転送プログラムは、転送処理に使用する
伝送媒体に関する情報を前記履歴情報に追加してこの転
送処理を実行することを特徴としている。
【0074】したがって、アプリケーションプログラム
の転送がどのような経路でなされたのかを、当該媒体に
記録していくことができる。
【0075】(42)この発明のデータ記録媒体は、アプリ
ケーション・データと、転送履歴情報と、前記アプリケ
ーション・データを含むデータを他の端末装置へ転送す
る転送プログラムが記録されたデータ記録媒体であっ
て、前記転送プログラムは、転送処理に使用する伝送媒
体に関する情報を前記履歴情報に追加してこの転送処理
を実行することを特徴としている。
【0076】したがって、アプリケーションデータの転
送がどのような経路でなされたのかを、当該媒体に記録
していくことができる。
【0077】(43)この発明のプログラム配信システム
は、プログラムの配信に関する情報を管理するプログラ
ム配信管理装置と、前記プログラム配信管理装置に通信
回線で接続された端末装置からなるシステムにおいて、
ある端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
リケーション・プログラムと前記アプリケーション・プ
ログラムを含むデータを他の端末装置に転送する転送プ
ログラムが記録されており、前記転送プログラムは、前
記通信回線を通じて前記プログラム配信管理装置にこの
転送に関する許可を求める要求を送信し、この要求に対
する許可情報を前記プログラム配信管理装置から受信し
た時のみ、前記転送処理を実行することを特徴としてい
る。
【0078】したがって、プログラムの転送を端末装置
側において行うことを可能としつつ、プログラムの転送
を配信管理装置側にて管理することができる。
【0079】(44)この発明のデータ配信システムは、デ
ータの配信に関する情報を管理するデータ配信管理装置
と、前記データ配信管理装置に通信回線で接続された端
末装置からなるシステムにおいて、ある端末装置に挿入
されたプログラム記録媒体にはアプリケーション・デー
タと前記アプリケーション・データを含むデータを他の
端末装置に転送する転送プログラムが記録されており、
前記転送プログラムは、前記通信回線を通じて前記プロ
グラム配信管理装置にこの転送に関する許可を求める要
求を送信し、この要求に対する許可情報を前記データ配
信管理装置から受信した時のみ、前記転送処理を実行す
ることを特徴としている。
【0080】したがって、データの転送を端末装置側に
おいて行うことを可能としつつ、データの転送を配信管
理装置側にて管理することができる。
【0081】(45)この発明のプログラム記録媒体は、ア
プリケーション・プログラムと前記アプリケーション・
プログラムを含むデータを他の端末装置へ転送する転送
プログラムが記録された記録媒体であって、前記転送プ
ログラムは他の端末装置に転送処理を実行する前に、前
記端末装置に接続されたプログラム配信管理装置にこの
転送に関する許可を求める要求を送信し、この要求に対
する許可情報を前記プログラム配信管理装置から受信し
た時にのみ、前記転送処理を実行することを特徴とする
記録媒体。
【0082】したがって、プログラムの転送を端末装置
側において行うことを可能としつつ、プログラムの転送
を配信管理装置側にて管理することができる。
【0083】(46)この発明の記録媒体は、アプリケーシ
ョン・データと前記アプリケーション・データを含むデ
ータを他の端末装置へ転送する転送プログラムが記録さ
れた記録媒体であって、前記転送プログラムは他の端末
装置に転送処理を実行する前に、前記端末装置に接続さ
れたプログラム配信管理装置にこの転送に関する許可を
求める要求を送信し、この要求に対する許可情報を前記
プログラム配信管理装置から受信した時にのみ、前記転
送処理を実行することを特徴とする記録媒体。
【0084】したがって、データの転送を端末装置側に
おいて行うことを可能としつつ、データの転送を配信管
理装置側にて管理することができる。
【0085】(47)この発明のプログラム配信管理装置
は、接続先の端末装置からプログラムの配信に関する履
歴情報を受信する履歴情報受付手段と、前記履歴情報受
付手段が履歴情報を受信した場合に、前記端末装置に履
歴情報を受信したことを確認するメッセージを送信する
履歴情報確認メッセージ送信手段とを備えたことを特徴
としている。
【0086】したがって、端末装置から履歴情報を受信
したか否かを確認することができる。これにより、たと
えば、転送やインストールの許可を与えることができ
る。
【0087】(48)この発明のプログラム配信管理装置
は、接続先の端末装置からプログラムの識別情報を含む
配信許可要求とプログラムの配信に関する履歴情報を受
信する配信許可要求受付手段と、各プログラムの識別情
報毎に配信の可否を記録した配信可否情報記憶手段と、
前記配信許可要求受付手段が配信許可要求と履歴情報と
を受信した場合に、前記配信可否情報記憶手段を検索し
て識別情報から配信可否の情報を得る配信可否判別手段
と、この配信可否判別手段の判別結果が配信可であった
場合に前記端末装置に配信許可情報を送信する配信許可
情報送信手段とを備えたことを特徴としている。
【0088】したがって、プログラムに付された識別情
報に基づいて、当該端末装置に対する配信の可否を判断
することができる。
【0089】(49)この発明のデータ配信管理装置は、接
続先の端末装置からアプリケーション・データの配信に
関する履歴情報を受信する履歴情報受付手段と、前記履
歴情報受付手段が履歴情報を受信した場合に、前記端末
装置に履歴情報を受信したことを確認するメッセージを
送信する履歴情報確認メッセージ送信手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0090】したがって、端末装置から履歴情報を受信
したか否かを確認することができる。これにより、たと
えば、転送やインストールの許可を与えることができ
る。
【0091】(50)この発明のデータ配信管理装置は、接
続先の端末装置からアプリケーション・データの識別情
報を含む配信許可要求と前記アプリケーション・データ
の配信に関する履歴情報を受信する配信許可要求受付手
段と、各アプリケーション・データの識別情報毎に配信
の可否を記録した配信可否情報記憶手段と、前記配信許
可要求受付手段が配信許可要求と履歴情報とを受信した
場合に、前記配信可否情報記憶手段を検索して識別情報
から配信可否の情報を得る配信可否判別手段と、この配
信可否判別手段の判別結果が配信可であった場合に前記
端末装置に配信許可情報を送信する配信許可情報送信手
段とを備えたことを特徴としている。
【0092】したがって、データに付された識別情報に
基づいて、当該端末装置に対する配信の可否を判断する
ことができる。
【0093】この発明において、配信される「情報」に
は、コンピュータプログラムだけでなく、文字データ、
画像データ、動画データ等のデータも含む。
【0094】「情報の利用」とは、配信された情報を、
端末装置側において何らかの形で利用することをいい、
たとえば、当該情報を他の装置に転送することや、当該
情報を当該装置にインストールすること等を含む概念で
ある。
【0095】「配信」とは、ネットワーク等によりオン
ラインにて送られる場合だけでなく、フレキシブルディ
スク等の可搬性記録媒体によって送られる場合も含む概
念である。
【0096】「インストール」とは、プログラムやデー
タなどを、当該装置において動作させたり閲覧したりす
ることを可能にするための処理をいう。
【0097】この発明における「アプリケーションプロ
グラム」とは、配布対象となるプログラムを意味してお
り、いわゆる狭義のアプリケーションプログラムだけで
なく、オペレーティングシステム等も含む概念である。
【0098】この発明における「アプリケーションデー
タ」とは、配布対象となるデータを意味する。
【0099】この発明において「転送」とは、少なくと
も配布対象である情報を、他の装置に送信すること、可
搬性記録媒体を介して他の装置に渡すこと、他の装置に
渡すために可搬性記録媒体に記録すること、あるいは、
他の装置に渡すために可搬性記録媒体から装置に記録す
ることなどをいう。
【0100】「プログラムを記録した記録媒体」とは、
プログラムを記録したROM、RAM、フレキシブルデ
ィスク、CD−ROM、メモリカード、ハードディスク
等の記録媒体をいう。また、電話回線、搬送路等の通信
媒体も含む概念である。CPUに接続されて、記録され
たプログラムが直接実行されるハードディスクのような
記録媒体だけでなく、一旦ハードディスク等にインスト
ールした後に実行されるプログラムを記録したCD−R
OM等の記録媒体を含む概念である。
【0101】「プログラム」とは、CPUにより直接実
行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラ
ム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログ
ラム等を含む概念である。
【0102】
【発明の実施の形態】図1aは、本願発明の一実施形態
におけるシステム構成を示す図である。
【0103】配信センタ101は、配信しようとするプ
ログラムを管理するためのセンタシステムであり、配信
装置102、配信装置102に接続された配信管理装置
103、および配信管理装置103に接続された外部接
続装置104を備えている。
【0104】配信装置102は、配信しようとするソフ
トウェアを管理する装置であり、衛星放送放送局11
1、地上波放送局121、CATV放送局131および
記録媒体記録装置105に直接、接続され、これらの接
続先に特定のソフトウェアを転送することができる。ま
た、配信管理装置103および外部接続装置104を介
して、外部のネットワーク151に接続された外部配信
装置141にも接続されており、この外部配信装置14
1にも同じソフトウェアを転送することができる。
【0105】この衛星放送放送局111は、衛星放送回
線を通じて通常のTV放送、ラジオ放送に加え、データ
を送信するデータ放送の機能を備えており、前記ソフト
ウェアはこのデータ放送によって衛星放送の各受信端末
に送信することができる。図1aにおいては、配信すべ
きソフトウェアを含むデータが放送波に多重化され、こ
の放送波は、中継衛星112を通じて衛星放送受信アン
テナ113に届けられる構成となっている。衛星放送受
信アンテナ113で受信された放送波は、セット・トッ
プ・ボックス(以下、STBと称す)114を介し、映
像受像端末115に届けらる。ユーザは、STB114
またはSTB114を制御するテレビ受像器115を操
作し、受信した放送波から所望のソフトウェアを分離し
てパーソナル・コンピュータ(以下、PCと称す)11
6にダウンロードする。
【0106】同様に地上波放送局121も、前記ソフト
ウェアを放送波に多重し、地上波の放送回線を通じて各
映像受信端末123に送信する。即ち、放送波はアンテ
ナ122によって受信され、このアンテナに接続された
映像受信端末123に届けられる。また、この映像受信
端末123を操作することにより、受信した放送波から
前記ソフトウェアを分離し、映像受信端末123に接続
されたPC124にこのソフトウェアをダウンロードす
る。
【0107】また、CATV放送局131は、ケーブル
回線を通じて映像受信端末123に接続され、同様にソ
フトウェアを放送波に多重して映像受信端末123に送
信し、この映像受信端末123が放送波からソフトウェ
アを分離してPC124にダウンロードする構成となっ
ている。
【0108】なお、これらのデータ放送は、アナログの
放送回線の場合は映像信号の帰線区間にデータを周波数
多重したり、デジタル回線の場合は、トランスポートス
トリームにデータを時分割多重等して実現されている。
【0109】151はインターネット等のネットワーク
であり、前記PC116、PC124をはじめ、その他
のPC172〜174ならびにワークステーション(以
下、WSと称す)171が接続されている。なお、PC
175は、電話回線183を通じてネットワークサーバ
176に接続され、このネットワークサーバ176がネ
ットワーク151に接続されている。また、携帯情報端
末182は電話回線183に接続された基地局181と
無線で交信することにより、ネットワークサーバ176
に接続することができる。
【0110】161はCD、MO、DVD等の可搬型の
データ記録媒体であり、記録媒体記録装置105によっ
て配信装置102から受け取ったソフトウェアが記録さ
れている。162は、書き換え可能なデータ記録媒体で
あり、例えばPC173が受け取ったソフトウェアが記
録され、PC174に装着して処理することによってこ
のソフトウェアを転送する。
【0111】図1bに、配信センタ101とテレビ受像
器115との間のデータのやりとり、および一般のPC
179と配信センタ101との間のデータのやりとり
を、概念図として示す。配信センタ101からテレビ受
像器115へは、BML(Broadcasting Markup Languag
e)にて、プログラムやデータが送信される。同様に、テ
レビ受像器115から配信センタ101へも同様に、B
MLの形式にてデータやプログラムが送信される。
【0112】また、一般のPC179と配信センタとの
間では、HTML(Hyper Text Markup Language)が用い
られる。つまり、PC179側では、HTML用のブラ
ウザにて、配信センタ101にあるコンテンツを閲覧す
ることができる。また、PC179から、配信センタ1
01に対して、HTML言語によるコンテンツを送信す
ることができる。
【0113】配信センタ101は、BMLとHTMLと
の間の変換を行う機能を有している。したがって、放送
に用いるBMLとインターネット上で一般的であるHT
MLとの間で、シームレスにコンテンツのやりとりを行
うことができる。
【0114】図2は、この実施形態において配信される
ソフトウェア200のデータ構造を示す図であり、制御
プログラム201、シリアル番号202、転送プログラ
ム203、履歴情報204、インストール・プログラム
205、アプリケーションプログラム・データ206か
ら構成されている。これらのデータのうち、少なくとも
アプリケーションプログラム・データの一部は、安易な
データの書き換えを防止するために暗号化されて記録さ
れている。また図2は、これらのデータの論理的なメモ
リマップを示している図であり、物理的にはこれらのデ
ータのデータ領域そのものスクランブルされて記録さ
れ、特定領域のみの書き換えが困難となっている。シリ
アル番号202は、このソフトウェア200のシリアル
番号であり、後述する配信センタ101の配信管理に使
用される。アプリケーションプログラム・データ206
は配信しようとするアプリケーションに関するデータで
あり、後述するインストールプログラム205によって
PC等の端末にインストールされて実行可能となるもの
である。
【0115】このソフトウェアは、例えば図1aにおい
て、衛星放送放送局111、中継衛星112、衛星放送
アンテナ113からなる衛星通信回線上のデータ放送の
データとして送信され、STB114、映像受信端末1
15を通じてPC116のハードディスクに記録され
る。ここで、PC116においてこのソフトウェア20
0を起動すると、まず、制御プログラム201が起動す
る。
【0116】次に図3を用いて、制御プログラム201
の動作を説明する。図3(a)は、制御プログラム20
1の全体処理を示す図である。ソフトウェア200を実
行しようとすると、まずはこの制御プログラム201が
起動され、処理が開始される(S301)。制御プログ
ラム201は、図3(b)に図示されたようなメニュー
選択画面を表示し、端末ユーザに処理内容の入力を促す
(S302)。この画面ではユーザは「転送」、「イン
ストール」、「バックアップ」の3つをマウス等のポイ
ンティングデバイスで指定し、処理内容を入力する。処
理内容が入力されると、その内容を判断し(S30
3)、次の処理に移る。即ち、「転送」が指示された場
合は転送プログラムの起動(S304)、「インストー
ル」が選択された場合はインストールプログラムの起動
(S305)、「バックアップ」が入力された場合はバ
ックアップ作成プログラムの起動(S306)、「終
了」が指定された場合は終了処理(S309)である。
【0117】以下、「転送」が指示された場合について
説明する。この処理によって転送プログラム203が起
動される。このプログラムの処理の内容は図4に示すと
おりである。即ち、まず最初に転送プログラムが起動し
(S401)、履歴情報204が読み込まれる。この例
のように、ソフトウェア200が衛星放送のデータ放送
を通じて送信される場合は、この履歴情報として図7
(a)に示すデータが記録されている。即ち、衛星放送
を行なった局に関する情報(この例の場合はその放送局
名である「B衛星放送局」という名称)と、ファイルの
終端を示す情報(「EOF」と図示)が記録されてい
る。
【0118】そして、PC116にダウンロードする際
に、このPCに関する情報(この例の場合は端末の識別
名称である「端末O」という名称)が追加され、図7
(b)のように更新されている。ここで、転送プログラ
ム203は、PC116の画面に図5(a)のようなウ
ィンドウを表示し、ユーザが転送先を指定するのを待
つ。ここでユーザが図1におけるPC172を転送先と
して指定したい場合は、「ネットワークに接続された他
の端末」のところをポインティングデバイスでクリック
する。続いて、PC172を指定する情報(この例の場
合は「端末P」)を入力する(S403)。
【0119】なお、図5(a)において「光ディスク」
が指定された場合には、図5(b)に示すように、さら
に詳細な光ディスクの種類(CD−R、MDなど)の指
定を促すための画面が表示される。これにより、光ディ
スクの種類も知ることができる。
【0120】このようにしてソフトウェア200の転送
先が指定されると、この情報を使って読み込んだ履歴情
報204が更新される(S404)。この例の場合は伝
送媒体の種類を示す情報であるネットワークの名称「A
−ネットワーク」および転送先の端末を示す情報である
端末名称「端末P」が追加され、図7(c)のとおりと
なる。
【0121】なお、いずれのネットワーク(たとえば、
インターネット、社内LANなど)を用いて転送を行う
のかは、ユーザがいずれのネットワークを用いるかを指
定することにより知ることができる。あるいは、転送先
の端末が、いずれのネットワークを介して接続されてい
るかを、端末装置が判断して、ネットワークの種類を判
断するようにしてもよい。
【0122】この後、この指定された伝送媒体および転
送先に応じて、この転送処理に対応した転送プログラム
を実行する。図4においては転送プログラムA〜Gのう
ち、「端末P」に「A−ネットワーク」を通じてソフト
ウェア200を伝送できる転送プログラムが実行され、
ソフトウェア200本体が転送される(S405ないし
S410)。なお、この転送されるソフトウェア200
については、履歴情報204は更新されたもの(この例
の場合は図7(c)の内容)に置換されたものである。
【0123】次に、PC172において、制御プログラ
ム201がインストールプログラム205を起動した場
合(図3のS305)の処理動作につき、図6に基づい
た説明をする。予め、配信センタ101の配信管理装置
103においては受付処理プログラムが起動されている
(S601)。まず、制御プログラム201によってイ
ンストールプログラムが起動される(S611)と、同
じこのソフトウェアに記録されている履歴情報204の
読み込みを行なう(S612)。なお、この時点での履
歴情報204の内容は上述した処理により、図7(c)
の状態になっている。
【0124】この後、ネットワーク151を通じて配信
センタ101へのアクセスを試みる。配信センタ101
の外部接続装置104を通じて配信管理装置103に論
理的な接続がなされると、自身のシリアル番号202
と、この履歴情報204をパッケージ化し、例えば図8
(a)に図示された構造に基づき、図8(b)のような
データが送信される(S613)。即ち、インストール
許可を求めるインストール許可要求、ソフトウェアのシ
リアル番号(この例では「1023−8724−942
6−1248」)、および図7(c)の履歴情報の内容
にヘッダ(履歴情報ヘッダ)を付加した履歴情報部をパ
ケット化したものである。
【0125】配信管理装置103は、これらの情報を受
信する(S602)。図9は、配信管理装置103の構
成例を示す図である。この配信管理装置では、外部接続
装置104からのバスに接続し配信関連の情報を受信す
る配信関連情報受信手段901、後述する配信に関する
情報を保持する配信情報記憶手段903、配信情報受信
手段901からの情報に基づいてこの配信情報記憶手段
903の保持する情報を照会し、配信の可否を判断する
と共に、必要なデータの更新を行う配信可否判定手段9
02、この配信可否判定手段902の判定結果に基づ
き、後述する鍵情報等の情報をバスを通じて外部接続装
置104へ出力する配信関連情報送信手段904から構
成されている。
【0126】なお、この配信管理装置103は、汎用の
コンピュータシステム上に構築することができる。その
際には、配信情報記憶手段903はデータベースとし
て、その他の3つの手段はこの機能をプログラム化して
実現すれば良い。
【0127】配信関連情報受信手段901は、受信した
履歴情報を配信可否判定手段902に受け渡す。この配
信可否判定手段902は配信情報記憶手段903にアク
セスして履歴情報の記録や、シリアル番号の照会等を行
なう。
【0128】図10は、配信情報記憶手段903が保持
する情報の構成例を示す図である。この実施形態におい
ては、鍵管理情報データベース1001と、履歴情報管
理データベース1002の2つのデータベースから構成
されている。鍵管理情報データベース1001では、各
ソフトウェアのシリアル番号毎に、インストールの可
否、暗号化キー、復号化キーがデータとして記録されて
いる。履歴情報管理データベース1002は、履歴情報
を受信した日時、あるいは記録した日時、各ソフトウェ
アのシリアル番号、そしてその履歴情報が記録されるも
のである。
【0129】配信可否判別手段902は、受信した履歴
情報を履歴情報管理データベース1002に記録する
(S603)。本ケースの場合も、受信した日時「20
05年12月28日10時25分」と、シリアル番号
「1023−8724−9426−1248」、および
受信した履歴情報の内容(図7(c)の内容)が図示の
とおり記録される。そして、次にシリアル番号の照会を
行なう(S604)。
【0130】本ケースの場合、シリアル番号「1023
−8724−9426−1248」について鍵管理情報
データベース1001が検索され、このシリアル番号に
対するインストール可否は「可」と記録されているの
で、「配信可」と判断する。ちなみに、シリアル番号が
「1023−8724−9426−1251」であった
場合はインストール可否は「否」と記録されているの
で、「配信不可」と判断される。なお、配信中のソフト
ウェアに何らかの問題(たとえば、バグ)が生じた場合
は、この鍵管理情報データベース1001のインストー
ルの可否の内容を変更することによって配信の制御が可
能となる。
【0131】次に配信可否判別手段902は、このシリ
アル番号に該当する復号化キーK0(324)を鍵管理情報デ
ータベース1001から得る。配信関連情報送信手段9
04は、この復号化キーK0(324)を外部接続装置104
に接続しているバスへ出力し、PC172上で稼働して
いるインストールプログラムへ送信する。なお、「配信
不可」と判断された場合には、配信不可を示す情報を送
付する(S606)。これまでの間、PC172上のイ
ンストールプログラムは、この応答情報の受け取りを待
っている(S614、S615)。
【0132】インストールプログラムは、これらの応答
情報を受信するとこの情報の内容を見て、インストール
の可否を判断する(S616)。この例の場合、復号化
キーが応答情報に含まれているかどうかを見て、含まれ
ていればインストール可、含まれていなければインスト
ール不可と判断する。もちろん、この判断は、応答情報
の中に「インストール不可」という情報があるかない
か、あるいは「インストール可」という情報があるかな
いかで判断することもできる。
【0133】ここで「インストール不可」と判断された
場合は、そのままこの処理を終了する(S618)。本
ケースの場合は、「インストール可」であるので、アプ
リケーションプログラム・データ206を使ってインス
トール処理を実行する(S617)。アプリケーション
プログラム・データ206は、暗号化キーKs(324)で暗
号化されているが、復号化キーK0(324)を受信している
ので、これを用いて解読し、インストールを実行するこ
とができる。
【0134】この後、PC172が、自身が有する光デ
ィスクドライブを使用して光ディスクにソフトウェア2
00を記録しようとする場合は、上述した転送プログラ
ムにより同様に履歴情報が更新されてデータ転送が行わ
れる。図7(d)は更新された後の履歴情報を示す図で
あり、記録された「D−光ディスク」という媒体の情報
が追加されている。
【0135】また、この光ディスクを他の端末へ挿入
し、その「端末Q」というPCへ転送する場合も、同様
に転送プログラム203によって図7(e)に示す内容
に履歴情報が更新された上でソフトウェアの転送が行わ
れる。さらに「S−ICカード」と呼ばれる半導体メモ
リに転送する場合も、同様に転送プログラム203によ
って、履歴情報が更新されて図7(f)という内容にし
た上でデータ転送が行われる。図7(g)は、さらにそ
の後、このソフトウェアを多数の端末に配信すべく、ネ
ットワークに接続されたサーバ「H−外部配信装置」の
ホームページにアップした場合の、更新された履歴情報
の内容である。
【0136】次に、図3において、制御プログラム20
1がバックアップ作成プログラムを起動した場合(S3
06)の処理動作について説明する。この実施形態にお
いては、バックアップ作成プログラムは制御プログラム
201の一部としてソフトウェア200に格納されてい
る。制御プログラム201によって起動されたバックア
ップ作成プログラムは、ソフトウェア200の複製をす
る処理を開始する。
【0137】この際、転送プログラム203とバックア
ップ作成プログラムそのもの以外のものについて複製す
る処理を行なう。なお、この際、制御プログラムを直
接、インストールプログラムを起動するかたちに書き換
えて複製する構成とすれば、作成されるバックアッププ
ログラムの容量を削減でき、効率的である。
【0138】このようにして作成されたバックアッププ
ログラムは、インストールしたアプリケーションプログ
ラムのデータが壊れた場合等において、元ソフトウェア
に代えてアプリケーションプログラムの再インストール
を実行することができる。
【0139】なお、この実施形態においては、このバッ
クアップ作成プログラムは、転送プログラム203を複
製しない構成としたが、これも複製する処理内容とする
ことにより、元ソフトウェア200に代えてソフトウェ
アの転送も可能なバックアッププログラムを作成するこ
とが可能となる。また同様にバックアッププログラムも
複製する構成とすることにより、さらに別のバックアッ
ププログラムも作成可能なバックアッププログラムを作
成することが可能となる。
【0140】図11は、他の実施形態における履歴情報
の例である。この実施形態においては、端末に関する履
歴情報は記録されず、伝送媒体に関する情報のみが記録
されている。転送プログラムが端末に関する情報を入手
が困難な場合、配信センタ101が端末に関する情報を
必要としない場合、あるいは端末個々の情報を履歴情報
として配信センタが収集することに社会的な問題が生じ
る場合等に、このような構成とすることが有効である。
【0141】あるいは、転送プログラムがユーザに端末
に関する情報を促し、入力された場合にのみ図7のよう
に記録し、入力されない場合には図11のように伝送媒
体の履歴のみ記録する、という構成としても良い。な
お、図11(a)は図7(a)ないし図7(b)に相当
するこの実施形態での履歴情報、図11(b)は図7
(c)に相当するもの、図11(c)は図7(d)、図
7(e)に相当するものである。
【0142】なお、図11(d)ないし(g)は、この
実施形態において、他の伝送経路を経てソフトウェアが
配信された場合の履歴情報のデータ例を示す図である。
この図から明らかなように、転送に使用された伝送媒体
に関する情報のみを履歴情報として記録する構成として
も、このソフトウェアがどのような伝送経路で配信され
たかを配信センタ101が管理することが可能となる。
【0143】ここで、履歴情報の更新に関する他の実施
形態について説明する。図12は、この実施形態におい
て履歴情報204が追加される様子を示した図である。
履歴情報の数が4個に制限されているため、例えば図1
2(d)の後に「光ディスク」を追加する場合は、一番
古い履歴である「B衛星放送局」というデータを破棄
し、他のデータをシフトした上でこの追加操作を行なっ
ている。
【0144】このように構成することにより、度重なる
ソフトウェアの転送処理によって履歴情報204のデー
タ量が極端に増加してしまうことを防止でき、この際の
ソフトウェアを記録する記録媒体や転送処理の負担を少
なくすることが可能となる。また、少なくとも最新の伝
送経路に関する履歴情報が配信管理装置103に送信さ
れるため、ここからこのソフトウェアが最後にどのよう
な経路で配信されたかについての情報を得ることができ
る。また、シリアル番号や端末情報が配信情報記憶手段
に記録される実施形態であれば、過去の同ソフトウェア
の履歴情報や端末情報、時間情報等から、欠落した履歴
情報を再現することもある程度、可能となる。
【0145】また、収集する履歴情報の用途によって
は、決められた履歴情報の個数を越えるデータの追加を
しなければならなくなった場合に、既に記録されている
履歴情報を削除せず、新しいデータの方を追加しない構
成とすることもできる。この場合は、配信管理装置10
3は、そのソフトウェアの最初の配信経路に関する情報
を得ることができる。
【0146】なお、制限はデータの個数によるものに限
らず、例えば履歴情報領域の総容量で制限をかける構成
としても良い。
【0147】また、本ケースにおいては、衛星放送のデ
ータ放送を受信した本ソフトウェアをネットワーク経
由、あるいは光ディスク、半導体メモリを通じて配信す
る場合について説明したが、他の経路を用いる場合でも
同様に配信処理が可能である。例えば、地上波放送局1
21からのデータ放送によってPC124に本ソフトウ
ェアがダウンロードされ、他へ配信する場合も、図2に
示された(シリアル番号のみが異なる)同じソフトウェ
アの転送プログラム203によって転送が行われ、イン
ストールプログラム205によってその端末へのインス
トールが行われる。CATV放送局131を通じて放送
された場合も同様である。
【0148】さらに外部配信装置141による場合も、
同様に実施される。なお、外部配信装置141のホーム
ページから各端末にダウンロードする場合は、外部配信
装置141側に保持されている本ソフトウェア200の
転送プログラム203を用いて転送処理を行えば良い
が、端末側の制御によってダウンロード処理をしたい場
合は、転送プログラム203あるいはこのための専用の
転送プログラムを先に端末にダウンロードし、このダウ
ンロードした転送プログラムによってソフトウェア本体
のダウンロードを実行する構成とすれば良い。
【0149】あるいは、後述するように、PC側に有す
る複写機能、例えばオペレーションシステムやインター
ネットブラウザが有するダウンロード機能を用いてダウ
ンロードさせても良い。この場合は、外部配信装置14
1に本ソフトウェアを格納する段階で、伝送媒体がネッ
トワークであることを先に履歴情報に追加しておけば、
履歴情報の更新機能を有さないPC側の複写機能を用い
てソフトウェアをダウンロードされても、転送プログラ
ムに処理させたのと同様の履歴情報の状態でその後の配
信がなされる。また、後述するように、この際の履歴情
報の更新に関する処理を省略する構成としても良い。
【0150】記録媒体記録装置105によって、光ディ
スク等の可搬型のデータ記録媒体161によって本ソフ
トウェアを配信する場合も、同じソフトウェア200を
このデータ記録媒体161に記録し、同様の転送処理、
インストール処理を行なうことで、同様の配信が可能で
ある。PC173からPC174に記録媒体162に用
いて転送する場合も同様となる。
【0151】さらに、ネットワークサーバ176が接続
されている電話回線183によって、携帯情報端末18
2、PC175等が本ソフトウェアの転送、あるいはイ
ンストールを行なう際も、同様に本ソフトウェア200
の転送プログラム203、インストールプログラム20
5を起動させ、配信センタ101との間で上述した処理
を行なうことで、同様に実施できる。
【0152】なお、この実施例においては、端末である
PCから配信センタ101への配信関連情報の送信にネ
ットワーク151を使用したが、双方向のCATV回線
を用いて送信を行なう構成としても良い。この場合は、
このデータを受け取ったCATV放送局131が配信セ
ンタ101の配信管理装置103に、外部接続装置10
4を介してこのデータを送信するように構成されている
ので、問題なく送信を実行することができる。
【0153】また、図1aには図示されていないが、配
信センタ101の配信管理装置103そのものを電話回
線に接続し、電話回線を通じて送信する等の構成として
も良い。
【0154】また、特定の伝送媒体を用いたソフトウェ
アの転送を制限したい場合、転送プログラム203に格
納する個別の各転送プログラムの種類を制限することに
よってこれを行なうこともできる。例えば、上述した実
施形態においては図4に図示されるとおり、6種類の転
送プログラムが用意されているが、禁止したい伝送媒体
による特定の転送プログラムを搭載しないようにするこ
とで、その伝送媒体を利用したソフトウェアの転送がで
きなくなる。
【0155】この構成を利用し、著作権保護がなされた
記録媒体にのみソフトウェアの転送をする構成とするこ
とで、PC側の複写機能を使用したソフトウェアの転送
処理を制限することができる。即ち、ソフトウェア20
0を複写禁止の状態で記録媒体に記録し、転送プログラ
ム203のみがこのプロテクトを解除しながら複写を実
行するように構成すれば良い。
【0156】逆に、配信制限をするのではなく、ソフト
ウェアを急速に配信したい場合、例えば一旦配布したソ
フトウェアのバグを修正するソフトウェアを配信したい
場合等においては、これらの制限を外す構成とすれば良
い。この場合、PC側の複写機能によってソフトウェア
の転送が行われると、履歴情報204の更新がなされな
いままソフトウェアの配信がなされることになるが、配
信管理装置103が更新されていない履歴情報を受け取
った場合に、複写機能によってソフトウェアが転送され
たとみなして処理をすれば良い。
【0157】なお、端末に関する情報を配信センタ10
1へ送信する実施形態においては、異なる端末情報を最
終の履歴データとして有する履歴情報を受信した場合
に、その間に転送プログラム203によらないソフトウ
ェアの転送があったとして処理をする構成とすることも
できる。
【0158】なお、同じソフトウェアであってもシリア
ル番号、あるいは最初の伝送経路により、転送プログラ
ム203の転送機能の制限を異なるものにしても良い。
こうすることによって、配信センタ側で、ソフトウェア
配信の伝送経路を全体的にコントロールすることができ
る。
【0159】いずれにしても、上述したこれらの実施形
態においては、ソフトウェアの転送において配信センタ
101側の処理負担が無く、効率的なソフトウェア配信
が可能となる。また、配信センタ101からのソフトウ
ェアの転送をする必要が無くなるので、全体的な配信セ
ンタ101の処理負担も軽減され、効率的である。
【0160】また、同時に、インストール時には必ず配
信センタへ配信関連情報が送信されるので、配信中のソ
フトウェアの管理を行なうことが可能である。また、シ
リアル番号毎にインストールの可否を管理できるので、
無制限なソフトウェアの配信を制限、あるいは特定のソ
フトウェアの配信を制限することができる。
【0161】さらに、これらの実施形態においては、こ
のソフトウェアがインストールされる毎に配信センタへ
履歴情報が送信されるので、ソフトウェアの配信管理に
非常に有用である。即ち、一旦、配信したソフトウェア
のバージョンアップ、バグ等の修正プログラムの配信す
る時等に、履歴情報を分析して有効な配信方法をとるこ
とができる。また、この履歴情報は、関連のソフトウェ
アを配信する時のマーケティングにも活用できる。
【0162】次に、他の実施形態における配信管理装置
103の構成について説明する。図13は、この実施形
態における配信管理装置103の構成例を示す図であ
る。なお、図9に示された構成と同じ機能を有する手段
には同一番号を付与し、詳細な説明は省略して差異部分
の説明を以下に行なう。
【0163】905はこの実施形態のために設けられて
いる新シリアル番号発行手段であり、配信可否判定手段
902が「インストール可」と判定した場合に、新たな
シリアル番号を発行するものである。また、この実施形
態においては、図14に図示されたデータベースが記憶
される。このデータベースでは、ソフトウェアのシリア
ル番号順にデータがソートされ、各シリアル番号につい
てインストールの可否、暗号化キー、復号化キー、履歴
情報を格納する構成となっている。
【0164】この実施形態における処理動作について、
上述した実施形態同様、衛星放送のデータ放送とネット
ワーク経由でソフトウェア200が配信される例で説明
する。配信装置102からは、シリアル番号「1023
−8724−9426−1248」のソフトウェア20
0が衛星放送放送局111に配信されている。この時、
ソフトウェア200の履歴情報204の内容は図7
(a)の状態であり、配信情報記憶手段906に記録さ
れている履歴情報も同一内容のものが記録されている
(図14のシリアル番号「1023−8724−942
6−1248」のデータを参照のこと)。
【0165】次に、データ放送のデータとして送信され
た本ソフトウェアにつき、STB114からPC116
にダウンロードする際、先の実施例同様の処理がなさ
れ、本ソフトウェア200の履歴情報が図7(b)のも
のに更新される。ここで、ユーザがPC116にこのソ
フトウェアのアプリケーションをインストールしようと
して制御プログラム201からインストールプログラム
205を起動させると、ネットワーク151を通じて配
信センタ101の配信管理装置103にインストール許
可要求、シリアル番号「1023−8724−9426
−1248」、履歴情報(図7(b))を送信する。
【0166】この配信関連情報は図13の配信管理装置
103において配信関連情報受信手段901が受信し、
配信可否判定手段902にこの情報を渡す。配信可否判
定手段902は、配信情報記憶手段906をアクセス
し、この配信要求の可否を判定する。図14に図示され
たこの配信情報記憶手段906のデータを見ると、シリ
アル番号「1023−8724−9426−1248」
のソフトウェアのインストールの可否は「可」と記録さ
れているので、「インストール可」と判定し、復号化キ
ーK0(324)を取得する。
【0167】新シリアル番号発行手段905は、配信可
否判定手段902が「インストール可」と判定した時に
起動され、この新シリアル番号発行手段905は図14
のデータベースを参照して今までに付与されていない新
しいシリアル番号を発行すると共に、この番号について
の新しいデータをこのデータベース上に作成する。
【0168】なお、新しいシリアル番号を発行するため
には、このデータベースの場合、シリアル番号順にソー
トされているので、最後のデータのシリアル番号「10
23−8724−9772−6740」をインクリメン
トして「1023−8724−9772−6741」を
得れば良い。
【0169】新シリアル番号発行手段は、シリアル番号
「1023−8724−9772−6741」のデータ
を図14のデータベースに追加すると共に、インストー
ルの可否、暗号化キー、復号化キーを複写し、先に受信
した履歴情報を記録する。こうして更新されたデータベ
ースの内容を図15に示す。
【0170】この後、配信関連情報送信手段904は、
「インストール可」という許可情報、復号化キーK0(32
4)、新シリアル番号「1023−8724−9772−
6741」をインストールプログラム205へ送信す
る。インストールプログラムは、「インストール可」と
いう許可情報に基づいてインストール処理を実行する。
この際、シリアル番号202をこの新シリアル番号に更
新し、アプリケーションプログラム・データ206は復
号化キーK0(324)を用いて復号化する。
【0171】同様に、ネットワーク151を通じてPC
172にソフトウェアが転送され、インストールプログ
ラムが起動された場合も、新シリアル番号発行手段90
5が新シリアル番号「1023−8861−0028−
3298」を発行し、その時の履歴情報(図7(c))
を配信情報記憶手段906のデータベースに追加する
(図16)。
【0172】このような実施形態とすることにより、P
C等の端末装置にインストールされるアプリケーション
プログラムにすべてに個別のシリアル番号が付与され、
ソフトウェアを個別に配信した時と同様にその後の管理
をすることができる。なお、インストールプログラムが
インストール許可要求を配信管理装置103に送信する
際に、ユーザの個人情報等も送信する構成とすることに
より、このアプリケーションプログラムのその後のサポ
ート等に活用することも可能となる。
【0173】なお、この実施形態において、配信情報記
憶手段906に記録されたデータベースは1つのものと
して構成されているが、先の実施例と同様に2つのデー
タベース、あるいはそれ以上のものに分割して管理して
も良い。
【0174】なお、これらの実施形態では、少なくとも
ソフトウェア200のアプリケーションプログラムを暗
号化しておく構成としたが、この配信システムのセキュ
リティー高めるためにシリアル番号、転送プログラム、
インストールプログラムも暗号化しておくことが望まし
い。また、端末装置と配信センタの間の通信データも、
暗号化して送信する方がデータの改竄や復号化キーの不
正入手を防止するために有効である。
【0175】また、これらの実施形態では、ソフトウェ
ア200はアプリケーションプログラム・データとして
206として、端末装置で実行可能なアプリケーション
プログラムのインストールのために必要なプログラム群
やデータとしているが、実行可能なプログラムをそのま
ま記録しておいても良い。また、この領域に記録された
データはプログラムのみに限られるものではなく、音楽
や映像のストリーム、あるいは静止画データ、といった
純粋なデータであっても良い。
【0176】さらに応用としては、CMに関する情報そ
のものをこのアプリケーション・データとして配信、あ
るいは、CMデータをこれらのアプリケーション・プロ
グラムやアプリケーション・データに付加して配信する
ことにより、このCMに関する情報の伝送経路を情報と
して収集する等の応用例が構成できる。
【0177】また、配信センタ101が配信許可を出す
際に、この配信許可を求めるユーザに対する課金処理を
行なってもよい。この場合、ソフトウェアを個別に販売
するより簡単に課金処理が実行できる他、銀行口座ある
いはクレジットカードからの引き落とし処理等の一連の
課金処理を自動化することも可能となる。
【0178】また、配信管理装置103が履歴情報とし
て伝送経路に使用された端末情報を有している場合で、
この端末情報にその端末の個人に関する情報が記録され
ている場合、あるいはその端末情報から個人に関する情
報が得られる場合、その個人に対し、ソフトウェア代金
の払い戻し処理を施すことができる。このような実施形
態においては、この機能を利用してソフトウェア販売の
販促活動を展開すること等も可能となる。
【0179】さらに、上述した実施形態においては、イ
ンストール時に配信センタとの通信を行なっているが、
ソフトウェアの転送時にのみ、あるいはインストール時
と転送時の両方に行なう構成とし、その際に必要なシリ
アル番号の更新等の処理を行なう構成としても良い。こ
のように構成することにより、より詳細なソフトウェア
配信の管理が可能となる。
【0180】また、この実施形態においては、配信セン
タ101と衛星放送放送局111等の各放送局は直接、
通信路によって接続されているが、この間のソフトウェ
アの転送については、DVD等の記録媒体によって行な
っても良い。
【0181】なお、この実施形態においては、衛星放送
の放送波はSTB114を介して映像受信端末115に
接続されているが、衛星放送の受信機能を有する映像受
信端末へは、アンテナ113からの出力を直接、接続す
る構成とすることができるは言うまでもない。
【0182】逆に、この実施形態においては、地上波の
放送波はアンテナ122から直接、映像受信端末123
に接続されているが、この映像受信端末にデータ放送を
受信する機能が無い場合は、この機能を有するSTBを
介して接続することにより、データ放送の受信ならびに
送信されたソフトウェアをダウンロードする構成とする
ことができる。CATVについても同様である。
【0183】なお、上記各実施形態においては、プログ
ラム等を端末装置側でインストールする場合、転送する
場合に、配信管理装置に問い合わせを行う構成とした。
しかし、インストールしたプログラムを動作させる場合
など、その他の利用処理においても、配信管理装置の許
可が必要であるようにしても良い。この場合、配信管理
装置側において、動作履歴を取得することができる。
【0184】また、上記実施形態では、全てのデータ、
プログラムを、端末装置側に転送する場合について説明
した。しかし、データやプログラムの一部を配信管理装
置に置き、他の部分を端末装置側に転送する場合につい
ても適用することができる。この場合、端末装置側にお
いて、データやプログラムを動作させる場合には、配信
管理装置にアクセスすることが必要となる。
【0185】さらにまた、上記実施形態では、配信管理
装置への履歴情報の送信は、ネットワークを介して行う
ようにしている。しかし、転送が繰り返された記録媒体
を、配信管理装置に物理的に持っていくようにし、配信
管理装置がこの記録媒体に記録された履歴情報を読み込
むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明の一実施形態におけるプログラム配信
システムのシステム構成を示す構成図である。
【図1b】本発明の一実施形態におけるデータ転送の形
式を示す図である。
【図2】同実施形態において配信されるソフトウェア2
00の構成を示す図である。
【図3】(a)は、ソフトウェア200に格納された制
御プログラム201の処理動作を示すフローチャートで
ある。(b)は、制御プログラム201が端末の画面に
表示する表示画面例を示す図である。
【図4】ソフトウェア200に格納された転送プログラ
ム203の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】転送プログラム203が端末の画面に表示する
表示画面例を示す図である。
【図6】同実施形態における配信管理装置103の処理
動作ならびにソフトウェア200に格納されたインスト
ールプログラム205の処理動作を示すフローチャート
である。
【図7】ソフトウェア200に格納される履歴情報20
4のデータ例を示す図である。
【図8】同実施形態において、インストールプログラム
205が配信管理装置に送信するデータのデータ構造を
示す図である。
【図9】同実施形態における配信管理装置103の構成
を示す図である。
【図10】配信管理装置103の配信情報記憶手段90
3が保持するデータベースの例を示す図である。
【図11】他の実施形態において処理される履歴情報2
04のデータ例を示す図である。
【図12】他の実施形態においてソフトウェア200の
履歴情報204に格納されるデータ例を示す図である。
【図13】他の実施形態における配信管理装置103の
構成を示す図である。
【図14】同実施形態における配信管理装置103の配
信情報記憶手段906が保持するデータベースの例を示
す図である。
【図15】同実施形態において、更新された配信情報記
憶手段906のデータベースの内容を示す図である。
【図16】同実施形態において、さらに更新された配信
情報記憶手段906のデータベースの内容を示す図であ
る。
【符号の説明】
101・・・配信センタ 102・・・配信装置 103・・・配信管理装置 104・・・外部接続装置 111・・・衛星放送放送局 112・・・中継衛星 113・・・衛星放送アンテナ 114・・・STB 115・・・映像受信端末 116,172・・・PC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 9/06 660C

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報配信を管理する情報配信管理装置と、
    前記情報配信管理装置と通信可能に接続された端末装置
    とを備えた情報配信システムにおいて、 前記配信される情報は、当該情報を利用するために必要
    な処理を実行するための利用プログラムとともに端末装
    置に配信され、 端末装置は、利用プログラムの処理に基づいて、当該情
    報の利用処理を行うものであり、 当該利用処理の際に、利用プログラムは、情報配信管理
    装置と通信して利用処理の許可を求め、情報配信管理装
    置から許可を得たことを条件に、利用処理を実行するこ
    とを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】情報配信システムにおいて情報配信を管理
    するための情報配信管理装置であって、 端末装置と通信可能に接続されており、 情報とともに配信された利用プログラムに基づいて、端
    末装置が配信された情報を利用する際に、送信されてく
    る利用処理の許可要求を受け、当該許可要求に対して許
    可を返信することを特徴とする情報配信管理装置。
  3. 【請求項3】コンピュータを情報配信管理装置として機
    能させるための情報配信管理プログラムを記録した記録
    媒体であって、 情報とともに配信された利用プログラムに基づいて、端
    末装置が配信された情報を利用する際に、送信されてく
    る利用処理の許可要求を受け、当該許可要求に対して許
    可を返信する処理をコンピュータに行わせるための情報
    配信管理プログラムを記録した記録媒体。
  4. 【請求項4】コンピュータを情報配信管理装置として機
    能させるための情報配信管理プログラムであって、 情報とともに配信された利用プログラムに基づいて、端
    末装置が配信された情報を利用する際に、送信されてく
    る利用処理の許可要求を受け、当該許可要求に対して許
    可を返信する処理をコンピュータに行わせるための情報
    配信管理プログラム。
  5. 【請求項5】情報配信システムにおいて情報配信管理装
    置と通信可能に接続された端末装置であって、 当該端末装置は、情報とともに配信された利用プログラ
    ムの処理に基づいて、当該情報の利用処理を行うもので
    あり、 当該利用処理の際に、利用プログラムは、情報配信管理
    装置と通信して利用処理の許可を求め、情報配信管理装
    置から許可を得たことを条件に、利用処理を実行するこ
    とを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】配信された情報を利用するために必要な処
    理を、コンピュータに行わせるための利用プログラムを
    記録した記録媒体であって、 情報利用の指令に応じて、情報配信管理装置と通信して
    利用処理の許可を求め、情報配信管理装置から許可を得
    たことを条件に、情報の利用処理をコンピュータに行わ
    せる利用プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項6の利用プログラムを記録した記録
    媒体において、 前記記録媒体には、情報もあわせて記録されていること
    を特徴とするもの。
  8. 【請求項8】配信された情報を利用するために必要な処
    理を、コンピュータに行わせるための利用プログラムで
    あって、 情報利用の指令に応じて、情報配信管理装置と通信して
    利用処理の許可を求め、情報配信管理装置から許可を得
    たことを条件に、情報の利用処理をコンピュータに行わ
    せる利用プログラム。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかのシステム、装
    置、記録媒体またはプログラムにおいて、 前記配信情報は、プログラムであることを特徴とするも
    の。
  10. 【請求項10】請求項1〜8のいずれかのシステム、装
    置、記録媒体またはプログラムにおいて、 前記配信情報は、データであることを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかのシステム、
    装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 端末装置側において行う情報の利用処理は、配信された
    情報の転送処理であり、前記利用プログラムは、情報を
    他の装置に転送するための転送プログラムを含むことを
    特徴とするもの。
  12. 【請求項12】請求項11のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 配信される情報には転送履歴が付加されており、転送プ
    ログラムは、当該転送履歴もあわせて転送することを特
    徴とするもの。
  13. 【請求項13】請求項12のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 情報の転送時に、転送プログラムは、転送履歴を更新し
    て転送することを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】請求項13のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 転送プログラムは、転送時に用いた転送媒体を追加記録
    して、転送履歴を更新することを特徴とするもの。
  15. 【請求項15】請求項13または14のシステム、装
    置、記録媒体またはプログラムにおいて、 転送プログラムは、転送先の装置情報を追加記録して、
    転送履歴を更新することを特徴とするもの。
  16. 【請求項16】請求項13〜15のいずれかのシステ
    ム、装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 転送プログラムは、古い転送履歴を削除して、新たな転
    送履歴を追加記録することを特徴とするもの。
  17. 【請求項17】請求項16のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 転送プログラムは、転送履歴の記録容量が所定の容量を
    超えた場合または転送履歴の記録個数が所定個を越えた
    場合に、古い履歴情報を削除することを特徴とするも
    の。
  18. 【請求項18】請求項11〜17のいずれかのシステ
    ム、装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 転送プログラムは、情報とともに転送プログラム自身を
    転送することを特徴とするもの。
  19. 【請求項19】請求項11〜17のいずれかのシステ
    ム、装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 転送プログラムは、情報とともに利用プログラム全体を
    転送することを特徴とするもの。
  20. 【請求項20】請求項11〜19のいずれかのシステ
    ム、装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 前記配信情報には、当該配信情報を特定する情報IDが
    付されていることを特徴とするもの。
  21. 【請求項21】請求項20のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 端末装置側の転送プログラムは、情報転送の際に、当該
    情報に付された情報IDを情報配信管理装置に送信し、 情報配信管理装置は、受信した情報IDに基づいて、情
    報転送の可否を決定することを特徴とするもの。
  22. 【請求項22】請求項20のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 情報配信管理装置は、端末装置にて動作している転送プ
    ログラムから情報転送の要求を受けると、当該転送され
    る情報に対して新たな情報IDを生成して記録するとと
    もに、転送プログラムに送信し、 転送プログラムは、転送する情報に受信した新たな情報
    IDを付して転送することを特徴とするもの。
  23. 【請求項23】請求項1〜22のいずれかのシステム、
    装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 端末装置側において行う情報の利用処理は、配信された
    情報のインストール処理であり、前記利用プログラム
    は、情報を端末装置において使用可能とするためのイン
    ストールプログラムを含むことことを特徴とするもの。
  24. 【請求項24】請求項23のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 前記配信情報には、当該配信情報を特定する情報IDが
    付されていることを特徴とするもの。
  25. 【請求項25】請求項24のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 端末装置側のインストール・プログラムは、インストー
    ルの際に、当該情報に付された情報IDを情報配信管理
    装置に送信し、 情報配信管理装置は、受信した情報IDに基づいて、イ
    ンストールの可否を決定することを特徴とするもの。
  26. 【請求項26】請求項24のシステム、装置、記録媒体
    またはプログラムにおいて、 情報配信管理装置は、端末装置にて動作しているインス
    トール・プログラムからインストールの要求を受ける
    と、当該インストールされる情報に対して新たな情報I
    Dを生成して記録するとともに、インストール・プログ
    ラムに送信し、 インストール・プログラムは、インストールする情報に
    受信した新たな情報IDを付してインストールすること
    を特徴とするもの。
  27. 【請求項27】請求項23〜26のいずれかのシステ
    ム、装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 配信される情報には転送履歴が付加されており、端末装
    置側のインストールプログラムは、当該転送履歴を情報
    管理装置に送信し、 情報管理装置は、転送履歴の受信がなければ、端末装置
    側のインストールプログラムにインストールの許可を与
    えないことを特徴とするもの。
  28. 【請求項28】請求項23〜27のいずれかのシステ
    ム、装置、記録媒体またはプログラムにおいて、 配信される情報は暗号化されており、 情報管理装置は、インストールプログラムからのインス
    トール要求に応じて、インストールを許可する場合に
    は、前記暗号を解くための鍵情報をインストールプログ
    ラムに送信することを特徴とするもの。
  29. 【請求項29】配信対象である情報と当該情報の履歴情
    報と利用アプリケーションを記録した記録媒体であっ
    て、 前記履歴情報は、過去の転送履歴を記録する領域と、新
    たな転送履歴を記録する領域とに記録されており、 前記新たな転送履歴は、情報配信先の端末装置において
    動作する利用アプリケーションにより、その内容が追加
    して記述されることを特徴とする記録媒体。
  30. 【請求項30】関連づけられた配信対象情報の履歴情報
    を記録した履歴情報記録媒体であって、 前記履歴情報は、前記情報が転送されるごとに、領域を
    分けて記録され、 情報転送があるごとに、当該情報転送を行った端末装置
    により、履歴情報が追加記録される構造を有する履歴情
    報記録媒体。
  31. 【請求項31】情報配信管理装置から、当該情報管理装
    置に直接的又は間接的に接続された端末装置に配信した
    情報の配信経路を記録するための配信経路追跡方法であ
    って、 前記配信する情報を、当該情報を転送するための転送プ
    ログラムとともに端末装置に配信し、 端末装置において、転送プログラムによって情報を他の
    端末装置に転送する場合には、転送プログラムが配信経
    路情報を更新するとともに、当該更新した配信経路情報
    を情報管理装置に送信し、 情報管理装置に当該情報の配信経路情報を蓄積して、配
    信経路を追跡することを特徴とする配信経路追跡方法。
  32. 【請求項32】ネットワークまたは媒体を介して情報を
    配布する方法であって、 配布元は、配布すべき情報に当該情報を利用するための
    利用プログラムを付して配布し、 配布を受けた情報利用側では、当該利用プログラムを用
    いて、配布元に利用許可を得た後でなければ、当該情報
    を利用できないようにしたことを特徴とする情報配布方
    法。
  33. 【請求項33】プログラムの配信に関する情報を管理す
    るプログラム配信管理装置と、前記プログラム配信管理
    装置に通信回線で接続された端末装置からなるシステム
    において、 ある端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
    リケーション・プログラムと前記アプリケーション・プ
    ログラムをこの端末装置にインストールするインストー
    ル・プログラムが記録されており、 前記インストール・プログラムは、前記通信回線を通じ
    て前記プログラム配信管理装置にこのインストールに関
    する許可を求める要求を送信し、 この要求に対する許可情報を前記プログラム配信管理装
    置から受信した時のみ、前記アプリケーション・プログ
    ラムのインストール処理を実行することを特徴とするプ
    ログラム配信システム。
  34. 【請求項34】データの配信に関する情報を管理するデ
    ータ配信管理装置と、前記データ配信管理装置に通信回
    線で接続された端末装置からなるシステムにおいて、 ある端末装置に挿入されたプログラム記録媒体には特定
    のアプリケーション・データと前記アプリケーション・
    データをこの端末装置にインストールするインストール
    ・プログラムが記録されており、 前記インストール・プログラムは、前記通信回線を通じ
    て前記データ配信管理装置に前記アプリケーション・デ
    ータの配信の許可を求める要求を送信し、 この要求に対する許可情報を前記データ配信管理装置か
    ら受信した時のみ、前記アプリケーション・データのイ
    ンストール処理を実行することを特徴とするデータ配信
    システム。
  35. 【請求項35】接続先の端末装置からプログラムの識別
    情報を含む配信許可要求を受信する配信許可要求受付手
    段と、 各プログラムの識別情報毎に配信の可否を記録した配信
    可否情報記憶手段と、 前記配信許可要求受付手段が配信許可要求を受信した場
    合に、前記配信可否情報記憶手段を検索して識別情報か
    ら配信可否の情報を得る配信可否判別手段と、 この配信可否判別手段の判別結果が配信可であった場合
    に前記端末装置に配信許可情報を送信する送信手段とを
    備えたことを特徴とするプログラム配信管理装置。
  36. 【請求項36】接続先の端末装置からデータの識別情報
    を含む配信許可要求を受信する配信許可要求受付手段
    と、 各データの識別情報毎に配信の可否を記録した配信可否
    情報記憶手段と、 前記配信許可要求受付手段が配信許可要求を受信した場
    合に、前記配信可否情報記憶手段を検索して識別情報か
    ら配信可否の情報を得る配信可否判別手段と、 この配信可否判別手段の判別結果が配信可であった場合
    に前記端末装置に配信許可情報を送信する送信手段とを
    備えたことを特徴とするデータ配信管理装置。
  37. 【請求項37】アプリケーション・プログラムと前記ア
    プリケーション・プログラムをこの端末装置にインスト
    ールするインストール・プログラムが記録されたプログ
    ラム記録媒体であって、 前記インストール・プログラムは端末装置に前記アプリ
    ケーション・プログラムをインストールする前に、前記
    端末装置に接続されたプログラム配信管理装置にこのイ
    ンストールに関する許可を求める要求を送信し、この要
    求に対する許可情報を前記プログラム配信管理装置から
    受信した時にのみ、前記アプリケーション・プログラム
    のインストール処理を実行することを特徴とするプログ
    ラム記録媒体。
  38. 【請求項38】アプリケーション・データと前記アプリ
    ケーション・データをこの端末装置にインストールする
    インストール・プログラムが記録されたプログラム記録
    媒体であって、 前記インストール・プログラムは端末装置に前記アプリ
    ケーション・データをインストールする前に、前記端末
    装置に接続されたデータ配信管理装置にこのインストー
    ルに関する許可を求める要求を送信し、この要求に対す
    る許可情報を前記プログラム配信管理装置から受信した
    時にのみ、前記アプリケーション・データのインストー
    ル処理を実行することを特徴とするプログラム記録媒
    体。
  39. 【請求項39】アプリケーション・プログラムを実行可
    能な端末装置であって、 この端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
    リケーション・プログラムと、 転送履歴情報と、 前記アプリケーション・プログラムと前記転送履歴情報
    および自分自身を他に転送する転送プログラムとが記録
    されており、 前記転送プログラムは、転送処理に使用する伝送媒体に
    関する情報を前記履歴情報に追加してこの転送処理を実
    行することを特徴とする端末装置。
  40. 【請求項40】アプリケーション・データを処理可能な
    端末装置であって、 この端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
    リケーション・データと、 転送履歴情報と、 前記アプリケーション・データと前記転送履歴情報およ
    び自分自身を他に転送する転送プログラムとが記録され
    ており、 前記転送プログラムは、転送処理に使用する伝送媒体に
    関する情報を前記履歴情報に追加してこの転送処理を実
    行することを特徴とする端末装置。
  41. 【請求項41】アプリケーション・プログラムと、転送
    履歴情報と、前記アプリケーション・プログラムを含む
    データを他の端末装置へ転送する転送プログラムが記録
    されたデータ記録媒体であって、 前記転送プログラムは、転送処理に使用する伝送媒体に
    関する情報を前記履歴情報に追加してこの転送処理を実
    行することを特徴とするプログラム記録媒体。
  42. 【請求項42】アプリケーション・データと、転送履歴
    情報と、前記アプリケーション・データを含むデータを
    他の端末装置へ転送する転送プログラムが記録されたデ
    ータ記録媒体であって、 前記転送プログラムは、転送処理に使用する伝送媒体に
    関する情報を前記履歴情報に追加してこの転送処理を実
    行することを特徴とするプログラム記録媒体。
  43. 【請求項43】プログラムの配信に関する情報を管理す
    るプログラム配信管理装置と、前記プログラム配信管理
    装置に通信回線で接続された端末装置からなるシステム
    において、 ある端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
    リケーション・プログラムと前記アプリケーション・プ
    ログラムを含むデータを他の端末装置に転送する転送プ
    ログラムが記録されており、 前記転送プログラムは、前記通信回線を通じて前記プロ
    グラム配信管理装置にこの転送に関する許可を求める要
    求を送信し、 この要求に対する許可情報を前記プログラム配信管理装
    置から受信した時のみ、前記転送処理を実行することを
    特徴とするプログラム配信システム。
  44. 【請求項44】データの配信に関する情報を管理するデ
    ータ配信管理装置と、前記データ配信管理装置に通信回
    線で接続された端末装置からなるシステムにおいて、 ある端末装置に挿入されたプログラム記録媒体にはアプ
    リケーション・データと前記アプリケーション・データ
    を含むデータを他の端末装置に転送する転送プログラム
    が記録されており、 前記転送プログラムは、前記通信回線を通じて前記プロ
    グラム配信管理装置にこの転送に関する許可を求める要
    求を送信し、 この要求に対する許可情報を前記データ配信管理装置か
    ら受信した時のみ、前記転送処理を実行することを特徴
    とするデータ配信システム。
  45. 【請求項45】アプリケーション・プログラムと前記ア
    プリケーション・プログラムを含むデータを他の端末装
    置へ転送する転送プログラムが記録された記録媒体であ
    って、 前記転送プログラムは他の端末装置に転送処理を実行す
    る前に、前記端末装置に接続されたプログラム配信管理
    装置にこの転送に関する許可を求める要求を送信し、 この要求に対する許可情報を前記プログラム配信管理装
    置から受信した時にのみ、前記転送処理を実行すること
    を特徴とする記録媒体。
  46. 【請求項46】アプリケーション・データと前記アプリ
    ケーション・データを含むデータを他の端末装置へ転送
    する転送プログラムが記録された記録媒体であって、 前記転送プログラムは他の端末装置に転送処理を実行す
    る前に、前記端末装置に接続されたプログラム配信管理
    装置にこの転送に関する許可を求める要求を送信し、 この要求に対する許可情報を前記プログラム配信管理装
    置から受信した時にのみ、前記転送処理を実行すること
    を特徴とする記録媒体。
  47. 【請求項47】接続先の端末装置からプログラムの配信
    に関する履歴情報を受信する履歴情報受付手段と、 前記履歴情報受付手段が履歴情報を受信した場合に、前
    記端末装置に履歴情報を受信したことを確認するメッセ
    ージを送信する履歴情報確認メッセージ送信手段とを備
    えたことを特徴とするプログラム配信管理装置。
  48. 【請求項48】接続先の端末装置からプログラムの識別
    情報を含む配信許可要求とプログラムの配信に関する履
    歴情報を受信する配信許可要求受付手段と、 各プログラムの識別情報毎に配信の可否を記録した配信
    可否情報記憶手段と、 前記配信許可要求受付手段が配信許可要求と履歴情報と
    を受信した場合に、前記配信可否情報記憶手段を検索し
    て識別情報から配信可否の情報を得る配信可否判別手段
    と、 この配信可否判別手段の判別結果が配信可であった場合
    に前記端末装置に配信許可情報を送信する配信許可情報
    送信手段とを備えたことを特徴とするプログラム配信管
    理装置。
  49. 【請求項49】接続先の端末装置からアプリケーション
    ・データの配信に関する履歴情報を受信する履歴情報受
    付手段と、 前記履歴情報受付手段が履歴情報を受信した場合に、前
    記端末装置に履歴情報を受信したことを確認するメッセ
    ージを送信する履歴情報確認メッセージ送信手段とを備
    えたことを特徴とするデータ配信管理装置。
  50. 【請求項50】接続先の端末装置からアプリケーション
    ・データの識別情報を含む配信許可要求と前記アプリケ
    ーション・データの配信に関する履歴情報を受信する配
    信許可要求受付手段と、 各アプリケーション・データの識別情報毎に配信の可否
    を記録した配信可否情報記憶手段と、 前記配信許可要求受付手段が配信許可要求と履歴情報と
    を受信した場合に、前記配信可否情報記憶手段を検索し
    て識別情報から配信可否の情報を得る配信可否判別手段
    と、 この配信可否判別手段の判別結果が配信可であった場合
    に前記端末装置に配信許可情報を送信する配信許可情報
    送信手段とを備えたことを特徴とするデータ配信管理装
    置。
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