JP2001312191A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2001312191A
JP2001312191A JP2001044542A JP2001044542A JP2001312191A JP 2001312191 A JP2001312191 A JP 2001312191A JP 2001044542 A JP2001044542 A JP 2001044542A JP 2001044542 A JP2001044542 A JP 2001044542A JP 2001312191 A JP2001312191 A JP 2001312191A
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Norihiko Kubo
憲彦 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球形トナーにおいても良好なクリーニングが
行える画像形成装置の提供。 【解決手段】 静電潜像を担持する像担持体;像担持体
表面を帯電させる帯電装置;像担持体表面に静電潜像を
形成させる静電潜像形成手段;静電潜像にトナーを付着
させてトナー像を形成させる現像手段;像担持体表面に
転写材を担持搬送する転写材担持体;トナー像を転写材
に静電転写する転写手段;及び像担持体を清掃するクリ
ーニング手段;を有する画像形成装置であり、該トナー
は、特定の形状係数SF−1及びSF−2を有するトナ
ー粒子を有し、該クリーニング手段は、該像担持体表面
に対して、カウンター方向に特定の線圧で当接させるク
リーニングブレードを有し、該像担持体の最外層表面が
該クリーニングブレードと当接することにより摩耗して
発生し、クリーニングブレードのエッジに蓄積する削れ
粉を含む粉体の凝集度が特定の値である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた画像形成装置及び画像形成方法に関する。より詳し
くは、転写工程後の像担持体上に残留する球形トナーを
清掃するクリーニング工程を改良した画像形成装置及び
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、複写機、プリンター、Faxとい
った出力端末をすべてかね備えた複合機が市場で広く受
け入れられるようになってきている。このようなネット
ワーク対応の出力端末として電子写真システムが広く用
いられている。この電子写真システムでは、改良すべき
問題の一つとして、本体のDutyCycleを高める
ことが挙げられる。「DutyCycle」とは、サー
ビスマンのメンテナンスなしで本体が正常に稼働し続け
る限界枚数のことである。DutyCycleの最大の
律速要因となっている一つに像担持体(以下、「感光
体」ともいう)の寿命が上げられている。
【0003】一方、エコロジーの観点から廃棄物をなく
す、すなわち消耗品を減らすこと、消耗品の寿命を延ば
すこと、信頼性を上げることが要求されてきている。従
来のアナログ機からデジタル機への移行が進み、本体コ
ストはアナログ機と等価もしくは、それ以下にすること
も要求されてきている。さらに、近年では複写機ならび
にプリンターでは、従来では白黒機が主流であったが、
オフィスにおいても原稿もしくは出力ファイルのフルカ
ラー化が急増している。前述したデジタル機の本体コス
トをアナログ機と等価以下にするということに加えて、
フルカラー複写機又はプリンターの本体コストならびに
ランニングコストを白黒機と等価にすることが要求され
てきている。そのためには、TCO(ユーザーからみた
全体の必要費用:何のワードの頭文字を取ったのか、英
文を記載して下さい)を画期的に下げることが可能な技
術が望まれている。
【0004】このような状況の中で、近年複数の像担持
体と、転写材を担持搬送する転写ベルトを備え、この転
写ベルトに担持された転写材にそれぞれの感光体上に形
成されている異なる色の各カラートナー像を順次重ねて
転写することによってカラー画像を得るフルカラー画像
形成装置、すなわち4連タンデム方式のフルカラー画像
形成装置が主流となってきている。像担持体表面に形成
した可転写トナー像を、紙を主とする転写材に転写する
工程を繰り返す画像形成装置においては、転写後転写材
に転移せず像担時体に残る残留トナーを、その都度充分
に除去することが必須である。
【0005】このため、クリーニング手段としては、従
来から幾多の提案がなされているが、ウレタンゴムなど
の弾性材料からなるクリーニングブレードによって前記
残留トナーを掻き落とすようなものが、構成が簡単でコ
ンパクトで低コストであり、しかもトナー除去機能もす
ぐれているのでひろく実用化されている。クリーニング
ブレードのゴム材料としては、高硬度でしかも弾性に富
み、耐摩耗性、機械的強度、耐油性、耐オゾン性、に卓
越しているウレタンゴムが一般的に使われている。
【0006】像担持体としては、導電性支持体上に感光
層および保護層が設けられて、この像担持体最外層には
フッ素原子含有樹脂微粒子が含有されており、かつ、像
担持体最外層の平均面粗さをJIS規格B061で定義
される10点平均面粗さRz(以下、「平均面粗さ」と
いう)で適度な範囲になるように機械研磨されたものが
用いられている。このRzが小さすぎる場合には、像担
持体最外層とクリーニングブレードの間の滑り性が失わ
れ、像担持体最外層が摩耗する事によってその表面が荒
れ、転写の凝りの残留トナーのうち微小粒形のトナーの
すり抜けが発生し易くなり、Rzが大きすぎる場合に
は、像担持体最外層とクリーニングブレードとの間に隙
間が生じ、そこから残留トナーのすり抜けが発生し易い
と、従来は考えられていた。
【0007】しかしながら、多量に像担持体の最外層の
削れ粉が発生し凝集するような系ではブレードエッジが
不安定化し、特に、真円度の高いトナーを用いた場合に
は、トナーのすり抜けが発生してしまうことがあること
から、このような系においては、さらなる改良が望まれ
ている。
【0008】従って、真円度の高いトナーを用いた場合
のトナーのすり抜けの発生を効果的に防止し、且つ、像
担持体の最外層の摩耗を抑制して感光体の長寿命化を図
ることが望まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決した画像形成装置及び画像形成方法を提
供することにある。
【0010】本発明の目的は、真円度の高い球形トナー
においても良好なクリーニングが行なえる画像形成装置
及び画像形成方法を提供することにある。
【0011】本発明の目的は、感光体の摩耗を抑制し長
寿命化させても、真円度の高いトナーを良好にクリーニ
ング性が行なえる画像形成装置及び画像形成方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明の構成により達成される。
【0013】本発明は、静電潜像を担持するための像担
持体;前記像担持体表面に電圧を印加し、像担持体表面
を帯電させる帯電装置;前記帯電手段によって帯電され
た像担持体表面に、静電潜像を形成させる静電潜像形成
手段;前記像担持体表面に形成された静電潜像に、トナ
ー担持体上に担持されたトナーを付着させてトナー像を
形成させる現像手段;前記像担持体表面に転写材を担持
搬送する転写材担持体;前記像担持体表面に形成された
トナー像を転写材に静電転写する転写手段;及び前記像
担持体を清掃するためのクリーニング手段;を有する画
像形成装置において、前記トナーは、形状係数SF−1
が100〜140及び形状係数SF−2が100〜12
0を有するトナー粒子を有しており、前記クリーニング
手段は、前記像担持体表面に対して、カウンター方向に
線圧Nが20g/cm超〜60g/cm未満で当接させ
るクリーニングブレードを有しており、前記像担持体の
最外層表面が前記クリーニングブレードと当接すること
により摩耗して発生し、クリーニングブレードのエッジ
に蓄積する削れ粉を含む粉体の凝集度αが10%〜60
%であることを特徴とする画像形成装置に関する。
【0014】本発明は、像担持体表面に電圧を印加し、
像担持体表面を帯電させる帯電工程;帯電された像担持
体表面に、静電潜像を形成させる静電潜像形成工程;前
記像担持体表面に形成された静電潜像に、トナー担持体
上に担持されたトナーを付着させてトナー像を形成させ
る現像工程;前記像担持体表面に形成されたトナー像を
転写材に静電転写する転写工程;及び転写工程後の前記
像担持体表面をクリーニング手段により清掃するクリー
ニング工程;を有する画像形成方法において、前記トナ
ーは、形状係数SF−1が100〜140及び形状係数
SF−2が100〜120を有するトナー粒子を有して
おり、前記クリーニング手段は、前記像担持体表面に対
して、カウンター方向に線圧Nが20g/cm超〜60
g/cm未満で当接させるクリーニングブレードを有し
ており、前記像担持体の最外層表面が前記クリーニング
ブレードと当接することにより摩耗して発生し、クリー
ニングブレードのエッジに蓄積する削れ粉を含む粉体の
凝集度αが10%〜60%であることを特徴とする画像
形成方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明者らの検討によれば、クリ
ーニングブレードからのトナーのすり抜けが発生する直
接の原因は像担持体最外層の摩耗による荒れではなく、
摩耗する事によってもたらされた像担持体最外層の削れ
粉がクリーニングブレードエッジに蓄積し、それが凝集
する事によって、ブレードエッジが不安定となり、そこ
から微小粒径のトナーのすり抜けが発生するという事が
判明した。つまり、ブレードエッジが安定的に当接して
いれば、潤滑剤や研磨剤といった助剤がブレードエッジ
手前で層を形成し、トナーがブレードエッジに到達する
のを阻むシールドの役目を果たすことによって、良好な
クリーニングが行われるのに対して、多量に像担持体最
外層の削れ粉が発生し凝集するような系ではブレードエ
ッジが不安定化し、助剤の層が安定に存在できないよう
な状態が形成され、真円度の高いトナーではトナーのす
り抜けが発生してしまうことが判明した。
【0016】前記感光体の削れ粉がブレードエッジ部で
凝集し、ブレードエッジを不安定化させ、真円度の高い
トナーのすり抜けが発生した際のイメージ図を図3に記
載した。
【0017】像担持体とクリーニングブレードの滑り性
を向上させ、クリーニングブレードの異常振動や捲れを
防止するために像担持体の最外層にフッ素樹脂微粒子を
含有するという試みが行われているが、像担持体の最外
層にフッ素樹脂微粒子を多く含有しすぎると潜像が浅く
しか形成されないので、トリボの低いトナーは交番電圧
を断つ時間が短いと交番電圧が断たれ、引き戻し電圧が
印加されるまでの時間に潜像に転移できなくなる。した
がって、トナーのトリボの不均一さがそのままドットの
不均一に反映し、結果として不均一な画像となる傾向が
ある。しかし、フッ素樹脂微粒子の含有量を軽減しすぎ
ることによっても、像担持体の最外層とクリーニングブ
レードの間の滑り性が悪化し、像担持体の最外層の摩耗
による削れ粉の量が増幅され、それが凝集をなすことに
よって、トナーのすり抜けが発生し易いという事も分か
ってきた。
【0018】本発明者らは、これらの真円度の高いトナ
ーを用いた場合に生じる問題点をカウンターブレードク
リーニングをおこなって、像担持体の最外層表面がクリ
ーニングブレードと当接することにより摩耗して発生
し、クリーニングブレードのエッジに蓄積する削れ粉を
含む粉体の凝集度αが特定の範囲になるようにコントロ
ールすることにより、真円度の高いトナーのすり抜けを
抑制して良好なクリーニングを行なうことができるの
で、像担持体に対するクリーニングブレードの当接圧力
を低く設定することができ、これにより像担持体の摩耗
を抑制して長寿命化を達成することができるようになる
ことから、TCOを画期的に下げることが可能となるこ
とを見出し、本発明に至ったものである。
【0019】以下、本発明を詳細に説明する。
【0020】<1>本発明におけるトナー 本発明の画像形成装置に用いられるトナーは、形状係数
SF−1が100〜140およびSF−2が100〜1
20の範囲内にある略球形トナー粒子を有しており、こ
のような形状係数を有する略球形トナー粒子を有するト
ナーは高転写効率を維持することができることから好ま
しく用いられる。
【0021】本発明において、トナー粒子の形状係数
は、好ましくはSF−1が100〜130およびSF−
2が100〜115の範囲内にあることが良い。
【0022】ここでいう形状係数SF−1とは、粒子の
形状の丸さの割合を示す値であり、粒子を2次元平面上
に投影して出来る投影画像の最大長(MXLNG)の二
乗を投影面積(AREA)で割って、100π/4を乗
じたときの値で表される。
【0023】つまり 形状係数SF−1は、次式(I) SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4) (I) で定義されるものである。SF−1の値が大きいほど、
粒子の形状は不定形となる。
【0024】本発明においては、SF−1が大きすぎる
と、トナーは充分にクリーニングブレードに潤滑性をも
たせることが出来ず、従って、クリーニングブレードの
ビビリやめくれといった問題が発生することがある。
【0025】形状係数SF−2は、粒子の形状の凹凸の
割合を示す数値であり、粒子を2次元平面上に投影して
できる投影画像の周長(PERI)の二乗を投影面積
(AREA)で割って、100/4πを乗じたときの値
で表される。
【0026】つまり、形状係数SF−2は、次式(II) SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π) (II) で定義されるものである。SF−2の値が大きいほど、
粒子の表面の凹凸は顕著となる。
【0027】本発明においては、SF−2が大きすぎる
と、トナー粒子表面の凹凸により転写効率が低下してし
まい、転写白抜けなどの原因となってしまう。
【0028】本発明においては、トナー粒子の形状係数
SF−1及びSF−2とは、(株)日立製作所製の走査
型電子顕微鏡FE−SEM(S−800)を用い、10
0個のトナー粒子を無作為にサンプリングし、その画像
情報をインターフェースを介してニレコ(株)製の画像
解析装置(Luzex3)に導入して解析を行い、上式
より算出し得られた値を形状係数SF−1及びSF−2
と定義する。
【0029】本発明に用いられるトナーは、重量平均粒
径が5〜10μmであることが良く、好ましくは6〜1
0μmであることが良く、より好ましくは6〜8μmで
あることが良い。重量平均粒径が5μmより小さいすぎ
ると、クリーニングブレードからすり抜けやすくなり、
重量平均粒径が10μmより大きすぎると、トナーは流
動性を失い、現像性に影響を与え易くなることから好ま
しくない。
【0030】本発明において、トナーの重量平均粒径
は、以下の方法で測定する。
【0031】本発明におけるトナーの粒度分布は、コー
ルターカウンターTA−II型あるいはコールターマルチ
サイザー(コールター社製)を用いて測定できる。電解
液は、1級塩化ナトリウムを用いて、1%NaCl水溶
液を調製する。例えば、ISOTONR−II(コールタ
ーサイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。
【0032】測定法としては、前記電解水溶液100〜
150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはア
ルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、
更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電
解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、
前記測定装置により、アパーチャーとして100μmア
パーチャーを用いて、2μm以上のトナーの体積、個数
を測定して体積分布と個数分布とを算出する。それから
本発明におけるトナーの体積分布から求めた重量基準
(各チャンネルの代表値をチャンネル毎の代表値とす
る)の重量平均粒径(D4)を求めることができる。
【0033】チャンネルとしては、例えば、2.00〜
2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.
17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未
満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00
μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08
〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未
満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜2
5.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;
32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを用
いる。
【0034】トナーの真比重は、好ましくは0.3〜
2.5g/cm3であることが良く、より好ましくは
0.5〜2.0であることが良く、トナーの単位質量当
たりの摩擦帯電量は好ましくは5〜50mC/kgであ
ることが良く、より好ましくは10〜40mC/kgで
あることが良い。
【0035】トナーの真比重が0.3g/cm3未満の
場合には、トナーがもろく破壊され易い。トナーの真比
重が2.5g/cm3を超える場合には、トナーを飛ば
すのにエネルギーがかなり必要で、トナーの現像性が低
下する。
【0036】トナーの単位質量当たりの摩擦帯電量が5
mC/kg未満の場合には、飛散して、現像が良好に行
なわれなくなる。トナーの単位質量当たりの摩擦帯電量
が50mC/kgを超える場合には、チャージアップ現
象が生じ、画像濃度が低下する。
【0037】本発明において、トナーの真比重は、以下
の方法によって測定する。
【0038】トナーの真比重は、JIS K 7112
B法(ピクノメーター法による測定方法)に基づいて
測定される。
【0039】本発明において、トナーの単位質量当たり
の摩擦帯電量は、以下の方法によって測定する。
【0040】測定には図4に示す帯電量測定装置を用い
て行なう。温度23℃,湿度60%Rh環境下で、キャ
リアとして100メッシュパス−200メッシュオンの
球形鉄粉キャリア(例えば、同和鉄粉社製球形鉄粉DS
P138を使用する)を用い、キャリア9.5gにトナ
ー0.5gを加えた混合物を50〜100ml容量のポ
リエチレン製の瓶に入れ50回手で振盪する。
【0041】次いで、底に500メッシュのスクリーン
3のある金属製の測定容器42に前記混合物1.0〜
1.2gを入れ、金属製のフタ44をする。この時の測
定容器42全体の重量を秤りW1 (g)とする。次に吸
引機41(測定容器2と接する部分は少なくとも絶縁
体)において、吸引口47から吸引し風量調節弁6を調
節して真空計45の圧力を250mmAqとする。
【0042】この状態で1分間吸引を行ない、トナーを
吸引除去する。この時の電位計49の電位をV(ボル
ト)とする。ここで48はコンデンサーであり容量をC
(μF)とする。また、吸引後の測定機全体の重量を秤
りW2 (g)とする。トナーの単位質量当たりの摩擦帯
電量Qd(mC/kg)は下式の如く計算される。
【外1】
【0043】本発明の画像形成装置がカラー画像を形成
するための装置である場合は、カラートナーを用いる。
【0044】本発明に用いられるカラートナーは、具体
的には、結着樹脂及び着色剤に加えて、必要により荷電
制御剤及びワックスの如き低軟化物質を含有している略
球形トナー粒子を有する非磁性トナーである。
【0045】結着樹脂としては、カラートナー用に通常
用いられているものでよく、例えば、スチレン−アクリ
ル酸系共重合体、スチレン−メタクリル酸系共重合体の
如きスチレン系共重合体;ポリエステル系樹脂;エポキ
シ樹脂が挙げられる。
【0046】着色剤は、カラートナー用に通常用いられ
ているものが用いられる。イエロートナー用着色剤とし
ては、例えば、ベンジン系黄色顔料、フォロンイエロ
ー、アセト酢酸アニリド系不溶性アゾ顔料、モノアゾ染
料、アゾメチン系色素等が挙げられる。マゼンタトナー
用着色剤としては、例えば、キサンテン系マゼンタ染料
のリンタングステンモリブテン酸レーキ顔料、2,9−
ジメチルキナクリドン、ナフトール系不溶性アゾ顔料、
アントラキノン系染料、キサンテン系染料と有機カルボ
ン酸とからなる色材、チオインジゴ、ナフトール系不溶
性アゾ顔料等が挙げられる。シアントナー用着色剤とし
ては、例えば、銅フタロシアニン系顔料が挙げられる。
黒色トナー用着色剤としては、例えば、カーボンブラッ
クが挙げられる。
【0047】荷電制御剤としては、カラートナー用に通
常用いられているもので良く、例えば、負電荷制御剤と
しては、アルキルサリチル酸の金属錯体、ジガルボン酸
の金属錯体、多環体サリチル酸金属塩が挙げられ、正電
荷制御剤としては、4級アンモニウム塩、ベンゾチアゾ
ール誘導体、グアナミン誘導体、ジブチルチンオキサイ
ド、その他の含窒素化合物が挙げられる。
【0048】低軟化物質としては、パラフィンワック
ス、ポリオレフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、フィッシャートロピッシュワックス、アミドワ
ックス、高級脂肪酸、長鎖アルコール、エステルワック
ス、これらのグラフト化合物及びブロック化合物の如き
誘導体が挙げられる。低軟化点物質の含有量は、トナー
に対し、好ましくは0.5〜30質量%、より好ましく
は5〜30質量%であることが、低温定着性及び耐オフ
セット性を十分に向上させることができることから良
い。
【0049】本発明に用いられる略球形トナー粒子を有
するトナーは、重合性単量体、着色剤、荷電制御剤及び
低軟化点物質を含む重合性単量体組成物を重合すること
によりトナー粒子を製造する重合法によって得られる重
合トナーであることが好ましく、より好ましくは、重合
性単量体組成物を液媒体中で重合することにより得られ
る重合トナーが形状を球形にすることができることから
良い。トナー粒子の球形度合い及び粒径をコントロール
するためには、重合法でトナー粒子を製造するときの製
造条件を適宜コントロールすることによって行なうこと
ができる。
【0050】本発明のトナーは、トナー粒子に酸化ケイ
素微粉体、酸化チタン微粉体又はアルミナ微粉体の如き
幹酸化物粒子を流動性向上剤として外添することが好ま
しく、これら無機酸化物微粉体は、疎水化処理されてい
ることが好ましい。
【0051】本発明に用いられるカラートナーは、単独
で一成分系現像剤として用いても良く、また、磁性キャ
リア粒子と混合して二成分系現像剤として用いてもよ
い。いずれの場合にも、用いるカラートナーは、上記の
略球形トナー粒子を有する非磁性トナーを用いる。二成
分系現像剤である場合は、例えば以下に示す磁性キャリ
ア粒子を用いることができる。
【0052】磁性キャリア粒子としては、平均粒径が3
0〜60μmであって、更に比抵抗が1.0×106
1.0×1013Ω・cmのフェライトキャリア、樹脂コ
ートフェライトキャリア、磁性体分散型樹脂キャリア等
が挙げられる。また、磁性キャリアとして好ましくはT
/D比が4〜10質量%である。ここでTはトナーを表
し、Dはトナー粒子、キャリアおよび外添剤を含めた現
像剤全体のことである。
【0053】本発明において、キャリアの平均粒径は、
以下の方法によって測定する。
【0054】磁性キャリアの平均粒径は、レーザー回折
式粒度分布測定装置HELOS(日本電子製)に乾式分
散ユニットRODOS(日本電子製)を組合わせて用
い、レンズ焦点距離200mm,分散圧3.0bar,
測定時間1〜2秒の測定条件で粒径0.5μm〜35
0.0μmの範囲を下記表1に示す通り31チャンネル
に分割して測定し、体積分布の50%粒径(メジアン
径)を平均粒径として求める。
【0055】
【表1】
【0056】<2>本発明の画像形成装置 本発明の画像形成装置は、像担持体と、帯電装置と、静
電潜像形成手段と、現像手段と、転写材担持体と、転写
手段と、クリーニング手段とを有しており、前記クリー
ニング手段は、前記像担持体表面に対して、カウンター
方向に当接させるクリーニングブレードを有しているカ
ウンターブレード方式を用いる。
【0057】前記像担持体表面に対して当接させるクリ
ーニングブレードの当接圧力は、線圧N(g/cm)が
20<N<60であり、好ましくは25≦N≦55であ
ることが良い。クリーニングブレードの線圧Nが20g
/cm以下の場合には、像担持体上に残留するトナーを
十分に清掃することができず、トナーのすり抜けが生じ
やすくなり、また、像担持体表面に融着やフィルミング
が発生しやすくなる。クリーニングブレードの線圧Nが
60g/cm以上の場合には、像担持体上に残留するト
ナーのクリーニング性は高まるものの、像担持体の最外
層の表面の摩耗が高まることから、像担持体の寿命が低
下してしまう。
【0058】本発明において、クリーニングブレードの
像担持体に対する当接圧力である線圧Nとは、ブレード
の単位長さあたりの像担持体に対するクリーニングブレ
ードの総圧のことである。総圧を測定するには、擬似的
な像担持体に荷重変換機を取り付けておき、該像担持体
の表面にクリーニングブレードを押しつけ、その荷重を
総圧として測定することができる。
【0059】本発明においては、前記像担持体の最外層
の表面が前記クリーニングブレードによって摩耗され発
生した削れ粉が、クリーニングブレードのエッジに蓄積
するものであるが、このクリーニングブレードのエッジ
には、前記像担持体の最外層の表面の削れ粉に加えて、
残留トナー成分も一部蓄積される。このクリーニングブ
レードのエッジに蓄積される前記像担持体の最外層の表
面の削れ粉を含む粒子の凝集度α(%)は、10≦α≦
60であることがよく、好ましくは12≦α≦58であ
ることが良い。この凝集度の値は、大きいほど粒子の流
動性が悪くなるものである。
【0060】本発明において規定する削れ粉を含む粒子
の凝集度αが60%を超えるような系においては、クリ
ーニングブレードのエッジはかなり不安定となり、本発
明に記載するような略球形トナーを使用するとブレード
エッジからのトナーのすり抜けが発生しやすくなる。削
れ粉を含む粒子の凝集度αが10%未満のような系にお
いては、像担持体の摩耗が少なすぎる事を意味してお
り、このような系においては像担持体表面に融着やフィ
ルミングが発生しやすくなる。
【0061】本発明において、前記クリーニングブレー
ドによって摩耗され発生した削れ粉を含む粒子の凝集度
α(%)は各ふるい上の削れ粉の質量を測定し、次式
(III)〜(VI)を用いて算出される値である。
【外2】
【0062】α=α+α+α (VI) 測定装置としては、デジタル振動計(デジバイブロ M
ODEL 1332)を有するパウダーテスター(細川
ミクロン社製)を用いる。
【0063】測定法としては、振動台に200メッシ
ュ,100メッシュ,60メッシュのフルイを目開の狭
い順に、すなわち60メッシュフルイが最上位にくるよ
うに200メッシュ,100メッシュ,60メッシュの
フルイ順に重ねてセットする。
【0064】このセットした60メッシュフルイ上に正
確に秤量した試料5gを加え、振動台への入力電圧を2
1.7Vになるようにし、デジタル振動計の変位の値を
0.130にし、その際に振動台の振幅が60〜90μ
mの範囲に入るように調整し(レオスタット目盛約2.
5)、約15秒間振動を加える。その後、各フルイ上に
残った試料の質量を測定して上記式に基づき凝集度を算
出する。
【0065】試料は温度23℃,湿度60%RHの環境
下で約12時間放置したものを用い、測定環境は温度2
3℃,湿度60%RHである。
【0066】凝集度の測定に用いる試料である削れ粉を
含む粒子は、後述する実施例で行なっているように、画
像被覆率10%、温度25℃,湿度60%RHの環境条
件下で1000枚の連続画像形成後にクリーニングブレ
ードのエッジに蓄積される粉体をブレードのエッジに付
着しているもの及び感光ドラム上に残ったニップ跡に残
された粉体を回収して得たものを用いる。
【0067】クリーニングブレードとしては、高硬度で
弾性があり、耐摩耗性、耐油性、耐オゾン性があるゴム
材料が好ましい。具体的には、硬度50〜80°(H
s)、好ましくは65〜77°であり、反発弾性率10
〜50%、好ましくは30〜40%であり、板厚0.5
〜4.0mm、好ましくは1.0〜3.0mmであり、像
担持体に対する当接角度20〜35°、好ましくは25
〜30°であり、自由長2〜12mm、好ましくは5〜
10mmであることが良い。これらは、クリーニングブ
レードの像担持体に対する当接圧力が、上述した通り、
線圧Nが20<N<60(g/cm)となる範囲で適宜
調節すればよい。
【0068】本発明において、クリーニングブレードの
硬度(Hs)は、JIS K 6253に準拠し、クリ
ーニングブレードの反発弾性率は、JIS K 625
5に準拠し、クリーニングブレードの自由長は、ブレー
ドが固定されずフリーになっている部分の長さを意味す
る。
【0069】上記のようなクリーニングブレードとして
は、特に制限はないが、ウレタンゴムが好ましく挙げら
れる。
【0070】本発明の画像形成装置に用いられるクリー
ニング手段の一つの実施の形態を図2を用いて説明する
が、本発明はこれに限定されない。
【0071】クリーニング手段として、クリーニングブ
レードIと背板IIを有するクリーニング装置IVが挙げら
れる。ウレタンを主体としたクリーニングブレードI
は、ウレタンを主体とした弾性ブレードで硬度77°
(Hs)、反発弾性率41%(40℃での反発弾性率6
3%)、300%モジュラス200kg/cm2(いず
れもJIS規格による)のもので、板厚2mmである。
像担持体Vに対する当接角度は24°であり、当接圧は
33g/cmにて配設してある。
【0072】背板IIIとして板厚1mmの20cSUS
が配設されている。
【0073】クリーニングブレードIの自由長IIは10
mmである。クリーニングブレードIによって掻き落と
された像担持体V表面の転写残トナーは、クリーニング
装置の廃トナー容器に回収される。
【0074】本発明はこれらの問題が生じない削れ粉の
凝集度の許容範囲を規定したことを特徴とする。削れ粉
の凝集度αが上記範囲となるようにするには、クリーニ
ングブレードの像担持体に対する線圧Nを前述した20
<N<60(g/cm)とし、さらに像担持体の最外層
が少なくともフッ素樹脂粒子が添加されていて、そのフ
ッ素樹脂粒子の含有率F(%)が好ましくは10≦F<5
0、より好ましくは20≦F<40の範囲にある樹脂組
成物で形成されている像担持体を用いることにより、像
担持体の移動スピードをコントロールすることにより、
及び/又はクリーニングブレードのゴム材料を選択する
ことにより達成可能である。
【0075】特に、削れ粉の凝集度αが上記範囲となる
ようにするには、上述したクリーニングブレードのゴム
材料を選択するにあたり、ブレードの硬度を50°(H
s)以上、好ましくは65°より高くすることが好適で
ある。硬度が低いと潜像担持体としての感光体ドラムの
回転駆動時に感光体ドラムとブレードの間のμ(滑り
性)が悪くなるので、初期(回転駆動開始時)に多くの
削れ粉が発生し、凝集度αも高くなってしまう。
【0076】本発明における像担持体は、特に制限はな
いが、最外層中に最外層の質量基準のフッ素樹脂粒子含
有率F(質量%)が10≦F<50の範囲、好ましくは2
0≦F≦30の範囲になるように含有されている像担持
体が、像担持体最外層の摩耗による削れ粉の凝集度αを
本発明の範囲内にコントロールし易いことから好まし
い。
【0077】最外層に該フッ素樹脂粒子を多く含有しす
ぎると、潜像が浅くしか形成されないので、トリボの低
いトナーは交番電圧を断つ時間が短いと交番電圧が断た
れ、引き戻し電圧が印加されるまでの時間に潜像に転移
できず、トリボの不均一さがそのままドットの不均一に
反映し、結果として不均一な画像となる傾向がある。し
かし、含有量を軽減しすぎることによっても該最外層と
クリーニングブレードの間の滑り性が悪化し、該最外層
の摩耗による削れ粉の量が増幅され、それが凝集をなす
ことによって、トナーのすり抜けが発生し易い傾向があ
る。
【0078】像担持体としては、導電性支持体上に感光
層を設け、さらに上記最外層を有する感光体が好ましく
挙げられる。
【0079】感光体の導電性支持体としては、鉄、銅、
ニッケル、アルミニウム、チタン、スズ、アンチモン、
インジウム、鉛、亜鉛、金、銀の如き金属や合金、ある
いはそれらの酸化物やカーボン、導電性樹脂等が使用可
能である。形状は円筒形、ベルト状やシート状のものが
ある。
【0080】感光体の感光層としては、下引き層、電荷
発生層、電荷輸送層、離型層等が挙げられ、それらに用
いられる結着樹脂としては、特に制限はなく通常用いら
れる樹脂が使用される。
【0081】電荷発生層に用いられる電荷発生材料とし
ては、通常用いられるものが使用可能である。また、電
荷輸送層に用いられる電荷輸送材料としては、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ポリビスフェノールが挙げられ
る。
【0082】感光体の最外層として、離型性層が用いら
れる。
【0083】最外層に用いられるフッ素樹脂粒子として
は、テトラフルオロエチレン、へキサフルオロプロピレ
ン、トリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレ
ン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、パーフルオロア
ルキルビニルエーテルの如き含フッ素重合体、およびそ
れらの共重合体等が挙げられる。
【0084】フッ素樹脂粒子は、通常感光体の最外層を
構成するのに用いる結着樹脂に分散されて用いられる。
感光体の最外層を構成する結着樹脂へのフッ素系樹脂粒
子の分散は、例えば、サンドミル、ボールミル、ロール
ミル、ホモジナイザー、ナノマイザー、ペイントシェイ
カー、超音波装置の如き混合/分散装置を用いて行われ
る。また、分散に際しては、補助的にフッ素系の界面活
性剤、グラフトポリマー、カップリング剤を用いてもさ
しつかえない。
【0085】前記感光体の最外層の表面粗さRzは、軸
方向において5.0μm未満であることが好ましく、よ
り好ましくは0.1〜5.0μm未満、さらに好ましく
は0.1〜3.0μmであることが良い。表面粗さRz
が5μmより大きすぎると、ブレードとドラムの当接面
にすき間が出来、そこからトナーがすり抜けてしまうこ
とあるので好ましくない。
【0086】感光体の最外層の表面粗さRzが軸方向に
おいて5.0μm未満とは、表面粗さを感光体の軸方向
に対して測定した場合の表面粗さが5.0μm未満であ
ることを意味する。
【0087】本発明において表面粗さRzは、JIS表
面粗さ「JIS B 0601」に基づき、表面粗度測
定器(サーフコーダSE−30H、株式会社小坂研究所
社製)を用いて測定される中心線平均粗さに相当する。
具体的には、粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さ
Rzとして2.5mmの部分を抜き取り、この抜き取り
部分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸、粗さ曲線を
y=f(x)で表したとき、次式(VII)によって求め
られる値をミクロメートル(μm)で表したものを言
う。
【外3】
【0088】本発明における感光体の表面粗度(Rz)
を上記範囲にするには、例えば、感光体の最外層の研磨
状態を変えることにより可能となる。即ち、感光体表面
の研磨を粗く行えば、その表面粗さを大きくすることが
でき、表面の研磨を細かく行えば、その表面粗さを小さ
くすることができる。
【0089】本発明の画像形成装置に用いられる手段の
うち、前述した像担持体およびクリーニング手段以外の
手段、例えば、帯電装置と、静電潜像形成手段と、現像
手段と、転写材担持体と、転写手段等は、通常の画像形
成装置で用いられる手段と同様のものを使用することが
できる。
【0090】本発明の画像形成装置は、前記像担持体
と、前記転写手段とから構成される画像形成部が、第1
色〜第4色のトナーの各色毎に配設されている画像形成
装置であって、前記転写手段は、前記転写材担持体に担
持搬送された転写材に、各色のトナー像を順次重ねてい
く転写手段であるカラー画像形成装置であっても好まし
い。
【0091】画像形成部は、前記像担持体、転写手段、
帯電手段、静電潜像形成手段、現像手段及びクリーニン
グ手段から構成されることが好ましい。このような画像
形成部における転写手段としては、像担持体上に第1色
〜第4色のトナーの各色の静電潜像を形成し、トナー像
を作像し、転写材上に順次転写していく、4タンデム方
式が具体的に挙げられる。
【0092】次に図1を参照してカラー電子写真画像形
成装置の一つの実施の形態である概略構成についてより
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。本
発明の画像形成装置は、複数の像担持体を有し、複数の
画像形成部を装備したカラー電子写真画像形成装置を用
いて説明する。図1は画像形成装置の全体構成を示す断
面説明図である。
【0093】画像形成装置本体の内部には、プロセス手
段を内蔵する画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが横方
向に配置されており、各画像形成部Pa、Pb、Pc、
Pdの下部にはベルト駆動ローラ13、14、15に、
転写材担持体としての無端状の転写ベルト130が掛け
わたされている。上記転写ベルト130は、図示しない
駆動モータによりベルト駆動ローラ13を矢印方向に回
転させることにより回転させる。カセット10は、転写
材である記録シートPを収納しており、上記カセット1
0内に収納された記録シートPは、最上側より給送され
る。そしてレジストローラ対7によって斜行が補正され
ると共に、前記画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdと同
期どりを行って転写ベルト130上に搬送する。搬送ガ
イド12は上記記録シートPをレジストローラ対より転
写ベルト130に導く。
【0094】次に上記画像形成部Pa、Pb、Pc、P
dの構成を説明すると、像担持体である感光ドラム3
a、3b、3c、3dを有し、その周囲にプロセス手段
を構成する帯電手段としての一次帯電器2a、2b、2
c、2d、現像手段としての現像器1a、1b、1c、
1d、転写手段としての転写帯電器24a、24b、2
4c、24d、クリーニング手段としてのクリーニング
装置4a、4b、4c、4d、静電潜像形成手段として
の前露光光源113a、113b、113c、113d
が夫々設けられている。また上記感光ドラム3a、3
b、3c、3dの上方には、レーザビームスキャナが設
けられている。
【0095】上記一次帯電器2a、2b、2c、2d
は、感光ドラム3a、3b、3c、3dを露光するに先
立って、ドラム表面を均一に帯電するものであり、現像
器1a、1b、1c、1dは、露光されてドラム表面に
形成された静電潜像にブラック、マゼンタ、イエロー、
シアンの各色トナーを付着させて可視像化しトナー像と
するものである。また転写帯電器24a、24b、24
c、24dは、感光ドラム3a、3b、3c、3dに形
成されたトナー像を記録シートPに転写させるものであ
り、クリーニング装置4a、4b、4c、4dは画像転
写後に感光ドラム面に付着している転写残トナーを除去
するものである。前露光光源113a、113b、11
3c、113dは、感光ドラム3a、3b、3c、3d
の表面電位を除電するものであり、レーザビームスキャ
ナは、半導体レーザー、ポリゴンミラー、fθレンズ等
を有し、電気デジタル画像信号の入力を受けてその信号
に対応して変調されたレーザビームを感光ドラム3a、
3b、3c、3dの母線方向に照射して露光するもので
ある。
【0096】分離帯電器32は、転写ベルト130上に
搬送されてきた記録シートPを分離するためのものであ
る。定着器9は、記録シートPに転写された転写画像を
定着させるための定着手段であって、内部にヒータ等の
加熱手段を有する定着ローラ51とこれに圧接する加圧
ローラ52を有している。排出トレイ63は装置外に排
出された記録シートPを積載するためのものである。
【0097】次に画像形成動作について説明すると、画
像形成作業開始信号が装置本体1に入力されると、感光
ドラム3aは矢印方向に回転し始め、一次帯電器2aに
よって一様に帯電され、レーザビームスキャナによって
原稿画像のブラック成分に対応する画像信号によって変
調されたレーザー光がドラム面に照射されて静電潜像が
形成される(露光)。次に現像器1aによってブラック
色のトナーが供給されて前記潜像を可視像化したトナー
像が形成される。
【0098】一方、カセット10に収納された記録シー
トPは、給送され、一時的に停止しているレジストロー
ラ対によって斜行が補正された後、前記感光ドラム3a
に形成されたトナー像とのタイミングをとって、転写ベ
ルト130上に搬送される。上記転写ベルト130に送
り込まれた記録シートPは、画像形成部Paの転写部で
転写帯電器24aによって転写帯電が行われて、トナー
像が記録シートPに転写される。上記工程が画像形成部
Pb、Pc、Pdにおいても同様に行われ、マゼンタ色
トナー像、イエロー色トナー像、シアン色トナー像が順
次記録シートPに転写される。
【0099】画像転写が終了した記録シートPは、転写
ベルト130の左端部で分離帯電器32によってAC除
電を受けながら転写ベルト130より分離され定着器9
に搬送される。そして、上記定着器9によって画像定着
が行われた記録シートPは、装置外の排出トレイ63に
排出される。
【0100】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてより具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0101】(実施例1)本実施例は、前述した実施の
形態と同様の図1に示すカラー画像形成装置を用いた。
複数の像担持体を有し、複数の画像形成部を装備したカ
ラー電子写真画像形成装置を用いて説明する。図1は画
像形成装置の全体構成を示す断面説明図であり、図2は
プロセスユニットの各部を示す説明図である。
【0102】本実施例に係る電子写真画像形成装置にお
ける最大画像幅はA4横の約290mmであり、感光体
ドラム周速は300mm/secである。
【0103】本実施例で用いる感光ドラムとして、導電
性基材とその上に被覆された電荷発生層と更に、その上
に被覆された電荷輸送層、また更にその上に被覆された
テフロン(登録商標)(ポリ4フッ化エチレン樹脂粒
子)を30質量%(離型性層の質量基準)含有した離型
性層を最外層として備えている感光ドラムaを用いた。
【0104】本例で使用する感光ドラムaを以下のよう
に製造した。
【0105】4質量部のポリビニルブチラール樹脂(エ
スレックBM−S、積水化学社製)を溶解したn−ブチ
ルアルコール170質量部に、有機ジルコニウム化合物
(アセチルアセトンジルコニウムブチレート)30質量
部および有機シラン化合物(γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン)3質量部を添加して混合攪拌し、下引き
層形成用の塗布液を得た。この塗布液を、ホーニング処
理により粗面化された直径30mmmpED管アルミニ
ウム基体の上に塗布し、室温で5分間風乾wを行った
後、基体を10分間で50℃に昇温し、50℃、85%
RH(露点47℃)の恒温恒湿槽中に入れて、20分間
加湿硬化促進処理を行った。その後、熱風乾燥機に入れ
て170℃で10分間乾燥を行った。電荷発生材料とし
て、塩化ガリウムフタロシアニンを用い、その15質量
部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、
日本ユニチカー社製)10質量部およびn−ブチルアル
コール300質量部からなる混合物をサンドミルにて4
時間分散した。得られた分散液を、上記下引き層上に浸
漬塗布し、乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形
成した。次に、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス
−(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]
−4,4’−ジアミン4質量部とビスフェノールZポリ
カーボネート樹脂(分子量40,000)6質量部とを
クロルベンゼン80質量部を加えて溶解した。得られた
溶液を上記電荷発生層上に塗布し、乾燥することによ
り、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。なお、最外
層には前記電荷輸送層と同じ処方の溶剤にフッ素樹脂粒
子として、ポリ4フッ化エチレンを30質量%含有させ
た溶剤を用い、前記電荷輸送層の上に塗布し、離型性層
を形成した。得られた感光ドラムの表面粗さを機械的に
研磨することにより、その表面粗さRzが3.0μmの
感光ドラムaを得た。
【0106】次に、図2に従って本発明のクリーニング
装置について説明する。クリーニング装置IVのクリーニ
ング容器には、前記感光ドラムVの表面に当接されたク
リーニングブレードIが保持されている。
【0107】クリーニングブレードIは、ウレタンを主
体とした弾性ブレードで硬度77゜(Hs)、反発弾性
率41%(40℃での反発弾性率63%)、300%モ
ジュラス200kg/cm2(いずれもJIS規格によ
る)のもので、当接角度24°、当接圧33g/cmに
て感光体Aに配設してある。クリーニングブレード20
aは、板厚2mmであり、部材20cSUS(板厚1m
m)が背板IIIとして配設されている。クリーニングブ
レードの自由長IIとしては、10mmである。
【0108】図1における前露光113としては、66
0nmのピーク波長を主体とした発光ダイオード(素子
GaAlAs)を用いピーク波長の1/2になる半値幅
は約25nmであり露光量としては、20μJ/cm2
である。前露光113から図示していない一次帯電器ま
では約50mm/secである。
【0109】定着器9は、定着ローラ51、加圧ローラ
52と、その各々をクリーニングする耐熱性クリーニン
グ部材54、55と、ローラ51、52内に設置された
ローラ加熱ヒータ56、57と、定着ローラ51にジメ
チルシリコーンオイル等の離型剤オイルを塗布する塗布
ローラ50と、そのオイルの溜め53と、加圧ローラ5
2表面の温度を検知して定着温度を制御するサーミスタ
58とからなっている。 4色のトナー像を転写された
転写材Pはこの定着器により、トナー像の混色及び転写
材Pへの固定が行なわれて、フルカラーのコピー画像が
形成される。
【0110】ところで、本発明における二成分系現像剤
としては、懸濁重合法により作製した重合トナーと、重
合法により作製した樹脂磁性キャリアとの混合物を使用
した。本実施例で使用したカラートナーは、具体的に
は、以下に示すとおりに製造した。
【0111】(非磁性シアントナー1の製造例)イオン
交換水710質量部に、0.1M−Na3PO4水溶液4
50質量部を投入して60℃に加温した後、TKホモミ
キサー(特殊機化工業製)を用いて12,000rpm
にて攪拌した。これに、1.0M−CaCl2水溶液6
8質量部を徐々に添加してCa3(PO42を含む水系
媒体を得た。 ・(モノマー) スチレン 165質量部 n−ブチルアクリレート 35質量部 ・(着色剤) C.I.ピグメントブルー15:3 15質量部 ・(荷電制御剤) サリチル酸金属化合物 3質量部 ・(極性レジン) 飽和ポリエステル(酸価14、ピーク分子量:8,000) 10質量部 ・(離型剤) エステルワックス(融点70℃) 50質量部 一方、上記処方を60℃に加温し、TKホモミキサー
(特殊機化工業製)を用いて、12,000rpmにて
均一に溶解及び分散した。これに、重合開始剤2,2’
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10質
量部を溶解し、重合性単量体組成物を調整した。
【0112】前記で得られた水系媒体中に、上記重合性
単量体組成物を投入し、60℃でN 2雰囲気下において
TKホモミキサーを用いて10,000rpmで10分
間攪拌して、重合性単量体組成物を造粒した。その後、
パドル攪拌翼で攪拌しつつ、80℃に昇温して10時間
反応させた。重合反応終了後、減圧下で残存モノマーを
除去し、冷却した後、塩酸を加えてリン酸カルシウムを
溶解させた後、濾過、水洗、及び乾燥を行ってトナー粒
子を得た。
【0113】得られた非磁性重合トナー粒子は、形状係
数SF−1が115、SF−2が110である表面が滑
らかな略球状のトナー粒子であった。上記で得られた重
合トナー粒子100質量部と疎水化処理されたシリカ微
粉末2.2質量部とを混合して、外添処理された非磁性
シアントナー1を調整した。得られた非磁性シアントナ
ー1は、重量平均粒径が8.0μmであって、真比重が
1.05g/cm3の単位質量当たりの摩擦帯電量が2
5mC/kgであった。
【0114】磁性キャリアとしては、79kA/m(1
キロエルステッド)の磁界中の磁化量が10000kA
/m2(100emu/cm3)であり、且つ平均粒径が
40μmであって、更に比抵抗が1×1013Ω・cmの
シリコーン樹脂コートフェライトキャリアを使用した。
【0115】得られた現像剤のT/D比(現像器中のT
(トナー)とD(現像剤全体)の比は8質量%であっ
た。
【0116】上記画像形成装置において、最外層にフッ
素樹脂粒子を30質量%分散させた像担持体上のトナー
ののり量が0.5mg/cm2に相当する量の前記非磁
性トナー1を現像し、紙を給紙しない系においてA4用
紙100枚相当に値する画像形成を行い、前記感光体上
の該球形トナーを該クリーニングブレードでクリーニン
グした場合のクリーニングブレードの感光体に対する線
圧と該ブレードのエッジ部の観察を行った結果を表1に
示した。また、各線圧でのクリーニングブレードのエッ
ジに蓄積された削れ粉を含む粒子の凝集度を表2に示
す。
【0117】
【表2】表2
【0118】上記の結果から、前記記載の系において
は、ブレードの感光体に対する線圧が20g/cmの場
合及び60g/cmの場合には、初期に良好なクリーニ
ングが行なえず、よって、ブレードの感光体に対する線
圧を20g/cmより大きく60g/cm未満にする必
要があることがわかった。特に、初期に良好なクリーニ
ングが行えるブレードの感光体に対する線圧は、25〜
55g/cmと判断し、以後の実施例においては上述範
囲内の40g/cmの線圧にブレードを設定して行っ
た。また、線圧が25〜55g/cmの場合のクリーニ
ングブレードのエッジに蓄積された削れ粉を含む粒子の
凝集度は、12〜58%であった。
【0119】(実施例2)本実施例で使用する感光ドラ
ムbを以下のように製造した。
【0120】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを20質量%含有させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを作成した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが3.0μmの感光ドラムbを得た。
【0121】実施例1で用いられた画像形成装置におい
て、クリーニングブレードの感光体に対する線圧を40
g/cmとし、像担持体として感光ドラムaの代わり
に、上記感光体bを用いて、常温、常湿環境下、画像被
覆率10%のコピーを連続100枚で2万枚コピーの実
写テストを行い、2万枚目に得られた画像を目視により
評価し、その結果を表3に示した。その結果、該ブレー
ドによって摩耗され発生した該像担持体最外層の削れ粉
を含む粒子の凝集度αは25%であり、クリーニング性
は良好であった。
【0122】(比較例1)本例で使用する感光ドラムc
を以下のように製造した。
【0123】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを10質量%含有させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが1.0μmの感光ドラムcを得た。
【0124】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
cを用いる以外は、実施例2と同様にして、常温、常湿
環境下、画像被覆率10%のコピーを連続100枚で2
万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得られた画
像を目視により評価し、その結果を表3に示した。フッ
素樹脂量が少ない事により、像担持体表面が過剰に摩耗
し、発生した削れ粉を含む粒子が凝集して凝集度αが7
0%に達した。そして、該クリーニングブレードエッジ
を不安定にさせた結果、クリーニング不良が発生した。
【0125】(実施例3)本実施例で使用する感光ドラ
ムdを以下のように製造した。
【0126】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを10質量%分散させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが4.0μmの感光ドラムdを得た。
【0127】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
dを用いる以外は、実施例2と同様にして、常温、常湿
環境下、画像被覆率10%のコピーを連続100枚で2
万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得られた画
像を目視により評価し、その結果を表3に示した。フッ
素樹脂粒子量は少ないのだが、該像担持体の初期研磨量
をRz4.0μmに増す事により像担持体表面の摩耗は
抑えられ、削れ粉のを含む粒子凝集度は40%となった
が許容範囲であるためトナーのすり抜けは発生しなかっ
た。
【0128】(比較例2)本実施例で使用する感光ドラ
ムeを以下のように製造した。
【0129】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを10質量%含有させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが5.0μmの感光ドラムeを得た。
【0130】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
eを用いる以外は、実施例2と同様にして、常温、常湿
環境下、画像被覆率10%のコピーを連続100枚で2
万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得られた画
像を目視により評価し、その結果を表3に示した。削れ
粉を含む粒子の凝集度は7%であり、初期研磨により表
面が過剰に荒らされ、初期にトナーのすり抜けが発生し
た。
【0131】(実施例4)まず、本例で使用する感光ド
ラムfを以下のように製造した。
【0132】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを30質量%分散させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが0.5μmの感光ドラムfを得た。
【0133】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
fを用いる以外は、実施例2と同様にして、常温、常湿
環境下、画像被覆率10%のコピーを連続100枚で2
万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得られた画
像を目視により評価し、その結果を表3に示した。初期
研磨量が少なく、像担持体表面は削れ易い状態にあった
が、フッ素樹脂粒子の滑り性向上効果により削れ粉を含
む粒子の凝集度は40%に抑えられ、画像は良好であっ
た。
【0134】(比較例3)まず、本例で使用する感光ド
ラムgを以下のように製造した。
【0135】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを50質量%分散させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが0.5μmの感光ドラムgを得た。
【0136】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
gを用いる以外は、実施例2と同様にして、常温、常湿
環境下、画像被覆率10%のコピーを連続100枚で2
万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得られた画
像を目視により評価し、その結果を表3に示した。削れ
粉を含む粒子の凝集度は5%であった。最外層のフッ素
樹脂粒子含有量が過剰であった事により、像担持体表面
に形成された画像が不均一なものとなった。
【0137】(比較例4)まず、本例で使用する感光ド
ラムhを以下のように製造した。
【0138】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを30質量%分散させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが4.0μmの感光ドラムhを得た。
【0139】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
hを用いる以外は、実施例2と同様にして、常温、常湿
環境下、画像被覆率10%のコピーを連続100枚で2
万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得られた画
像を目視により評価し、その結果を表3に示した。前記
像担持体と前記クリーニングブレードとの摩擦を軽減し
すぎた事により、前記像担持体最外層表面はほとんど摩
耗されず、したがって該最外層の削れ粉も微少にしか存
在せず、削れ粉を含む粒子の凝集度は7%であった。し
かしこの際、前記感光ドラム表面には融着が発生した。
【0140】(比較例5)まず、本例で使用する感光ド
ラムiを以下のように製造した。
【0141】離型性層にフッ素樹脂粒子として、ポリ4
フッ化エチレンを10質量%分散させた以外は、感光ド
ラムaと同様にして、感光ドラムを製造した。得られた
感光ドラムの表面粗さを機械的に研磨することにより、
その表面粗さRzが1.0μmの感光ドラムiを得た。
【0142】実施例2で用いられた画像形成装置におい
て、像担持体として感光ドラムbの代わりに感光ドラム
iを用い、更にトナーを真円度の低い不定形トナーであ
る下記非磁性トナー2を用いる以外は、実施例2と同様
にして、常温、常湿環境下、画像被覆率10%のコピー
を連続100枚で2万枚コピーの実写テストを行い、2
万枚目に得られた画像を目視により評価し、その結果を
表3に示した。前記像担持体と前記クリーニングブレー
ドとの摩擦を軽減しすぎた事により、前記像担持体最外
層表面はほとんど摩耗されず、したがって該最外層の削
れ粉も微少にしか存在せず、削れ粉を含む粒子の凝集度
は70%であった。真円度の低い不定形トナーではブレ
ードエッジが削れ粉により不安定になってもそこからト
ナーがすり抜けることはなく、良好なクリーニングが行
われたものの転写性が低下し、その結果、画像不良が発
生した。
【0143】 (非磁性シアントナー2の製造例) ・スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体(Mw:7万、Mn:2万) 200質量部 ・(着色剤)C.I.ピグメントブルー15:3 15質量部 ・(極性レジン)飽和ポリエステル(酸価14、ピーク分子量8,000) 10質量部 ・(荷電性制御剤)サリチル酸金属化合物 3質量部 ・(離型剤)エステルワックス 10質量部 上記組成物をエクストルーダーを用い十分溶融混練後、
冷却した混練物を機械的に粗粉砕し、粗粉砕物をジェッ
ト流を用いて衝突板に衝突させて微粉砕し、更にコアン
ダー効果を用いた気流分級機微粉砕物を分級し、SF−
1が152であり、SF−2が145の不定形シアント
ナーを得た。
【0144】上記で得られたトナー粒子100質量部と
疎水化処理されたシリカ微粉末2.2質量部とを混合し
て、外添処理された非磁性シアントナー2を調整した。
得られた非磁性シアントナー2は、重量平均粒径が8.
0μmであった。
【0145】(比較例6)クリーニングブレードの硬度
84度のブレードを使用して、実施例2と同様にして、
常温、常湿環境下、画像被覆率10%のコピーを連続1
00枚で2万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に
得られた画像を目視により評価し、その結果を表3に示
した。硬度が高すぎたことにより、感光体ドラムの表層
は過剰に削られ、削れ粉を含む粒子の凝集度は65%で
あった。そして、該クリーニングブレードエッジを不安
定にさせた結果、クリーニング不良が発生した。
【0146】(比較例7)クリーニングブレードの硬度
50度のブレードを使用して、実施例2と同様にして、
常温、常湿環境下、画像被覆率10%のコピーを連続1
00枚で2万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に
得られた画像を目視により評価し、その結果を表3に示
した。硬度が低すぎたことにより、感光体ドラム表層は
ほとんど削れず、削れ粉を含む粒子の凝集度は5%であ
り、感光ドラム表面には融着が発生した。
【0147】(比較例8)クリーニングブレードの線圧
を70g/cmに設定して、実施例2と同様にして、常
温、常湿環境下、画像被覆率10%のコピーを連続10
0枚で2万枚コピーの実写テストを行い、2万枚目に得
られた画像を目視により評価し、その結果を表3に示し
た。クリーニングブレード圧が高くなりすぎたことによ
り、感光体ドラムの表層は過剰に削られ、削れ粉を含む
粒子の凝集度は75%であった。そして、該クリーニング
ブレードエッジを不安定にさせた結果、クリーニング不
良が発生した。
【0148】
【表3】表3
【0149】(実施例5)前記画像形成装置において、
像担持体のとして感光ドラムbの代わりにその表面粗さ
Rzが0.5μmで該像担持体最外層に対してフッ素樹
脂粒子が30質量%分散されている感光ドラムfを用
い、更に感光ドラムfの回転速度を300mm/sec
から100mm/secとした以外は、実施例2と同様
にして、常温、常湿環境下、画像被覆率10%のコピー
を連続100枚で2万枚コピーの実写テストを行い、2
万枚目に得られた画像を目視により評価した。削れ粉の
凝集度は35%に抑えられ、真円度の高いトナーにおい
ても画像は良好であった。
【0150】
【発明の効果】上述した、本発明によれば、従来クリー
ニングが困難であるとされてきた真円度の高いトナーを
良好にクリーニングするためには、クリーニングブレー
ドエッジを像担持体に対して安定に当接させなければな
らず、本発明によれば、それを達成するために該クリー
ニングブレードによって摩耗され発生した該像担持体最
外層の削れ粉を含む粒子の凝集度を特定の範囲に規定す
る事で、該クリーニングブレードエッジを安定的に当接
させ、良好なクリーニングを行わせる画像形成装置を提
供できる。
【0151】その結果、電子写真装置の信頼性を大きく
向上させることと、かつ電子写真装置のプロダクテビィ
ティーが画期的に飛躍しても対応可能なクリーニング手
段を有している画像形成装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一つの実施の形態の概
略図を示す。
【図2】本発明の画像形成装置におけるクリーニング手
段の一つの実施の形態の概略図を示す。
【図3】本発明の画像形成装置における像担持体最外層
の削れ粉が凝集したイメージ図を示す。
【図4】トナーの単位質量当りの平均帯電量を測定する
ための帯電量測定装置の概略図を示す。
【符号の説明】
1a〜d 現像器 2a〜d 一次帯電器 3a〜d 感光ドラム 4a〜d クリーニング装置 9 定着器 24a〜d 転写帯電器 51 定着ローラ 52 加圧ローラ 130 転写ベルト I クリーニングブレード II 自由長 III 背板 IV クリーニング装置 V 像担持体 VI クリーニングブレード VII 像担持体最外層の摩耗による削れ粉 VIII トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 G03G 9/08 361

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持するための像担持体;前
    記像担持体表面に電圧を印加し、像担持体表面を帯電さ
    せる帯電装置;前記帯電手段によって帯電された像担持
    体表面に、静電潜像を形成させる静電潜像形成手段;前
    記像担持体表面に形成された静電潜像に、トナー担持体
    上に担持されたトナーを付着させてトナー像を形成させ
    る現像手段;前記像担持体表面に転写材を担持搬送する
    転写材担持体;前記像担持体表面に形成されたトナー像
    を転写材に静電転写する転写手段;及び前記像担持体を
    清掃するためのクリーニング手段;を有する画像形成装
    置において、 前記トナーは、形状係数SF−1が100〜140及び
    形状係数SF−2が100〜120を有するトナー粒子
    を有しており、 前記クリーニング手段は、前記像担持体表面に対して、
    カウンター方向に線圧Nが20g/cm超〜60g/c
    m未満で当接させるクリーニングブレードを有してお
    り、 前記像担持体の最外層表面が前記クリーニングブレード
    と当接することにより摩耗して発生し、クリーニングブ
    レードのエッジに蓄積する削れ粉を含む粉体の凝集度α
    が10%〜60%であることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の最外層表面が前記クリー
    ニングブレードと当接することにより摩耗して発生し、
    クリーニングブレードのエッジに蓄積する削れ粉を含む
    粉体の凝集度αが12%〜58%であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 該トナー粒子は、形状係数SF−1が1
    00〜130及び形状係数SF−2が100〜115を
    有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 該トナーは、重量平均粒径5〜10μm
    を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 該トナーは、重量平均粒径6〜10μm
    を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 該トナーは、真比重0.3〜2.5g/
    cmを有していることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 該トナーは、真比重0.5〜2.0g/
    cmを有していることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 該トナーは、単位質量当たりの摩擦帯電
    量5〜50mC/kgを有していることを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 該トナーは、単位質量当たりの摩擦帯電
    量10〜40mC/kgを有していることを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記クリーニングブレードは、前記像
    担持体表面に対して、線圧Nが25g/cm超〜55g
    /cm未満で当接されていることを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記クリーニングブレードは、硬度
    (Hs)50〜80°を有していることを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記クリーニングブレードは、硬度
    (Hs)65〜77°を有していることを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記クリーニングブレードは、反発弾
    性率10〜50%を有していることを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記クリーニングブレードは、反発弾
    性率30〜40%を有していることを特徴とする請求項
    1乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記像担持体の最外層は、少なくとも
    フッ素樹脂粒子が添加されており、該最外層中のフッ素
    樹脂粒子の含有率Fは10〜50%未満であることを特
    徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 前記像担持体の最外層の表面粗さRz
    は、軸方向において5.0μm未満であることを特徴と
    する請求項1乃至15のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記像担持体の最外層の表面粗さRz
    は、軸方向において0.1〜5.0μm未満であること
    を特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】 前記像担持体は、有機光導電体を有す
    る感光層を有している電子写真用感光ドラムであること
    を特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 該画像形成装置は、前記像担持体、帯
    電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段及びク
    リーニング手段とから構成される画像形成部を、第1色
    〜第4色の各色トナー毎に有しており、 前記転写手段は、前記転写材担持体に担持搬送された転
    写材に、各色のトナー像を順次重ねて転写する装置であ
    ることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 像担持体表面に電圧を印加し、像担持
    体表面を帯電させる帯電工程;帯電された像担持体表面
    に、静電潜像を形成させる静電潜像形成工程;前記像担
    持体表面に形成された静電潜像に、トナー担持体上に担
    持されたトナーを付着させてトナー像を形成させる現像
    工程;前記像担持体表面に形成されたトナー像を転写材
    に静電転写する転写工程;及び転写工程後の前記像担持
    体表面をクリーニング手段により清掃するクリーニング
    工程;を有する画像形成方法において、 前記トナーは、形状係数SF−1が100〜140及び
    形状係数SF−2が100〜120を有するトナー粒子
    を有しており、 前記クリーニング手段は、前記像担持体表面に対して、
    カウンター方向に線圧Nが20g/cm超〜60g/c
    m未満で当接させるクリーニングブレードを有してお
    り、 前記像担持体の最外層表面が前記クリーニングブレード
    と当接することにより摩耗して発生し、クリーニングブ
    レードのエッジに蓄積する削れ粉を含む粉体の凝集度α
    が10%〜60%であることを特徴とする画像形成方
    法。
  21. 【請求項21】 前記像担持体の最外層表面が前記クリ
    ーニングブレードと当接することにより摩耗して発生
    し、クリーニングブレードのエッジに蓄積する削れ粉を
    含む粉体の凝集度αが12%〜58%であることを特徴
    とする請求項20に記載の画像形成方法。
  22. 【請求項22】 該トナー粒子は、形状係数SF−1が
    100〜130及び形状係数SF−2が100〜115
    を有していることを特徴とする請求項20又は21に記
    載の画像形成方法。
  23. 【請求項23】 該トナーは、重量平均粒径5〜10μ
    mを有していることを特徴とする請求項20乃至22の
    いずれかに記載の画像形成方法。
  24. 【請求項24】 該トナーは、重量平均粒径6〜10μ
    mを有していることを特徴とする請求項20乃至23の
    いずれかに記載の画像形成方法。
  25. 【請求項25】 該トナーは、真比重0.3〜2.5g
    /cmを有していることを特徴とする請求項20乃至
    24のいずれかに記載の画像形成方法。
  26. 【請求項26】 該トナーは、真比重0.5〜2.0g
    /cmを有していることを特徴とする請求項20乃至
    24のいずれかに記載の画像形成方法。
  27. 【請求項27】 該トナーは、単位質量当たりの摩擦帯
    電量5〜50mC/kgを有していることを特徴とする
    請求項20乃至26のいずれかに記載の画像形成方法。
  28. 【請求項28】 該トナーは、単位質量当たりの摩擦帯
    電量10〜40mC/kgを有していることを特徴とす
    る請求項20乃至26のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  29. 【請求項29】 前記クリーニングブレードは、前記像
    担持体表面に対して、線圧Nが25g/cm超〜55g
    /cm未満で当接されていることを特徴とする請求項2
    0乃至28のいずれかに記載の画像形成方法。
  30. 【請求項30】 前記クリーニングブレードは、硬度
    (Hs)50〜80°を有していることを特徴とする請
    求項20乃至29のいずれかに記載の画像形成方法。
  31. 【請求項31】 前記クリーニングブレードは、硬度
    (Hs)65〜77°を有していることを特徴とする請
    求項20乃至29のいずれかに記載の画像形成方法。
  32. 【請求項32】 前記クリーニングブレードは、反発弾
    性率10〜50%を有していることを特徴とする請求項
    20乃至31のいずれかに記載の画像形成方法。
  33. 【請求項33】 前記クリーニングブレードは、反発弾
    性率30〜40%を有していることを特徴とする請求項
    20乃至31のいずれかに記載の画像形成方法。
  34. 【請求項34】 前記像担持体の最外層は、少なくとも
    フッ素樹脂粒子が添加されており、該最外層中のフッ素
    樹脂粒子の含有率Fは10%〜50%未満であることを
    特徴とする請求項20乃至33のいずれかに記載の画像
    形成方法。
  35. 【請求項35】 前記像担持体の最外層の表面粗さRz
    は、軸方向において5.0μm未満であることを特徴と
    する請求項20乃至34のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  36. 【請求項36】 前記像担持体の最外層の表面粗さRz
    は、軸方向において0.1〜5.0μm未満であること
    を特徴とする請求項20乃至34のいずれかに記載の画
    像形成方法。
  37. 【請求項37】 前記像担持体は、有機光導電体を有す
    る感光層を有している電子写真用感光ドラムであること
    を特徴とする請求項34に記載の画像形成方法。
  38. 【請求項38】 該画像形成装置は、前記像担持体、帯
    電手段、静電潜像形成手段、現像手段、転写手段及びク
    リーニング手段とから構成される画像形成部を、第1色
    〜第4色の各色トナー毎に有しており、 前記転写手段は、前記転写材担持体に担持搬送された転
    写材に、各色のトナー像を順次重ねて転写する装置であ
    ることを特徴とする請求項20乃至37のいずれかに記
    載の画像形成方法。
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