JP2001311673A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JP2001311673A
JP2001311673A JP2000131274A JP2000131274A JP2001311673A JP 2001311673 A JP2001311673 A JP 2001311673A JP 2000131274 A JP2000131274 A JP 2000131274A JP 2000131274 A JP2000131274 A JP 2000131274A JP 2001311673 A JP2001311673 A JP 2001311673A
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JP
Japan
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pressure
base
lead
sensitive chip
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000131274A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Shibata
俊隆 柴田
Kazuyuki Ito
一幸 伊藤
Tatsuya Ito
達也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性の流体又は水分のように電流が流れる
溶媒がセンサパッケージ内に流れ込んだ場合であって
も、圧力を正確に測定することができ、しかも耐食性が
優れた半導体圧力センサを提供する。 【解決手段】 基体1に凹部3が形成されており、これ
を挟んで貫通孔2が1対形成されている。凹部3の底部
に台10が樹脂層12より接続されており、台10の上
面に圧力感応チップ11が設けられている。基体1上面
には配線14が設けられ、その上に枠体4が設けられて
いる。この上に接着剤17によりセンサ筐体が接着され
ている。センサ筐体は凹部8が形成された基部5と基部
5よりも小径で中央部に凹部8と連続してポート7が形
成された圧力導入部6とからなる。チップ11はリード
13により配線14に接続されており、接合部にはリー
ド封止部15が形成されている。チップ11、リード1
3及びリード封止部15を覆うようにして保護樹脂層1
6が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐食性が要求される
か、又は内部に水分等が侵入しやすい環境で使用される
半導体圧力センサに関し、特に自動車用エンジンの吸排
気圧力及び自動二輪用エンジンの排気ガス等の圧力を測
定する半導体圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の半導体圧力センサを示す断
面図である。従来の半導体圧力センサにおいては、基体
1に凹部3が形成されており、この凹部3を挟んで貫通
孔2が1対形成されている。凹部3の底部に台10が樹
脂層12によりダイボンドされている。また、基体1の
上面には配線14が設けられている。台10の上面に圧
力感応チップ11が設けられている。
【0003】基体1の上面には貫通孔2に整合する位置
に貫通孔が形成された枠体4が配線14を挟むようにし
て配置されている。そして、基体1の上面にキャップ接
着剤17を介してセンサ筐体が枠体4に嵌合されてい
る。センサ筐体は下面中央部に凹部8が形成された基部
5と、この基部5に連続して基部5よりも小径で中央部
に凹部8と連続してポート7が形成された圧力導入部6
とからなる。
【0004】圧力感応チップ11はリード13により配
線14に接続されている。リード13は、例えば金線か
らなる。このリード13と配線14との接合部はリード
封止部15が形成されている。圧力感応チップ11を覆
うようにしてゲルが塗布されて保護樹脂層20が形成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
半導体圧力センサは、圧力感応チップ11の表面のみに
しかこのチップ11を保護するゲルを塗布しておらず、
チップ11と配線14とを接続するリード13部分には
ゲルが塗布されていない。即ち、リード13部分は保護
されていない。
【0006】このため、導電性の流体又は水分、例えば
塩水等の溶媒がセンサパッケージ内に流れ込んだ場合
に、配線14間に電流が流れてしまい、圧力センサの測
定出力値は正確に出力されず、正確な圧力測定を行うこ
とができないという問題点がある。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、導電性の流体又は水分のように電流が流れ
る溶媒がセンサパッケージ内に流れ込んだ場合であって
も、圧力を正確に測定することができ、しかも耐食性が
優れた半導体圧力センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体圧力
センサは、基体と、前記基体に実装され圧力を受ける圧
力感応チップと、被測定ガスを前記圧力感応チップに導
入する圧力導入部と、前記圧力感応チップの端子と前記
基体に設けられた配線とを接続して圧力検出信号を導出
するリードと、前記圧力感応チップ及び前記リードを被
覆する樹脂とを有することを特徴とする。
【0009】本発明においては、圧力を受ける圧力感応
チップ及びこの圧力感応チップで検出された圧力検出信
号を導出するリードが樹脂により覆われている。このた
め、自動車エンジン等の吸気圧力を測定した場合に、吸
気が圧力導入部により導入され、この吸気の中に塩水等
の電流が流れるような物質が含まれていて、圧力感応チ
ップの周囲の雰囲気が電流が流れるような雰囲気になっ
てもリード間に電流が流れない。従って、吸気圧力を正
確に測定することができる。
【0010】この場合、前記樹脂はフッ素系エラストマ
からなることが好ましい。フッ素系エラストマは耐薬品
性、耐熱性及び耐腐食性が優れているので、耐久性を向
上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る半導
体圧力センサについて添付の図面を参照して詳細に説明
する。図1は本発明の実施例に係る半導体圧力センサを
示す断面図である。
【0012】本実施例に係る半導体圧力センサにおいて
は、円柱状の基体1に凹部3が形成されている。また、
凹部3を挟んで貫通孔2が2個形成されている。凹部3
の底部に台10が樹脂層12により接続されている。こ
の樹脂層12は、例えばフッ素系エラストマからなる。
この場合に、フッ素系エラストマとしては、例えば信越
化学工業社製のSIFEL(商標名)を使用することが
できる。台10の上面に圧力感応チップ11が設けられ
ている。この圧力感応チップ11の中央には圧力を受け
ると、それに応じて電気信号を出力する薄膜ダイヤフラ
ムが形成されている。
【0013】基体1の上面には凹部3の周囲に段差が形
成されており、その段差に整合するように配線14が設
けられている。この配線14は、一般には金属リードフ
レームである。また、基体1の上面には貫通孔2に整合
する位置に孔が形成された枠体4が配線14を挟むよう
にして配置されている。更に、センサ筐体が基体1の上
面側から枠体4に嵌合され、キャップ接着剤17により
配線14に接着されている。このキャップ接着剤17
は、例えばフッ素系エラストマからなる。
【0014】センサ筐体は枠体4と嵌合し、かつ凹部8
が下面中央に形成された基部5と、この基部5に連続し
て基部5よりも小径で中央部に凹部8と連続してポート
7が形成された圧力導入部6とからなる。この圧力導入
部6が圧力を測定する位置に接続されポート7により被
測定ガスが導入され、圧力が圧力感応チップ11に伝達
され、圧力が電気信号に変換される。
【0015】圧力感応チップ11の端子(図示せず)と
配線14とがリード13により接続されている。このリ
ード13は、例えば金線からなる。また、リード13と
配線14との接合部に接触を安定させるためリード封止
部15が形成されている。少なくとも、圧力感応チップ
11、リード13及びリード封止部15を覆うようにし
て保護樹脂層16が形成されるように、凹部3、8は樹
脂で充填される。この保護樹脂層16は、例えばフッ素
系エラストマからなる。このフッ素系エラストマとして
は、例えば信越化学工業社製SIFEL(商標名)を使
用することができる。
【0016】本実施例においては、圧力導入部6を、例
えば自動車用エンジンの吸気マニホールドに接続して吸
気圧力を測定する。この場合に、吸気がポート7により
導入され、吸気の圧力に応じて圧力感応チップ11のダ
イヤフラムが変形し、吸気圧力が圧力測定信号としてリ
ード13を介して配線14から外部に電気信号として導
出される。このようにして吸気圧力を測定することがで
きる。このとき、圧力感応チップ11、リード13及び
リード封止部15を覆うようにして保護樹脂層16が形
成されているので、吸気の中に、例えば塩水等の電流が
流れるような物質が含まれていて、圧力感応チップ11
の周囲の雰囲気が電流が流れる雰囲気になっても、配線
14間に電気が流れるようなことがない。このため、圧
力感応チップ11からの圧力信号が正確に導出されて吸
気圧力を正確に測定することができる。これにより、吸
気圧力を高精度で制御することができる。また、圧力感
応チップ部が保護樹脂層16により保護されているの
で、圧力感応チップ11の接着強度が高められ、耐久性
が向上する。
【0017】本発明に係る半導体圧力センサにおいて
は、自動車用エンジンの吸気圧力を測定したが、特にこ
れに限定されるものではなく、自動車用エンジンの排気
ガスの圧力並びに自動二輪用エンジンの吸気圧力及び排
気ガスの圧力を測定することができる。また、圧力感応
チップも特に限定されるものではなく、感圧ダイヤフラ
ムを有する半導体圧力感応チップを使用することができ
る。
【0018】また、本実施例においては、保護樹脂層1
6にフッ素系エラストマを使用しており、このフッ素系
エストラマは耐薬品性、耐熱性及び耐腐食性が優れてい
るので、特に自動車又は自動二輪車のエンジンの周囲で
使用する場合に、半導体圧力センサの耐久性を向上させ
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、圧
力を受ける圧力感応チップ及びこの圧力感応チップで検
出された圧力検出信号を導出するリードが樹脂により覆
われている。このため、自動車エンジン等の吸気圧力を
測定した場合に、吸気の中に塩水等の電流が流れるよう
な物質が含まれていて、圧力感応チップの周囲の雰囲気
が電流が流れるような雰囲気になっても、リード間に電
気が流れないので、吸気圧力を正確に測定することがで
きる。また、エンジン周囲で圧力測定に使用した場合に
おいて、半導体圧力センサの耐薬品性、耐熱性及び耐腐
食性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体圧力センサを示す
断面図である。
【図2】従来の半導体圧力センサを示す断面図である。
【符号の説明】
1;基体 2;貫通孔 3、8;凹部 4;枠体 5;筐体 6;圧力導入部 7;ポート 10;台 11;圧力感応チップ 12;樹脂層 13;リード 14;配線 15;封止部 16、20;保護樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 達也 秋田県秋田市御所野湯本5丁目1番2号 株式会社東北フジクラ内 Fターム(参考) 2F055 AA22 BB20 CC02 DD04 EE40 FF38 GG12 GG25 HH05 4M112 AA01 CA14 CA15 DA18 EA14 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、前記基体に実装され圧力を受け
    る圧力感応チップと、被測定ガスを前記圧力感応チップ
    に導入する圧力導入部と、前記圧力感応チップの端子と
    前記基体に設けられた配線とを接続して圧力検出信号を
    導出するリードと、前記圧力感応チップ及び前記リード
    を被覆する樹脂とを有することを特徴とする半導体圧力
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記樹脂はフッ素系エラストマからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体圧力センサ。
JP2000131274A 2000-04-28 2000-04-28 半導体圧力センサ Pending JP2001311673A (ja)

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