JP2001311447A - ショックアブソーバ - Google Patents

ショックアブソーバ

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JP2001311447A
JP2001311447A JP2000153832A JP2000153832A JP2001311447A JP 2001311447 A JP2001311447 A JP 2001311447A JP 2000153832 A JP2000153832 A JP 2000153832A JP 2000153832 A JP2000153832 A JP 2000153832A JP 2001311447 A JP2001311447 A JP 2001311447A
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JP
Japan
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cylinder
piston
air
shock absorber
valve
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JP2000153832A
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Akira Matsuhashi
章 松橋
Yasushi Takagi
泰 高木
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Metrol Co Ltd
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Metrol Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ショックアブソーバにおいて、オイルの変り
に空気を使用することにより、オイル漏れの事故をなく
す。 【解決手段】 シリンダ壁6に、弁本体11を着脱可能
に固定し、シリンダ壁6に弁本体11に接続する空気通
路16を穿ち、弁本体11には、ピストン3がシリンダ
1内の空気を圧縮する場合に、シリンダ1内よりシリン
ダ1の外部に抜ける空気量をコントロール出来るように
する調整可能な流量調整弁13b、14を設けるとも
に、シリンダ1内に空気を送り込む場合には、シリンダ
1内に空気を大量に速く送り込むような逆止弁15を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク等の移動体
が、その移動状態から停止状態に移行する場合、その移
動体のショックを吸収するショックアブソーバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のショックアブソーバの一
例の断面図を示している。図8において、81はシリン
ダ、82はシリンダ81の内径に設けた軸受、軸受82
にはピストン軸83aが摺動自在に挿入されるととも
に、そのピストン軸83aの右端部はピストン83bを
形成して、シリンダ81の内径に密着しながら摺動でき
るように挿入されている。シリンダ81内の圧縮コイル
ばね84は、常時ピストン83bを左方に押している習
性をもっている。
【0003】図8(a)において、シリンダ81とピス
トン83bで形成される空間にはオイル85が満たされ
ている。図8(a)で移動体Wが右方に移動してピスト
ン軸83aの左端に当接し、更に移動体Wが右方に変位
するとピストン83bも右方に変位し、オイル85は押
されて、ピストン83bの軸方向に穿たれたオリフィス
83cを通過して、ピストン83bの左方に流出移動し
て図8(b)のようになる。オリフィス83cの穴の大
きさによって、移動体Wの制動力が決定される。アキュ
ームレータ86はスポンジ等で形成され、軸受82の右
端とピストン83bの左端間のピストン軸83aの容積
分のオイルの待避場所となる。
【0004】図8(b)で移動体Wのショックを吸収で
き、ピストン83bは停止したとする。移動体Wの押圧
力が去ると、圧縮コイルばね84によりピストン83b
が左方に移動するが、この場合、チェックバルブ83d
が開いてピストン83bの左側のオイル85を早くピス
トン83bの右側に戻すようにしてあり、早く図8
(a)の位置まで戻る。なお、87aはオイルシール、
87bはそのホルダである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のショックア
ブソーバは、オイルを使用しているので、オイル漏れ、
オイルのにじみ出しによる油よごれの欠点があった。ま
た、移動体がピストン軸の当接した瞬間に、オイルが非
圧縮性なので移動体が強いショックを受けた。また、シ
ョックアブソーバに移動体が当接移動した時に、外部ス
トッパなしでショックアブソーバ本体で移動体をストッ
プさせることは禁止されている(オイルが非圧縮性なの
でオイル漏れ等が起こる)。また、移動体が移動してス
トップした場合、その着座信号を発するスイッチ手段を
ショックアブソーバ本体内に設けることが出来なかった
(上記のように、ショックアブソーバ本体にストッパを
設けることが出来ないことと、たとえ設けてもスイッチ
手段に圧縮されたオイルがしみ込む恐れがあるため)。
【0006】本発明は、オイルの変りに空気を使用して
いるため、オイル漏れの事故をなくした。また、移動体
がピストン軸の当接した瞬間は制動力を少なくし、移動
体がピストン軸を押圧停止する位置に向けて制動力を増
すようにできた。また、ショックアブソーバ本体に移動
体が移動した時のストッパを設けるとともに、ショック
アブソーバ本体内に着座信号を発するスイッチ手段を設
けることが出来た。また、圧縮空気を使用した場合は、
ピストン軸がシリンダより突出習性を有するようにした
圧縮コイルばねを無くすことが可能となった。
【0007】ショックアブソーバに空気を使用した発明
には、同一出願人による特願平11−103073号が
あるが、その出願はスピードコントローラが別体で、シ
ョックアブソーバ本体にチューブで接続されている。そ
れに対して本願は、ショックアブソーバ本体にスピード
コントローラを一体化したので使い勝手を著しく向上し
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のショックアブソーバにおいては、シリンダ
と、上記シリンダに一体的の上記シリンダの内径の中心
線を軸受中心としたピストン軸受と、先端部を上記ピス
トン軸受より突出し移動体に押圧されて上記ピストン軸
受を摺動するピストン軸を有する上記シリンダ内を移動
するピストンとを設けたショックアブソーバにおいて、
上記ピストンが上記シリンダ内の空気を圧縮する場合、
シリンダ内部よりシリンダの外部に抜ける空気通路の空
気量をコントロールして、ショックの吸収力を調整可能
とした流量調整弁と、上記ピストンがシリンダ内の空気
を圧縮した後復元中に上記シリンダ内に外部より空気を
送り込む場合にのみ開放し、大量に速く外部より空気を
送り込むようにした逆止弁とを配置した弁本体を、上記
シリンダのピストン軸受と反対側のシリンダ端部に一体
化して設けたものである。
【0009】また、上記一体化は、上記シリンダのピス
トン軸受と反対側のシリンダ端の外壁に、上記弁本体を
着脱可能な手段により固定したものである。
【0010】また、上記一体化は、上記シリンダのピス
トン軸受と反対側のシリンダ端の壁内に、上記弁本体を
設けたものである。
【0011】また、上記シリンダのピストン軸受と反対
側のシリンダ端部の壁にスイッチ手段を埋め込むことに
より、移動体に押されて上記ピストンが変位してストッ
プした場合に、上記ピストンの端面で上記スイッチ手段
を作動させて、上記移動体の着座信号を発するようにし
たものである。
【0012】また、上記絞り調整弁と上記逆止弁との上
記弁本体の外部に通じる空気通路は、圧縮空気に接続で
きるようにしたものである。
【0013】また、上記絞り調整弁と上記逆止弁との上
記弁本体の外部に通じる上記空気通路は、外気に開放さ
れているとともに、上記ピストン軸が上記シリンダより
突出習性を有するように圧縮コイルばねを設けたもので
ある。
【0014】また、ピストン軸受と反対側の上記ショッ
クアブソーバの端部には上記絞り調整弁の調節つまみ
と、リード線側の上記スイッチ端部が突出しているよう
にしたものである。
【0015】また、ピストン軸受と反対側の上記ショッ
クアブソーバの端部には上記絞り調整弁の調節つまみが
突出し、外気に開放されている上記空気通路は弁本体よ
り開放されているようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明の第一の
実施の形態例の構成図を示し、図1は移動体が離れてい
る状態を、図2は移動体に押圧されてピストンがシリン
ダ内の空気を圧縮しつつある状態を、図3はピストンが
元の状態、すなわち図1に戻ろうとしている状態を、そ
れぞれ断面図で示している。
【0017】図1ないし図3において、Aはショックア
ブソーバ部、Bはスピードコントローラ部を示してお
り、ショックアブソーバ部Aにおいて、1はシリンダ、
1aはシリンダ1と一体的でシリンダ1の左端より突出
したピストン軸受、2はピストン軸、3はピストンでピ
ストン軸2に固定されており、4はピストン3の外径に
設けたシリンダ1との気密を保つためのピストンリン
グ、5はピストン軸2の左端に固定したコンタクトであ
る。なお、ピストン軸受1aはシリンダ1と一体とした
が、勿論別部品にして、相互を固定してもよい。
【0018】6はシリンダ1の右端にねじ込み等で固定
されたシリンダ壁、7はシリンダ壁6の気密を保つため
のOリング等のパッキンである。8はピストン3とシリ
ンダ壁6間に設けた圧縮コイルばねで、ピストン3を常
時左方に押している。9はシリンダ1の左端壁に設けた
空気抜穴で、シリンダ1内に塵挨が入らないようにフィ
ルタが詰められている。
【0019】スピードコントローラ部Bにおいて、11
は弁本体、12は調整ねじ、13aは調整つまみ、13
bは流量調節軸、14は流量調節軸13bの先端部とほ
ぼ同一形状を有する流量調節軸穴であって、調整つまみ
13aを回すことにより、流量調節軸13bと流量調節
軸穴14とのスリットを加減することにより空気の流量
が調節できる流量調節弁を形成する。
【0020】15は逆止弁で、圧縮コイルばね15aで
常時は図で上方に押されてスピードコントローラ本体1
1の弁座11aに密着しており、16はシリンダ壁6よ
りスピードコントローラ本体11との第一の空気通路で
ある。スピードコントローラ本体11の第二の空気通路
17はチューブ18を経て圧縮空気タンク(図には記さ
ず)に接続されている。
【0021】ショックアブソーバ部Aとスピードコント
ーラ部Bとは、弁本体11の左端部にある突起部11b
のおねじが、ショックアブソーバ部Aのシリンダ壁6の
めねじに螺止することにより、着脱可能に固定すること
ができる。
【0022】次に動作について述べると、図1で移動体
Wが右方に移動し、移動体Wに押圧されたピストン軸2
はピストン軸受1aを摺動して右方に変位し、ピストン
軸2と一体のピストン3はシリンダ1内の空気を圧縮し
ていく。この場合、ピストン3の左端側とシリンダ1の
左側の内壁の間が真空状態のならないように、空気抜穴
9を通って空気がピストン3の左側に流入していく。
【0023】図2のように、ピストン3で圧縮された空
気は、第一の空気通路16を通過して、スピードコント
ローラBの流量調節軸13bと流量調節軸穴14で形成
される流量調節弁で決められた流量だけ矢印方向に流れ
て、第二の空気通路17、チューブ18を経由して圧縮
空気タンク(図には記さず)内に逆流していく。
【0024】更に、ピストン3がシリンダ1の奥部に至
り、ピストン3の右端がシリンダ壁6当接するか、ある
いはコンタクト5がピストン軸受1aの左端に当接する
かして、移動体Wは空気と圧縮コイルばね8のクッショ
ンを受ながら静止する。
【0025】移動体Wのピストン軸2への押圧力が去る
と、ピストン3は圧縮コイルばね8の反力と圧縮空気タ
ンクよりの空気圧により、左方に移動を始める。
【0026】この場合、図3に示すように、第二の空気
通路17内の空気は逆止弁15を圧縮コイルばね15a
の押圧力に反して開き、直接第二の空気通路17内の空
気を第一の空気通路16へ送るので、流量調節軸13b
と流量調節軸穴14で形成されるスリットで決められた
空気の流量に関係なく、短時間に大量に流れるために、
ピストン3は迅速に左方に変位して、図1の状態に復帰
する。なお、16aは第一の空気通路16と空気室15
bを接続する溝で、逆止弁15は空気室15bの空気を
圧縮することなく開くことができる。
【0027】上記図1ないし図3は圧縮コイルばね8を
設けてあるが、圧縮コイルばね8を設けなくて、移動体
Wは空気のクッションを受けるのみで静止し、移動体W
のピストン軸2への押圧力が去ると、圧縮空気タンクよ
りの圧縮空気圧のみで、ピストン3が復帰するようにし
ても勿論よい。
【0028】図4は第二の実施の形態例の構成を示す断
面図で、図1ないし図3と異なるところは、スピードコ
ントローラ部Bの弁本体41の左端部41aを、図1な
いし図3のシリンダ壁6と同一形状にしたもので、弁本
体41の左端部41aに設けたおねじ41bを、ショッ
クアブソーバ部Aのシリンダ1のめねじに螺止すること
により、着脱可能に固定することができるようにしたも
のである。上記部分を除いては、図1ないし図3と同様
であるので、符号と動作を含めて説明を省略する。
【0029】図5は第三の実施の形態例の構成を示す断
面図で、図1ないし図3と異なるところは、シリンダと
弁本体とを一体化したものである。51は図1ないし図
3のシリンダ1と弁本体11を一体化したショックアブ
ソーバ本体、52はピストン軸受で、その右端部はショ
ックアブソーバ本体51のシリンダ穴51aの右壁52
aを形成する。
【0030】右壁52aに設けたおねじ52bを、ショ
ックアブソーバ本体51に左端に設けためねじに固定す
ることができるようにしたものである。上記部分を除い
ては、図1ないし図3と同様であるので、符号と動作を
含めて説明を省略する。
【0031】図6と図7は第四の実施の形態例の構成を
示す断面図で、図6はシリンダ1に、弁本体61を着脱
可能に固定した構成例(図4相当)で、弁本体61のシ
リンダ1側の端面に穴61aを穿ち、穴61aにプッシ
ュスイッチ63を挿入固定し、リード線63aを小穴6
1bを経由して外部に取り出している。
【0032】その動作は、移動体Wが右方に移動して、
ピストン軸64とピストン65を右方に変位させてコン
タクト66とピストン軸受67の左端が当接し、移動体
Wがストップする直前にプッシュスイッチ63のプッシ
ュ釦63bを押すことによりプッシュスイッチ63がO
N(またはOFF)して、リード線63aを経て図には
記してない制御回路に移動体Wの着座信号を送出する。
上記以外は図4と一部の寸法が異なるのみであるので、
説明は省略する。
【0033】図7はシリンダと弁本体を一体にしてショ
ックアブソーバ本体71とした構成例(図5相当)で、
ショックアブソーバ本体71のシリンダ72側の端面に
穴71aを穿ち、穴71aにプッシュスイッチ73を挿
入固定し、リード線73aを小穴71bを経由して外部
に取り出している。
【0034】その動作は、移動体Wが右方に移動して、
ピストン軸74とピストン75を右方に変位させてコン
タクト76とピストン軸受77の左端が当接し、移動体
Wがストップする直前にプッシュスイッチ73のプッシ
ュ釦73bを押すことによりプッシュスイッチ73がO
N(またはOFF)して、リード線73aを経て図には
記してない制御回路に移動体Wの着座信号を送出する。
上記以外は図5と一部の寸法が異なるのみであるので、
説明は省略する。
【0035】上記図4ないし図7においても図1ないし
図3と同様に、圧縮コイルばねを省略して圧縮空気のみ
で動作させることができる。
【0036】図9と図10は第五の実施の形態の構成を
示す断面図で、図9は図4とほぼ同様の構成を示し、ス
ピードコントローラ部Bの弁本体91をショックアブソ
ーバA部のシリンダ1のめねじに螺止することにより着
脱可能に固定し、第二の空気通路97をフィルタ99
(焼結合金)を経て外気に開放したものである。
【0037】図10も図5とほぼ同様の構成を示し、シ
リンダと弁本体とをショックアブソーバ本体51に一体
化したもので、第二の空気通路107をフィルタ109
(焼結合金)を経て外気に開放したものである。
【0038】次に図9、図10の動作について図1ない
し図3と異なる点のみを述べると、移動体Wが右方に移
動する場合は、ピストン3で圧縮された空気は、流量調
節弁(13a、14)を通り、第二の空気通路97、1
07を通過してフィルタ99、109を経て外気の放出
され、移動体Wは空気と圧縮コイルばね98、108の
クッションをを受ながら静止する。
【0039】移動体Wの押圧力が去ると、ピストン3は
圧縮コイルばね98、108の反力により、左方に移動
を始め、フィルタ99、109を通過した外気は、逆止
弁15を開き、直接シリンダ1、51aに送られてピス
トン3は迅速に左方に変位して、元の状態に復帰する。
この場合は、圧縮コイルばね98、108は必ず必要で
ある。本実施の形態によれば、圧縮空気のような空気源
と、それの接続部分が不必要であるので、使い勝手がよ
い。
【0040】図11は本発明の具体的な構成を示した第
六の実施の形態を示す断面図であって、(a)は全体
図、(b)は(a)のL部の拡大図であり、特に細い外
径を要望されるショックアブソーバに好適である。図1
と同一機能のものは同一符号(1桁の数字)を付して説
明も省略する。
【0041】111は弁本体でシリンダ壁6に一体的に
ねじこまれており、その中心には第一の空気通路112
aが穿たれ、その奥部の違径段部112bには流量調節
軸113bのV形先端部113a近接しており、流量調
節軸113bは弁本体111にねじ込まれているので、
つまみ113cを回すことよりV形先端部113aが変
位して違径段部112bとの間のスリットを加減して流
量を調節できる流量調節弁を形成している。114は外
気への開口部で塵挨防止のフィルタ(焼結合金)が固定
してあり、115は流量調節軸113bの緩み止めのダ
ブルナットである。
【0042】116は球状をした逆止弁で、弁本体11
1にねじ込んで固定しいる弁座116aと、弁座116
aで止められた押え板116bとの間に遊びがあるよう
に封入されている。116cは外気への開口部で、塵挨
防止のフィルタ(焼結合金)が固定されている。なお、
117はシリンダ1の外径に設けられたショックアブソ
ーバの取り付けねじである。
【0043】次に動作について述べると、移動体Wが右
方に移動する場合は、ピストン3で圧縮された空気は、
第一の空気通路112aより流量調節弁112b、11
3aを通り、フィルタ114を経て外気の放出され、移
動体Wは空気と圧縮コイルばね8のクッションをを受な
がら静止する。この際、逆止弁116はピストン3で圧
縮された空気の力で、図で上に上がり弁座116aに密
着して圧縮された空気はフィルタ116Cより外気に抜
けない。
【0044】移動体Wの押圧力が去ると、ピストン3は
圧縮コイルばね8の反力により、左方に移動を始め、フ
ィルタ116cより吸入した外気は、逆止弁116を開
き、直接シリンダ1に送られてピストン3は迅速に左方
に変位して、元の状態に復帰する。この際、逆止弁11
6は図で押え板116bの上に位置するが、押え板11
6bの中央には長穴が明いているために吸入した外気は
通過する。すなわち、図9、10と同様に空気源は不必
要である。
【0045】図12は本発明の具体的な別の構成を示し
た第七の実施の形態を示し、(a)は全体断面図、
(b)は(a)の右側面図、(c)は(b)のY−Y’
断面図を示す。本実施の形態の場合は、外径が大きくで
きるショックアブソーバに好適で、特に空気源を必要と
する場合に、操作部等がショックアブソーバの後端面に
集中して使い勝手がよいショックアブソーバになる。以
下図5と異なる機能のもののみを説明する。
【0046】図12(a)において、121はショック
アブソーバ本体で、第一の空気通路122aが穿たれ、
その奥部の違径段部122bには流量調節軸123bの
V形先端部123a近接しており、流量調節軸123b
はショックアブソーバ本体121にねじ込まれているの
で、つまみ123cを回すことよりV形先端部123a
が動いて違径段部122bとの間のスリットを加減して
流量を調節できる流量調節弁を形成している。124a
は第二の空気通路で、ショックアブソーバ本体121に
ねじ込んだニップル124bに通じている。ニップル1
24bの先端は圧縮空気タンクに通じるチューブが取り
付けられる。なお、125は流量調節軸123bの緩み
止めのダブルナットである。
【0047】126は球状をした逆止弁で、ニップル1
24bの奥にねじ込んで固定してある弁座126aと、
弁座126aで止められた押え板126bとの間に遊び
があるように封入されている。なお、121aは第一の
空気通路122aの封栓、121bは第二の空気通路1
24aの封栓である。
【0048】127はプッシュスイッチであって、図1
2(c)で示すように、ショックアブソーバ本体121
にねじ込まれ、その先端のプッシュ釦127aはシリン
ダ穴51aの中にわずかに突出している。127bはプ
ッシュスイッチ127の緩み止めのダブルナットであ
る。
【0049】次に動作について述べると、移動体Wが右
方に移動する場合は、ピストン3で圧縮された空気は、
第一の空気通路122aより空気調節弁122b、12
3aを通り、第二の空気通路124a、ニップル124
bを経て圧縮空気のタンクに逆流して空気と圧縮コイル
ばね8のクッションをを受ながら移動体Wにブレーキを
かけながら停止する。ピストン3が停止する寸前に、プ
ッシュ釦127aがピストン3で押されてプッシュスイ
ッチ127がON(またはOFF)となり制御回路に移
動体Wの着座信号を送出する。逆止弁126はピストン
3で圧縮された空気の力で、図で右に移動し弁座126
aに密着して圧縮された空気はニップル124bの方に
抜けない。
【0050】移動体Wの押圧力が去ると、ピストン3は
圧縮コイルばね8の反力と圧縮空気の力で左方に移動を
始めると、プッシュスイッチ127はOFF(またはO
N)となり、更にニップル124bより吸入した外気
は、逆止弁126を開き、直接シリンダ穴51aに送ら
れてピストン3は迅速に左方に変位して元の状態に復帰
する。この際、逆止弁126は図で押え板126bに接
するが、押え板126bの中央には長穴が明いており、
ニップル124bよりの空気は通過する。本実施の形態
の場合も、圧縮空気を使用しているので圧縮コイルばね
8を省略することができる。
【0051】図13(a)はプッシュスイッチ63、7
3、127の変りに近接スイッチ130を設けた例であ
って、その構成は(b)に示す。131は近接スイッチ
のハウジング、132は検出コイル、133は検出回
路、134は開閉素子、135はリード線、Bは金属体
であり、本実施の形態の場合はピストン3に相当する。
【0052】今、金属体Bが検出コイル132に接近す
ると、高周波発信回路中の検出コイル132のインピー
ダンスもしくは発信周波数が変化し、その変化を検出回
路133が検出して開閉素子134を制御してリード線
135に信号を出力することとができ、無接点でスイッ
チ動作ができる。
【0053】上記した形態に限定されるものでなく、そ
の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えるこ
とが出来る。
【0054】
【発明の効果】本発明は、オイルを使用していないので
オイル漏れの事故がない。
【0055】また、本発明は、移動体がピストン軸の当
接した瞬間は制動力を少なくし、移動体がピストン軸を
押圧停止する位置に向けて、制動力を増すようにしたの
で、移動体がピストン軸の当接した瞬間に移動体が強い
ショックを受けることが少ない。
【0056】また、本発明のショックアブソーバは、弁
本体と一体となっているので、使い勝手がよい。
【0057】また、ショックアブソーバに移動体が移動
した時、ピストンにストッパを設けるとともにスイッチ
手段を作動させて、移動体の着座信号を発するようにし
てある。
【0058】また、調整弁と逆止弁との空気通路は外気
に開放されているので、小型小径のショックアブソーバ
が可能となるとともに、特に圧縮空気を必要としないの
で、使い勝手がよい。
【0059】また、操作部、スイッチの取付部、ニップ
ル等の突起部がショックアブソーバの後端部に集中して
いるので、取り付け易く使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態例の断面図を示し、
作動前の状態である。
【図2】作動中の状態を示している状態である。
【図3】作動後、元の状態に戻りつつある状態を示して
いる。
【図4】第二の実施の形態例の構成を示す断面図を示
し、シリンダ端の外壁に弁本体を着脱可能に固定するこ
とができるようにしたものである。
【図5】第三の実施の形態例の構成を示す断面図を示
し、シリンダ端の壁内に弁本体を設けたものである。
【図6】第四の実施の形態例の構成を示す断面図を示
し、移動体の着座信号を出力するプッシュスイッチを設
けたものである。
【図7】図6の別実施例である。
【図8】従来のショックアブソーバの断面図ので、
(a)作動前の状態を、(b)作動後の状態を示してい
る。
【図9】第五の実施の形態例の構成を示す断面図を示
す。
【図10】図9の別実施の形態例である。
【図11】本発明の具体的な構成を示した第六の実施の
形態を示し、(a)は全体の断面図、(b)は一部拡大
断面図を示す。
【図12】本発明の具体的な構成を示した第七の実施の
形態を示し、(a)は全体の断面図、(b)は側面図、
(c)は(b)のY−Y’断面図を示す。
【図13】(a)は近接スイッチを、(b)はその構成
図を示す。
【符号の説明】
1 シリンダ 1a ピストン軸受 2 ピストン軸 3 ピストン 4 ピストンリング 5 コンタクト 6 シリンダ壁 8 圧縮コイルばね 11 弁本体 13b 流量調節軸(流量調節弁) 14 流量調節軸穴(流量調節弁) 15 逆止弁 16 第一の空気通路 17 第二の空気通路 41 弁本体 51 ショックアブソーバ本体 61 弁本体 71 ショックアブソーバ本体 73 プッシュスイッチ 91 弁本体 99 フィルタ 109 フィルタ 111 弁本体 112b 違径段部(流量調節弁) 113a V形先端部(流量調節弁) 116 逆止弁 121 ショックアブソーバ本体 122b 違径段部(流量調節弁) 123a V形先端部(流量調節弁) 126 逆止弁 127 プッシュスイッチ 130 近接スイッチ A ショックアブソーバ部 B スピードコントローラ部 M 金属体 W 移動体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、上記シリンダに一体的の上
    記シリンダの内径の中心線を軸受中心としたピストン軸
    受と、先端部を上記ピストン軸受より突出し移動体に押
    圧されて上記ピストン軸受を摺動するピストン軸を有す
    る上記シリンダ内を移動するピストンとを設けたショッ
    クアブソーバにおいて、上記ピストンが上記シリンダ内
    の空気を圧縮する場合、シリンダ内部よりシリンダの外
    部に抜ける空気通路の空気量をコントロールして、ショ
    ックの吸収力を調整可能とした流量調整弁と、上記ピス
    トンがシリンダ内の空気を圧縮した後復元中に上記シリ
    ンダ内に外部より空気を送り込む場合にのみ開放し、大
    量に速く外部より空気を送り込むようにした逆止弁とを
    配置した弁本体を、上記シリンダのピストン軸受と反対
    側のシリンダ端部に一体化して設けたことを特徴とする
    ショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】 上記一体化は、上記シリンダのピストン
    軸受と反対側のシリンダ端の外壁に、上記弁本体を着脱
    可能な手段により固定したことを特徴とする請求項1記
    載のショックアブソーバ。
  3. 【請求項3】 上記一体化は、上記シリンダのピストン
    軸受と反対側のシリンダ端の壁内に、上記弁本体を設け
    たとを特徴とする請求項1記載のショックアブソーバ。
  4. 【請求項4】 上記シリンダのピストン軸受と反対側の
    シリンダ端部の壁にスイッチ手段を埋め込むことによ
    り、移動体に押されて上記ピストンが変位してストップ
    した場合に、上記ピストンの端面で上記スイッチ手段を
    作動させて、上記移動体の着座信号を発することを特徴
    とする請求項1記載のショックアブソーバ。
  5. 【請求項5】 上記絞り調整弁と上記逆止弁との上記弁
    本体の外部に通じる空気通路は、圧縮空気に接続できる
    ことを特徴とする請求項1記載のショックアブソーバ。
  6. 【請求項6】 上記絞り調整弁と上記逆止弁との上記弁
    本体の外部に通じる上記空気通路は、外気に開放されて
    いるとともに、上記ピストン軸が上記シリンダより突出
    習性を有するように圧縮コイルばねを設けたことを特徴
    とする請求項1記載のショックアブソーバ。
  7. 【請求項7】 ピストン軸受と反対側の上記ショックア
    ブソーバの端部には上記絞り調整弁の調節つまみと、リ
    ード線側の上記スイッチ端部が突出していることを特徴
    とする請求項4記載のショックアブソーバ。
  8. 【請求項8】 ピストン軸受と反対側の上記ショックア
    ブソーバの端部には上記絞り調整弁の調節つまみが突出
    し、外気に開放されている上記空気通路は弁本体より開
    放されていることを特徴とする請求項6記載のショック
    アブソーバ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6547045B2 (en) * 2000-12-29 2003-04-15 Metrol Co., Ltd. Shock absorber
CN106122348A (zh) * 2016-06-30 2016-11-16 安徽工程大学 适于液压阻尼器的阻尼调节装置

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