JP2001310325A - 成形シート及び安全靴先芯並びにそれらの製造方法 - Google Patents

成形シート及び安全靴先芯並びにそれらの製造方法

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JP2001310325A
JP2001310325A JP2000127297A JP2000127297A JP2001310325A JP 2001310325 A JP2001310325 A JP 2001310325A JP 2000127297 A JP2000127297 A JP 2000127297A JP 2000127297 A JP2000127297 A JP 2000127297A JP 2001310325 A JP2001310325 A JP 2001310325A
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safety shoe
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Yoshitaka Iimura
善孝 飯村
Yoshiharu Tanaka
嘉治 田中
Mikiya Fujii
幹也 藤井
Naoto Sugano
直人 菅野
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YKK Corp
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Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易な強化繊維入り成形シート並
びに安全靴先芯を提供することを目的とする。 【解決手段】 熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる成形
シートおよび安全靴先芯において、熱可塑性樹脂が24
0〜300℃の全領域で粘度が200〜1000ポアズ
の範囲内であることを特徴とする。強化繊維の平均長さ
は8〜50mm、熱可塑性樹脂の体積含有率は21〜7
0%であることが好ましい。又、その成形は熱圧成形に
よって行われ、成形温度は200〜300℃、加圧力は
10〜80kg/cm2が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットスタンピン
グ成形や、高速圧縮成形に用いられる繊維強化熱可塑性
樹脂よりなる、機械的強度を要求される分野に適用して
好適な成形用シート並びに安全靴先芯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホットスタンピング成形や高速圧
縮成形に用いられる繊維強化熱可塑性樹脂の成形用シー
ト材料は、チョップドストランドマット、フィラメント
マット、不織布等の、それぞれ単一形態の補強材で補強
した繊維強化熱可塑性樹脂で構成されている。又、最近
では強化繊維を揃えた一方向性の補強材で補強されたス
タンピング成形用のシート材料も開発されている。
【0003】一方安全靴の靴先芯は、重量物の落下に対
する保護のために靴の甲の部分の強度が極めて重要視さ
れており、材質としては鋼製のものが主に実用化されて
いる。しかし、鋼製のものは重量が大であるため、着用
者にとって作業性が問題となる。そこで、最近になっ
て、ガラス繊維等の補強用長繊維で補強した熱可塑性樹
脂製のものが、軽量化のため提案されている。例えば、
実公昭61−42402号公報には、ガラス長繊維を熱
可塑性樹脂マトリックスで複合した基材を用い加熱加圧
成形した安全靴先芯が提案されている。また、実開昭6
2−64304号公報には、グロス、糸、編組、マット
等の形態の長繊維を用い、プレス成形、射出成形等によ
って成形した靴先芯が提案されている。
【0004】これ等の成形品のうち、短繊維や、長繊維
のランダムマット状のものは衝撃強度が弱いので例えば
安全靴の先芯として要求されるJIS規格の条件を満足
しない。一方長繊維のクロスマット状や一方向マット状
の成形品は、流動性が悪いので成形性に問題があり、仮
に、成形しても二次加工しないと製品が出来ない場合が
あるので製造原価が高くなるという問題があった。
【0005】例えば、JIS規格に認定使用されている
樹脂製安全靴先芯用材料は図3の断面の説明図に示すよ
うに、中心部にクロス層1が2層、表面に成形性と流動
性を向上させるためのランダム層(スキン層)2をもつ
一体構造になっている(特許第2567828号参
照)。
【0006】(i)この靴先芯にはL級(軽作業用):
圧迫強度−459kg以上、S級(普通作業用):圧迫
強度−1,020kg以上、H級(重作業用):圧迫強
度1,531kgがある。樹脂製先芯を製作する時にL
級の場合:クロス層が2〜3枚、S級の場合:クロス層
が4〜8枚入ったものを使い分ける必要があり、当然ク
ロスが多く入ったS級のものは材料自身の剛性が向上す
るが金型への挿入性が悪くなり、成形性、流動性はL級
より劣り不良率も高い。
【0007】(ii)先芯材料はL級、S級各々別の級に
なりL級よりS級の方が強化層のクロス数が多くなるか
ら、当然原価も高くなる。
【0008】(iii)材料のマトリックス(母材)とし
て強化繊維との密着性の良いポリアミドを使用し、強化
繊維含有率が48〜54%と多く、しかもポリアミド自
身の吸水性や、成形時に金型へ充填する材料の原反を正
確にセットしないと、スキン層がコア層に対して流動の
バランスが崩れて成形品にウェルドが発生して、先芯の
強度が低下する。これは吸水性による強度低下と成形品
の強度の不均一になって現われる。
【0009】又、シート材料を成形品の形状によりその
都度各々の寸法にカットする必要があり、カット後のシ
ート材料を遠赤外線加熱炉で溶融軟化後、金型に投入す
る場合、型形状に沿うように機械で投入しなければなら
ないので、作業性や歩留りの低下や工程管理上作業が繁
雑になる傾向にあった。そして、強化繊維に樹脂が良く
含浸していることもあって、剛性があるものの、耐屈曲
性が非含浸又は半含浸のものより劣る問題点があった。
【0010】その後シートをカットして成形する寸法の
問題点を解決するため、特定の方向に並んだ強化繊維を
含有する複合成形材料を所定の形状に切断し、これを平
面状に集成、加熱、加圧して成形する方法を開発した。
しかしこの方法でも最初から樹脂が強化繊維に含浸して
いるので、製品の耐屈曲性の問題は残り、又、耐圧迫や
耐衝撃クッション性を変えることができない。又、前記
複合成形材料は円筒状で長さが11mm程度と長い。こ
のような形態のものは計量して集積した場合に、ランダ
ム方向に重なりにくく同一方向に配行する傾向にあり、
成形品の物性は繊維方向に強いが繊維方向からみた90
°の方向には弱くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、製
作が容易な強化繊維入り成形体を提供することを目的と
し、又、強度に優れた安全靴先芯を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、特許請求の範囲に記載した下記のと
おりである。 (1)熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる成形シートに
おいて、熱可塑性樹脂が240〜300℃の全領域で粘
度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内であること
を特徴とする成形シート。
【0013】(2)熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる
安全靴先芯において、熱可塑性樹脂が240〜300℃
の全領域で粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲
内であることを特徴とする安全靴先芯。
【0014】(3)強化繊維と240〜300℃の全領
域で粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内であ
る熱可塑性樹脂とを成形型内に充填し、シート状に成形
することを特徴とする成形シートの製造方法。
【0015】(4)強化繊維と240〜300℃の全領
域内で粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内で
ある熱可塑性樹脂とを成形型内に充填し、安全靴先芯を
製造することを特徴とする安全靴先芯の製造方法。
【0016】(5)前記(1)〜(4)のいずれかにお
いて、強化繊維の平均繊維長さが8〜50mmであるこ
と。
【0017】(6)前記(1)〜(4)のいずれかにお
いて、熱可塑性樹脂の体積含有率が21〜70%である
こと。
【0018】(7)前記(1)〜(4)のいずれかにお
いて、熱可塑性樹脂がポリアミド、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレ
ンの中から選ばれた樹脂であり、強化繊維がガラス繊
維、炭素繊維、アラミド繊維、金属繊維の中から選ばれ
た繊維であること。
【0019】(8)前記(1)又は(3)において、成
形シートの厚みが2〜10mmであること。
【0020】(9)前記(3)又は(4)において、成
形体は熱圧成形により成形され、その成形温度が200
〜300℃、加圧力が10〜80kg/cm2であるこ
と。
【0021】(10)前記(3)において成形されたシ
ートをさらに安全靴先芯用成形型内に配し、安全靴先芯
を製造することを特徴とする安全靴先芯の製造方法。
【0022】すなわち、本発明では、溶融粘度が240
〜300℃の領域で200〜1000Pの範囲内である
熱可塑性樹脂を用いることにより、成形シート、安全靴
先芯の製造に際し、流動性が向上すると共に成形性も向
上する。成形シート、安全靴先芯にあっては、材料の流
動性及び成形性が良好であることにより、不良率の低減
につながると共に歩留まりが向上する。さらには流動性
が良好であることにより、強度的なばらつきが少なくな
ると共に薄肉化を行うことも可能になり、より軽量化を
行うことができる。また、このような成形シートから安
全靴先芯を成形する場合、成形シートの切断等の二次加
工を少なくすることができる。以上のことから、本発明
では、製品及び製造面においてコストの低減を計ること
ができる。
【0023】なお、熱可塑性樹脂が240〜300℃の
領域とは、まず、成形に際しては設定温度に常に保つこ
とは困難であり、そのために必要な温度管理幅及び効率
的に成形が可能な温度幅である。240℃未満の場合、
成形に時間がかかると共に、300℃を超える場合は熱
劣化が生じ易くなると共に焼き付きや炭化といった問題
が生じるためである。
【0024】上記熱可塑性の温度領域は、用いる熱可塑
性樹脂によっては200〜300℃の広い幅でも構わな
い。すなわち、少なくとも240〜300℃の領域で上
記溶融粘度であれば、200〜240℃の範囲でも上記
溶融粘度であっても構わない。ただし、200℃未満の
場合、溶融されにくくなり、樹脂が逆に流動性がなくな
り不適となる。
【0025】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド(ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン12)、ポリプロピレ
ン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレン
テレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイ
ド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可
塑性樹脂及びポリブチレンテレフタレート(PBT)と
ポリカーボネート(PC)とのポリマーアロイ等を挙げ
ることができるが、中でもポリアミド(ナイロン6)、
ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートが
好ましく用いられる。
【0026】強化繊維としては、ガラス繊維(GF)、
炭素繊維(CF)、アラミド繊維、金属繊維(スチール
繊維、ステンレス繊維)が好適に用いられる。
【0027】強化繊維の平均繊維長さは、熱可塑性樹
脂、強化繊維の流動性及び強化繊維の分散性を考慮した
場合、8〜50mmであることが好ましい。
【0028】熱可塑性樹脂の体積含有率(Vol.%)
は、日本工業規格の安全靴(JIST 8101)につ
いて、軽作業用L種及び普通作業用S種の規格に規定さ
れる性能を有するためには、21〜70Vol.%の範
囲にすることが重要である。
【0029】成形シートの厚みは、特に強度と軽量化等
を考慮した場合、2〜10mmとすることが好ましい。
【0030】本発明は、製品としては2つの態様があ
り、上述に記載のような条件を備えた成形シートと同じ
く上述に記載のような条件を備えた安全靴先芯とがあ
る。成形シートにあっては、これを成形し例えば安全靴
先芯として提供される。この場合、成形シート及び安全
靴先芯のそれぞれにおいても、上述に記載のような条件
を備えている。なお、成形シートにより成形されるもの
は、安全靴先芯には限られない。
【0031】本発明の製造方法は、具体的には3つの方
法がある。第一に、強化繊維と熱可塑性樹脂とを成形型
内に充填し、成形シートを製造する成形シートの製造方
法。第二に、強化繊維と熱可塑性樹脂とを成形型内に充
填し、安全靴先芯を製造する安全靴先芯の製造方法。第
三に、まず、強化繊維と熱可塑性樹脂とを成形型内に充
填し、成形シートを作製し、次に、これを安全靴先芯用
成形型内に配し、安全靴先芯を製造する安全靴先芯の製
造方法。なお、成形シートおよび安全靴先芯成形に際
し、その熱圧成形を行うための条件は、成形温度が20
0℃〜300℃、加圧力が10〜80kg/cm2であ
ることが好ましい。
【0032】強化繊維は、溶融された強化繊維(例えば
ガラス繊維)を溶融紡糸し、これを集束することにより
得られる。このようにして得られた強化繊維の束は、所
定の長さに切断され本発明の材料として用いられる。こ
の時、強化繊維の束が強化繊維のみからなるものを用い
る場合、強化繊維に撚りがあるものが好ましい。なお、
熱可塑性樹脂を強化繊維の束に含浸させたものも使用す
ることができ、この場合、強化繊維の撚りは、特に関係
しない。
【0033】また、成形シートから安全靴先芯を製造す
る場合、成形シートの形状は、安全靴先芯の形状を展開
した複雑形状としないまでも(裁断するまでもなく)、
図2に示すような長方形(イ)又は正方形(ロ)といっ
た単純形状にて行うことができる。
【0034】図1は、熱可塑性樹脂中で比較的粘度が低
いナイロン6をもとに、一般的に用いられている従来材
と本発明に使用した材料(本発明材)とについて、樹脂
の溶融粘度の比較を行ったものである。従来材は250
℃以下の領域においてその溶融粘度が1000Pを越
え、溶融粘度が1000P以下の領域が狭いと共に高温
度側であることが分かる。一方、本発明に用いた材料は
従来材に比較し、全体的に溶融粘度が1000P以下の
領域が230〜300℃の広い範囲であることが分か
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例及び比較例
について説明する。 実施例1 図1で使用したのと同様のナイロン6と長さ約1inc
h(25.4mm)に切断された強化繊維の束とを成形
シート成形用型内に充填し、厚さ4mmの単層からなる
成形シートを作製した。次に、これを図2(イ)に示さ
れるような長方形状に切断し、切断された成形シートは
樹脂が軟化するまで遠赤外線ヒータで予備加熱を行っ
た。その後、予備加熱した切断された成形シートを安全
靴先芯用成形型内に配し、成形温度250℃、圧力25
kg/cm2の条件で安全靴先芯を作製した。作製され
たものは、外観上、充填不良等の問題が見られなかっ
た。なお、L種(級)は、ガラス繊維の体積率を35V
ol.%と、S種(級)は、ガラス繊維の体積率を45
Vol.%とした。
【0036】比較例1 図3に示した構造のものでクロス層1として特殊な織物
状のガラス繊維を含んだポリアミド樹脂層;8ply
(層)を用い、スキン層2として長さ2inchのラン
ダム状ガラス長繊維45wt%(体積率28Vol%)
(例えばL種)を含むナイロン6の複合材料(成形シー
ト)を用いたものである(特許第2567828号参
照)。
【0037】比較例2 長さ1inchのガラス繊維を70wt%(体積率50
Vol%)(例えばS種)含有するナイロン6で作製さ
れた成形シートである(特開平9−109310号実施
例参照)。
【0038】なお、比較例1、2において、L種
(級)、S種(級)は、ガラス繊維の含有量により調整
を行った。また、成形シートは、本発明のように長方形
状に切断したものを用い、安全靴先芯を作製した場合、
未充填部分が生じたため、図2(ハ)(ニ)に示す安全
靴先芯を展開したような複雑形状とした。安全靴先芯の
製造工程は、その条件は多少異なるものの、本発明と同
様に行った。
【0039】このようにして得られた安全靴先芯につい
て、耐圧迫強度の比較を行った。その結果を表1に示
す。表1によれば、本発明品及び比較例ともJIS基準
をクリアーしている。また、本発明品は、比較例1、2
に比べ最大及び最小強度的に劣る部分があるものの、最
大強度を最小強度との格差である強度差が非常に小さく
全体的に強度のバランスが取れているということができ
る。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の成形シート並びに安全靴先芯
は、240〜300℃の全領域で粘度が200〜100
0Pの範囲内である熱可塑性樹脂を用いることにより、
製造に際し流動性が向上すると共に成形性も向上する。
このことは、製品不良率の低減につながると共に歩留ま
りが向上する。流動性が向上することによって、材料の
配合が均一となり、強度的なばらつきが少なくなると共
に薄肉化を行うことも可能となり、より軽量化すること
ができる。このような成形シートから安全靴先芯を成形
する場合には、成形シートの切断等の二次加工を少なく
することができるのでコストの低減も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂材料の溶融粘度の比較試験結果を示すグラ
フである。
【図2】本発明の成形シートの形状を示す。
【図3】比較例1の成形シートの構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クロス層 2 スキン層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 101:12 B29K 101:12 105:06 105:06 C08L 23:10 C08L 23:10 67:00 67:00 77:00 77:00 81:02 81:02 (72)発明者 藤井 幹也 福島県福島市佐倉下字一本杉20番地 日東 紡績株式会社福島工場内 (72)発明者 菅野 直人 福島県福島市郷野目字東1番地 日東紡績 株式会社福島工場内 Fターム(参考) 4F050 BC01 BF06 HA23 HA59 HA60 HA63 HA71 HA85 4F072 AA01 AA04 AA06 AA08 AB06 AB09 AB10 AB11 AB14 AD04 AD37 AD44 AD46 AG03 AH04 AH05 AH23 AJ01 AJ04 AK05 AK14 AL01 AL04 4F201 AA11 AA24 AA29 AA34 AB16 AB18 AB25 AH67 AR02 AR06 AR17 BA03 BC01 BC02 BC12 BC15 BC37 BD02 BM07 BM14 4F204 AA11 AA25 AA29 AA34 AD02 AD03 AD04 AD16 AD25 AG01 AH67 AR03 AR06 FA01 FB01 FB11 FB22 FF01 FF05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる成形
    シートにおいて、熱可塑性樹脂が240〜300℃の全
    領域で粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内で
    あることを特徴とする成形シート。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂と強化繊維とからなる安全
    靴先芯において、熱可塑性樹脂が240〜300℃の全
    領域で粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内で
    あることを特徴とする安全靴先芯。
  3. 【請求項3】 強化繊維と240〜300℃の全領域で
    粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内である熱
    可塑性樹脂とを成形型内に充填し、シート状に成形する
    ことを特徴とする成形シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 強化繊維と240〜300℃の全領域内
    で粘度が200〜1000ポアズ(P)の範囲内である
    熱可塑性樹脂とを成形型内に充填し、安全靴先芯を製造
    することを特徴とする安全靴先芯の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、強化
    繊維の平均繊維長さが8〜50mmであること。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかにおいて、熱可
    塑性樹脂の体積含有率が21〜70%であること。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかにおいて、熱可
    塑性樹脂がポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、
    ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレンの中から
    選ばれた樹脂であり、強化繊維がガラス繊維、炭素繊
    維、アラミド繊維、金属繊維の中から選ばれた繊維であ
    ること。
  8. 【請求項8】 請求項1又は3において、成形シートの
    厚みが2〜10mmであること、
  9. 【請求項9】 請求項3又は4において、成形体は熱圧
    成形により成形され、その成形温度が200〜300
    ℃、加圧力が10〜80kg/cm2であること。
  10. 【請求項10】 請求項3において成形されたシートを
    さらに安全靴先芯用成形型内に配し、安全靴先芯を製造
    することを特徴とする安全靴先芯の製造方法。
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