JP2001310037A - 遊技機用液晶表示装置 - Google Patents

遊技機用液晶表示装置

Info

Publication number
JP2001310037A
JP2001310037A JP2000132797A JP2000132797A JP2001310037A JP 2001310037 A JP2001310037 A JP 2001310037A JP 2000132797 A JP2000132797 A JP 2000132797A JP 2000132797 A JP2000132797 A JP 2000132797A JP 2001310037 A JP2001310037 A JP 2001310037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel unit
image panel
liquid crystal
crystal display
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000132797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3718408B2 (ja
Inventor
Shiro Kuroda
司郎 黒田
Kazuhiro Sato
和浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2000132797A priority Critical patent/JP3718408B2/ja
Publication of JP2001310037A publication Critical patent/JP2001310037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3718408B2 publication Critical patent/JP3718408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の汎用性を高める。 【解決手段】 遊技盤に配置される液晶表示装置におい
て、液晶表示素子とバックライト部と、当該液晶表示素
子とバックライト部を駆動する駆動回路基板とを内包す
る直方体形状の画像パネルユニットであって、背面上に
背面板取り付け用の取付部を形成した画像パネルユニッ
トと、外部からのコマンドを受け付けて前記駆動回路基
板を制御する画像制御基板と、前記画像制御基板を不正
防止のために包囲する透明なケース状の第1の部材であ
って、画像パネルユニットの取り付け部に対応する位置
に取り付けるための孔明部と他方の端部に突出部とを有
した第1の部材と、画像パネルユニットの取り付け部と
第1の部材の前記孔明部とを利用して、画像パネルユニ
ットと第1の部材を連結する手段とを備え、第1の部材
の突出部は、画像パネルユニットを遊技盤に固定配置さ
れている取り付け部材と係合して締着させるための形状
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】遊技機用液晶表示装置に関す
る。さらに詳述すれば、遊技機用液晶表示装置のリサイ
クル対策に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブル型のパーソナルコンピュータ
の表示装置として液晶表示装置が使用されている。ある
いは従来においてCRT表示器が使用されてきた装置や
機器においても他の機器との調和性や、小型でしかも奥
行き寸法が小さいことなどの特長から、液晶表示装置が
多く使用されている。とくに近年、遊技機においても、
趣向性を向上させ、面白味に変化をもたらすために、ゲ
ームにおいて液晶表示装置を使用したものが普通になっ
ている。また、遊技機においては、顧客対策の一環とし
て、遊技機の入れ替えが多く行われているが、上述した
液晶表示装置も同時に廃棄されていた。ただし、液晶表
示機のバックライトは液晶表示素子の寿命に比べて輝度
低下が原因で寿命が短く、再利用以前の問題として、交
換可能を前提に、その交換作業を容易にする技術も開発
されていた。この例として特開平5−237233号公
報、特開平6−121872号公報、特開平11−31
9249号公報などがある。特開平5−237233号
公報および特開平6−121872号公報においては、
表示装置の側面からバックライトユニットを取り出し、
あるいは装着することが行われ、特開平11−3192
49号公報においては、駆動電源部を側部に有するバッ
クライト部と液晶表示素子との結合を、ビス等を使用し
ないで脱着可能な構造を開示している。また、特開平6
−121872号公報においては、画像表示部、詳細に
いえば、遊技機の図柄表示装置の個別仕様部分の表示デ
ータの部分を基板から脱着可能し、これを交換すること
で、この図柄表示装置の再利用を実現するようにしてい
る。
【0003】また、特開平5−237233号公報にお
いてはユニットベースとカバー、裏カバーで、特開平6
−121872号公報においては前ケースと裏ケースと
により、外面を形成し、これら内部に、液晶表示部や駆
動回路等を内蔵し、液晶表示面から見た大きさは、液晶
表示部の寸法に比べると縦横共に大きな寸法を有してい
る。このようなケース外部に設けられた遊技盤への取付
部を介して遊技盤に取り付けられている。また、特開平
11−319249号公報においては、液晶表示素子に
上述したバックライトを背面に配置しているが、表示を
制御する基板は、下部に配置されているボックス内部に
実装されているように伺える。そして、液晶表示素子そ
のものの凹部に内包し、上記バックライト部を取り付け
る部材に、遊技盤への取付部を有しているように伺え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技
盤、液晶表示素子を含む部分、そして遊技機の主制御部
からのコマンドを受けて前記液晶表示素子上にゲーム画
像を表示する基板とについてそれぞれの結合関係の自由
度、とくに遊技盤背面への取付において、それぞれの構
造的な寸法等が変化した場合に対応する際の自由度、を
向上させる工夫は見うけられなかった。
【0005】通常の遊技機における液晶表示装置、とい
うよりも特別図柄表示装置は、液晶表示素子、バックラ
イト、液晶パネルユニット駆動部(バックライトに使用
される蛍光管の駆動、そして、遊技盤の主制御部のCP
Uから送られたコマンドに基づいて液晶表示素子上に画
像を表示する処理回路基板を含んでいる。ここにおい
て、遊技盤へのこれらを取り付ける場合、遊技盤背面方
向の寸法は、遊技面に沿った寸法よりも余裕があるの
で、遊技盤への取付高さを大きくしても遊技盤への取付
面積が少なく、さらにその取付部の寸法や配置にある程
度の自由度がある方が好ましい。ここで言う高さ方向
は、実装時には水平方向となり、放熱対策も容易にな
る。また、遊技盤背面への各種部材を積層せずに、それ
ぞれを単独で脱着することを可能にする。また、遊技盤
背面への実装時に背面から各種の基板の表面を観察する
ことも可能にする。この点では、前述した先行文献にお
いては明確ではない。
【0006】また、液晶表示素子そのものは10年程度
の寿命があるが、バックライトに使用される蛍光管の寿
命は従来1万時間程度であった。しかし、近年では4万
時間から6万時間の高寿命の蛍光管も開発されている。
このような蛍光管は、1日24時間使用したと仮定して
も4.5年から6.8年の寿命を持つことになる。1日
に16時間の場合は、6.8年から10.2年になる。
従来は他の理由によって短期間で、廃棄されてきたのが
現状であったが、このように長い寿命を有する液晶表示
部分を廃棄するのは、現在リサイクルが叫ばれていると
きでもあり、問題である。また、長寿命化した、また細
管化した蛍光管を受けて、バックライトを含む形での液
晶表示素子も1パッケージ化も進んでいる。利用する側
にとって益々利用し易くなっている。
【0007】本発明の目的は、その機器の物理的、性能
的、機能的寿命と離れて、営業上の理由により新旧の機
種の変更が繰り返される遊技機において、遊技機の入れ
替え時に再利用可能な表示装置を提供することにある。
また、車載のナビゲーション装置における表示装置ある
いは、テレビジョンの表示装置として利用可能な画像パ
ネルユニット、これは液晶表示素子とバックライトそし
てビデオ信号を入力して表示させる駆動回路と蛍光管駆
動回路を備える、を提供することにある。また、遊技機
における表示装置を、上述したように構成しながらも、
物理的構成において、画像パネルユニットとして1つの
筐体に構成し、遊技機における表示装置として求められ
るあるいは必要とされる機能と性能を有する表示装置を
提供することにある。
【0008】別の視点では、遊技機の図柄表示装置とし
て、汎用用途として使用可能な部分と、遊技機固有の汎
用的ではない部分とを、機能的にそして構造的に分離し
た表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、遊技盤に配置される液晶表示装置において、液晶表
示素子と、バックライト部と、当該液晶表示素子を駆動
し、当該バックライト部を駆動する駆動回路基板とを内
包する直方体形状の画像パネルユニットであって、当該
画像パネルユニットの背面上に背面板取り付け用の取付
部を形成した画像パネルユニットと、外部からのコマン
ドを受け付けて前記駆動回路基板を制御する画像制御基
板と、前記画像制御基板を不正防止のために包囲する透
明なケース状の第1の部材であって、前記画像パネルユ
ニットの取り付け部に対応する位置に取り付けるための
孔明部と、他方の端部に突出部とを有した第1の部材
と、前記画像パネルユニットの前記取り付け部と前記第
1の部材の前記孔明部とを利用して、当該画像パネルユ
ニットと当該第1の部材を連結する手段とを備え、前記
第1の部材の突出部は、前記画像パネルユニットを前記
遊技盤に固定配置されている取り付け部材と係合して締
着させるための形状を有するようにした。
【0010】また、前記画像パネルユニットの前記取り
付け部に係合する孔明部を有して前記画像パネルユニッ
トの背面の一部に接触する接触部と、この接触部の延長
上であって、前記画像パネルユニットの側面から突出す
る突出部とを有する金属から構成される第2の部材をさ
らに含み、前記第1の部材の突出部と前記第2の部材の
突出部は、第1と第2の部材を共に前記画像パネルユニ
ットに前記取り付け部を利用して結合させた際に、互い
に重なり合い、かつそれぞれは前記画像パネルユニット
を前記遊技盤に固定配置されている取り付け部材と係合
して締着させるための形状を有するようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態の表示
装置201の分解斜視図である。ただし、ビスは省略し
ている。図の205は、内部に液晶表示素子、バックラ
イト、液晶表示素子とバックライトを駆動する駆動回路
を含む画像パネルユニットである。図において、液晶の
表示面は下面に相当し、手前側の面は、表示面を垂直に
配置した場合の下部に相当する。したがって、図の上面
は、画像パネルユニットの背面に相当する面であり、背
面板233が、取り付け部213を介して画像パネルユ
ニット205の背面に固定される構造を有していること
を示している。背面板233はアルミ材で形成されてい
る。図2は、図1で示したそれぞれの部材を組み上げた
状態を示している。
【0012】図1において、202は透明な部材で形成
したケースであり、不正防止から内部の基板を保護する
ために、図示した画像制御基板204を包囲する形状を
有している。ただし、外部の遊技機を制御するCPU基
板からの信号や駆動電源を受けるコネクタ部は開口して
おり、組み上げた状態で外部から延長されたケーブル先
端のコネクタを基板204上のコネクタに連結すること
ができ、外部基板と画像制御基板204との間のケーブ
ル接続を可能にしている。同時に電源部からの電源ケー
ブルも同様である。
【0013】図2において透明ケースの右側面上部の切
り欠き部が、その開口部であり、その立方形の底面に相
当する部分は開放になっており、組み上げた場合に、そ
の底面部分には画像制御基板204の基板上面が位置す
ることになり、ここに配置されているコネクタがケース
202の外部に露出することになる。
【0014】透明ケース202はアクリル形樹脂で形成
されており、外部から内部の基板204が可視観察でき
るように、図における上面は、均一の厚さを保ち、鏡面
仕上げになっている。当然ながら、アクリルは熱伝導度
が低く、通常、アルミ材の1/100程度である。
【0015】ここで図1に示す203はアルミ材で形成
された放熱のための部材であり、画像パネルユニットの
背面板233の取り付け部213を利用して、画像パネ
ルユニット205に取り付けられる。そして、背面板2
33と部材203(以後、放熱板と称する)は同じアル
ミ材で形成され、取り付け部を含む接触面により、背面
板233の熱を伝導し、放熱板203の放熱孔を有する
部分により放熱するようにしている。図1において、放
熱板203を2つ示している。手前下部に示した放熱板
を背面から見た図が、右上部に示した放熱板203であ
る。放熱板203の図における水平部は、上述したよう
に構造上の必要性からのものではなく、表示ユニット2
01の、図示しない遊技盤への取り付け部を兼ねた突出
部を有して、図示したような形状に形成している。
【0016】画像パネルユニット205の背面板233
の内部(図5に示す、後述する)には駆動基板があり、
そこには蛍光管を駆動するためのインバータ電源があ
る。図1における画像パネル205の図では、最下面に
偏光板、ガラス基板、カラーフィルタ、液晶板などから
構成される液晶表示素子があり、その上部に導光板方式
のバックライト部がある。このバックライト部の上部に
バックライトの蛍光管を駆動するインバータ、などを収
容した基板が配置されている。この基板と画像制御基板
204との熱およびEMI(電磁波障害)の相互干渉を
防止するため、および放熱板203へ熱を伝導するため
に、背面板203の存在を利用している。この背面板2
03を含めて、図2に示すように組み上げている。
【0017】図2に示す図において、透明ケース202
の部分には、それを通してみることのできる画像制御基
板を一部描いている。この辺は、図1に示す透明ケース
と見比べられたい。ただし、放熱板203の部分はアル
ミ材で形成されているので、その部分は、画像制御基板
を見ることはできない。
【0018】図3は、図2の表示装置201を右側方か
らみた断面図である。ただし、説明のための図であり、
図2を1つの一様な平面で切断した場合を示してはいな
い。図3の左右に示す図は、さらに図3の上部の透明ケ
ースの図は、図2を左下方から右上方に延長する中心を
通る切断面の様子を示している。図3のその内側は、画
像制御基板204と透明ケース202の取り付けの様子
を、そして基板204の中央部に示す部品(コネクタ)
は、外部基板との接続コネクタと電源部からの電源供給
を受けるためのコネクタである。これは、図2において
図示している。また、図3に示す放熱板203の下部に
おいて外部に向かう突出部は、図2の左右側面部の切断
面を示している。放熱板203の放熱部(放熱孔のある
部分)は、透明ケース202の形状と対応させており、
その部分は、図3に示すように透明ケースの対応部分に
形成された溝207に挿入されて固定されている。ま
た、この図3に示すように、透明ケース202と画像制
御基板204は、図1に示す画像パネルユニット205
の背面板取り付け部213を利用して図示したような取
り付け部材251、252を使用して結合している。そ
して、背面板233と画像制御基板204との間は、図
示したように間隙208を有して配置され、透明ケース
202および放熱板203の放熱孔を通して、下部に相
当する右方から外気を取り入れ、間隙部208と画像制
御基板204の部品面側の空間を通り、上方に相当する
図の左側の放熱口から排出する自然対流を形成するよう
にしている。また、同時に右方からの空気の流れは、図
1に示す背面板233の放熱孔から画像パネルユニット
205内部に流入し、接続のためのコネクタ取りだし
口、あるいは調整のための開口部を通して流出し、図3
における左方の放熱板203の放熱孔から外部に排出さ
れる。
【0019】図4は、本実施形態において遊技盤を背面
から見た場合で、本発明による表示装置を遊技盤に取り
付けた様子を示している。表示装置201を、放熱板2
03の突出部に設けた取付孔、および透明ケースの突出
部210に設けた取付孔を使用して、遊技盤の背面上に
固定配置されている取付部209に取り付けている。図
において、表示装置201の右方には、2つの各種制御
基板がケースに収容されて配置されている。したがっ
て、この場合、側面に空気の流通口を設けること非効率
でもあり、排出熱を近傍に配置された制御基板に与える
ことにもなるので、この図における左右の側面に位置す
るケースには放熱孔は、設けていない。図に示すよう
に、上下の面に放熱のための複数の孔明部を有する放熱
板203を配置し、これらの孔明部を通して、下方から
上方に向かう対流が発生するようにしている。なお、図
4においては、表示装置201の下面は明らかではない
が、形状等は、上面と同様である。図の右部にある外部
基板との接続および電源供給のためのコネクタ用開口部
以外は上下対称な形状である。この図は、実際の遊技盤
設置状況において、平均身長の人が観察した場合を示
し、少し、屈むことで、放熱板203が邪魔することな
く、表示装置内部の基板を観察することが可能になって
いる。
【0020】図5は、前述したが、画像パネルユニット
内の表示関係のブロックダイアグラムである。図から理
解されるように、入力される信号は、RGBそれぞれの
アナログ・ビデオ信号と、内部回路を駆動するための水
平と垂直の同期信号そしてクロック信号と、内部のIC
などへの電源供給ラインと、そしてバックライトの蛍光
管を駆動する電源供給ラインである。図示していない
が、下部のインバータ回路と上部の液晶駆動回路との間
は、図示する範囲では電気的に絶縁状態になっている。
【0021】この入力信号の内ビデオ信号の電気的仕様
については、一般的なテレビジョン・モニタの入力のR
GB信号と同様であり、水平および垂直同期信号の存在
も同様である。ただし、同期信号の電気的仕様は一般的
なRGBモニタと若干異なっている。この入力されるア
ナログ・ビデオ信号は、画像制御基板内部において生成
された画像であり、元々はデジタルビデオであった信号
をD/A変換してアナログ信号にしたものである。した
がって、再サンプリングにより解像度を劣化させないた
めに、外部クロック信号を入力している。
【0022】ここで、LCD表示器の特性は、通常のブ
ラウン管の入力レベル対出力輝度特性と異なる特性を有
しているので、その違いを吸収し、通常のテレビジョン
・モニタとしても信号レベルとその種類においては仕様
可能としている。その部分が402で示すγ補正の部分
である。γ補正するためには、ビデオ信号のブラックレ
ベル、通常ペデスタルレベルと言われている部分をクラ
ンプして、次段の非線形増幅器(402のγ補正増幅
器)に加える必要があり、これを401のDCクランプ
回路で行っている。単なるコンピュータグラフィックス
の画像のみを表示する場合、その生成過程において、自
由に画像の輝度、彩度、色度をLCDの特性に合わせて
表示することでとくに問題はないが、通常のテレビジョ
ン信号は、ブラウン管の駆動と発光の特性に合わせて信
号処理されているので、ブラウン管とその特性が大幅に
異なるLCDに同様のビデオ信号を与えた場合、不自然
な輝度特性の表示画像と成ってしまう。このブラウン管
と異なる特性を補償するのがγ補正回路402である。
【0023】高電圧電源が必要な蛍光管をバックライト
光源として使用しているので、この高電圧の部分をケー
ブルで長距離を引きまわさないようにするため、バック
ライトの近傍のこの基板上でインバータを使用して、低
電圧の入力電源を昇圧している。このようにすること
で、高電圧を、画像パネルユニット内のみに限定させる
ことができる。また、この高電圧の影響を狭い範囲内に
閉じ込めている。このような構成とすることにより、こ
の画像パネルユニットを使用して、通常のテレビジョン
・モニタとしても流用することも可能になっている。
【0024】したがって、遊技機が廃棄された場合、こ
の画像パネルユニットは、電源電圧と信号の物理的接続
仕様を合わせることで、車用のテレビジョン・モニタあ
るいは、カーナビゲーションのモニタとしても再利用す
ることが可能となっている。このことは、画像パネルユ
ニットのケースについても同様なことが言える。ただ
し、接続部については変換コネクタ等が必要になるが。
このように想定すると、画像パネルユニットの背面パネ
ル233と放熱板203を分離したことは有効に作用す
る。すなわち、画像パネルユニットとして分解した場
合、図1に示す、背面パネル233を有した状態の画像
パネルユニットを得ることができる。ただし、背面パネ
ルを画像パネルユニットに固定する部材は図1に示す取
付部材251を使用することになるが、ビスは一般的で
あり、単独の際に使用されるビスを使用して固定するこ
とは容易である。図示していないが、この画像パネルユ
ニットと、画像制御基板とのビデオ信号や電源の接続
は、図1の205で示した背面板の左方の長方形の開口
部を介して行われる。
【0025】ここで、放熱のための放熱板203と背面
板233をアルミ材で形成した理由はつぎの通りであ
る。アルミニウムの熱伝導率は鉄の約3倍であり、また
アルミニウムは、光、電磁波、さらに各種熱線をよく反
射し、とくに純度の高いアルミニウムほどこの性質は優
れ、純度99.8%以上のアルミニウムは放射エネルギ
ーの90%以上を反射するとされている。したがって、
EMIや好ましくない熱の移動を防止するためにそれぞ
れの回路や基板を相互に遮蔽すると同時に、内部の熱を
効率良く、対流空気を利用してあるいは熱伝導部材を通
じて外部に放出することにおいて、アルミニウムを部材
として使用することは、好ましい結果を生ずる。
【0026】本実施形態においては、上述したようにし
たので、いわゆる図柄表示装置をコンパクトに構成しな
がらも、遊技盤への取り付けに対しては、放熱板203
の取付部(突出部)のみを専用に設計して、作成するこ
とで、容易に各種の遊技機への取付を可能にする。同時
に画像パネルユニットを1つの筐体内に収めたので、図
柄表示装置を、画像パネルユニットと画像制御基板と、
放熱板2枚と、透明ケースと、若干の取付部材とでコン
パクトに構成可能することを可能とした。当然ながら、
画像パネルユニットには、遊技盤への取り付け部分は含
まれていない。
【0027】また、本実施形態においては、画像制御基
板の取付孔と画像パネルユニットの取付口を一致させ
て、画像パネルユニットに特化した取付形状を有してい
るが、図示の放熱板203の形状を工夫し、両者を結合
する際におけるインターフェースの役目をさせること
で、少なくとも取付における両者の間の制約を無くすこ
とができる。この場合、図1において放熱板203の、
画像パネルユニットの背面パネルの固定部に係合する部
分を延長して、上方に屈曲させてさらに端部を水平に屈
曲させてコの字形状、あるいは階段形状とし、その部分
に取付部を設けることも容易である。そして、その部分
を利用して画像制御基板を取り付け、さらに放熱板の突
出部を遊技盤の取付部に固定することで、放熱板と画像
パネルユニットの間の結合部分は、遊技盤を基準とする
と、画像パネルユニットのみを支えるに十分な強度を有
するだけで済むことになる。この様にすることで、少な
くとも両者の間の取り付けに関する制約を回避すること
ができる。このように構成すると、放熱板と呼んできた
放熱板203は、遊技盤と画像パネルユニットの結合部
材であり、画像制御基板の取付部材でもある。
【0028】本実施形態においては、図示していない
が、画像パネルユニット内部において蛍光管の発する熱
を効果的に、図1に示す放熱板203の水平部が接触す
る位置において背面板233に伝達している。したがっ
て、蛍光管の発する熱を効果的に、背面板233を経由
して、放熱板203に伝達し、放熱板の孔明部において
伝達された熱を外部に放射することができる。
【0029】以上、本発明を、本実施形態を使用して説
明したが、本発明の趣旨を逸脱しないで、次の形態に変
更することは容易である。 1.放熱板203と画像パネルユニットの背面板233
を別部材としたが、一括した部材として構成することは
容易である。実施形態においては、図1に示す、背面板
233を有する画像パネルユニットを単独で扱うことを
前提にしたので、敢えて別構成としている。 2.透明ケース内部に収容する画像制御基板の取り付け
位置と対応した位置に透明ケースを取付るための部分を
有し、画像制御基板を介して固定していることになる
が、放熱板203との間で直接結合する部分を設けるこ
とも容易である。実施形態では、透明ケース202のみ
を脱着することができないように、透明ケースに図1に
示す端部210を設けて、放熱板203の端部211と
係合させ、その部分の取り付け孔を利用して、遊技盤の
取り付け部209にビスで固定している。
【0030】この部分は、画像制御基板を取り付けた放
熱板を、さらに放熱板端部等を利用して透明ケースに取
付、この透明ケースに設けた突出部と遊技盤取付部の対
応させるようにしても良い。このようにすることで、透
明ケースの存在が、取り付ける際の必須要件になり、不
正防止に効果的に作用する。この場合、新たに透明ケー
スに対して放熱板(この場合、既に画像制御基板と画像
パネルユニットが取り付けられている)を取り付けるの
取り付け部を設けることもできる。また、透明ケースと
放熱板との間で結合する取り付け部を設けることも可能
である。このようにすることで、画像パネルユニット、
画像制御基板、透明ケースのそれぞれの間で、それぞれ
のレベルは異なるが汎用化を計ることができ、それぞれ
と遊技機の遊技盤との間のインターフェースを放熱板
(この場合は取付部材)に持たせることになる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、表
示装置の形状、画像制御基板、あるいは透明ケースのそ
れぞれに応じたレベルの汎用化を図りながらも、それぞ
れの遊技盤に対して、取り付けることを可能にする。同
時に、透明ケースのみを単独で取り外すことを不可能に
する効果も合わせて有している。
【0032】したがって、上述した画像パネルユニッ
ト、あるいは内部のROMにプログラムや表示データが
欠き込まれていない画像制御基板、あるいは透明ケース
を汎用化することを可能にする。これらの特長は、遊技
機の開発設計の効率化において効果的であり、また、放
熱板を除き、それぞれの再利用をも可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示したそれぞれの部材を組み上げた状態
を示す斜視図である。
【図3】図2に示す組み上げた状態の側面切断図を示す
図である。
【図4】図2に示す表示ユニットを遊技盤背面に配置さ
れる様子を示す図である。
【図5】図1に示す画像パネルユニット205の内部に
格納される駆動回路のブロックダイアグラムを示す図で
ある。
【符号の説明】
201 表示装置 202 透明ケース 203 放熱板 204 画像制御基板 205 画像パネルユニット 206 画像パネル背面板の放熱孔 207 透明ケースの溝 208 間隙部 209 遊技盤の表示装置取付部 210 透明ケース突出部 211 放熱板突出部 212 放熱板のLCDパネルへの取付孔 213 LCDパネルの背面板取り付け孔 301 遊技盤 302 各種制御基板 401 DCクランプ回路 402 γ補正回路+反転AMP回路 403 DCシフト回路 404 COM信号発生回路 405 Vドライバ+コントローラ 406 Hドライバ 407 LCDパネル 408 DC/DCコンバータ 409 インバータ 410 バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 304 G09F 9/00 350Z 350 351 351 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2C088 DA24 EA02 EA03 EA10 EA11 EB55 2H088 EA22 HA06 HA28 MA20 2H089 HA40 QA09 2H091 FA41Z GA11 LA08 LA09 MA10 5G435 AA12 AA19 BB12 BB15 EE02 EE08 EE13 EE36 EE50 FF05 GG12 GG24 GG33 GG44 HH02 HH05 LL00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に配置される遊技機用液晶表示装
    置において、 液晶表示素子と、バックライト部と、当該液晶表示素子
    を駆動し、当該バックライト部を駆動する駆動回路基板
    とを内包する直方体形状の画像パネルユニットであっ
    て、当該画像パネルユニットの背面上に背面板取り付け
    用の取付部を形成した画像パネルユニットと、 外部からのコマンドを受け付けて前記駆動回路基板を制
    御する画像制御基板と、 前記画像制御基板を不正防止のために包囲する透明なケ
    ース状の第1の部材であって、前記画像パネルユニット
    の取り付け部に対応する位置に取り付けるための孔明部
    と、他方の端部に突出部とを有した第1の部材と、 前記画像パネルユニットの前記取り付け部と前記第1の
    部材の前記孔明部とを利用して、当該画像パネルユニッ
    トと当該第1の部材を連結する手段とを備え、 前記第1の部材の突出部は、前記画像パネルユニットを
    前記遊技盤に固定配置されている取り付け部材と係合し
    て締着させるための形状を有することを特徴とする遊技
    機用液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機用液晶表示装置
    において、 前記画像パネルユニットの前記取り付け部に係合する孔
    明部を有して前記画像パネルユニットの背面の一部に接
    触する接触部と、この接触部の延長上であって、前記画
    像パネルユニットの側面から突出する突出部とを有する
    金属から構成される第2の部材をさらに含み、 前記第1の部材の突出部と前記第2の部材の突出部は、
    第1と第2の部材を共に前記画像パネルユニットに前記
    取り付け部を利用して結合させた際に、互いに重なり合
    い、かつそれぞれは前記画像パネルユニットを前記遊技
    盤に固定配置されている取り付け部材と係合して締着さ
    せるための形状を有することを特徴とする遊技機用液晶
    表示装置。
JP2000132797A 2000-05-01 2000-05-01 遊技機用液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3718408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000132797A JP3718408B2 (ja) 2000-05-01 2000-05-01 遊技機用液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000132797A JP3718408B2 (ja) 2000-05-01 2000-05-01 遊技機用液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001310037A true JP2001310037A (ja) 2001-11-06
JP3718408B2 JP3718408B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=18641426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000132797A Expired - Fee Related JP3718408B2 (ja) 2000-05-01 2000-05-01 遊技機用液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3718408B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096774A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Fujitsu Ten Ltd 表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096774A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Fujitsu Ten Ltd 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3718408B2 (ja) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100783609B1 (ko) 액정 표시 장치
KR100577511B1 (ko) 표시 모듈 및 표시 장치
TWI289223B (en) Liquid crystal display device
TWI291576B (en) Liquid crystal display module and liquid crystal display monitor mounting the liquid crystal display module
JP5021102B1 (ja) 液晶表示装置
JP4740466B2 (ja) 液晶表示モジュール、これを有する液晶表示装置及び液晶表示装置の実装方法
US20100079942A1 (en) Video display apparatus
US8294844B2 (en) Liquid crystal display and assembly method of the same
JP2004361958A (ja) 平板表示装置
CN101930131B (zh) 液晶显示器
KR20060122296A (ko) 표시장치
KR100487438B1 (ko) 액정표시장치
JP2004356981A (ja) 平板型画像表示装置
US6639636B2 (en) Liquid crystal display of direct lighting type
KR101006444B1 (ko) 분할형 탑 샤시의 체결용 부재를 개선한 액정표시장치
JP3718408B2 (ja) 遊技機用液晶表示装置
KR20060124912A (ko) 집적 회로칩 패키지 및 이를 구비한 표시장치
JP2003185995A (ja) 液晶表示装置
JP2001310036A (ja) 遊技機用液晶表示装置
US20230034801A1 (en) Display device
KR100708676B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
JP2010113214A (ja) 液晶表示装置
JP2020122925A (ja) 表示装置
JP3370054B2 (ja) 遊技機用液晶表示装置
KR100825311B1 (ko) 액정 표시 소자 모듈 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040906

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees