JP2001309731A - 猫等の小動物の排泄物処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】砂場のような場所を絶えず清潔に保つためには
猫等の小動物が排泄する度に糞の掃除、或いは、取替え
をしなければならず、又、それ等の処理に困っており、
更には、複数の小動物を飼っている場合は特に負担の係
る作業と成っていた。 【解決手段】本発明は、砂トレーと、砂トレーに立設さ
せた両側壁と、両側壁に感知手段を配設すると共に前後
の端辺を湾曲させて刻設した走行用溝と、走行用溝に配
設したガイドレールと、ガイドレールに沿って走行する
マグネット車輪を両側に突出させると共に駆動手段を内
装した走行体と、走行体に接続した通電手段と、ガイド
レールに沿って走行するマグネット車輪を突出させると
共に駆動手段を内装した走行体と、走行体に付設した清
掃クシと、砂トレーに着脱可能に配設した排泄物収納部
と、排泄物収納部に内装した回収ボックスと備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、猫等の小動物の排
泄物を自動的に処理する装置に関するものであり、更
に、詳細には、猫等の侵入を感知し両側壁の走行用溝に
配設したガイドレールに沿って走行するマグネット車輪
を突設した走行体の前方に排泄物を移送させ着脱可能な
排泄物収納部に収納させる清掃クシを備えた全自動の猫
等の小動物の排泄物処理装置に関するものである。

【０００２】

【従来技術】従来、この種の猫等の小動物の排泄物には
液体状の尿と固形状の糞であり、通常、これ等の排泄物
を一定の場所でさせるように上方を開口させた浅い箱等
の中に砂場のように砂等を敷設した場所を提供して排泄
するように訓練していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、この砂場の
ような場所を絶えず清潔に保つためには猫等の小動物が
排泄する度に糞の掃除、或いは、取替えを実施しなけれ
ばならず、手間暇係る作業と成っており、又、それ等の
処理に困っており、更には、複数の猫等の小動物を飼っ
ている場合は特に負担の係る作業と成っていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、鋭意研鑽の結果、請求項１に記載の猫等
の小動物の排泄物処理装置は、砂等を敷設した砂トレー
と、砂トレーの両側に立設させた両側壁と、両側壁に猫
等の小動物の侵入を感知する感知手段を配設すると共に
前後の端辺を上方に湾曲させて刻設した走行用溝と、走
行用溝に通電手段と接続させて配設したガイドレール
と、ガイドレールに沿って走行するマグネット車輪を両
側に突出させると共に駆動手段を内装した走行体と、走
行体に付設した清掃クシと、砂トレーの前方に着脱可能
に配設した排泄物収納部と、排泄物収納部に内装した回
収ボックスと備えたものである。

【０００５】更に、請求項２に記載の猫等の小動物の排
泄物処理装置は、砂等を敷設した砂トレーと、砂トレー
の両側に立設させた両側壁と、両側壁に猫等の小動物の
侵入を感知する感知手段を配設すると共に前後の端辺を
上方に湾曲させて刻設した走行用溝と、走行用溝に配設
したガイドレールと、ガイドレールに沿って走行するマ
グネット車輪を両側に突出させると共に駆動手段を内装
した走行体と、走行体の駆動手段に接続させた走行体の
走行とともに進退するコードを備えた通電手段と、走行
体に付設した清掃クシと、砂トレーの前方に着脱可能に
配設した排泄物収納部と、排泄物収納部に内装された回
収ボックスとを備えたものである。

【０００６】従って、本発明の目的は、猫等の小動物の
排泄物の固形状の糞と、砂等に液体状の尿を吸収させて
団子状に固まったものを自動的に排泄物収納部に収納さ
せ、排泄物収納部の中に内装された紙製の回収ボックス
と共に廃棄でき、絶えず砂等の表面を清潔に保持すると
共に、猫等の小動物の排泄物を簡易に処理する装置を提
供するものである。

【０００７】

【発明の作用】本発明は、猫等の小動物の侵入を感知手
段によって感知させ、一定の時間経過後、両側壁の走行
溝に配設したガイドレールの通電手段により通電させ、
又は、走行体の駆動手段に接続させた走行体の走行とと
もに進退するコードを備えた通電手段と、走行体に内装
した駆動手段でマグネット車輪を回転させることで走行
体が走行し、走行体に付設した清掃クシの先端辺で排泄
部を移送させ排泄物収納部の中に内装された紙製の回収
ボックスに収納させるものであり、回収ボックスは取り
外して排泄物を収納したまゝ破棄するものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】斯る目的を達成した本発明の猫等
の小動物の排泄物処理装置を実施の形態の図面により説
明する。

【０００９】図１は本発明の猫等の小動物の排泄物処理
装置の実施例を説明のための斜視図であり、図２は本発
明の猫等の小動物の排泄物処理装置の実施例の排泄物収
納部を取外す状態の斜視図であり、図３は本発明の猫等
の小動物の排泄物処理装置の実施例の砂トレーを取外す
ために引出した状態の斜視図であり、図４は本発明の猫
等の小動物の排泄物処理装置の次実施例の平面図であ
り、図５は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置の走
行体の正面説明図であり、図６は本発明の猫等の小動物
の排泄物処理装置の排泄物収納部の説明斜視図である。

【００１０】本発明は、猫等の小動物の排泄物を自動的
に処理する装置に関するものであり、更に、詳細には、
猫等の侵入を感知し両側壁２．２の走行用溝４．４に配
設したガイドレール５．５に沿って走行するマグネット
車輪６．６を突設した走行体８の前方に排泄物を移送さ
せて着脱可能な排泄物収納部１０に収納させる清掃クシ
９を備えた全自動の猫等の小動物の排泄物処理装置に関
するものであり、請求項１に記載の全自動の猫等の小動
物の排泄物処理装置は、排泄のための砂等を敷設したト
レー状の砂トレー１と、該砂トレー１の両側を挟むよう
に立設させた両側壁２．２と、該両側壁２．２の内側に
猫等の小動物の侵入を感知する感知手段３を配設すると
共に前後の端辺を上方に湾曲させて刻設した両側の走行
用溝４．４と、該夫々の走行用溝４．４に通電手段と接
続させて配設した夫々のガイドレール５．５と、該夫々
のガイドレール５．５に沿って走行する夫々のマグネッ
ト車輪６．６を両側に突出させると共に駆動手段７を内
装した走行体８と、前記走行体８の前方に付設し櫛状の
先端を前記砂等の表面近傍に延設させた清掃クシ９と、
前記砂トレー１の前方に着脱可能に配設した排泄物収納
部１０と、該排泄物収納部１０に内装した回収ボックス
１１とを備えたものである。

【００１１】更に、請求項２に記載の全自動の猫等の小
動物の排泄物処理装置は、排泄のための砂等を敷設した
トレー状の砂トレー１と、該砂トレー１の両側を挟むよ
うに立設させた両側壁２．２と、該両側壁２．２の内側
に猫等の小動物の侵入を感知する感知手段３を配設する
と共に前後の端辺を上方に湾曲させて刻設した両側の走
行用溝４．４と、該夫々の走行用溝４．４に配設した夫
々のガイドレール５．５と、該夫々のガイドレール５．
５に沿って走行する夫々のマグネット車輪６．６を両側
に突出させると共に駆動手段７を内装した走行体８と、
該走行体８の駆動手段７に接続させた走行体８の走行と
ともに進退するコード１２を備えた通電手段と、前記走
行体８の前方に付設し櫛状の先端を前記砂等の表面近傍
に延設させた清掃クシ９と、前記砂トレー１の前方に着
脱可能に配設した排泄物収納部１０と、該排泄物収納部
１０に内装した回収ボックス１１とを備えたものであ
る。

【００１２】即ち、本発明の猫等の小動物の排泄物処理
装置の実施例の砂トレー１は、液体状である尿が浸透し
ない合成樹脂、又は、金属等の剛性の材質で形成した上
方が開口したトレー状のもので、猫等の小動物の習性に
より排泄を安心してさせるために適宜の深さに砂等を敷
設しているものであり、図示していないが砂等を適量に
敷設できる目印を設けており、砂等は天然の砂、又は、
鉱物系のものを破砕した破砕粒を用いるものであり、砂
等の表面又は浅い位置には猫等の小動物が排泄物した後
には固形状の糞と砂等に尿を吸収させて団子状に固めた
ものが放置されるものである。

【００１３】そして、両側壁２．２は砂トレー１を挟む
ように立設させているもので、該両側壁２．２は下方を
桟体で接続した函状に形成しており、前記砂トレー１は
前後方向にスライドさせて挿脱自在に形成しているもの
である。

【００１４】次に、感知手段３は一方の側壁２の内側に
光源を設け可視光線、赤外線等を照射しており、他方の
側壁の内側には光線を感知するセンサーを設けるか、或
いは、他方の側壁２の内側に反射板を取付け、該反射板
により反射した光線を感知するセンサーを一方の側壁２
の内側に設けても構わないもので、光線を猫等の小動物
が遮ることで、侵入をセンサーで感知させるもので、後
述するコントローラーで一定時間を設定し経過後に後述
する走行体８を走行させるものである。

【００１５】更に、走行用溝４．４は両側壁２．２の内
側に夫々刻設しているもので、図１に図示する如く、走
行用溝４．４の前後の端辺を上方に湾曲させており、つ
まり、後述する走行体８が走行する場合、砂等を敷設し
た砂トレー１の前後の端辺では走行体８を後述する清掃
クシ９と共に上方に移動させ、その中間部位では水平に
走行させるためのものである。

【００１６】そして、ガイドレール５．５は通電性の金
属部材により両側壁の内側に夫々刻設した走行用溝４．
４の上辺又は下辺に沿って配設しているものであり、更
に、ガイドレール５．５は通電手段と接続させているも
のである。

【００１７】前記実施例において通電手段は図示してい
ないが家庭に配電されている産業電源のコンセントから
電力を得るためにＡＣ／ＤＣアダプターを介装したプラ
グを当該猫等の小動物の排泄物処理装置の適宜位置に設
けたソケットに挿通させ電気的に接続しており、ソケッ
トとガイドレールは配線により電気的に接続され、更
に、オンオフのためのスイッチ、警報のためのアラー
ム、電流の切り替え等のコントローラ等を介装している
ものである。

【００１８】そして、マグネット車輪６．６は後述する
走行体８．８の両側に突出させているものであり、走行
用溝４．４に嵌入され回転することによってガイドレー
ル５．５と磁着しながら、ガイドレール５．５に沿って
後述する走行体８の駆動手段７によって回転させて走行
するものである。

【００１９】次いで、走行体８は図５に図示する如く、
中央辺に駆動手段７とするモーター７ａを内装してお
り、該モーター７ａの両側には回転を伝導するためのシ
ャフト７ｂ．７ｂを夫々延設させ、夫々のシャフト７
ｂ．７ｂの先端にはマグネット車輪６．６を夫々固着し
ているものである。

【００２０】前記走行体８の前方に付設している清掃ク
シ９は先端側を櫛状としたもので、先端は夫々の走行用
溝４．４の形状により前後辺では砂トレー１に敷設した
砂等の表面近傍に位置させ、中間部位では先端辺を砂等
の中に位置させるものであり、先端辺で砂等の上又は浅
い位置に排泄した猫等の小動物の固形状の糞と尿を吸収
した団子状の砂等は走行体８の移動と共に移送させるも
ので、先端辺を櫛状としているため粒状の砂等は間隙を
すり抜け固形状の排泄物のみを移送するものであり、
又、清掃クシ９は先端辺に糞等が付着するため洗浄する
必要性から螺子等によって着脱自在に設けることが望ま
しいものである。

【００２１】更に、排泄物収納部１０は砂トレー１の前
方に載置状態で着脱可能に配設しているものであり、図
６に図示する如く、排泄物収納部１０には紙製の収納ボ
ックス１１が内装されるもので、収納ボックス１１は函
状の収納部と蓋体と成るフラップが延設された折り畳
み、組立てが可能なもので、蓋体は外側に折曲させて上
方を開口させて内装され、前述の走行体８の移動と共
に、清掃クシ９により移送させた排泄物を収納するもの
であり、走行用溝４．４の前後を上方に屈曲させたこと
により、清掃クシ９の先端は砂等より離れ若干排泄物を
持ち上げるようにして移送し排泄物収納部１０の中の収
納ボックス１１の中に落下させるものである。

【００２２】そして、排泄物を落下させた収納ボックス
１１は上方に引き抜いて取外しそのまゝ破棄できるもの
であり、又、砂トレー１は引き出して洗浄することがで
き清潔な砂等を敷設して両側壁２．２の間に挿通させて
再度使用するものである。

【００２３】更に、次実施例においては、走行体８の駆
動手段７に通電する通電手段が、走行体８の走行ととも
に進退するコード１２を備えているもので、好ましくは
当該排出物処理装置本体の両側壁２．２を接続している
基部にコード１２を捲回させたリール１２ａを内装させ
るものであるが、駆動手段７側にリールを内装させたも
のでも構わないものである。

【００２４】つまり、走行体８が図示する前方に移動し
た場合は、リール１２ａからコード１２は延伸し、走行
体８が図示する後方に移動した場合は、リール１２ａに
巻取られ、短縮されるものである。

【００２５】

【発明の効果】本発明は前述の構成により、砂トレーに
敷設した砂等の表面の固形状の糞と尿を吸収した団子状
の砂等は清掃クシの移動によりその都度排泄物収納部に
内装された紙製の回収ボックスに収納され、砂等の表面
は絶えず清潔に保持され、更に、排泄物は回収ボックス
と共に破棄できるもので衛生的で、加えて、レールの間
をローラー状のマグネット車輪が回転して走行体が移動
するもので静かであり、猫等が驚くことが無く、利便性
及び実用性が高く、極めて有意義な発明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置
の実施例を説明のための斜視図である。

【図２】図２は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置
の実施例の排泄物収納部を取外す状態の斜視図である。

【図３】図３は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置
の実施例の砂トレーを取外すために引出した状態の斜視
図である。

【図４】図４は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置
の次実施例の平面図である。

【図５】図５は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置
の走行体の正面説明図である。

【図６】図６は本発明の猫等の小動物の排泄物処理装置
の排泄物収納部の説明斜視図である。

【符号の説明】

１ 砂トレー ２ 両側壁 ３ 感知手段 ４ 走行用溝 ５ ガイドレール ６ マグネット車輪 ７ 駆動手段 ７ａ モーター ７ｂ シャフト ８ 走行体 ９ 清掃クシ １０ 排泄物収納部 １１ 回収ボックス １２ コード １２ａ リール

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】排泄のための砂等を敷設したトレー状の砂
   トレーと、該砂トレーの両側を挟むように立設させた両
   側壁と、該両側壁の内側に猫等の小動物の侵入を感知す
   る感知手段を配設すると共に前後の端辺を上方に湾曲さ
   せて刻設した両側の走行用溝と、該夫々の走行用溝に通
   電手段と接続させて配設した夫々のガイドレールと、該
   夫々のガイドレールに沿って走行する夫々のマグネット
   車輪を両側に突出させると共に駆動手段を内装した走行
   体と、前記走行体の前方に付設し櫛状の先端を前記砂等
   の表面近傍に延設させた清掃クシと、前記砂トレーの前
   方に着脱可能に配設した排泄物収納部と、該排泄物収納
   部に挿脱自在に内装された回収ボックスとを備えたこと
   を特徴とする猫等の小動物の排泄物処理装置。
2. 【請求項２】排泄のための砂等を敷設したトレー状の砂
   トレーと、該砂トレーの両側を挟むように立設させた両
   側壁と、該両側壁の内側に猫等の小動物の侵入を感知す
   る感知手段を配設すると共に前後の端辺を上方に湾曲さ
   せて刻設した両側の走行用溝と、該夫々の走行用溝に配
   設した夫々のガイドレールと、該夫々のガイドレールに
   沿って走行する夫々のマグネット車輪を両側に突出させ
   ると共に駆動手段を内装した走行体と、該走行体の駆動
   手段に接続させた走行体の走行とともに進退するコード
   を備えた通電手段と、前記走行体の前方に付設し櫛状の
   先端を前記砂等の表面近傍に延設させた清掃クシと、前
   記砂トレーの前方に着脱可能に配設した排泄物収納部
   と、該排泄物収納部に挿脱自在に内装された回収ボック
   スとを備えたことを特徴とする猫等の小動物の排泄物処
   理装置。