JP2001309421A - 位置検出システム - Google Patents

位置検出システム

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JP2001309421A JP2000124933A JP2000124933A JP2001309421A JP 2001309421 A JP2001309421 A JP 2001309421A JP 2000124933 A JP2000124933 A JP 2000124933A JP 2000124933 A JP2000124933 A JP 2000124933A JP 2001309421 A JP2001309421 A JP 2001309421A
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Kazuhiro Honda
和博 本田
Kiyotaka Takehara
清隆 竹原
Akira Oya
晃 大矢
Katsuhiko Kimura
克彦 木村
Kazunari Maeda
一成 前田
Koichi Okada
晃一 岡田
Hideo Tanaka
英夫 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在位置の検出精度を向上させた位置検出シス
テムを提供する。 【解決手段】無線中継装置6は、電源投入時に周辺の基
地局CS1…からの無線信号を受信し、各基地局CS1
…の基地局IDを取得して位置情報センター2に送信す
る。位置情報センター2は、無線中継装置6より送信さ
れた基地局IDと、位置データベース3に登録された基
地局CS1…の位置情報とから無線中継装置6の位置を
推定し、位置データベース3に登録された無線中継装置
6の位置情報を更新する。無線中継装置6を介して基地
局CS1…との間で無線通信を行う端末PS1は、無線
中継装置6の電波からその中継装置IDを抽出して位置
情報センター2に送信し、位置情報センター2では、端
末PS1から送信された中継装置IDを元に位置データ
ベース3から無線中継装置6の設置位置を読み込み、端
末PS1の現在位置がこの無線中継装置6の周辺である
と推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS(Personal Handyphone Sy
stem)のようなデジタル無線通信システムが急速に普及
している。図12はPHSの概略構成図であり、このシ
ステムは、公衆電話回線のような通信回線網1に接続さ
れた複数の基地局CS1…と、基地局CS1…との間で
無線回線を介してデジタル通信を行う複数の端末PS1
…と、各基地局CS1…に個別に割り当てられた基地局
IDやその設置位置を示す位置情報(例えば緯度や経度
など)や送信出力などの情報が登録された位置データベ
ース3を有し各端末PS1…の現在位置を推定する位置
情報センター2とを備えている。
【0003】端末PS1は、周辺に存在する複数の基地
局CS1…の内、電波の受信レベルが最も高い基地局
(例えば基地局CS1)との間に無線回線が設定され、
この基地局CS1を介して通信回線網1に接続されるの
であるが、端末PS1では基地局CS1の電波からこの
基地局CS1に割り当てられた基地局IDを抽出するこ
とができる。従って、端末PS1が抽出した基地局CS
1の基地局IDを位置情報センター2に送信し、位置情
報センター2のサーバ4が基地局CS1の基地局IDを
元に位置データベース3を検索して、基地局CS1の設
置位置を読み出すことにより、端末PS1がこの基地局
CS1の設置位置の周辺に存在していると推定できるか
ら、各基地局CS1…の設置間隔程度の検出精度で端末
PS1の現在位置を検出することができる。
【0004】また、端末PS1の検出精度を高めるため
に、端末PS1が周辺に存在する複数の基地局CS1…
からの電波を受信して、これらの基地局CS1…の基地
局IDを抽出すると共に、各基地局CS1…からの電波
の受信レベルを検出し、電波を受信した基地局CS1…
の基地局IDとその電波の受信レベルを位置情報センタ
ー2に出力した位置検出システムも提案されている。図
14に示すように電波の受信レベルは基地局CS1…か
らの距離に応じて減衰するので、位置情報センター2の
サーバ4では、端末PS1…が受信した電波の受信レベ
ルから基地局CS1…と端末PS1…との間の大凡の距
離を推定することができ、複数の基地局CS1…と端末
PS1との間の距離から三点測量の要領で端末PS1の
現在位置を推定することができる(例えば、特開平10
−239416号公報参照)。
【0005】図13(a)はこの位置検出システムの動
作アルゴリズムを示すフローチャートであり、端末PS
1を所持する使用者が端末PS1の操作釦を操作して、
自局の位置情報を位置情報センター2に要求する自局位
置情報要求イベントを発生すると(ステップS31)、
端末PS1では制御チャネルをサーチし、例えば端末P
S1の周辺に存在する4つの基地局CS1〜CS4から
の制御信号を取得する(ステップS32)。端末PS1
は取得した制御信号から各基地局CS1〜CS4の基地
局IDを抽出すると共に、各基地局CS1〜CS4から
の電波の受信レベルL1〜L4を検出し、基地局IDと
電波の受信レベルL1〜L4のデータを含む周辺基地局
リストを作成した後、電波の受信レベルが最も高い基地
局(例えば基地局CS4)を介して作成した周辺基地局
リストを位置情報センター2に送信する(ステップS3
3)。この時、位置情報センター2のサーバ4は、端末
PS1より送信された周辺基地局リストの基地局IDを
元に位置データベース3から各基地局CS1〜CS4の
位置情報及び送信出力を読み出し、図14に示す電波の
減衰特性に基づいて各基地局CS1〜CS4の電波の受
信レベルL1〜L4より端末PS1と各基地局CS1〜
CS4との間の距離X1〜X4を推定する。そして、サ
ーバ4では、端末PS1と各基地局CS1〜CS4との
間の距離X1〜X4の推定値と、各基地局CS1〜CS
4の設置位置の位置情報(経度や緯度など)とから、図
15に示すように三点測量の要領で端末PS1の現在位
置を推定し(ステップS34)、推定した端末PS1の
位置を通信回線網1及び基地局CS4を介して端末PS
1に送信する(ステップS35)。
【0006】上述のように位置情報センター2では端末
PS1の現在位置を検出することができるので、位置情
報センター2から端末PS1にその現在位置を通知する
だけではなく、端末PS1の現在位置から最も近い駅や
周辺にあるレストランなどの店舗の情報を端末PS1側
に通知するようなサービスを行うこともできる。またこ
の位置検出システムを、通信事業者と契約した第三者が
端末PS1を持っている人の現在位置を知るためにも利
用することができ、例えば端末PS1…を子供や徘徊者
などの追跡対象者に持たせてその居場所を把握したり、
工場や事業所内などで従業員に端末PS1…を持たせて
その居場所を把握するといった用途にも利用できる。図
13(b)のフローチャートは、第三者が端末PS1を
所持する人の現在位置を検出する際の位置検出システム
の動作アルゴリズムを示しており、第三者(オペレー
タ)が通信回線網1に接続された端末装置5を操作し
て、端末PS1の現在位置を検出するよう要求する端末
位置検出要求メッセージを位置情報センター2に送信す
ると(ステップS36)、位置情報センター2のサーバ
4が端末PS1に対して周辺基地局リストを送信するよ
う要求する基地局リスト送信要求メッセージを送信する
(ステップS37)。端末PS1では基地局リスト送信
要求メッセージを受信すると、制御チャネルをサーチし
て(ステップS38)、制御信号から周辺に存在する各
基地局CS1…の基地局IDを抽出すると共に、各基地
局CS1…からの電波の受信レベルを検出して、周辺基
地局リストを作成した後、作成した周辺基地局リストを
位置情報センター2に送信する(ステップS39)。こ
の時、位置情報センター2のサーバ4は、端末PS1よ
り送信された周辺基地局リストの情報と位置データベー
ス3に登録された各基地局CS1…の位置情報とから端
末PS1の現在位置を検出し(ステップS40)、その
検出結果を端末装置5に送信し、第三者に対して追跡対
象者の所持する端末PS1…の現在位置を通知する(ス
テップS41)。
【0007】また、PHSを用いた位置検出システムと
しては図16に示すようなシステムも提案されている。
本システムでは各基地局CS1…が、初期設置時に通信
回線網1を介して位置情報センター2との間で通信を行
い、自局の設置位置に関する位置情報(例えば緯度や経
度など)を取得して、内部のメモリに記憶させており、
取得した位置情報や送信出力などの情報を制御チャネル
の無線報知情報メッセージの空き領域を利用して常時間
欠送信している。すなわち基地局CS1…は、図19に
示すように、制御チャネルを約100msecの間隔で送信
しており、その内のPCH(一斉呼出チャネル)領域で
は着呼が無い場合、通常アイドルデータを送信している
が、その代わりに自局の位置情報及び送信出力などの情
報をPCH領域のフォーマットで送信している。そし
て、各端末PS1…では各基地局CS1…から受信した
位置情報に基づいて自己の現在位置を推定している。
尚、各基地局CS1…にGPS受信機を搭載すれば、位
置情報センター2から位置情報を取得しなくても、GP
S受信機を用いて自局の位置情報を取得することができ
る。
【0008】図18のフローチャートは端末PS1…に
おいて自己の現在位置を検出する際の動作アルゴリズム
を示しており、端末PS1を所持する使用者が端末PS
1の操作釦を操作して、自局の位置情報を検出する自局
位置情報要求イベントを発生すると(ステップS4
2)、端末PS1では制御チャネルをサーチし(ステッ
プS43)、例えば端末PS1の周辺に存在する4つの
基地局CS1〜CS4からの制御信号を取得し、各基地
局CS1〜CS4の位置情報(経度及び緯度)やその送
信出力などの情報を各基地局CS1〜CS4から直接取
得する(ステップS44)。端末PS1の内部メモリに
は、各基地局CS1〜CS4からの電波の距離減衰特性
が予め設定されており、端末PS1では各基地局CS1
〜CS4の電波の受信レベルから各基地局CS1〜CS
4と端末PS1との間の距離を推定し、各基地局CS1
〜CS4の設置位置と各基地局CS1〜CS4までの距
離とから、三点測量の要領で自己の現在位置を推定する
(ステップS45)。
【0009】この位置検出システムでは、位置情報セン
ター2のサーバ4にアクセスすることなく、端末PS1
単独で自己の現在位置を検出することができるから、前
述の位置検出システムと比較して、位置検出に要する処
理時間が短くなり、また位置情報センター2側のシステ
ム構成を簡略化でき、さらに位置情報センター2との間
の通信コストを削減することもできる。また、この位置
検出システムでは、第三者に端末PS1…の現在位置を
通知するサービスを行わない場合、位置情報センター2
を無くすこともでき、システムのコストを大幅に削減で
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PHSのよ
うに基地局CS1…の送信出力が弱い場合、屋内やビル
の谷間などでは基地局CS1…の電波が端末PS1…に
届かず、端末PS1…と基地局CS1…との間の無線通
信ができないため、例えば窓際などに端末PS1…と基
地局CS1…との間の電波信号を中継する無線中継装置
6を設置し、無線中継装置6が基地局CS1…から送信
された制御チャネルを屋内側に送信することによって、
屋内においても端末PS1…と基地局CS1…との間の
無線通信を可能にしている。
【0011】ここで、図12に示す位置検出システムに
おいて端末PS2が屋内にある場合、端末PS2は無線
中継装置6を介して基地局CS1と無線通信を行ってお
り、無線中継装置6の電波しか直接受信できないので、
位置情報センター2から基地局リスト要求メッセージが
入力された場合、端末PS2では周辺に存在する基地局
CS1…の位置情報を検出することはできず、そのため
無線中継装置6に個別に割り当てられた中継装置IDの
みを送信する。しかしながら、無線中継装置6は可搬型
であり、設置場所を容易に変更できるため、位置情報セ
ンター2で無線中継装置6の設置場所を管理するのは実
際上無理があり、端末PS2…の位置を検出することは
できなかった。
【0012】また、屋内に存在する端末PS2が、無線
中継装置6以外の基地局CS1…の電波を直接受信でき
たとしても、建物の外壁等によって基地局CS1…から
の電波が著しく減衰されるため、電波の受信レベルから
基地局CS1…までの距離を推定すると、実際の距離よ
りも推定結果が大きくなり、しかも最も近傍に存在する
基地局の位置情報を利用できない場合があり、検出精度
が悪化するという問題があった。尚、このような問題
は、端末PS2が屋内に設置された場合だけではなく、
屋外において例えばビルの谷間などの電波の届きにくい
地域に無線中継装置6を設置した場合にも同様の問題が
発生する虞がある。
【0013】さらに、図17に示す位置検出システム
は、上述した図16の位置検出システムにおいて例えば
窓際などに無線中継装置6を設置し、屋内の端末PS2
と基地局CS1…との間での無線通信を可能にしたシス
テムであるが、無線中継装置6では、無線中継装置6に
最も近い(すなわち電波の受信レベルが最も高い)基地
局CS1から送信される位置情報や送信出力などの報知
情報SG1…を受信し、受信した報知情報SG1…を基
地局CS1の送信タイミングとは異なるタイミングで端
末PS2に送信している(図20参照)。ここで、無線
中継装置6から送信される報知情報SG1…は、基地局
CS1から送信される報知情報SG1…と同一であり、
基地局CS1が自己の位置情報を報知情報として送信し
た場合、無線中継装置6では基地局CS1の位置情報を
そのまま送信してしまうため、無線中継装置6の信号を
受信した端末PS2では、無線中継装置6の位置を基地
局CS1の位置と誤認識し、自己の現在位置を正確に検
出できないという問題があった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、端末の現在位置の検
出精度を向上させた位置検出システムを提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、有線の通信回線網に接続され
た複数の基地局と、前記基地局との間で無線回線を介し
てデジタル通信を行う複数の端末と、前記各基地局の設
置位置が登録された位置データベースを有し前記端末の
現在位置を検出するセンター局と、前記基地局と前記端
末との間で送受信される無線信号を中継する1乃至複数
の無線中継装置とを備え、前記各端末が、当該端末の周
辺に存在する1又は複数の基地局から送信された無線信
号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段の
受信した各基地局の無線信号から各基地局に個別に割り
当てられた基地局IDを取得する基地局ID取得手段
と、基地局ID取得手段が取得した基地局IDのリスト
を位置検出局に送信する第1の基地局ID送信手段とを
具備し、前記センター局が、前記端末より前記基地局及
び前記通信回線網を介して送信された基地局IDのリス
トと前記位置データベースに登録された前記各基地局の
設置位置とから前記端末の現在位置を推定する第1の位
置推定手段を具備して成る位置検出システムにおいて、
前記各無線中継装置に、当該無線中継装置の周辺に存在
する1又は複数の基地局から送信された無線信号を受信
する第2の受信手段と、前記第2の受信手段の受信した
各基地局の無線信号から取得した各基地局の基地局ID
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶した基地局
IDをセンター局に送信する第2の基地局ID送信手段
とを設け、前記センター局の第1の位置推定手段は、前
記無線中継装置より前記基地局及び前記通信回線網を介
して送信された基地局ID及び前記位置データベースに
登録された前記各基地局の設置位置から前記無線中継装
置の現在位置を推定し、位置データベースに登録された
無線中継装置の位置情報を更新することを特徴とし、無
線中継装置では第2の受信手段が周辺の基地局から送信
された無線信号を受信し、無線信号から各基地局の基地
局IDを抽出して記憶手段に記憶させ、第2の基地局I
D送信手段が記憶手段に記憶された基地局IDを基地局
を介してセンター局に送信しているので、センター局で
は、無線中継装置から送信された基地局IDと、位置デ
ータベースに登録された基地局の設置位置とから無線中
継装置の現在位置を推定し、位置データベースに登録さ
れた無線中継装置の位置情報を更新することができ、無
線中継装置の設置位置が変更された場合でも、その設置
位置を常に把握することができるから、無線中継装置を
介して基地局との間で通信を行う端末の現在位置をその
無線中継装置の設置位置から推定することができる。
【0016】請求項2の発明では、有線の通信回線網に
接続された複数の基地局と、前記基地局との間で無線回
線を介してデジタル通信を行う複数の端末と、前記各基
地局の設置位置が登録された位置データベースを有し前
記端末の現在位置を検出するセンター局と、前記基地局
と前記端末との間で送受信される無線信号を中継する1
乃至複数の無線中継装置とを備え、前記各端末が、当該
端末の周辺に存在する1又は複数の基地局から送信され
た無線信号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受
信手段の受信した各基地局の無線信号から各基地局に個
別に割り当てられた基地局IDを取得する基地局ID取
得手段と、基地局ID取得手段が取得した基地局IDの
リストをセンター局に送信する第1の基地局ID送信手
段とを具備し、前記センター局が、前記端末より前記基
地局及び前記通信回線網を介して送信された基地局ID
のリストと前記位置データベースに登録された前記各基
地局の設置位置とから前記端末の現在位置を推定する第
1の位置推定手段を具備して成る位置検出システムにお
いて、前記各無線中継装置に、当該無線中継装置の周辺
に存在する1又は複数の基地局から送信された無線信号
を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段の受
信した各基地局の無線信号から取得した各基地局の基地
局IDを記憶する記憶手段と、前記端末から基地局ID
のリストを含む信号を受信すると、受信した基地局ID
のリストに前記記憶手段の記憶した基地局IDを付加し
て前記センター局に送信する第2の基地局ID送信手段
とを設けたことを特徴とし、無線中継装置では、第2の
受信手段が受信した無線信号から周辺に存在する基地局
の基地局IDを取得して、記憶手段に記憶させており、
この無線中継装置を介して基地局との間で無線通信を行
う端末から基地局IDのリストを含む信号を受信する
と、受信した基地局IDのリストに記憶手段に記憶させ
た基地局IDを付加して、第2の基地局ID送信手段が
センター局に送信しているので、センター局で端末の現
在位置を推定する際に用いる情報を増やすことができ、
端末の位置の推定精度を向上させることができる。
【0017】請求項3の発明では、有線の通信回線網に
接続された複数の基地局と、前記基地局との間で無線回
線を介してデジタル通信を行う複数の端末と、前記基地
局と前記端末との間で送受信される無線信号を中継する
1乃至複数の無線中継装置とを備え、前記各基地局は、
自局の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得し
た位置情報を報知情報として無線信号で送信する第1の
報知情報送信手段とを具備し、前記各端末は、当該端末
の周辺に存在する1又は複数の基地局から送信された報
知情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手
段の受信した報知情報から周辺の基地局の位置情報を抽
出する第1の位置情報抽出手段と、抽出した周辺の基地
局の位置情報から自己の現在位置を推定する第2の位置
推定手段とを具備して成る位置検出システムにおいて、
前記各無線中継装置に、周辺に存在する1又は複数の基
地局から送信された報知情報を受信する第2の受信手段
と、第2の受信手段が受信した報知情報から周辺の基地
局の位置情報を抽出する第2の位置情報抽出手段と、抽
出した周辺の基地局の位置情報から自己の現在位置を推
定する第3の位置推定手段と、推定した自己の現在位置
を報知情報として送信する第2の報知情報送信手段とを
設けたことを特徴とし、無線中継装置の第2の位置情報
抽出手段は、第2の受信手段の受信した周辺の基地局の
報知情報から、周辺の基地局の位置情報を抽出し、これ
らの位置情報を用いて第3の位置推定手段が自己の設置
位置を推定しており、第2の報知情報送信手段が設置位
置の推定結果を端末に送信しているので、無線中継装置
を介して基地局との間で無線通信を行う端末では、無線
中継装置から送信された設置位置の推定結果より無線中
継装置の設置位置を知ることができ、無線中継装置の設
置位置から自己の現在位置を推定できる。
【0018】請求項4の発明では、有線の通信回線網に
接続された複数の基地局と、前記基地局との間で無線回
線を介してデジタル通信を行う複数の端末と、前記基地
局と前記端末との間で送受信される無線信号を中継する
1乃至複数の無線中継装置とを備え、前記各基地局は、
自局の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得し
た位置情報を報知情報として無線信号で送信する第1の
報知情報送信手段とを具備し、前記各端末は、当該端末
の周辺に存在する1又は複数の基地局から送信された報
知情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手
段の受信した報知情報から周辺の基地局の位置情報を抽
出する第1の位置情報抽出手段と、抽出した周辺の基地
局の位置情報から自己の現在位置を推定する第2の位置
推定手段とを具備して成る位置検出システムにおいて、
前記各無線中継装置に、周辺に存在する1又は複数の基
地局から送信された報知情報を受信する第2の受信手段
と、第2の受信手段が受信した報知情報から周辺の基地
局の位置情報を抽出する第2の位置情報抽出手段と、抽
出した周辺の基地局の位置情報を記憶する記憶手段と、
中継先の基地局から報知情報を受信すると、この報知情
報の代わりに記憶手段に記憶された周辺の基地局の位置
情報を順番に報知情報として送信する第2の報知情報送
信手段とを設けたことを特徴とし、無線中継装置の第2
の位置情報抽出手段は、第2の受信手段の受信した周辺
の基地局の報知情報から、周辺の基地局の位置情報を抽
出し、これらの位置情報を記憶手段に記憶させており、
第2の報知情報送信手段は、中継先の基地局から報知情
報を受信すると、その報知情報の代わりに記憶手段に記
憶させた位置情報を報知情報として送信しているので、
この無線中継装置を介して基地局との間で無線通信を行
う端末では、無線中継装置の周辺にある全ての基地局の
位置情報を取得することができ、これらの位置情報を用
いて自己の現在位置を正確に推定できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0020】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1
乃至図4を参照して説明する。図1は本実施形態の位置
検出システムをPHSに適用した例の概略構成図であ
り、公衆電話回線のような通信回線網1に接続された複
数の基地局CS1…と、基地局CS1…との間で無線回
線を介してデジタル通信を行う複数の端末PS1…と、
各基地局CS1…の設置位置を示す位置情報(例えば緯
度や経度など)や送信出力などの情報が登録された位置
データベース3、及び、端末PS1…からの信号と位置
データベース3に登録された各基地局CS1…の設置位
置とに基づいて端末PS1…の現在位置を推定するサー
バ(第1の位置推定手段)4からなる位置情報センター
(センター局)2と、例えば建物の窓際などに設置さ
れ、端末PS1…と基地局CS1…との間の無線信号を
中継する可搬型の無線中継装置6とを備えている。
【0021】図4は端末PS1のブロック図であり、端
末PS1は、周辺に存在する基地局CS1…や無線中継
装置6から送信された無線信号をアンテナ19を介して
受信する受信部(第1の受信手段)20と、アンテナ1
9を介して無線信号を送信する送信部22と、受信部2
0及び送信部21の動作を制御する制御部21と、動作
プルグラムや各種のデータを記憶するメモリ23とで構
成される。
【0022】図3は無線中継装置6のブロック図であ
り、基地局CS1…から端末PS1…への信号を中継す
る際は、アンテナ11aを介して受信した基地局CS1
…からの信号をRF部12aで周波数変換し、モデム部
13aで復調した後、TDMA処理部14aでデコード
して、CPU15で受信した情報を解析した後、TDM
A処理部14bでコード化し、モデム部13bで変調し
た後、RF部12bで周波数変換し、アンテナ11bを
介して外部に送信する。一方、端末PS1…から基地局
CS1…への信号を中継する際は、上述と逆の信号経路
で信号を中継し、アンテナ11aを介して基地局CS1
…に信号を送信する。尚、図2中の16は動作プログラ
ムやパラメータなどのデータを記憶するROM、17は
演算データなどのデータや各基地局CS1…からの無線
信号からCPU15が取得した各基地局CS1…の基地
局IDを記憶する記憶手段としてのRAM、18は商用
電源から電源供給され内部回路の動作電源を生成する電
源部である。ここに、RF部12aやMODEM部13
aやTDMA処理部14aなどから、基地局CS1…か
ら送信された無線信号を受信する第2の受信手段や、R
AMに記憶させた基地局IDを位置情報センター2に送
信する第2の基地局ID送信手段が構成される。
【0023】無線中継装置6は、例えばこの無線中継装
置6に最も近い(すなわち電波の受信レベルが最も高
い)基地局CS1との間に無線回線が設定され、基地局
CS1の制御チャネルに含まれる位置報知情報を常時受
信して、受信した位置報知情報と同一の情報を基地局C
S1の送信タイミングとは異なるタイミングで端末PS
2に間欠送信している。端末PS1が屋内にある場合、
端末PS1では屋外に設置された基地局CS1…からの
電波を直接受信することはできないが、無線中継装置6
を例えば窓際に設置することによって、無線中継装置6
を介して端末PS1と基地局CS1…との間の無線通信
を可能にしている。
【0024】図2は電源投入時における無線中継装置6
の動作アルゴリズムを示しており、無線中継装置6に電
源が投入されると(ステップS1)、無線中継装置6は
制御チャネルをサーチし、周辺に存在する全ての基地局
CS1…からの制御信号を取得する(ステップS2)。
無線中継装置6のCPU15は、受信した制御信号から
基地局IDを抽出すると共に、受信した信号の受信レベ
ルを検出し、周辺に存在する基地局CS1…の基地局I
Dと、その電波の受信レベルのデータとで構成される周
辺基地局リストを作成し、RAM17に記憶させる(ス
テップS3)。そして、CPU15は、RF部12aや
MODEM部13aやTDMA処理部14aを用いて、
RAM17に記憶させた周辺基地局リストを位置登録要
求メッセージと共に基地局CS1及び通信回線網1を介
して位置情報センター2に送信させる(ステップS
4)。
【0025】位置情報センター2内のサーバ4は、無線
中継装置6から位置登録要求メッセージを受信すると、
同時に受信した周辺基地局リストに含まれる基地局ID
と電波の受信レベルのデータを取得し、基地局IDをも
とに位置データベース3から周辺に存在する基地局CS
1〜CS4の位置情報及びその送信出力の情報を検索す
る。またサーバ4では、電波の受信レベルと内部メモリ
に記憶している電波の減衰特性とから、周辺に存在する
基地局CS1〜CS4と無線中継装置6との間の距離を
それぞれ推定し、それらの推定結果と各基地局CS1〜
CS4の位置情報とを用いて三点測量の要領で無線中継
装置6の設置位置を推定し、この無線中継装置6に割り
当てられた中継装置IDとその位置情報とを位置データ
ベース3に登録する(ステップS5)。尚、この無線中
継装置6の位置情報が位置データベース3に既に登録さ
れている場合、サーバ4は位置データベース3に登録さ
れている位置情報を書き換える。その後、例えば位置情
報センター2から無線中継装置6に運用開始信号が送信
され、無線中継装置6が運用状態に移行する(ステップ
S6)。
【0026】ここで、屋内にある端末PS1が自己の現
在位置を検出する場合、端末PS1が屋外の基地局CS
1…からの電波を全く受信できない場合でも、無線中継
装置6からの電波を受信できれば、受信部20の受信し
た電波から基地局ID取得手段としての制御部21が無
線中継装置6の中継装置IDを取得し、取得した中継装
置IDをメモリ23に記憶させると共に、この中継装置
IDを位置要求メッセージと共に第1の基地局ID送信
手段としての送信部22から位置情報センター2に送信
する。位置情報センター2内のサーバ4では、無線中継
装置6から送信された位置情報要求メッセージと中継装
置IDとを受信すると、この中継装置IDをもとに位置
データベース3から無線中継装置6の設置位置を示す位
置情報を検索し、無線中継装置6の位置情報を端末PS
1に送信しており、端末PS1では無線中継装置6の設
置位置から大凡の現在位置を検出することができる。
【0027】尚、無線中継装置6の設置位置が通信事業
者や無線中継装置6の位置情報を管理する管理者に無断
で変更された場合でも、電源投入時に無線中継装置6が
位置情報センター2へ位置登録要求メッセージを送信す
ることによって、位置データベース3に登録されている
位置情報が更新されるから、端末PS1の現在位置の誤
検出を防止できる。
【0028】(実施形態2)本発明の実施形態2を図5
及び図6を参照して説明する。図5は本実施形態の位置
検出システムをPHSに適用した例の概略構成図であ
る。尚、無線中継装置6の動作以外は実施形態1と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。また、端末PS1…及び無線中継
装置6の構成は実施形態1と同様であるので、図示及び
説明は省略する。
【0029】図6(a)は電源投入時における無線中継
装置6の動作アルゴリズムを示しており、無線中継装置
6に電源が投入されると(ステップS7)、無線中継装
置6は制御チャネルをサーチし、周辺に存在する全ての
基地局CS1…からの制御信号を取得する(ステップS
8)。無線中継装置6のCPU15は、受信した制御信
号から基地局IDを抽出すると共に、受信した信号の受
信レベルを検出し、周辺に存在する基地局CS1…の基
地局IDと、その電波の受信レベルのデータとで構成さ
れる周辺基地局リストを作成して、記憶手段としてのR
AM17に周辺基地局リストを記憶させた後(ステップ
S9)、運用状態へ移行する(ステップS10)。
【0030】また図6(b)は屋内の端末PS1が自局
の現在位置を検出する際の動作アルゴリズムを示してお
り、端末PS1を所持する使用者が現在位置の検出操作
を行うと、端末PS1にて自局の位置情報を要求するイ
ベントが発生し(ステップS11)、従来の位置検出シ
ステムと同様に端末PS1の制御部(基地局ID取得手
段)21が制御チャネルをサーチして、周辺に存在する
各基地局CS1…の基地局IDを取得すると共に、各基
地局CS1…からの電波の受信レベルを検出し、周辺基
地局リストを作成した後(ステップS12)、作成した
周辺基地局リストを位置情報要求メッセージとともに送
信部22から無線中継装置6に送信させる(ステップS
13)。
【0031】無線中継装置6は端末PS1から位置情報
要求メッセージと周辺基地局リストを受信すると、受信
した位置情報要求メッセージと周辺基地局リストをその
まま位置情報センター2側に送信するのではなく、RA
M17に記憶させた周辺基地局リストの内容を受信した
周辺基地局リストに追加した後、RF部12aやMOD
EM部13aやTDMA処理部14aを用いて位置情報
センター2へ送信させる(ステップS14)。位置情報
センター2内のサーバ4では位置情報要求メッセージを
受信すると、同時に受信した周辺基地局リストに含まれ
る基地局IDと電波の受信レベルのデータを取得し、基
地局IDをもとに位置データベース3から周辺に存在す
る基地局CS1〜CS4の位置情報及びその送信出力の
情報を検索する。またサーバ4では、電波の受信レベル
と内部メモリに記憶している電波の減衰特性とから、周
辺に存在する基地局CS1〜CS4と無線中継装置6と
の間の距離をそれぞれ推定し、それらの推定結果と各基
地局CS1〜CS4の位置情報とを用いて三点測量の要
領で端末PS1の位置を推定し(ステップS15)、そ
の推定結果を通信回線網1、基地局CS1…及び無線中
継装置6を介して端末PS1に送信する(ステップS1
6)。
【0032】ここで、位置情報センター2のサーバ4が
受け取った周辺基地局リストには、端末PS1が受信し
た基地局の情報と、無線中継装置6が受信した基地局の
情報とが全て含まれている。端末PS1が屋内にある場
合、建物の壁面などによって基地局CS1…からの電波
が減衰されるため、端末PS1では周辺にある基地局C
S1…の内ごく一部の基地局の電波しか受信できない
が、無線中継装置6は例えば窓際などに設置されている
ため、屋内にある端末PS1よりも多くの基地局CS1
…の電波を受信することができる。従って、端末PS1
が受信した基地局の情報のみから端末PS1の現在位置
を検出する場合に比べて、端末PS1の現在位置をより
高い精度で検出することができる。
【0033】また本実施形態の位置検出システムでは、
上述した図12の位置検出システムにおいて無線中継装
置6の構成を変更しているだけなので、実施形態1の位
置検出システムのように位置情報センター2内のサーバ
4やデータベース3を変更する必要がなく、従来の位置
検出システムから本実施形態の位置検出システムへの移
行が容易に行える。
【0034】(実施形態3)本発明の実施形態3を図7
及び図8を参照して説明する。図7は本実施形態の位置
検出システムをPHSに適用した例の概略構成図であ
る。尚、本システムの基本的な構成は実施形態1と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。また、端末PS1…及び無線中継
装置6の構成は実施形態1と略同様であるので、図示及
び説明は省略する。
【0035】位置情報センター2の位置データベース3
には各基地局CS1…の設置位置を示す位置情報が予め
設定されており、各基地局CS1…の位置情報取得部3
0は初期設置時に通信回線網1を介して位置情報センタ
ー2のサーバ4にアクセスして、位置データベース3に
書き込まれた自局の位置情報を取得し、取得した自局の
位置情報を内部メモリ(図示せず)に記憶させている。
そして、各基地局CS1…の報知情報送信部(第1の報
知情報送信手段)32は、取得した位置情報(すなわち
設置位置の経度と緯度)や送信出力などの情報を制御チ
ャネルの無線報知情報メッセージの空き領域を利用して
常時間欠送信している。尚、各基地局CS1…に位置情
報取得手段としてGPS受信機を搭載すれば、位置情報
センター2から自局の設置位置を示す位置情報を取得し
なくても、GPS受信機を用いて自局の設置位置を取得
することができる。
【0036】ここで、屋外の端末PS2では、各基地局
CS1…から送信される位置情報や送信出力などの情報
を利用して、自己の現在位置を検出している。即ち、端
末PS2の受信部20は制御チャネルをサーチし、周辺
に存在する全ての基地局CS1…からの制御信号を取得
する。第2の位置情報抽出手段たる制御部21は、受信
部20の受信した制御信号から各基地局CS1…の位置
情報や送信出力等の報知情報を抽出すると共に、受信し
た信号の受信レベルを検出する。端末PS2のメモリ2
3には基地局CS1…からの距離と電波の受信レベルと
の関係を示すデータが格納されており、第2の位置推定
手段としての制御部21は各基地局CS1…の送信出力
と受信した電波の受信レベルから各基地局CS1…まで
の距離を推定し、各基地局CS1…の位置情報と各基地
局CS1…までの距離とから、三点測量の要領で自己の
現在位置を推定する。
【0037】また、基地局CS1…からの電波が届きに
くい地域で、基地局CS1…と端末PS1…との間の無
線通信を中継する無線中継装置6においても、上述と同
様の方法で自局の設置位置を推定することができる。図
8は無線中継装置6の動作アルゴリズムを示しており、
無線中継装置6に電源を投入すると(ステップS1
7)、無線中継装置6では制御チャネルをサーチし(ス
テップS18)、無線中継装置6の周辺に存在する全て
の基地局CS1…からの制御信号を取得する。
【0038】無線中継装置6では、第2の位置情報抽出
手段たるCPU15が、受信した制御信号から各基地局
CS1…の位置情報や送信出力等の情報を抽出すると共
に、受信した信号の受信レベルを検出する(ステップS
19)。無線中継装置6のRAM17には基地局CS1
…からの距離と電波の受信レベルとの関係を示すデータ
が格納されており、第3の位置推定手段たるCPU15
が各基地局CS1…の送信出力と受信した電波の受信レ
ベルから各基地局CS1…までの距離を推定し、各基地
局CS1…の位置情報と各基地局CS1…までの距離と
から三点測量の要領で自己の現在位置を推定して、推定
結果をRAM17に記憶させる(ステップS20)。こ
こで、無線中継装置6は、無線中継装置6に最も近い
(すなわち電波の受信レベルが最も高い)基地局(例え
ば基地局CS1)との間に無線回線が設定され、基地局
CS1からの無線報知情報を常時受信しており、基地局
CS1から受信した情報と同じ内容の情報をRF部12
bやMODEM部13bやTDMA処理部14bを用い
て基地局CS1の送信タイミングとは異なるタイミング
で送信しているが、基地局CS1から受信した情報に基
地局CS1の位置情報が含まれている場合、この位置情
報をRAM17に記憶している自己の位置情報に置き換
えて送信し(ステップS21)、運用状態に移行する
(ステップS22)。ここに、RF部12bやMODE
M部13bやTDMA処理部14bから第2の報知情報
送信手段が構成される。
【0039】従って、無線中継装置6を介して基地局C
S1との間で無線通信を行う端末PS1が自己の現在位
置を検出する場合、端末PS1では無線中継装置6から
送信された無線中継装置6の位置情報に基づいて自己の
現在位置を検出することができるので、無線中継装置6
の送信範囲程度の誤差で自己の現在位置を推定すること
ができる。
【0040】(実施形態4)本発明の実施形態4を図9
乃至図11を参照して説明する。図9は本実施形態の位
置検出システムをPHSに適用した例の概略構成図であ
る。尚、無線中継装置6以外の構成は実施形態3と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。また、端末PS1…及び無線中継
装置6の構成は実施形態1と略同様であるので、図示及
び説明は省略する。
【0041】図10は無線中継装置6の動作アルゴリズ
ムを示しており、無線中継装置6に電源を投入すると
(ステップS23)、無線中継装置6では制御チャネル
をサーチし(ステップS24)、無線中継装置6の周辺
に存在する全ての基地局CS1…からの制御信号を取得
する。無線中継装置6では第2の位置情報抽出手段たる
CPU15が、受信した制御信号から各基地局CS1…
の基地局ID、位置情報、及び送信出力等の報知情報を
抽出して、周辺基地局リストを作成し、記憶手段として
のRAM17に記憶させる(ステップS25)。
【0042】ここで、無線中継装置6は、無線中継装置
6に最も近い(すなわち電波の受信レベルが最も高い)
基地局(例えば基地局CS1)との間に無線回線が設定
され、基地局CS1からの無線報知情報を常時受信して
おり、基地局CS1から受信した情報と同じ内容の情報
を基地局CS1の送信タイミングとは異なるタイミング
で送信しているが、基地局CS1から受信した情報に基
地局CS1の位置情報が含まれている場合は、この情報
を送信する代わりに、RAM17に記憶させた周辺基地
局リストの情報(すなわち、周辺の基地局CS1〜CS
4の基地局ID、位置情報などの情報)をリストの上か
ら順番にRF部12bやMODEM部13bやTDMA
処理部14bを用いて送信させる。
【0043】図11は基地局CS1の送信データと無線
中継装置6の送信データとの関係を示しており、基地局
CS1では制御チャネルの無線報知情報メッセージの空
き領域を利用して位置情報D1を送信している。ここ
で、無線中継装置6は基地局CS1からBCCH(報知
チャネル)やSCCH(個別セル用チャネル)やPCH
などの情報を受信した場合、受信した情報をそのまま送
信しているが、位置情報D1を受信した場合は位置情報
D1だけを送信するのではなく、RAM17に記憶され
た周辺の基地局CS1〜CS4の位置情報D1〜D4を
位置情報D1から順番に送信し、位置情報D4まで送信
し終えると再び位置情報D1に戻って繰り返し順番に送
信する。
【0044】従って、無線中継装置6を介して基地局C
S1との間で無線通信を行う端末PS1が自己の現在位
置を検出する場合、端末PS1が実際に受信できる電波
は無線中継装置6の電波のみであるが、上述のように無
線中継装置6は、無線中継装置6の受信した複数の基地
局CS1〜CS4の位置情報を端末PS2へ送信してい
るので、複数の基地局CS1〜CS4の位置情報を用い
て自己の現在位置を推定することができ、現在位置の検
出精度を高めることができる。
【0045】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、有線
の通信回線網に接続された複数の基地局と、前記基地局
との間で無線回線を介してデジタル通信を行う複数の端
末と、前記各基地局の設置位置が登録された位置データ
ベースを有し前記端末の現在位置を検出するセンター局
と、前記基地局と前記端末との間で送受信される無線信
号を中継する1乃至複数の無線中継装置とを備え、前記
各端末が、当該端末の周辺に存在する1又は複数の基地
局から送信された無線信号を受信する第1の受信手段
と、前記第1の受信手段の受信した各基地局の無線信号
から各基地局に個別に割り当てられた基地局IDを取得
する基地局ID取得手段と、基地局ID取得手段が取得
した基地局IDのリストを位置検出局に送信する第1の
基地局ID送信手段とを具備し、前記センター局が、前
記端末より前記基地局及び前記通信回線網を介して送信
された基地局IDのリストと前記位置データベースに登
録された前記各基地局の設置位置とから前記端末の現在
位置を推定する第1の位置推定手段を具備して成る位置
検出システムにおいて、前記各無線中継装置に、当該無
線中継装置の周辺に存在する1又は複数の基地局から送
信された無線信号を受信する第2の受信手段と、前記第
2の受信手段の受信した各基地局の無線信号から取得し
た各基地局の基地局IDを記憶する記憶手段と、前記記
憶手段の記憶した基地局IDをセンター局に送信する第
2の基地局ID送信手段とを設け、前記センター局の第
1の位置推定手段は、前記無線中継装置より前記基地局
及び前記通信回線網を介して送信された基地局ID及び
前記位置データベースに登録された前記各基地局の設置
位置から前記無線中継装置の現在位置を推定し、位置デ
ータベースに登録された無線中継装置の位置情報を更新
することを特徴とし、無線中継装置では第2の受信手段
が周辺の基地局から送信された無線信号を受信し、無線
信号から各基地局の基地局IDを抽出して記憶手段に記
憶させ、第2の基地局ID送信手段が記憶手段に記憶さ
れた基地局IDを基地局を介してセンター局に送信して
いるので、センター局では、無線中継装置から送信され
た基地局IDと、位置データベースに登録された基地局
の設置位置とから無線中継装置の現在位置を推定し、位
置データベースに登録された無線中継装置の位置情報を
更新することができ、無線中継装置の設置位置が変更さ
れた場合でも、その設置位置を常に把握することができ
るから、無線中継装置を介して基地局との間で通信を行
う端末の現在位置をその無線中継装置の設置位置から推
定できるという効果がある。
【0046】請求項2の発明は、有線の通信回線網に接
続された複数の基地局と、前記基地局との間で無線回線
を介してデジタル通信を行う複数の端末と、前記各基地
局の設置位置が登録された位置データベースを有し前記
端末の現在位置を検出するセンター局と、前記基地局と
前記端末との間で送受信される無線信号を中継する1乃
至複数の無線中継装置とを備え、前記各端末が、当該端
末の周辺に存在する1又は複数の基地局から送信された
無線信号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信
手段の受信した各基地局の無線信号から各基地局に個別
に割り当てられた基地局IDを取得する基地局ID取得
手段と、基地局ID取得手段が取得した基地局IDのリ
ストをセンター局に送信する第1の基地局ID送信手段
とを具備し、前記センター局が、前記端末より前記基地
局及び前記通信回線網を介して送信された基地局IDの
リストと前記位置データベースに登録された前記各基地
局の設置位置とから前記端末の現在位置を推定する第1
の位置推定手段を具備して成る位置検出システムにおい
て、前記各無線中継装置に、当該無線中継装置の周辺に
存在する1又は複数の基地局から送信された無線信号を
受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段の受信
した各基地局の無線信号から取得した各基地局の基地局
IDを記憶する記憶手段と、前記端末から基地局IDの
リストを含む信号を受信すると、受信した基地局IDの
リストに前記記憶手段の記憶した基地局IDを付加して
前記センター局に送信する第2の基地局ID送信手段と
を設けたことを特徴とし、無線中継装置では、第2の受
信手段が受信した無線信号から周辺に存在する基地局の
基地局IDを取得して、記憶手段に記憶させており、こ
の無線中継装置を介して基地局との間で無線通信を行う
端末から基地局IDのリストを含む信号を受信すると、
受信した基地局IDのリストに記憶手段に記憶させた基
地局IDを付加して、第2の基地局ID送信手段がセン
ター局に送信しているので、センター局で端末の現在位
置を推定する際に用いる情報を増やすことができ、端末
の位置の推定精度が向上するという効果がある。
【0047】請求項3の発明は、有線の通信回線網に接
続された複数の基地局と、前記基地局との間で無線回線
を介してデジタル通信を行う複数の端末と、前記基地局
と前記端末との間で送受信される無線信号を中継する1
乃至複数の無線中継装置とを備え、前記各基地局は、自
局の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した
位置情報を報知情報として無線信号で送信する第1の報
知情報送信手段とを具備し、前記各端末は、当該端末の
周辺に存在する1又は複数の基地局から送信された報知
情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段
の受信した報知情報から周辺の基地局の位置情報を抽出
する第1の位置情報抽出手段と、抽出した周辺の基地局
の位置情報から自己の現在位置を推定する第2の位置推
定手段とを具備して成る位置検出システムにおいて、前
記各無線中継装置に、周辺に存在する1又は複数の基地
局から送信された報知情報を受信する第2の受信手段
と、第2の受信手段が受信した報知情報から周辺の基地
局の位置情報を抽出する第2の位置情報抽出手段と、抽
出した周辺の基地局の位置情報から自己の現在位置を推
定する第3の位置推定手段と、推定した自己の現在位置
を報知情報として送信する第2の報知情報送信手段とを
設けたことを特徴とし、無線中継装置の第2の位置情報
抽出手段は、第2の受信手段の受信した周辺の基地局の
報知情報から、周辺の基地局の位置情報を抽出し、これ
らの位置情報を用いて第3の位置推定手段が自己の設置
位置を推定しており、第2の報知情報送信手段が設置位
置の推定結果を端末に送信しているので、無線中継装置
を介して基地局との間で無線通信を行う端末では、無線
中継装置から送信された設置位置の推定結果より無線中
継装置の設置位置を知ることができ、無線中継装置の設
置位置から自己の現在位置を推定できるという効果があ
る。
【0048】請求項4の発明は、有線の通信回線網に接
続された複数の基地局と、前記基地局との間で無線回線
を介してデジタル通信を行う複数の端末と、前記基地局
と前記端末との間で送受信される無線信号を中継する1
乃至複数の無線中継装置とを備え、前記各基地局は、自
局の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した
位置情報を報知情報として無線信号で送信する第1の報
知情報送信手段とを具備し、前記各端末は、当該端末の
周辺に存在する1又は複数の基地局から送信された報知
情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段
の受信した報知情報から周辺の基地局の位置情報を抽出
する第1の位置情報抽出手段と、抽出した周辺の基地局
の位置情報から自己の現在位置を推定する第2の位置推
定手段とを具備して成る位置検出システムにおいて、前
記各無線中継装置に、周辺に存在する1又は複数の基地
局から送信された報知情報を受信する第2の受信手段
と、第2の受信手段が受信した報知情報から周辺の基地
局の位置情報を抽出する第2の位置情報抽出手段と、抽
出した周辺の基地局の位置情報を記憶する記憶手段と、
中継先の基地局から報知情報を受信すると、この報知情
報の代わりに記憶手段に記憶された周辺の基地局の位置
情報を順番に報知情報として送信する第2の報知情報送
信手段とを設けたことを特徴とし、無線中継装置の第2
の位置情報抽出手段は、第2の受信手段の受信した周辺
の基地局の報知情報から、周辺の基地局の位置情報を抽
出し、これらの位置情報を記憶手段に記憶させており、
第2の報知情報送信手段は、中継先の基地局から報知情
報を受信すると、その報知情報の代わりに記憶手段に記
憶させた位置情報を報知情報として送信しているので、
この無線中継装置を介して基地局との間で無線通信を行
う端末では、無線中継装置の周辺にある全ての基地局の
位置情報を取得することができ、これらの位置情報を用
いて自己の現在位置を正確に推定できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の位置検出システムの概略構成図で
ある。
【図2】同上の動作アルゴリズムを示すフローチャート
である。
【図3】同上に用いる無線中継装置のブロック図であ
る。
【図4】同上に用いる端末のブロック図である。
【図5】実施形態2の位置検出システムの概略構成図で
ある。
【図6】(a)(b)は同上の動作アルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図7】実施形態3の位置検出システムの概略構成図で
ある。
【図8】同上の無線中継装置の動作アルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図9】実施形態4の位置検出システムの概略構成図で
ある。
【図10】同上の無線中継装置の動作アルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図11】同上の基地局から送信される情報と無線中継
装置から送信される情報との関係を示すタイミングチャ
ートである。
【図12】従来の位置検出システムの概略構成図であ
る。
【図13】(a)(b)は同上の動作アルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図14】同上の基地局と端末との間の距離と電波の受
信レベルとの関係を示す図である。
【図15】同上の位置推定方法を説明する説明図であ
る。
【図16】従来の別の位置検出システムの概略構成図で
ある。
【図17】同上の位置検出システムに無線中継装置を用
いた場合の概略構成図である。
【図18】同上の動作アルゴリズムを示すフローチャー
トである。
【図19】同上に用いる無線中継装置が位置報知情報を
送信する方法の説明図である。
【図20】同上に用いる無線中継装置が位置報知情報を
送信するタイミングを説明する説明図である。
【符号の説明】
CS1… 基地局 PS1 端末 2 位置情報センター 3 位置データベース 6 無線中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹原 清隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大矢 晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 木村 克彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 前田 一成 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 岡田 晃一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 田中 英夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5K067 BB02 DD19 DD20 EE02 EE06 EE10 EE16 FF03 GG01 GG11 HH05 HH23 JJ53 JJ66 5K072 AA02 BB27 DD11 DD16 EE31 FF20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有線の通信回線網に接続された複数の基地
    局と、前記基地局との間で無線回線を介してデジタル通
    信を行う複数の端末と、前記各基地局の設置位置が登録
    された位置データベースを有し前記端末の現在位置を検
    出するセンター局と、前記基地局と前記端末との間で送
    受信される無線信号を中継する1乃至複数の無線中継装
    置とを備え、前記各端末が、当該端末の周辺に存在する
    1又は複数の基地局から送信された無線信号を受信する
    第1の受信手段と、前記第1の受信手段の受信した各基
    地局の無線信号から各基地局に個別に割り当てられた基
    地局IDを取得する基地局ID取得手段と、基地局ID
    取得手段が取得した基地局IDのリストを位置検出局に
    送信する第1の基地局ID送信手段とを具備し、前記セ
    ンター局が、前記端末より前記基地局及び前記通信回線
    網を介して送信された基地局IDのリストと前記位置デ
    ータベースに登録された前記各基地局の設置位置とから
    前記端末の現在位置を推定する第1の位置推定手段を具
    備して成る位置検出システムにおいて、 前記各無線中継装置に、当該無線中継装置の周辺に存在
    する1又は複数の基地局から送信された無線信号を受信
    する第2の受信手段と、前記第2の受信手段の受信した
    各基地局の無線信号から取得した各基地局の基地局ID
    を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶した基地局
    IDをセンター局に送信する第2の基地局ID送信手段
    とを設け、前記センター局の第1の位置推定手段は、前
    記無線中継装置より前記基地局及び前記通信回線網を介
    して送信された基地局ID及び前記位置データベースに
    登録された前記各基地局の設置位置から前記無線中継装
    置の現在位置を推定し、位置データベースに登録された
    無線中継装置の位置情報を更新することを特徴とする位
    置検出システム。
  2. 【請求項2】有線の通信回線網に接続された複数の基地
    局と、前記基地局との間で無線回線を介してデジタル通
    信を行う複数の端末と、前記各基地局の設置位置が登録
    された位置データベースを有し前記端末の現在位置を検
    出するセンター局と、前記基地局と前記端末との間で送
    受信される無線信号を中継する1乃至複数の無線中継装
    置とを備え、前記各端末が、当該端末の周辺に存在する
    1又は複数の基地局から送信された無線信号を受信する
    第1の受信手段と、前記第1の受信手段の受信した各基
    地局の無線信号から各基地局に個別に割り当てられた基
    地局IDを取得する基地局ID取得手段と、基地局ID
    取得手段が取得した基地局IDのリストをセンター局に
    送信する第1の基地局ID送信手段とを具備し、前記セ
    ンター局が、前記端末より前記基地局及び前記通信回線
    網を介して送信された基地局IDのリストと前記位置デ
    ータベースに登録された前記各基地局の設置位置とから
    前記端末の現在位置を推定する第1の位置推定手段を具
    備して成る位置検出システムにおいて、 前記各無線中継装置に、当該無線中継装置の周辺に存在
    する1又は複数の基地局から送信された無線信号を受信
    する第2の受信手段と、前記第2の受信手段の受信した
    各基地局の無線信号から取得した各基地局の基地局ID
    を記憶する記憶手段と、前記端末から基地局IDのリス
    トを含む信号を受信すると、受信した基地局IDのリス
    トに前記記憶手段の記憶した基地局IDを付加して前記
    センター局に送信する第2の基地局ID送信手段とを設
    けたことを特徴とする位置検出システム。
  3. 【請求項3】有線の通信回線網に接続された複数の基地
    局と、前記基地局との間で無線回線を介してデジタル通
    信を行う複数の端末と、前記基地局と前記端末との間で
    送受信される無線信号を中継する1乃至複数の無線中継
    装置とを備え、前記各基地局は、自局の位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、取得した位置情報を報知情報
    として無線信号で送信する第1の報知情報送信手段とを
    具備し、前記各端末は、当該端末の周辺に存在する1又
    は複数の基地局から送信された報知情報を受信する第1
    の受信手段と、前記第1の受信手段の受信した報知情報
    から周辺の基地局の位置情報を抽出する第1の位置情報
    抽出手段と、抽出した周辺の基地局の位置情報から自己
    の現在位置を推定する第2の位置推定手段とを具備して
    成る位置検出システムにおいて、 前記各無線中継装置に、周辺に存在する1又は複数の基
    地局から送信された報知情報を受信する第2の受信手段
    と、第2の受信手段が受信した報知情報から周辺の基地
    局の位置情報を抽出する第2の位置情報抽出手段と、抽
    出した周辺の基地局の位置情報から自己の現在位置を推
    定する第3の位置推定手段と、推定した自己の現在位置
    を報知情報として送信する第2の報知情報送信手段とを
    設けたことを特徴とする位置検出システム。
  4. 【請求項4】有線の通信回線網に接続された複数の基地
    局と、前記基地局との間で無線回線を介してデジタル通
    信を行う複数の端末と、前記基地局と前記端末との間で
    送受信される無線信号を中継する1乃至複数の無線中継
    装置とを備え、前記各基地局は、自局の位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、取得した位置情報を報知情報
    として無線信号で送信する第1の報知情報送信手段とを
    具備し、前記各端末は、当該端末の周辺に存在する1又
    は複数の基地局から送信された報知情報を受信する第1
    の受信手段と、前記第1の受信手段の受信した報知情報
    から周辺の基地局の位置情報を抽出する第1の位置情報
    抽出手段と、抽出した周辺の基地局の位置情報から自己
    の現在位置を推定する第2の位置推定手段とを具備して
    成る位置検出システムにおいて、 前記各無線中継装置に、周辺に存在する1又は複数の基
    地局から送信された報知情報を受信する第2の受信手段
    と、第2の受信手段が受信した報知情報から周辺の基地
    局の位置情報を抽出する第2の位置情報抽出手段と、抽
    出した周辺の基地局の位置情報を記憶する記憶手段と、
    中継先の基地局から報知情報を受信すると、この報知情
    報の代わりに記憶手段に記憶された周辺の基地局の位置
    情報を順番に報知情報として送信する第2の報知情報送
    信手段とを設けたことを特徴とする位置検出システム。
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