JP2001309405A - イメージング・システムを校正する方法 - Google Patents

イメージング・システムを校正する方法

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JP2001309405A
JP2001309405A JP2001049580A JP2001049580A JP2001309405A JP 2001309405 A JP2001309405 A JP 2001309405A JP 2001049580 A JP2001049580 A JP 2001049580A JP 2001049580 A JP2001049580 A JP 2001049580A JP 2001309405 A JP2001309405 A JP 2001309405A
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imaging system
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JP2001049580A
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H Makkonika Charles
チャールズ・エイチ・マッコニカ
K Douglas Gennetten
ケー・ダグラス・ジェネッテェン
Paul M Hubel
ポール・エム・ヒューベル
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Hewlett Packard Co
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    • H04N17/04Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イメージング・システム(100)を較正する
方法を提供する。 【解決手段】イメージング装置(120)は少なくとも
一つの関連する属性を持つターゲット(400)を表す
第1の画像データを出力装置(300、340)に出力
する。イメージング装置(120)は、表示されたター
ゲット(400)を表す第2の画像データを生成する。
イメージング・システム(100)における処理規準
は、第1の画像データで表されるターゲット(400)
の属性と、第2の画像データで表されるターゲット(4
00)の属性との間の差異を最小化するよう適合化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像の処理方法に関
する。特に、イメージング・システムに接続する出力機
器上に、対象物の像の最適化された再現像が表示される
ように、イメージング・システムを校正するためのイメ
ージング・システム、および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラは対象物の像を表す機械
読み込み可能な画像データを生成する装置である。デジ
タルカメラで生成された機械読み込み可能な画像データ
をこの文書中では簡単に「画像データ」と呼ぶ。対象物
の像を表す画像データを生成する処理過程をこの文書中
では簡単に対象物の「イメージ化(imaging)」と呼
ぶ。デジタルカメラによって生成された画像データは、
ビデオモニターあるいはプリンターのような対象物の像
を再現する出力装置に転送される。
【0003】一般的に、デジタルカメラは光学部品、二
次元光検出器アレイ、データ記憶装置、およびプロセッ
サを持つ。光学部品は二次元光検出器アレイ上に対象物
の像を結像させる役割をし、多種類のレンズより成る場
合が多い。二次元光検出器アレイは検出器アレイ上に結
像された光学像を表す画像データを生成する。プロセッ
サは、画像データを処理し、画像データの記憶装置と出
力装置との間の入出力を行う役割を持つ。データ記憶装
置は後のデータ処理のために画像データを保存する役割
をする。
【0004】各々の光検出器は対象物の光学像の小部分
を表す画像データを生成する。多数の光検出器によって
生成された画像データの集積が対象物の像を表す。これ
は対象物の像をモザイクで表現することと似ている。各
々の光検出器は受け取った光の強度に応じたデータ値を
出力する。例えば、高強度の光を受け取った光検出器は
高いデータ値を出力する。同様に、低強度の光を受け取
った光検出器は低いデータ値を出力する。画像データに
変換される異なった光の強度は、デジタルカメラの「ト
ーン再現(tone reproduction)」に影響を与える要因
の一つである。トーン再現は異なる二次元光検出器アレ
イの間で異なり、そのために異なるデジタルカメラの間
でトーン再現が異なる原因となる。表示された画像にお
けるトーン再現は、輝度の割合を固有のトーンマップ
(tone map)を形成するように処理することによって、
修正することができる。
【0005】カラーの対象物の像を得る二次元光検出器
は、追加されたハードウェアと処理能力を必要とする。
カラー画像を表す画像データは通常、対象物の像の赤
色、緑色、青色の特別なスペクトル成分で構成される。
要約すると、画像データの生成は、選択された光検出器
に対象物の像の赤色、緑色、青色のいずれかのスペクト
ル成分を表す画像データを生成させることによってなさ
れる。例として、これは、カラーフィルターのアレイを
持った二次元光検出器の部品を、対象物と光検出器の間
に配置することによって行うことができる。フィルター
のアレイにより、赤色、緑色、青色の光の特定の成分の
みが一つの光検出器に通される。したがって、一つの光
検出器は対象物の単一かつ特定のスペクトル成分のみを
イメージ化する。デジタルカメラを構成する他の要素と
同様に、フィルターもデジタルカメラによって違いがあ
る。例えば、ある赤色フィルターは他の赤色フィルター
よりも若干異なる波長の光を通す場合がある。したがっ
て、デジタルカメラによって色の処理が異なるのであ
る。
【0006】ある種類のデジタルカメラにおいては、フ
ィルターのアレイとそれに伴う光検出器は4つ一組にな
って配列されており、これは本文書ではしばしば「スー
パーピクセル」、あるいは単に「ピクセル」と呼ばれ
る。一つのピクセルは通常、赤色光の像を作る一つの光
検出器、緑色光の像を作る二つの光検出器、および青色
光の像を作る一つの光検出器で構成される。例として、
スーパーピクセルを構成する光検出器のパターンはBaer
パターンに相当する場合がある。光検出器によって像を
得られた赤色、緑色、青色の光を統合することによっ
て、各々のピクセルは広範なスペクトルの色を表現する
ことができる。しかしながら、統合される基本主要光色
数が赤色、緑色、青色などのように限定されているため
に、デジタルカメラによって画像データで表され得る光
のスペクトルには限界がある。
【0007】プロセッサは画像データの処理、記憶、出
力装置への出力を行う役割を持つ。プロセッサは、予め
定められた比率にしたがって画像データの赤色、緑色、
青色のスペクトル成分を統合する。ピクセルからの画像
データに基づいて画像を作る過程はデモザイク(demosa
icing)と呼ばれる場合がある。画像データの生成とデ
モザイクの一例が米国特許第5,838,818号において示さ
れており、その内容をここに取り込む。
【0008】プロセッサはまたデータ記憶装置に画像デ
ータを格納する。多量の画像をデータ記憶装置に格納す
るために、通常プロセッサは画像データを圧縮する。加
えて、プロセッサはモニターやプリンターなどの出力装
置への画像データの転送を容易にする。画像データで表
されている色が出力装置で再現可能な標準色に厳密に対
応するように、デジタルカメラからの画像データは通常
標準化された形式で出力される。例えば、画像データで
表される色は、一例として、国際色彩協会(Internatio
nal Color Consortium, ICC)基準に対応している場合
がある。画像データの圧縮、転送は、一例として、TI
FF(tagged image file format)に従っている場合が
ある。他の例として、画像データの圧縮が、IS 10918-1
(ITU-TT.81)基準、あるいはまた別の基準であるJPE
G(Joint Photographic Experts Group)に対応してい
る場合がある。圧縮、解凍の一例が前述の米国特許第5,
838,818号において示されている。
【0009】最も一般的な出力装置にビデオモニターと
プリンターの二つがある。ビデオモニターはカラー画像
を作るために赤色、緑色、青色の発光体の組み合わせた
ものを用いた発光装置である。多くのビデオモニター
は、赤色、緑色、青色の燐光体素子(phosphor element
s)のアレイから成るCRT(cathode ray tube)を持
つ。燐光体素子は、上述のピクセルと類似して、一組で
配列され、そこにおいて各々の組は赤色、緑色、青色の
燐光体素子を一つずつ持つ。
【0010】さらに、CRTは電子ビームを放出する三
つの電子放出器と、電子ビームの舵取りをする磁性部品
を持つ。電子放出器はしばしば「電子銃」と呼ばれる。
CRTは通常、赤色光を制御するのに一つ、緑色光を制
御するのに一つ、青色光を制御するのに一つの電子銃を
持つ。電子銃が電子ビームを放出すると、目標の燐光体
素子にビームが衝突し、その結果、素子は一定期間その
光色を発する。磁性部品は、ビームがすべて同時に、一
つの組を成す燐光体素子、すなわちピクセルに衝突する
ようにビームの進路を制御する。ビデオモニター内のビ
デオ電子機器が電子ビームの位置と各々のビームの強度
を制御する。燐光体素子に衝突する電子ビームの強度を
制御することによって、ビデオモニターはCRTで表示
される画像の色と明るさを制御することができる。
【0011】CRTの燐光体の色はビデオモニターの種
類によって異なる傾向がある。同様に、ビデオ電子機器
やモニターを構成する他の構成要素もビデオモニターの
種類によって異なる傾向がある。これらの差異のため
に、同じ入力情報を受け取っても、ビデオモニターによ
って異なった画像を表示させてしまうことが起こる。例
えば、二つのビデオモニターが画像データによって緑色
と赤色成分の特別な割合を持った独特の青色のシェード
(shade)を表示するように指示を受けたとする。二つ
のビデオモニターは異なった色の燐光体素子と異なった
ビデオ電子回路を持っており、したがって、異なる青色
のシェードを表示する場合がある。
【0012】プリンターは画像を作るために一枚の紙の
上にインクを印刷する。ある種類の白黒プリンターは一
枚の白紙上に多数の黒ドットをプリントすることにより
画像を印刷する。モザイクに似て、ドットの集積が画像
を形作る。印刷される画像の精度はプリンターが一枚の
紙に並べることのできる単位面積あたりのドットの数に
依存している。例えば、インチ毎600個のドット(6
00dpi)を印刷することのできるプリンターは、一
般的に1200dpiでプリントできるプリンターより
も低い精度でしか画像を印刷することができない。
【0013】当技術分野において知られているように、
プリンターの「トーンマップ」は、他の要因に加えて、
単位面積あたりに印刷できるドットの数に依存してい
る。これは、単位面積あたり印刷されるドット数を変化
させることによって印刷される、異なる灰色のトーンが
生み出すものである。ゆえに、もしプリンターが単位面
積あたりに多数のドットを印刷することができるなら
ば、そのプリンターは一般的に多数の異なる灰色を印刷
することができる。トーンマップはまた印刷されること
のできる特有の灰色のシェードにも依存する。その結
果、それはまた、黒さ(blackness)すなわちインクの
黒のシェードと白さ(whiteness)すなわちページの白
のシェードにも依存している。
【0014】ある種類のプリンターはカラー画像を印刷
するが、一例として、それは紙片上で色を混合すること
によってなされる。黒色ドットのみを印刷するのと違
い、カラー印刷は、混合されると所望の色を持ったドッ
トを形成する複数の色を使う。カラープリンターはその
「色域 (gamut)」を得るために通常、黒、黄色、マジェ
ンタ、およびシアンを混合する。紙片上で混合されるこ
れらの色の割合はプリンターの種類によって異なる。さ
らに、これらの色はプリンターによって、また、インク
製品によって異なる場合がある。したがって、同じ入力
情報すなわち画像データを受け取る二種の異なるプリン
ターは、二つの異なる画像を印刷する場合がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】対象物の像を精確に再
現するには幾つかの問題が存在する。例えば、デジタル
カメラがある特別な赤色のシェードをもった対象物をイ
メージ化するとする。その特別な赤色のシェードは赤
色、緑色、青色光の特別な比率をもつ画像データによっ
て表される。しかしながら、ビデオモニターはデジタル
カメラによって得たのと異なるシェード、したがって、
対象物を構成するシェードと異なるシェードを表示する
可能性がある。一例として、このような色の不一致は、
デジタルカメラによって生成された画像データを、カメ
ラによって感知されたのと異なるシェードの赤色を表示
するように処理する、ビデオ電子機器が原因である場合
がある。したがって、表示される赤色のシェードは実際
の対象物を構成するシェードより異なってしまう。また
別の例では、CRTの燐光体素子の色における差異が表
示される赤色のシェードの違いの原因となる場合があ
る。トーンマップについても同様な問題が存在する。対
象物の画像が一つの固有なトーンマップをもつデジタル
カメラを用いて生成されたとする。もし、デジタルカメ
ラのものとは異なる、ビデオモニターの固有なトーンマ
ップを反映するように画像データが処理されなければ、
対象物の像はビデオモニターによって精確に再現するこ
とができない。
【0016】画像を印刷することによって対象物の像を
再現する場合にも同様な問題が存在する。カラー印刷で
は、画像データが通常赤色、緑色、青色光を使って作ら
れている点においていっそうの問題がある。一方、プリ
ンターは通常、黒、黄色、マジェンタ、およびシアン色
のインクを用いて対象物の画像を印刷する。赤色、緑
色、青色光と黒、黄色、マジェンタ、およびシアンのイ
ンクとの間の変換はしばしば印刷された対象物の画像の
ばらつきを生じさせる。
【0017】したがって、システムを構成する要素にお
ける差異によって生じる問題を克服するイメージング・
システムと校正法の必要性が存在する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は校正されたイメ
ージング・システムとそのイメージング・システムを校
正する方法に関するものである。校正されたイメージン
グ・システムによって対象物の像の精確で一様な再現像
を得ることができる。
【0019】本イメージング・システムは、例えば、対
象物の像を表す画像データを生成するデジタルカメラの
ようなイメージング装置を用いる。画像データは対象像
を再現するために、ビデオモニターやプリンターのよう
な出力装置に使用される。ビデオモニターは通常、従来
のCRT(cathode ray tube)、あるいは液晶表示装置
(liquid crystal display, LCD)上で画像を表示する
ことにより対象物の画像を再現する。プリンターは通
常、レーザー印刷やインクジェット印刷のような従来の
方法で一連のドットとして紙片上に画像を印刷すること
により対象物の画像を再現する。
【0020】本方法とシステムにより、たとえ出力装置
が変わっても、イメージング・システムによって再現さ
れる対象物の画像は不変なものとなる。この不変性は、
画像の属性に影響を与える画像再現パラメータの値のば
らつき(本文書ではときにより単に「パラメータ」と呼
ばれる)について校正をすることによって達成される。
言い換えれば、出力装置によって幾種かのパラメータの
値が異なる場合があり、そのために画像の属性にばらつ
きが生じる。この校正方法は、精確で実物と変わらない
画像を作成するために、パラメータ値の差異、すなわち
画像属性の差異を考慮してイメージング・システムを校
正することを可能にする。例として、これらのパラメー
タには、出力装置のトーンマップ(tone map)、主要色
(primary colors)、色域(gamut)、および出力装置
の背景光が含まれる。画像属性には、一例として、中間
灰色のカラーバランスが含まれる。
【0021】校正は、イメージング装置がそれと結ばれ
た出力装置にターゲットを表す第1の画像データを出力
することより開始する。第1の画像データは、予め定め
られた属性を持つターゲットの画像に対応する、第1の
予め定められたパラメータ値セットを持っている。出力
装置は、第1の画像データに基づいて、ターゲットを表
す画像を表示する。処理基準およびイメージング・シス
テムを構成する要素におけるばらつきのために、出力装
置で表示された上述のターゲットの画像は、もし「理想
的」イメージング・システムがあれば表示されたであろ
う精確な画像とは異なってしまう可能性がある。言い換
えれば、表示された画像の属性は、もし「理想的」イメー
ジング・システムがあれば表示されたであろう画像の属
性とは異なる可能性がある。
【0022】対象物の再現像が出力装置上に表示される
と、イメージング装置はターゲットの再現像を表す第2
の画像データを生成する。したがって、第2の画像デー
タは、パラメータに対する第2の数値セットをもつター
ゲットの像を表す。すなわち第2の属性セットをもつタ
ーゲットの像を表す。イメージング装置は、対応する第
1と第2のパラメータ値間の差異を測定する。イメージ
ング装置は次に、精確な表示画像、つまり、撮影された
元の対象物に厳密に一致した表示画像を生成するため
に、測定されたパラメータ値の第1セットと第2セット
との間の差異に基づいて、画像データの処理基準を修正
する。次に、他の対象物を表す画像データが、対象物の
再現画像が精確に実際の対象物の像を表すように、この
修正された処理基準に基づいて処理される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1〜6は、少なくとも一つの画
像処理基準をもったイメージング・システム100を校
正する方法を示している。この方法は次の要素から構成
されている:イメージング装置120を提供すること;
イメージング装置120と動作的に連結した出力装置3
00、340を提供すること;少なくとも一つのパラメ
ータをもったターゲット400を表す第1の画像データ
を提供すること、ここで少なくとも一つのパラメータは
予め定められている;出力装置300、340を用い第
1の画像データに基づいてターゲット400の画像を作
成すること;イメージング装置120を用いターゲット
400の画像を表す第2の画像データを生成すること;
第2のデータを処理してターゲット400の画像の少な
くとも一つのパラメータを決定すること;そして、少な
くとも一つの画像処理基準を調整して、予め定められた
少なくとも一つのパラメータと第2の画像データによっ
て表されたターゲット400の画像の少なくとも一つの
パラメータとの間の差異を低減すること。
【0024】図1〜6はまた、対象物122の像を得る
方法を示している。この方法は次の要素から構成されて
いる:イメージング装置120を提供すること、ここで
イメージング装置120は少なくとも一つの画像処理基
準に基づいて画像処理を行う;イメージング装置120
と動作的に連結した出力装置300、340を提供する
こと;少なくとも一つのパラメータをもったターゲット
400を表す第1の画像データを提供すること、ここで
少なくとも一つのパラメータは予め定められている;出
力装置300、340を用い第1の画像データに基づい
てターゲット400の画像を作成すること;イメージン
グ装置120を用いターゲット400の画像を表す第2
の画像データを生成すること;第2のデータを処理して
ターゲット400の画像の少なくとも一つのパラメータ
を決定すること;少なくとも一つの画像処理基準を調整
して、予め定められた少なくとも一つのパラメータと第
2の画像データによって表されたターゲット400の画
像の少なくとも一つのパラメータとの間の差異を低減す
ること;イメージング装置120を用いて対象物122
の画像を表す第3の画像データを生成すること;調整さ
れた少なくとも一つの画像処理基準に基づき第3の画像
データを処理すること;処理された第3の画像データを
出力装置300、340に転送すること;および、出力
装置300、340を用いて対象物122の画像を再現
すること。
【0025】イメージング・システム100とイメージ
ング・システム100の校正方法について一般的に述べ
たが、これよりそれらの詳細について述べる。
【0026】イメージング・システム100と校正方法
の要約が下記に示され、続いてさらに詳しい説明が述べ
られる。図1を参照すると、イメージング・システム1
00は、ビデオモニター300あるいはプリンター34
0のような出力装置上に対象物122の画像を再現する
役割をする。イメージング・システム100は一般的
に、デジタルカメラ120が対象物122の像を表す画
像データを生成する開ループシステム(open loop syst
em)として働く。画像データはパーソナルコンピュータ
200に転送され、ビデオモニター300あるいはプリ
ンター340によって再現できるような形式に変換処理
される。
【0027】対象物122の画像を再現する際の一つの
問題は、デジタルカメラ120による画像データの生成
と対象物122の再現との間の装置と処理基準のばらつ
きのために、通常、再現された対象物122の画像にば
らつきあるいは不精確さが表れる結果となることであ
る。したがって、ビデオモニター300上で表示される
対象物122の画像は、対象物122の像の精確な再現
ではない場合がある。さらに、ビデオモニター300に
よって表示される対象物122の画像が、プリンター3
40によって印刷される対象物122の画像と異なる場
合がある。
【0028】図2は校正を行うように機器構成されたイ
メージング・システム100の概要を図示したものであ
る。図2を参照すると、この文書で示されるイメージン
グ・システム100と校正方法は、閉ループ校正を行う
ことによって上述の問題を解決するものである。閉ルー
プ校正を行う間、デジタルカメラ120は、予め定めら
れた少なくとも一つのパラメータ値をもつターゲット4
00を表す第1の画像データを出力する。したがって、
予め定められたパラメータ値に対応するターゲットの属
性もまた予め定められている。ビデオモニター300、
あるいはプリンター340は第1の画像データを受け取
り、ターゲット400の像を再現する。次に、デジタル
カメラ120は、ターゲット400の再現画像を表す第
2の画像データを生成する。この第2の画像データは、
予め定められた第1の画像データのパラメータ値と異な
るパラメータ値を持つであろう。
【0029】理想的条件下では、第1の画像によって表
された予め定められたターゲット400の像のパラメー
タ値は、第2の画像によって表されたターゲット400
の像のパラメータ値と一致するはずである。例えば、デ
ジタルカメラ120が、ある特別な青色のシェードに対
応したパラメータ値をもつターゲット400を表す第1
の画像データをビデオモニター300に出力すると、ビ
デオモニター300はまさにその特別な青色のシェード
をもった画像を表示するはずである。しかしながら、先
に述べられたばらつきのために、ビデオモニター300
によって表示される青色のシェードは通常、デジタルカ
メラ120が表示させようと意図した青色のシェードと
は幾分異なる。青色のシェードの違いは、予め定められ
た第1の画像データのパラメータ値と第2の画像データ
のパラメータ値との間の差異によって表される。
【0030】第1の画像データと第2の画像データで表
される青色のシェードの間の差異を低減するために、デ
ジタルカメラ120の処理基準が部分修正される。例え
ば、もしデジタルカメラ120が、第2の画像データが
青色のシェードの中に緑色を多く含みすぎていると判断
すると、デジタルカメラ120は、画像データがビデオ
モニター300に出力される前に、画像データ中に存在
する緑色の量を減ずるように画像データを処理する。そ
の後に、この修正された処理基準が図1の対象物122
を表す画像データに適用される。この修正された処理基
準によって、対象物122、あるいは他の対象物の精確
でよく似た画像が、上で述べたように校正された出力装
置上で表示できるようになるのである。さらに、この処
理基準によって、画像にユーザーの芸術的意図を正確に
反映させることができる。これに代替の、または追加的
な実施形態においては、デジタルカメラ120はユーザ
ーに、表示される緑色のレベルを下げるためにビデオモ
ニター300、あるいはプリンター340の設定を変え
るように指示する。この場合、処理基準はデジタルカメ
ラ120からの指示でユーザーによって手動で修正され
る。
【0031】イメージング・システム100とイメージ
ング・システム100を校正する方法を概要的に述べた
が、これよりそれらについてさらに詳しく述べる。
【0032】再び図2を参照すると、イメージング・シ
ステム100は、デジタルカメラ120、パーソナルコ
ンピュータ200、ビデオモニター300、およびプリ
ンター340で構成されている。デジタルカメラ120
はこの文書中では時によりイメージング装置と呼ばれ
る。ビデオモニター300とプリンター340はこの文
書中では時により出力装置(output apparatus)、ある
いは出力機器(output device)と呼ばれる。イメージ
ング装置としてデジタルカメラ120が使われているの
は図説の目的のためであり、スキャナー、あるいはデジ
タルビデオカメラのような他のイメージング装置がデジ
タルカメラ120の代わりに使われてもよいことを理解
されたい。デジタルカメラ120は開口部132のある
ハウジング130を持つ。開口部132より光124が
ハウジング130に入る。ハウジング130の内部には
レンズ138、二次元光検出器アレイ140、プロセッ
サ142(時によりコンピュータと呼ばれる)、および
記憶装置144が入っている。プロセッサ142と記憶
装置144は合わせて単体の構成要素である場合もある
ことに注意されたい。しかし、図説の目的のためにそれ
らはここでは独立の構成要素として示されている。デー
タ線150は二次元光検出器アレイ140をプロセッサ
142に電気的に接続する。データ線152はプロセッ
サ142を記憶装置144に電気的に接続する。加え
て、在来のストロボ156がデジタルカメラ120につ
けられる場合もあり、デジタルカメラ120によって撮
影されている対象物を明るく照らす役割をする。
【0033】レンズ138は、二次元光検出器アレイ1
40上に光を結像させる役割をする一般的な一枚のレン
ズ、あるいは複数のレンズである。デジタルカメラ12
0の実施形態のあるものでは、レンズ138は、二次元
光検出器アレイ140上に結像された光124によって
表される画像の大きさを拡大または縮小するズームレン
ズである場合がある。
【0034】図2において図示されているデジタルカメ
ラ120は、二次元光検出器アレイ140の側面透視図
を示している。二次元光検出器アレイ140の側面は図
2で示されるように平板である。図3を参照すると、図
は二次元光検出器アレイ140の前面概要図を示してお
り、二次元光検出器アレイ140上の前面は長方形であ
る。二次元光検出器アレイ140はy方向に高さH1、
およびx方向に長さL1を持つ。高さH1と長さL1は
複数の光検出器162が載せられている受光面160の
境界を定める。光検出器162の配列は多数の行(row
s)164、列(columns)166を形成する。図3で示
されている光検出器162は図解の目的のために非常に
拡大されていることに注意されたい。
【0035】光検出器162は、光の強度を画像データ
に変換する役目をする従来の光電子機器である。例え
ば、高い強度の光を受けた光検出器162は高い値をも
った画像データを出力する。同様に、低い強度の光を受
けた光検出器162は低い値をもった画像データを出力
する。対象物を表す画像データを生成する過程は時によ
り、単純に、対象物の「イメージング」と呼ばれる。画
像データがデジタル形式である場合、光の強度を表す画
像データの別個の値の数は、デジタル形式で表される値
の数に比例する。例えば、もし画像データが二進形式で
あり、4ビットで表されているならば、画像データのた
めには16個しか異なる値が存在し得ない。画像データ
を表すための別個の値の数は、二次元光検出器アレイ1
40のトーンマップ、あるいはグレースケールを確立す
る因子の一つである。したがって、それはデジタルカメ
ラ120のトーンマップ、あるいはグレースケールを確
立する因子の一つである。トーンマップを決定するもう
一つの因子は、当技術分野において知られているよう
に、イメージ化することのできるグレースケールのスペ
クトルである。
【0036】カラー画像を表す画像データを生成するた
めには、図には示されていないが、二次元光検出器アレ
イ140に追加すべき構成要素が必要である。例えば、
図には示されていないが、複数のカラーフィルターを持
ったスクリーンが、受光面160の近傍に配置される
か、あるいは受光面160上にドープ処理される場合が
ある。スクリーンは、複数の赤色、緑色、および青色の
フィルターより成り、そこでは一つのフィルターが一つ
の光検出器162に連携している。フィルターは赤色、
あるいは緑色、あるいは青色光の特定の波長域のみがそ
の対応する光検出器162に通ることを許す。光検出器
162は、光検出器162の近傍に4つ一組で構成され
るクラスター、すなわち「ピクセル」の集まりとして配
列される。クラスターは時により「スーパーピクセル」と
呼ばれることがあることに注意されたい。それぞれのピ
クセルは、フィルターとの連携によって、赤色光の像を
得る光検出器162を1個、緑色光の像を得る光検出器
162を2個、そして青色光の像を得る光検出器162
を1個持っている。人間の視覚は光の緑色スペクトル成
分に強く依存しているために、この例では緑色光を得る
のに光検出器162を2個使用している。下で述べられ
るように、それぞれのピクセルによって生成された画像
データは、それぞれのピクセルの受けた光の色と強度を
表すように組み合わされる。
【0037】再び図2を参照すると、イメージング処理
の過程において、プロセッサ142は二次元光検出器ア
レイ140によって生成された画像データを受け取り、
画像データを記憶装置144に格納する。プロセッサ1
42は、記憶装置144に格納される画像データの量を
最大にするために、在来の方法で画像データを圧縮する
場合がある。しかしながら、画像データを圧縮すること
によって画像データの質を劣化させる結果となる可能性
がある。下で述べられるように、プロセッサ142はま
た、画像データのパーソナルコンピュータ200への転
送を助成する。
【0038】プロセッサ142はまた、二次元光検出器
アレイ140から出力された画像データを、固有の方法
で画像データを処理する出力装置のために、特別な形式
に変換する。この形式は、異なる機器に実質上同一の対
象物122の像を表示することを可能にする。一例とし
て、プロセッサ142は画像データをTIFFの変形に
変換する。画像データを処理することには、出力データ
に予め定められた処理基準を適用することが含まれてい
る。例えば、その処理基準には、固有のカラースキーム
(color scheme)、またはトーンマップを得るように画
像データを修正することが含まれる。後で述べられるよ
うに、校正処理過程は、一つには、プロセッサ142が
画像データを処理するために使用する予め定められた処
理基準を決定する。
【0039】図1を参照すると、プロセッサ142はま
た、周辺機器からのデータを転送し、かつ受け取る役割
をする従来の通信装置(communications device)であ
る入出力装置(input/output device)を含む。図1に
おいて、周辺機器はパーソナルコンピュータ200とし
て示されている。データには、出力装置300、340
上に表示される画像データと命令情報が含まれている。
一例として、入出力装置146は従来の赤外線送受信
機、または、従来の電子的送受信機であってもよい。図
1の実施形態においては、電気的データ線148が入出
力装置146をパーソナルコンピュータ200に接続す
る。
【0040】メモリ装置144は、画像データを格納す
る従来のデジタルデータ記憶装置であってもよい。メモ
リ装置144の例には、時によりRAM、またはフラッ
シュ・メモリと呼ばれるランダム・アクセス・メモリ装
置が含まれる。他のメモリ装置144の例には、従来の
磁気ディスク、および光ディスクのような磁気的、およ
び光学的媒体が含まれる。メモリ装置144は、いくつ
かの像を表す画像データを格納することができる。
【0041】メモリ装置144はまた、少なくとも一つ
のターゲット400の像を表す画像データを格納するこ
とができる。図2のターゲット400は、図説の目的の
ためにのみ、Tの文字の形で示されているということに
注意されたい。ターゲット400のさらに詳しい一例が
図4に図示されている。ターゲット400は18%グレ
ー(18% gray)である平面408より成る。20個の灰
色正方形(gray squares)410が平面408上に配置
されている。灰色正方形410は環状に配列され、環の
中心点412から等距離の位置に配置されている。灰色
正方形410は第1番目から第20番目の灰色正方形と
呼ばれ、それぞれ421から440の番号でもって個別
に参照される。灰色正方形410は10種類の灰色のシ
ェードを表し、10種類のシェードの各々は2つの灰色
正方形410によって表される。灰色のシェードは白か
ら黒までにわたり、2つの灰色正方形410は18%グ
レーである。灰色のシェードは環に沿って連続した順番
で並んでいない方がよい。また、同じ灰色のシェードを
もった2つの灰色正方形410はお互い近くにないほう
がよい。
【0042】2つの灰色正方形410に加えて、ターゲ
ット400は12個のカラー正方形(color squares)
450を持つ。カラー正方形450はターゲット400
の予め定められた場所に配置される。12個のカラー正
方形450は第1番目から第12番目のカラー正方形と
呼ばれ、451から462というように番号で参照され
る。カラー正方形450には6色の色があり、それぞれ
の色は2個の正方形450で表されている。それぞれの
色は異なり、予め定められている。カラー正方形450
は各々、色において実質的に一様である。例えば、カラ
ー正方形450は赤色、緑色、青色、シアン、マジェン
タ、および黄色であり、それぞれの色は2個の正方形で
表されている。図4において図示されているターゲット
400は図説の目的のためのみのものであり、他のター
ゲットが図2のイメージング・システム100を校正す
るために使われる場合もあることを理解されたい。
【0043】再び図1を参照すると、図はパーソナルコ
ンピュータ200の詳細な説明を示している。パーソナ
ルコンピュータ200は従来のパーソナルコンピュータ
でもよいし、あるいは他の従来のデータ処理装置でもよ
い。パーソナルコンピュータ200はハウジング208
を持つ。ハウジング208の中には、プロセッサ21
0、メモリ装置212、入出力装置214、ビデオ・プ
ロセッサ216、およびプリンター・ドライバー218
が入っている。データ線232はプロセッサ210を入
出力装置214に電気的に接続する。データ線232は
プロセッサ210をメモリ装置212に電気的に接続す
る。データ線234はプロセッサ210をビデオ・プロ
セッサ216に電気的に接続する。データ線236はプ
ロセッサ210をプリンター・ドライバー218に電気
的に接続する。前記の構成要素に加えて、キーボード2
20がハウジング208の外側に据えられ、データ線2
38を介してプロセッサ210に電気的に接続される。
【0044】プロセッサ210は従来のパーソナルコン
ピュータで使用されるタイプの従来のプロセッサでもよ
い。メモリ装置212は従来のパーソナルコンピュータ
で使用されるタイプの従来のメモリでもよい。例とし
て、メモリ装置212はRAMのような電子的メモリで
もよいし、磁気的メモリでもよいし、あるいは光学的メ
モリでもよい。後にさらに述べられるように、イメージ
ング・システム100の一つの実施形態においては、デ
ジタルカメラ120内のプロセッサ142に関して説明
されたように、プロセッサは処理基準を画像データに適
用する。同様に、メモリ装置212は、図4のターゲッ
ト400を表す第1の画像データを格納する。
【0045】ビデオ・プロセッサ216は、当技術分野
において知られているように、画像データを、ビデオモ
ニター300が解釈できるビデオデータ形式に変換する
装置である。例えば、ビデオ・プロセッサ216は、リ
フレッシュ・レート(refresh rate)、色再現(color
reproduction)、およびビデオモニター300上で画像
を表示するのに使用されるピクセルの数を定義する。ビ
デオ・プロセッサ216は、商業的に入手可能で、ビデ
オモニター300とともに機能するビデオ・プロセッサ
のいくつかあるモデルの一つである。異なるビデオ・プ
ロセッサは画像データを少し異なったように変換する可
能性がある。それ故、ビデオ・プロセッサ216によっ
て出力されるビデオデータの形式は、異なるビデオ・プ
ロセッサ216の間でまちまちである可能性がある。し
たがって、パーソナルコンピュータ200によって出力
されるビデオデータの形式は、異なるパーソナルコンピ
ュータ200の間でまちまちである可能性がある。
【0046】プリンター・ドライバー218は、当技術
分野において知られているように、プリンター340に
よって解釈され、印刷される形式に画像データを変換す
る。プリンター・ドライバー218は、従来のプリンタ
ー・ソフトウェアと従来の入出力ハードウェア装置から
成る。プリンター・ドライバー218は、ビデオ・プロ
セッサ216と同様に、商業的に入手可能な非常に多く
あるモデルの一つである。それ故、プリンター340へ
出力される画像データの形式は、プリンター・ドライバ
ー218によってまちまちである可能性がある。したが
って、パーソナルコンピュータ200によってプリンタ
ー340に出力される画像データの形式は、異なるパー
ソナルコンピュータ200の間でまちまちである可能性
がある。
【0047】ビデオモニター300はハウジング308
を持つ。ハウジング308の中には、ビデオ電子機器3
10、従来のCRT314、および、示されてはいない
が、ビデオ処理において使用される他の従来の構成要素
が入っている。データ線316は、ビデオ電子機器31
0をCRT314に電気的に接続する。データ線320
は、パーソナルコンピュータ200内のビデオ・プロセ
ッサ216を、ビデオモニター300内のビデオ電子機
器310に電気的に接続する。ビデオ電子機器310
は、ビデオ情報で表される画像をCRT314上に表示
するためにビデオ情報を処理する従来のビデオ電子機器
より成る。
【0048】図5において、CRT314がさらに詳細
に図示されている。図はビデオモニター300の前面の
概要説明図である。CRT314は、スクリーン330
上に配置された多数のピクセル332から成るタイプの
ものである。図5におけるピクセル332は、図説の目
的のために、非常に拡大されている。ピクセル332
は、多数の行334と列336を形成するように配列さ
れている。本文書中で説明されるスクリーン330上の
個々のピクセル332は、示されてはいないが、赤色、
緑色、および青色の燐光体素子から成る。各々の燐光体
素子は、赤色、緑色、または青色のいずれかの固有の波
長を持つ。燐光体素子は、電子ビームの衝突を受ける
と、短時間の間、対応する色の光を放射する。各々の燐
光体素子より放射される光の強度は、燐光体素子に衝突
する電子ビームの強度に直接比例する。ビデオ電子機器
310は、各々のピクセル332より放射される赤色、
緑色、および青色光の比率を変化させることによって、
「色域(gamut)」と呼ばれる色のスペクトルを持った
画像をスクリーン330に表示させる。ビデオ電子機器
310は、各々のピクセル332より放射される光の強
度を変化させることによって、スクリーン330上に表
示される画像の明るさを制御することができる。
【0049】CRT314は、それぞれが一本の電子ビ
ームをスクリーンに向けて放出して燐光体素子に衝撃を
与える、しばしば「電子銃」と呼ばれる電子放出機を3個
持つ。本文書中では電子銃は図示されていない。一本の
電子ビームは赤色燐光体素子に衝突し、一本の電子ビー
ムは緑色燐光体素子に衝突し、また一本の電子ビームは
青色燐光体素子に衝突する。電子ビームの強度を変化さ
せることによって、個々のピクセルより放射される赤
色、緑色、および青色光の強度を制御することができ
る。光の強度を変化させることによって、上記の色のス
ペクトル、つまり色域を作り出すように、赤色、緑色、
および青色光を特定の比率に組み合わせることが可能と
なる。
【0050】スクリーン330上の高さH2に沿って並
ぶピクセル332の数は、y方向のピクセル総数として
知られている。x方向の長さL2に沿って並ぶピクセル
332の数は、x方向のピクセル総数として知られてい
る。CRT314の縦横比は、y方向のピクセル総数の
x方向のピクセル総数に対する比である。CRT314
の縦横比は、異なるCRT314の間で異なる場合があ
る。したがって、縦横比は異なるビデオモニター300
の間で異なる傾向がある。
【0051】ビデオ電子機器310は、ビデオ・プロセ
ッサ216から受け取った上記のビデオデータに基づい
て、電子銃を制御する。例えば、ビデオ電子機器310
は、電子銃に、特定の燐光体素子に向けて、特定の強度
の電子ビームを放出させる。これにより、各々のピクセ
ル332より放射される光の色と強度が個々に制御され
ることが可能となる。イメージング・システム100の
ある実施形態においては、ビデオ電子機器310が、パ
ーソナルコンピュータ200を介することなしに、デジ
タルカメラ120から直接受け取った画像データを表示
するよう適合されている場合があることを理解された
い。
【0052】CRT314,およびビデオ電子機器31
0は、ビデオモニター300によって異なる場合があ
る。CRT314における差異の一つは、燐光体素子よ
り放射される光の波長に存在する。それはビデオモニタ
ー300によって少しずつ異なる可能性がある。異なる
CRT314におけるもう一つの差異は、電子銃より放
出される電子ビームの強度である。CRT314におけ
るこれらの差異のために、異なるビデオモニター300
のトーンマップ、色再現、および色域に差異が生じる。
異なるCRT314におけるまたもう一つの差異がビデ
オ電子機器310に存在する。これらの差異は電子銃に
赤色、緑色、および青色光を異なったように組み合わせ
るように命令し、そのために、異なるビデオモニター3
00の間に前記の差異が生じる。上記のCRT314に
おける差異に加えて、異なるCRTは異なる縦横比を持
つ場合がある。縦横比はCRT上に表示される画像の高
さの幅に対する比を決定する。
【0053】従来のイメージング・システムにおいて
は、構成要素における上記の差異のために、同じ対象物
の画像が異なる出力装置では違ったように表示される。
さらに具体的には、画像の属性が異なる出力装置の間で
異なる。例えば、もしある対象物が特有の緑色の波長を
もった光を反射し、2台の異なるモデルのビデオモニタ
ー300がその対象物122の画像を表示しているとす
ると、表示される画像は異なる可能性がある。例えば、
一方のビデオモニター300は、対象物122に実際あ
るよりも赤色を多く含んでいるように対象物122の画
像を表示し、もう一方のビデオモニター300は、対象
物122に実際あるよりも青色を多く含んでいるように
対象物122の画像を表示する場合がある。加えて、一
方のビデオモニター300は画像の縁を切り落とす場合
があり、それ故、画像のサイズを一方向に縮小する可能
性がある。後に述べられるように、本文書において示さ
れるイメージング・システム100、および校正方法
は、イメージング・システム100の閉ループ校正を行
うことによって、構成要素における差異の問題を克服す
る。
【0054】ビデオモニター300について説明してき
たが、これよりプリンター340について説明される。
プリンター340は、一般的にパーソナルコンピュータ
に接続されているような従来のプリンターでもよい。図
説の目的のためにのみ、本文書で説明されるプリンター
340は、当技術分野おいてインクジェットプリンター
として知られているタイプのものとしている。プリンタ
ー340はハウジング344を持つ。プリンター電子機
器346、プリントヘッド348、および、示されては
いないが、他の従来の印刷要素はハウジング344の内
部に設置されている。プリントヘッド348により、イ
ンクは、示されてはいないが、従来の方法で紙片上に印
刷される。プリンター電子機器346は、プリントヘッ
ド348によるインクの紙片上への印刷を制御する。
【0055】紙片上への画像の印刷は、紙片上に多数の
ドットを印刷することによって達成される。変化する灰
色の度合いは、一定の面積内に印刷されるドットの数を
変化させることによって印刷される。印刷される変化す
る灰色の度合いは、当技術分野において知られるプリン
ター340のグレースケールとトーンマップを決定する
一因子である。インチあたりのドット、または“dp
i”としても知られる単位面積あたりに印刷されるドッ
トの数は, プリンターによってかなり異なる。同様に、
プリンターによって、そのグレースケール、トーンマッ
プ、およびガンマ(gammas)もかなり異なる。
【0056】一例として、プリンター340は紙片上に
カラー画像を印刷するタイプのものであるとする。カラ
ー印刷は通常、ドットの形で主要色の組み合わせたもの
を紙片上に印刷することによって達成される。多数のこ
れらのカラードットが対象物の画像を表す。それは対象
物のモザイク表現に似ている。典型的には、主要色は黒
色、黄色、マジェンタ、およびシアンである。これらの
主要色の組み合わせによって、プリンター340は、プ
リンター340の色域として知られている広範なスペク
トルの色を印刷することができる。
【0057】ビデオモニター300による場合と同様
に、プリンター340によって印刷される画像は、プリ
ンター340によって異なる。例えば、プリントヘッド
348の違いによって、主要色の組み合わせが異なるプ
リンターの間で違ってしまう。加えて、異なるプリンタ
ー340のプロセッサ346は、プリントヘッド348
が主要色を異なった比率で組み合わせる原因となる。し
たがって、もし2種類の異なる型のプリンターが一つの
対象物の画像を印刷すると、印刷された画像は同じ物で
はない可能性がある。もし、プリンター340によって
使用する主要色が異なると、プリンターによって印刷さ
れる画像が異なるという問題はさらに悪化する。
【0058】プリンター340を用いて実物と一致した
画像を印刷することにおけるもう一つの問題点は、デジ
タルカメラ120の使用する主要色が、プリンター34
0の使用する主要色と異なっていることである。典型的
には、デジタルカメラ120は赤色、緑色、および青色
の主要光色に基づいて画像を生成する。一方、プリンタ
ー340は黒色、黄色、マジェンタ、およびシアンの主
要色に基づいて画像を印刷する。プロセッサ210の使
用する主要色とプリンター340の使用する主要色の間
の変換は、プリンター340、およびプリンター・ドラ
イバ218によって異なる場合がある。これらの違い
は、同じ対象物の画像が異なるプリンター340上で異
なったように印刷される原因となる。
【0059】イメージング・システム100の構成要素
について説明したが、これよりイメージング・システム
100の校正方法が説明される。校正処理過程は図6の
フローチャートで示される。校正処理過程は、図1のビ
デオモニター300に関して説明され、続いてプリンタ
ー340に関して説明される。
【0060】再び図2を参照すると、ビデオモニター3
00を用いたイメージング・システム100の校正は、
デジタルカメラ120が、空白画面(a blank scree
n)、または暗画面(a dark screen)を表す第1の画像
データをパーソナルコンピュータ200に出力すること
より開始する。本文書において使われる「第1の画像デ
ータ」という用語は、デジタルカメラ120のメモリ装
置144に格納され、デジタルカメラ120から出力さ
れる画像データのことである。第1の画像データは、デ
ータ線148を介してパーソナルコンピュータ200に
転送される。第1の画像データは、校正処理過程のこの
部分では、CRT314上に空白画面すなわち暗画面を
表示させる、予め定められたパラメータ値を持ってい
る。後にさらに述べられるように、校正処理過程の他の
部分で用いられる第1の画像データは、異なるパラメー
タ値を持つ。第1の画像データは圧縮される場合があ
り、一例として、それはTIFFによって指定される圧
縮および転送形式に従う場合がある。他の例として、画
像データの圧縮は、JPEGのIS 10918-1(ITU-T T.8
1)、およびその他の規格に対応する場合もある。
【0061】図1を参照すると、第1の画像データはデ
ータ線148を介してパーソナルコンピュータ200に
転送される。パーソナルコンピュータ200内の入出力
装置214は第1の画像データを受け取り、それをデー
タ線230を介してプロセッサ210に転送する。プロ
セッサ210は第1の画像データに対して従来の解凍を
行う。第1の画像データは空白画面を表しているだけな
ので、一般的にこの作業は非常に容易である。次にプロ
セッサ210は、処理された第1の画像データをデータ
線234を介してビデオ・プロセッサ216に転送す
る。ビデオ・プロセッサ216は、第1の画像データ
を、ビデオモニター300によって認識される形式に加
工し、そして第1の画像データを、データ線320を介
してビデオモニター300に転送する。ビデオモニター
300内のビデオ電子機器310は第1の画像データを
受け取り、それをCRT314によって表示可能な形式
に変換する。それから、第1の画像データは、データ線
316を介してCRT314に転送され、スクリーン3
30は第1の画像データを表す空白画面を表示する。
【0062】再び図2を参照すると、空白画面が表示さ
れると、ユーザーはデジタルカメラ120を使って空白
画面、または暗画面を表す第2の画像データを生成す
る。「第2の画像データ」という用語は、本文書におい
ては、二次元光検出器アレイ140によって生成され
る、スクリーン330上に表示される画像を表す画像デ
ータを示すものとして参照される。ユーザーは、ユーザ
ーがスクリーン330を見たときに自分の目が位置する
所と同じ位置にデジタルカメラ120を設置しなければ
ならない。デジタルカメラ120が空白画面をイメージ
化するとき、スクリーン330の視野環境(viewing en
vironment)を表す第2の画像データが生成できるよう
にするためには、図1のストロボ156を使わない方が
よい。次に、デジタルカメラ120は空白画面を表す第
2の画像データを生成する。より具体的には、空白画面
の像である光124はデジタルカメラ120のハウジン
グ130の開口部132を通り抜ける。光124はレン
ズ138によって二次元光検出器アレイ140上に結像
される。次に、二次元光検出器アレイ140上の図3の
光検出器162は、空白画面を表す第2の画像データを
生成する。二次元光検出器アレイ140は、第2の画像
データを、データ線150を介してプロセッサ142に
転送する。
【0063】プロセッサ142は第2の画像データを解
析して、スクリーン330の視野環境を判断する。例え
ば、プロセッサ142は、スクリーン330に影響を及
ぼす背景光、およびグレア(glare)の強度を判断する
ことができる。次に、デジタルカメラ120は、スクリ
ーン330上の画像を最適に見るための視野環境を設定
する仕方についてユーザーに知らせる。視野環境の変更
の仕方についてユーザーに知らせることは、一例とし
て、スクリーン330上に指示を出すことによって達成
される。デジタルカメラ120は、スクリーン330に
そのような指示を表示させる第1の画像データを出力す
る。例えば、もし第2の画像データが画面上に明るい点
(bright spot)を示すならば、それは通常高いグレア
(high glare)を示すものである。ユーザーは、グレア
を低減するために、スクリーン330に関して光源の関
係を変更するように指示される。また、もし第2の画像
データが背景光が強すぎることを示すと、ユーザーは背
景光の強度を下げるよう告げられる。ユーザーがグレア
源、および光の条件を変更した後、スクリーン330の
新しい第2の画像データが生成される。この新しい第2
の画像データは上記で述べられたように評価され、デジ
タルカメラ120はさらに視野環境をよくするように指
示を与える。ユーザーは指示を受け入れ、上記の校正処
理過程を繰り返す。校正処理過程の反復は、ユーザーま
たはデジタルカメラ120のいずれかが視野環境に満足
するまで続く。ユーザーによって設定され、第2の画像
データにおいて表される背景光の強度は、後の利用のた
めにデジタルカメラ120によって記録される。例え
ば、その背景光の強度は、イメージング・システム10
0によって、スクリーン330上に表示される画像のト
ーンマップを調整するために利用される。ユーザーがグ
レアの問題を除去しないことにするような場合には、ス
クリーン330上のグレアの位置が後の参照のために記
録される。視野環境において何らかの変更があると、あ
るいは出力装置に対して何らかの変更があるとすぐに、
デジタルカメラ120は、校正のための基準としてイメ
ージング・システム100によって利用される第2の画
像データを生成する。
【0064】空白画面に関する校正について説明した
が、これより図4のターゲット400に関する校正につ
いて説明される。ターゲット400を用いた校正は、デ
ジタルカメラ120の処理基準を調整するために利用さ
れる。
【0065】校正処理過程のこの部分は、デジタルカメ
ラ120が、図4のターゲット400を表す第1の画像
データをパーソナルコンピュータ200に出力すること
より開始する。より具体的には、プロセッサ142はメ
モリ装置144に、第1の画像をデータ線152を介し
てプロセッサ142に転送するよう命令する。次に、プ
ロセッサ142は、空白画面、または暗画面を表す第1
の画像データに関して先に述べられたように、データ線
148を介して第1の画像データをパーソナルコンピュ
ータ200に転送する。第1の画像データは、先に述べ
られたように、TIFF、および/あるいはJPEG仕
様によって圧縮される。
【0066】図2および4を参照すると、第1の画像デ
ータはターゲット400を表すものであり、ターゲット
400は、トーンマップなどのような、少なくとも一つ
の予め定められた属性を持つ。本文書において与えられ
る例においては、画像データはそれに関連する予め定め
られたパラメータ値をいくつか持つ。これらのパラメー
タ値によって、灰色正方形410のもつ固有のグレー・
レベル(gray levels)、およびカラー正方形450の
もつ固有の色のような、ターゲット400の像の属性が
確立される。第1の画像データのパラメータには、灰色
正方形410のシェードを表すものがある。先に説明さ
れたように、図2のターゲット400においては、10
種の異なるシェードの灰色を表す20個の灰色正方形が
ある。異なる灰色のシェードは、ターゲット400のグ
レースケールを確立するのに用いられる。第1の画像デ
ータのパラメータには、他に、ターゲット400のカラ
ー正方形450の色を表すものがある。色は予め定めら
れたものであり、特定のビデオモニター300における
燐光体の色の含有量を特徴づける。一例として、色は国
際色彩協会(ICC)基準に従う場合がある。
【0067】ターゲット400を表す第1の画像データ
は、空白画面を表す第1の画像データに関して先に説明
されたように、パーソナルコンピュータ200を介して
ビデオモニター300に転送される。すると、ビデオモ
ニター300は、先に説明されたように、ターゲット4
00の画像を表示する。スクリーン330上に表示され
るターゲット400は通常、第1の画像データの処理に
おけるばらつきのために、意図されたものとは異なる属
性を持つことに注意されたい。ユーザーはデジタルカメ
ラを用いて、スクリーン330上に表示されたターゲッ
ト400の画像を表す第2の画像データを生成する。第
2の画像データは、スクリーン330上で表示されるも
のと最もよく合うようにターゲット400を再現するた
めに、フラッシュ、あるいはストロボを使用せずに生成
される。
【0068】第2の画像データは、スクリーン330上
に表示されるのと同じようにターゲット400の画像を
再現することになる。より具体的には、第2の画像デー
タは、灰色正方形410における異なるシェードの灰
色、およびカラー正方形450における異なる色に対応
するパラメータ値を持つことになる。次に、第2の画像
データはプロセッサ142によって解析される。プロセ
ッサ142は、スクリーン330上に表示されるターゲ
ット400の前記のパラメータ値を測定する。理想的条
件下では、スクリーン330上に表示されるターゲット
400は、第1の画像データによって表されるターゲッ
ト400の精確な再現像になる。したがって、理想的条
件下では、第1の画像データにおいて表されるパラメー
タ値は、第2の画像データにおいて表されるパラメータ
値に等しくなる。しかし、イメージング・システム10
0を構成する要素における前記の差異のために、通常
は、デジタルカメラ120からの出力とスクリーン33
0上の表示との間で、第1の画像データに差異が生じ
る。したがって、第1の画像データにおいて表されるパ
ラメータ値は、第2の画像データにおいて表されるパラ
メータ値に等しくならない。パラメータ値の変化のため
に、スクリーン330上に表示されるターゲット400
の画像の属性は、第1の画像データによって表示される
ように意図されたターゲット400の画像の属性と異な
ってしまう。同様に、一つの対象物の画像は、異なるビ
デオモニター上で表示されると、異なったように見え
る。同じことがデジタルカメラ120によってイメージ
を得られた対象物にも適用される。スクリーン330上
に表示される対象物の画像は、その対象物の実際の像と
は異なることになる。
【0069】これらの差異を克服するために、プロセッ
サ142は、全体として、差異を補償するように、すな
わち差異を打ち消すように、その処理基準とイメージン
グ・システム100の処理基準を調整する。原因となる
処理基準の一つは、トーンマップである。トーンマップ
を補償することは、ターゲット400の灰色正方形40
0を表す画像データを解析することによって達成され
る。それぞれの灰色正方形は、それに関連した予め定め
られた灰色のシェードを持っていなければならない。プ
ロセッサ142は灰色のシェードの間の差異を解析し、
トーンマップを調整する必要があるかどうかを判断す
る。もし調整が必要ならば、ユーザーは、ビデオモニタ
ー300の明るさ、コントラスト、あるいは関係する機
能を調整するように指示される。もしユーザーが、プロ
セッサ142の勧告に従って、明るさ、コントラスト、
あるいは関係する機能を調整しないことを選択するなら
ば、または、もしユーザーがプロセッサ142の勧告に
応じることができないならば、プロセッサ142はデジ
タルカメラ120のトーンマップを、コントラストと明
るさの設定について修正する。より具体的には、トーン
マップについて、プロセッサ142の処理基準の調整が
行われる。例えば、グレースケールに対応するパラメー
タ値がトーンマップを修正するために増減される。この
調整は、空白のスクリーン330をイメージ化すること
によって判断される視野環境を考慮して行われることに
注意されたい。例えば、もしグレアがスクリーン330
上にあると、プロセッサ142はおそらく、暗画面の第
二の画像データを解析する間、グレアに対応するターゲ
ット400の領域を無視するであろう。同様に、処理基
準が調整される時、背景光の強度が考慮されるであろ
う。
【0070】第2画像データで表されるカラー正方形4
50は、ビデオモニター300によって使用される色温
度(color temperature)すなわち色相(hue)、および
主要色に対する測定値を与える。モニターによって使用
される主要色は、プロセッサ142がビデオモニター3
00の色域を決定することを可能にする。さらに詳しく
第2の画像データを解析することによって、プロセッサ
142はユーザーに、できる限りよい中間灰色を得るた
めに、ビデオモニター300の色温度、すなわち色相を
調整する方法について指示を与えることができる。もし
ユーザーが、色温度、すなわち色相を調整することを選
ばないか、またはそうすることができない場合は、プロ
セッサ142はスクリーン330上に表示される画像を
最適化するために、デジタルカメラ120のカラーバラ
ンスを変更する。プロセッサ142は、カラー正方形1
42における色を第1の画像データにおける色に合わせ
るよう試みる。例えば、色に対応するパラメータ値は、
表示されるターゲットの、色温度、すなわち色相を最適
化するように増減される。
【0071】上記の校正は、一方は灰色正方形410に
関し、もう一方はカラー正方形450に関する、二重処
理過程として説明された。注意されたいことは、これら
の校正処理手順は互いに影響を与え合っているというこ
とである。例えば、色相を調整することはコントラスト
に影響を与える。この問題を解決するために、両方の校
正処理過程が組み合わされる。それ故、一例として、こ
の校正処理手順は、コントラストと色相に対する処理基
準を一つの処理段階で変更する。そして再び、ビデオモ
ニター300上に表示される画像を表す第2の画像デー
タが、校正の規準として利用されるために生成される。
【0072】ここにいたって、スクリーン330上に表
示されるターゲット400の画像は、第1の画像データ
によって表すように意図された像に非常に近いものとな
る。ターゲット400のより精確な表示を得るために、
前記の校正処理過程が繰り返される。このように、デジ
タルカメラ120は、精細に処理規準を調整するため
に、ターゲット400を表す新しい第2の画像データを
生成する。
【0073】縦横比もまた、第2の画像データを解析す
ることによって、考慮することができる。プロセッサ1
42は、第2の画像データによって表される灰色正方形
410の位置を決定する。先に説明されたように、灰色
正方形410は中心点412から等距離の位置になけれ
ばならない。もし灰色正方形410が中心点412から
等距離の位置になければ、パーソナルコンピュータ20
0、あるいはビデオモニター300は、画像を水平方向
か垂直方向に引き伸ばすか圧縮して、第1の画像を台無
しにしてしまうであろう。デジタルカメラ120は、ユ
ーザーに、画像の圧縮または伸長について、ビデオモニ
ター300の出力を調整するよう告知する。それに従っ
て処理規準は、画像の圧縮または伸長について調整され
る。
【0074】校正の間に確立された処理規準は、プロセ
ッサ142が後にその処理規準を利用できるように、メ
モリ装置212に記録される。例えば、デジタルカメラ
120がある対象物の像を表す画像データを出力する
と、記録されている処理規準がその画像に適用され、最
善の精確な画像がスクリーン330上に表示される。
【0075】プリンター340が対象物の画像を表示す
るのに使用される場合も、先に説明されたのと同様の校
正方法が、イメージング・システム100の校正を行う
のに用いられる。第1の画像データに基づいたターゲッ
ト400の画像がプリンター340によって印刷され
る。次に、印刷されたターゲット400の画像は、前記
の第2の画像データを生成するために、先に述べられた
ように、デジタルカメラ120によってイメージを得ら
れる。デジタルカメラ120が印刷された表示画像を表
す画像データを生成するこの場合、ストロボ156が従
来の仕方で使用されてもよい。ストロボ156は既知の
スペクトル成分を持った光を放射する。このことは第2
の画像データの評価作業を通して考慮される。その次
に、ターゲット400の画像の最良の印刷を提供するた
めに、第2の画像データが解析される。これは、デジタ
ルカメラ120がユーザーに、プリンター340上の設
定を調整するよう指示することより開始する。この設定
は、コントラスト、およびティント(tint)としても知
られるカラーバランスを含む。一例として、指示は、先
に述べられたビデオモニター300のスクリーン330
上に現れる。次に、ユーザーによって設定できないパラ
メータが、先に説明された処理規準を調整することによ
って設定される。ターゲット400の印刷およびイメー
ジ化という処理過程は、処理規準を精細に調整するため
に繰り返されるということに注意されたい。表示された
画像に変更があるとすぐに、その画像を表す第2の画像
データが、校正のための規準として利用されるために、
生成される。
【0076】校正処理過程が、ビデオモニター300、
またはプリンター340のどちらかを使用するイメージ
ング・システム100を校正することに関して、先に説
明された。しかしながら、ビデオモニター300とプリ
ンター340の両方が画像を見るために使用される、し
たがって、両方ともが校正される必要のある状況が多く
ある。校正の間、イメージング・システム100はユー
ザーに、手動設定を用いて、ビデオモニター300とプ
リンター340の両方を最適化する方法について指示を
与える。次にイメージング・システム100は、内部の
処理規準を調整するために、ビデオモニター300とプ
リンター340の両方に対して前記の校正を行う。これ
により、ビデオモニター300とプリンター340の両
方の校正が最適に行われる。しかしながら、ある状況に
おいては、一方の装置上の出力を最適化する処理規準を
調整した結果、もう一方の装置の出力を劣化させてしま
う場合があることに注意されたい。そのような状況にお
いては、イメージング・システム100は、最も精確な
画像を表示させるべき出力装置を選択するようにユーザ
ーに要求する。したがって、処理規準は、その出力装置
によって表示される画像が最も精確となるように修正さ
れることになる。
【0077】イメージング・システム100を校正する
処理過程について説明したが、これより、校正されたイ
メージング・システム100の作業過程について説明さ
れる。
【0078】再び図1を参照すると、画像処理過程は、
デジタルカメラ120が、対象物122の像を表す画像
データを生成することより開始する。より具体的には、
対象物122の像を構成する光124が、対象物122
から反射する。光124はハウジング130の開口部1
32を通り抜け、レンズ138によって二次元光検出器
アレイ140上に結像される。プロセッサ142からの
命令に従って、二次元光検出器アレイ140は、対象物
122の像を表す第3の画像データを生成する。参照用
のため、本文書において、「第3の画像データ」という
用語は、対象物122の像を表す画像データを示すもの
として使用される。第3の画像データは、対象物122
の持つ色を含んだ従来の形式である。例えば、先に述べ
られたように、第3の画像データの持つ色はICCに従
い、画像データの形式はTIFF、あるいはJPEGに
従う。第3の画像データは後の処理のためにメモリ装置
144に格納される。
【0079】ユーザー命令に従い、プロセッサ142
は、ビデオモニター300、あるいはプリンター340
への出力のためにメモリ装置144に格納されている第
3の画像データを処理する。本文書で述べられる例にお
いては、第3の画像データはビデオモニター300に出
力される。プロセッサ142は、ビデオモニター300
の校正過程で確立された処理規準を第3の画像データに
適用する。例えば、処理規準は、対象物122の像にあ
る属性を持たせるために、あるパラメータ値を増減す
る。さらなる例においては、グレースケール、あるいは
色に対応するパラメータ値が、校正処理過程で確立され
た処理規準によって増減される。したがって、処理され
た第3の画像データによって表される対象物122の像
がビデオモニター300によって表示されると、その画
像は対象物122の像の精確な再現像になるであろう。
【0080】イメージング・システム100と校正方法
の望ましい実施形態について説明したが、これより、イ
メージング・システム100と校正方法の他の実施形態
について説明される。
【0081】イメージング・システム100のある実施
形態においては、示されてはいないが、イメージング・
システム100に照度計(light meter)が含まれてい
る。照度計は出力装置の背景光に関連するデータをプロ
セッサ142に転送する。プロセッサ142は光を修正
するためにパラメータ値を調整する。例えば、プロセッ
サ142は、画像データを適切に修正することによっ
て、表示される画像を明るくしたり、あるいは暗くす
る。また、照度計は出力装置に関する背景光の周波数帯
域幅を表示する。例えば、出力装置は背景光のスペクト
ルを表示するが、それは、背景光がある特別な人工の発
生源からのものであるのか、あるいは日光からのもので
あるのかに依存して変化する。画像データは、その次
に、ビデオモニター300上の変化する背景光を修正す
るように処理される。
【0082】ある特定の視野領域における背景光の条件
は一日を通じて変化する。例えば、日中は自然日光が出
力装置の背景光を与え、夜間は人工光が背景光を与え
る。さらに、自然日光の強度は一日を通じて変化する。
プロセッサ142は、特定の視野領域の変化する背景光
条件について、一日の時刻に基づいて処理規準を調整す
る。一例として、これは、前記の校正処理を行うことに
よって、あるいは照度計から受け取るデータに従い第2
の画像データを調整することによって、達成することが
できる。
【0083】デジタルカメラ120は、示されてはいな
いが、それにユーザー・インターフェースが取り付けら
れている場合がある。一例として、ユーザー・インター
フェースは液晶ディスプレイでもよい。液晶ディスプレ
イは、ビデオモニター300、プリンター340、およ
び視野環境を調整する方法について、先に述べられた指
示をユーザーに与える。加えて、ユーザー・インターフ
ェースは、校正処理過程を通じて、ユーザーをガイドす
るために指示を表示する。ユーザー・インターフェース
はまた、それに前記の照度計が付けられている場合もあ
る。
【0084】本文書においては、イメージング装置は、
二次元光検出器アレイ140を持つデジタルカメラ12
0として記述されてきた。しかしながら、画像データを
生成するためには、他の装置が用いられてもよいことに
注意されたい。例えば、デジタルカメラ120はスキャ
ナーで代替されてもよい。同様に、デジタルカメラ12
0はデジタルビデオカメラで代替されてもよい。さらに
また、デジタルカメラ120は、二次元光検出器アレイ
140でなく、線形光検出器アレイをもつタイプのもの
でもよい。
【0085】処理規準は、デジタルカメラ120内部の
プロセッサ142によって行われるものとして記述され
てきた。しかし、校正システムは閉ループであるので、
処理規準はループのほとんどどの位置で行われてもよ
い。例えば、デジタルカメラ120に関して先に述べら
れたように、パーソナルコンピュータ200が処理規準
を実行してもよい。この実施形態においては、図4のタ
ーゲット400を表す画像データはメモリ装置212に
格納される。次に、パーソナルコンピュータ200は第
1画像を出力装置に出力し、出力装置においてターゲッ
ト400の画像が表示、あるいは印刷される。そして、
デジタルカメラ120はターゲット400を表す第2の
画像データを生成し、第2の画像データをパーソナルコ
ンピュータ200に出力する。デジタルカメラ120に
関して先に述べられたように、パーソナルコンピュータ
200は校正を行う。
【0086】この実施形態においては、対象物122を
表す第3の画像データは、パーソナルコンピュータ20
0によって処理規準が第3の画像データに適用されるこ
となく、パーソナルコンピュータ200に転送される。
パーソナルコンピュータ200は処理基準を適用し、処
理された第3の画像データを出力装置に転送する。
【0087】先では、イメージング・システム100
は、デジタルカメラ120と出力装置の間にパーソナル
コンピュータ200を使用するものとして記述された。
しかし、イメージング・システム100はパーソナルコ
ンピュータ200がなくても機能することに注意された
い。この実施形態においては、画像データはデジタルカ
メラ120から直接出力装置に転送される。校正処理過
程は、出力装置に対して直接デジタルカメラ120を校
正することによって行われる。
【0088】この発明は例として次の実施形態を含む。 (1) 少なくとも一つの画像処理規準を持つイメージ
ング・システム(100)を校正する方法であり、イメ
ージング装置(120)および、前記イメージング装置
(120)と動作的に連結した出力装置(300,34
0)を準備し、前記出力装置(300、340)に予め
定められた少なくとも一つの関連する属性を持つターゲ
ット(400)を表す第1の画像データを提供すること
と、前記出力装置(300、340)を用いて前記第1
の画像データに基づき前記ターゲット(400)の画像
を作成することと、前記イメージング装置(120)を
用いて前記ターゲット(400)の前記画像を表す第2
の画像データを生成することと、前記第2の画像データ
を解析して前記ターゲット(400)の前記画像の持つ
前記少なくとも一つの属性を決定することと、前記第1
の画像データの持つ前記の予め定められた少なくとも一
つの属性と前記第2の画像データによって表される前記
ターゲット(400)の前記画像の前記の少なくとも一
つの属性との間の差異を低減するために前記少なくとも
一つの画像処理規準を調整することを含む、前記方法。
【0089】(2)前記出力装置(300、340)を
提供することが、少なくとも一つの画像処理規準を修正
するための手動調整装置を少なくとも一つ持つ、前記イ
メージング装置(120)と動作的に連結した出力装置
(300、340)を提供することを含み、前記調整す
ることが、前記予め定められた少なくとも一つの属性
と、前記第2の画像データによって表される前記ターゲ
ット(400)の前記画像の持つ前記少なくとも一つの属
性との間の差異を低減するように、前記少なくとも一つ
の手動調整装置を調整するようにユーザーに指示するこ
とを含む、上記(1)の方法。
【0090】(3)前記のイメージング装置(120)
を提供することが、内部に設置される処理装置(142)
を持つイメージング装置(120)を提供し、かつ、前
記少なくとも一つの画像処理規準が前記処理装置(14
2)によって行われる、上記(1)の方法。
【0091】(4)上記(1)の方法であり、さらに、
前記出力装置(300、340)の近傍に設置される光
測定装置を提供することと、前記光測定装置を用いて前
記出力装置(300、340)に関連する背景光を測定
することと、前記背景光に少なくとも部分的に基づいて
前記少なくとも一つの処理規準を調整することを含む、
方法。
【0092】(5)前記少なくとも一つの属性がカラー
バランスを含む上記(1)の方法。
【0093】(6)前記少なくとも一つの属性がトーン
マップを含む上記(1)の方法。
【0094】(7)前記少なくとも一つの属性が色再現
を含む上記(1)の方法。
【0095】(8)前記少なくとも一つの属性が背景光
を含む上記(1)の方法。
【0096】(9)対象物(122)をイメージ化する
方法であり、イメージング装置(120)が少なくとも一
つの画像処理規準に基づいて画像データを処理する、イ
メージング装置(120)を提供することと、前記イメ
ージング装置(120)と動作的に連結した出力装置
(300、340)を提供することと、少なくとも一つ
の属性を持つターゲット(400)を表す第1の画像デ
ータを作成することと、(ここで前記少なくとも一つの
属性は予め定められたものである)、前記出力装置(3
00、340)を用いて前記第1の画像データに基づき
前記ターゲット(400)の画像を作成することと、前
記イメージング装置(120)を用いて前記ターゲット
(400)の前記画像を表す第2の画像データを生成す
ることと、前記第2の画像データを解析して前記ターゲ
ット(400)の前記画像の前記少なくとも一つの属性
を決定することと、前記の予め定められた少なくとも一
つの属性と前記第2の画像データによって表される前記
ターゲット(400)の前記画像の前記の少なくとも一つ
の属性との間の差異を低減するために前記少なくとも一
つの画像処理規準を調整することと、前記イメージング
装置(120)を用いて前記対象物(122)の像を表
す第3の画像データを生成することと、前記の調整され
た少なくとも一つの画像処理規準に基づいて前記第3の
画像データを処理することと、前記第3の画像データを
前記出力装置(300、340)に転送することと、前
記出力装置(300、340)を用いて前記対象物(1
22)の前記画像を再現することを含む、方法。
【0097】(10) 次の(A)〜(C)の要素から
成るイメージング・システム(100)、(A)コンピ
ュータ(142)と動作的に連結したイメージング装置
(120)、(B)前記コンピュータ(142)と動作
的に連結した出力装置(300、340)、(C)前記
コンピュータ(142)と動作的に連結したコンピュー
タ読み込み可能な媒体、前記コンピュータ読み込み可能
な媒体は下記(イ)〜(ハ)の動作によって前記イメー
ジング・システム(100)の校正を行うように前記コ
ンピュータ(142)を制御するための命令を含む、
(イ)前記出力装置(300、340)に少なくとも一
つの属性を持つターゲット(400)を表す第1の画像
データを提供する、ここで前記少なくとも一つの属性は
予め定められたものであり、前記出力装置(300、3
40)は前記第1の画像データに基づき前記ターゲット
(400)の画像を作成する、(ロ)前記の作成された
前記ターゲット(400)の画像を表す第2の画像デー
タを解析し、前記の作成された前記ターゲット(40
0)の画像の少なくとも一つの属性を決定する、ここ
で、前記第2の画像データは前記イメージング装置(1
20)によって生成される、(ハ)前記第1の画像デー
タの前記の予め定められた少なくとも一つの属性と、前
記第2の画像データによって表される前記ターゲット
(400)の前記画像の前記の少なくとも一つの属性との
間の差異を低減するために、前記コンピュータ(14
2)の少なくとも一つの画像処理規準を調整する。
【0098】本文書において、説明に役立ち、現在望ま
しい発明の実施形態が詳述されたが、一方で本発明の構
想は様々に実施形態を持ち得、かつ採用され得る可能性
があるので、添付された請求項は、先行技術によって限
られる範囲を除いて、そのような変形を含むものと解釈
されるよう意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 対象物を表す画像データを生成するイメージ
ング・システムを示す図である。
【図2】 閉ループ校正を行うように機器構成された図
1のイメージング・システムを示す図である。
【図3】 図1で示されるタイプの二次元光検出器アレ
イの正面図を示す。
【図4】 イメージング・システムを校正するために、
図2のイメージング・システムの機器構成によって使用
されるターゲットを示す図である。
【図5】 CRTを含んだ、図2で示されるタイプのビ
デオモニターの正面図を示す。
【図6】 図2のイメージング・システムに対する校正
処理過程の実施形態を記述するフローチャートである。
【符号の説明】
100 イメージング・システム 120 イメージング装置 122 対象物 142 処理装置、コンピュータ 300 出力装置 340 出力装置 400 ターゲット
フロントページの続き (72)発明者 ケー・ダグラス・ジェネッテェン アメリカ合衆国80521コロラド州フォー ト・コリンズ、ウェスト・マウンテン・ア ヴェニュー 601 (72)発明者 ポール・エム・ヒューベル アメリカ合衆国94040カリフォルニア州マ ウンテン・ビュー、クエスタ・ドライブ 956

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの画像処理規準を持つイ
    メージング・システムを校正する方法であり、 イメージング装置および、 前記イメージング装置と動作的に連結した出力装置を準
    備し、 前記出力装置に予め定められた少なくとも一つの関連す
    る属性を持つターゲットを表す第1の画像データを提供
    することと、 前記出力装置を用いて前記第1の画像データに基づき前
    記ターゲットの画像を作成することと、 前記イメージング装置を用いて前記ターゲットの前記画
    像を表す第2の画像データを生成することと、 前記第2の画像データを解析して前記ターゲットの前記
    画像の持つ前記少なくとも一つの属性を決定すること
    と、 前記第1の画像データの持つ前記の予め定められた少な
    くとも一つの属性と前記第2の画像データによって表さ
    れる前記ターゲットの前記画像の前記の少なくとも一つ
    の属性との間の差異を低減するために前記少なくとも一
    つの画像処理規準を調整することを含む、前記方法。
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