JP2001308940A - 通信速度切替装置 - Google Patents

通信速度切替装置

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JP2001308940A
JP2001308940A JP2000126093A JP2000126093A JP2001308940A JP 2001308940 A JP2001308940 A JP 2001308940A JP 2000126093 A JP2000126093 A JP 2000126093A JP 2000126093 A JP2000126093 A JP 2000126093A JP 2001308940 A JP2001308940 A JP 2001308940A
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Isao Sonoda
功 園田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェアやソフトウェアの負担が少ない
同期通信方式における通信速度切替制御を実現する。 【解決手段】 比較的高速で通信する高速データ通信お
よび比較的低速で通信する低速データ通信の少なくとも
2種の通信速度を有し、クロックパルスに同期してデー
タの送受信を行う同期通信方式に用いられる通信速度切
替装置であって、クロック入力と速度切替信号とを入力
とし、この速度切替信号が入力されることにより、クロ
ック入力とパルス数の異なるクロック出力を得るクロッ
ク切替回路1を備えており、このクロック切替回路1
は、3個のNANDゲート11,12,13と、1個の
インバータ14と、4個のDタイプフリップフロップ1
5,16,17,18と、1個のAND回路19とで構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号を有
し、クロック信号の立ち上がり若しくは立ち下がりに同
期してデータ通信を行う同期通信方式に用いられる通信
速度切替装置に係り、より詳細には、比較的高速で通信
する高速データ通信および比較的低速で通信する低速デ
ータ通信の少なくとも2種の通信速度を有する通信速度
切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クロック信号を切り替える技
術として、特開平7−321874号公報に記載のデー
タ通信装置がある。
【0003】このデータ通信装置はモデム装置であっ
て、図17に示すように、通信端末Tと電話回線L1,
L2との間に介挿されており、NCU81と、変復調回
路82と、通信データを処理するデータ処理CPU83
と、一定周波数のクロックCKを発生するクロック発生
回路84と、このクロックCKを基にしてデータ処理C
PU83に動作クロックXINを供給するクロックコン
トロール回路85と、このクロックコントロール回路8
5およびデータ処理CPU83のリセット信号RSTを
発生するリセット回路86とを備えている。そして、ク
ロックコントロール回路85は、クロック発生回路84
より発生されるクロックCKを分周して分周クロックC
K1〜CK8を得る分周器85a,85bと、データ処
理CPU83から与えられたクロック切替信号(P1,
P2,P3)に応じて分周クロックCK1〜CK8のい
ずれかを選択し、動作クロックXINとしてデータ処理
CPU83に出力するデータセレクタ85cとから構成
されている。
【0004】すなわち、このモデム装置は、データ処理
CPU83より使用する通信速度を取得し、その通信速
度に応じてクロック切替信号P1〜P3を変更する。ク
ロックコントロール回路85は、このクロック切替信号
P1〜P3に応じて分周クロックCK1〜CK8のいず
れかを選択し、通信速度が高速のときはデータ処理CP
U83の動作クロックXINの周波数を高くし、通信速
度が低速のときにはデータ処理CPU83の動作クロッ
クXINの周波数を低くする。
【0005】このような動作クロックXINの切り替え
を行うことにより、データ処理能力が過剰となることが
無く、かつ無駄な電力消費を抑えることができるデータ
通信装置を提供している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のデータ通信装置では、データ処理CPU83の
クロック速度を、モデムの通信速度に応じて切り替える
構成となっているため、例えば、通信実行中にデータ量
が少なくなったような場合でも、モデムの通信速度に応
じたクロック速度を維持することになる。つまり、通信
実行中のデータ量に応じてリアルタイムに通信速度を変
更することができないといった問題があった。そのた
め、通信実行中のデータ量が少なくなっているにも関わ
らず、消費電力を低減することができないといった問題
があった。
【0007】ところで、近年、インターネットの普及に
伴い、高速データ通信の需要が高まっている。インター
ネットの利用方法として一般にWWW(World Wide We
b)のブラウザと電子メールとがあるが、画像表示を伴
うWWWブラウザは高速性が特に要求されるのに対し、
文字データが主体となる電子メールはWWWブラウザと
比較した場合、高速性は余り重要ではない。また、将
来、動画の通信が普及した場合、通信の高速性に対する
要求は、「動画データ>静止画データ>文字データ」の
順となり、データ通信を行うユーザは、必要とするデー
タに応じて通信速度を変更するようになると考えられ
る。
【0008】本発明は上記の問題点と今後生じるであろ
う上記の需要とに鑑みて創案されたもので、その目的
は、ハードウェアやソフトウェアの負担が少ない同期通
信方式における通信速度切替装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の通信速度切替装置は、比較的高速で通信す
る高速データ通信および比較的低速で通信する低速デー
タ通信の少なくとも2種の通信速度を有し、クロックパ
ルスに同期してデータの送受信を行う同期通信方式に用
いられる通信速度切替装置であって、第1のクロックと
速度切替信号とを入力とし、この速度切替信号が入力さ
れることにより、前記第1のクロックとパルス数の異な
る第2のクロックを出力するクロック切替部を備え、こ
の第2のクロックに送受信データを乗せることにより、
通信すべきデータの間引きを行ってデータ通信速度を変
更することを特徴とする。
【0010】クロックに同期してデータ通信を行う同期
通信方式において、通信速度を変更する方法としては、
(a)クロックを切り替える、(b)データを間引いて
クロックに乗せる、といった2つの方法が考えられる。
(a)の方法では、通信速度の切り替えを行う場合、ク
ロック供給元がクロックを切り替える必要があり、その
ためのハードウェアが必要となる。また、(b)の方法
では、ソフトウェアでデータを乗せるべきクロックを常
に監視する必要があり、ソフトウェアの負担が大きくな
る。また、通信はリアルタイムで行う必要があり、その
分CPUの負担も大きくなる。
【0011】そこで、上記のような特徴を有する本発明
によれば、通信速度を切り替えるための速度切替信号
と、クロックパルスの数を変化させるためのハードウェ
アであるクロック切替部とを備えており、この速度切替
信号によりクロック切替部を切り替えて、データを乗せ
るべきクロックを出力するように構成することで、上記
(b)の方法を、ソフトウェアの負担無しに、かつCP
Uの負担も軽減して実現している。
【0012】また、本発明の通信速度切替装置は、上記
構成において、前記クロック切替部を複数個備えるとと
もに、これらクロック切替部に入力される速度切替信号
の切替タイミングを調整することを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する本発明によれば、
各々の速度切替信号の切替タイミングを変更することに
より、クロックパルスの発生位置が異なる複数の信号を
生成することができる。また、クロック切替部を、Dタ
イプフリップフロップと、NANDゲートと、ANDゲ
ートと、インバータとで構成し、複数の信号のANDや
ORをとること、および速度切替信号の切替タイミング
を制御することで、3種類以上の速度切替が可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の通信速度切替装置の一実
施形態であるクロック切替回路を含む同期通信方式の通
信システムの概略構成図である。
【0016】この通信システムは、電子機器A、クロッ
ク切替回路1、電子機器Bからなる。すなわち、クロッ
ク切替回路1は、電子機器Aから供給されるクロック入
力および速度切替信号に基づいて、このクロック入力と
パルス数の異なるクロック出力を生成し、これを電子機
器Bのクロックとして出力するようになっている。電子
機器Aおよび電子機器Bは、このクロック切替回路1か
らのクロック出力に同期して互いにデータ交換を行う。
【0017】電子機器A、Bおよびクロック切替回路1
の接続は、電子機器Aと電子機器Bとを、クロック切替
回路1を内蔵したケーブルで接続する構成とするのが一
般的であるが、図2に示すように、電子機器Aの中にク
ロック切替回路1を内蔵するように構成してもよく、ま
た図3に示すように、電子機器Bの中にクロック切替回
路1を内蔵するように構成してもよい。図2は、クロッ
ク切替回路1を電子機器Aに内蔵することで、速度切替
信号を内部制御(電子機器A内部での制御)とした例を
示し、図3は、クロック切替回路1を電子機器Bに内蔵
することで、速度切替信号を外部制御(電子機器Aから
の制御)とした例を示している。
【0018】図4は、クロック切替回路1の一実施例を
示しており、通常の通信速度と、通常の1/2の通信速
度との切り替えを行うための回路構成例を示している。
【0019】このクロック切替回路1は、3個のNAN
Dゲート11,12,13と、1個のインバータ14
と、4個のDタイプフリップフロップ(以下、Dフリッ
プフロップという)15,16,17,18と、1個の
AND回路19とで構成されている。
【0020】すなわち、4個のDフリップフロップ1
5,16,17,18が並列に接続(すなわち、前段の
DフリップフロップのQ出力が後段のDフリップフロッ
プのD入力に接続)されており、最後のDフリップフロ
ップ18の出力が、ANDゲータ19の一方の入力に導
かれている。また、Dフリップフロップ18の出力は、
並列に接続された2個のNANDゲート11,12のそ
れぞれの一方の入力にも導かれている。
【0021】また、4個のDフリップフロップ15,1
6,17,18のクロック入力CKには、電子機器Aか
らのクロック入力が、インバータ14を介して導かれて
いるとともに、このクロック入力はANDゲート19の
他方の入力にも導かれている。また、4個のDフリップ
フロップ15,16,17,18のコントロール入力C
LRには、電子機器Aからの速度切替信号が導かれてい
る。
【0022】また、並列に接続された2個のNANDゲ
ート11,12の出力が、他の1個のNANDゲート1
3のそれぞれの入力に接続されており、NANDゲート
13の出力が、最初のDフリップフロップ15のD入力
に接続されている。また、このDフリップフロップ15
のQ出力は、NANDゲート11の他方の入力にも接続
されており、NANDゲート12の他方の入力はプルア
ップされている。すなわち、NANDゲート12の他方
の入力は、常に”H”状態となっている。
【0023】次に、上記構成のクロック切替回路1を用
いた通信速度の切り替え制御について、図5に示す各部
のタイミングチャート、および図6ないし図14に示す
各タイミングでの出力信号例を参照して説明する。な
お、以下の説明では、通信すべきデータは、クロックの
立ち上がりで準備し、クロックの立ち下がりで確定する
ものとする。
【0024】通信速度の切り替えは、各Dフリップフロ
ップ15,16,17,18のCLRに入力される”
L”または”H”の速度切替信号によって行われる。以
下では、速度切替信号が”L”の場合と”H”の場合と
に分けて説明する。また、”H”の場合には、さらに各
Dフリップフロップ15,16,17のQ出力およびD
フリップフロップ18の/Q出力の状態に応じた〜
の状態に場合分けして説明する。
【0025】(1)速度切替信号=”L”の場合 速度切替信号=”L”の場合は、Dフリップフロップ1
8のCLR入力が”L”のため、Dフリップフロップ1
8の/Q出力(d)は”H”となる。このDフリップフ
ロップ18の/Q出力(d)は、ANDゲート19の一
方の入力に接続されており、この入力が”H”となるた
め、ANDゲート19の他方の入力に入力されるクロッ
ク入力がそのままクロック出力となる。すなわち、クロ
ック入力=クロック出力となる。これは、図5に示すタ
イミングチャートでは期間T0に相当する。
【0026】(2)速度切替信号=”H”の場合 次ち、速度切替信号=”H”の場合について、上記した
ように状態〜状態に分けて説明する。
【0027】[状態]状態は、速度切替信号を”
L”から”H”に切り替えてからクロック入力が最初に
立ち下がるまでの期間であり、図5では期間T1に相当
する。
【0028】この期間T1は、CLR入力は”H”であ
るが、各Dフリップフロップ15,16,17のQ出力
(a,b,c)およびDフリップフロップ18の/Q出
力(d)は、以前の状態が保持されているため、速度切
替信号=”L”の状態と同じく、a=”L”、b=”
L”、c=”L”、d=”H”であり(図6参照)、ク
ロック入力=クロック出力となる。
【0029】[状態]状態は、図5では期間T2に
相当する。すなわち、この期間T2は、各Dフリップフ
ロップ15〜18のCK入力に立ち上がりパルスが供給
されているため、各Dフリップフロップ15〜18のD
入力の状態がQ出力へシフトされる。その結果、a=”
H”、b=”L”、c=”L”、d=”H”となり(図
7参照)、クロック入力=クロック出力となる。
【0030】[状態、状態]状態は、図5では期
間T3に相当し、状態は、図5では期間T4に相当す
る。すなわち、この期間T3,T4は、各Dフリップフ
ロップ15〜18のCK入力に立ち上がりパルスが供給
されているため、各Dフリップフロップ15〜18のD
入力の状態がQ出力へシフトされる。その結果、状態
(期間T3)では、a=”H”、b=”H”、c=”
L”、d=”H”となり(図8参照)、状態(期間T
4)では、a=”H”、b=”H”、c=”H”、d
=”H”となる(図9参照)。すなわち、いずれの状態
も、d=”H”であるため、クロック入力=クロック出
力の状態を保つことになる。
【0031】[状態]この状態は、図5では期間T
5に相当する。すなわち、この期間T5は、各Dフリッ
プフロップ15〜18のCK入力に立ち上がりパルスが
供給されているため、各Dフリップフロップ15〜18
のD入力の状態がQ出力へシフトされる。その結果、a
=”H”、b=”H”、c=”H”、d=”L”となる
(図10参照)。すなわち、ANDゲート19の一方の
入力が”L”となるため、クロック出力は、ANDゲー
ト19の他方の入力に与えられるクロック入力の状態に
関わらず”L”固定となる。また、ANDゲート19の
クロック出力が”H”から”L”に変化することによっ
て、NANDゲート13の出力が、”H”から”L”に
変化する。
【0032】[状態〜状態]この状態〜状態
は、図5ではそれぞれ期間T6〜T8に相当する。すな
わち、これらの期間T6〜T8は、これまでの状態と同
様、各Dフリップフロップ15〜18のCK入力に立ち
上がりパルスが供給されているため、各Dフリップフロ
ップ15〜18のD入力の状態がQ出力へシフトされる
が、図5に示すように、d=”L”の状態を保つため、
クロック出力は、クロック入力の状態に関わらず”L”
固定となる(図11〜図13参照)。
【0033】[状態]この状態は、図5では期間T
9に相当する。すなわち、この期間T9は、Dフリップ
フロップ18のD入力の状態(c=”L”)がQ出力に
シフトされることで、/Q出力はd=”H”となる(図
14参照)。その結果、再び、クロック出力=クロック
入力となる。また、状態は、状態と同じであり、速
度切替信号=”H”の間は、クロック入力の立ち下がり
エッジで状態〜状態を繰り返す。なお、速度切替信
号を”L”にすると、即座にd=”L”となり、クロッ
ク出力=クロック入力となる。
【0034】以上、説明した内容をまとめると、速度切
替信号=”H”の状態では、状態〜状態の間(期間
T1〜期間T4の間)はd=”H”であり、クロック出
力=クロック入力となる。また、状態〜状態の間
(期間T5〜期間T8の間)はd=”L”であり、クロ
ック出力=”L”となる。また、状態以降は再びd
=”H”となり、クロック出力=クロック入力となる。
一方、速度切替信号=”L”の状態では、常にクロック
出力=クロック入力となる。
【0035】ここで、図5に示す通り、状態〜状態
の間(期間T5〜期間T8の間)は、クロック出力は常
に”L”であり、立ち上がりエッジは無い。そのため、
状態の間(期間T4の間)に準備され、時刻t5にお
いて確定したデータ(b3)は、状態(期間T9)の
最初の立ち上がりエッジまで保持されることになる。見
方を変えると、データb0〜b2は、1クロックで1ビ
ットのデータ転送を行っていたのに対し、データb3は
5クロックで1ビットのデータ転送を行ったことにな
る。すなわち、本来4ビットでデータ転送可能なb0〜
b3のデータを、8クロックかけてデータ転送したこと
になり、これは1/2の通信速度でデータ転送したこと
になる。
【0036】従って、このようなデータ転送機能を有す
る本発明のクロック切替回路1を装備したデータ端末
(電子機器)は、速度切替信号を”L”から”H”、”
H”から”L”に切り替えて、クロックの立ち上がりに
同期したデータ転送を行うことで、容易に2種の通信速
度を得ることができる。
【0037】図15は、本発明の通信速度切替装置の他
の実施形態を示しており、通常の通信速度、1/2の通
信速度、および1/4の通信速度の3種の通信速度を実
現する実施形態のシステム構成図である。
【0038】この実施形態では、図4に示したクロック
切替回路1を並列に2個配置し、クロック入力を第1ク
ロック切替回路1aおよび第2クロック切替回路1bに
入力するとともに、第1速度切替信号を第1クロック切
替回路1aに入力し、第2速度切替信号を第2クロック
切替回路1bに入力している。また、第1クロック切替
回路1aから出力される第1クロック出力を、ANDゲ
ート21の一方の入力に導き、第2クロック切替回路1
bから出力される第2クロック出力をANDゲート21
の他方の入力に導くことによって、ANDゲート21か
ら第3クロック出力を導き出す構成となっている。
【0039】上記構成において、第1速度切替信号を図
16に示すタイミングで操作することにより、同図に示
すタイミングの第1クロック出力を得る。このタイミン
グでは、第2速度切替信号=”L”のため、第2クロッ
ク出力=クロック入力であり、従って、第3クロック出
力=クロック入力である。この状態は、図5に示したタ
イミングチャートの状態と同じであり、第3クロック出
力に同期したデータ送受を行うことにより、クロック入
力の1/2の通信速度でデータ通信を行うことができ
る。
【0040】また、第2速度切替信号を図16に示すタ
イミングで操作することにより、同図に示すタイミング
の第2クロック出力を得る。この第2クロック出力は、
第1クロック出力と比較して、2クロック分遅延した信
号となる。従って、第2クロック出力と第1クロック出
力の論理積をとることにより、第3クロック出力は、図
16に示すタイミングチャートに示す形となる。この第
3クロック出力は、クロック入力に対し、2クロック分
有効、6クロック分無効の信号である。従って、この第
3クロック出力に同期したデータ送受を行うことによ
り、クロック入力の1/4の通信速度でデータ通信を行
うことができる。
【0041】なお、上記の実施形態では、通常の通信速
度、1/2の通信速度、1/4の通信速度の3種の通信
速度の場合を例示したが、第1および第2速度切替信号
の切替タイミングや第1および第2クロック出力の合成
を他のゲートで実施することにより、第3クロック出力
の出力パターンを様々に変化させることができる。言い
換えると、簡易な回路と第1および第2速度切替信号と
の組み合わせで、様々な通信速度でデータ通信を行うこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、通信速度を切り替える
ための速度切替信号と、クロックパルスの数を変化させ
るためのハードウェアであるクロック切替部とを備えて
おり、この速度切替信号によりクロック切替部を切り替
えて、データを乗せるべきクロックを出力するように構
成している。すなわち、簡単なハードウェアと速度切替
信号とで、データを間引いてクロックに乗せるといった
方法による通信速度の切り替えを実現することができる
ので、ソフトウェアの負担を無くすとともに、CPUの
負担も軽減することができる。
【0043】また、本発明によれば、クロック切替部を
複数個備えるとともに、これらクロック切替部に入力さ
れる速度切替信号の切替タイミングを調整することによ
り、クロックパルスの発生位置が異なる複数の信号を生
成することができる。また、本発明によれば、クロック
切替部を、Dタイプフリップフロップや、NANDゲー
ト、ANDゲート、インバータといった単機能の論理ゲ
ートの組み合わせで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信速度切替装置の一実施形態である
クロック切替回路を含む同期通信方式の通信システムの
概略構成図である。
【図2】本発明の通信速度切替装置であるクロック切替
回路を含む同期通信方式の他の構成例を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の通信速度切替装置であるクロック切替
回路を含む同期通信方式の他の構成例を示す概略図であ
る。
【図4】クロック切替回路の一実施例を示しており、通
常の通信速度と、通常の1/2の通信速度との切り替え
を行うための回路構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すクロック切替回路を用いた通信速度
の切り替え動作制御を示すタイミングチャートである。
【図6】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出力
信号例を示す説明図である。
【図7】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出力
信号例を示す説明図である。
【図8】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出力
信号例を示す説明図である。
【図9】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出力
信号例を示す説明図である。
【図10】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出
力信号例を示す説明図である。
【図11】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出
力信号例を示す説明図である。
【図12】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出
力信号例を示す説明図である。
【図13】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出
力信号例を示す説明図である。
【図14】切り替え動作制御の任意のタイミングでの出
力信号例を示す説明図である。
【図15】本発明の通信速度切替装置の他の実施形態を
示しており、通常の通信速度、1/2の通信速度、およ
び1/4の通信速度の3種の通信速度を実現する実施形
態のシステム構成図である。
【図16】図15に示すクロック切替回路を用いた通信
速度の切り替え動作制御を示すタイミングチャートであ
る。
【図17】従来の通信速度切替装置のシステム構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 クロック切替回路 1a 第1クロック切替回路 1b 第2クロック切替回路 11,12,13 NANDゲート 14 インバータ 15,16,17,18 Dタイプフリップフロップ 19,21 AND回路 A,B 電子機器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的高速で通信する高速データ通信お
    よび比較的低速で通信する低速データ通信の少なくとも
    2種の通信速度を有し、クロックパルスに同期してデー
    タの送受信を行う同期通信方式に用いられる通信速度切
    替装置であって、 第1のクロックと速度切替信号とを入力とし、この速度
    切替信号が入力されることにより、前記第1のクロック
    とパルス数の異なる第2のクロックを出力するクロック
    切替部を備え、この第2のクロックに送受信データを乗
    せることにより、通信すべきデータの間引きを行ってデ
    ータ通信速度を変更することを特徴とする通信速度切替
    装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック切替部を複数個備えるとと
    もに、これらクロック切替部に入力される速度切替信号
    の切替タイミングを調整することにより、複数の速度切
    替が可能な請求項1に記載の通信速度切替装置。
  3. 【請求項3】 前記クロック切替部が、Dタイプフリッ
    プフロップと、NANDゲートと、ANDゲートと、イ
    ンバータとで構成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の通信速度切替装置。
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