JP2001308756A - 電灯線通信システム - Google Patents

電灯線通信システム

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JP2001308756A
JP2001308756A JP2000116894A JP2000116894A JP2001308756A JP 2001308756 A JP2001308756 A JP 2001308756A JP 2000116894 A JP2000116894 A JP 2000116894A JP 2000116894 A JP2000116894 A JP 2000116894A JP 2001308756 A JP2001308756 A JP 2001308756A
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JP2000116894A
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Hiroshi Hanya
弘嗣 判谷
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector

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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでかつ高い信頼性で通信を行える電
灯線通信システムを提供する。 【解決手段】 分電盤1において、幹線電灯線2から複
数の分岐電灯線4が分岐している。上記複数の分岐電灯
線4(A1,A2)には通信装置11,12が接続され
ている。分電盤1内には中継器13が収容されている。
この中継器13は、上記電灯線2に接続され、上記通信
装置11,12間の通信の中継を行う。上記幹線電灯線
2からの分岐電灯線4の分岐部Xと、上記中継器13と
の間には、負荷が介在されておらず、中継器13は良好
な中継を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電灯線を利用した
通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般家屋では、商用電源に接続された幹
線電灯線が分電盤まで延びており、この分電盤では、幹
線電灯線から分岐電灯線が分岐されている。上記分岐電
灯線には種々の負荷が接続されるようになっている。
【0003】上記電灯線を用いた通信システムは公知で
ある。例えば特開昭63−31230号公報に開示され
たシステムでは、制御信号を出力する親機(通信装置)
と、各負荷に接続された子機(通信装置)とを備えてい
る。親機と子機が電灯線に接続された状態で、親機から
制御信号を出力すると、この制御信号が電灯線を経て子
機に至り、この子機に接続された負荷を制御するように
なっている。そして、親機からの制御信号が減衰して制
御対象となる負荷の子機まで達しない状況を回避するた
め、その中間に位置する他の負荷の子機を中継器として
用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の通信システ
ムでは、多くの子機に中継機能を持たせるため、コスト
高となる。また、中継器となる子機が必ずしも通信の中
継に相応しい位置に存在するとは限らず、負荷(特に電
磁調理器,IH炊飯器,インバータ照明器,エアコン,
掃除機など、低インピーダンス機器や雑音の大きな機
器)が間に多く介在すると、通信の信頼性が損なわれる
ことがある。また、上記公報には開示されていないが、
送信側と受信側の通信装置が、分電盤で分岐された異な
る分岐電灯線に接続されている場合には、通信装置間に
多くの負荷が介在される可能性が高くなるので、通信の
信頼性が損なわれることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
幹線電灯線および幹線電灯線から複数に分岐される分岐
電灯線を含む電灯線と、上記複数の分岐電灯線に接続さ
れる複数の通信装置と、上記電灯線に接続され上記通信
装置間の通信の中継を行う中継器とを備えたシステムに
おいて、上記幹線電灯線からの分岐電灯線の分岐部と上
記中継器との間に負荷を介在させずに、上記中継器を上
記電灯線に接続したことを特徴とする。本発明の第2の
態様は、第1態様の電灯線通信システムにおいて、上記
中継器を、上記分岐部を収容する分電盤内または分電盤
の近傍に配置したことを特徴とする。
【0006】本発明の第3の態様は、第1,第2態様の
電灯線通信システムにおいて、上記幹線電灯線が、太陽
電池の直流出力を交流に変換するインバータ機能を有す
るパワーコンディショナと、商用電源とを繋ぎ、さら
に、売買電力量を検出する売買電力量検出手段,上記パ
ワーコンデショナーからの発電電力量を検出する発電電
力量検出手段,消費電力量を検出する消費電力量検出手
段のうちの少なくとも一つの電力量検出手段と、上記電
力量検出手段からの検出電力量の情報またはこの検出電
力量に基づいて演算した情報を上記電灯線に送信する送
信手段とを備え、上記送信手段が、上記中継器としても
機能することを特徴とする。
【0007】本発明の第4の態様は、第1〜第3の態様
の電灯線通信システムにおいて、上記幹線電灯線が単相
3線からなり、上記分岐電灯線が単相2線からなり、上
記中継器が、第1相の複数の分岐電灯線に接続された複
数の通信装置間の通信の中継を行う第1中継部と、第2
相の複数の分岐電灯線に接続された複数の通信装置間の
通信の中継を行う第2中継部とを備え、上記第1,第2
の中継部間の信号伝達により、異相の分岐電灯線に接続
された通信装置間の通信の中継を行うことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を、
図1〜図5を参照して説明する。電灯線通信システム
は、分電盤1を備えている。この分電盤1は、電灯分電
盤用協約形配線用遮断器の寸法(分電盤協約寸法)の器
体1a(ケース)を有し、この器体1a内には、商用電
源に接続された単相3線L1,L2,Nからなる幹線電
灯線2が引き込まれている。幹線電灯線2には、器体1
a内において例えば上限100Aの漏電ブレーカ3が設
けられている。
【0009】上記分電盤1の器体1a内において、幹線
電灯線2からは、多数(複数)の単相2線L1,Nまた
はL2,Nからなる分岐電灯線4…が分岐されている。
この分岐部を図においてXで示す。各分岐電灯線4に
は、器体1a内において例えば上限20Aのブレーカ5
が設けられている。各分岐電灯線4は、天井や床下等を
通り、ジョイントボックス6を介してさらに複数の再分
岐電灯線7に分岐されている。再分岐電灯線7は部屋ま
で延び、その先端にはコンセント8(端末接続器)が取
りつけられている。
【0010】上記再分岐電灯線7には、電磁調理器10
a,インバータ照明器具10b,テレビ10c,掃除機
10d,エアコン10e等の負荷が接続されるようにな
っている。なお、エアコン10eのように大きな電力を
消費する負荷は、再分岐電灯線7を介さずに直接分岐電
灯線4に接続されている。ここではエアコン以外の電気
機器(負荷)は接続されないのが普通である。インバー
タ照明器具10bは、他の負荷と異なりコンセント8を
介さずに再分岐電灯線7に接続されている。もちろん、
引掛ローゼットまたは引掛シーリングで再分岐電灯線7
に接続されるようにしてもよい。
【0011】本実施形態では、さらに、複数の通信装置
11,12と中継器13とを備えている。これら通信装
置11、12および中継器13は、電灯線通信機能を有
し、電力波形に高周波の信号を重畳して送信したり、こ
の高周波信号を分離して受信することができる。通信装
置11,12は、通常、異なる部屋に配置されており、
そのプラグ11a,12aをコンセント8に差し込むこ
とにより、互いに異なる分岐電灯線4に着脱可能に接続
されている。なお、以下の説明では、通信装置11,1
2が接続された分岐電灯線4に符号A1,A2を付して
説明する。なお、通信装置11が接続される分岐電灯線
A1が線L1,Nからなり、通信装置12が接続される
分岐電灯線A2が線L2、Nからなり、互いに異相をな
す。
【0012】中継器13は、分電盤1の器体1a内に収
容されており、図2に示すように、2つの中継部13
a,13bを有している。第1中継部13aは、幹線電
灯線2の2本の線L1,Nに接続され、第2中継部13
bは2本の線L2,Nに接続されている。第1,第2の
中継部13a,13b同士は信号伝達(電灯線通信では
なく通常の信号伝達)を行うようになっている。すなわ
ち、中継器13は、相間信号伝達手段を内蔵している。
【0013】なお、中継器13は、図3に示すように互
いに離れた2つの中継部13a,13bにより構成して
もよい。この場合、RS−232Cなどで通信を行う。
【0014】以下、上記構成をなす電灯線通信システム
の作用を、通信装置11から通信装置12へ情報を送る
場合を想定して説明する。通信装置11では、図4
(A)に示すルーチンを実行する。詳述すると、最初に
通信装置12へ図5のフレームを送信する(ステップ1
00)。このフレームは自己アドレスSAと、相手アド
レスDAと、データ部を含んでいる。ステップ100で
送信されるフレームの自己アドレスSAは通信装置11
を指し、相手アドレスDAは通信装置12を指す。通信
装置12では、上記フレームを正しく受信できれば、A
CK信号(受信確認信号)を、上記自己アドレスSAで
指定された通信装置11に送り返す。
【0015】次に上記通信装置11では、通信装置12
からACK信号を受信したかどうかを判断する(ステッ
プ101)。ここで肯定判断した場合には、通信が完了
したものと認識する(ステップ102)。通信が不安定
のため通信装置12からACK信号を受信せず、ステッ
プ101で否定判断した場合には、中継器13へフレー
ムを送信する(ステップ103)。このステップ103
で送信されるフレームの自己アドレスSAおよびデータ
部はステップ100の場合と同じであるが、相手アドレ
スDAは中継器13を指す。次に、中継器13からAC
K信号を受信したかどうかを判断する(ステップ10
4)。この中継器13からACK信号については、後述
する。ステップ104で肯定判断した場合には、通信が
完了したものと認識する(ステップ102)。ステップ
104で否定判断した時には通信失敗と認識する(ステ
ップ105)。
【0016】他方、中継器13では、通信装置11から
自分あてのフレームを受け取った時に、図4(B)のル
ーチンを実行する。詳述すると、最初にフレームを通信
装置12に送信する(ステップ200)。このフレーム
は、通信装置11からのフレームとデータ部が同じであ
るが、自己アドレスSAは中継器13を指し、相手アド
レスDAは通信装置12を指す。この時、中継信号であ
ること、本来の送信元は通信装置11であることをデー
タ部の中に挿入してもよいが、挿入しなくてもよい。通
信装置12では、上記フレームを正しく受信できれば、
ACK信号を、自己アドレスSAで指定された中継器1
3に送り返す。
【0017】中継器13では、次に、通信装置12から
ACK信号を受信したか否かを判断する(ステップ20
1)。ここで肯定判断した場合には、通信装置11へA
CK信号を送信し(ステップ202)、通信完了と認識
する(ステップ203)。ステップ201で否定判断し
た時には、通信失敗と認識する(ステップ204)。中
継器13は通信失敗の情報を通信装置11に送信しても
よいが、送信しなくてもよい。
【0018】なお、上記実施形態では、通信装置11は
最初に通信装置12への送信を行い、それが失敗した時
に中継器13に送信しているが、最初から中継器13に
中継動作を行わせてもよい。この場合、図4(A)のス
テップ100,101が省かれる。
【0019】上記異相の分岐電灯線A1,A2に接続さ
れた通信装置11,12間の通信を、上記中継器13が
中継する際の信号伝送について、より詳細に説明する。
通信装置11からの信号は、中継部13aで上記フレー
ムやACK信号の送受信を実行し、中継部13bは、中
継部13aとの間で信号の受け渡しを行う。なお、上記
とは逆に、通信装置12がフレーム送信側で通信装置1
1が受信側の場合には、中継部13bで上記フレームや
ACK信号の送受信を実行し、中継部13aは、中継部
13bとの間で信号の受け渡しを行う。
【0020】図示しないが、通信装置11から、この通
信装置11が接続された分岐電灯線A1と同相の分岐電
灯線4に接続された通信装置へと、通信を行う場合に
は、第1中継部13aが上記中継動作を担うことにな
る。また、通信装置12から、この通信装置12が接続
された分岐電灯線A2と同相の分岐電灯線4に接続され
た通信装置へと、通信を行う場合には、第2中継部13
bが上記中継動作を担うことになる。
【0021】同相間の通信において、分岐電灯線4にエ
アコンや電子レンジ等の低インピーダンス機器が接続さ
れている場合には、この相の分岐電灯線4に接続された
電気機器の影響を受けて信号波形が歪んだり減衰するこ
とがあるが、1つの相の分岐電灯線4に接続される機器
は数が限られているので、上記中継動作により信号の修
復が可能である。これに対して、異相間の通信において
は、2つの相の分岐電灯線4に接続される全ての機器
が、信号に悪影響を及ぼす恐れがある。しかし、本実施
形態では、2つの中継部13a,13bで中継を行い、
これら中継部13a,13bが電灯線通信によらずに信
号伝達をするので、電灯線通信を中継器13で分断する
ことができるので、信号の修復が可能である。
【0022】また、本実施形態では、中継器13と分岐
部Xとの間の通信に悪影響を与える負荷が介在しないた
め、中継器13と通信装置11との間は、分岐電灯線A
1に接続された負荷10a,10bだけが介在され、し
かもこの負荷10a,10bの消費電力はブレーカ5に
よって制限されており、通信への影響も制限されてい
る。同様のことが中継器13と通信装置12との間の通
信でも言える。その結果、通信装置11,12間で稼動
中の負荷が多くて(最大40A)通信が不安定になるこ
とがあっても、中継器13と通信装置11間の通信およ
び中継器13と通信装置12との間の通信を、常に良好
に行うことができ、ひいては通信装置11,12間の通
信を安定して高い信頼性のもとに行うことができる。こ
こで中継器13と分岐部Xとの間に負荷を介在させない
とは、通信に悪影響を与えない負荷の介在を許容するこ
とを意味する。
【0023】本実施形態では、上記中継器13は分電盤
1内に収容されており、分岐部Xに近く信号路が短くて
済むので、この点からも信号伝送を良好に行うことがで
きる。また、中継器13が分電盤1内に収容されている
ので、施工が簡単であり、コスト低減を図ることもでき
る。
【0024】なお、上記中継器13は、幹線電灯線2で
はなく分岐電灯線4に接続された状態で、分電盤1内に
収容されていてもよい。また、中継器13が分電盤1外
に配置され、中継器13から延びる信号線が分電盤1内
で幹線電灯線2や分岐電灯線4に接続されていてもよ
い。この場合、信号伝送路を短くするために、中継器1
3を分電盤1の近傍に配置するのが好ましい。
【0025】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。これら実施形態で上記第1実施形態に対応する部
位には図中同番号を付して説明を省略する。また、図示
を省略した部分は第1実施形態とほぼ同様である。図6
に示す第2実施形態では、中継器13はプラグ13aを
有し、このプラグ13aをコンセント8に差し込むこと
により、中継器13が分電盤1から引き出された分岐電
灯線4に接続される。この実施形態では、中継器13
は、分岐部Xの最も近い再分岐電灯線7に接続されてお
り、中継器13と分岐部Xとの間に負荷は介在しない。
【0026】分電盤1内において幹線電灯線2または分
岐電灯線4に相間信号伝達手段20を接続する。この相
間信号伝達手段20は、図7に示すように1個のコンデ
ンサ21(ハイパスフィルタ)からなり、線L1,L2
に両極が接続されている。なお、上記相間信号伝達手段
20として、図8に示すように2つの電灯線通信モジュ
ール25,26を用い、モジュール25を線L1,Nに
接続し、モジュール26を線L2,Nに接続し、モジュ
ール25,26間で情報のやり取りをするようにしても
よい。上記第2実施形態でも、中継器13と分岐部Xと
の間に通信に悪影響を与える負荷が介在しないので、良
好な中継機能を発揮することができる。
【0027】次に、本発明の第3実施形態について図9
を参照しながら説明する。この実施形態では、電灯線通
信システムが太陽光発電システムを含んでいる。詳述す
ると、太陽電池30(太陽電池パネル)と、この太陽電
池30の直流出力を交流に変換するインバータ機能を有
するパワーコンディショナ31とを備えている。幹線電
灯線2の一端は商用電源に連なっており、他端はブレー
カ9を介してパワーコンディショナ31に接続されてい
る。これにより、商用電源とパワーコンディショナ31
との系統連系がなされる。上記幹線電灯線2には、他の
幹線電灯線2’が接続されており(この接続部を図中Y
で示す)、この幹線電灯線2’から分岐電灯線4が分岐
されている(この分岐部を符号X’で示す)。
【0028】上記分電盤1の器体1a内には、2つの電
力センサ40,50とI/F(インターフェイス)ユニ
ット60(送信手段,中継器)が収容されている。上記
電力センサ40(売買電力量検出手段)は、幹線電灯線
2の線L1,L2に設けられたカレントトランス41,
42(電流センサ)からの電流情報を電圧信号として受
け、また幹線電灯線L1,N間(もしくはL2,N間)
の電圧を受けて、売買電力量を検出する。なお、これら
カレントトランス41,42の設置位置および電圧の検
出位置は、前述した接続部Yと商用電源側の漏電ブレー
カ3との間にある。
【0029】電力センサ50(発電電力量検出手段)
は、上記電力センサ40と同様に、幹線電灯線2の線L
1、L2に設けられたカレントトランス51、52から
の電流情報に対応する電圧信号と、幹線電灯線2の線L
1,N間の電圧を受けて、発電電力量を検出するもので
ある。カレントトランス51,52の設置位置および電
圧の検出位置は、前述した接続部Yと、パワーコンディ
ショナ31側のブレーカ9との間にある。なお、通常の
パワーコンディショナ31は自分自身で発電量を求める
ことがあるが、この場合、電力センサ50を省き、その
発電量を直接I/Fユニット60に送る構成であっても
よい。
【0030】上記I/Fユニット60は、電灯線通信を
行うためのインターフェイスであって、電力センサ40
からの売買電力量の瞬時値と、電力センサ50からの発
電電力量の瞬時値と、これら電力量から演算した消費電
力量を信号線61〜63を介して幹線電灯線2に送る。
さらに上記電力量の瞬時値から1日分、1週間分,1年
分の積算値を演算して送信してもよい。I/Fユニット
60は相間信号伝達手段を内蔵している。
【0031】第3実施形態の太陽光発電システムでは、
分岐電灯線4または再分岐電灯線7に電灯線通信モジュ
ール65を介してパソコン66(表示手段)が接続され
ており、上記I/Fユニット60から電灯線を介して送
られてきた電力量情報を表示できるようになっている。
この通信モジュール65は、任意の部屋のコンセント8
に接続できるようになっている。
【0032】上記I/Fユニット60は、第1実施形態
の中継器13の全ての機能を有しており、中継器として
も働く。そのため、別途中継器を必要とせず、コストを
低減できる。
【0033】第3実施形態において、電力センサ40
は、幹線電灯線2のカレントトランス41,42の代わ
りに、幹線電灯線2’に設けられたカレントトランス7
1,72からの電流情報を受け取ることにより、消費電
力量を検出するようにしてもよい。この場合、売買電力
量は、発電電力量と消費電力量とから求める。
【0034】上記I/Fユニット30は、分電盤3の外
において分電盤3の近傍に配置してもよい。また、上記
のように太陽光発電システムにおける電力量情報を送出
するI/Fユニットではなく、エネルギーマネージメン
トシステムのような夏場の電力使用ピーク時にエアコン
を制御するシステムに用いられる通信装置を、分電盤内
またはその近傍に配置して、上記中継器として用いても
よい。中継器は、同相の分岐電灯線に接続された通信装
置間の通信の中継だけを行うようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1態様
によれば、中継器と分岐部との間に負荷が介在しないの
で、複数の通信装置が異なる分岐電灯線に接続されてい
ても、中継器を介して安定した信頼性の高い通信を行う
ことができる。本発明の第2態様によれば、中継器を分
電盤内またはその近傍に配置したことにより、施工性を
向上でき、また中継をより一層良好に行うことができ
る。本発明の第3態様によれば、電力量情報を電灯線を
介して送信する送信手段が中継器を兼ねるので、コスト
の低減,施工性の向上を図ることができる。本発明の第
4態様によれば、異相間通信の場合でも通信を良好に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる電灯線通信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】同システムに用いられる中継器の内部構造を示
す図である。
【図3】同中継器の他の態様を示す図である。
【図4】(A)は同システムの通信装置で実行されるル
ーチンを示すフローチャートであり、(B)は同システ
ムの中継器で実行されるルーチンを示すフローチャート
である。
【図5】通信対象となるフレームの構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態に係わる電灯線通信シス
テムの要部を示すブロック図である。
【図7】図6のシステムで用いられる相間信号伝達手段
の一態様を示す図である。
【図8】図6のシステムで用いられる相間信号伝達手段
の他の態様を示す図である。
【図9】太陽光発電システムを組み込んだ本発明の第3
実施形態の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 分電盤 1a 分電盤の器体 2,2’ 幹線電灯線 4,7 分岐電灯線 8 コンセント(端末接続器) 10a〜10e 負荷 11,12 通信装置 13 中継器 30 太陽電池 31 パワーコンディショナ 40 電力センサ(売買電力量検出手段) 50 電力センサ(発電電力量検出手段) 60 I/Fユニット(送信手段,中継器) X,X’ 分岐部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線電灯線および幹線電灯線から複数に
    分岐される分岐電灯線を含む電灯線と、上記複数の分岐
    電灯線に接続される複数の通信装置と、上記電灯線に接
    続され上記通信装置間の通信の中継を行う中継器とを備
    えたシステムにおいて、上記幹線電灯線からの分岐電灯
    線の分岐部と上記中継器との間に負荷を介在させずに、
    上記中継器を上記電灯線に接続したことを特徴とする電
    灯線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記中継器を、上記分岐部を収容する分
    電盤内または分電盤の近傍に配置したことを特徴とする
    請求項1に記載の電灯線通信システム。
  3. 【請求項3】 上記幹線電灯線が、太陽電池の直流出力
    を交流に変換するインバータ機能を有するパワーコンデ
    ィショナと、商用電源とを繋ぎ、 さらに、売買電力量を検出する売買電力量検出手段,上
    記パワーコンデショナーからの発電電力量を検出する発
    電電力量検出手段,消費電力量を検出する消費電力量検
    出手段のうちの少なくとも一つの電力量検出手段と、 上記電力量検出手段からの検出電力量の情報またはこの
    検出電力量に基づいて演算した情報を上記電灯線に送信
    する送信手段とを備え、 上記送信手段が、上記中継器としても機能することを特
    徴とする請求項1または2に記載の電灯線通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記幹線電灯線が単相3線からなり、上
    記分岐電灯線が単相2線からなり、上記中継器が、第1
    相の複数の分岐電灯線に接続された複数の通信装置間の
    通信の中継を行う第1中継部と、第2相の複数の分岐電
    灯線に接続された複数の通信装置間の通信の中継を行う
    第2中継部とを備え、上記第1,第2の中継部間の信号
    伝達により、異相の分岐電灯線に接続された通信装置間
    の通信の中継を行うことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の電灯線通信システム。
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