JP2001307600A - 回転操作型電子部品 - Google Patents

回転操作型電子部品

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JP2001307600A
JP2001307600A JP2000127636A JP2000127636A JP2001307600A JP 2001307600 A JP2001307600 A JP 2001307600A JP 2000127636 A JP2000127636 A JP 2000127636A JP 2000127636 A JP2000127636 A JP 2000127636A JP 2001307600 A JP2001307600 A JP 2001307600A
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JP
Japan
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shaft
shaft member
rotary
electronic component
rotation
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JP2000127636A
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Kisaburo Takahashi
喜三郎 高橋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材の回転を回転軸に伝達させることが
でき、回転軸の軸線方向の寸法を小さくすることが可能
な回転操作型電子部品を提供する。 【解決手段】 回転型電子部品部材2と、この回転型電
子部品部材2の回転軸5の軸線方向に配置された軸部材
11と、この軸部材11に設けられて前記軸線方向に回
転型電子部品部材2と対向し、軸部材11を傾動させる
とともに、軸部材11を回転させる操作部材14と、軸
部材11の傾動に伴ってスイッチング動作を行うスイッ
チ部材15とを備え、軸部材11の一端部11aの端面
に凹部12を形成し、回転軸5には、前記軸線方向に回
転型電子部品部材2から操作部材14に向かって突出す
る連結軸10を設け、凹部12に連結軸10の先端部を
挿入し、軸部材11の回転により連結軸10を介して回
転軸5を回転させ、連結軸10の先端部を支点として軸
部材11を傾動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウス等のコンピ
ュータ周辺機器や携帯電話等に用いられる回転操作型電
子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来提案されているこの種の回転操作型
電子部品の構成及び動作を図15乃至図16に基づいて
説明する。
【0003】この回転操作型電子部品51は、図15に
示すように、回路基板52上に回転型電子部品部材とし
てのロータリーエンコーダ53が取り付けられ、ロータ
リーエンコーダ53の回転軸54に形成された孔55の
小径な中央部55aに、軸部材56がその一端部を嵌合
させて回転軸54の軸線方向(矢印A方向)に配置され
ており、軸部材56には円板状の操作部材57が固着さ
れ、操作部材57の一部を回路基板52に形成された逃
げ孔52a内に位置させている。
【0004】軸部材56の下方には回路基板52に取り
付けられたスイッチ部材58が配設され、スイッチ部材
58の一端部に軸部材56を案内するガイド孔59aが
形成された起立壁59が立設されており、軸部材56の
他端部に嵌め込まれたブッシュ60がスイッチ部材58
のアクチュエータ部58a上に載置されている。そし
て、アクチュエータ部58aがスイッチ部材58の他端
部に装着されたコイルばね61と協力してブッシュ60
を押し上げ、軸部材56を回路基板52と平行になるよ
うに保持している。
【0005】このように構成された回転操作型電子部品
51は、操作部材57を回転操作すると、軸部材56と
一体に回転軸54が回転し、この回転により生成された
操作部材57の回転量検出信号がロータリーエンコーダ
53から回路基板52に導出されるようになっている。
【0006】また、かかる状態から操作部材57を軸線
方向に直角な方向(矢印B方向)に押圧操作すると、図
16に示すように、軸部材56が回転軸54の孔55の
中央部55aに嵌合された一端部を支点としてガイド孔
59aに案内されつつ傾動し、ブッシュ60がコイルば
ね61の弾発力に抗してスイッチ部材58のアクチュエ
ータ部58aを押圧することによってスイッチ部材58
がオン状態となり、スイッチ部材58のオン信号が回路
基板52に入力される。
【0007】そして、操作部材57の押圧操作を止める
と、コイルばね61の弾発力により操作部材57および
軸部材56が押圧操作前の図15に示す状態に復帰し、
スイッチ部材58がオフ状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この回
転操作型電子部品51にあっては、回転軸54の孔55
に軸部材56を挿入し、軸部材56の一端部を孔55の
中央部55aに嵌合させることによって回転軸54と軸
部材56とを連結させて組み立てられるが、外観から軸
部材56の一端部が孔55の中央部55aに十分に嵌合
しているか否か視認できないので、図17に示すよう
に、軸部材56の一端部と孔55との嵌合が不十分な状
態となることがあり、その場合には、軸部材56だけが
操作部材57の回転操作によって回転し、操作部材57
の回転を回転軸54に伝達できないため、操作部材57
の回転をロータリーエンコーダ53が検出できないとい
う問題があった。
【0009】これを回避するために、軸部材56の長さ
を十分に長くとり、図18に示すように、軸部材56の
一端部をロータリーエンコーダ53から突出させるよう
にして、軸部材56の一端部と孔55とを十分に嵌合さ
せるようにすることが考えられるが、このような構造で
は、軸部材56の一端部がロータリーエンコーダ53か
ら突出する分だけ回転軸54の軸線方向に回転操作型電
子部品の寸法が大きくなり小型にすることができないと
いう欠点を有している。
【0010】本発明は、上述した従来技術の事情に鑑み
てなされたもので、その目的は、操作部材の回転を回転
軸に伝達させることができ、回転軸の軸線方向の寸法を
小さくすることが可能な回転操作型電子部品を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転操作型電子部品は、回転型電子部品部
材と、この回転型電子部品部材の回転軸の軸線方向に配
置された軸部材と、この軸部材に設けられて前記軸線方
向に前記回転型電子部品部材と対向し、前記軸部材を傾
動させるとともに、前記軸部材を回転させる操作部材
と、前記軸部材の傾動に伴ってスイッチング動作を行う
スイッチ部材とを備え、前記軸部材の一端部の端面に凹
部を形成し、前記回転軸には、前記軸線方向に前記回転
型電子部品部材から前記操作部材に向かって突出する連
結軸を設け、前記凹部に前記連結軸の先端部を挿入し、
前記軸部材の回転により前記連結軸を介して前記回転軸
を回転させ、前記連結軸の先端部を支点として前記軸部
材を傾動させるようにしたことを最も主要な特徴として
いる。
【0012】また、上記構成において、前記軸部材の前
記一端部の色彩を前記連結軸と異ならしめた。
【0013】また、上記構成において、前記軸部材の前
記一端部を弾性変形可能に形成し、前記軸部材の傾動に
より前記軸部材の前記一端部が撓むように構成した。
【0014】また、上記構成において、前記軸部材を両
端部が開放された内部中空の筒状体で構成し、この中空
部の一端部を前記凹部とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転操作型電子部
品の第1の実施形態として、回転型電子部品部材をロー
タリーエンコーダを例にして図1乃至図6に基づいて説
明する。
【0016】この回転操作型電子部品1は、回転型電子
部品部材としてのロータリーエンコーダ2と、このロー
タリーエンコーダ2の回転軸5の軸線方向(矢印A方
向)に配置された軸部材11と、この軸部材11に設け
られ軸線方向にロータリーエンコーダ2と対向し、軸部
材11を傾動させるとともに、軸部材11を回転させる
操作部材14と、軸部材11の傾動に伴ってスイッチン
グ動作を行うスイッチ部材15と、ロータリーエンコー
ダ2およびスイッチ部材15が取り付けられる回路基板
9とから主に構成されている。
【0017】ロータリーエンコーダ2は、図1に示すよ
うに、合成樹脂材で形成されたケース3と、このケース
3にかぶせるように取り付けられた金属製のカバー4
と、ケース3およびカバー4に穿設された孔3a,4a
に両端部を嵌合させて回転自在に保持された回転軸5
と、この回転軸5に取り付けられた弾性導電金属材より
なる可動接点部6と、ケース3の内壁面にインサート成
形により孔3aと同心円周上に配設された導電金属材よ
りなる複数の固定接点部7と、この固定接点部7からケ
ース3外に延出された端子8とを備えている。
【0018】そして、このロータリーエンコーダ2は、
カバー4に形成された脚部4bによって回路基板9の上
面に取り付けられて、回路基板9に端子8が半田付けさ
れており、回転軸5にはロータリーエンコーダ2から軸
線方向に突出する六角柱状の連結軸10が設けられてい
る。
【0019】軸部材11は、合成樹脂で形成されてなる
もので、両端部が開放された内部中空の筒状体となるよ
うに、その一端部11aの端面には六角形状の凹部12
が他端部11bに至るように形成されている。そして、
この凹部12内には、軸部材11の一端部11a側に図
2,図3に示すような円弧状の膨出部13が設けられ、
図1に示すように、膨出部13の頂部が凹部12内に挿
入された連結軸10の先端部と嵌合されている。
【0020】操作部材14は、合成樹脂で円板状に形成
され、図1に示すように、その一部を回路基板9に形成
された逃げ孔9a内に位置させた状態で軸部材11の中
央部に固設されている。
【0021】スイッチ部材15は、プッシュスイッチで
構成され、その一端部に上方が開放されたガイド孔16
aが形成された起立壁16が立設されているとともに、
スイッチ部材15のエクチュエータ部15aを介して起
立壁16と反対側にはコイルばね17が装着されてい
る。そして、このスイッチ部材15は、回路基板9に取
り付けられて軸部材11の下方に配置されており、軸部
材11の他端部11bに嵌め込まれたブッシュ18がス
イッチ部材15のアクチュエータ部15a上に載置さ
れ、アクチュエータ部15aがコイルばね17と協力し
てブッシュ18を押し上げることにより、図1に示すよ
うに、軸部材11を回路基板9に平行となるように保持
している。
【0022】この回転操作型電子部品1の組立は、回路
基板9にロータリーエンコーダ2とスイッチ部材15と
を取り付け、操作部材14が固設されブッシュ18が嵌
め込まれた軸部材11の凹部12内にロータリーエンコ
ーダ2から突出する連結軸10の先端部を挿入して膨出
部13と嵌合させ、この状態で軸部材11をスイッチ部
材15のガイド孔16aに開放された上端側から挿通し
て組み立てられる。
【0023】このように構成され組み立てられる回転操
作型電子部品1は、図1に示す状態で操作部材14を回
転操作すると、軸部材11が回転し、それによって連結
軸10を介して回転軸5が回転し、可動接点部6と固定
接点部7とが接離・離反してパルス信号が生成される。
そして、このパルス信号は操作部材14の回転量検出信
号として端子8を介してロータリーエンコーダ2から回
路基板9に導出されるようになっている。
【0024】また、かかる状態から操作部材14を軸線
方向に直角な方向(矢印B方向)に押圧操作すると、膨
出部13に嵌合する連結軸10の先端部を支点として軸
部材11がスイッチ部材15のガイド孔16aにガイド
されながら傾動し、図4に示すように、ブッシュ18が
スイッチ部材15のアクチュエータ部15aを押圧する
ことによってスイッチ部材15がオン状態となり、スイ
ッチ部材15のオン信号が回路基板9に入力される。
【0025】そして、操作部材14の押圧操作を止める
と、ブッシュ18を押し上げるコイルばね17の弾発力
およびアクチュエータ部15aの復帰力により操作部材
14および軸部材11が押圧操作前の図1に示す状態に
復帰し、スイッチ部材15がオフ状態となる。
【0026】しかして、この回転操作型電子部品1にあ
っては、その軸線方向の寸法を大きくすることなく、連
結軸10を軸線方向に長くとることができ、それによっ
て、凹部12内への連結軸10の挿入量を十分に確保す
ることがでるため、連結軸10と膨出部13とを十分に
嵌合させて回転軸5と軸部材11とを連結させ操作部材
14の回転を回転軸5に確実に伝達させることができ
る。
【0027】また、ロータリーエンコーダ2と操作部材
14との間において目視できる連結軸10の長さHから
連結軸10が膨出部13に十分に嵌合しているか否かの
判別を迅速に行うことができる。尚、軸部材11の一端
部11aの色彩を連結軸10に対して予め異ならしめて
おくと、連結軸10の長さHの測定がより容易となる。
【0028】また、軸部材11の一端部11aは、操作
部材14の押圧操作によって傾動する際に撓むように構
成してもよく、このようにすると、軸部材11を一層ス
ムーズに傾動させることができ滑らかな操作フィーリン
グが得られる。
【0029】また、この第1の実施形態では、回転軸5
と軸部材11とを連結させるために、軸部材11に連結
軸10が嵌合される円弧状の膨出部13を設けた構成で
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
膨出部13を設ける代わりに、図5に示すように、軸部
材11の一端部11aにおいて、凹部12内に軸部材1
1の他端部11b側に至るに従い広がるように傾斜する
テーパ部19を設け、このテーパ部19と連結軸10の
先端部とを嵌合させるようにしたり、図6に示すよう
に、連結軸10の先端部に凹部12と嵌合する円錐形状
のフランジ部20を形成するようにしてもよい。さら
に、この第1の実施形態では、回転軸5と連結軸10と
を一体の部材で形成したが、これらを別々に形成して一
体化するようにしてもよい。
【0030】次に、本発明の回転操作型電子部品の第2
の実施形態として、回転型電子部品部材をロータリーエ
ンコーダを例にして図7乃至図14に基づいて説明す
る。この第2の実施形態の上述した第1の実施形態との
主たる相違点は、第1の実施形態が軸部材11で直接ス
イッチ部材15を駆動しているのに対し、この第2の実
施形態では操作部材32を保持する駆動部材34によっ
てスイッチ部材41を駆動している点である。
【0031】この回転操作型電子部品21は、上面を開
口した長方形状のケース22の側壁23に取り付けられ
た回転型電子部品部材としてのロータリーエンコーダ2
4と、ケース22内に収容されロータリーエンコーダ2
4の回転軸26の軸線方向(矢印A方向)に配置された
軸部材30と、この軸部材30に設けられて軸線方向に
ロータリーエンコーダ24と対向し、軸部材30を傾動
させるとともに、軸部材30を回転させる操作部材32
と、この操作部材32の下方に配置され、ケース22の
軸部材30に平行な図示せぬ対向側壁間に上下動可能お
よび回動可能に支持された駆動体34と、ケース22の
内底面に設けられた3つのスイッチ部材40,41,4
2とから主に構成されている。
【0032】ケース22は、合成樹脂で形成され、その
側壁23に取り付けられたロータリーエンコーダ24
は、図7に示すように、取付枠25の孔25aおよびケ
ース22の側壁23に形成された孔23aに保持された
回転軸26の回転によってパルス信号を生成するように
なっており、回転軸26にはロータリーエンコーダ24
から軸線方向に突出する六角柱状の連結軸27が設けら
れている。そして、この連結軸27の先端部は、図8,
図9に示すような六角形状に形成された円弧状の膨出部
28とされている。また、図7に示すように、ケース2
2には、側壁23に対向する側壁に上下に延びる長孔状
のガイド孔29が形成されている。
【0033】軸部材30は、合成樹脂で形成され、図
7,図10に示すように、その大径に形成された一端部
30aの端面には六角形状の凹部31が設けられてい
る。そして、この軸部材30は、その他端部30bをケ
ース22のガイド孔29に挿入し、凹部31内に連結軸
27の膨出部28が嵌め込まれた状態でロータリーエン
コーダ24の回転軸26の軸線方向に配置されている。
【0034】操作部材32は、合成樹脂で円筒状に形成
されてなるもので、図7に示すように、軸部材31に小
径な中央部33を強嵌合させることによって支持され
て、中央部33を支点として揺動可能となっている。
【0035】駆動部材34は、合成樹脂で上面を開口し
た四角箱状に形成され、図7に示すように、その低壁3
5には3つの突起36a,36b,36cが等間隔に形
成されているとともに、一対の腕部37a,37bを有
する金属製の板ばね37が取り付けられている。そし
て、この駆動部材34は、内部に操作部材32の一部を
収容し、対向側壁38(図では一方のみを示す)に各々
設けられた突部39を、ケース22の軸部材30と平行
な図示せぬ対向側壁に各々形成された上下に延びる長孔
に係合させることにより、板ばね37の一対の腕部37
a,37bをケース22の内底面に当接させて、上下動
可能および回動可能に支持された状態でケース22内に
収容されている。
【0036】3つのスイッチ部材40,41,42は、
可動接点部43及び固定接点部44を有する何れも同一
構造のプッシュスイッチで構成され、駆動部材34の3
つの突起36a,36b,36cと各々対向するように
ケース22の内底面に等間隔に設けられている。
【0037】この回転操作型電子部品22の組立は、ロ
ータリーエンコーダ24および3つのスイッチ部材4
0,41,42が設けられたケース22内に駆動部材3
4を収容した後、操作部材32を取り付けた軸部材30
の凹部31内に連結軸27の膨出部28を嵌め込みなが
ら、軸部材30を若干撓ませてその他端部30bをケー
ス22のガイド孔29に挿入して組み立てられる。
【0038】このように構成され組み立てられる回転操
作型電子部品21は、図7に示す状態で操作部材32を
回転操作すると、軸部材30が回転し、それによって連
結軸27を介して回転軸26が回転してパルス信号が生
成される。そして、このパルス信号は操作部材32の回
転量検出信号としてロータリーエンコーダ24の端子4
5から導出されるようになっている。
【0039】また、かかる状態から操作部材32の中間
部分32aを下方(軸線方向に直角な矢印B方向)に押
圧操作すると、連結軸27の膨出部28を支点として軸
部材30がケース22のガイド孔29に他端部30bを
ガイドされながら傾動し、降下する操作部材32に駆動
部材34が板ばね37の一対の腕部37a,37bを弾
性変形させつつ押し下げられて、図11に示すように、
突起36bがスイッチ部材41の可動接点部43を押圧
することによって可動接点部43が固定接点部44に接
触しスイッチ部材41がオン状態となる。
【0040】そして、操作部材32の押圧操作を止める
と、板ばね37の一対の腕部37a,37bの弾発力お
よびスイッチ部材41の可動接点部43の復帰力により
駆動部材34が押し上げられて、操作部材32よび軸部
材30が押圧操作前の図7に示す状態に復帰し、スイッ
チ部材41がオフ状態となる。
【0041】また、この回転操作型電子部品21は、図
7に示す状態で操作部材32の一端部分32bを押圧す
ると、操作部材32が中央部33を支点として揺動し、
駆動部材34が操作部材32に押圧されて板ばね37の
一方の腕部37aを弾性変形させつつ突部39を支点と
して回動して、突起36aがスイッチ部材40の可動接
点部43を押圧することによって可動接点部43が固定
接点部44に接触しスイッチ部材40がオン状態とな
る。
【0042】また、図7に示す状態で操作部材32の他
端部分32cを押圧すると、操作部材32が中央部33
を支点として揺動し、駆動部材34が操作部材32に押
圧されて板ばね37の他方の腕部37bを弾性変形させ
つつ突部39を支点として回動して、突起36cがスイ
ッチ部材42の可動接点部43を押圧することによって
可動接点部43が固定接点部44に接触しスイッチ部材
42がオン状態となるようになっている。
【0043】しかして、この回転操作型電子部品21に
あっては、第1の実施形態の回転操作型電子部品1と同
様に、その軸線方向の寸法を大きくすることなく、操作
部材32の回転を回転軸26に確実に伝達させることが
できるのに加え、3つのスイッチ部材40,41,42
を1つの操作部材32で操作することができる。
【0044】また、この回転操作型電子部品21にあっ
ても、回転操作型電子部品1と同様に、軸部材30の色
彩を連結軸27に対して異ならしめることにより、連結
軸27の膨出部28と軸部材30とが十分に嵌合してい
るか否かの判別を迅速に行うことができ、また、軸部材
30の一端部30aを操作部材30の中間部分32aの
押圧操作によって撓むように構成することによって、軸
部材30を一層スムーズに傾動させて滑らかな操作フィ
ーリングを得ることができるのは上述した第1の実施形
態と同様である。
【0045】尚、この第2の実施形態においては、円弧
状の膨出部28およびこの膨出部28が嵌め込まれる軸
部材30の凹部31を図8,図9,図10に示すような
六角形状としたもので説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、膨出部28および凹部31は図1
2,図13,図14に示すような小判形状や、あるいは
ギア形状等種々変更が可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0047】回転型電子部品部材と、この回転型電子部
品部材の回転軸の軸線方向に配置された軸部材と、この
軸部材に設けられて前記軸線方向に前記回転型電子部品
部材と対向し、前記軸部材を傾動させるとともに、前記
軸部材を回転させる操作部材と、前記軸部材の傾動に伴
ってスイッチング動作を行うスイッチ部材とを備え、前
記軸部材の一端部の端面に凹部を形成し、前記回転軸に
は、前記軸線方向に前記回転型電子部品部材から前記操
作部材に向かって突出する連結軸を設け、前記凹部に前
記連結軸の先端部を挿入し、前記軸部材の回転により前
記連結軸を介して前記回転軸を回転させ、前記連結軸の
先端部を支点として前記軸部材を傾動させるようにした
ので、前記軸線方向の回転操作型電子部品の寸法を大き
くすることなく、前記連結軸を前記軸線方向に長くとる
ことができ、前記凹部内への前記連結軸の挿入量を十分
に確保することがでるため、前記回転軸と前記軸部材と
を十分に連結させて前記操作部材の回転を前記回転軸に
確実に伝達させることができ、前記回転軸の前記軸線方
向の寸法を小さくすることが可能な回転操作型電子部品
を提供することができる。
【0048】また、前記軸部材の前記一端部の色彩を前
記連結軸と異ならしめたので、前記回転型電子部品と前
記操作部材との間において目視できる前記連結軸の長さ
の測定が容易となり、この測定した前記連結軸の長さか
ら前記連結軸が前記凹部内に十分に挿入されているか否
かの判別を迅速に行うことができる。
【0049】また、前記軸部材の前記一端部を弾性変形
可能に形成し、前記軸部材の傾動により前記軸部材の前
記一端部が撓むように構成したので、前記軸部材を一層
スムーズに傾動させることができ滑らかな操作フィーリ
ングを得ることができる。
【0050】また、前記軸部材を両端部が開放された内
部中空の筒状体で構成し、この中空部の一端部を前記凹
部としたので、前記軸部材の材料費を低減し、回転操作
型電子部品の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る回転操作型電子
部品の要部断面の側面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる軸部材の一端部の端面形状を示す正面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる軸部材の一端部の断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる操作部材を押圧操作したときの動作を説明
するための要部断面の側面図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる軸部材の一端部の他の形状を説明するため
の断面図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる連結軸の先端部の他の形状を示す説明図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る回転操作型電子
部品の要部断面の側面図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる連結軸の先端部の形状を示す側面図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る回転操作型電子
部品に備わる連結軸の先端部の端面形状を示す正面図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る回転操作型電
子部品に備わる軸部材の一端部の端面を示す正面図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る回転操作型電
子部品に備わる操作部材を押圧操作したときの動作を説
明するための要部断面の側面図。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る回転操作型電
子部品に備わる連結軸の先端部のの他の形状を示す側面
図。
【図13】図12に示す連結軸の先端部の端面を示す正
面図。
【図14】図12に示す連結軸の先端部が嵌め込まれる
軸部材の一端部の端面に形成された凹部を示す正面図。
【図15】従来の回転操作型電子部品の要部断面の側面
図。
【図16】従来の回転操作型電子部品に備わる操作部材
を押圧操作したときの動作を説明するための要部断面の
側面図。
【図17】従来の回転操作型電子部品の問題点を説明す
るための要部拡大断面図。
【図18】従来の回転操作型電子部品の他の問題点を説
明するための要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 回転操作型電子部品 2 ロータリーエンコーダ(回転型電子部品部材) 3 ケース 3a 孔 4 カバー 4a 孔 4b 脚部 5 回転軸 6 可動接点部 7 固定接点部 8 端子 9 回路基板 9a 逃げ孔 10 連結軸 11 軸部材 11a 一端部 11b 他端部 12 凹部 13 膨出部 14 操作部材 15 スイッチ部材 16 起立壁 16a ガイド孔 17 コイルばね 18 ブッシュ 19 テーパ部 20 フランジ部 21 回転操作型電子部品 22 ケース 23 側壁 23a 孔 24 ロータリーエンコーダ(回転型電子部品部材) 25 取付枠 25a 孔 26 回転軸 27 連結軸 28 膨出部 29 ガイド孔 30 軸部材 30a 一端部 30b 他端部 31 凹部 32 操作部材 32a 中間部分 32b 一端部分 32c 他端部分 33 中央部 34 駆動部材 35 底壁 36a 突起 36b 突起 36c 突起 37 板ばね 37a 腕部 37b 腕部 38 側壁 39 突部 40 スイッチ部材 41 スイッチ部材 42 スイッチ部材 43 可動接点部 44 駆動接点部 45 端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転型電子部品部材と、この回転型電子
    部品部材の回転軸の軸線方向に配置された軸部材と、こ
    の軸部材に設けられて前記軸線方向に前記回転型電子部
    品部材と対向し、前記軸部材を傾動させるとともに、前
    記軸部材を回転させる操作部材と、前記軸部材の傾動に
    伴ってスイッチング動作を行うスイッチ部材とを備え、
    前記軸部材の一端部の端面に凹部を形成し、前記回転軸
    には、前記軸線方向に前記回転型電子部品部材から前記
    操作部材に向かって突出する連結軸を設け、前記凹部に
    前記連結軸の先端部を挿入し、前記軸部材の回転により
    前記連結軸を介して前記回転軸を回転させ、前記連結軸
    の先端部を支点として前記軸部材を傾動させるようにし
    たことを特徴とする回転操作型電子部品。
  2. 【請求項2】 前記軸部材の前記一端部の色彩を前記連
    結軸と異ならしめたことを特徴とする請求項1に記載の
    回転操作型電子部品。
  3. 【請求項3】 前記軸部材の前記一端部を弾性変形可能
    に形成し、前記軸部材の傾動により前記軸部材の前記一
    端部が撓むように構成したことを特徴とする請求項2に
    記載の回転操作型電子部品。
  4. 【請求項4】 前記軸部材を両端部が開放された内部中
    空の筒状体で構成し、この中空部の一端部を前記凹部と
    したことを特徴とする請求項3に記載の回転操作型電子
    部品。
JP2000127636A 2000-04-24 2000-04-24 回転操作型電子部品 Withdrawn JP2001307600A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021177347A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 株式会社デンソー 車載用操作装置

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