JP2001307561A - シールドケーブル - Google Patents
シールドケーブルInfo
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- JP2001307561A JP2001307561A JP2000116885A JP2000116885A JP2001307561A JP 2001307561 A JP2001307561 A JP 2001307561A JP 2000116885 A JP2000116885 A JP 2000116885A JP 2000116885 A JP2000116885 A JP 2000116885A JP 2001307561 A JP2001307561 A JP 2001307561A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 シールドケーブルにおいて、外部からの干渉
を防ぐことが重要であるのか、ケーブル自身からの放射
ノイズを抑制すべきか、またはその両方であるのか、と
いう要求に応じて、的確なシールド特性をもったものを
提供する。 【解決手段】 導電性材料の芯線1の周囲を、軟磁性体
の粉末をゴムまたはプラスチックのマトリクス中に分散
させて得た磁性体複合絶縁物2,3で被覆してシールド
ケーブルを構成する。このとき、磁性体複合絶縁物とし
て誘電率の絶対値|ε|が200以上である電磁波反射型
絶縁物か、|ε|が200未満である電磁波吸収型絶縁物
を選ぶ。どちらも、比抵抗が1MΩ・cm以上なければ
ならない。好ましい態様においては、磁性体複合絶縁物
の被覆を二重にし、内側の被覆を電磁波吸収型絶縁物
で、外側の被覆を電磁波反射型絶縁物で行なうことによ
り、外部からの電磁波を反射して影響を避けるととも
に、ケーブル内部からの電磁波の放射を防止する。
を防ぐことが重要であるのか、ケーブル自身からの放射
ノイズを抑制すべきか、またはその両方であるのか、と
いう要求に応じて、的確なシールド特性をもったものを
提供する。 【解決手段】 導電性材料の芯線1の周囲を、軟磁性体
の粉末をゴムまたはプラスチックのマトリクス中に分散
させて得た磁性体複合絶縁物2,3で被覆してシールド
ケーブルを構成する。このとき、磁性体複合絶縁物とし
て誘電率の絶対値|ε|が200以上である電磁波反射型
絶縁物か、|ε|が200未満である電磁波吸収型絶縁物
を選ぶ。どちらも、比抵抗が1MΩ・cm以上なければ
ならない。好ましい態様においては、磁性体複合絶縁物
の被覆を二重にし、内側の被覆を電磁波吸収型絶縁物
で、外側の被覆を電磁波反射型絶縁物で行なうことによ
り、外部からの電磁波を反射して影響を避けるととも
に、ケーブル内部からの電磁波の放射を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波に対するシ
ールドを施したケーブルに関する。本発明のシールドケ
ーブルは、外部から来るノイズ電磁波を反射してその影
響を防ぐか、外部へのノイズ電磁波の放射が著しく軽減
されるか、またはその両方の働きがあるケーブルであ
る。
ールドを施したケーブルに関する。本発明のシールドケ
ーブルは、外部から来るノイズ電磁波を反射してその影
響を防ぐか、外部へのノイズ電磁波の放射が著しく軽減
されるか、またはその両方の働きがあるケーブルであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、各種通信機器、制御装置
などの信号ケーブルや電源ケーブルにおいて、機器やケ
ーブル自身から発生するノイズ電磁波が引き起こす機器
の誤動作を防ぐことが、広い分野で、重要な技術的課題
になっている。自動車を例にとってみても、すでに多数
の導電ケーブルが使用されており、将来の発展が期待さ
れる電気自動車においては、より多くのケーブルが使用
されるであろうから、ノイズ電磁波の問題は一層重要で
ある。
などの信号ケーブルや電源ケーブルにおいて、機器やケ
ーブル自身から発生するノイズ電磁波が引き起こす機器
の誤動作を防ぐことが、広い分野で、重要な技術的課題
になっている。自動車を例にとってみても、すでに多数
の導電ケーブルが使用されており、将来の発展が期待さ
れる電気自動車においては、より多くのケーブルが使用
されるであろうから、ノイズ電磁波の問題は一層重要で
ある。
【0003】ノイズ電磁波による干渉が引き起こす誤動
作を防ぐため、シールドケーブルが使用されている。シ
ールドケーブルとしては、絶縁被覆の外側を、銅線など
で編んだ導電性の網で包んだものが古くからある。この
種の金属線を使用したケーブルは、外部からのノイズに
対してはこれを反射して高いシールド効果を示すが、シ
ールドしたケーブル自身から放射されるノイズも内側に
反射してしまうため、ケーブル自身に再度ノイズが乗っ
て、その影響を受けるという問題がある。ケーブルの屈
曲部の外側では編み目が開いてしまい、そこから電磁波
が漏れることがある。
作を防ぐため、シールドケーブルが使用されている。シ
ールドケーブルとしては、絶縁被覆の外側を、銅線など
で編んだ導電性の網で包んだものが古くからある。この
種の金属線を使用したケーブルは、外部からのノイズに
対してはこれを反射して高いシールド効果を示すが、シ
ールドしたケーブル自身から放射されるノイズも内側に
反射してしまうため、ケーブル自身に再度ノイズが乗っ
て、その影響を受けるという問題がある。ケーブルの屈
曲部の外側では編み目が開いてしまい、そこから電磁波
が漏れることがある。
【0004】金属の網に代えて、電磁波吸収性の材料で
つくったリボンを巻いてシールドしたケーブルも提案さ
れている。この種のシールドケーブルは、製造および施
工に手数がかかり、重量や所要スペースなどに関しても
用途が制限される。屈曲部でシールド効果が低下して電
磁波が漏れる可能性は、金属網の場合と同様にある。
つくったリボンを巻いてシールドしたケーブルも提案さ
れている。この種のシールドケーブルは、製造および施
工に手数がかかり、重量や所要スペースなどに関しても
用途が制限される。屈曲部でシールド効果が低下して電
磁波が漏れる可能性は、金属網の場合と同様にある。
【0005】そこで、ケーブルを構成する被覆材料とし
て電磁波吸収能のある複合材料を使用することが提案さ
れた(特開平11−111077号)。その通信ケーブ
ルは、軟磁性体の粉末と有機結合材とからなる「複合磁
性体」を絶縁外被に使用したものであって、在来の導電
体シールドに見られるような反射はなく、不要な電波エ
ネルギーを分散・吸収することで電磁波を抑制できる、
という効果を奏するとのことである。変更態様において
は、さらに外側に銅編線による在来のシールドを施し
て、電磁波の透過レベルおよび結合レベルを制御する。
て電磁波吸収能のある複合材料を使用することが提案さ
れた(特開平11−111077号)。その通信ケーブ
ルは、軟磁性体の粉末と有機結合材とからなる「複合磁
性体」を絶縁外被に使用したものであって、在来の導電
体シールドに見られるような反射はなく、不要な電波エ
ネルギーを分散・吸収することで電磁波を抑制できる、
という効果を奏するとのことである。変更態様において
は、さらに外側に銅編線による在来のシールドを施し
て、電磁波の透過レベルおよび結合レベルを制御する。
【0006】電磁波シールドを行なうに当たっては、外
部からの干渉を防ぐことが重要であるのか、ケーブル自
身からの放射ノイズを抑制すべきであるか、またはその
両方を実現しなければならないのか、など状況によって
重点はさまざまである。一方で、電子機器の小型化・軽
量化の要請に応えるためには、ケーブルの重量や占める
空間を最小限にする必要がある。これはまた、コストの
低減にとっても重要なことである。
部からの干渉を防ぐことが重要であるのか、ケーブル自
身からの放射ノイズを抑制すべきであるか、またはその
両方を実現しなければならないのか、など状況によって
重点はさまざまである。一方で、電子機器の小型化・軽
量化の要請に応えるためには、ケーブルの重量や占める
空間を最小限にする必要がある。これはまた、コストの
低減にとっても重要なことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シー
ルドケーブルに関する上記の要請にこたえ、ケーブルに
対する要求に応じて、シールド特性をある程度選択的に
実現することができるシールドケーブルを提供すること
にある。
ルドケーブルに関する上記の要請にこたえ、ケーブルに
対する要求に応じて、シールド特性をある程度選択的に
実現することができるシールドケーブルを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のシールドケーブルは、まずその第一の態様とし
て、基本的な構造を図1に示すように、導電性材料の芯
線(1)の周囲を被、軟磁性体の粉末をゴムまたはプラ
スチックのマトリクス中に分散させて得た磁性体複合絶
縁物で被覆してなるケーブルにおいて、磁性体複合絶縁
物として、誘電率の絶対値|ε|が200以上であり、比
抵抗が1MΩ・cm以上である電磁波反射型絶縁物
(2)を使用したことを特徴とする。この態様のもの
は、外部からのノイズ電磁波を防ぐ効果が大きい。
発明のシールドケーブルは、まずその第一の態様とし
て、基本的な構造を図1に示すように、導電性材料の芯
線(1)の周囲を被、軟磁性体の粉末をゴムまたはプラ
スチックのマトリクス中に分散させて得た磁性体複合絶
縁物で被覆してなるケーブルにおいて、磁性体複合絶縁
物として、誘電率の絶対値|ε|が200以上であり、比
抵抗が1MΩ・cm以上である電磁波反射型絶縁物
(2)を使用したことを特徴とする。この態様のもの
は、外部からのノイズ電磁波を防ぐ効果が大きい。
【0009】本発明に従うシールドケーブルの第二の態
様は、基本的な構造を図2に示すように、導電性材料の
芯線(1)の周囲を、軟磁性体の粉末をゴムまたはプラ
スチックのマトリクス中に分散させて得た磁性体複合絶
縁物で被覆してなるケーブルにおいて、磁性体複合絶縁
物として、誘電率の絶対値|ε|が200未満であり、比
抵抗が1MΩ・cm以上である電磁波吸収型絶縁物
(3)を使用したことを特徴とする。この態様のもの
は、ケーブル自身から外部に放射されるノイズ電磁波の
レベルを低く抑えることができる。
様は、基本的な構造を図2に示すように、導電性材料の
芯線(1)の周囲を、軟磁性体の粉末をゴムまたはプラ
スチックのマトリクス中に分散させて得た磁性体複合絶
縁物で被覆してなるケーブルにおいて、磁性体複合絶縁
物として、誘電率の絶対値|ε|が200未満であり、比
抵抗が1MΩ・cm以上である電磁波吸収型絶縁物
(3)を使用したことを特徴とする。この態様のもの
は、ケーブル自身から外部に放射されるノイズ電磁波の
レベルを低く抑えることができる。
【0010】本発明のシールドケーブルの第三の態様
は、上記第一および第二の態様を合わせたものであっ
て、基本的な構造を図3に示すように、導電性材料の芯
線(1)の周囲を、軟磁性体の粉末をゴムまたはプラス
チックのマトリクス中に分散させて得た磁性体複合絶縁
物で被覆してなるケーブルにおいて、磁性体複合絶縁物
の被覆を二重にし、内側の被覆を誘電率の絶対値|ε|が
200未満である電磁波吸収型絶縁物で行ない、外側の
被覆を誘電率の絶対値|ε|が200以上である電磁波反
射型絶縁物で行なうか、または、内側の被覆を誘電率の
絶対値|ε|が200以上である電磁波反射型絶縁物で行
ない、外側の被覆を誘電率の絶対値|ε|が200未満で
ある電磁波吸収型絶縁物で行ない、どちらの場合も、内
側の絶縁物として比抵抗が1MΩ・cm以上であるもの
を使用したことを特徴とする。この態様の製品は、外部
からのノイズ電磁波を防ぐとともに、外部に放射するノ
イズ電磁波のレベルを低く抑えることができる。この態
様は2種の変更態様を含むが、どちらかといえば、前者
が有用である。
は、上記第一および第二の態様を合わせたものであっ
て、基本的な構造を図3に示すように、導電性材料の芯
線(1)の周囲を、軟磁性体の粉末をゴムまたはプラス
チックのマトリクス中に分散させて得た磁性体複合絶縁
物で被覆してなるケーブルにおいて、磁性体複合絶縁物
の被覆を二重にし、内側の被覆を誘電率の絶対値|ε|が
200未満である電磁波吸収型絶縁物で行ない、外側の
被覆を誘電率の絶対値|ε|が200以上である電磁波反
射型絶縁物で行なうか、または、内側の被覆を誘電率の
絶対値|ε|が200以上である電磁波反射型絶縁物で行
ない、外側の被覆を誘電率の絶対値|ε|が200未満で
ある電磁波吸収型絶縁物で行ない、どちらの場合も、内
側の絶縁物として比抵抗が1MΩ・cm以上であるもの
を使用したことを特徴とする。この態様の製品は、外部
からのノイズ電磁波を防ぐとともに、外部に放射するノ
イズ電磁波のレベルを低く抑えることができる。この態
様は2種の変更態様を含むが、どちらかといえば、前者
が有用である。
【0011】
【発明の実施形態】軟磁性体の粉末としては、フェライ
トの粉末がまず挙げられるが、Feの粉末でもよいし、
Fe−Si,Fe−Cr,Fe−Cr−Si,Fe−S
i−Al,Fe−Cr−AlあるいはFe−Ni系の軟
磁性合金の粉末が使用できる。粉末の形状は、球状粉よ
り扁平粉が好ましく、アスペクト比にして5以上あるこ
とが望ましい。
トの粉末がまず挙げられるが、Feの粉末でもよいし、
Fe−Si,Fe−Cr,Fe−Cr−Si,Fe−S
i−Al,Fe−Cr−AlあるいはFe−Ni系の軟
磁性合金の粉末が使用できる。粉末の形状は、球状粉よ
り扁平粉が好ましく、アスペクト比にして5以上あるこ
とが望ましい。
【0012】マトリクスとするゴムは、最も広く用いら
れている塩素化ポリエチレン(CPE)が、ここでも最
も有用であるが、ブチルゴム(IIR)、クロロプレン
ゴム(CR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ク
ロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、エチレン
プロピレンゴム(EPM,EPDM)、シリコーンゴ
ム、アクリルゴムなどが使用できる。マトリクスとする
プラスチックには、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ナイロンなどを使用する
ことができる。
れている塩素化ポリエチレン(CPE)が、ここでも最
も有用であるが、ブチルゴム(IIR)、クロロプレン
ゴム(CR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ク
ロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、エチレン
プロピレンゴム(EPM,EPDM)、シリコーンゴ
ム、アクリルゴムなどが使用できる。マトリクスとする
プラスチックには、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ナイロンなどを使用する
ことができる。
【0013】本発明のシールドケーブルには、さまざま
な変更態様が可能である。いうまでもないが、導電性材
料の芯線(1)が2本または3本以上ある、複芯シール
ドケーブルもある。図4はその一例であって、上記第一
の態様の変更態様である二芯ケーブルを示す。図5は別
の例であって、上記第二の態様の変更態様である四芯ケ
ーブルを示す。図4および図5において、符号(4)
は、磁性体複合絶縁物でない、通常の絶縁物を示す。こ
れらの図から明らかなように、本発明のシールドケーブ
ルは、磁性体複合絶縁物(2または3)の被覆の内側、
もしくは外側に、またはその両方に、常用の絶縁物を用
いた被覆を有することができる。
な変更態様が可能である。いうまでもないが、導電性材
料の芯線(1)が2本または3本以上ある、複芯シール
ドケーブルもある。図4はその一例であって、上記第一
の態様の変更態様である二芯ケーブルを示す。図5は別
の例であって、上記第二の態様の変更態様である四芯ケ
ーブルを示す。図4および図5において、符号(4)
は、磁性体複合絶縁物でない、通常の絶縁物を示す。こ
れらの図から明らかなように、本発明のシールドケーブ
ルは、磁性体複合絶縁物(2または3)の被覆の内側、
もしくは外側に、またはその両方に、常用の絶縁物を用
いた被覆を有することができる。
【0014】磁性体複合絶縁物は、二重に使用すること
もできる。図6はそのような例であって、芯線をまず電
磁波反射型絶縁物(2)で被覆し、その外側を電磁波吸
収型絶縁物(3)で被覆し、最も外側の外被を再び電磁
波反射型絶縁物(2)で被覆した三芯ケーブルを示す。
もできる。図6はそのような例であって、芯線をまず電
磁波反射型絶縁物(2)で被覆し、その外側を電磁波吸
収型絶縁物(3)で被覆し、最も外側の外被を再び電磁
波反射型絶縁物(2)で被覆した三芯ケーブルを示す。
【0015】本発明で使用する磁性体複合絶縁物は、そ
の誘電率の絶対値|ε|が高いと電磁波を反射する能力が
高くなり、|ε|が低いと電磁波を吸収する能力が高くな
る。どちらが優位に立つかという境界は、|ε|が200
の付近にある。そこで、第一の態様に従って、|ε|が2
00以上の電磁波反射型絶縁物(2)を使用すれば、外
部からのノイズを防ぐ効果が高く得られる。
の誘電率の絶対値|ε|が高いと電磁波を反射する能力が
高くなり、|ε|が低いと電磁波を吸収する能力が高くな
る。どちらが優位に立つかという境界は、|ε|が200
の付近にある。そこで、第一の態様に従って、|ε|が2
00以上の電磁波反射型絶縁物(2)を使用すれば、外
部からのノイズを防ぐ効果が高く得られる。
【0016】もっとも、電磁波を反射するといっても、
在来の金属網のように完全な反射をするわけではなく、
吸収の効果も、併せもつ。それゆえ、ケーブル自身から
放射されるノイズが完全には反射されず、ある程度は吸
収されるため、前記したケーブルが自身のノイズの影響
を受けるという問題は軽減する。一方、第二の態様に従
って、|ε|が200未満の電磁波吸収型絶縁物(3)を
使用すれば、ケーブルから放射されるノイズが吸収され
て、外部に漏れる割合は小さくなる。
在来の金属網のように完全な反射をするわけではなく、
吸収の効果も、併せもつ。それゆえ、ケーブル自身から
放射されるノイズが完全には反射されず、ある程度は吸
収されるため、前記したケーブルが自身のノイズの影響
を受けるという問題は軽減する。一方、第二の態様に従
って、|ε|が200未満の電磁波吸収型絶縁物(3)を
使用すれば、ケーブルから放射されるノイズが吸収され
て、外部に漏れる割合は小さくなる。
【0017】吸収と反射とを合わせ行なう第三の態様の
好ましい変更態様においては、ケーブルに二重に設けた
被覆の外側は電磁波反射型絶縁物(2)であるから、ま
ず上記のように、外部からのノイズが防げる。内側は電
磁波吸収型絶縁物(3)であるから、ケーブルから放射
されるノイズがそこで吸収され、外部に出るものは外側
の電磁波反射型絶縁物(2)で反射され、かつ透過する
ものもその間に若干吸収されるから、ごく低いレベルに
なる。ケーブルから放射され、内側の電磁波吸収型絶縁
物(3)で吸収された後に外側の電磁波反射型絶縁物
(2)で反射されたノイズは、再び内側の絶縁物を通っ
てケーブルに到達するが、往復の間にかなり吸収される
から、ケーブルに戻るノイズは、ほとんど問題にならな
い。このようにして、第三の、かつ好ましい態様におい
ては、外部からの干渉も、外部への放射もほぼ完全に防
止できる。
好ましい変更態様においては、ケーブルに二重に設けた
被覆の外側は電磁波反射型絶縁物(2)であるから、ま
ず上記のように、外部からのノイズが防げる。内側は電
磁波吸収型絶縁物(3)であるから、ケーブルから放射
されるノイズがそこで吸収され、外部に出るものは外側
の電磁波反射型絶縁物(2)で反射され、かつ透過する
ものもその間に若干吸収されるから、ごく低いレベルに
なる。ケーブルから放射され、内側の電磁波吸収型絶縁
物(3)で吸収された後に外側の電磁波反射型絶縁物
(2)で反射されたノイズは、再び内側の絶縁物を通っ
てケーブルに到達するが、往復の間にかなり吸収される
から、ケーブルに戻るノイズは、ほとんど問題にならな
い。このようにして、第三の、かつ好ましい態様におい
ては、外部からの干渉も、外部への放射もほぼ完全に防
止できる。
【0018】磁性体複合絶縁物のシールド特性が反射型
になるか吸収型になるかは、上記のように、絶縁物のも
つ誘電率の絶対値|ε|に依存する。この誘電率を決定す
る因子は、マトリクス材料の種類、粉末である磁性体の
種類、粉末の粒子形状および粒径、粉末の製造履歴によ
る表面ないし全体の酸化の度合い、ならびに充填率など
である。電磁波の吸収性能の面からは、磁性体粉末の粒
子形状つまりアスペクト比が重要であり、アスペクト比
が5以上の場合に、吸収効果が大きくなる。
になるか吸収型になるかは、上記のように、絶縁物のも
つ誘電率の絶対値|ε|に依存する。この誘電率を決定す
る因子は、マトリクス材料の種類、粉末である磁性体の
種類、粉末の粒子形状および粒径、粉末の製造履歴によ
る表面ないし全体の酸化の度合い、ならびに充填率など
である。電磁波の吸収性能の面からは、磁性体粉末の粒
子形状つまりアスペクト比が重要であり、アスペクト比
が5以上の場合に、吸収効果が大きくなる。
【0019】
【実施例】(1)電磁波反射型絶縁物の製造 ICのリードフレーム用のFe−42Ni合金薄板から
リードフレームを打ち抜いた残りのスクラップを、振動
ボールミルで摩砕処理して扁平化することによって、ア
スペクト比8の扁平軟磁性合金粉末を得た(粉末A)。
マトリクス材料として塩素化ポリエチレンを使用し、こ
れに粉末Aを、粉末が55容積%を占めるように混練
し、押出成形して、厚さ1mm、直径20mmの筒状体を成
形した。この筒状体を切り開いて、平板の「試料1」を
得た。 (2)電磁波吸収型絶縁物の製造 Fe−13Cr合金の溶湯を、水噴霧することにより粉
末化した。この粉末をアトライターで6時間にわたり摩
砕処理して扁平化し、ついで水素雰囲気下に700℃×
1時間の熱処理を行なって、アスペクト比13の扁平な
軟磁性合金粉末を得た(粉末B)。この場合もマトリク
ス材料として塩素化ポリエチレンを使用し、これに粉末
Bを、粉末が55容積%を占めるように混練し、押出成
形して、上記と同じ厚さ1mm、直径20mmの筒状体を成
形した。この筒状体を切り開いて平板にしたものを、
「試料2」とする。 (3)電磁波反射・吸収型絶縁物の製造 上記の試料1および試料2を重ねて貼り合わせることに
より、「試料3」を製造した。
リードフレームを打ち抜いた残りのスクラップを、振動
ボールミルで摩砕処理して扁平化することによって、ア
スペクト比8の扁平軟磁性合金粉末を得た(粉末A)。
マトリクス材料として塩素化ポリエチレンを使用し、こ
れに粉末Aを、粉末が55容積%を占めるように混練
し、押出成形して、厚さ1mm、直径20mmの筒状体を成
形した。この筒状体を切り開いて、平板の「試料1」を
得た。 (2)電磁波吸収型絶縁物の製造 Fe−13Cr合金の溶湯を、水噴霧することにより粉
末化した。この粉末をアトライターで6時間にわたり摩
砕処理して扁平化し、ついで水素雰囲気下に700℃×
1時間の熱処理を行なって、アスペクト比13の扁平な
軟磁性合金粉末を得た(粉末B)。この場合もマトリク
ス材料として塩素化ポリエチレンを使用し、これに粉末
Bを、粉末が55容積%を占めるように混練し、押出成
形して、上記と同じ厚さ1mm、直径20mmの筒状体を成
形した。この筒状体を切り開いて平板にしたものを、
「試料2」とする。 (3)電磁波反射・吸収型絶縁物の製造 上記の試料1および試料2を重ねて貼り合わせることに
より、「試料3」を製造した。
【0020】別に、前記と同じ方法で、電磁波反射型絶
縁物が外側で電磁波吸収型絶縁物が内側になる配置で、
厚さがそれぞれ0.5mmである直径20mmの筒状体を成
形した。この筒状体を切り開いて平板にし、「試料4」
を得た。
縁物が外側で電磁波吸収型絶縁物が内側になる配置で、
厚さがそれぞれ0.5mmである直径20mmの筒状体を成
形した。この筒状体を切り開いて平板にし、「試料4」
を得た。
【0021】比較のため、塩素化ポリエチレンの厚さ1
mmのシートに、目開き1mmの銅網を貼り付けて、「比較
例」とした。 (4)誘電率の測定 上記の試料1および試料サンプル2について、100M
Hz〜3GHzの周波数領域における誘電率の絶対値|
ε|を測定して、図7の結果を得た。この領域における
比較的低周波の側で、試料の|ε|が大きく異なり、その
電磁波シールド性能に差異があることがわかる。 (5)シールド効果の測定 試料1,3および4,ならびに比較例から試験片を切り
出し、アドバンテスト法により、1GHz以下の領域に
おける電界および磁界のシールド効果を測定した。その
結果を、図8(電界)および図9(磁界)に示す。
mmのシートに、目開き1mmの銅網を貼り付けて、「比較
例」とした。 (4)誘電率の測定 上記の試料1および試料サンプル2について、100M
Hz〜3GHzの周波数領域における誘電率の絶対値|
ε|を測定して、図7の結果を得た。この領域における
比較的低周波の側で、試料の|ε|が大きく異なり、その
電磁波シールド性能に差異があることがわかる。 (5)シールド効果の測定 試料1,3および4,ならびに比較例から試験片を切り
出し、アドバンテスト法により、1GHz以下の領域に
おける電界および磁界のシールド効果を測定した。その
結果を、図8(電界)および図9(磁界)に示す。
【0022】同じく、試料1,3および4,ならびに比
較例から試験片を切り出し、0.1〜10GHzの領域
における反射減衰量を測定した。その結果を図10に示
す。
較例から試験片を切り出し、0.1〜10GHzの領域
における反射減衰量を測定した。その結果を図10に示
す。
【0023】
【発明の効果】本発明のシールドケーブルは、シールド
の重点が、外部からの電磁波を反射して干渉を防ぐこと
にあるのか、ケーブルから出る電磁波を吸収してその放
射を抑制することにあるのかに応じて、磁性体複合絶縁
物の反射・吸収特性を、その誘電率の絶対値を適切に選
ぶことによって任意に決定し、所望のシールド性能を発
揮させることができる。必要であれば、二重の被覆を施
し、芯線よりの内側に電磁波吸収型絶縁物を配置し、外
側に電磁波反射型絶縁物を配置することにより、反射お
よび吸収の両方を合わせたシールド性能を発揮させるこ
ともできる。
の重点が、外部からの電磁波を反射して干渉を防ぐこと
にあるのか、ケーブルから出る電磁波を吸収してその放
射を抑制することにあるのかに応じて、磁性体複合絶縁
物の反射・吸収特性を、その誘電率の絶対値を適切に選
ぶことによって任意に決定し、所望のシールド性能を発
揮させることができる。必要であれば、二重の被覆を施
し、芯線よりの内側に電磁波吸収型絶縁物を配置し、外
側に電磁波反射型絶縁物を配置することにより、反射お
よび吸収の両方を合わせたシールド性能を発揮させるこ
ともできる。
【図1】 本発明に従うシールドケーブルの第一の態様
について、その構造を示す断面図。
について、その構造を示す断面図。
【図2】 本発明に従うシールドケーブルの第二の態様
について、その構造を示す断面図。
について、その構造を示す断面図。
【図3】 本発明に従うシールドケーブルの第三の、か
つ好ましい態様について、その構造を示す断面図。
つ好ましい態様について、その構造を示す断面図。
【図4】 第一の態様の変更態様を示す断面図。
【図5】 第ニの態様の変更態様を示す断面図。
【図6】 第三の態様の変更態様を示す断面図。
【図7】 本発明で使用する2種の磁性体複合絶縁物が
もつ誘電率の絶対値を、周波数100MHz〜3GHz
の領域において示すグラフ。
もつ誘電率の絶対値を、周波数100MHz〜3GHz
の領域において示すグラフ。
【図8】 本発明のシールドケーブルが示す電界シール
ド効果を、周波数1GHzまでの領域において示すグラ
フ。
ド効果を、周波数1GHzまでの領域において示すグラ
フ。
【図9】 本発明のシールドケーブルが示す磁界シール
ド効果を、周波数1GHzまでの領域において示すグラ
フ。
ド効果を、周波数1GHzまでの領域において示すグラ
フ。
【図10】 本発明で使用する2種の磁性体複合絶縁物
のそれぞれと、両者を重ねたものが示す反射減衰量を、
100MHz〜10GHzの領域において示すグラフ。
のそれぞれと、両者を重ねたものが示す反射減衰量を、
100MHz〜10GHzの領域において示すグラフ。
【符号の説明】 1 導電性材料の芯線 2 電磁波反射型絶縁物 3 電磁波吸収型絶縁物 4 通常の絶縁物
Claims (7)
- 【請求項1】 導電性材料の芯線の周囲を、軟磁性体の
粉末をゴムまたはプラスチックのマトリクス中に分散さ
せて得た磁性体複合絶縁物で被覆してなるケーブルにお
いて、磁性体複合絶縁物として、誘電率の絶対値|ε|が
200以上であり、比抵抗が1MΩ・cm以上である電
磁波反射型絶縁物を使用したことを特徴とするシールド
ケーブル。 - 【請求項2】 導電性材料の芯線の周囲を、軟磁性体の
粉末をゴムまたはプラスチックのマトリクス中に分散さ
せて得た磁性体複合絶縁物で被覆してなるケーブルにお
いて、磁性体複合絶縁物として、誘電率の絶対値|ε|が
200未満であり、比抵抗が1MΩ・cm以上である電
磁波吸収型絶縁物を使用したことを特徴とするシールド
ケーブル。 - 【請求項3】 導電性材料の芯線の周囲を、軟磁性体の
粉末をゴムまたはプラスチックのマトリクス中に分散さ
せて得た磁性体複合絶縁物で被覆してなるケーブルにお
いて、磁性体複合絶縁物の被覆を二重にし、内側の被覆
を誘電率の絶対値|ε|が200未満である電磁波吸収型
絶縁物で行ない、外側の被覆を誘電率の絶対値|ε|が2
00以上である電磁波反射型絶縁物で行なうか、また
は、内側の被覆を誘電率の絶対値|ε|が200以上であ
る電磁波反射型絶縁物で行ない、外側の被覆を誘電率の
絶対値|ε|が200未満である電磁波吸収型絶縁物で行
ない、どちらの場合も、内側の絶縁物として比抵抗が1
MΩ・cm以上であるものを使用したことを特徴とする
シールドケーブル。 - 【請求項4】 内側の被覆を電磁波吸収型絶縁物で行な
い、外側の被覆を電磁波反射型絶縁物で行なった請求項
3のシールドケーブル。 - 【請求項5】 導電性材料の芯線を2本以上有する請求
項1ないし3のいずれかのシールドケーブル。 - 【請求項6】 磁性体複合絶縁物の被覆の内側および
(または)外側に、常用の絶縁物を用いた被覆を有する
請求項1ないし3のいずれかのシールドケーブル。 - 【請求項7】 磁性体複合絶縁物が、軟磁性体の粉末と
して、Fe−Cr−Al合金、Fe−Cr合金またはF
e−Ni合金の、アスペクト比5以上の扁平な粉末を使
用し、ゴムとして塩素化ポリエチレンゴムまたはアクリ
ルゴムを使用したものである請求項1ないし3のいずれ
かのシールドケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116885A JP2001307561A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | シールドケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116885A JP2001307561A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | シールドケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001307561A true JP2001307561A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18628289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000116885A Pending JP2001307561A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | シールドケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001307561A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1544983A1 (en) * | 2003-12-19 | 2005-06-22 | Fanuc Ltd | Electric motor |
JP2015232984A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 日立金属株式会社 | ノイズ抑制ケーブル |
US10212806B2 (en) | 2017-01-09 | 2019-02-19 | Laird Technologies, Inc. | Absorber assemblies having a dielectric spacer, and corresponding methods of assembly |
CN109686492A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-04-26 | 浙江泰索科技有限公司 | 一种复合金属外管的铠装同轴信号电缆 |
CN114864174A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-08-05 | 贸联电子(昆山)有限公司 | 一种信号线缆 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000116885A patent/JP2001307561A/ja active Pending
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CN100386951C (zh) * | 2003-12-19 | 2008-05-07 | 发那科株式会社 | 电动机 |
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