JP2001307560A - 防犯用配線部材およびこれを用いた電子装置 - Google Patents

防犯用配線部材およびこれを用いた電子装置

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JP2001307560A
JP2001307560A JP2000115503A JP2000115503A JP2001307560A JP 2001307560 A JP2001307560 A JP 2001307560A JP 2000115503 A JP2000115503 A JP 2000115503A JP 2000115503 A JP2000115503 A JP 2000115503A JP 2001307560 A JP2001307560 A JP 2001307560A
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inner conductive
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insulating coating
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Junichi Horie
淳一 堀江
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AKESESU KK
Axess Corp
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AKESESU KK
Axess Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子装置に対してデータ盗出装置を不正に取
付けることによる、データ盗み出し行為を防止すること
ができ防犯用途に適した防犯用接続線材を新規に提案す
る。また、このような防犯用接続線材を有効に用いて防
犯性能を向上させた電子装置を提案する。 【解決手段】 防犯用配線部材を、内側の内方導電部と
この内方導電部を被覆する絶縁被覆部材を有していて、
前記内方導電部が、前記絶縁被覆部材が構造的な初期状
態を維持していることに依存して両端部分間の導電性を
維持しており、前記絶縁被覆部材が外部からの応力によ
る構造的な損傷を受けた場合には前記両端部分間の導電
性が消失或いは劣化するように構成する。また、電子装
置において、端部に非切断時に導電性が消失接点部を設
けた防犯用配線部材を端部を筐体内に位置するように取
付け用いた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として防犯用途
に用いられる配線部材および電子装置に関し、より詳し
くは電子装置を構成する主要部同士を接続していて盗用
されると個人等の損害に繋がる重要データを送信あるい
は受信するための接続線部に用いて好適で、有効にデー
タの盗み出し行為を防止するための防犯用配線部材およ
びこれを用いた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、金融機関やクレジットカード
販売を扱う加盟店では、CDやATM或いはカード認証
用端末機等の電子装置が使用されている。販売店では商
品の購入やサービス提供等に対する購買契約の決済に、
銀行等が発行しているデビットカードとしてのキャッシ
ュカード(典型的には磁気カード)を処理するための端
末機の導入も開始されている。
【0003】上述した如き電子装置では、個人のみが知
っていて他者には秘匿しておくべきカード番号や暗証番
号、預金残高等の重要な情報がデジタル信号として流れ
ることになる。これらの情報を他人が入手できた場合に
は、これを悪用して犯罪行為を働くことも可能である。
従って、他人に悪用されないようにこうした情報が電子
装置からは盗み出せないようにする対策が必要となる。
【0004】上述の秘匿すべき情報を稼働中の電子装置
から盗み取り、事後にも発覚しないようにするための方
法として、電子装置の上述情報が流れる信号線に不正に
特定回路・装置を並列接続するものが挙げられる。
【0005】夜間忍び込む等して該当信号線に不正に並
列接続された特定回路・装置を通過或いは分流入力され
るこれら情報を記憶させて後で当該特定回路・装置或い
は記憶部を持ち出すことで、或いは当該特定回路・装置
から不正に送信される情報を受信することによって、目
的とする情報を不正に入手することが可能となる。
【0006】この種不正に対抗すべく実際に多岐にわた
る面から各種対策が実施されている。例えば、該当する
信号線を含む回路部分を収納する筐体を開けることがで
きないようにしたり、開けた場合を検出して通報した
り、開けた場合には装置内部に記録・蓄積されている情
報が消去されるような構成としたりする対策が知られて
いる。
【0007】ATM装置等では現金を扱うこともあり装
置主要部を極度に頑丈な構造として所定手順や治具等を
使用しないと開けることができないような構造とする方
策が取られ、外部からの悪意の攻撃に対して防御されて
いる。図3は、ATM装置の概略構造と配置及び外部と
の接続を模式的に示した説明図である。同図では、本発
明に関連深い部分のみ示してあり、その他の既知部分に
ついては図示及び説明を省略する。
【0008】図示したATM装置において、符号41の指
示するものはカードCDの記憶情報を読み出すためのカー
ドリーダである。符号42は現金ディスペンサであり、装
置利用者の操作に応じて金銭授受のための所定動作を行
う。メモリ部43は制御プログラムやプログラム実行用の
データを格納したりワークエリアを提供する他、必要に
応じて取引内容等を記録・蓄積する。符号44は通信部で
あり、接続線102 を介して専用の回線網NEに接続され、
最終的に銀行或いは認証元等のサーバコンピュータ300
と接続されて送受信を行う。制御部45は上記各部や図示
しない関連各部の制御等を行う。
【0009】そして、上記各部を含めて電気的・機械的
な主要構成部は(カードリーダを除き)全て堅固な金庫
46の中に収納されている。但し、カードリーダ部41につ
いては金庫46の外部に配置されていて、接続線101 によ
り金庫内部の制御部45と電気接続されている。符号47は
金庫46を更に覆う外囲部(カバー)である。このような
構造対策により装置主要部に対する不正接続は防止でき
る。
【0010】例示したATM装置のように、一般にこの
種のカードを利用する電子装置では実際のカード利用者
がカードを提示(情報を読み取らす)ためのカードリー
ダ部は、利用者の操作対象であるから主要部と離して外
部に配置した設計とならざるを得ないのが一般的であ
る。従って、カードリーダ部と装置主要部の間は接続線
(図では101 )で接続されこの接続線には、前述したよ
うな重要情報が流れざるを得ず、不正取付けの対象部と
なってしまう。
【0011】また、この種装置は一般に外部と交信する
必要があることから必ず外部のネットワークに接続する
ための接続線部分を有することとなる。この接続線(通
信線;図では102 )もやはり重要情報を含む信号が流れ
ざるを得ず、データ盗用装置の不正取付け対象部となっ
てしまう。
【0012】このような事情はATM装置以外の装置で
も全く同じで、この種カードを扱う装置では、一般に電
気的・機械的な主要構成部は全て堅固な筐体の中に収納
されているがカードリーダ部は機構的に脆弱な部分に配
置されることが多く接続線に悪意の接続加工をし易い。
また、ATM装置等は外部と交信する必要があり、前記
筐体内部の通信回路部は接続線を介して外部のネットワ
ークと接続されていていて接続線部に悪意の接続加工が
容易である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な、一般にクレジットカードやデビットカード(認証用
カード)を扱う電子装置においては、犯罪防止の観点で
秘匿されなければならない暗証番号その他の重要な情報
が流れる接続線が、比較的容易にデータ盗用装置の不正
取付け得る部分として存在せざるを得ない実状、そし
て、このことは防犯上から放置しておくことはできず防
犯対策が希求されているとの実状に鑑みてなされたもの
である。本発明は上記のような不都合を解消して、デー
タ盗出装置の不正取付けによるデータ盗み出しを防止す
ることができる、防犯用途に適した防犯用接続線材を新
規に提案することを目的としている。また、防犯用接続
線材を有効に用いて防犯性能を向上させた電子装置を提
案することも目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明では、離間した接続点間を電気
接続するために用いられ防犯用途に適した所定長の防犯
用配線部材を、内側の内方導電部とこの内方導電部を被
覆する絶縁被覆部材を有し、前記内方導電部が、前記絶
縁被覆部材が構造的な初期状態を維持していることに依
存して両端部分間の導電性を維持しており、前記絶縁被
覆部材が外部からの応力による構造的な損傷を受けた場
合には前記両端部分間の導電性が消失或いは劣化するよ
うに構成する。
【0015】また、請求項2の発明では、所定長の防犯
用配線部材を、内側の内方導電部とこの内方導電部を被
覆する絶縁被覆部材を有し、前記絶縁被覆部材は、前記
内方導電部を内方に収容して該内方導電部の両端部分を
表出させた状態で気密性を維持可能に構成されており、
前記内方導電部は、前記絶縁被覆部材の内方に収容され
且つ該絶縁被覆部材の内部が低圧環境状態に保たれた状
態でのみ両端部分間の導電性を維持可能に構成されてお
り、前記内方導電部を収容した前記絶縁被覆部材内部を
低圧環境に保った構成とする。
【0016】請求項3の発明では、請求項2記載の防犯
用配線部材において、上記絶縁被覆部材が、弾性を有し
ていて内部が外気圧と略等しい状態にあっては一定断面
形状を保ち、且つ、可撓性をも有していて内部が低圧環
境状態にあっては外気圧により変形して内壁が接近可能
に形成されており、前記内方導電部材は端部近傍に配設
されており前記絶縁被覆部材の内壁が接近した場合にの
み導通状態となる接点部と、この接点部の両端それぞれ
から前記絶縁被覆部材の両端に個々に延び端部から延出
する導電部材とから構成されているようにする。
【0017】請求項4の発明では、請求項2記載の防犯
用配線部材において、前記絶縁被覆部材が、弾性を有し
ていて内部が外気圧と略等しい状態にあっては一定断面
形状を保ち、且つ、可撓性をも有していて内部が低圧環
境状態にあっては外気圧により変形して内壁が接近可能
に形成されており、前記内方導電部材は前記絶縁被覆部
材の内壁が接近した状態でのみ互いに接触して導電路を
形成する複数の導体片と、両端に位置する導体片と導電
接続せしめた一端が端部から突出する端部導電部材とか
ら構成されているようにする。
【0018】請求項5の発明では、所定長の防犯用配線
部材を、内側の内方導電部とこの内方導電部を被覆する
絶縁被覆部材を有し、前記絶縁被覆部材は、前記内方導
電部を内方に収容して該内方導電部の両端部分を表出さ
せた状態で気密性を維持可能に構成され、前記内方導電
部は、前記絶縁被覆部材の内方に収容され且つ該絶縁被
覆部材の内部が外気より加圧状態に保たれた状態でのみ
両端部分間の導電性を維持可能に構成され、前記内方導
電部を収容した前記絶縁被覆部材の内部を加圧状態に保
つようにする。
【0019】請求項6の発明では、同様な所定長の配線
部材を、内側の内方導電部とこの内方導電部を被覆する
絶縁被覆部材を有し、前記絶縁被覆部材は、略筒状の絶
縁材でなり、両端に位置しその一端が長手方向外方に夫
々突出している両導電性部材と協働して中空で液密性を
維持可能な内部空間を形成しており、前記内方導電部
は、前記両導電性部材及びこれら導電性部材の内方端部
に接触するようにして前記内部空間に充填された導電性
の液体により構成されているようにする。
【0020】請求項7の発明では、一群複数本の配線部
材群からなる防犯用配線部材を、請求項1〜6のいずれ
かに記載されている防犯用配線部材を少なくとも一本は
含んだ構成とする。
【0021】請求項8の発明では、少なくとも一本の防
犯用配線部材を含む一群複数本の配線部材群からなり構
成されている配線部材を用いて離間した外囲構造体内に
収容された電子回路の所定接続部分同士を電気接続した
電子装置を、前記防犯用配線部材には、内側の内方導電
部とこの内方導電部を被覆する絶縁被覆部材を有し、前
記絶縁被覆部材は、弾性を有していて内部が外気圧と略
等しい状態にあっては一定断面形状を保ち、且つ、可撓
性をも有していて内部が低圧環境状態にあっては外気圧
により変形して内壁が接近可能に形成されていて前記内
方導電部を内方に収容して該内方導電部の両端部分を表
出させた状態で内部を低圧環境状態に維持可能に構成さ
れており、前記内方導電部は、前記内方導電部材は一方
の端部近傍もしくは両方の端部近傍にに配設されていて
前記絶縁被覆部材の内壁が接近した場合にのみ導通状態
となる接点部と、この接点部の両端それぞれから前記絶
縁被覆部材の両端に個々に延び端部から延出する導電部
材とから構成されており、前記内方導電部を収容した前
記絶縁被覆部材内部が低圧環境に保たれているものを使
用し、且つ、前記接点部が前記外囲構造体内部に位置す
るように前記防犯用配線部材を配置した構成とする。
【0022】
【発明の実施の形態】〔実施例〕以下、実施例を挙げ図
を用いて本発明について詳細に説明する。図1(a) は本
願発明の配線部材100 の一実施例の構成を模式的に示し
た断面図である。また、図1(b) は異なる構造の配線部
材200 の一実施例の構成を模式的に示した断面図であ
る。
【0023】先ず、図1(a) に示した配線部材100 につ
いて説明する。なお、図1(a) では異なる2状態(状態
A,状態B)での配線部材100 を上下に同時に図示して
あり、状態Aは、正常使用状態に対応しており、状態B
は故意の切断等の外部からの応力により構造的な損傷を
受けた場合で両端が非導通となった状態に対応してい
る。
【0024】図の配線部材100 は、内側に位置した後述
する複数の部分からなる内方導電部10とこの内方導電部
を被覆する絶縁被覆部材20により構成されている。先
ず、内方導電部10について説明する。この内方導電部10
は、両端部それぞれの近傍に位置した2つの接点部1,1
と、これら接点部1 の外方端両端それぞれから前記絶縁
被覆部材の両端に個々に延び端部から延出する導電部材
5,5 と前記接点部1,1 のそれぞれの中央側の端部同士を
電気接続する導電線材6 とから構成されている。
【0025】前記接点部1,1 は、配線部材100 の端部近
傍に配設されており、絶縁基板2 とこの片面に貼着固定
された二枚の金属板等の導電性の薄板3,4 で構成され、
一方の薄板4 の一端は絶縁基板から離れる側に屈曲して
他方の薄板3 の上まで延びており両者で接触部を形成し
ているが、そのバネ性で自然状態では薄板3 からは離れ
ていて、図上方からの応力により薄板3 の表面に接触し
て導通可能に形成されている。薄板3,4 に適した素材に
は例えば燐青銅が知られている。
【0026】前記接点部1,1 は、自由状態(外部から力
が加わらない自然の状態)では、接触部が弾性により開
離していて両端が非導通状態となるように形成されてい
る。言い換えれば、接点部1,1 は外部より所定接触部位
に一定以上の応力が加わると、接触部が閉じて両端が導
通状態となる。なお、ここで意図している応力とは、後
述するように前記絶縁被覆部材20が変形して内壁が接近
した場合に生じる応力で、結局、絶縁被覆部材20がつぶ
れる変形に対応して接点部1,1 が閉じるようになってい
る。
【0027】前記導電線材6 は、一般的な細い電線で良
い。また、前記導電部材5 は、外周断面形状が絶縁被覆
部材20の内径に適合すれば一般的な導体で良く、例えば
一定以上の太さの既知の電線用芯材等で良い。それぞれ
に一端が前記接点部1 に接続され他端が配線部材の端部
から突出していて電子装置等の所定接続点に結線可能に
なっている。
【0028】接点部1,1 は、薄板4 の側の端部が前記導
電部材5 の溝或いは穴に固定されていて薄板4 と導電部
材5 は導通している。また、接点部1,1 の薄板3,3 同士
は適宜の導線6 で電気接続されている。従って、導電部
材5,5 は前記両接点部1,1 を介して導電路を形成し得る
ようになっている。
【0029】一方、前記絶縁被覆部材20は、上記内方導
電部10を内方に収容可能な筒形状をした絶縁材料でな
り、適度の弾性を有していて内部が外気圧と略等しい状
態にあっては一定断面形状を保つ。また、この絶縁被覆
部材20は、同時に適度の可撓性をも有している。そし
て、収容した内方導電部10の両端部分(導電部材5 の端
部)を表出させた状態で封止され内部の気密性を維持可
能な構造に構成されている。絶縁被覆部材20の素材には
塩化ビニールその他の合成樹脂を用いることができる。
【0030】上記のように、絶縁被覆部材20は、適度の
弾性と適度の可撓性とを併せもっている。すなわち、外
表面から大気圧に相当する圧力が加わった場合(密閉状
態にして内部を低圧環境状態により望ましくは真空状態
にした場合に相当)には外気圧により変形して(つぶれ
て)その内壁が接近可能な程度の弾性と可撓性とを呈す
るように形成されている。このような力学特性は、絶縁
被覆部材の素材に応じて壁部の厚みを適切に設計するこ
とで容易に実現できる。
【0031】配線部材100 は、前記絶縁被覆部材20の内
方に内方導電部10を収容して該内方導電部10の両端部分
5,5 を突出させた状態で内部空間を大気圧より充分に低
圧(好ましくは真空)にして封止することにより内部を
低圧に保った状態のまま使用に供される。この定常状態
においては、内部が低圧であるから外部の大気圧が絶縁
被覆部材の外壁に加わり外壁は変形して対向部分同士が
接近し前記接点部1,1を押圧して接触部を接触させる。
従って配線部材100 の両端間は導通状態となり通常の接
続線として機能する。そして、気密性は維持可能に構成
されているから使用期間中も継続して低圧状態は保たれ
接続線としての機能も維持される。絶縁被覆部材20の変
形形状を一定にするために軸方向に沿って脆弱部を設け
る等しても良い。
【0032】上述の如き実施例の配線部材100 は、前記
絶縁被覆部材20が内部が低圧或いは真空状態にある(且
つ全体は大気圧下にある)限り両端部分間の導電性を維
持し続けるのであるが、前記絶縁被覆部材20が、典型的
には切断される等により外部からの応力による構造的な
損傷を受けた場合には気密性が保たれず、初期の内部圧
力状態を維持できない。
【0033】従って、絶縁被覆部材20はその弾性により
所定断面形状へと復帰し接点部1,1には応力がかからな
くなり接点部は解放となり結局配線部材100 の両端部分
間の導電性は消失してしまい接続線としては機能しなく
なる。なお、絶縁被覆部材のどの部位が損傷を受けても
接続線としては機能しなくなるのでこの配線部材は全長
にわたって切断を監視できることになる。
【0034】しかも、一旦外被の破損等によって失われ
た気密性は、容易に回復させることは困難であり、特に
配線部材が用いられている装置が配備されている実際の
現場では内部を真空等の低圧状態にしてこれを保つこと
は極めて困難であり修復は不可能に近い。付言するな
ら、本配線部材は防犯用途を意図しているので、修復能
な事態としてしまうのが目的である。勿論、正当な使用
者による本格的な復旧は、新たな配線部材との交換とい
う形で行うことができる。
【0035】次に、図1(b) に示した他の実施例につい
て説明する。図1(b) の防犯用配線部材200 は、やはり
離間した接続点間を電気接続するために用いられる。こ
の防犯用配線部材は、内側の内方導電部10A とこの内方
導電部10A を被覆する絶縁被覆部材30とによって構成さ
れている。
【0036】前記絶縁被覆部材30は、略筒状の絶縁材で
なり配線作業を阻害しない充分な可撓性を有している。
この前記絶縁被覆部材30は、その両端に位置しその一端
が被覆部材の長手方向外方に夫々突出して配置された略
棒状の2つの導電性部材5A,5A と協働して筒状で液密性
を維持可能な内部空間7 を形成している。この内部空間
7 には、導電性の液体8 により満たされており前記導電
性部材5A,5A 夫々の内方端部面に接触している。このよ
うにして本実施例では内方導電部10A は、前記両導電性
部材5A,5A 及びこれら導電性部材の内方端部面に接触す
るようにして前記内部空間7 に充填された導電性の液体
8 により構成されて両端間の導電路を形成している。
【0037】上記導電性液体8 には、例えば水銀を用い
ることができる。水銀は導電性も良好である。導電性液
体8 には、この他にも一定程度の導電性を示して前記導
電路が電気接続用として充分機能するような液体状素材
であれば良い。
【0038】上述の如き実施例の配線部材200 は、前記
絶縁被覆部材30内の液密性が保たれ導電性液体8 が充た
された状態のままである限り両端部分間の導電性を維持
し続けるのであるが、前記絶縁被覆部材30が、切断等で
外部の応力による構造的な損傷を受けた場合には液密性
が保たれず導電性液体8 が流出してしまうから、結局配
線部材200 の両端部分間の導電性は消失してしまい接続
線としては機能しなくなる。なお、絶縁被覆部材のどの
部位が損傷を受けても接続線としては機能しなくなるの
でこの配線部材も全長にわたって切断を監視できる。
【0039】また、一旦外被の破損等によって失われた
内部の導電性液体を復元することは困難であり、液密性
もまた容易に回復させることは困難で、実際の現場での
修復は不可能に近い。本配線部材は防犯用途で修復能な
事態としてしまうのが目的である。勿論、後で正当な使
用者により新たな配線部材との交換という形で本格的な
復旧を行うことができる。
【0040】続いて、以上説明した実施例の配線部材の
使用状態とこの時の作用について、また、併せて本発明
の電子装置の一実施例について説明する。この配線部材
は、例えば前述した図3のATM装置における、接続線
101 による接続部、接続線102 による接続部等、切断を
伴う違法接続を防止したい箇所に防犯用接続線として使
用される。
【0041】図2は、実施例の配線部材を上記接続部に
用いているATM装置40' の配置と概略構成を模式的に
示した説明図である。図示ATM装置40' は、本発明の
電子装置の一実施例ともなっている。
【0042】図2の実施例装置では、2箇所の接続線に
既述した実施例の防犯用配線部材100 (勿論、防犯用配
線部材200 でも良い)を用いている点と、断線検知部48
を設けている点のみが先の図3に例示した装置と異なっ
ている。その他の概略構造と配置及び外部との接続等に
ついては、先の図3と同一な部分については全く違いは
ない。以下では、既述部分に関しても簡略に触れながら
装置全体について説明する。
【0043】図2のATM装置において、符号41はカー
ドCDの記憶情報を読み出すためのカードリーダ、符号42
は現金ディスペンサ、符号43はメモリ部である。符号44
は通信部であり、本実施例では本発明に係る防犯用接続
線100 を含む一群の接続線により構成された防犯用接続
線を介して専用の回線網NEを経由して、サーバコンピュ
ータ300 と接続されている。また、カードリーダ部41が
金庫46の外部に配置されていて、本発明に係る防犯用接
続線100 を含む一群の接続線により構成された防犯用接
続線により金庫内部の制御部45と接続されている。
【0044】断線検知部48は、上記2ヵ所の接続線100,
100 に接続されていて電圧監視その他の適宜手段によっ
て監視対象の接続線が非導通状態(故意の切断、断線
等)となったのを検出して制御部45' へ検知出力を送出
する(ある種の回路異常の検出も兼ねることも容易にで
きる)。制御部45' は上記各部や図示しない関連各部の
制御等を行う。また、同じ制御部45' は、断線検知部48
からの出力を受けて通信部44を制御して所定連絡場所に
断線の旨を通知させる。
【0045】電気的構成部・機械的構成部( 明示せず)
の主要なもの(カードリーダ除く)は、従来通り全て堅
固な金庫46の中に収納されている。カードリーダ部41は
金庫46の外部に従来と同じく配置されているが防犯用接
続部材を用いて金庫内の制御部45' に接続されている。
符号47は全体を覆う外囲部(カバー)である。
【0046】上記説明中での、防犯用接続線は、少なく
とも一本の防犯用配線部材100 を含む一群複数本の配線
部材群から構成されている。本用途では、一群一組の接
続線群(電路群)が全て導電状態にあって初めて装置の
所定動作が行われ機能することから、機能実行に係わる
一群の接続線群のうちに一本でも防犯用配線部材100が
用いられていれば足りる。勿論、個々の接続線を全て防
犯用配線部材100 として構成しても不都合は無い。
【0047】上記のような構造上の対策により装置主要
部に対する不正接続は従来と同様に防止できる。またカ
ードリーダ41自体も堅牢に構成することでカードリーダ
内部への不正接続は防止できる。これに加えて、実施例
装置では本発明の防犯用配線部材200(100)を用いている
ことで、当該接続線部に対する不正接続も防止できる。
この点について以下更に詳述する。
【0048】実施例装置では上記のように、金庫46の外
部に配置されたカードリーダ部41と金庫内部の制御部4
5' とが本発明に係る接続線100 により接続されてい
る。また金庫内部の通信部44も本発明に係る接続線100
を介して専用の回線に結ばれている。特に、接続線100
の接点部1 が、接続する装置の外囲構造体内部に位置す
るように防犯用配線部材が配置されていて、接点部1 に
対しては直接に不法な接続は出来ないようになってい
る。
【0049】そして、接続線100 は、正常時には前記絶
縁被覆部材20は内部が低圧環境に保たれている(構造的
な初期状態を維持している)。このことに依存して接続
線100 の両端部分間の導電性は維持されていて、カード
リーダ及び通信部は所定の動作を行っている。
【0050】ここで、悪意の者が接続線部分にデータ盗
み出し用に特殊装置を取付けるためには、内部の導電部
を露出させねばならず必ず一度個々の線材を切断しなけ
ればならず、必然的に線材の外被も切断される。防犯用
配線部材100 の外被は絶縁被覆材20であるから、損傷を
受けると内部の低圧環境が維持できなくなり、既述した
ように防犯用配線部材100 の両端部分間の導電性は消失
し、データは流れなくなるから悪用可能な形で必要なデ
ータを入手することはできず、結果、データの盗み出し
を防止できる。切断箇所は限定されず露出している接続
線(絶縁被覆部材)の何処であっても導電性は必ず失わ
れる。
【0051】なお、上記導電性の消失は恒久的であり悪
意の作業者が自ら切断した部分を再結線しても非導通状
態は修復されない。また、接続線の露出部の両端を加工
して別の導線で接続する等してみても接点部の非導通を
解消することはできない。実施例では接点部が筐体或い
は金庫中に配置されているから、接点部をとばしての結
線もできない。
【0052】なお、実施例装置によれば、データが盗ま
れることは防犯用配線部材の機能で防止されるのである
が、加えて同装置には断線検知部48が備えられていて切
断検知に対応して制御部45' により通信部44を制御し所
定連絡場所に断線の旨を通知する。これにより切断を迅
速に発見することができ、切断者の発見や装置の早期修
復が可能となる。切断検知に対応して警報音等を発生さ
せるようにして切断行為を行った者を威嚇するようにす
ることも考えられる。
【0053】以上実施例により本発明を説明したが実施
例に限ることなく本発明では種々の変更が考えられる。
例えば、配線部材の第一の実施例(図1(a) )では前記
接点部が2ヵ所に設けられているが信頼性向上を期待で
きる二重化のためであって、接点部は1ヵ所のみでも足
り、通常は全く同じ動作をする。また、接点部を端部に
位置させて被接続装置の筐体内に配置できるようにして
いるが、接点部を絶縁被覆部材内のどの位置に設けても
既述したような作用・効果は得ることができる。但し、
盗み出し装置を接続した悪意の作業者が接点部の両側を
短絡させることで犯行目的を達成できる余地が残り、既
述した断線検知部と併用するのが好ましい。その他、一
つの接点部が並列接続された2以上の接触部で構成され
た構造も採用し得る。
【0054】また、実施例では外側の絶縁被覆部材の内
部が低圧環境状態に保たれた状態でのみ両端部分間の導
電性を維持可能に構成しておき、内方導電部を収容した
状態の絶縁被覆部材内部を低圧環境に保った構造を例示
しているが、これとは反対に、最外層の絶縁被覆部材の
内部が外気より加圧状態に保たれた状態でのみ両端部分
間の導電性を維持可能に構成しておき、内方導電部を収
容した状態で絶縁被覆部材の内部を加圧状態に保った構
造としても良い。
【0055】このような防犯用配線部材は、例えば前述
したようなバネ性を持った接点部を可撓性密封容器中に
封入した上で絶縁被覆部材内部空間に配置し、同密封容
器が大気圧より加圧された状態では密封容器が変形して
接点部が閉じているが、大気圧下では解放となるような
構成を採れば良い。このような構造によっても絶縁被覆
部材が外部からの応力による構造的な損傷を受けた場合
には両端部分間の導電性が消失する構造が実現できる。
【0056】更には、以上の説明においては、防犯用接
続部材の両端部分間が非導電となるものを挙げている
が、非導通とまでならない場合でも接続線として機能し
ない程度まで充分に導電性が劣化してしまえば足りる。
更には、現場への出入りを停止する等の適切な対応を前
提として適宜検出回路と組み合わせて切断の瞬間を確実
に検知することを目的にするならば、切断が確実に検知
できる程度まで導電性の劣化が生じれば足りることにな
る。
【0057】結局、前記内方導電部が、前記絶縁被覆部
材が構造的な初期状態を維持していることに依存して両
端部分間の導電性を維持しており、前記絶縁被覆部材が
外部からの応力による構造的な損傷を受けた場合には前
記両端部分間の導電性が消失或いは劣化するようになっ
ていれば防犯用途に用いることができる。
【0058】上記のような前提に立てば、図1(a) に示
し防犯用接続部材と類似構造の中央導体として種々のも
のが選択でき、例えば応力により導電率が変化する感圧
性素材の微小粒子を空間内に十分な量を充填して真空状
態とし、所望の伝導度にした構成等も採用できる。ま
た、図1(b) に示し防犯用接続部材に用い得る導電性の
液体として広範な液体素材から選択することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の防犯用配線部材は、これまでに
詳述した如き構成、略記するならば、前記絶縁被覆部材
が外部からの応力による構造的な損傷を受けた場合には
内側の内方導電部の両端部分間の導電性を維持し前記両
端部分間の導電性が消失或いは劣化するように構成され
ていることによって、各種電子装置に対してデータ盗用
装置を不正に取付けることによるデータ盗み出しを確実
に防止することができる。
【0060】また、本発明による電子装置は、上記防犯
用配線部材をより有効に用いてデータ盗用装置を不正に
取付けることによるデータ盗み出しをより確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 、(b) 夫々は共に本発明の防犯用接続部材
の一実施例を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の防犯用接続部材を含み構成された本発
明の電子装置の一実施例の概念構成等を模式的に示した
構成ブロック図である。
【図3】本発明に係る従来の電子装置の一実施例の概念
構成等を模式的に示した構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 …接点部 2 …絶縁基板 3 …導電性薄板 4 …導電性薄板 5 …導電部材 5A …導電部材 6 …導電線材 7 …内部空間 8 …導電性液体 10 …内方導電部 10A …内方導電部 20 …絶縁被覆部材 30 …絶縁被覆部材 40' …ATM装置 41 …カードリーダ 42 …現金ディスペンサ 43 …メモリ部 44 …通信部 45' …制御部 46 …金庫 47 …外囲器(カバー) 48 …断線検知部 100 …配線部材 200 …配線部材 300 …サーバコンピュータ CD …認証用カード(デビットカード等) NE …回線網

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離間した接続点間を電気接続するために
    用いられ防犯用途に適した所定長の配線部材であって、 内側の内方導電部とこの内方導電部を被覆する絶縁被覆
    部材を有し、 前記内方導電部が、前記絶縁被覆部材が構造的な初期状
    態を維持していることに依存して両端部分間の導電性を
    維持しており、前記絶縁被覆部材が外部からの応力によ
    る構造的な損傷を受けた場合には前記両端部分間の導電
    性が消失或いは劣化するように構成されたことを特徴と
    する防犯用配線部材。
  2. 【請求項2】 離間した接続点間を電気接続するために
    用いられ防犯用途に適した所定長の配線部材であって、 内側の内方導電部とこの内方導電部を被覆する絶縁被覆
    部材を有し、 前記絶縁被覆部材は、前記内方導電部を内方に収容して
    該内方導電部の両端部分を表出させた状態で気密性を維
    持可能に構成されており、 前記内方導電部は、前記絶縁被覆部材の内方に収容され
    且つ該絶縁被覆部材の内部が低圧環境状態に保たれた状
    態でのみ両端部分間の導電性を維持可能に構成されてお
    り、 前記内方導電部を収容した前記絶縁被覆部材内部を低圧
    環境に保ってなる防犯用配線部材。
  3. 【請求項3】 前記絶縁被覆部材が、弾性を有していて
    内部が外気圧と略等しい状態にあっては一定断面形状を
    保ち、且つ、可撓性をも有していて内部が低圧環境状態
    にあっては外気圧により変形して内壁が接近可能に形成
    されており、 前記内方導電部材は端部近傍に配設されており前記絶縁
    被覆部材の内壁が接近した場合にのみ導通状態となる接
    点部と、この接点部の両端それぞれから前記絶縁被覆部
    材の両端に個々に延び端部から延出する導電部材とから
    構成されていることを特徴とする請求項2に記載の防犯
    用配線部材。
  4. 【請求項4】 前記絶縁被覆部材が、弾性を有していて
    内部が外気圧と略等しい状態にあっては一定断面形状を
    保ち、且つ、可撓性をも有していて内部が低圧環境状態
    にあっては外気圧により変形して内壁が接近可能に形成
    されており、 前記内方導電部材は前記絶縁被覆部材の内壁が接近した
    状態でのみ互いに接触して導電路を形成する複数の導体
    片と、両端に位置する導体片と導電接続せしめた一端が
    端部から突出する端部導電部材とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の防犯用配線部材。
  5. 【請求項5】 離間した接続点間を電気接続するために
    用いられ防犯用途に適した所定長の配線部材であって、 内側の内方導電部とこの内方導電部を被覆する絶縁被覆
    部材を有し、 前記絶縁被覆部材は、前記内方導電部を内方に収容して
    該内方導電部の両端部分を表出させた状態で気密性を維
    持可能に構成され、 前記内方導電部は、前記絶縁被覆部材の内方に収容され
    且つ該絶縁被覆部材の内部が外気より加圧状態に保たれ
    た状態でのみ両端部分間の導電性を維持可能に構成され
    ていて、 前記内方導電部を収容した前記絶縁被覆部材の内部を加
    圧状態に保ってなる防犯用配線部材。
  6. 【請求項6】 離間した接続点間を電気接続するために
    用いられ防犯用途に適した所定長の配線部材であって、 内側の内方導電部とこの内方導電部を被覆する絶縁被覆
    部材を有し、 前記絶縁被覆部材は、略筒状の絶縁材でなり、両端に位
    置しその一端が長手方向外方に夫々突出して配置された
    両導電性部材と協働して筒状で液密性を維持可能な内部
    空間を形成しており、 前記内方導電部は、前記両導電性部材及びこれら導電性
    部材の内方端部に接触するようにして前記内部空間に充
    填された導電性の液体により構成されていることを特徴
    とする防犯用配線部材。
  7. 【請求項7】 一群複数本の配線部材群からなる防犯用
    配線部材であって、請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の防犯用配線部材を少なくとも一本は含むことを特徴と
    する防犯用配線部材。
  8. 【請求項8】 少なくとも一本の防犯用配線部材を含む
    一群複数本の配線部材群からなり構成されている配線部
    材を用いて離間した外囲構造体内に収容された電子回路
    の所定接続部分同士を電気接続した電子装置であって、 前記防犯用配線部材が、内側の内方導電部とこの内方導
    電部を被覆する絶縁被覆部材を有し、 前記絶縁被覆部材は、弾性を有していて内部が外気圧と
    略等しい状態にあっては一定断面形状を保ち、且つ、可
    撓性をも有していて内部が低圧環境状態にあっては外気
    圧により変形して内壁が接近可能に形成されていて前記
    内方導電部を内方に収容して該内方導電部の両端部分を
    表出させた状態で内部を低圧環境状態に維持可能に構成
    されており、 前記内方導電部は、前記内方導電部材は一方の端部近傍
    もしくは両方の端部近傍にに配設されていて前記絶縁被
    覆部材の内壁が接近した場合にのみ導通状態となる接点
    部と、この接点部の両端それぞれから前記絶縁被覆部材
    の両端に個々に延び端部から延出する導電部材とから構
    成されており、 前記内方導電部を収容した前記絶縁被覆部材内部が低圧
    環境に保たれており、 前記接点部が前記外囲構造体内部に位置するように前記
    防犯用配線部材が配置されていることを特徴とする電子
    装置。
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KR100639659B1 (ko) 2004-11-03 2006-10-30 주식회사 임진너트산업 방범용 케이블 고정체의 성형장치
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