JPH113629A - ホーススイッチ式車両侵入警報装置 - Google Patents

ホーススイッチ式車両侵入警報装置

Info

Publication number
JPH113629A
JPH113629A JP15322197A JP15322197A JPH113629A JP H113629 A JPH113629 A JP H113629A JP 15322197 A JP15322197 A JP 15322197A JP 15322197 A JP15322197 A JP 15322197A JP H113629 A JPH113629 A JP H113629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
switch
type vehicle
alarm device
hose switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15322197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Ogasawara
保 小笠原
Sadao Kato
貞夫 加藤
Hiroshi Iimori
洋 飯盛
Hiroshi Ebato
浩 江波戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EBATSUKU KK
KENSETSUSHO KANTO CHIHO KENSET
KENSETSUSHO KANTO CHIHO KENSETSU KYOKUCHO
NIPPON KENSETSU KIKAIKA KYOKAI
Original Assignee
EBATSUKU KK
KENSETSUSHO KANTO CHIHO KENSET
KENSETSUSHO KANTO CHIHO KENSETSU KYOKUCHO
NIPPON KENSETSU KIKAIKA KYOKAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EBATSUKU KK, KENSETSUSHO KANTO CHIHO KENSET, KENSETSUSHO KANTO CHIHO KENSETSU KYOKUCHO, NIPPON KENSETSU KIKAIKA KYOKAI filed Critical EBATSUKU KK
Priority to JP15322197A priority Critical patent/JPH113629A/ja
Publication of JPH113629A publication Critical patent/JPH113629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接近してくる車両の運転者が、規制ラインを
突破した場合であっても、瞬時に認知させて、運転者と
作業者の両者に危険回避の動作をとらせることが可能
で、耐久性があり、場所を選ばず敷設でき、長い検出範
囲を有することができ、しかも、故障箇所の発見や修
理、調整が容易であり、構造が簡単で柔軟性があり、安
価に製造することを可能にする。 【解決手段】 絶縁性を有する管状のホース部材と、そ
のホース部材の内面に、その表面の一部が内部空間に露
出するように固定された、電導性のある複数条の螺旋状
の導通部材とからなり、路上の規制区域の境界となる規
制ラインに沿って置かれたホーススイッチ10A,10
Bと、ホーススイッチがオンした場合に、警報を発生す
る警報手段130,144,145を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路等の規制
ライン内に車両が侵入したことを、路上工事等の作業者
や侵入車両の運転者に知らせる車両侵入警報装置に関
し、特に、常時オフ型であって外圧によって瞬時にオン
する検出距離が長いホーススイッチ式車両侵入警報装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用中の高速自動車道上において、
道路拡幅工事又は路面修復工事、道路標識や照明等の付
帯設備の設置もしくは交換等の工事(以下、路上工事等
という)を行っているときに、後方から進行してくる車
両が作業現場に突入するのを防ぐために、標識看板又は
カラーコーン、矢印板、回転灯(以下、標識等という)
によって作業現場の手前数百mから、通行車線規制を実
施している(図2の交通規制図参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の方法では、標識等により規制したり、保安要員が旗を
振る等して、接近する車両に十分に注意を促しても、接
近車両の運転者が、よそ見をしたり、居眠り運転をして
いた場合は、標識等に気づかずに規制ラインを突破し
て、作業現場に突入する事故となる。その場合に、侵入
車両の乗員はもとより、作業現場内で作業していた作業
者も事故に巻き込まれ大惨事となることもあった。
【0004】この状況を整理してみると、次の通りであ
る。 1.侵入車両の運転者は、前方を見ていない。 2.作業者は、作業に専念しているので、侵入車両の方
向を見ていない。 3.侵入車両の車速が速ければ、作業車は、突入に気付
いても退避動作のための時間的余裕が足りない。
【0005】本発明の課題は、接近してくる車両の運転
者が、たとえ居眠り又はよそ見運転などをしていて規制
ラインを突破した場合であっても、その運転者と、作業
現場の作業者に、瞬時に認知させて、運転者と作業者の
両者に危険回避の動作をとらせることのできる車両侵入
警報装置であって、耐久性があり、場所を選ばす敷設で
き、長い検出範囲を有することができ、しかも、故障箇
所の発見や修理、調整が容易であり、構造が簡単で柔軟
性があり、安価に製造できるホーススイッチ式車両侵入
警報装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、絶縁性と柔軟性を有する管状の
ホース部材と、そのホース部材の内面に、その表面の一
部が内部空間に露出するように固定された、電導性のあ
る複数条の螺旋状の導通部材とからなり、路上の規制区
域の境界となる規制ラインに沿って置かれたホーススイ
ッチと、前記ホーススイッチがオンした場合に、警報を
発生する警報手段と、を備えたホーススイッチ式車両侵
入警報装置である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のホー
ススイッチ式車両侵入警報装置において、前記ホース部
材は、弾性を有し、透明又は半透明の部材であることを
特徴とするホーススイッチ式車両侵入警報装置。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のホーススイッチ式車両侵入警報装置において、
前記導通部材は、少なくとも一部が前記内部空間に露出
する裸電線部材と、可撓性及び弾性を有し、前記ホース
部材と接着可能な同系統材料からなり、前記裸電線部材
を前記ホース部材に接合する接合部材とを備えたことを
特徴とするホーススイッチ式車両侵入警報装置である。
【0009】請求項4の発明は、請求項3に記載のホー
ススイッチ式車両侵入警報装置において、前記接合部材
は、導電ゴム又は導電樹脂を含む導電性がある導電部材
であることを特徴とするホーススイッチ式車両侵入警報
装置である。
【0010】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
に記載されたホーススイッチ式車両侵入警報装置におい
て、前記裸電線部材は、金属線を筒状に編んだ筒状網体
であって、前記接合部材は、前記筒状網体の内部に挿入
されていることを特徴とするホーススイッチ式車両侵入
警報装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しくに説明する。図1
は、本発明によるホーススイッチ式車両進入警報装置の
実施形態を示す斜視図、図2は、本実施形態に係る車両
進入警報装置を使用した進行規制図である。この車両進
入警報装置130は、キャスター付台車131の上に枠
組132が配置されており、枠組132の内部には、2
つのバッテリー133とバッテリーチャージャー134
が搭載されている。バッテリー133は、メーンブレー
カやタイマーなどが設けられた制御盤135に接続され
ている。また、枠組132の前面には、電源スイッチ、
運転スイッチ、停止スイッチ、テストスイッチなどのス
イッチ類が設けられた操作盤136が取り付けられてい
る。また、操作盤136の下方には、ホーススイッチ側
のケーブル141等が接続されるメタルコンセント13
7と、警報器側のケーブル142等が接続されるメタル
コンセント138が設けられている。さらに、枠組13
2の上部には、アラーム付警報器139が設けられてい
る。
【0012】この実施形態では、約10mのホーススイ
ッチ10A,10Bを接続器具40で接続し、ホースス
イッチ10Bの端を封止器具60で封止した。また、ホ
ーススイッチ10Aの端は、接続器具50を用いて、キ
ャプタイアコード等のケーブル141に接続した。一
方、30mのケーブル142には、赤色回転灯144を
接続し、50mのケーブル143には、サイレンスピー
カ145を接続した。
【0013】侵入車両がホーススイッチ10(10A,
10B)を踏むと、内部の導通部材12が接触して、ア
ラーム付き警報器139が周囲に音と光で警報を発生す
る。そして、侵入車両のドライバーや作業現場の作業者
に、いち早く危険を報知して、危険を回避する動作をと
らせることができる。次に、予めタイマによりセットさ
れた一定時間経過後に警報を停止する。さらに、リセッ
トスイッチにより、作動前の状態に復帰することができ
る。
【0014】この車両侵入警報装置130は、ホースス
イッチ10を用いているので、敷設,撤去,移動などの
取り扱いが容易である。また、規制ラインが数十メート
ル、数百メートルに及ぶ場合であっても、接続器具を用
いて接続する等して、容易に対応できる。また、雨水や
天候の影響を受けない。
【0015】図3は、本実施形態に係る車両進入警報装
置に用いられるホーススイッチを示す断面図である。こ
のホーススイッチ10は、ホース部材11と、導通部材
12とから構成されている。ホース部材11は、弾力性
及び絶縁性を有するゴムや樹脂からなる管状の部材であ
る。導通部材12は、ホース部材11の内面に、その表
面の一部が内部空間に露出するように固定された、電導
性のある複数条の螺旋状の部材である。このホーススイ
ッチ10は、ホース部材11のいずれの位置(ホース部
材11の長手方向の押圧幅)を押圧しても、その内面に
露出した複数の導通部材12が螺旋状をしているので、
ホース部材11が潰れて交叉し必ず接触する。よって、
一方の導通部材12を電源につないでおけば、他方の導
通部材12に通電して、スイッチ作用を果たす。
【0016】ホース部材11は、絶縁性を有しているの
で、押圧物に対して導通することはなく、また、外部に
漏電する心配がない。導通部材12は、後述する自動復
元機能を持たせるために、柔軟性を有するもの、例え
ば、スズメッキした複数の細い銅の素線を網状に編んだ
ものなど、であることが好ましい。
【0017】ホース部材11は、気密性を持たせること
が好ましく、その場合には、圧縮エアー等で内圧をかけ
ることによって、より完全な円形断面を保つことができ
る。ホース部材11は、その弾力性により、ホースリー
ルで巻き取ったり、巻いて重ねたりした場合であって
も、変形してコイル状の導通部材12同士が接触するの
を防ぐことができ、また、接触してしまった場合であっ
ても、その部分に、内圧を加えて元に戻して離すことが
できる。
【0018】ホース部材11は、それ自身の復元力だけ
でなく、潰れた部分を前述した内圧若しくはコイルの導
通部材12の復元力、又は、その両方によって復元する
ことができる。この自動復元機能によって、繰り返し使
用が可能となる。従って、例えば、回数カウンターや、
道路面に2列に敷設して、その間を通過する車両の速度
計測装置など使用頻度の多い所にも使用できる。
【0019】このホース部材11は、半透明又は透明で
あることが好ましい。この場合には、導通部材12の断
線、剥離、変形などが外部から、目視によって判断する
ことができる。
【0020】このホーススイッチ10は、ホース部材1
1の径、肉厚、材質、比重や、導通部材12の弾性係
数、線径、材質、条数、ピッチ等を変えることによっ
て、感度、耐圧、重量、柔軟性を広範囲に選ぶことがで
きるので、小型の敏感なものから大型で強力なものま
で、用途に応じて対応可能であり、応用範囲は非常に広
い。例えば、自動ドアのスイッチや、機器類に取り付け
て一定以上の荷重を受けて作動するスイッチ等として使
用できる。
【0021】このホーススイッチ10は、ホース部材1
1を長くしても、反応速度は導通部材12内の通電速度
であるから殆ど変らず、数kmにしても使用できる。ま
た、多数本密に配置して、人や動物の侵入又は通過を感
知することができる。密に配置する例としては、並列、
格子状、波状又は渦巻き状などが挙げられる。
【0022】このホーススイッチ10は、方向性がな
く、柔軟性があるので、曲りくねった状態で敷設又は配
置することもできる。また、雨や風の影響を受けないの
で、屋外に設置することも可能である。さらに、移動や
撤去、敷設が容易である。
【0023】このホーススイッチ10は、内圧を加減す
ることにより、気温等周囲の温度変化にも、ホース部材
11の硬さの調節が可能である。特に、路上等の車両の
通路(駐車場入口、高速道路上等)に配置して使用する
場合に有効である。また、圧縮エアによって内圧をかけ
て、水面に浮かせられ、水溜りを横切ったり、溝を超え
ることも可能であり、また、水中に沈めて敷設する場合
には、水圧でつぶれるのを防止することもできる。
【0024】図4は、図3のホーススイッチの動作を説
明するための図であり、図4(a)は断面図、図4
(b)は側面図である。なお、図4(b)は、螺旋の曲
線を直線化して、透視図としている。また、実線はスイ
ッチオン、破線はスイッチオフの状態を示している。
【0025】螺旋状の導通部材(A),(C)は電源
側、導通部材(B),(D)は負荷側を示している。こ
こで、導通部材(A)と(B)及び(C)と(D)は、
相互に位置を180°ずらしてあり、(A)と(C)と
は、90°ずらした4条螺旋の例を示している。また、
Pはピッチを示している。
【0026】外圧を受けない場合は、破線に示す状態で
あり、導通部材(A),(B),(C),(D)は、相
互に離れている。図4の場合に、X軸方向の圧力Fを螺
旋ピッチP以上の長さL1にわたって受けると、ホース
スイッチ10は、潰れて実線の状態となる。
【0027】このときに、断面1において、a1はa1
−1に、b1はb1−1に、c1はc1−1に、d1は
d1−1に変位し、c1とd1は、交叉して接触し、c
1−1からd1−1に通電する。
【0028】同様に、断面2において、a2−1とb2
−1が、断面3において、c3−1とd3−1が、断面
4において、a4−1とb4−1が、断面5において、
c5−1とd5−1が、各々交叉して、接触通電する。
すなわち、この場合には、5箇所の接点がある。同様に
して、P以上の長さ、L2の位置では、断面2,3,
4,5の4箇所の接点となる。
【0029】ホーススイッチ10は、潰れたときに、X
方向の径は小さくなるが、その分だけ、Y方向の径は大
きくなる。従って、ホーススイッチ10は、その内面の
表面積の変化が殆どなく、長手方向の変化も殆どない。
よって、螺旋状の導通部材(A),(B),(C),
(D)の長さも殆ど変わらない。
【0030】導通部材(A),(B),(C),(D)
は、螺旋の巻き径がDpに比較して、螺旋ピッチPが大
きいほど、潰れに伴う長さの変化が少なく、ホース部材
11の内面と導通部材のズレが起こりにくい。よって、
長手方向の最小感知幅を、小さくするには、Dpを小さ
くし、螺旋の条数を増加させることが望ましく、螺旋の
導通部材の変形応力を小さくするには、導通部材の線径
φdを小さくし、ピッチPを大きくすることが望まし
い。このようにすれば、螺旋溝の長さの変化と、導通部
材の潰れに伴う長さの変化との差は、ホース部材と導通
部材の柔軟性によって吸収可能である。
【0031】図5は、本実施形態に係る車両進入警報装
置に用いるホーススイッチの他の例を示す図である。こ
のホーススイッチ110は、心棒(マンドレル)90
に、可撓性及び弾性のある銅網線などからなる1本の導
通部材112A及びその導通部材112Aの両側に2本
ずつ配置された絶縁ゴム又は樹脂コード等からなる4本
の絶縁部材113Bを並べた帯体と、同様な導電部材1
12B及び絶縁部材113Bを並べた帯体とを交互に2
条の螺旋状に巻き付け(巻き付け工程)、それらの外側
を被覆用絶縁ゴム又は樹脂からなるホース部材111に
よって被覆した(被覆工程)ものである。
【0032】図6は、図5のホーススイッチに用いる導
通部材の他の例を示す図である。導通部材112は、例
えば、銅線などの金属線を用いるので、ゴム又は樹脂か
らなるホース部材111とは、接着しない。そこで、本
実施形態では、ホース部材111と同系統の材料からな
る接合部材を介して、ホース部材111の内側に金属線
を保持させるようにしたものである。
【0033】図6(A)に示す導通部材112−1は、
金属線を筒状に編んだ網状筒体(導電部材)112aの
内部に、ホース部材111と同系統の材料からなるゴム
又は樹脂製の(接合部材)紐線112bを挿入したもの
である。この場合には、網状筒体112aは、内部に紐
線112bが挿入されているので、長手方向に伸びきっ
たときに、その最小径よりも太い状態を保って、心棒9
0に巻き付けることができる。従って、網状筒体112
aが心棒90に螺旋状に巻き付けられるときに、その網
状筒体112aには張力が加わるが、紐線112bが挿
入されているので、その張力によって網状筒体112a
が伸びきった状態になることを防止することができる。
これにより、網状筒体112aは、ホース部材111の
伸縮に追従して、伸縮することが可能となり、ホース部
材111に加わる張力を網状筒体112aが直接受け
て、断線したり、ホース部材111から剥離することを
防止できる。
【0034】また、網状筒体112aの網目を通して、
紐線112bの材料であるゴム又樹脂と、ホース部材1
11の内面とが溶着するので、網状筒体112aは、確
実にホース部材111の内面に保持される。さらに、ホ
ース部材111が外力を受けて潰れ、内部の螺旋状の導
通部材112が交差して接触した(スイッチオンの状
態)ときに、ゴム又は樹脂からなる紐線112bがクッ
ション材として働いて面圧をやわらげ、網状筒体112
aを構成する金属線の断線を防ぐことができる。さらに
また、導通部材112−1が伸縮できるので、成形後
に、心棒90を抜く場合に、ホース部材111の内部
に、圧縮空気又は高圧水等を送り込み、ホース部材11
1の内径を広げると同時に、心棒90を押し出すことが
でき、作業が容易である。
【0035】図6(B)に示す導通部材112−2は、
銅線などの単線、撚り線又は平網線を含む伸縮性のない
又は少ない金属線112cと、ホース部材111と同系
統の材料からなるゴム又は樹脂製の(接合部材)紐線1
12dとを撚り合わせたものである。この場合には、紐
線112dがホース部材111の内面に溶着することに
より、金属線112cは、ボース部材111の内面に確
実に保持される。また、金属線112cは、紐線112
dと撚ってあるので、伸縮することができ、断線が防止
できることや心棒90が抜きやすいことは、導通部材1
12−1と同様である。
【0036】図6(C)に示す導通部材112−3は、
金属線112eを、ホース部材111と同系統の材料か
らなるゴム又は樹脂製の(接合部材)導電部材112e
で被覆したものである。また、図6(D)に示す導通部
材112−4は、金属線112gの外周に、ホース部材
111と同系統の材料からなるゴム又は樹脂製の(接合
部材)導電部材112hを螺旋状に巻くようにして被覆
したものである。なお、導通部材112−3,112−
4の場合には、接合部材は、導電性を有する必要がある
が、導通部材112−1,112−2の場合には、必ず
しも、導電性がなくてもよい。
【0037】ここで、ホース部材111の材料について
説明する。ホース部材111は、ゴム又はビニール、シ
リコンなどの樹脂によって製造することができる。ゴム
によって製造した場合には、弾力性、耐候性、強度など
がよい。また、樹脂によって製造した場合には、美観、
透明性、成形性、熱可塑性、生産性(コスト面)がよ
い。従って、比較的条件のよい環境下(屋内、ケース内
等)では、樹脂製を使用し、悪条件下(屋外、温度・湿
度変化大等)では、耐久性のあるゴム製を使用するとい
うように、使い分けることが可能である。
【0038】なお、透明であれば、外から内部の断線な
どが目視でき、保守が容易である。また、使用場所によ
っては、黒色と黄色のストライプ状にカラフルな装飾を
施して、それ自体で注意を喚起するようにしてもよい。
【0039】いずれの材料を用いた場合であっても、内
部に不活性ガスを封入して、裸電線の防錆をすることが
可能である。また、導通部材が接触(スイッチオン)し
たのときに、接点の火花が発生したとしても、ホース部
材の外部に引火する危険性が全くなく、防爆性が極めて
高い。さらに、水や油、その他の液体内に敷設しても、
内部に入り込むことがないので、安全に使用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、ホーススイッチが侵入車両に踏み付けられたこと
を検出すると、警報手段によって警報が周囲に発せられ
るので、侵入車両の運転者と作業現場の作業者に、瞬時
に規制区域内に車両の侵入を認知させて、運転者と作業
者の両者に危険回避の動作をとらせることができる、と
いう効果がある。
【0041】また、本発明による車両侵入検出装置は、
ホーススイッチを用いているので、以下のような効果が
ある。 ホース部材(又は管状に成形されたホース母材)が
導通部材を被覆しているので、スイッチ作動に方向性が
なく、また、柔軟性があるので、巻き取りも容易であ
る。 ホース部材の内圧を変化させることにより、スイッ
チ作動圧を調整することができる。 ホース母材と導通部材だけの簡単な構造であるの
で、連続成形が可能となり、長いものを安価に製造する
ことができる。 ホース部材又はホース母材を透明又は半透明にする
ことによって、外部から容易に破損箇所などを発見でき
る。破損があった場合には、その部分を切除して、接続
器具によって容易に接続再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホーススイッチ式車両進入警報装
置の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る車両進入警報装置を使用した
進行規制図である。
【図3】本実施形態に係る車両進入警報装置に用いるホ
ーススイッチを示す断面図である。
【図4】図3のホーススイッチの動作を説明するための
図である。
【図5】本実施形態に係る車両進入警報装置に用いるホ
ーススイッチの他の例を示す図である。
【図6】図5のホーススイッチに用いる導通部材の例を
示す図である。
【符号の説明】
130 車両進入警報装置 131 キャスター付台車 132 枠組 133 バッテリー 134 バッテリーチャージャー 135 制御盤 136 操作盤 137,138 メタルコンセント 139 アラーム付警報器 10,110 ホーススイッチ 11,111 ホース部材 12,112 導通部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 保 千葉県松戸市初富飛地7−1 建設省関東 地方建設局 関東技術事務所内 (72)発明者 加藤 貞夫 神奈川県横浜市神奈川区三ッ沢西町13−2 建設省関東地方建設局 横浜国道工事事 務所内 (72)発明者 飯盛 洋 静岡県富士市大淵3154 社団法人 日本建 設機械化協会 建設機械化研究所内 (72)発明者 江波戸 浩 埼玉県所沢市下安松266−26 株式会社エ バック内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性と柔軟性を有する管状のホース部
    材と、そのホース部材の内面に、その表面の一部が内部
    空間に露出するように固定された、電導性のある複数条
    の螺旋状の導通部材とからなり、路上の規制区域の境界
    となる規制ラインに沿って置かれたホーススイッチと、 前記ホーススイッチがオンした場合に、警報を発生する
    警報手段と、を備えたホーススイッチ式車両侵入警報装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のホーススイッチ式車両
    侵入警報装置において、 前記ホース部材は、弾性を有し、透明又は半透明の部材
    であることを特徴とするホーススイッチ式車両侵入警報
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のホースス
    イッチ式車両侵入警報装置において、 前記導通部材は、 少なくとも一部が前記内部空間に露出する裸電線部材
    と、 可撓性及び弾性を有し、前記ホース部材と接着可能な同
    系統材料からなり、前記裸電線部材を前記ホース部材に
    接合する接合部材とを備えたことを特徴とするホースス
    イッチ式車両侵入警報装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたホーススイッチ式
    車両侵入警報装置において、 前記接合部材は、導電ゴム又は導電樹脂を含む導電性が
    ある導電部材であることを特徴とするホーススイッチ式
    車両侵入警報装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載されたホー
    ススイッチ式車両侵入警報装置において、 前記裸電線部材は、金属線を筒状に編んだ筒状網体であ
    って、 前記接合部材は、前記筒状網体の内部に挿入されている
    ことを特徴とするホーススイッチ式車両侵入警報装置。
JP15322197A 1997-06-11 1997-06-11 ホーススイッチ式車両侵入警報装置 Pending JPH113629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15322197A JPH113629A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 ホーススイッチ式車両侵入警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15322197A JPH113629A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 ホーススイッチ式車両侵入警報装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113629A true JPH113629A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15557709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15322197A Pending JPH113629A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 ホーススイッチ式車両侵入警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113629A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060423A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Bridgestone Corp 感圧スイッチ
JP2001307560A (ja) * 2000-04-17 2001-11-02 Junichi Horie 防犯用配線部材およびこれを用いた電子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060423A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Bridgestone Corp 感圧スイッチ
JP2001307560A (ja) * 2000-04-17 2001-11-02 Junichi Horie 防犯用配線部材およびこれを用いた電子装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998001875A1 (fr) Commutateur tubulaire et dispositif de raccordement du commutateur
US4762970A (en) Elongate pressure actuated electrical switch
KR100808968B1 (ko) 가로등 케이블 및 가로등 시설물 이상 실시간 자동 통보시스템
JPH113629A (ja) ホーススイッチ式車両侵入警報装置
US7812734B2 (en) Alarm system employing existing conductive aspect of copper lines as well as optional pressure switch sensor for triggering a copper theft event
JP2005091167A (ja) 亀裂検出テープ及び亀裂検出システム
JP2001512954A (ja) 長尺構造部材の除氷用の装置と方法
JP2017155577A (ja) 標識及びその使用方法並びに注意喚起システム
US20220145558A1 (en) A road safety barrier assembly for detecting an impact of a vehicle
US20050116833A1 (en) Bridge damage detection system and method
EP3460777A1 (en) Warning system, method of controlling and controller
CN210775304U (zh) 一种表面破损检测结构、系统及检测表面破损的斑马纸
US10009674B2 (en) Barriers and decorative signage
EP1496487A2 (en) Warning system for road and/or motorway accidents using signal interruption
US7812720B2 (en) Apparatus and method for monitoring a component of a wireless communication network to determine whether the component has been tampered with, disabled and/or removed
KR200344725Y1 (ko) 도로 시설물 누전 경보장치
JPH02230497A (ja) 防犯用ネット状センサ
KR200386339Y1 (ko) 절토면 붕괴 경보시스템
CN219303373U (zh) 一种27.5kV电气化铁路用电缆
CN220357655U (zh) 一种线状的攀爬报警传感器以及防护系统
JP2005193711A (ja) タイヤ、タイヤ状態検出装置、および車輪情報処理装置
CN214783277U (zh) 防桥拉索结冰凌装置
CN204029081U (zh) 挤压触发式信号线
CN210295340U (zh) 架空电缆防外力破坏报警装置
CN115840160B (zh) 主动式园区路灯漏电智能监测系统及方法