JP2001307445A - ディスク装置におけるヘッド制御装置 - Google Patents
ディスク装置におけるヘッド制御装置Info
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- JP2001307445A JP2001307445A JP2000123549A JP2000123549A JP2001307445A JP 2001307445 A JP2001307445 A JP 2001307445A JP 2000123549 A JP2000123549 A JP 2000123549A JP 2000123549 A JP2000123549 A JP 2000123549A JP 2001307445 A JP2001307445 A JP 2001307445A
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- JP
- Japan
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- head
- speed
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッド移動に応じた検出出力の極大値と極小
値を検出する際に、ヘッドの移動を速くすると極小値と
極大値の検出精度が低下し、ヘッドを遅くすると、検出
完了までの待機時間が長くなる。 【解決手段】 ヘッド位置を検出するB相の検出出力を
用い現在の算出速度情報(i)を求める。この算出速度
情報(i)を目標速度V0から減算することで速度制御
信号を得ることができる。前記算出速度情報(i)の極
大値を目標速度V0よりも大きくしておくと、算出速度
情報(i)が目標速度V0を超える領域で速度制御信号
がマイナスになる。よって、この区間でヘッドが減速
し、A相の極大値と極小値の検出精度を高めることがで
きる。
値を検出する際に、ヘッドの移動を速くすると極小値と
極大値の検出精度が低下し、ヘッドを遅くすると、検出
完了までの待機時間が長くなる。 【解決手段】 ヘッド位置を検出するB相の検出出力を
用い現在の算出速度情報(i)を求める。この算出速度
情報(i)を目標速度V0から減算することで速度制御
信号を得ることができる。前記算出速度情報(i)の極
大値を目標速度V0よりも大きくしておくと、算出速度
情報(i)が目標速度V0を超える領域で速度制御信号
がマイナスになる。よって、この区間でヘッドが減速
し、A相の極大値と極小値の検出精度を高めることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータ駆動
などによるヘッドが設けられたヘッド制御装置に係り、
特に位置補正情報が記録されていないディスクが装填さ
れたときにヘッドを安定して動作させることができるヘ
ッド制御装置に関する。
などによるヘッドが設けられたヘッド制御装置に係り、
特に位置補正情報が記録されていないディスクが装填さ
れたときにヘッドを安定して動作させることができるヘ
ッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフロッピー(登録商標)ディスク
装置では、ディスクの記録面に同心円上に記録されるト
ラック位置へヘッドを移動させるためのヘッド送り装置
として、ステッピングモータなどを使用したステップ駆
動機構が用いられ、このヘッド送り装置の機械的なステ
ップ動作により、ヘッドがトラック位置へ位置決めされ
る。また前記ステップ駆動機構の代わりに、リニアモー
タ(VCM:ボイスコイルモータ)駆動のヘッド送り装
置が設けられ、このヘッド送り装置でヘッドが連続的に
移動させられるものもある。
装置では、ディスクの記録面に同心円上に記録されるト
ラック位置へヘッドを移動させるためのヘッド送り装置
として、ステッピングモータなどを使用したステップ駆
動機構が用いられ、このヘッド送り装置の機械的なステ
ップ動作により、ヘッドがトラック位置へ位置決めされ
る。また前記ステップ駆動機構の代わりに、リニアモー
タ(VCM:ボイスコイルモータ)駆動のヘッド送り装
置が設けられ、このヘッド送り装置でヘッドが連続的に
移動させられるものもある。
【0003】この種のディスク装置では、ヘッドが原点
位置に復帰したことがヘッド位置検出手段により検出さ
れてこれがホストコンピュータ側に通知される。ヘッド
をディスクの目標トラックにシークさせる際、ホストコ
ンピュータ側からディスク装置に対して1トラックに対
して1パルスのシーク指令パルスが与えられ、このシー
ク指令パルスに基づいて、ディスク装置側ではヘッドを
前記シーク指令パルス数に応じたトラック数だけ移動さ
せる制御が行われる。
位置に復帰したことがヘッド位置検出手段により検出さ
れてこれがホストコンピュータ側に通知される。ヘッド
をディスクの目標トラックにシークさせる際、ホストコ
ンピュータ側からディスク装置に対して1トラックに対
して1パルスのシーク指令パルスが与えられ、このシー
ク指令パルスに基づいて、ディスク装置側ではヘッドを
前記シーク指令パルス数に応じたトラック数だけ移動さ
せる制御が行われる。
【0004】ここで、従来のフロッピーディスク装置の
ように、ステッピングモータで駆動されるスクリュー軸
にヘッドベースが嵌合し、このスクリュー軸の回転によ
りヘッド送りを行うものでは、ステッピングモータの回
転とヘッドの移動位置との関係が機械的な連結で決まる
ため、ホストコンピュータからのシーク指令パルスに応
じてステッピングモータを駆動する制御を行うだけで、
ヘッドを目標トラックにオントラックさせることができ
る。
ように、ステッピングモータで駆動されるスクリュー軸
にヘッドベースが嵌合し、このスクリュー軸の回転によ
りヘッド送りを行うものでは、ステッピングモータの回
転とヘッドの移動位置との関係が機械的な連結で決まる
ため、ホストコンピュータからのシーク指令パルスに応
じてステッピングモータを駆動する制御を行うだけで、
ヘッドを目標トラックにオントラックさせることができ
る。
【0005】これに対し、リニアモータ駆動のヘッド送
り装置を用いたものでは、ヘッド送り装置内でヘッドベ
ースに移動の自由度があるため、ヘッドの移動位置を常
に検出するヘッド位置検出手段およびその検出出力に基
づいたヘッド位置制御手段を設けることが必要である。
り装置を用いたものでは、ヘッド送り装置内でヘッドベ
ースに移動の自由度があるため、ヘッドの移動位置を常
に検出するヘッド位置検出手段およびその検出出力に基
づいたヘッド位置制御手段を設けることが必要である。
【0006】このようなリニアモータ駆動のヘッド送り
装置が設けられるディスク装置としては、例えばディス
ク上に、データ情報とトラッキングのための位置情報で
あるサーボ情報とが記録された高密度記録用のディスク
と、容量が2Mバイトのフロッピーディスク(FD)の
双方が装填可能とされたものがある。なお、この種のデ
ィスク装置に装填される高密度記録用のディスクもフレ
キシブルなディスクであるが、以下においては、容量が
2Mバイトのフレキシブルディスクをフロッピーディス
クと呼び、前記高密度用のディスクと区別して説明す
る。
装置が設けられるディスク装置としては、例えばディス
ク上に、データ情報とトラッキングのための位置情報で
あるサーボ情報とが記録された高密度記録用のディスク
と、容量が2Mバイトのフロッピーディスク(FD)の
双方が装填可能とされたものがある。なお、この種のデ
ィスク装置に装填される高密度記録用のディスクもフレ
キシブルなディスクであるが、以下においては、容量が
2Mバイトのフレキシブルディスクをフロッピーディス
クと呼び、前記高密度用のディスクと区別して説明す
る。
【0007】前記高密度記録用のディスクが装填された
ときには、リニアモータ駆動でヘッドが移動させられ、
ヘッドが前記サーボ情報(信号)を読み取って、ヘッド
が各トラック位置に位置決めされる。一方、2Mのフロ
ッピーディスクが装填されたときには、前記ヘッド位置
検出手段からの検出出力に基づいて、ヘッドの送り位置
が制御され、ヘッドが前記トラック位置に位置決めされ
る。
ときには、リニアモータ駆動でヘッドが移動させられ、
ヘッドが前記サーボ情報(信号)を読み取って、ヘッド
が各トラック位置に位置決めされる。一方、2Mのフロ
ッピーディスクが装填されたときには、前記ヘッド位置
検出手段からの検出出力に基づいて、ヘッドの送り位置
が制御され、ヘッドが前記トラック位置に位置決めされ
る。
【0008】前記ヘッド位置検出手段は、ヘッドベース
とシャーシのいずれか一方に一定ピッチでスリットが形
成されたリニアスケールが、他方には前記スリットを介
して対向する光源および受光素子が設けられ、ヘッドの
移動に応じて前記受光素子から、出力強度の極性が周期
的に変化する検出出力が得られる。
とシャーシのいずれか一方に一定ピッチでスリットが形
成されたリニアスケールが、他方には前記スリットを介
して対向する光源および受光素子が設けられ、ヘッドの
移動に応じて前記受光素子から、出力強度の極性が周期
的に変化する検出出力が得られる。
【0009】例えば前記検出出力は、互いに位相が相違
する2つの相からなる。一方の相の前記検出出力の極大
値と極小値の中点において、ヘッドがディスクに記録さ
れたトラックセンターに一致するように、前記ヘッド位
置検出手段の取付け位置が決められる。また2相の出力
を得ることで、ヘッドの移動方向を認識できる。
する2つの相からなる。一方の相の前記検出出力の極大
値と極小値の中点において、ヘッドがディスクに記録さ
れたトラックセンターに一致するように、前記ヘッド位
置検出手段の取付け位置が決められる。また2相の出力
を得ることで、ヘッドの移動方向を認識できる。
【0010】しかし、前記検出出力の波形は、歪みや振
幅の変動があるため、予め各トラックに対応した前記検
出出力から極大値と極小値を学習し、この極大値と極小
値とから波形の振幅を求めてこれを記憶させるキャリブ
レーション動作を行うことが必要である。このキャリブ
レーション動作は、ドライブ起動時、もしくは、予めデ
ィスク装置の出荷工程において行われ、検出された極大
値や極小値あるいは振幅が記憶される。
幅の変動があるため、予め各トラックに対応した前記検
出出力から極大値と極小値を学習し、この極大値と極小
値とから波形の振幅を求めてこれを記憶させるキャリブ
レーション動作を行うことが必要である。このキャリブ
レーション動作は、ドライブ起動時、もしくは、予めデ
ィスク装置の出荷工程において行われ、検出された極大
値や極小値あるいは振幅が記憶される。
【0011】記録動作や再生動作あるいはシーク動作の
際には、前記のように学習して記憶した振幅値の中点を
目標として制御することで、オントラックにヘッドを保
持することができ、またシーク動作の際に目標トラック
へヘッドを正確に移動させることができる。
際には、前記のように学習して記憶した振幅値の中点を
目標として制御することで、オントラックにヘッドを保
持することができ、またシーク動作の際に目標トラック
へヘッドを正確に移動させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記キャリブレーショ
ン動作の際には短時間で、ヘッドをトラック横断方向へ
移動させることが必要であるが、前記ヘッドを高速に移
動させると、前記検出出力の極大値と極小値を検出する
精度が低下する。例えば所定のサンプリング時間毎に波
形強度を検出して前記極大値と極小値を検出する場合、
ヘッドの移動速度が速すぎると、サンプリング時間の休
止期間中に極大値と極小値が現れることがある。
ン動作の際には短時間で、ヘッドをトラック横断方向へ
移動させることが必要であるが、前記ヘッドを高速に移
動させると、前記検出出力の極大値と極小値を検出する
精度が低下する。例えば所定のサンプリング時間毎に波
形強度を検出して前記極大値と極小値を検出する場合、
ヘッドの移動速度が速すぎると、サンプリング時間の休
止期間中に極大値と極小値が現れることがある。
【0013】逆にヘッド移動速度を全体として低下させ
てしまうと、前記キャリブレーション動作において、検
出出力の全ての波形の極大値と極小値の検出が完了する
までの待機時間が長くかかりすぎる。
てしまうと、前記キャリブレーション動作において、検
出出力の全ての波形の極大値と極小値の検出が完了する
までの待機時間が長くかかりすぎる。
【0014】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、波形の極大値と極小値の検出の分解能を低下さ
せることなく、しかも前記検出のためのヘッドの移動平
均速度を高速にできるようにしたヘッド制御装置を提供
することを目的とする。
であり、波形の極大値と極小値の検出の分解能を低下さ
せることなく、しかも前記検出のためのヘッドの移動平
均速度を高速にできるようにしたヘッド制御装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクを回
転させる回転駆動部と、前記ディスクの記録面に対向す
るヘッドと、前記ヘッドをディスクのトラックを横断す
る方向へ送るヘッド送り手段と、前記ヘッドが移動する
際に所定波形の検出出力を得る検出部と、前記検出部で
得られた検出出力に基づいて前記ヘッド送り手段を制御
する制御部とが設けられたディスク装置において、前記
制御部では、前記ヘッドをディスクのトラック横断方向
へ移動させて、前記検出部から得られる検出出力の波形
の極大値と極小値を検出する動作が行われ、前記動作の
際に、前記検出出力の波形の極大値および極小値を含む
所定の範囲内で、前記ヘッドの速度を低下させる制御が
行われることを特徴とするものである。
転させる回転駆動部と、前記ディスクの記録面に対向す
るヘッドと、前記ヘッドをディスクのトラックを横断す
る方向へ送るヘッド送り手段と、前記ヘッドが移動する
際に所定波形の検出出力を得る検出部と、前記検出部で
得られた検出出力に基づいて前記ヘッド送り手段を制御
する制御部とが設けられたディスク装置において、前記
制御部では、前記ヘッドをディスクのトラック横断方向
へ移動させて、前記検出部から得られる検出出力の波形
の極大値と極小値を検出する動作が行われ、前記動作の
際に、前記検出出力の波形の極大値および極小値を含む
所定の範囲内で、前記ヘッドの速度を低下させる制御が
行われることを特徴とするものである。
【0016】上記手段では、ヘッドをトラック横断方向
へ移動させて、検出部からの波形の極大値と極小値を検
出する際に、前記検出出力の極大値と極小値が得られる
付近でヘッドの速度を減速させ、その他の領域では加速
する。これにより平均速度を落とすことなく、極大値と
極小値の検出の分解能を高めることができる。
へ移動させて、検出部からの波形の極大値と極小値を検
出する際に、前記検出出力の極大値と極小値が得られる
付近でヘッドの速度を減速させ、その他の領域では加速
する。これにより平均速度を落とすことなく、極大値と
極小値の検出の分解能を高めることができる。
【0017】例えば、前記検出部からは、位相が互いに
90度相違する2つの相の検出出力が得られ、一方の位
相の検出出力に基づく速度情報を得て、この速度情報に
基づいてヘッドの移動速度を制御する速度制御信号を算
出し、このとき他方の検出出力の波形の極大値および極
小値を含む所定の範囲内で前記速度制御信号を低下させ
る制御が行われる。
90度相違する2つの相の検出出力が得られ、一方の位
相の検出出力に基づく速度情報を得て、この速度情報に
基づいてヘッドの移動速度を制御する速度制御信号を算
出し、このとき他方の検出出力の波形の極大値および極
小値を含む所定の範囲内で前記速度制御信号を低下させ
る制御が行われる。
【0018】この場合、前記一方の位相の検出出力の強
度の変化率に基づいて前記速度情報を得て、予め設定さ
れた目標速度と前記速度情報との差を求めることで、前
記目標速度と前記速度情報との差を回復する前記速度制
御信号を生成し、このとき前記目標速度を前記速度情報
の極大値よりも低い値に設定しておくことで、前記速度
情報が前記目標速度を超える範囲内で前記速度制御信号
を低下させるようにすることが可能である。
度の変化率に基づいて前記速度情報を得て、予め設定さ
れた目標速度と前記速度情報との差を求めることで、前
記目標速度と前記速度情報との差を回復する前記速度制
御信号を生成し、このとき前記目標速度を前記速度情報
の極大値よりも低い値に設定しておくことで、前記速度
情報が前記目標速度を超える範囲内で前記速度制御信号
を低下させるようにすることが可能である。
【0019】また、前記極大値と極小値を検出する検出
出力は、その波形の極大値と極小値の中点が検出された
ときに、ヘッドがオントラックとなるように、検出位相
が設定されているものである。
出力は、その波形の極大値と極小値の中点が検出された
ときに、ヘッドがオントラックとなるように、検出位相
が設定されているものである。
【0020】さらに、前記極大値と極小値を検出した後
に、前記制御部では、各極大値と各極小値および/また
は極大値と極小値から得られる振幅を1周期ごとに記憶
させておき、ディスクに対する記録動作または再生動作
の際に、前記振幅の中点の位置でヘッド位置を保持させ
ることで、ヘッドをオントラックさせる制御が行われ
る。
に、前記制御部では、各極大値と各極小値および/また
は極大値と極小値から得られる振幅を1周期ごとに記憶
させておき、ディスクに対する記録動作または再生動作
の際に、前記振幅の中点の位置でヘッド位置を保持させ
ることで、ヘッドをオントラックさせる制御が行われ
る。
【0021】さらに、前記検出出力の波形から前記速度
情報を得る際に、前記検出出力に与える設定ゲインを、
極大値と極小値の検出で得られた振幅ごとまたは所定区
間ごとに更新する制御を行うことが好ましい。
情報を得る際に、前記検出出力に与える設定ゲインを、
極大値と極小値の検出で得られた振幅ごとまたは所定区
間ごとに更新する制御を行うことが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスク装置の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【0023】このディスク装置10には、高密度記録用
のディスクと、従来と同様の規格の容量が2M/1Mバ
イトのフロッピーディスク(FD)との双方が装填され
る。
のディスクと、従来と同様の規格の容量が2M/1Mバ
イトのフロッピーディスク(FD)との双方が装填され
る。
【0024】ディスク装置10は、前記両ディスクの回
転中心部が装填されるターンテーブルすなわち回転駆動
部1を有している。この回転駆動部1には、スピンドル
モータ(SPM)2が設けられ、このスピンドルモータ
2はSPMドライバ2aによって回転駆動される。回転
駆動部1にフロッピーディスク(FD)が装填される
と、ディスクの一方の記録面にサイド0の磁気ヘッドH
0が接触し、他方の記録面にサイド1の磁気ヘッドH1
が接触する。
転中心部が装填されるターンテーブルすなわち回転駆動
部1を有している。この回転駆動部1には、スピンドル
モータ(SPM)2が設けられ、このスピンドルモータ
2はSPMドライバ2aによって回転駆動される。回転
駆動部1にフロッピーディスク(FD)が装填される
と、ディスクの一方の記録面にサイド0の磁気ヘッドH
0が接触し、他方の記録面にサイド1の磁気ヘッドH1
が接触する。
【0025】磁気ヘッドH1は支持アーム3aに支持さ
れ、磁気ヘッドH0は支持アーム3bに支持されてい
る。両支持アーム3aと3bは、ヘッドベース4に支持
されている。このヘッドベース4は、リニアモータ駆動
部(VCM)5を有するヘッド送り手段により、ディス
クの半径方向へ連続送りすることが可能となっている。
れ、磁気ヘッドH0は支持アーム3bに支持されてい
る。両支持アーム3aと3bは、ヘッドベース4に支持
されている。このヘッドベース4は、リニアモータ駆動
部(VCM)5を有するヘッド送り手段により、ディス
クの半径方向へ連続送りすることが可能となっている。
【0026】磁気ヘッドH0とH1は、2M/1M用の
リード・ライトアンプ(R/WAmp)6とリード・ラ
イトチャネル(R/WChannel)7とを介してフ
ロッピーディスクコントローラ(FDC)8に接続され
ている。このFDC8は、ディスク装置(ドライブ)1
0側に設けられ、データの書き込みのタイミングや読み
込みのタイミングなどが制御される。またFDC8は、
ディスクコントローラ9を介してホストインターフェー
スコントローラ11に接続されている。ホストインター
フェースコントローラ11は、例えばIDE(Integrat
ed Device Electronics)インターフェースを介して
ホストコンピュータ30と接続されている。上記のよう
にディスク装置10とホストコンピュータ30とはシン
グルインターフェース仕様により接続され、ホストコン
ピュータ30側から前記IDEインターフェースを介し
てディスク装置10を制御するための制御信号が与えら
れる。
リード・ライトアンプ(R/WAmp)6とリード・ラ
イトチャネル(R/WChannel)7とを介してフ
ロッピーディスクコントローラ(FDC)8に接続され
ている。このFDC8は、ディスク装置(ドライブ)1
0側に設けられ、データの書き込みのタイミングや読み
込みのタイミングなどが制御される。またFDC8は、
ディスクコントローラ9を介してホストインターフェー
スコントローラ11に接続されている。ホストインター
フェースコントローラ11は、例えばIDE(Integrat
ed Device Electronics)インターフェースを介して
ホストコンピュータ30と接続されている。上記のよう
にディスク装置10とホストコンピュータ30とはシン
グルインターフェース仕様により接続され、ホストコン
ピュータ30側から前記IDEインターフェースを介し
てディスク装置10を制御するための制御信号が与えら
れる。
【0027】前記フロッピーディスク(FD)に対する
記録または再生が行なわれるときには、ヘッドベース4
の移動が検出部(ヘッド位置検出手段)であるリニアセ
ンサ15により検出され、この検出出力は制御部となる
CPU18に与えられる。このCPU18により前記リ
ニアモータ駆動部5および回転駆動部1が駆動制御され
る。
記録または再生が行なわれるときには、ヘッドベース4
の移動が検出部(ヘッド位置検出手段)であるリニアセ
ンサ15により検出され、この検出出力は制御部となる
CPU18に与えられる。このCPU18により前記リ
ニアモータ駆動部5および回転駆動部1が駆動制御され
る。
【0028】また、前記支持アーム3aと3bには、高
密度記録用の磁気ディスクが装填されたときに使用され
る他の磁気ヘッドH0hと磁気ヘッドH1hが設けられ
ており、高密度記録用のディスクが回転駆動部1に装填
されたときには、前記磁気ヘッドH0hとH1hを使用
して記録・再生動作が行なわれる。
密度記録用の磁気ディスクが装填されたときに使用され
る他の磁気ヘッドH0hと磁気ヘッドH1hが設けられ
ており、高密度記録用のディスクが回転駆動部1に装填
されたときには、前記磁気ヘッドH0hとH1hを使用
して記録・再生動作が行なわれる。
【0029】高密度記録用のディスクでは、記録面にト
ラッキング用のサーボ信号が記録されており、CPU1
8では前記磁気ヘッドH0hおよびH1hからの再生出
力により前記サーボ信号が検出され、このサーボ信号に
よりリニアモータ駆動部5が制御され、ヘッドのシーク
動作およびオントラック制御が行なわれる。
ラッキング用のサーボ信号が記録されており、CPU1
8では前記磁気ヘッドH0hおよびH1hからの再生出
力により前記サーボ信号が検出され、このサーボ信号に
よりリニアモータ駆動部5が制御され、ヘッドのシーク
動作およびオントラック制御が行なわれる。
【0030】したがって、高密度記録用のディスクが装
填されたときには、リニアセンサ15からの出力はシー
ク動作制御などに使用されない。また高密度記録用のデ
ィスクの記録・再生動作を行なうための回路として、磁
気ヘッドH0hとH1hは、高密度記録用のリード・ラ
イトアンプ(R/WAmp)16とリード・ライトチャ
ネル(R/WChannel)17を介してディスクコ
ントローラ9に接続され、さらにディスクコントローラ
9はホストインターフェースコントローラ11に接続さ
れIDEインターフェースを介してホストコンピュータ
30側と接続されている。ホストコンピュータ30側か
ら前記IDEインターフェースに対して、高密度記録用
のディスクドライブを制御するための制御信号が与えら
れる。
填されたときには、リニアセンサ15からの出力はシー
ク動作制御などに使用されない。また高密度記録用のデ
ィスクの記録・再生動作を行なうための回路として、磁
気ヘッドH0hとH1hは、高密度記録用のリード・ラ
イトアンプ(R/WAmp)16とリード・ライトチャ
ネル(R/WChannel)17を介してディスクコ
ントローラ9に接続され、さらにディスクコントローラ
9はホストインターフェースコントローラ11に接続さ
れIDEインターフェースを介してホストコンピュータ
30側と接続されている。ホストコンピュータ30側か
ら前記IDEインターフェースに対して、高密度記録用
のディスクドライブを制御するための制御信号が与えら
れる。
【0031】なお、ディスク装置10には、前記ホスト
インターフェースコントローラ11と接続されるデータ
バッファ19が設けられており、このデータバッファ1
9ではヘッドから読み込まれた再生データが一時的に格
納されてホストコンピュータ30へ転送され、またホス
トコンピュータ30側で生成された記録データが一時的
に格納されてヘッド側へ送られてディスクに記録され
る。
インターフェースコントローラ11と接続されるデータ
バッファ19が設けられており、このデータバッファ1
9ではヘッドから読み込まれた再生データが一時的に格
納されてホストコンピュータ30へ転送され、またホス
トコンピュータ30側で生成された記録データが一時的
に格納されてヘッド側へ送られてディスクに記録され
る。
【0032】2Mのフロッピーディスク(FD)が装填
されたときのヘッドの位置検出を行なうための前記リニ
アセンサ15は、図2(a)(b)に示すように、リニ
アスケール12と光学検出手段13とから構成されてい
る。リニアスケール12と光学検出手段13の一方がヘ
ッドベース4に固定され、他方がシャーシに固定され
る。
されたときのヘッドの位置検出を行なうための前記リニ
アセンサ15は、図2(a)(b)に示すように、リニ
アスケール12と光学検出手段13とから構成されてい
る。リニアスケール12と光学検出手段13の一方がヘ
ッドベース4に固定され、他方がシャーシに固定され
る。
【0033】前記リニアスケール12は、長尺状の板に
一定のピッチで複数の検知窓(スリット)12aが開口
している。光学検出手段13は、リニアスケール12を
挟んで互いに対向して固定設置された光源13aと受光
変換部13bとから構成されている。受光変換部13b
には、受光素子14a,14bが設けられている。前記
リニアスケール12に開口する検知窓12aのピッチを
pとすると、受光素子14aと受光素子14bとの配置
距離(ピッチ)は、(3/4)・pである。
一定のピッチで複数の検知窓(スリット)12aが開口
している。光学検出手段13は、リニアスケール12を
挟んで互いに対向して固定設置された光源13aと受光
変換部13bとから構成されている。受光変換部13b
には、受光素子14a,14bが設けられている。前記
リニアスケール12に開口する検知窓12aのピッチを
pとすると、受光素子14aと受光素子14bとの配置
距離(ピッチ)は、(3/4)・pである。
【0034】光源13aから発せられる光は、リニアス
ケール12に形成された検知窓12aを透過して、受光
素子14aと14bにより検知される。リニアスケール
12と光学検出手段13との相対的な移動により、受光
素子14aと14bとからは、その受光光量に応じて三
角関数または三角関数に近似した強度変化の2相の検出
出力が得られる。また、リニアスケール12の検知窓1
2aのピッチpとの関係から、受光素子14aから得ら
れる受光出力と受光素子14bから得られる受光出力と
の位相は1/4周期(90°)だけずれている。
ケール12に形成された検知窓12aを透過して、受光
素子14aと14bにより検知される。リニアスケール
12と光学検出手段13との相対的な移動により、受光
素子14aと14bとからは、その受光光量に応じて三
角関数または三角関数に近似した強度変化の2相の検出
出力が得られる。また、リニアスケール12の検知窓1
2aのピッチpとの関係から、受光素子14aから得ら
れる受光出力と受光素子14bから得られる受光出力と
の位相は1/4周期(90°)だけずれている。
【0035】前記ディスク装置10にフロッピーディス
ク(FD)が装填されたときには、例えば磁気ヘッドH
0,H1が最内周トラックへ移動させられ、次いで最内
周のトラックから最外周のトラックへ移動させられてリ
ニアセンサ15からの検出出力(光スケール)の学習処
理(キャリブレーション動作)が行なわれ、その後に通
常のシーク制御およびオントラック制御が行なわれる。
ク(FD)が装填されたときには、例えば磁気ヘッドH
0,H1が最内周トラックへ移動させられ、次いで最内
周のトラックから最外周のトラックへ移動させられてリ
ニアセンサ15からの検出出力(光スケール)の学習処
理(キャリブレーション動作)が行なわれ、その後に通
常のシーク制御およびオントラック制御が行なわれる。
【0036】また、図示省略しているが、磁気ヘッドH
0とH1とがディスクの最外周のトラック(トラック番
号:0)にオントラック状態のときにヘッドベース4の
位置を検出する第3の検出手段が設けられている。
0とH1とがディスクの最外周のトラック(トラック番
号:0)にオントラック状態のときにヘッドベース4の
位置を検出する第3の検出手段が設けられている。
【0037】ディスク装置10にフロッピーディスク
(FD)が装填されたときには、ホストコンピュータ3
0はIDEインターフェースを介して従来のフロッピー
ディスク装置と同様の制御が行なわれる。すなわち、前
記第3の検出手段により磁気ヘッドH0とH1とが前記
最外周のトラック(トラック番号:0)に移動したとき
には、CPU18がこれを認識してホストコンピュータ
30に通知される。またシーク制御では、ホストコンピ
ュータ30からディスク装置10のCPU18に対し、
1トラックに対して1パルスのシーク指令パルスが与え
られる。
(FD)が装填されたときには、ホストコンピュータ3
0はIDEインターフェースを介して従来のフロッピー
ディスク装置と同様の制御が行なわれる。すなわち、前
記第3の検出手段により磁気ヘッドH0とH1とが前記
最外周のトラック(トラック番号:0)に移動したとき
には、CPU18がこれを認識してホストコンピュータ
30に通知される。またシーク制御では、ホストコンピ
ュータ30からディスク装置10のCPU18に対し、
1トラックに対して1パルスのシーク指令パルスが与え
られる。
【0038】図4は前記受光素子14a,14bの検出
出力値であり、互いに90°位相が相違するA相とB相
の出力を示している。この実施の形態では、A相が0点
すなわち極大値と極小値間の振幅の中点に至ったとき
に、磁気ヘッドH0,H1の記録または再生位置がフロ
ッピーディスク(FD)のトラック上に位置するよう
(オントラックとなるよう)、予めリニアスケール12
の位置調整がなされている。図4ではディスクのトラッ
ク位置(TK)を10,11,12,13…で示してい
る。
出力値であり、互いに90°位相が相違するA相とB相
の出力を示している。この実施の形態では、A相が0点
すなわち極大値と極小値間の振幅の中点に至ったとき
に、磁気ヘッドH0,H1の記録または再生位置がフロ
ッピーディスク(FD)のトラック上に位置するよう
(オントラックとなるよう)、予めリニアスケール12
の位置調整がなされている。図4ではディスクのトラッ
ク位置(TK)を10,11,12,13…で示してい
る。
【0039】しかし、前記A相とB相の出力は、装置に
よりばらつきがある。特にA相は記録・再生時でのヘッ
ドの移動制御に用いられるが、A相の振幅の中点がずれ
ていると記録・再生時でのオントラック精度が低下す
る。
よりばらつきがある。特にA相は記録・再生時でのヘッ
ドの移動制御に用いられるが、A相の振幅の中点がずれ
ていると記録・再生時でのオントラック精度が低下す
る。
【0040】そこで、ディスク装置(ドライブ)10の
電源が投入されたときなどに、まず、磁気ヘッドH0,
H1を内周側のリミット位置まで移動させた後に外周方
向へ移動させて、あるいは外周側のリミット位置から内
周側へ移動させて、前記リニアセンサ15の出力を検出
し、受光素子14a,14bからの出力の極大値と極小
値、主にA相の極大値と極小値を検出して学習し、前記
各極大値と各極小値および/または極大値と極小値から
求められる振幅を記憶する処理が行なわれる。この学習
により各トラック位置ごとの前記A相の振幅の中点のD
Cレベルを知ることができ、その後の記録・再生動作で
のオントラック特性の信頼性を得ることができる。
電源が投入されたときなどに、まず、磁気ヘッドH0,
H1を内周側のリミット位置まで移動させた後に外周方
向へ移動させて、あるいは外周側のリミット位置から内
周側へ移動させて、前記リニアセンサ15の出力を検出
し、受光素子14a,14bからの出力の極大値と極小
値、主にA相の極大値と極小値を検出して学習し、前記
各極大値と各極小値および/または極大値と極小値から
求められる振幅を記憶する処理が行なわれる。この学習
により各トラック位置ごとの前記A相の振幅の中点のD
Cレベルを知ることができ、その後の記録・再生動作で
のオントラック特性の信頼性を得ることができる。
【0041】以下、その学習の際の磁気ヘッドの速度制
御について説明する。本発明では、前記A相と位相が9
0°相違しているB相を速度制御のための情報として使
用することにより、A相の極大値と極小値を検出すると
きにヘッドを減速させ、しかもヘッドが全行程を移動す
る時間を目標速度として決めておくことにより、短時間
で行えるようになる。
御について説明する。本発明では、前記A相と位相が9
0°相違しているB相を速度制御のための情報として使
用することにより、A相の極大値と極小値を検出すると
きにヘッドを減速させ、しかもヘッドが全行程を移動す
る時間を目標速度として決めておくことにより、短時間
で行えるようになる。
【0042】図3は、前記学習時のヘッドの速度制御を
行うための、CPU18(制御部)内の回路構成および
制御動作を示すブロック図である。
行うための、CPU18(制御部)内の回路構成および
制御動作を示すブロック図である。
【0043】図3の符号120はリニアセンサ15の受
光素子14aと14bのいずれか一方の相(B相)の受
光出力強度に応じて設定される検出制御ゲイン、符号1
21はリニアモータ駆動部(VCM)5における駆動力
の伝達関数、符号122はVCMドライバ5aに設定さ
れる駆動制御ゲインである。これらゲインおよび伝達関
数は、個々の機器(ハードウエア)において固有なもの
であり、各機器ごとにソフトウエア上予め設定して記憶
させておくパラメータである。図3では、符号100で
示されるA/D変換器から符号106で示されるD/A
変換器までがソフトウエアによって構成され、CPU1
8によってその動作が実行される。
光素子14aと14bのいずれか一方の相(B相)の受
光出力強度に応じて設定される検出制御ゲイン、符号1
21はリニアモータ駆動部(VCM)5における駆動力
の伝達関数、符号122はVCMドライバ5aに設定さ
れる駆動制御ゲインである。これらゲインおよび伝達関
数は、個々の機器(ハードウエア)において固有なもの
であり、各機器ごとにソフトウエア上予め設定して記憶
させておくパラメータである。図3では、符号100で
示されるA/D変換器から符号106で示されるD/A
変換器までがソフトウエアによって構成され、CPU1
8によってその動作が実行される。
【0044】この速度制御は、リニアセンサ15から得
られるB相の受光出力(光電変換出力)がA/D変換器
100によりディジタル値に変換されるが、このディジ
タル値に対して所定の数値幅の設定ゲイン101(Kn
om)が割り当てられる。ただし起動した時点では、B
相の極大値と極小値が不明であるため、設定ゲイン10
1ではその後に得られるB相の極大値と極小値間の振幅
により振り切らないように設定しておく。
られるB相の受光出力(光電変換出力)がA/D変換器
100によりディジタル値に変換されるが、このディジ
タル値に対して所定の数値幅の設定ゲイン101(Kn
om)が割り当てられる。ただし起動した時点では、B
相の極大値と極小値が不明であるため、設定ゲイン10
1ではその後に得られるB相の極大値と極小値間の振幅
により振り切らないように設定しておく。
【0045】例えば、設定ゲイン101を二進法の8ビ
ットで256の数値範囲であるとすると、予め前記25
6を大きめの振幅で除した(割った)数値範囲となるよ
うにゲインを設定しておくと、その後に検出する振幅
で、設定ゲインが振り切れることがなくなる。
ットで256の数値範囲であるとすると、予め前記25
6を大きめの振幅で除した(割った)数値範囲となるよ
うにゲインを設定しておくと、その後に検出する振幅
で、設定ゲインが振り切れることがなくなる。
【0046】その後は前記振幅の変動がないときは前記
設定ゲイン101をそのままにしておいてもよいが、こ
の実施の形態では、その後のB相の振幅を知ることによ
り前記設定ゲイン101の数値幅を更新できるようにし
ている。その更新については後に説明する。
設定ゲイン101をそのままにしておいてもよいが、こ
の実施の形態では、その後のB相の振幅を知ることによ
り前記設定ゲイン101の数値幅を更新できるようにし
ている。その更新については後に説明する。
【0047】リニアモータ駆動部5が始動して磁気ヘッ
ドH0,H1が移動し始めると、リニアセンサ15から
受光出力が得られるが、速度情報として使用されるB相
には前記検出制御ゲイン120が与えられ、そのB相出
力が前記A/D変換器100でディジタル値に変換され
る。このディジタル値は前記設定ゲイン101で設定さ
れる数値幅内の所定の2進数となって、差分器103と
遅延器102に与えられる。前記遅延器102によって
設定される遅延時間がサンプリング時間(t1)であ
る。
ドH0,H1が移動し始めると、リニアセンサ15から
受光出力が得られるが、速度情報として使用されるB相
には前記検出制御ゲイン120が与えられ、そのB相出
力が前記A/D変換器100でディジタル値に変換され
る。このディジタル値は前記設定ゲイン101で設定さ
れる数値幅内の所定の2進数となって、差分器103と
遅延器102に与えられる。前記遅延器102によって
設定される遅延時間がサンプリング時間(t1)であ
る。
【0048】前記差分器103では、図4に示すよう
に、ある時点のB相出力値(B1)とそれよりも1単位
のサンプリング時間(t1)前のB相出力値(B0)と
の差が求められる。この差の絶対値が現在の算出速度情
報(i)である。図4には前記算出速度情報(i)が線
図として記載されているが、この算出速度情報(i)
は、B相の振幅の中心(最も傾斜の大きい部分)で極大
となる。
に、ある時点のB相出力値(B1)とそれよりも1単位
のサンプリング時間(t1)前のB相出力値(B0)と
の差が求められる。この差の絶対値が現在の算出速度情
報(i)である。図4には前記算出速度情報(i)が線
図として記載されているが、この算出速度情報(i)
は、B相の振幅の中心(最も傾斜の大きい部分)で極大
となる。
【0049】すなわち算出速度情報(i)は、B相を微
分したのと同じ位相を持ち、これはA相の絶対値と同位
相になる。よって算出速度情報(i)が極大となるの
は、A相の極大値と極小値の位置である。この算出速度
情報(i)の絶対値の大きさは前記設定ゲイン101の
能力により決定される。
分したのと同じ位相を持ち、これはA相の絶対値と同位
相になる。よって算出速度情報(i)が極大となるの
は、A相の極大値と極小値の位置である。この算出速度
情報(i)の絶対値の大きさは前記設定ゲイン101の
能力により決定される。
【0050】図3の104は目標速度設定部であり予め
目標速度V0が記憶されている。図3に示す差分器10
5によって前記目標速度V0と前記算出速度情報(i)
との差が算出されることにより、速度制御信号(ii)
すなわちVs=V0−(i)が生成される。ここで、図
4に示すように、前記目標速度V0を前記算出速度情報
(i)の絶対値の極大値よりも低い値に設定しておく
と、A相の極大値と極小値が得られる領域では、算出速
度情報(i)が前記目標速度V0よりも大きくなるため
に、差分器105から得られる前記速度制御信号(i
i)すなわちVs=V0−(i)はマイナスとなる。
目標速度V0が記憶されている。図3に示す差分器10
5によって前記目標速度V0と前記算出速度情報(i)
との差が算出されることにより、速度制御信号(ii)
すなわちVs=V0−(i)が生成される。ここで、図
4に示すように、前記目標速度V0を前記算出速度情報
(i)の絶対値の極大値よりも低い値に設定しておく
と、A相の極大値と極小値が得られる領域では、算出速
度情報(i)が前記目標速度V0よりも大きくなるため
に、差分器105から得られる前記速度制御信号(i
i)すなわちVs=V0−(i)はマイナスとなる。
【0051】図3に示すように前記速度制御信号(i
i)はD/A変換器106によりアナログ値に変換され
て、前記駆動制御ゲイン122が与えられてVCMドラ
イバ5aに与えられ、リニアモータ駆動部5が駆動さ
れ、伝達関数121を介してヘッドベース4が駆動され
る。
i)はD/A変換器106によりアナログ値に変換され
て、前記駆動制御ゲイン122が与えられてVCMドラ
イバ5aに与えられ、リニアモータ駆動部5が駆動さ
れ、伝達関数121を介してヘッドベース4が駆動され
る。
【0052】ここで、前記速度制御信号(ii)すなわ
ちVs=V0−(i)がVCMドライバ5aに与えら
れ、VCMドライバ5aがリニアモータ駆動部5を駆動
するとき、これはヘッドベース4の速度を常に目標速度
V0に合わせるような動作制御となる。図4に示すよう
に、A相の振幅中心側では、前記Vsがプラス側で大き
くなるため、VCMドライバ5aによりリニアモータ駆
動部5が増速させるように制御される。ところがA相の
極大値と極小値の付近では、前記Vsがマイナスとなる
ため、VCMドライバ5aによりリニアモータ駆動部5
にマイナス方向の駆動指令が与えられ、結果的にリニア
モータ駆動5の動作を減速させることになる。
ちVs=V0−(i)がVCMドライバ5aに与えら
れ、VCMドライバ5aがリニアモータ駆動部5を駆動
するとき、これはヘッドベース4の速度を常に目標速度
V0に合わせるような動作制御となる。図4に示すよう
に、A相の振幅中心側では、前記Vsがプラス側で大き
くなるため、VCMドライバ5aによりリニアモータ駆
動部5が増速させるように制御される。ところがA相の
極大値と極小値の付近では、前記Vsがマイナスとなる
ため、VCMドライバ5aによりリニアモータ駆動部5
にマイナス方向の駆動指令が与えられ、結果的にリニア
モータ駆動5の動作を減速させることになる。
【0053】このように、前記A相の極大値または極小
値を含む所定の範囲、すなわち算出速度情報(i)が目
標速度V0を超える領域では、ヘッドの移動速度が遅く
なる減速期間となるため、A相の極大値と極小値のピー
クを高精度に検出することが可能になり、学習精度を高
めることができる。
値を含む所定の範囲、すなわち算出速度情報(i)が目
標速度V0を超える領域では、ヘッドの移動速度が遅く
なる減速期間となるため、A相の極大値と極小値のピー
クを高精度に検出することが可能になり、学習精度を高
めることができる。
【0054】なお、磁気ヘッドH0,H1がディスクの
最内周から最外周または最外周から最内周に至る全行程
の時間は、前記目標速度V0によって決められる。この
目標速度V0は、図3に示す差分器105以後で設定さ
れるゲインを高くすることで、ヘッドを移動させる際の
速度を十分に大きくでき、ヘッドを全行程移動させる時
間を比較的短くできる。
最内周から最外周または最外周から最内周に至る全行程
の時間は、前記目標速度V0によって決められる。この
目標速度V0は、図3に示す差分器105以後で設定さ
れるゲインを高くすることで、ヘッドを移動させる際の
速度を十分に大きくでき、ヘッドを全行程移動させる時
間を比較的短くできる。
【0055】ここで、図3に示すように、前記速度制御
信号(ii)には、比例保証ゲイン107が与えられ
る。一方において、前記速度制御信号(ii)は加算器
108に与えられるが、この加算器108には、その出
力が遅延器109により遅延されてさらに与えられる。
その結果、加算器108は、遅延器109により設定さ
れるサンプリング時間(t2)毎に、速度制御信号(i
i)が加算され、すなわち速度制御信号(ii)が積分
されていくことになる。
信号(ii)には、比例保証ゲイン107が与えられ
る。一方において、前記速度制御信号(ii)は加算器
108に与えられるが、この加算器108には、その出
力が遅延器109により遅延されてさらに与えられる。
その結果、加算器108は、遅延器109により設定さ
れるサンプリング時間(t2)毎に、速度制御信号(i
i)が加算され、すなわち速度制御信号(ii)が積分
されていくことになる。
【0056】そして前記積分値に対し所定の積分保証ゲ
イン110が与えられた後に、加算器111において、
比例保証ゲイン107が与えられた信号と、前記積分さ
れさらに積分保証ゲイン110が与えられた信号とが加
算される。そして、制御系ループ全体の一巡伝達関数の
制御ゲインが調整ゲイン112により調整されて、前記
D/A変換器106に与えられる。
イン110が与えられた後に、加算器111において、
比例保証ゲイン107が与えられた信号と、前記積分さ
れさらに積分保証ゲイン110が与えられた信号とが加
算される。そして、制御系ループ全体の一巡伝達関数の
制御ゲインが調整ゲイン112により調整されて、前記
D/A変換器106に与えられる。
【0057】前記のように加算器108、遅延器109
および積分保証ゲイン110により、速度制御信号(i
i)をサンプリング時間毎t2毎に加算させる積分手段
が構成されており、その積分値が前記加算器111に補
正信号として加えられる。前記速度制御信号(ii)す
なわちVs=V0−(i)は、目標速度V0と一致して
いるときはゼロであるため、このようなときは前記積分
手段による積分値は増大しないが、前記速度制御信号
(ii)のVsが目標速度V0から大きく離れていると
きには、前記積分値が累積されていき大きくなる。
および積分保証ゲイン110により、速度制御信号(i
i)をサンプリング時間毎t2毎に加算させる積分手段
が構成されており、その積分値が前記加算器111に補
正信号として加えられる。前記速度制御信号(ii)す
なわちVs=V0−(i)は、目標速度V0と一致して
いるときはゼロであるため、このようなときは前記積分
手段による積分値は増大しないが、前記速度制御信号
(ii)のVsが目標速度V0から大きく離れていると
きには、前記積分値が累積されていき大きくなる。
【0058】前記積分値を保証値として用いることによ
り、目標速度V0に対する遅れが累積したときに、VC
Mドライバ5aにはこの遅れを回復させようとする速度
制御信号が与えられることになる。よって、たとえばヘ
ッドベース4の摩擦力などにより、ヘッドベース4の起
動が遅れているようなときも、迅速に目標速度V0に回
復させる能力を持つ。またリニアセンサ15の受光素子
14a,14bの波形の振幅が電源電圧の低下やその他
の要因で小さくなると、図4に示す算出速度情報(i)
そのものが小さくなる。このような場合も目標速度V0
への遅れが累積させられていくことにより、目標速度V
0への追従性がよくなる。
り、目標速度V0に対する遅れが累積したときに、VC
Mドライバ5aにはこの遅れを回復させようとする速度
制御信号が与えられることになる。よって、たとえばヘ
ッドベース4の摩擦力などにより、ヘッドベース4の起
動が遅れているようなときも、迅速に目標速度V0に回
復させる能力を持つ。またリニアセンサ15の受光素子
14a,14bの波形の振幅が電源電圧の低下やその他
の要因で小さくなると、図4に示す算出速度情報(i)
そのものが小さくなる。このような場合も目標速度V0
への遅れが累積させられていくことにより、目標速度V
0への追従性がよくなる。
【0059】上記した速度制御により、A相の極大値と
極小値とが検出される。この極大値と極小値および/ま
たは前記極大値と極小値とから得られた各波形ごとの振
幅がCPU18(制御部)に記憶される。そして記録動
作や再生動作、またはシーク動作の際には、前記記憶さ
れたA相の振幅の中点をオントラック目標として、オン
トラック状態のヘッドの保持やシーク時の目標トラック
の検出が行われる。
極小値とが検出される。この極大値と極小値および/ま
たは前記極大値と極小値とから得られた各波形ごとの振
幅がCPU18(制御部)に記憶される。そして記録動
作や再生動作、またはシーク動作の際には、前記記憶さ
れたA相の振幅の中点をオントラック目標として、オン
トラック状態のヘッドの保持やシーク時の目標トラック
の検出が行われる。
【0060】ここで、前記設定ゲイン101は、ヘッド
移動を開始した時点では、その後に検出するB相の振幅
で、設定ゲインが振り切れることがない数値範囲に設定
されているが、その後は速度制御の基になるB相の波形
が分かるので、この波形の極大値と極小値を検出し、そ
の振幅に基づいて前記設定ゲイン101を更新する制御
を行う。なお、B相で算出速度情報(i)を得る場合
に、A相の極大値と極小値を用いて、このA相に基づい
て前記設定ゲインの更新を行ってもよい。ただし以下で
はB相出力に基づいて設定ゲイン101を更新する場合
を例として説明する。
移動を開始した時点では、その後に検出するB相の振幅
で、設定ゲインが振り切れることがない数値範囲に設定
されているが、その後は速度制御の基になるB相の波形
が分かるので、この波形の極大値と極小値を検出し、そ
の振幅に基づいて前記設定ゲイン101を更新する制御
を行う。なお、B相で算出速度情報(i)を得る場合
に、A相の極大値と極小値を用いて、このA相に基づい
て前記設定ゲインの更新を行ってもよい。ただし以下で
はB相出力に基づいて設定ゲイン101を更新する場合
を例として説明する。
【0061】図5に示すように、一定時間または一定ト
ラック数毎の区間(z1,z2,z3,z4…)を設定
しておく。ヘッドの移動をスタートさせると、リニアセ
ンサ15からB相の検出出力が得られる。
ラック数毎の区間(z1,z2,z3,z4…)を設定
しておく。ヘッドの移動をスタートさせると、リニアセ
ンサ15からB相の検出出力が得られる。
【0062】最初の区間z1は、前記の初期設定の設定
ゲイン101を用いて速度制御を行うが、前記区間z1
においてはB相の極大値と極小値を検出することができ
る。そこで、例えば区間z1において検出された極大値
と極小値を保持し、区間z1内で次々に前記極大値と極
小値の保持値を更新し、更新した極大値と極小値から振
幅d1を求める。あるいは前記区間z1での極大値と極
小値から得られる振幅の平均値をd1としてもよい。
ゲイン101を用いて速度制御を行うが、前記区間z1
においてはB相の極大値と極小値を検出することができ
る。そこで、例えば区間z1において検出された極大値
と極小値を保持し、区間z1内で次々に前記極大値と極
小値の保持値を更新し、更新した極大値と極小値から振
幅d1を求める。あるいは前記区間z1での極大値と極
小値から得られる振幅の平均値をd1としてもよい。
【0063】前記区間z1が終了した時点で、設定ゲイ
ン101を更新する。前記設定ゲイン101の数値幅が
前記のように「256」である場合、256/d1とな
るように設定ゲイン101を更新する。そして次の区間
z2では、前記のように更新された設定ゲイン101に
より速度制御を行う。さらに区間z2で得られた振幅d
2で、256/d2となるように前記設定ゲイン101
を更新して次の区間z3の速度制御を行う。
ン101を更新する。前記設定ゲイン101の数値幅が
前記のように「256」である場合、256/d1とな
るように設定ゲイン101を更新する。そして次の区間
z2では、前記のように更新された設定ゲイン101に
より速度制御を行う。さらに区間z2で得られた振幅d
2で、256/d2となるように前記設定ゲイン101
を更新して次の区間z3の速度制御を行う。
【0064】この実施の形態では、図4に示すように、
B相の変化率に基づいて算出速度情報(i)が得られ
る。よって設定ゲイン101を固定しておくと、B相の
振幅が変化する度に、算出速度情報(i)が変動し、そ
の結果、目標速度V0−(i)で得られる速度制御信号
(ii)が変動することになる。しかし、図5に示すよ
うに、一定区間z1、z2、z3、…毎のB相の振幅の
変化に応じて設定ゲイン101を更新することにより、
B相の検出出力に対し、常にその振幅が256の数値幅
に割り当てられるような設定ゲイン101が与えられ
る。よってB相の振幅の変動によって、図4に示す算出
速度情報(i)が変動しにくくなる。よって、常にスム
ーズな速度制御ができるようになる。
B相の変化率に基づいて算出速度情報(i)が得られ
る。よって設定ゲイン101を固定しておくと、B相の
振幅が変化する度に、算出速度情報(i)が変動し、そ
の結果、目標速度V0−(i)で得られる速度制御信号
(ii)が変動することになる。しかし、図5に示すよ
うに、一定区間z1、z2、z3、…毎のB相の振幅の
変化に応じて設定ゲイン101を更新することにより、
B相の検出出力に対し、常にその振幅が256の数値幅
に割り当てられるような設定ゲイン101が与えられ
る。よってB相の振幅の変動によって、図4に示す算出
速度情報(i)が変動しにくくなる。よって、常にスム
ーズな速度制御ができるようになる。
【0065】なお、B相の検出出力の振幅値の変動にほ
とんどばらつきが生じない場合には、最初のz1区間で
得られた振幅d1により設定ゲイン101を設定した後
に、そのまま設定ゲイン101を固定しても、前記算出
速度情報(i)の変動がさほど問題にならない。
とんどばらつきが生じない場合には、最初のz1区間で
得られた振幅d1により設定ゲイン101を設定した後
に、そのまま設定ゲイン101を固定しても、前記算出
速度情報(i)の変動がさほど問題にならない。
【0066】
【発明の効果】以上説明した本発明では、位置情報を生
成する検出出力と例えば90度位相の相違する検出出力
を速度情報として利用することにより、位置情報を生成
する検出出力の極大値付近および極小値付近において移
動速度を減速させることができ、検出精度を高めること
ができ、しかも極大値と極小値を検出するためのヘッド
の移動平均時間を短縮することができる。
成する検出出力と例えば90度位相の相違する検出出力
を速度情報として利用することにより、位置情報を生成
する検出出力の極大値付近および極小値付近において移
動速度を減速させることができ、検出精度を高めること
ができ、しかも極大値と極小値を検出するためのヘッド
の移動平均時間を短縮することができる。
【図1】本発明のディスク装置を示すブロック図、
【図2】検出の構成の一例を示し、(a)はリニアスケ
ールの側面図、(b)は光学検出部とリニアスケールと
の関係を示す部分平面図、
ールの側面図、(b)は光学検出部とリニアスケールと
の関係を示す部分平面図、
【図3】本発明のディスク装置の回路構成を示すブロッ
ク図、
ク図、
【図4】A相とB相の検出出力と算出速度情報を示す線
図、
図、
【図5】B相の検出出力の波形が変動した場合を示す線
図、
図、
1 回転駆動部 2 スピンドルモータ 3a,3b 支持アーム 4 ヘッドベース 5 リニアモータ駆動部 6 リード・ライトアンプ 8 フロッピーディスクコントローラ 12 リニアスケール 13 光学検出手段 15 リニアセンサ 18 CPU(制御部) 100 A/D変換器 101 設定ゲイン 102 遅延器 103 差分器 104 目標速度設定部 105 差分器 106 D/A変換器 107 比例保証ゲイン 108 累積のための加算器 109 遅延器 110 積分保証ゲイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天白 昌宏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D088 PP01 SS01 TT03 UU01 5D096 TT08
Claims (6)
- 【請求項1】 ディスクを回転させる回転駆動部と、前
記ディスクの記録面に対向するヘッドと、前記ヘッドを
ディスクのトラックを横断する方向へ送るヘッド送り手
段と、前記ヘッドが移動する際に所定波形の検出出力を
得る検出部と、前記検出部で得られた検出出力に基づい
て前記ヘッド送り手段を制御する制御部とが設けられた
ディスク装置において、 前記制御部では、前記ヘッドをディスクのトラック横断
方向へ移動させて、前記検出部から得られる検出出力の
波形の極大値と極小値を検出する動作が行われ、前記動
作の際に、前記検出出力の波形の極大値および極小値を
含む所定の範囲内で、前記ヘッドの速度を低下させる制
御が行われることを特徴とするヘッド制御装置。 - 【請求項2】 前記検出部からは、位相が互いに90度
相違する2つの相の検出出力が得られ、一方の位相の検
出出力に基づく速度情報を得て、この速度情報に基づい
てヘッドの移動速度を制御する速度制御信号を算出し、
このとき他方の検出出力の波形の極大値および極小値を
含む所定の範囲内で前記速度制御信号を低下させる制御
が行われる請求項1記載のヘッド制御装置。 - 【請求項3】 前記一方の位相の検出出力の強度の変化
率に基づいて前記速度情報を得て、予め設定された目標
速度と前記速度情報との差を求めることで、前記目標速
度と前記速度情報との差を回復する前記速度制御信号を
生成し、このとき前記目標速度を前記速度情報の極大値
よりも低い値に設定しておくことで、前記速度情報が前
記目標速度を超える範囲内で前記速度制御信号を低下さ
せる請求項2記載のヘッド制御装置。 - 【請求項4】 前記極大値と極小値を検出する検出出力
は、その波形の極大値と極小値の中点が検出されたとき
に、ヘッドがオントラックとなるように、検出位相が設
定されている請求項1ないし3のいずれかに記載のヘッ
ド制御装置。 - 【請求項5】 前記極大値と極小値を検出した後に、前
記制御部では、各極大値と各極小値および/または極大
値と極小値から得られる振幅を1周期ごとに記憶させて
おき、ディスクに対する記録動作または再生動作の際
に、前記振幅の中点の位置でヘッド位置を保持させるこ
とで、ヘッドをオントラックさせる請求項4記載のヘッ
ド制御装置。 - 【請求項6】 前記検出出力の波形から前記速度情報を
得る際に、前記検出出力に与える設定ゲインを、極大値
と極小値の検出で得られた振幅ごとまたは所定区間ごと
に更新する制御を行う請求項1ないし5のいずれかに記
載のヘッド制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000123549A JP2001307445A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | ディスク装置におけるヘッド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000123549A JP2001307445A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | ディスク装置におけるヘッド制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001307445A true JP2001307445A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18633837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000123549A Withdrawn JP2001307445A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | ディスク装置におけるヘッド制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001307445A (ja) |
-
2000
- 2000-04-25 JP JP2000123549A patent/JP2001307445A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |