JP2001307313A - 薄膜ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜ヘッドの製造方法

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JP2001307313A JP2000119845A JP2000119845A JP2001307313A JP 2001307313 A JP2001307313 A JP 2001307313A JP 2000119845 A JP2000119845 A JP 2000119845A JP 2000119845 A JP2000119845 A JP 2000119845A JP 2001307313 A JP2001307313 A JP 2001307313A
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resist
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head
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Kiichi Watanuki
基一 綿貫
Hiroyuki Nakajima
裕之 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドの浮上面に形成される浮上パターン等
の耐蝕性を向上させ、耐摩耗性、撥水性にすぐれた信頼
性の高いヘッドを提供する。 【解決手段】 ディスクに接触するパッドと浮上パター
ンとが浮上面に形成された薄膜ヘッドの製造方法におい
て、ヘッドの本体である基板30の浮上面に、密着層3
2と保護膜層34をこの順に成膜し、保護膜層34をレ
ジスト46により被覆するとともに、該レジスト46を
パターン形成して前記パッドを形成する部位にパッド穴
46aを形成し、前記パッド穴内を含む前記レジストが
被着された面に下地膜48とパッド膜50を成膜し、前
記レジスト46をリフトオフしてパッドを形成する。パ
ッド穴46aを所定のパッド形状よりも大径に形成して
おき、パッド膜50をエッチングして所定形状のパッド
に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜ヘッドの製造方
法に関し、より詳細には、ヘッドに形成される、媒体と
ヘッドとの吸着防止用のパッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、ディスクの回転
が停止した状態でヘッドがディスクの表面に接触し、デ
ィスクの回転とともに発生する空気流によりヘッドがデ
ィスクの表面から浮上する、いわゆるコンタクト・スタ
ート・ストップ方式(CSS方式)が採用されている。
このため、ヘッドのディスクに対向する面には、空気流
の作用によってヘッドを浮上させる浮上パターンが形成
され、また、ディスクとヘッドとの接触抵抗を小さくす
るためのパッドが形成されている。
【0003】図6は、ヘッド10を浮上面側から見た状
態を示す。12a、12b、12cが浮上パターン、1
4a、14b、14cが浅溝部、16が深溝部である。
浅溝部14a、14b、14c及び深溝部16は、ヘッ
ド10が浮上した際に負圧を生じさせ、ヘッド10が所
定の高さ以上に浮上しないようにするためのものであ
る。浮上面内ではパッド18a、18b、18c、18
d以外では、浮上パターン12a、12b、12cが最
も突出し、浅溝部14a、14b、14cが浮上パター
ン12a、12b、12cから僅かに低位に形成され、
深溝部16がさらに低位に形成される。パッド18a〜
18dは浅溝部14a、14b、14cを形成した部位
に配置され、端面が浮上パターン12a、12b、12
cの表面から突出するように形成される。図7は、磁気
ディスク20が回転して、ヘッド10がディスク面から
浮上している状態を示す。22はヘッド10を支持する
サスペンションである。
【0004】パッドはディスクが停止と回転を繰り返す
ごとにディスクの表面に接触する。したがって、パッド
には多数回のディスクとの接触に耐えられる耐久性が求
められる。このためパッドとディスクとの接触抵抗を小
さくして、ディスクの表面にパッドが吸着されにくくす
ること、ヘッドの表面に塵埃が付着しにくくして、パッ
ドが汚れたりすることを防止し、所要の接触抵抗以下に
維持することが求められる。
【0005】図5は、ヘッド(スライダ)にパッドを形
成する従来の製造方法を示す。なお、図5は図6のA−
A線断面図について示している。図5(a)は、仕上げラ
ップ加工したスライダの基板30の表面に密着層32、
保護膜層34、ストッパー層36、パッド層38をこの
順に積層した状態である。密着層32およびストッパー
層36はシリコンを成膜して形成し、保護膜層34及び
パッド層38はDLC(Diamond Like Carbon)を成膜し
て形成したものである。図5(b)は、パッド層38をエ
ッチングしさらにストッパー層36をエッチングしてパ
ッド18を形成した状態を示す。このエッチング操作で
は、パッド層38の表面にレジスト40をコーティング
し、露光・現像プロセスによりパッド18を形成する部
位を被覆するパターンを形成してエッチングする。
【0006】パッド層38は酸素ガス中でのドライエッ
チングにより、レジスト40によって被覆された部位が
残りパッド18が形成される。ストッパー層36のエッ
チングは、CF4ガスを用いてシリコンを選択的にエッ
チングすることによって行う。このエッチングにより、
パッド18を形成した部位を除いて保護膜層34が露出
する。図5(c)は、浮上パターン12と浅溝部14を形
成する工程である。レジスト42は浮上パターン12を
形成する部位とパッド18とを被覆している。ドライエ
ッチングによりDLCの保護膜層34をエッチングして
浮上パターン12を形成し、次にイオンミリングにより
密着層32と基板30とをエッチングして浅溝部14を
形成する。この工程では、基板30の表面は全体的にエ
ッチングされる。
【0007】図5(d)は、基板30に深溝部16を形成
する工程である。深溝部16を形成する部位をエッチン
グするため、深溝部16を形成する部位を除いたパッド
18、浮上パターン12、浅溝部14をレジスト44に
よって被覆する。基板30をイオンミリングあるいはド
ライエッチングすることにより、基板30の表面に深溝
部16を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したヘッド10の
浮上面にパッド18を形成する従来方法では、保護膜層
34の上にストッパー層36を設け、パッド層38をド
ライエッチングする際に下層の保護膜層34がエッチン
グされないようにしている。ところが、保護膜層34の
上にシリコンのストッパー層36を成膜する際に、保護
膜層34にシリコンが混入して保護膜層34にミキシン
グ層が形成されることが避けられない。保護膜層34に
混入したシリコンはストッパー層36をエッチングして
除去する通常処理では除去することができず、保護膜層
34の撥水性を低下させるという問題がある。一方、保
護膜層34に混入したシリコンを完全に除去するためス
トッパー層36をエッチングする時間を長くとると、保
護膜層34がダメージを受けてポーラス状となり、この
場合は保護膜層34が腐食しやすくなって耐蝕性が低下
するという問題がある。
【0009】本発明は、ヘッドにパッドを形成する際の
これらの問題点を解消すべくなされたものであり、その
目的とするところは、保護膜層として所要の耐蝕性を備
え、撥水性にすぐれることにより、高温多湿環境であっ
てもヘッドの汚れを防止し、十分な耐久性を備えて、信
頼性の高い薄膜ヘッドを得ることができる薄膜ヘッドの
製造方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次の構成を備える。すなわち、ディスクに接
触するパッドと浮上パターンとが浮上面に形成された薄
膜ヘッドの製造方法において、ヘッドの本体である基板
の浮上面に、密着層と保護膜層をこの順に成膜し、該保
護膜層をレジストにより被覆するとともに、該レジスト
をパターン形成して前記パッドを形成する部位にパッド
穴を形成し、前記パッド穴内を含む前記レジストが被着
された面にパッド膜を成膜し、前記レジストをリフトオ
フすることによりパッドを形成することを特徴とする。
【0011】また、前記レジストに形成するパッド穴を
前記パッド形状よりも大径に形成し、前記レジストをリ
フトオフした後、前記パッド膜をエッチングして所定形
状のパッドを形成することを特徴とする。パッド穴を所
定のパッド形状よりも大径に形成することにより、パッ
ドとして所定の膜厚および形状に精度よく形成すること
ができる。また、前記レジストの厚さと、該レジストに
形成するパッド穴の径としては、前記レジストの厚さを
t、前記パッド穴と前記パッドの半径の寸法差をLとし
て、L≧0.5tとすることがとくに好適である。
【0012】また、レジストをリフトオフした後、前記
パッド膜と前記保護膜層をレジストにより被覆し、該レ
ジストをパターン形成して、前記パッドを形成する部位
と前記浮上パターンを形成する部位をレジストにより被
覆し、前記パッド膜、保護膜層及び前記基板表面をエッ
チングして、パッド及び浮上パターンを形成することを
特徴とする。また、前記パッド及び浮上パターンを形成
した後、浮上面の全面に撥水処理を施すことを特徴とす
る。これによって、浮上面の撥水性が良好となり、浮上
面が汚れることを抑え、ヘッドの信頼性を高めることが
可能になる。また、前記パッド膜の下地層として、パッ
ドの耐摩耗性を向上させる下地膜を成膜することを特徴
とする。下地膜としてはシリコン膜、SiC膜等の硬度
の高い膜が好適に使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面と共に詳細に説明する。図1は本発明
に係る薄膜ヘッドの製造方法についての実施形態を示す
説明図である。なお、薄膜ヘッドの構成は図6に示す従
来の薄膜ヘッドと同一である。図1では、実施形態の製
造方法を図6のA−A線断面図について示す。
【0014】図1(a)は、仕上げラップ加工したスライ
ダの基板30の表面にシリコンの密着層32とDLCの
保護膜層34を成膜した状態を示す。実施形態での密着
層32の膜厚は10〜30オングストローム、保護膜層
34の膜厚は10〜50オングストローム程度である。
密着層32及び保護膜層34は通常の成膜装置を使用し
て成膜する。
【0015】本発明に係る薄膜ヘッドの製造方法ではリ
フトオフ法によってパッドを形成する。そのため、保護
膜層34を形成した後、図1(b)に示すように、保護膜
層34の表面にレジストをコーティングし、パッドを形
成する部位にパッド穴46aを形成する。パッド穴46
aは、露光・現像プロセスにより、レジスト46を貫通
して形成し、底面に保護膜層34を露出させる。なお、
本実施形態では、パッド穴46aは最終的に形成するパ
ッドよりも大きな径寸法に形成している。これは、パッ
ド穴46a内にパッド層等を成膜する場合にパッド穴4
6a内では均等な厚さに成膜されにくいことから、パッ
ド穴46aをある程度大きく形成して、パッドの厚さ及
び形状が所定の精度で得られるようにするためである。
本実施形態では、レジスト46の厚さを5〜20μm、
パッド穴46aの直径を40〜100μmとした。
【0016】図1(c)は、レジスト46にパッド穴46
aを形成した後、下地膜48とパッド膜50をこの順に
成膜した状態を示す。この成膜操作によってレジスト4
6の外表面に下地膜48とパッド膜50が形成され、同
時にパッド穴46a内に下地膜48とパッド膜50が積
層して形成される。なお、本実施形態では下地膜48と
してシリコン膜を成膜し、パッド膜50としてDLC膜
を成膜した。また、本実施形態での下地膜48の膜厚は
30〜100オングストローム、パッド膜の膜厚は30
0〜500オングストロームである。。
【0017】図4(a)は、パッド穴46a内に積層して
成膜した下地膜48とパッド膜50を拡大して示す。図
のように、パッド穴46a内では、下地膜48とパッド
膜50とは、中央部の膜厚が厚い腕形に成膜される。こ
れは、成膜時にレジスト46の厚さによってパッド穴4
6aが部分的に遮蔽され、パッド穴46a内では均一に
成膜されないことによる。パッド穴46aをパッドより
も十分に大径に形成しておくことにより、パッド穴46
aの中央部近傍で所要の膜厚が得られる。パッド穴46
aの穴径を設定する場合には、レジスト46の厚さを
t、パッド穴の半径と最終的に形成するパッドの半径の
差をLとして、L≧0.5tに設定するのがよい。この
条件とすることで、高精度にパッドを形成することがで
きる。
【0018】図1(d)は、下地膜48とパッド膜50を
形成した後、レジスト46をエッチングして除去した状
態を示す。レジスト46を除去することにより、レジス
ト46の表面に被着していた下地膜48とパッド膜50
が除去され、パッド穴46a内の下地膜48とパッド膜
50が保護膜層34の上に残る。
【0019】図2(a)は、パッド18と浮上パターン1
2を形成し、浅溝部14を形成する工程である。パッド
18及び浮上パターン12を所定のパターンに形成する
ため、パッド膜50及び保護膜層34の全面にレジスト
52をコーティングし、露光・現像プロセスによりレジ
スト52をパターニングしてパッド18及び浮上パター
ン12を形成する部位をレジスト52によって被覆す
る。この状態でドライエッチング、イオンミリングする
ことにより、露出部分のパッド膜50、下地膜48、保
護膜層34がエッチングされ、パッド18、浮上パター
ン12が形成される。また、基板30もエッチングされ
浅溝部14が形成される。
【0020】図4(b)は、パッド穴46a内に成膜され
た下地膜48とパッド膜50をエッチングして所定形状
のパッド18が形成された状態を示す。パッド穴46a
の中央部近傍部分のパッド膜50と下地膜48を残すこ
とによって、所定の厚さ寸法でかつ所定形状のパッド1
8を形成することができる。本実施形態では、パッド1
8の直径は30μm〜80μm、浅溝部14の深さは
0.1μm〜0.3μmである。本方法によれば、パッ
ド18と浮上パターン12を被覆するレジスト52を利
用して、パッド18及び浮上パターン12のパターニン
グと浅溝部14の形成まで行うことができる。
【0021】図2(b)は、深溝部16を形成する工程で
ある。基板30の表面に新たにレジスト54をコーティ
ングし、露光・現像プロセスによりレジスト54をパタ
ーン形成して深溝部16を形成する部位のみを露出させ
る。この状態でイオンミリングを施すことにより、深溝
部16が形成される。実施形態の深溝部16の深さは
1.5μm〜3.0μmである。こうして、基板30の
表面に浮上パターン12、浅溝部14、深溝部16、パ
ッド18が所定パターンで形成されたヘッドが得られ
る。
【0022】図3は、基板30の表面にさらに撥水処理
を施す工程を示す。撥水処理は基板30の表面に汚れが
付着しにくくするための処理である。本実施形態では、
CF4ガスを用いたドライエッチングによって撥水処理
を施した。エッチング条件は、CF4ガス15〜25sc
cm、ガス圧力50〜150mTorr、RFPower50〜20
0Wで、エッチング時間10〜50secである。
【0023】本実施形態の薄膜ヘッドの製造方法によれ
ば、パッド18はリフトオフ法によって形成するから、
保護膜層34をストッパー層によって被覆する必要がな
い。したがって、保護膜層34にシリコンのミキシング
層が形成されることを完全に回避することができる。保
護膜層34にミキシング層が形成されないことから、浮
上面に撥水処理を施すことによって、保護膜層34及び
基板30の撥水性をきわめて良好にすることができる。
浮上パターン12での撥水性を比較すると、従来製品で
純水の接触角60度程度であったものが、本発明方法に
よる場合は接触角85度程度にまで向上し、基板30の
表面での撥水性は、従来製品で接触角50度程度であっ
たものが本発明方法による場合は60度程度まで向上さ
せることができる。
【0024】また、浮上パターン12は保護膜層34を
所定パターンにエッチングして形成するが、保護膜層3
4にミキシング層が形成されないことによって、浮上パ
ターン12の耐蝕性を向上させることができる。従来製
品と本発明方法によって製造した製品について同一の耐
蝕性試験を行って耐蝕性を比較したところ、本発明方法
による場合は保護膜層34の厚さを従来の60%程度に
薄くしても従来と同等の耐蝕性を得ることができる。浮
上パターン12を薄く形成できることは、ヘッドに備え
られている素子とディスク面との実効間隔を狭めること
を可能とし、情報の記録・再生効率を向上させ、ディス
ク装置の高密度化に効果的に寄与するという利点があ
る。
【0025】上述した薄膜ヘッドの製造方法では、パッ
ド18を形成する際に、パッド膜50の下地膜48とし
てシリコン膜を成膜した。このシリコン膜はパッド膜5
0の下地に硬度の高い膜を形成することによってパッド
18の耐摩耗性を向上させる目的で設けたものである。
下地膜48としてはシリコン膜の他にSiC膜等が利用
できる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る薄膜ヘッドの製造方法によ
れば、上述したように、ヘッドの浮上面に成膜して形成
される浮上パターン等の耐蝕性を向上させることがで
き、ヘッド表面の撥水性を向上させることができて、耐
久性にすぐれ信頼性の高い薄膜ヘッドを製造することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜ヘッドの製造工程を示す説明
図である。
【図2】パッド及び浮上パターン等を形成する工程を示
す説明図である。。
【図3】撥水処理を施す工程を示す説明図である。
【図4】パッド穴内に成膜される状態を示す平面図及び
断面図である。
【図5】薄膜ヘッドを形成する従来の製造工程を示す説
明図である。
【図6】薄膜ヘッドの浮上面の構成を示す平面図であ
る。
【図7】薄膜ヘッドがディスク面から浮上する様子を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 ヘッド 12、12a、12b、12c 浮上パターン 14、14a、14b、14c 浅溝部 16 深溝部 18、18a、18b、18c、18d パッド 20 磁気ディスク 30 基板 32 密着層 34 保護膜層 36 ストッパー層 38 パッド層 40、42、44、46 レジスト 46a パッド穴 48 下地膜 50 パッド層 52、54 レジスト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに接触するパッドと浮上パター
    ンとが浮上面に形成された薄膜ヘッドの製造方法におい
    て、 ヘッドの本体である基板の浮上面に、密着層と保護膜層
    をこの順に成膜し、 該保護膜層をレジストにより被覆するとともに、該レジ
    ストをパターン形成して前記パッドを形成する部位にパ
    ッド穴を形成し、 前記パッド穴内を含む前記レジストが被着された面にパ
    ッド膜を成膜し、 前記レジストをリフトオフすることによりパッドを形成
    することを特徴とする薄膜ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記レジストに形成するパッド穴を前記
    パッド形状よりも大径に形成し、 前記レジストをリフトオフした後、 前記パッド膜をエッチングして所定形状のパッドを形成
    することを特徴とする請求項1記載の薄膜ヘッドの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記レジストの厚さと、該レジストに形
    成するパッド穴の径を、前記レジストの厚さをt、前記
    パッド穴と前記パッドの半径の寸法差をLとして、L≧
    0.5tとすることを特徴とする請求項2記載の薄膜ヘ
    ッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 レジストをリフトオフした後、前記パッ
    ド膜と前記保護膜層をレジストにより被覆し、 該レジストをパターン形成して、前記パッドを形成する
    部位と前記浮上パターンを形成する部位をレジストによ
    り被覆し、 前記パッド膜、保護膜層及び前記基板表面をエッチング
    して、パッド及び浮上パターンを形成することを特徴と
    する請求項2または3記載の薄膜ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記パッド及び浮上パターンを形成した
    後、浮上面の全面に撥水処理を施すことを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載の薄膜ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記パッド膜の下地層として、パッドの
    耐摩耗性を向上させる下地膜を成膜することを特徴とす
    る請求項1、2、3、4または5記載の薄膜ヘッドの製
    造方法。
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