JP2001306589A - 遺失物捜索システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遺失物に関する情報を、その情報がどこに存
在するかどうかわからない場合においても、見つけ出
し、その遺失物の捜索者に対して提示することができる
遺失物捜索システムを提供する。 【構成】 遺失物に関する情報の格納されているサーバ
ーコンピュータと、遺失物に関する検索要求情報の入力
と検索された情報の表示を行うための情報デバイスと、
遺失物に関する情報を管理するための管理コンピュータ
と、前記コンピュータ及び情報デバイス間で情報をやり
とりするためのネットワーク通信手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遺失物捜索システムに
関し、特に遺失物の捜索を行う際の遺失物捜索情報をを
管理する目的で設置した管理コンピュータに、複数ある
サーバーコンピュータに分散して格納されている遺失物
に関する情報を検索、統合させ、その統合された情報を
ネットワーク通信手段を介して、検索結果を表示するた
めの情報デバイスに対して一元的に提供することで、複
数あるサーバーコンピュータの存在を意識することな
く、遺失物の検索が出来るようにした遺失物捜索システ
ムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、遺失物の捜索をする場合には、そ
の遺失物を紛失したと思われる場所の近傍の交番や遺失
物窓口等、遺失物に関する情報が集まると考えられる場
所に、直接出かける、電話をかける等の手段によりいち
いち問い合わせを行い、その遺失物に関する情報がない
かどうかを確かめる必要があり、その作業に非常に手間
がかかるという欠点があった。この欠点に対し、特許公
開平９−９１３４０において、遺失物に関する情報を、
処理装置に接続された遺失物管理ファイルによって統合
的に管理し、そのファイルを検索することで遺失物捜索
の際の手間を軽減する遺失物情報管理方法に関する提案
があった。また、米国においては、米国内における住所
表記のＺＩＰコードを手がかりにした遺失物捜索のサー
ビスが考案され、ネットワーク上で公開されている。
（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｌｏｓｔ−ｆｏｕｎｄ．ｏｒ
ｇ／）

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許公
開平９−９１３４０の遺失物情報管理方法においては、
情報を管理するシステムが外部に対して閉じているため
に、このシステムが導入されていない場所からは遺失物
の捜索ができない、遺失物に関する情報がどこに存在す
るかわからないと遺失物の捜索がしずらい等の欠点があ
った。また、米国内で運用されているシステムでは、主
に遺失物を紛失したと思われる場所のＺＩＰコードとい
う米国内独特の住所表記を手がかりとして遺失物の捜索
を行うものであるため、住所表記法の異なる国では使用
することが出来ない、遺失物を紛失した場所の検討がつ
かない場合の遺失物捜索がしずらい等の問題があった。

【０００４】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、複数あるサーバー
コンピュータのどこかに格納されている遺失物に関する
情報を、複数のサーバーコンピュータの存在を意識する
ことなく見つけだし、遺失物の捜索者に対して提示する
ことができる遺失物捜索システムを提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、遺失物に関する情報の格納されているサー
バーコンピュータと、遺失物に関する検索要求情報の入
力と検索された情報の表示を行うための情報デバイス
と、遺失物に関する情報を管理するための管理コンピュ
ータと、前記コンピュータ及び情報デバイス間で情報を
やりとりするためのネットワーク通信手段とを備えた構
成をとる。

【０００６】

【作用】請求項１記載の遺失物捜索システムにおいて、
サーバーコンピュータに格納されている遺失物に関する
情報は、遺失物に関する情報を管理するための管理コン
ピュータに送られ、さらに、その情報を、管理コンピュ
ータから、遺失物に関する検索要求情報の入力と検索さ
れた情報の表示を行うための情報デバイスに送信され
て、そこで提示することができる。このような動作をさ
せることが可能となることから、遺失物に関する検索要
求情報の入力と検索された情報の表示を行うための情報
デバイスと、管理コンピュータ間で情報のやり取りを行
うことで、サーバーコンピュータ内の遺失物に関する情
報を引き出し、遺失物捜索をすることが可能となる。な
お、情報の伝達はすべてネットワーク通信手段を介して
なされる。

【０００７】請求項２記載の遺失物捜索システムにおい
て、遺失物に関する検索要求情報の入力と検索された情
報の表示を行うための情報デバイスから入力された検索
要求情報は、遺失物に関する情報を管理するための管理
コンピュータに送られ、管理コンピュータによって、そ
の検索要求情報をもとに、遺失物に関する情報の格納さ
れているサーバーコンピュータ内が検索される。サーバ
ーコンピュータ内の検索要求情報に合致する遺失物に関
する情報は、管理コンピュータに送られ、そこで人が見
やすい形に整形された後、検索要求情報を入力したのと
同じ情報デバイスに送信されて、提示される。そのた
め、操作する際に、サーバーコンピュータに格納されて
いる遺失物に関する情報を意識する必要がなく、あたか
も管理コンピュータに、遺失物に関する情報が存在して
いるかのごとく動作させることが出来るようになる。

【０００８】さらに、請求項２記載の遺失物捜索システ
ムにおいて、何らかの理由により、あるサーバーコンピ
ュータに格納されているはずの遺失物に関する情報が、
そのサーバーコンピュータ内に存在せず、別のサーバー
コンピュータ内に存在していたとしても、管理コンピュ
ータが、検索可能な遺失物に関する情報の格納されてい
るサーバーコンピュータのネットワーク上の位置を把握
することにより、遺失物に関する検索要求情報の入力と
検索された情報の表示を行うための情報デバイスから
は、管理コンピュータと情報のやり取りを行えば、あと
は管理コンピュータが、ネットワーク通信手段に接続さ
れたサーバーコンピュータのうち、検索すべきサーバー
コンピュータを順々に検索して、格納されている遺失物
に関する情報を読み出し、それを情報デバイスに送り出
すことが可能となる。そのため、遺失物に関する検索要
求情報の入力と検索された情報の表示を行うための情報
デバイス側では、遺失物に関する情報がどのサーバーコ
ンピュータに格納されているかということを意識するこ
となく、あたかも管理コンピュータに格納されている情
報を受信しているかのごとく動作させることが可能とな
る。

【０００９】請求項３記載の遺失物捜索システムにおい
て、遺失物に関する情報が、複数のサーバーコンピュー
タに分散して格納されている場合でも、管理コンピュー
タがネットワーク通信手段を介して、これら複数のサー
バーコンピュータ内の遺失物に関する情報を受信、統合
して、遺失物に関する検索要求情報の入力と検索された
情報の表示を行うための情報デバイスに対して提供する
ことができるため、遺失物に関する検索要求情報の入力
と検索された情報の表示を行うための情報デバイスから
は、遺失物に関する情報の格納されている複数のサーバ
ーコンピュータを意識することなく、あたかも単独の管
理コンピュータに格納されている情報を受信しているか
のごとく動作させることが可能となる。

【００１０】請求項４記載の遺失物捜索システムにおい
て、情報デバイスによって遺失物を捜索する際に入力さ
れた検索要求情報を、遺失物に関する情報を管理するた
めの管理コンピュータに蓄積し、その検索要求情報をも
とに、ある一定期間の間、遺失物に関する情報の格納さ
れているサーバーコンピュータ内に、その検索要求情報
に合致する遺失物に関する情報が新規で登録されたかど
うかを自動的に検索する動作をさせることができる。こ
のような動作をさせることで、はじめに遺失物捜索時に
検索に失敗し、遺失物が見つからなかった場合において
も、ある一定の間に、検索しようとしている遺失物に関
する情報が、サーバーコンピュータに登録された際に
は、管理コンピュータによって自動的に行われる再検索
動作によって、その情報を見つけ出し、管理コンピュー
タを介して情報デバイスに提示することが可能となる。

【００１１】請求項５記載の遺失物捜索システムにおい
て、情報デバイスによって遺失物を捜索する際に入力さ
れた検索要求情報を、遺失物に関する情報を管理するた
めの管理コンピュータを介して、遺失物に関する情報の
格納されるサーバーコンピュータ内に蓄積し、その検索
要求情報をもとに、サーバーコンピュータに、その検索
要求情報に合致する遺失物に関する情報が新規で登録さ
れた際には、その情報を見つけ出すことができる。この
ような動作をさせることで、はじめに遺失物捜索時に検
索に失敗し、遺失物が見つからなかった場合において
も、検索しようとしている遺失物に関する情報が、サー
バーコンピュータに登録された際には、サーバーコンピ
ュータから管理コンピュータを介して情報デバイスにそ
の情報を送信し、提示することが可能となる。

【００１２】請求項６記載の遺失物捜索システムにおい
て、遺失物に関する情報を管理するための管理コンピュ
ータが、遺失物に関する情報の格納されているサーバー
コンピュータ内に、過去に前記情報デバイスによって遺
失物を捜索する際に入力された検索要求情報に合致する
遺失物に関する情報があることを新規に検知した場合に
は、管理コンピュータから検索要求情報を入力した情報
デバイスに対して、検索要求情報に合致する遺失物に関
する新規の情報が見つかったという信号を送ることがで
きる。このような動作をさせることで、はじめに遺失物
捜索時に検索に失敗し、遺失物が見つからず、請求項４
もしくは請求項５記載の遺失物捜索システムにより、自
動的に遺失物が検索されている間は、情報デバイスから
管理コンピュータに遺失物が見つかったどうかを問い合
わせる必要がなくなり、管理コンピュータから情報デバ
イスに対して新規の情報が見つかった旨の連絡が送られ
るまで、待つのみでよくなる。

【００１３】請求項７記載の遺失物捜索システムにおい
て、遺失物に関する情報を管理するための管理コンピュ
ータが、情報デバイスによって遺失物を捜索する際に入
力された検索要求情報中に、金銭決済の保留、遺失事実
の届け出等に代表される、遺失に関わる事後行動を必要
とする情報を見つけた際には、管理コンピュータは、サ
ーバーコンピュータに、前記遺失物に関する情報とは異
なる形で格納されている、事後行動に関する手引き情報
を引き出し、その情報を検索要求情報を入力した情報デ
バイスに送信し、提示することが可能となる。これによ
り、遺失物中に、遺失に関わる事後行動を必要とする物
が含まれていた場合においても、的確な事後行動の手引
きを与えることができるようになる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は、本発明による遺失物捜索システム
の一実施例を示す概略構成図である。図において、１は
遺失物に関する情報の格納されているサーバーコンピュ
ータ、２は遺失物に関する検索要求情報の入力と検索さ
れた情報の表示を行うための情報デバイス、３は遺失物
に関する情報を管理するための管理コンピュータ、４は
情報のやり取りをするためのネットワーク通信手段、５
は遺失物に関する情報の格納されている１とは別のサー
バーコンピュータ、６は事後行動に関する手引き情報が
格納されているサーバーコンピュータであり、各コンピ
ュータ及び情報デバイスは、４のネットワーク通信手段
を介して、ネットワーク通信手段に接続された他のコン
ピュータ及び情報デバイスとの間で情報のやり取りがで
きるように接続されている。

【００１５】次に、上記構成の遺失物捜索システムの動
作について図を用いて詳細に説明する。図２は、本発明
による遺失物捜索システムの基本動作を示す動作説明図
である。サーバーコンピュータ１には、既に発見されて
いるものの持ち主のわからない遺失物の外観、内容等
の、遺失物を捜索する際に必要な情報が格納される。こ
れらの遺失物を捜索する際に必要な情報は、要求に応じ
てネットワーク通信手段４を介して他のコンピュータに
配信可能なように準備されている。遺失物を捜索する人
は、情報デバイス２を操作し、捜索したい遺失物の特徴
を表す情報を検索要求情報として入力する。入力された
検索要求情報は、ネットワーク通信手段４を介して、管
理コンピュータ３に送られ、３の管理コンピュータは、
送られてきた検索要求情報をもとに、ネットワーク通信
手段４を介して、自分が検索することのできるサーバー
コンピュータ１内の遺失物情報を検索する。検索によ
り、サーバーコンピュータ１内に、検索要求情報に合致
した遺失物の情報が発見された場合には、その情報はい
ったんネットワーク通信手段４を介して管理コンピュー
タ３に送られ、そこから再びネットワーク通信手段４を
介して情報デバイス２に送信されて、そこで遺失物を捜
索する人に提示される。このような動作をすることで、
情報デバイスを操作して遺失物を捜索する人は、遺失物
に関する情報を格納しているサーバーコンピュータの存
在を意識することなく、管理コンピュータに対しての
み、遺失物の検索要求情報を送信して遺失物の捜索を行
うことが可能となる。

【００１６】図３は、図２に示す本発明による遺失物捜
索システムの基本動作によって、サーバーコンピュータ
１内に、検索要求情報に合致した遺失物の情報が発見さ
れなかった場合の、本発明による遺失物捜索システムの
次なる動作を示す動作説明図である。サーバーコンピュ
ータ１内に、検索要求情報に合致した遺失物の情報が発
見されなかった場合、管理コンピュータ３は、ネットワ
ーク通信手段４に接続された遺失物に関する情報の格納
されている１とは別のサーバーコンピュータ５内の情報
に対し、サーバーコンピュータ１内の情報に対して行っ
たのと同様の検索を実施し、サーバーコンピュータ５内
に、検索要求情報に合致した遺失物の情報が発見された
場合には、前述と同様の方法によりその情報を情報デバ
イス２に送信して表示する。サーバーコンピュータ５内
においても検索要求情報に合致した遺失物の情報が発見
されなかった場合には、ネットワーク通信手段４に接続
された、図示しない別のサーバーコンピュータ内の情報
に対して同様の検索を実施する。この動作を繰り返すこ
とによって、管理コンピュータ３は、ネットワーク通信
手段４を介して自分が検索することのできる全てのサー
バーコンピュータ内の情報を検索し、その結果を情報デ
バイス２に送信して表示することが可能となる。

【００１７】図４は、複数のサーバーコンピュータ内
に、検索要求情報に合致した遺失物の情報が発見され
ず、検索要求情報に近い遺失物の情報しか発見されなか
った場合の、本発明による遺失物捜索システムの動作を
示す動作説明図である。管理コンピュータ３の検索によ
って、サーバーコンピュータ１内に、検索要求情報にぴ
ったり合致した遺失物の情報が発見されず、検索要求情
報に近い遺失物の情報しか発見なかった場合、管理コン
ピュータ３は、サーバーコンピュータ１からその検索要
求情報に近い遺失物の情報の送信を受け、それを自らの
中に保存した後に、遺失物に関する情報の格納されてい
る１とは別のサーバーコンピュータ５内の情報に対し、
サーバーコンピュータ１内の情報に対して行ったのと同
様の検索を実施する。そしてそこでも、検索要求情報に
近い遺失物の情報しか発見なかった場合、管理コンピュ
ータ３は、サーバーコンピュータ５からその検索要求情
報に近い遺失物の情報の送信を受け、それを自らの中に
保存した後に、図示しない別のサーバーコンピュータ内
の情報に対して同様の検索を実施する。この動作を繰り
返すことによって、管理コンピュータ３内に蓄えられた
検索要求情報に近い遺失物に関する情報は、管理コンピ
ュータ３によって統合され、情報デバイス２に送信して
表示される。この一連の動作により、各サーバーコンピ
ュータ内に検索要求情報にぴったり一致した遺失物の情
報が発見されなかった場合においても、各サーバーコン
ピュータ内の検索要求情報に類似する遺失物に関する情
報を、情報デバイス２において受信し、一覧的に表示す
ることが可能となる。

【００１８】図５は、情報デバイス２から検索要求情報
を入力し、本発明による遺失物捜索システムを操作し
て、遺失物の捜索を行ったにもかかわらず、検索要求情
報に合致、もしくはそれに近い遺失物に関する情報が発
見されなかった場合の、本発明による遺失物捜索システ
ムの動作を示す動作説明図である。情報デバイス２によ
って入力された検索要求情報は、管理コンピュータ３上
に保存され、管理コンピュータ３は、この保存された検
索要求情報をもとに、ある一定期間の間、自動的に、各
サーバーコンピュータ内の遺失物に関する情報に対して
前述した一連の検索を行う動作をする。これにより、サ
ーバーコンピュータに、新規で検索要求情報に合致、も
しくはそれに近い遺失物に関する情報が登録された場合
においても、その情報を発見し、情報デバイス２におい
て確認することが可能となる。

【００１９】図６は、情報デバイス２から検索要求情報
を入力し、本発明による遺失物捜索システムを操作し
て、遺失物の捜索を行ったにもかかわらず、検索要求情
報に合致、もしくはそれに近い遺失物に関する情報が発
見されなかった場合の、本発明による遺失物捜索システ
ムの図５に示した動作とは別のもうひとつの動作を示す
動作説明図である。情報デバイス２によって入力された
検索要求情報は、管理コンピュータ３を介して自動的
に、各サーバーコンピュータに保存される。各サーバー
コンピュータは、この保存された検索要求情報をもと
に、ある一定期間の間、自己内に格納された遺失物に関
する情報の検索を行い、検索要求情報に合致、もしくは
それに近い遺失物に関する情報を見つけた場合には、管
理コンピュータ３に対してその情報を送信する。送られ
た情報は管理コンピュータ３を介して、情報デバイス２
に転送され表示される。これにより、サーバーコンピュ
ータに、新規で検索要求情報に合致、もしくはそれに近
い遺失物に関する情報が登録された場合においても、い
ち早くその情報を発見し、情報デバイス２において確認
することが可能となる。

【００２０】図７は、本発明による遺失物捜索システム
が、図５もしくは図６に示す方法により、検索要求情報
に合致、もしくはそれに近い遺失物に関する情報を自動
的に発見した際における、本発明による遺失物捜索シス
テムの動作を示す動作説明図である。管理コンピュータ
３が、各サーバーコンピュータから送られてきた検索結
果中に、検索要求情報に合致、もしくはそれに近い遺失
物に関する情報を、新規で検知した場合には、管理コン
ピュータ３は、その検知事実を、捜索したい遺失物の検
索要求情報を入力した情報デバイス２に対して、情報と
して送信し連絡する。これにより、遺失物を捜索する人
は、管理コンピュータ３からその連絡があったときだ
け、情報デバイス２を操作して管理コンピュータ３から
送られた遺失物に関する情報を確認すればよくなる。

【００２１】図８は、情報デバイス２によって遺失物を
捜索する際に入力された検索要求情報中に、金銭決済の
保留、遺失事実の届け出等に代表される、遺失に関わる
事後行動を必要とする情報が存在する場合における、本
発明による遣失物捜索システムの動作を示す動作説明図
である。管理コンピュータ３は、情報デバイス２から送
られてきた遺失物を捜索する際に入力された検索要求情
報を常に監視している。そして、その中に遺失に関わる
事後行動を必要とする情報を検知した場合には、管理コ
ンピュータ３は、ネットワーク通信手段４を介して、事
後行動に関する手引き情報が格納されているサーバーコ
ンピュータ６に対し、事後行動に関する手引き情報を送
信するように要求する。サーバーコンピュータ６は、そ
の要求により、自らの中に保存された事後行動に関する
手引き情報を管理コンピュータ３に対して送信する。送
信された事後行動に関する手引き情報は、管理コンピュ
ータ３を介して、情報デバイス２に送られ、そこで表示
される。これにより、本発明による遺失物捜索システム
を操作し、捜索しようとしている遺失物中に、通帳やキ
ャッシュカードのような、遺失に関わる事後行動を必要
とする物が含まれていた場合においても、的確な事後行
動（たとえば、金銭決済の保留や、遺失事実の届け出）
の手引きを与えることができるようになる。

【００２２】なお、上記実施例では、説明を解りやすく
するために、本発明による遺失物捜索システムの構成要
素を、別々のコンピュータまたは情報デバイスとして説
明したが、これらの構成要素は独立した別々のコンピュ
ータである必要はなく、あるコンピュータ中でうごくプ
ログラムであっても構わない。また、本発明による遺失
物捜索システムの構成要素である、各コンピュータまた
は情報デバイスは独立している必要はなく、ある構成要
素に複数の構成要素の役割を兼ねさせたとしても、本発
明による遺失物捜索システムは問題なく構築できる。さ
らにネットワーク通信手段は、有線の通信ネットワーク
である必要はなく、情報のやり取りを目的とする限り、
その実現手段は無線であっても良いのはもちろんであ
る。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
捜索しようとする遺失物に関する情報の所在を意識する
ことなく、遺失物に関する情報を検索し、その結果を、
遺失物の捜索者に対して提示することができる遺失物捜
索システムを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による遺失物捜索システムの一実施例を
示す概略構成図である。

【図２】本発明による遺失物捜索システムの基本動作を
示す動作説明図である。

【図３】本発明による遺失物捜索システムの一動作例を
示す動作説明図である。

【図４】本発明による遺失物捜索システムの一動作例を
示す動作説明図である。

【図５】本発明による遺失物捜索システムの一動作例を
示す動作説明図である。

【図６】本発明による遺失物捜索システムの一動作例を
示す動作説明図である。

【図７】本発明による遺失物捜索システムの一動作例を
示す動作説明図である。

【図８】本発明による遺失物捜索システムの一動作例を
示す動作説明図である。

【符号の説明】

１ サーバーコンピュータ ２ 情報デバイス ３ 管理コンピュータ ４ ネットワーク通信手段 ５ サーバーコンピュータ ６ サーバーコンピュータ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のコンピュータと情報端末からなる
   遺失物捜索システムであって、遺失物に関する情報の格
   納されているサーバーコンピュータと、遺失物に関する
   検索要求情報の入力と検索された情報の表示を行うため
   の情報デバイスと、遺失物に関する情報を管理するため
   の管理コンピュータと、前記コンピュータ及び情報デバ
   イス間で情報をやりとりするためのネットワーク通信手
   段を具備することを特徴とする遺失物捜索システム。
2. 【請求項２】 前記情報デバイスによって遺失物を捜索
   する際に入力された検索要求情報が、前記遺失物に関す
   る情報を管理するための管理コンピュータに伝えられ、
   検索要求情報を伝えられた管理コンピュータによって、
   前記遺失物に関する情報の格納されているサーバーコン
   ピュータの内部の情報が、サーバーコンピュータのネッ
   トワーク上の位置によらず、検索、統合され、その統合
   された情報が管理コンピュータから、検索された情報の
   表示を行うための前記情報デバイスに対して提供するこ
   とができるように構成されたことを特徴とする請求項１
   記載の遺失物捜索システム。
3. 【請求項３】 前記遺失物に関する情報の格納されてい
   るサーバーコンピュータ内の情報と、別の遺失物に関す
   る情報の格納されているサーバーコンピュータ内の情報
   が、前記遣失物に関する情報を管理するための管理コン
   ピュータによって、前記ネットワーク通信手段を介して
   一元的に管理され、複数のサーバーコンピュータに格納
   された遺失物に関する情報を統合して、前記遺失物を捜
   索する際に情報を表示するための前記情報デバイスに対
   して提供することができるように構成されたことを特徴
   とする請求項１又は２記載の遺失物捜索システム。
4. 【請求項４】 前記情報デバイスによって遺失物を捜索
   する際に入力された検索要求情報が、前記遣失物に関す
   る情報を管理するための管理コンピュータに蓄積され、
   ある一定期間の間、前記遺失物に関する情報の格納され
   ているサーバーコンピュータ内に、その検索要求情報に
   合致する遺失物に関する情報が新規で登録されたかどう
   かを自動的に検索することが出来るように構成されたこ
   とを特徴とする請求項１、２又は３記載の遺失物捜索シ
   ステム。
5. 【請求項５】 前記情報デバイスによって遺失物を捜索
   する際に入力された検索要求情報が、前記遺失物に関す
   る情報を管理するための管理コンピュータを介して、前
   記遺失物に関する情報の格納されているサーバーコンピ
   ュータに記録蓄積され、その検索要求情報に合致する遺
   失物に関する情報が、そのサーバーコンピュータに新規
   で登録された場合に、その新規登録された遺失物に関す
   る情報を、前記遺失物に関する情報を管理するための管
   理コンピュータに対して自動的に送信することが出来る
   ように構成されたことを特徴とする請求項１、２、３又
   は４記載の遺失物捜索システム。
6. 【請求項６】 請求項１から５までのいずれかにおい
   て、前記遺失物に関する情報を管理するための管理コン
   ピュータが、前記遺失物に関する情報の格納されている
   サーバーコンピュータ内に、過去に前記情報デバイスに
   よって遺失物を捜索する際に入力された検索要求情報に
   合致する遺失物に関する情報があることを新規に検知し
   た場合に、検索要求情報を入力した情報デバイスに対し
   て、検索要求情報に合致する遺失物に関する新規の情報
   があるという事実を自動的に伝達できるようにしたこと
   を特徴とする遺失物捜索システム。
7. 【請求項７】 請求項１から６までのいずれかにおい
   て、前記遺失物に関する情報を管理するための管理コン
   ピュータが、前記情報デバイスによって遺失物を捜索す
   る際に入力された検索要求情報中に、金銭決済の保留、
   遺失事実の届け出等に代表される、遺失に関わる事後行
   動を必要とする情報を見つけた際には、サーバーコンピ
   ュータに、前記遺失物に関する情報とは異なる形で格納
   されている、事後行動に関する手引き情報が管理コンピ
   ュータを介して引き出され、検索要求情報を入力した情
   報デバイスに送られてそこで自動的に提示することがで
   きるようにしたことを特徴とする遺失物捜索システム。