JP2001305923A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2001305923A
JP2001305923A JP2000125207A JP2000125207A JP2001305923A JP 2001305923 A JP2001305923 A JP 2001305923A JP 2000125207 A JP2000125207 A JP 2000125207A JP 2000125207 A JP2000125207 A JP 2000125207A JP 2001305923 A JP2001305923 A JP 2001305923A
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photosensitive drum
process cartridge
toner
image forming
cleaning
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Koji Miura
幸次 三浦
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Susumu Shintani
進 新谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光ドラムの感光層と端部シールとの摺擦に
よって感光ドラム外周に強制的に引き付けられる飛散ト
ナーを無くして端部シールの清掃能力の低下を防ぐこと
ができるプロセスカートリッジを提供すること。 【構成】 電子写真画像形成装置に対して着脱可能であ
って、少なくとも感光ドラム1と、基体に支持されたク
リーニングブレード28を前記感光ドラム1の進行方向
に対してカウンター方向に当てることによって感光ドラ
ム1上のトナーを除去するクリーニング装置(クリーニ
ング手段)6とを有するプロセスカートリッジBにおい
て、前記感光ドラム1の感光層の長手方向長さを前記ク
リーニングブレード28の長手方向寸法と略同一とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジとこれを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する
ものである。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のであって、これには例えば電子写真複写機、電子写真
プリンタ(レーザービームプリンタ、LEDプリンタ
等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ等が含まれ
る。
【0002】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、クリーニング手段、現像手段、電子写真感光体の何
れかを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、感光ドラム及びこれに作用
するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、このカ
ートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセ
スカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカ
ートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービ
スマンによらないでユーザー自身で行うことができるた
め、操作性を格段に向上させることができる。このた
め、このプロセスカートリッジ方式は画像形成装置にお
いて広く用いられている。
【0004】感光ドラムの寿命が延びてプリンタ可能枚
数が増えると、供給能力に制限が生じる現像手段を独立
な現像ユニットとし、現像ユニットと画像形成プロセス
手段である感光ドラム、帯電手段及びクリーニング手段
を一体としたプロセスカートリッジに分け、これらの装
置本体への着脱とメンテナンスを容易にし、それぞれ主
要部品の寿命に応じた使い方がなされるようになってき
ている。このプロセスカートリッジにおいて、クリーニ
ングによって発生した廃現像剤(トナー)は感光ドラム
の寿命に見合って十分に収納し得る容積のクリーニング
容器内に蓄えられ、プロセスカートリッジの交換時に取
り除かれる。
【0005】ところで、クリーニング手段としては、ウ
レタンゴム等の弾性部材から成るクリーニングブレード
のエッジを感光ドラムに圧接して該感光ドラム上の残留
トナーを掻き取る構成が小型でコスト面で有利であり、
トナー除去機能も優れていることから従来から広く実用
されている。この種のクリーニング手段は、感光ドラム
にケーシングの開口部を対向させ、該開口部の1つの縁
部にクリーニングブレードをそのエッジが感光ドラムに
圧接するように配設し、転写後にクリーニング位置に到
来する残留トナーを掻き落とすよう構成されている。
【0006】斯かるクリーニング手段の構成において
は、クリーニングブレードのエッジの長手方向延長部位
に設けられたクリーニング容器の開口縁には、回収トナ
ーの漏れ出しを防止するための端部シールがクリーニン
グブレード両端に配設されており、クリーニング装置側
方からのトナー漏れを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光ドラム
の感光層は端部シールより外側まで位置しており、端部
シールと感光層は常に摺擦している。感光層の摺擦部は
摺擦により摺擦帯電し、現像する際に生じる飛散トナー
を強制的に感光ドラム外周に引き付けてしまい、この引
き付けられたトナーは端部シールで清掃されている。こ
のため、端部シールの清掃能力が次第に低下するという
問題があった。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、感光ドラムの感光層と端部シ
ールとの摺擦によって感光ドラム外周に強制的に引き付
けられる飛散トナーを無くして端部シールの清掃能力の
低下を防ぐことができるプロセスカートリッジ及び電子
写真画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電子写真画像形成装置に対
して着脱可能であって、少なくとも感光ドラムと、基体
に支持されたクリーニングブレードを前記感光ドラムの
進行方向に対してカウンター方向に当てることによって
感光ドラム上のトナーを除去するクリーニング手段とを
有するプロセスカートリッジにおいて、前記感光ドラム
の感光層の長手方向長さを前記クリーニングブレードの
長手方向寸法と略同一としたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、少なくとも感光ド
ラムと、基体に支持されたクリーニングブレードを前記
感光ドラムの進行方向に対してカウンター方向に当てる
ことによって感光ドラム上のトナーを除去するクリーニ
ング手段とを有するプロセスカートリッジを着脱可能に
装填し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装
置において、前記感光ドラムの感光層の長手方向長さを
前記クリーニングブレードの長手方向寸法と略同一とし
たことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】以下の説明において、プロセスカートリッ
ジBの短手方向とは、該プロセスカートリッジBを画像
形成装置Aへ着脱する方向であって、記録媒体の搬送方
向と一致している。又、プロセスカートリッジBの長手
方向とは、該プロセスカートリッジBを画像形成装置A
へ着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)であ
って、記録媒体の表面と平行で、記録媒体の搬送方向と
交差(略直交)する方向である。又、プロセスカートリ
ッジBに関して左右とは、記録媒体の搬送方向に従って
記録媒体を上から見て右又は左である。
【0013】[画像形成装置の全体構成]図1は本発明
に係る電子写真写真画像形成装置(以下、画像形成装置
と称する)全体の概略構成を示す縦断面図である。
【0014】図1に示す画像形成装置Aは4色フルカラ
ーのレーザービームプリンタであり、該画像形成装置A
は、第1の像担持体としてドラム型の電子写真感光体
(以下、感光ドラムと称する)1を備えている。この感
光ドラム1は駆動手段(不図示後述)によって図1の反
時計回りに回転駆動され、その周囲には、その回転方向
に従って順に、感光ドラム1の表面を均一に帯電する帯
電装置2、画像情報に基づいてレーザービームを照射し
て感光ドラム1上に静電潜像を形成する露光装置3、静
電潜像にトナーを付着させてこれをトナー像として現像
する現像装置4、感光ドラム1の上のトナー像が1次転
写される第2の像担持体としての転写装置5、1次転写
後の感光ドラム1の表面に残った転写残トナーを除去す
るクリーニング装置6等が配設されている。
【0015】ここで、感光ドラム1と帯電装置2及びク
リーニング装置6は一体的にカートリッジ化されてプロ
セスカートリッジBを構成しており、このプロセスカー
トリッジBは画像形成装置Aに対して着脱可能である。
【0016】その他、記録媒体(第3の像担持体)Sを
転写装置5に向けて給送するとともに搬送する給搬送装
置7、2次転写後の記録媒体Sにトナー像を定着させる
定着装置8が配設されている。
【0017】以下、感光ドラム1から順に詳述する。
【0018】感光ドラム1は、直径約47mmのアルミ
ニウムシリンダ1b(図15参照)の外周面に有機光導
電体層(OPC感光体)を塗布して構成した感光層1a
を有している。そして、この感光ドラム1は、その両端
部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方
の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達され
ることによって図1の矢印方向に回転駆動される。
【0019】帯電装置2としては、例えば特開昭63−
149669号公報に示すような接触帯電方式のものを
使用することができる。帯電部材はローラ状に形成され
た導電性ローラで構成され、この導電性ローラを感光ド
ラム1の表面に当接させるとともに、該導電性ローラに
電源(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加するこ
とによって、感光ドラム1の表面が一様に帯電される。
【0020】露光装置3はポリゴンミラー3aを有し、
このポリゴンミラー3aにはレーザーダイオード(不図
示)によって画像信号に対応する画像光が照射される。
ポリゴンミラー3aはスキャナーモータ(不図示)によ
って高速で回転駆動され、反射した画像光を結像レンズ
3b、反射ミラー3c等を介して帯電済の感光ドラム1
の表面に照射して選択的に露光することによって感光ド
ラム1の表面に静電潜像を形成する。
【0021】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、即
ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のト
ナーをそれぞれ収納した現像器4Y,4M,4C,4B
kを備えている。感光ドラム1上の静電潜像の現像時に
は、その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が現像
位置に配置される。即ち、所定の現像器が回転体4Aの
割出回転によって感光ドラム1に対向した現像位置に止
まり、更にその現像器の現像スリーブ4bが感光ドラム
1に対して微小間隙(300μm程度)をもって対向す
るように位置決めされた後、感光ドラム1上の静電潜像
を現像する。この現像は次のようにしてなされる。
【0022】即ち、現像する色に対応する現像器の容器
内のトナーを送り機構によって塗布ローラ4aへ送り込
み、回転する塗布ローラ4a及びトナー規制ブレード4
cによって現像スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布
し、且つ、トナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。この
現像スリーブ4bと静電潜像が形成された感光ドラム1
との間に現像バイアスを印加することにより、静電潜像
にトナー像を付着させてトナー像として現像する。
【0023】又、各現像器4Y,4M,4C,4Bkの
現像スリーブ4bには、各現像器が現像位置に配置され
たときに、画像形成装置Aに設けられた各色現像用高圧
電源が接続されるようになっており、各色の現像毎に選
択的に電圧が印加される。尚、各現像器4Y,4M,4
C,4Bkは回転体4Aに対して個別に着脱可能に構成
され、回転体4Aは画像形成装置Aに対して着脱可能に
構成されている。
【0024】第2の像担持体としての転写装置5は、感
光ドラム1から順次1次転写されて重ねられた複数のト
ナー像を一括して記録媒体Sに2次転写するものであ
り、矢印R5方向に走行する中間転写ベルト5aを備え
ている。本実施の形態では、中間転写ベルト5aは周長
約440mmのベルトで構成されており、駆動ローラ5
bと2次転写対向ローラ5c及び従動ローラ5dの3本
のローラに掛け渡されている。
【0025】又、転写装置5は従動ローラ5dに近接し
て中間転写ベルト5aを感光ドラム1に押圧する位置と
中間転写ベルト5aが感光ドラム1から離れる位置を取
るように後退する押えローラ5jを備えている。そし
て、中間転写ベルト5aは駆動ローラ5bの回転によっ
て矢印R5方向に走行する。更に、中間転写ベルト5a
の外側の所定位置には、中間転写ベルト5aの表面に接
離可能なクリーニングユニット5eが設けられており、
トナー画像を記録媒体Sに一括して2次転写した後に残
った転写残トナーを除去する。このクリーニングユニッ
ト5eは、帯電ローラ5fを中間転写ベルト5aに当接
させてトナーに転写時と逆の電荷を与える。すると、逆
の電荷を付与されたトナーは感光ドラム1に静電的に付
着され、その後、感光ドラム1用のクリーニング装置6
によって回収される。尚、中間転写ベルト5aのクリー
ニング方法としては、上述の静電クリーニングに限ら
ず、ブレードやファーブラシ等を用いた機械的な方法や
これらを併用したもの等を採用することができる。
【0026】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光ドラム1上に現像されたトナー画像が中間転写ベ
ルト5aに1次転写された後、1次転写されないで感光
ドラム1の表面に残った転写残トナーを除去するもので
あり、転写残トナーはクリーニング容器11の中に蓄積
されていく。
【0027】給搬送装置7は、画像形成部へ記録媒体S
を給送するものであり、複数枚の記録媒体Sが収納され
て画像形成装置Aの下部に装填される給紙カセット7a
を備えている。画像形成時にはピックアップ部材7eと
搬送ローラ7bが画像形成動作に応じて回転駆動され、
給紙カセット7a内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送す
るとともに、ガイド板7cによって記録媒体Sをガイド
し、記録媒体Sをレジストローラ7dを通って中間転写
ベルト5aへと給送する。
【0028】定着装置8は、記録媒体Sに2次転写され
た複数のトナー画像を定着させるものであり、図1に示
すように、駆動回転する駆動ローラ8aとこれに圧接し
て記録媒体Sに熱及び圧力を印加する定着ローラ8bと
で構成されている。即ち、中間転写ベルト5a上のトナ
ーを一括転写させる2次転写ローラ5nを通過した記録
媒体Sは、定着装置8を通過する際に駆動ローラ8aで
搬送されるとともに、定着ローラ8bによって熱及び圧
力を印加され、これによって複数色のトナー画像が記録
媒体Sの表面に定着され、トナー画像が定着された記録
媒体Sは排紙装置によって外部に排出される。
【0029】[プロセスカートリッジの画像形成装置へ
の着脱]画像形成装置AへのプロセスカートリッジBの
装着に際しては、図2に示すように、プロセスカートリ
ッジBを画像形成装置Aの可動体内部へ導くための可動
体50が引き出される。そして、引き出された可動体5
0に対して、プロセスカートリッジBは図13に示す可
動体50の第1ガイド面50aに対して図4に示すドラ
ムカップリング19(反対側はサイドカバーの円筒部1
4b(図5参照))が可動体50の第2ガイド面50b
に対してプロセスカートリッジBの回転決めダボ11
a,11b(図4及び図5参照)が導かれる。
【0030】図2に示すように、プロセスカートリッジ
Bの感光ドラム1の中心と同心のドラムカップリング1
9(対向部は円筒部14b)と軸方向に並列する円筒形
位置決めボス13a(反対側は14a)が可動体50の
第1ガイド面50a先端の仮受け部50fに入り、この
仮受け部50fを中心に時計回りに揺動し、プロセスカ
ートリッジBの回転決めダボ11a(反対側は11b)
は、可動体50の回転決め部50eに突き当たる(図1
4参照)。このダボ11aが上方のカートリッジ加圧部
材54により加圧されることにより、プロセスカートリ
ッジBの可動体50への装着が完了する。このとき、図
12に示すプロセスカートリッジBのROM用コネクタ
23は、可動体50に配置されている不図示のコネクタ
と連結され、ドラムシャッター18は可動体50のカム
受部50g(図13参照)により途中まで開かれる。
【0031】更に、可動体50を画像形成装置Aの方向
に移動させ、円筒形状の位置決めボス13aが装置本体
内のカートリッジ受け部材55に嵌合し、可動体50の
背面の押圧部51の引っ掛け部51bが装置本体の側面
に掛かり(図14参照)、背板に対して可動体50を加
圧することにより、可動体50の突き当て部50dがプ
ロセスカートリッジBの円筒形状の位置決めダボ13a
に対して加圧位置決めされ、プロセスカートリッジBの
位置が装置本体に対して決まり、図1に示すように画像
形成が可能な状態となる。このとき、図2に示す装置本
体のドラム駆動カップリング52と廃トナー搬送駆動カ
ップリング53がスラスト方向に移動し、プロセスカー
トリッジBのドラムカップリング19と廃トナー搬送カ
ップリング20(図4参照)にそれぞれ連結されて駆動
可能の状態となる。
【0032】又、プロセスカートリッジBのレーザーシ
ャッター開閉リブ11c(図4及び図5参照)が図1及
び図2に示す露光装置3のレーザーシャッター3dを開
くとともに、ドラムアース接点21(図5参照)と一次
バイアス接点22(図6参照)が装置本体の不図示の高
圧接点と電気的に接続される。そして、ドラムシャッタ
ー18が装置本体の不図示のシャッター開閉リブによっ
て完全に開かれる。
【0033】[画像形成動作]次に、以上の構成を有す
る画像形成装置の画像形成動作を図1に基づいて説明す
る。
【0034】中間転写ベルト5aの回転と同期して感光
ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、
この感光ドラム1の表面を帯電装置2によって均一に帯
電するとともに、露光装置3によってイエロー画像の光
照射を行い、感光ドラム1上にイエローの静電潜像を形
成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動し
てイエロー現像器4Yを現像位置に配置し、感光ドラム
1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように感光
ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加
して静電潜像にイエローのトナーを付着させて静電潜像
をイエロートナー像として現像する。そして、1次転写
ローラ(従動ローラ)5dにトナーと逆極性の電圧を印
加して感光ドラム1上のイエロートナー像を中間転写ベ
ルト5a上に1次転写する。
【0035】上述のようにしてイエロートナー像の1次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光ドラ
ム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場
合と同様にしてマゼンタ、シアン、ブラックの各色につ
いて静電潜像の形成、現像及び1次転写を順次行い、中
間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
そして、これらトナー像を給搬送装置7から供給された
記録媒体Sに一括して2次転写する。
【0036】その後、トナー像が転写された記録媒体S
を定着装置8に搬送し、ここで、トナー像の定着を行っ
た後、図示矢示方向に移動するベルト9aと巻掛けたベ
ルト9aで駆動される排出ローラ9bによって記録媒体
Sを画像形成装置Aの外部の排紙トレイ9c上に排出し
て画像形成を終了する。
【0037】[プロセスカートリッジの構成]プロセス
カートリッジBの構成を図3〜図12に基づいて説明す
る。
【0038】図3に示すように、プロセスカートリッジ
Bは、感光ドラム1の周りに帯電装置(Cローラ)2と
クリーニング装置6を配設し、これらを枠体によって一
体化して可動体50に対して着脱可能に構成されてい
る。プロセスカートリッジBの枠体は、感光ドラム1及
び帯電装置2の長手方向の両端部に延出されたドラム支
持部11e(図10及び図12参照)、クリーニングブ
レード支持部11d及びCローラ支持部11fを有する
クリーニング容器11と、該クリーニング容器11の後
端部に超音波によって接合される後部容器12を備えて
いる(図3参照)。そして、図6に示すように、クリー
ニング容器11と後部容器12に亘って長手方向の駆動
側にはギヤカバー(一方のサイドカバー)13が固定さ
れており、長手方向の反駆動側にはサイドカバー14が
固定されている。又、帯電装置2の長手方向及びその両
端部を覆う帯電装置カバー15が取り付けられている。
【0039】更に、感光ドラム1を画像形成装置Aの外
部へ取り出した場合に感光ドラム1を外光及び人が触れ
ること等から保護するため、ドラムシャッター18が設
けられている。
【0040】次に、図15を用いて説明すると、感光ド
ラム1に対向するクリーニング容器開口26にはクリー
ニングブレード28が取り付けられており、該クリーニ
ングブレード28によって掻き落とされたトナーはスク
イシート29によってクリーニング容器11の内部に案
内される。そして、クリーニングブレード28の両端部
には、クリーニングブレード28の形状に合わせてクリ
ーニング容器開口26の縁部に端部シール部材27が配
設されている。尚、端部シール27としては、高電圧の
静電気を利用して毛羽を固着した静電植毛部材と弾性部
材とを貼り合わせた2層構造から成っているもの、テフ
ロン(登録商標)のパイル状の繊維部材と弾性部材の2
重構造から成っているもの、テフロンフェルトと弾性部
材の2重構造のもの等が用いられる。低寿命のプロセス
カートリッジのものにおいては、弾性体のみの端部シー
ルを採用しているものもある。
【0041】上記端部シール27をクリーニングブレー
ド28の両端部及び感光ドラム1表面に当接するように
配設することによって、クリーニングブレード28の横
からのトナーの漏れを阻止するとともに、現像等での飛
散トナーが感光ドラム1に付着した際にこの飛散トナー
を清掃することができる。尚、本構成においては、クリ
ーニングブレード28と端部シール27が長手方向でオ
ーバーラップしている部分では、感光ドラム1の感光層
1aと端部シール27の一部の摺擦は発生するが、面積
が小さいことやクリーニングブレード28でトナーを掻
き落としてトナーを容器内に導くため、端部シール27
の清掃能力には影響しない。
【0042】クリーニングブレード29の無い領域で
は、感光ドラム1の感光層1aの長さをクリーニングブ
レード28の長さ28aと略同一としているため、端部
シール27と感光ドラム1の感光層1aとの摺擦がな
い。従って、摺擦帯電が発生しないため、現像時の飛散
トナーを感光ドラム1の感光層1a側に強制的に引き付
けることがなく、端部シール27が感光ドラム1の外周
に付着するトナーを過度に清掃することがなく、端部シ
ール27の清掃能力の低下を引き起こすことがなくな
る。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、少なくとも感光ドラムと、基体に支持されたク
リーニングブレードを前記感光ドラムの進行方向に対し
てカウンター方向に当てることによって感光ドラム上の
トナーを除去するクリーニング手段とを有するプロセス
カートリッジ又はこのプロセスカートリッジを着脱可能
に装填して成る電子写真画像形成装置において、前記感
光ドラムの感光層の長手方向長さを前記クリーニングブ
レードの長手方向寸法と略同一としたため、感光ドラム
の感光層と端部シールとの摺擦によって感光ドラム外周
に強制的に引き付けられる飛散トナーを無くして端部シ
ールの清掃能力の低下を防ぐことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の縦断面図
である。
【図2】本発明に係る電子写真画像形成装置におけるプ
ロセスカートリッジの着脱を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジの縦断面図
である。
【図4】本発明に係るプロセスカートリッジの右側面図
である。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジの左側面図
である。
【図6】本発明に係るプロセスカートリッジの平面図で
ある。
【図7】本発明に係るプロセスカートリッジの底面図で
ある。
【図8】本発明に係るプロセスカートリッジの正面図で
ある。
【図9】本発明に係るプロセスカートリッジの背面図で
ある。
【図10】本発明に係るプロセスカートリッジを前右上
方から見た外観斜視図である。
【図11】本発明に係るプロセスカートリッジを後右上
方から見た外観斜視図である。
【図12】本発明に係るプロセスカートリッジを上下を
逆にして左後から見た外観斜視図である。
【図13】本発明に係るプロセスカートリッジの装着ガ
イド部の斜視図である。
【図14】本発明に係る電子写真画像形成装置のプロセ
スカートリッジ付近を拡大した縦断面図である。
【図15】本発明に係るプロセスカートリッジの感光ド
ラムを外した状態の正面図と外した感光ドラムの正面図
である。
【符号の説明】
A 電子写真画像形成装置 B プロセスカートリッジ S 記録媒体 1 感光ドラム 1a 感光ドラムの感光層 6 クリーニング装置(クリーニング手段) 11 クリーニング容器 11d クリーニングブレード支持部 27 端部シール 28 クリーニングブレード 28a クリーニングブレード長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新谷 進 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 BF01 BF07 CA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置に対して着脱可能
    であって、少なくとも感光ドラムと、基体に支持された
    クリーニングブレードを前記感光ドラムの進行方向に対
    してカウンター方向に当てることによって感光ドラム上
    のトナーを除去するクリーニング手段とを有するプロセ
    スカートリッジにおいて、 前記感光ドラムの感光層の長手方向長さを前記クリーニ
    ングブレードの長手方向寸法と略同一としたことを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 少なくとも感光ドラムと、基体に支持さ
    れたクリーニングブレードを前記感光ドラムの進行方向
    に対してカウンター方向に当てることによって感光ドラ
    ム上のトナーを除去するクリーニング手段とを有するプ
    ロセスカートリッジを着脱可能に装填し、記録媒体に画
    像を形成する電子写真画像形成装置において、 前記感光ドラムの感光層の長手方向長さを前記クリーニ
    ングブレードの長手方向寸法と略同一としたことを特徴
    とする電子写真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244331A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Ricoh Co Ltd トナーシール部材、トナーシール装置、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、トナーシール装置の製造方法

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