JP2001305213A - リアルタイムキネマティックgps/glonass測位システムおよびリアルタイムキネマティックgps測位システムの初期化方法 - Google Patents

リアルタイムキネマティックgps/glonass測位システムおよびリアルタイムキネマティックgps測位システムの初期化方法

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JP2001305213A
JP2001305213A JP2000126750A JP2000126750A JP2001305213A JP 2001305213 A JP2001305213 A JP 2001305213A JP 2000126750 A JP2000126750 A JP 2000126750A JP 2000126750 A JP2000126750 A JP 2000126750A JP 2001305213 A JP2001305213 A JP 2001305213A
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JP
Japan
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real
satellite
time kinematic
gps
kinematic gps
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Application number
JP2000126750A
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English (en)
Inventor
Utai Tomita
宇泰 冨田
Akira Shimamura
明 島村
Minoru Masuda
増田  稔
Kazunori Imamura
一紀 今村
Makoto Ishii
真 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
DX Antenna Co Ltd
Original Assignee
Toa Corp
DX Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物によって天空が一部遮られ、衛星から
の電波が途切れ途切れに届く場合でもリアルタイムキネ
マティックGPS/GLONASS測位システムおよび
リアルタイムキネマティックGPS測位システムの初期
化が短時間で行なえて、安定した測位が可能となるリア
ルタイムキネマティックGPS/GLONASS測位シ
ステムおよびリアルタイムキネマティックGPS測位シ
ステムの初期化方法を提供する。 【解決手段】 事前に衛星飛来情報を入手し、リアルタ
イムキネマティックGPS/GLONASS測位システ
ムまたはリアルタイムキネマティックGPS測位システ
ムの初期化に必要な数の衛星が、それぞれまったく障害
物5で遮蔽されない時間帯を選び、遮蔽物によって途切
れ途切れ届く衛星のデータを捕らえないように、受信す
る衛星を選択するか、あるいは強制的に電波が受信しな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物等の障害物
によって天空が一部遮られ、衛星からの電波が途切れ途
切れに届く場合でもリアルタイムキネマティックGPS
/GLONASS測位システムおよびリアルタイムキネ
マティックGPS測位システムの初期化を行なえるよう
にするリアルタイムキネマティックGPS/GLONA
SS測位システムおよびリアルタイムキネマティックG
PS測位システムの初期化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GPSは、図4に示すごとく、地球の表
面から約2万kmの円軌道上に配置された複数のGPS
衛星1から発信される信号を基地局のGPS受信機2や
移動局のGPS受信機3により、各GPSアンテナ8で
受信し、各GPS受信機2,3から各GPS衛星1まで
の距離を求めることにより位置を求めるシステムで、本
来軍事目的で開発されたものであるが、近年において、
一般的には単独測位のカーナビゲーションや航行支援シ
ステムとして普及しており、特殊なGPS受信機を複数
台用いることにより高精度な測位が可能なことから、海
洋その他の測量用としても広く用いられてきている。
【0003】即ち、GPSの特徴としては、測点間の見
通しを必要としないこと、雨や霧等の影響を受けずに安
定した測量が可能であること、操作が簡便で、一人で一
度に多くの点を比較的短時間に測量可能であること、定
期的なキャリブレーションや操作に熟練を要することな
く、保守や運用性に優れていること、GPS基準局1台
に対して複数のGPS移動局が利用可能であることがあ
げられているが、一方で天空が開けている必要があり、
GPS衛星からの電波が遮断するような構造物その他の
障害物がある場合は、測位不能となるという特徴もあげ
られている。
【0004】現在使用されているリアルタイムなGPS
測位システムの種類としては、その測位原理やデータ処
理方法がいくつかあり、使用目的や要求精度により使い
わけられており、例えば、カーナビゲーション等に採用
され、水平精度が20mから100mの単独測位方式の
ものから、水平精度1mから5mのディファレンシャル
GPS方式のもの、さらには水平精度が1cm+2pp
mのリアルタイムキネマティック方式のように精度が良
いものが使用されてきている。
【0005】特に、リアルタイムキネマティック(RT
K)GPS測位システムは遠距離でも天候の障害に影響
されることなく、精度の高い測量が可能なシステムであ
ることから、海上工事において様々な工種で利用されて
きている。
【0006】しかしながら、リアルタイムキネマティッ
クGPS測位システムも、天空を遮られるような場所で
は、捕捉衛星数が制限されることから、測位ができず、
例えば海上工事において起重機船を用いたケーソン据え
付け工事等では起重機船のブームや吊り治具で天空が遮
られるため使用できなかった。
【0007】このような問題を解決するためにGPS/
GLONASS共用受信機が開発され、リアルタイムキ
ネマティックGPS/GLONASS測位システムが開
発された。
【0008】GPS/GLONASS共用受信機とは、
アメリカが管理するGPS衛星に加えてロシアが管理す
るGLONASS衛星を併せて受信することで、捕捉可
能な衛星の数を増加させるものであり、従来GPS衛星
のみの受信ではRTK測量に必要な衛星数を確保できな
いような条件下、例えば都市部におけるビルの谷間や、
周囲を山に囲まれた場所などでの測量が可能となる。
【0009】一方、このような高精度なGPS測量で
は、衛星から送られてくる電波の波数で距離を求めるこ
とになるが、当初は波の数は不明であるため、波数を確
定するための作業、即ち初期化を行なう必要がある。
【0010】リアルタイムキネマティックGPS/GL
ONASS測位システムは初期化にこそ機種によって6
〜7個の衛星が必要であるが、初期化完了後は4個の衛
星で測位可能である。また、リアルタイムGPS測位シ
ステムは、初期化には5個の衛星が必要であるが、初期
化完了後は4個の衛星で測位可能である。つまり、両シ
ステム共に初期化が完了してしまえば天空がある程度遮
られても測位可能であり、起重機船を用いたリアルタイ
ムなケーソン等の据え付け位置誘導の測位にも有効であ
る。
【0011】しかしながら、本発明者等が行なったリア
ルタイムキネマティックGPS/GLONASS測位シ
ステムおよびリアルタイムキネマティックGPS測位シ
ステムを用いて行なった実験の結果、初期化に必要な数
の衛星が捕捉可能であるにも関わらず、初期化の最中に
構造物等の障害により途切れ途切れに届く衛星電波があ
った場合(受信衛星数が安定しない場合)、初期化が完
了しない場合があることがわかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、障害物によ
って天空が一部遮られ、衛星からの電波が途切れ途切れ
に届く場合でもリアルタイムキネマティックGPS/G
LONASS測位システムおよびリアルタイムキネマテ
ィックGPS測位システムの初期化が短時間で行なえ
て、安定した測位が可能となるリアルタイムキネマティ
ックGPS/GLONASS測位システムおよびリアル
タイムキネマティックGPS測位システムの初期化方法
を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、事前に衛星飛
来情報を入手し、リアルタイムキネマティックGPS/
GLONASS測位システムまたはリアルタイムキネマ
ティックGPS測位システムの初期化に必要な数の衛星
が、それぞれまったく障害物に遮蔽されない時間帯を選
び、障害物によって途切れ途切れに届く衛星のデータを
捕らえないように、受信する衛星を選択するか、あるい
は強制的に電波が受信しないようにアンテナを覆うよう
にするリアルタイムキネマティックGPS/GLONA
SS測位システムおよびリアルタイムキネマティックG
PS測位システムの初期化方法からなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明のリア
ルタイムキネマティックGPS/GLONASS測位シ
ステムおよびリアルタイムキネマティックGPS測位シ
ステムの初期化方法の実施の形態につき説明する。
【0015】まず、事前にGLONASS衛星およびG
PS衛星の飛来情報(アルマナック情報)をインターネ
ット等で入手し、これにより天空のどの方向にどの衛星
がどの時間帯に飛来するかが判る。
【0016】次に、図1の状況図のごとく、GPS衛星
またはGLONASS衛星4からの電波が構造物等の障
害物5により、GPS/GLONASS共用受信機6に
途切れ途切れに届く場合、例えば海上工事において起重
機船を用いたケーソンの据え付け工事などのブームや吊
り治具で天空が遮られる障害物の状況を図2の天球図に
示しており、図中Aで示す部分はブームによる影響範囲
で、Bで示す部分は吊りワイヤーによる影響範囲で、そ
してCで示す部分は吊り治具による影響範囲を示してお
り、この場合図中のXで示す180°から285°の範
囲がGPS衛星またはGLONASS衛星4からの電波
が上記の各障害物5により遮断され途切れ途切れに届く
遮蔽範囲を示している。
【0017】次に、図3は縦軸にGPS衛星とGLON
ASS衛星4の数を示し、横軸に時間を示した衛星飛来
情報図であり、前記の遮蔽範囲Xを考慮し、捕捉可能な
GPS衛星とGLONASS衛星の数を確認して下方に
GPS衛星を、上方にGLONASS衛星を示してい
る。
【0018】そこで、GPS/GLONASS共用受信
機6の初期化を行なうために、図3においてこの受信機
6の場合は、GPS衛星とGLONASS衛星4を合わ
せて7個以上の衛星が障害物5で遮蔽されない時間帯を
選び、障害物5によって途切れ途切れに届くGPS衛星
またはGLONASS衛星4からのデータを捕らえない
ように、受信する衛星を選択するか、あるいは強制的に
電波が受信しないようにアンテナを覆うようにする。
【0019】この場合、使用するGPS衛星またはGL
ONASS衛星4は、各々の衛星につけられた衛星番号
をパソコンを使い受信機に入力設定することで可能であ
る。
【0020】また、上記の初期化に必要な時間は数分か
ら10分程度であり、初期化が完了した後は、最低4個
の衛星からの電波を安定して受信していれば、他の衛星
からの電波が途切れ途切れになっても、測位には影響が
ない。
【0021】なお、上記の実施の形態においては、GP
S衛星とGLONASS衛星4を使用した例について説
明したが、GPS衛星のみを使用する場合でも本発明の
初期化方法は適用可能であり、この場合初期化に必要な
GPS衛星は5個以上であり、その後は4個のGPS衛
星で測位が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した本発明のリアルタイムキ
ネマティックGPS/GLONASS測位システムおよ
びリアルタイムキネマティックGPS測位システムの初
期化方法によれば、構造物等の障害物によって天空が一
部遮られ、衛星からの電波が途切れ途切れに届く場合で
も、リアルタイムキネマティックGPS/GLONAS
S測位システムやおよびリアルタイムキネマティックG
PS測位システムの初期化が短時間で行なえて、安定し
た測位が可能になる。
【0023】本発明によれば、海上工事において起重機
船を用いたケーソンの据え付け工事等で起重機船のブー
ムや吊り治具で天空が遮られる場合においても初期化が
完了してしまえば天空がある程度遮られても測位が可能
であるので、起重機船を用いたケーソン等の据え付け位
置誘導のリアルタイムの測位にも特に有効に本発明を適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のGPS/GLONASS共用受信機の
初期化方法の実施の形態を説明するGPS衛星またはG
LONASS衛星からの電波が途切れ途切れに届く状況
を示す状況図である。
【図2】図1の状況図に関連し、GPSアンテナまたは
GPS/GLONASSアンテナを中心とした天空の障
害物の状況を示す天球図である。
【図3】図2の衛星電波遮断範囲を考慮し捕捉可能な衛
星数を時間で表す衛星飛来情報を示す図表である。
【図4】従来のリアルタイムキネマティックGPS測位
シテスムの概念図である。
【符号の説明】 4 GLONASS衛星 5 障害物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島村 明 愛知県名古屋市中村区名駅4−10−27 東 亜建設工業株式会社内 (72)発明者 増田 稔 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 今村 一紀 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 石井 真 兵庫県神戸市兵庫区浜崎通2番15号 デイ エツクスアンテナ株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AA04 AB07 AC03 AC08 AC09 AC16 AD01 5J062 AA02 BB01 BB02 CC07 EE04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事前に衛星飛来情報を入手し、リアルタ
    イムキネマティックGPS/GLONASS測位システ
    ムまたはリアルタイムキネマティックGPS測位システ
    ムの初期化に必要な数の衛星が、それぞれまったく障害
    物で遮蔽されない時間帯を選び、障害物によって途切れ
    途切れに届く衛星のデータを捕らえないように、受信す
    る衛星を選択するか、あるいは強制的に電波が受信しな
    いようにするリアルタイムキネマティックGPS/GL
    ONASS測位システムおよびリアルタイムキネマティ
    ックGPS測位システムの初期化方法。
JP2000126750A 2000-04-27 2000-04-27 リアルタイムキネマティックgps/glonass測位システムおよびリアルタイムキネマティックgps測位システムの初期化方法 Pending JP2001305213A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309667A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Topcon Corp Rtk−gps測量システム
JP2011185603A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Denso Corp 測位装置

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