JP2001304935A - コリオリ質量流量計 - Google Patents

コリオリ質量流量計

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JP2001304935A JP2000125346A JP2000125346A JP2001304935A JP 2001304935 A JP2001304935 A JP 2001304935A JP 2000125346 A JP2000125346 A JP 2000125346A JP 2000125346 A JP2000125346 A JP 2000125346A JP 2001304935 A JP2001304935 A JP 2001304935A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、2本のフローチューブのバランスを
保ち、コリオリ質量流量計の性能への悪影響を軽減させ
ることを目的としている。 【解決手段】本発明は、並列2本のフローチューブを共
振駆動させる駆動装置と、コリオリの力に比例した位相
差を検出する一対の振動検出センサとを備え、この駆動
装置及び一対の振動検出センサがそれぞれコイルとマグ
ネットから構成される。並列2本のフローチューブ間の
中央に、各フローチューブの固有振動数と略等しい固有
振動数を有するコイルブラケットを備え、該コイルブラ
ケットには、前記駆動装置及び一対の振動検出センサの
それぞれのコイルを備えると共に、それに対応するマグ
ネットを、2本のフローチューブのそれぞれに相対する
ように取付ける。これによって、2本のフローチューブ
には駆動装置及び一対のセンサのそれぞれのマグネット
のみを対称構造にして配置することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コリオリ質量流量
計に関し、特に、並列2本のフローチューブを用いるタ
イプのコリオリ質量流量計のコイルとマグネットの配置
に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定流体の流通する流管の一端又は両
端を支持し、該支持点回りに流管を該流管の流れ方向と
垂直な方向に振動したとき、流管(以下振動が加えられ
るべき流管を、フローチューブという)に作用するコリ
オリの力が質量流量に比例することを利用した質量流量
計(コリオリ質量流量計)は周知である。このコリオリ
質量流量計におけるフローチューブとしての形状は、湾
曲管と直管とに大別される。
【0003】湾曲管式であれ、直管式であれ、一本のフ
ローチューブを用いるタイプのコリオリ質量流量計は、
両端を支持されたフローチューブの中央部管軸に垂直な
方向に振動したとき、フローチューブの支持部と中央部
との間でコリオリの力によるフローチューブの変位差、
即ち位相差信号として質量流量を検知する。このような
タイプのコリオリ質量流量計は、シンプル、コンパクト
で堅牢な構造を有しているものの、外部振動や温度の影
響を受け易いという問題を有している。
【0004】このような問題を解決するために、フロー
チューブを並列2本の構成とすることも公知である。測
定流体は、入口側で2本のフローチューブに等しく分岐
され、そしてフローチューブの出口側で、合流する。2
本のフローチューブに等しく測定流体を流すことによ
り、流体の種類が変わっても、温度の変動があっても、
常に2本のフローチューブの固有振動数を等しくするこ
とができ、これによって、効率よく安定に駆動すること
ができると共に、外部振動や温度による影響の少ないコ
リオリ質量流量計を構成できることが知られている。
【0005】このような並列2本の管から成るフローチ
ューブを中央部で駆動する駆動装置は通常、コイルとマ
グネットから構成されている。駆動装置のコイルは、2
本のフローチューブの内の一方に、またマグネットは、
他方のフローチューブに取り付けられて、この2本のフ
ローチューブを互いに反対位相で共振駆動している。ま
た、一対の振動検出センサが、それぞれコイルとマグネ
ットから構成されて、駆動装置の取付位置に対して左右
両側の対称位置に設置され、コリオリの力に比例した位
相差を検知している。このセンサのコイルとマグネット
もまた、一方のフローチューブにコイルが、そして他方
のフローチューブにマグネットが別々に取り付けられて
いる。
【0006】これら駆動装置、及び一対の振動検出セン
サに対して、配線を必要とするのは、コイルのみである
ので、コイルを取り付けたフローチューブのみに、その
表面に配線がはわせられる。このため、従来の並列2本
のフローチューブを有するタイプのコリオリ質量流量計
は、2本のフローチューブの間で、バランスが悪くな
り、コリオリ質量流量計の性能に悪影響を及ぼしてい
た。これは、特に、小口径のフローチューブを用いて、
そのフローチューブ上に、駆動装置及び一対の振動検出
センサのそれぞれのコイルとマグネットを取り付けた小
型のコリオリ質量流量計の場合に大きな問題となってい
た。小口径のフローチューブに付加される駆動装置及び
検出センサは、自ずと制限されることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、か
かる問題点を解決するために、2本のフローチューブに
は、駆動装置及び一対のセンサのそれぞれのマグネット
のみを対称構造にして配置することを可能にし、これに
よって、2本のフローチューブのバランスを保ち、コリ
オリ質量流量計の性能への悪影響を軽減させることを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコリオリ質量流
量計は、並列2本のフローチューブ1,2と、該フロー
チューブ1,2の中央部に位置して一方のフローチュー
ブを他方のフローチューブに対して互いに反対位相で共
振駆動させる駆動装置15と、該駆動装置15の取付位
置に対して左右両側の対称位置に設置されてコリオリの
力に比例した位相差を検出する一対の振動検出センサ1
6,17とを備え、前記駆動装置15及び一対の振動検
出センサ16,17がそれぞれコイルとマグネットから
構成される。並列2本のフローチューブ1,2間の中央
に、各フローチューブの固有振動数と略等しい固有振動
数を有するコイルブラケット9を備え、該コイルブラケ
ット9には、前記駆動装置15及び一対の振動検出セン
サ16,17のそれぞれのコイルを備えると共に、それ
に対応するマグネットを、2本のフローチューブ1,2
のそれぞれに相対するように取付けることを特徴として
いる。
【0009】また、本発明のコリオリ質量流量計の並列
2本のフローチューブ1,2は、流入側及び流出側で結
合されたマニフォールド24,25においてそれぞれ分
岐及び合流し、かつ、流入側及び流出側マニフォールド
24,25は、その流入口から円弧を描いて滑らかに上
方の所定角度方向に転向して、2本のフローチューブ
1,2との接続口に至り、接続された2本のフローチュ
ーブ1,2とマニフォールド24,25が、全体として
滑らかな弓形形状を構成している。
【0010】また、本発明のコリオリ質量流量計の2本
のフローチューブ1,2の両端近傍にはそれぞれ、該2
本のフローチューブ1,2が並列に維持されるように互
いに間隔をあけた2つの基板20,21によって相互固
着されると共に、2本のフローチューブ1,2の間に位
置する前記コイルブラケット9をも一緒に固着し、該コ
イルブラケット9は、この2つの基板20,21による
固着によってのみ支持されている。
【0011】また、本発明のコリオリ質量流量計は、駆
動装置15に先端部を対向させて取付筒10を備え、該
取付筒10を用いて流量計外部より駆動装置15及び一
対の検出センサ16,17への電気的配線を行うと共
に、該取付筒10に前記コイルブラケット9を取付けて
支持することができる。
【0012】また、本発明は、並列2本のフローチュー
ブが、門形に湾曲させた1本の連続した管から構成さ
れ、かつ、この並列2本のフローチューブのそれぞれの
端部が、外筐30に固定された断面が略矩形の中空に構
成した固定部材37の上辺と下辺の両方でそれぞれ固定
される構成のコリオリ質量流量計に適用することができ
る。このようなコリオリ質量流量計において、並列2本
のフローチューブの間の中央に位置するコイルブラケッ
ト9の端部がまた、固定部材37の上辺と下辺の両方で
固定されると共に、並列2本のフローチューブとコイル
ブラケットが、両側の端部近くで基板22によって相互
固着される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は並列2本のフローチュー
ブを用いるコリオリ質量流量計に等しく適用することが
できるが、並列2本の弓形フローチューブを用いる弓形
管式のコリオリ質量流量計を第1の例にして、以下、説
明する。図1は、本発明の第1の例のコイルブラケット
を備えるコリオリ質量流量計を示す縦断面図であり、図
の中央より右側においては、手前側のフローチューブを
取り除いて示している。図2は、図1の中央で切断した
横断面図を示している。例示のコリオリ質量流量計は、
使用に際して、水平方向に取り付けること或いは垂直方
向に取り付けることのいずれも可能であり、さらに水平
方向に取り付ける際にも、図示したようにフローチュー
ブ中央の湾曲凸部を上にして取り付けること、或いは逆
に下にして取り付けることのいずれも可能である。た
だ、ガス計測の場合には、液体がフローチューブ中央の
湾曲凸部に滞留しないように、湾曲凸部を、図示したよ
うに上にすることが望ましく、また、逆に液体計測の場
合には、気泡が滞留しないように、湾曲凸部を下にして
取り付けることが望ましい。
【0014】例示したコリオリ質量流量計の2本のフロ
ーチューブ1、2は、弓形に湾曲した同一形状の流管を
並列に配置している。各々の両端部は、入口側マニフォ
ールド24及び出口側マニフォールド25に溶接などに
より結合されている。なお、例示のコリオリ質量流量計
は、左右対称に構成されているが、測定流体は、図1の
左側より流入し、右側に流出すると仮定して、以下説明
する。測定流体は、フランジ18を介して接続されてい
る外部流管より流入し、1つの流入口から、入口側マニ
フォールド24で2本のフローチューブ1、2に等しく
分岐される。そしてフローチューブ1、2の出口側で
は、流入側と対称構成にして、出口側マニフォールド2
5で合流して、フランジ19を介して接続されている外
部流管に流出する。
【0015】流入側において、マニフォールド24は、
その流入口から円弧を描いて滑らかに上方の所定角度方
向に転向して、フローチューブ1、2との接続口に至
る。このように、マニフォールドのチューブ接続口をチ
ューブ立ち上がり角度とすることで、フローチューブ自
体は単純な一方向の湾曲をさせるのみで、接続されたフ
ローチューブ1,2とマニフォールド24,25は、全
体として滑らかな弓形形状を構成する。
【0016】このように、振動測定のために重要な機能
を果たすフローチューブ1、2自体は、一方向の単純な
湾曲をさせた構成を有するのみであって、流路を2本の
フローチューブから外部配管方向に向ける複雑な流路変
更は、マニフォールド24,25で対応している。フロ
ーチューブ1、2は、マニフォールドと溶接などにより
固着することができ、熱ストレスはフローチューブを弓
形形状にしたことにより吸収して、配管ストレスにも強
い構造となる。
【0017】また、フローチューブ1、2の両端近傍に
はそれぞれ、駆動したとき振動の節部を形成させるた
め、上部基板20と下部基板21の2つの基板が設けら
れている。これら2つの基板はそれぞれ、フローチュー
ブ1、2が並列に維持されるように相互固着すると同時
に、詳細は後述するように、2つのフローチューブ1,
2の間に位置するコイルブラケット9をも一緒に固着す
る。フローチューブ1,2は、上部基板20による固着
点が振動の第1の支点になると共に、下部基板21によ
る結合端が第2の支点となって振動する。
【0018】駆動装置15が、弓形フローチューブの流
入側と流出側の中央部に備えられ、かつ、一対の検出セ
ンサ16,17がそれぞれ、駆動装置15の左右両側に
備えられる点、及び駆動装置15及び一対の検出センサ
16,17がそれぞれ、コイルとマグネットから構成さ
れる点において、従来より知られた通常の技術と相違は
ない。しかし、本発明のコリオリ質量流量計は、2本の
フローチューブ1と2が互いに対称構成となるように、
フローチューブ1,2には、駆動装置15及び一対の検
出センサ16,17のそれぞれのマグネットのみが取り
付けられる。駆動装置15及び一対の検出センサ16,
17のそれぞれのコイルは、フローチューブ1と2の間
に位置するコイルブラケット9に取り付けられる。
【0019】図3は、駆動装置及び検出センサのそれぞ
れのコイルを取り付けるためのコイルブラケットのみを
取り出して示す図であり、矢印A方向から見た図を、そ
の左上側に示している。駆動装置部で切断した断面図
を、図5に、そして、検出センサ部で切断した断面図を
図6に示している。
【0020】コイルブラケット9は、2つのフローチュ
ーブ1,2の間にあって、駆動装置15及び一対のセン
サ16,17のそれぞれのコイルを取り付けることがで
き、そして、後述するように、その固有振動数をフロー
チューブのそれに一致させることができるものであれ
ば、管状、棒状、板状等の任意の形状にすることができ
る。例示したコイルブラケットは、図3に示されるよう
に、両側に位置する直線状の管又は棒状部材を、中央に
位置する湾曲板状部材と一体にロー付けして、全体的に
は、フローチューブの弓形形状と略同一形状に構成して
いる。このように構成したことにより、その固有振動数
をフローチューブのそれに単に一致させるだけでなく、
管軸方向の断面二次モーメントの変化を少なくして、フ
ローチューブと同じように変形させることができると共
に、コイルブラケットの加工、組立、及びコイルの取付
を容易に行うことができる。
【0021】電気的配線をした各コイルを取り付けたコ
イルブラケットは、流入側と流出側のみにおいて、それ
ぞれ上部基板20と下部基板21によってフローチュー
ブ1と2の間で、それらと機械的に結合される。各コイ
ルへの電気的配線は、図1に示すように、流量計の外部
から取付筒10の内部を通って流量計内部に入り、フレ
キシブルプリント板12,13を通してコイルブラケッ
ト9に、そしてそこから各コイルに導かれる。フレキシ
ブルプリント板自体は周知のものであり、ここでは、配
線用の銅箔をポリイミドフィルムで挟んだ所定幅のもの
を用いることができる。このフレキシブルプリント板1
2,13は、図2に示すように、2つのフローチューブ
のそれぞれの側に対して、対をなすように剛性と形状を
ほぼ同一にして、質量等の影響を最少にするように構成
されている。駆動装置の左右両側に位置する一対の検出
装置には、コイルブラケット9の表面上をはわせられた
テフロン(登録商標)線(銅線又は銅箔をテフロンで被
覆したもの)を介して配線を行うことができる。
【0022】取付筒10は左右の中心に位置して、その
先端面が駆動装置15に対向するように、本体26を貫
通させて、それに支持されている。本体26に、このよ
うな電気的配線のための取付筒10を備え、かつ両側に
おいてマニフォールド部を密に結合することにより、そ
して、この本体26にケース27を結合することによ
り、流量計内部を密閉状態に構成することが可能とな
る。
【0023】図5は、図1の駆動装置部で切断した断面
図を示している。コイルブラケット9は、図2に見られ
るように流入側と流出側の間の中央部においては板状に
構成されているが、駆動装置は、図5に示すように、そ
の板状のコイルブラケット9に穴をあけて、そこにコイ
ルボビン33及びコイル3が取り付けられる。例示のコ
イルボビン33は、管軸方向と直角で、かつ2つのフロ
ーチューブ1,2を結ぶ線と直角の図中上下において、
コイルブラケット9に取り付けられる。コイルボビン3
3にはさらに中央に穴があけられて、そこに、2つのフ
ローチューブ1と2のそれぞれに取り付けられた駆動装
置マグネット5,6が、相対向して、所定の間隔をあけ
て位置している。駆動装置マグネット5,6は、図示し
たようにマグネットブラケット34、35を介して取り
付けられる。このように、フローチューブ1,2には、
マグネット(及びマグネットブラケット)のみが対称的
に取り付けられて、互いに反対位相で駆動されるよう構
成されている。駆動装置コイルの励磁は、オンとオフの
切り替え、或いは逆方向への切り替えのいずれによって
も行うことができる。
【0024】図6は、図1の検出センサ部で切断した断
面図を示している。検出センサのコイル4のコイルブラ
ケット9への取付け、及びマグネット7,8のフローチ
ューブ1,2への取付けは、図5を参照して説明した駆
動装置の場合と基本的には同じであるので、詳細な説明
は省略する。
【0025】動作において、駆動装置15は、並列2本
のフローチューブ1、2の中央部で、2本のフローチュ
ーブ1、2を互いに反対位相で共振駆動する。このこと
より、駆動装置マグネット5,6(図5参照)は、互い
に異極性の磁極が相対するように配置される。一対の振
動検出センサ16、17は、駆動装置15の取付位置に
対して左右両側の対称位置に設置されて、コリオリの力
に比例した位相差を検知する。検出センサのマグネット
の極性は、互いに同極性の磁極、或いは異なる極性の磁
極のいずれにも構成することができる。ただ、フローチ
ューブの径が細くて、異なる極性の磁極の吸引力に耐え
ることができる程の剛性を有しておらず、密着するおそ
れのある場合は、同極性とすることが望ましい。なお、
図示した駆動装置15及び一対の振動検出センサ16、
17のマグネットは、いずれも、フローチューブ1とフ
ローチューブ2の間のチューブ軸間に配置されているの
で、両フローチューブの中心軸を結ぶ線上で駆動力を作
用させ、かつこの駆動力に基づくコリオリ力を検出する
ことができるから、振動慣性力による慣性モーメントが
生じることはない。
【0026】駆動装置15は、2本のフローチューブ
1、2を互いに反対位相で共振駆動するので、並列2本
のフローチューブ1、2の間に位置する駆動装置コイル
及びそれを取り付けているコイルブラケット自体は基本
的には振動しない。流量計外部より外乱振動が生じたと
きには、フローチューブは不所望の振動をするが、コイ
ルブラケットもまた、フローチューブと同じ振動をする
よう構成する必要がある。フローチューブに取り付けた
駆動装置マグネットと、コイルブラケットに取り付けた
駆動装置コイルの間に不所望の相対的位置変化が生じた
ときには、2本のフローチューブ1、2を互いに反対位
相で対称的に駆動することができない可能性があり、ま
た、フローチューブに取り付けた検出センサマグネット
と、コイルブラケットに取り付けた検出センサコイルの
間に不所望の相対的位置変化が生じたときには、外乱振
動が、ノイズ信号として検出される可能性がある。
【0027】外乱振動に対しては、その性質からして、
コイルブラケットの固有振動数を、フローチューブの、
少なくとも同相一次の固有振動数とほぼ一致させる必要
があり、そして、ツイストモード(左と右の検出センサ
側において、逆方向に捻れるような振動)に関しても、
なるべく一致させることが望ましい。このようなコイル
ブラケットの固有振動数の調整は、コイルブラケットの
材質、剛性、形状等を適切に選択することにより行うこ
とができる。
【0028】また、本発明の駆動装置及び検出センサの
コイルとマグネットの前述した配置は、外乱振動を補償
する構成となっている。図7を参照して、駆動装置の外
乱に対する影響補償について説明する。駆動装置では、
コイルに流す電流により、S−Nを切り換えて、マグネ
ットを反発、吸引させることでフローチューブを振動駆
動させている。本来は、図7(b)に示すように、2本
のフローチューブのそれぞれに対向して取り付けられて
いる2つのマグネット(間隔δ)の中央に平均振動面が
存在し、コイルブラケットに取り付けられているコイル
は、その中心が平均振動面上に位置するよう構成されて
いる。コイルが、マグネットの中央位置だと振動せず、
エネルギーが最小でよいが、仮に、図7(a)に示すよ
うに、コイルが中央からずれると振動し、そのためのエ
ネルギーが必要になる。このため、コイルは、2つのマ
グネットの間に備えられるときには、自動的にその中央
に位置するセルフセンタリング機能を有することにな
る。従って、外乱等により、コイルがセンターよりずれ
たとしても、自動的に中央位置に来るので、外乱等の影
響が無くなる。
【0029】また、本発明においては、図7(c)に示
すように、磁束は、2つのマグネットを用いたことによ
り、その間においてはほぼ均一になっているので、この
均一な領域においては、仮に上記したように、若干のズ
レが生じたとしても、コイルを通過する磁束密度が2つ
のマグネットで補完し合い、あまり変化しないことにな
る。
【0030】次に、図8を参照して、検出センサの外乱
に対する影響補償について説明する。マグネットが振動
するときにコイルに流れる電流の発生に寄与する磁束
は、コイルに交差する磁束の半径方向成分である。仮
に、マグネットが1つのみとすると、その磁極からの距
離に応じて、磁束は大きく変化することになる。これに
対して、図示したように、2つのマグネットを適切な間
隔をあけて対向させたときには、マグネットに対するコ
イルの相対位置が、例えば外乱により、図示のように
(a)(b)(c)のように変化しても、2つのマグネ
ットで補完し合うので、コイルに交差する磁束の半径方
向成分は、あまり変化しないことになる。
【0031】図9は、上部基板と下部基板の2つの基板
を用いて、2本のフローチューブとコイルブラケットを
固定することの作用を、2本のフローチューブとコイル
ブラケットをモデル化して示す図である。図は、外乱振
動により、フローチューブ及びコイルブラケットが、右
に振れた場合と、左に振れた場合の2つの状態を示して
いる。本発明は、2本のフローチューブを全く同一の対
称構成にすることができ、このため、外乱振動に対して
も同一に振動させることができる。これに対して、コイ
ルブラケットの固有振動数を、フローチューブのそれと
一致させることが望ましいが、仮に全く完全には一致さ
せることができなかった場合でも、上部基板と下部基板
の2つの基板を用いて固定することにより、同じ振動を
させることが可能になる。
【0032】図4は、本発明の第2の例のコイルブラケ
ットを示す図である。コイルブラケット以外の構成につ
いては、前述したのと同じ構成にすることができる。こ
のコイルブラケットは、一対のコイルブラケット取付板
23,23を介して、取付筒10の両側面にそれぞれ固
定される。コイルブラケット取付板23、23は、板状
にすると共に先端側に切り込みを形成して、その切り込
み内に、板状のコイルブラケット9を挟み、かつロー付
け等により固定することができる。このような取付構成
によっても、材質、剛性、形状を適切に選択することに
より、外乱に対してフローチューブとコイルブラケット
を同じように振動させることが可能となる。
【0033】図10は、本発明の第3の例のコイルブラ
ケットを備えるコリオリ質量流量計を示す縦断面図であ
り、図11は、図10とは直角の方向で切断した横断面
図を示している。この例は、本発明を、1本の管を湾曲
させて構成した並列2本の湾曲管タイプのフローチュー
ブを有するコリオリ質量流量計に適用した場合を示して
いる。
【0034】例示したコリオリ質量流量計のフローチュ
ーブ1、2は、門形に湾曲した同一形状の湾曲管であ
り、1本の連続した導管により構成されている。フロー
チューブとは、コリオリの力を生じるために共振駆動さ
れる流管部分であり、これをフローチューブ1及びフロ
ーチューブ2として表すと共に、これら2本のフローチ
ューブを相互に接続する接続部と、外部配管に接続され
る入口部及び出口部を含めた全体を1本の導管により構
成している。このコリオリ質量流量計は、左右対称であ
り、いずれの側からも流入、流出させることができる
が、例示のコリオリ質量流量計において、測定流体は、
図10の左側より流入し、右側に流出すると仮定する。
【0035】測定流体は、外部入口配管より導管入口部
を通り、フローチューブ2(図10においてはフローチ
ューブ1の後ろに隠れている)の左側下方に入り、さら
に、図10の右側下方から導管接続部を通って図10の
左側からフローチューブ1に入り、そしてフローチュー
ブ1の右側下方から、導管出口部を通って、外部出口配
管に流出する。フローチューブ1、2の両端近傍には、
基板22が設けられ、かつこれは、フローチューブ1、
2が並列に維持されるように相互固着している。
【0036】フローチューブ1、2のそれぞれの端部
は、断面が略矩形の中空に構成した固定部材37と結合
されている。各フローチューブのそれぞれの端部を、固
定部材37の矩形の上辺と下辺の両方でそれぞれ固定し
ている。これによって、1本のフローチューブの各端部
は、中空矩形の2辺における2箇所で支持され、かつ中
空矩形の固定部材37の側面を構成する別の2辺が、図
11に示されるように外筐30に固定される。
【0037】外筐30は、凹部を有したシェル構造とさ
れ、かつ、この外筐30には、外筐入口部及び出口部を
備え、そこに、入口及び出口導管部をそれぞれ貫通させ
て、溶接等により固着している。さらに、この外筐30
には、耐圧のケース27が、溶接などの適宜の手段で一
体に密着結合される。
【0038】駆動装置15及び一対の検出センサ16、
17へのコイルへの配線は、このコリオリ質量流量計外
部から、外筐30に取り付けられている配線導入部38
を貫通して、固定部材37に取り付けた支柱11に沿わ
せ、かつその先端部からフレキシブルプリント板12を
介して接続される。
【0039】このような門形に湾曲したフローチューブ
を有するタイプのコリオリ質量流量計にも、図1を参照
して前述したようなコイルブラケット9を用いて駆動装
置15及び一対の検出センサ16,17を取り付けるこ
とができる。図1と同様に、フローチューブ1,2に
は、駆動装置15及び一対の検出センサ16,17のそ
れぞれのマグネットのみが取り付けられる。駆動装置1
5及び一対の検出センサ16,17のそれぞれのコイル
は、フローチューブ1と2の間に位置するコイルブラケ
ット9に取り付けられる。電気的配線をした各コイルを
取り付けたコイルブラケット9は、流入側と流出側のみ
において、図11に示されるように、それぞれ基板22
と、固定部材37の矩形の上辺と下辺でそれぞれロー付
け等により固定される。
【0040】
【発明の効果】本発明のコリオリ質量流量計は、並列2
本のフローチューブ間の中央に、各フローチューブの固
有振動数と略等しい固有振動数を有するコイルブラケッ
トを備え、該コイルブラケットには、前記駆動装置及び
一対の振動検出センサのそれぞれのコイルを備えると共
に、フローチューブには、それに対応して、駆動装置用
と、一対の検出センサ用の合計3個のマグネットが固着
されているのみなので、音叉振動を形成する上で重要な
対称構造を得やすく、これによって、2本のフローチュ
ーブのバランスを保ち、コリオリ質量流量計の性能への
悪影響を軽減させることが可能となる。
【0041】また、フローチューブには、フレキシブル
プリント板、配線、及び配線のための固定用テープが付
着していないので、減衰特性上からも良好な結果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の例のコイルブラケットを備える
コリオリ質量流量計を示す縦断面図である。
【図2】図1の中央で切断した横断面図である。
【図3】駆動装置及び検出センサのそれぞれのコイルを
取り付けるためのコイルブラケットのみを取り出して示
す図である。
【図4】本発明の第2の例のコイルブラケットを示す図
である。
【図5】図1の駆動装置部で切断した断面図である。
【図6】図1の検出センサ部で切断した断面図である。
【図7】駆動装置の外乱に対する影響補償について説明
するための図である。
【図8】検出センサの外乱に対する影響補償について説
明するための図である。
【図9】上部基板と下部基板の2つの基板を用いて、2
本のフローチューブとコイルブラケットを固定すること
の作用を、2本のフローチューブとコイルブラケットを
モデル化して示す図である。
【図10】本発明の第3の例のコイルブラケットを備え
るコリオリ質量流量計を示す縦断面図である。
【図11】図10とは直角の方向で切断した横断面図を
示している。
【符号の説明】
1 フローチューブ 2 フローチューブ 3 駆動装置コイル 4 検出センサコイル 5 駆動装置マグネット 6 駆動装置マグネット 7 検出センサマグネット 8 検出センサマグネット 9 コイルブラケット 10 取付筒 12 フレキシブルプリント板 13 フレキシブルプリント板 15 駆動装置 16 検出センサ 17 検出センサ 18 フランジ 19 フランジ 20 上部基板 21 下部基板 22 基板 23 コイルブラケット取付板 24 マニフォールド 25 マニフォールド 26 本体 27 ケース 30 外筐 33 コイルボビン 34 マグネットブラケット 35 マグネットブラケット 37 固定部材 38 配線導入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 助村 典郎 東京都新宿区上落合3丁目10番8号 株式 会社オーバル内 Fターム(参考) 2F035 JA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列2本のフローチューブと、該フローチ
    ューブの流入側と流出側の中央部に位置して一方のフロ
    ーチューブを他方のフローチューブに対して互いに反対
    位相で共振駆動させる駆動装置と、該駆動装置の取付位
    置に対して流入側及び流出側の対称位置に設置されてコ
    リオリの力に比例した位相差を検出する一対の振動検出
    センサとを備え、前記駆動装置及び一対の振動検出セン
    サがそれぞれコイルとマグネットから構成されるコリオ
    リ質量流量計において、 前記並列2本のフローチューブとフローチューブの間の
    中央に、個々のフローチューブの少なくとも同相一次の
    固有振動数と略等しい固有振動数を有するコイルブラケ
    ットを備え、 該コイルブラケットには、前記駆動装置及び一対の振動
    検出センサのそれぞれのコイルを備えると共に、それに
    対応するマグネットを、2本のフローチューブのそれぞ
    れに相対するように対称的に取付けた、 ことを特徴とするコリオリ質量流量計。
  2. 【請求項2】前記並列2本のフローチューブは、流入側
    及び流出側で結合されたマニフォールドにおいてそれぞ
    れ分岐及び合流し、かつ、流入側及び流出側マニフォー
    ルドは、その流入口及び流出口から円弧を描いて滑らか
    に上方の所定角度方向に転向して、2本のフローチュー
    ブとの接続口に至り、接続された2本のフローチューブ
    とマニフォールドが、全体として滑らかな弓形形状を構
    成した請求項1に記載のコリオリ質量流量計。
  3. 【請求項3】前記2本のフローチューブの両端近傍には
    それぞれ、該2本のフローチューブが並列に維持される
    ように互いに間隔をあけた2つの基板によって相互固着
    されると共に、2本のフローチューブの間に位置する前
    記コイルブラケットをも一緒に固着し、該コイルブラケ
    ットは、これら基板による固着によってのみ支持されて
    いる請求項2に記載のコリオリ質量流量計。
  4. 【請求項4】前記駆動装置に先端部を対向させて取付筒
    を備え、該取付筒を用いて流量計外部より駆動装置及び
    一対の検出センサへの電気的配線を行うと共に、該取付
    筒に前記コイルブラケットを取付けて支持してなる請求
    項2に記載のコリオリ質量流量計。
  5. 【請求項5】前記並列2本のフローチューブが、門形に
    湾曲させた1本の連続した管から構成され、かつ、この
    並列2本のフローチューブのそれぞれの端部が、外筐に
    固定された断面が略矩形の中空に構成した固定部材の上
    辺と下辺の両方でそれぞれ固定されており、そして、並
    列2本のフローチューブの間の中央に位置するコイルブ
    ラケットの端部がまた、固定部材の上辺と下辺の両方で
    固定されると共に、並列2本のフローチューブとコイル
    ブラケットが、両側の端部近くで基板によって相互固着
    されている請求項1に記載のコリオリ質量流量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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