JP2001304193A - マルチガイドベーン付き送風機 - Google Patents
マルチガイドベーン付き送風機Info
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- JP2001304193A JP2001304193A JP2000128331A JP2000128331A JP2001304193A JP 2001304193 A JP2001304193 A JP 2001304193A JP 2000128331 A JP2000128331 A JP 2000128331A JP 2000128331 A JP2000128331 A JP 2000128331A JP 2001304193 A JP2001304193 A JP 2001304193A
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Abstract
することにより、被冷却物に冷却気流を効率的に当て
る。 【解決手段】 軸流式回転ファン６０の後流にマルチガ
イドベーン２を設け、このマルチガイドベーンを構成す
るラジアルガイドベーン３によって流出気流の旋回を抑
制すると共に、リングガイドベーン４によって半径方向
の広がりを抑制する。
Description
にポータブル型の強制冷却用送風機に関する。
高熱物の冷却等のために、ポータブル型の軸流式送風機
が多用されている。図７に示すように、これらの送風機
１０１は、流出気流の旋回を抑えて、流出気流の速度エ
ネルギーの損失を減少させるべく、回転ファン１６０の
後流側に、半径方向に設けたラジアルガイドベーン１０
３を有しているものが多い。
アルガイドベーンだけでは、流出気流が送風機の流出口
からコーン状に半径方向に広がることを防止できなかっ
た。このため送風機から所定の距離を隔てて鋳物等の高
熱物を冷却する場合には、高熱物に当たる冷却気流の流
速が減少すると共に、冷却物が小型の場合は後流の一部
分しか冷却物に当たらないため、冷却効率が極めて悪く
なるという問題があった。さらには、塵や水分等を含む
気体を送風機で排出し、この排出空気を所定のフィルタ
等に当てて塵や水分等の含有物を除去する場合にも、流
出気流の広がりを抑える必要があった。
すべく、流出気流の旋回を抑えるだけでなく、流出気流
の半径方向の広がりも抑えることができるマルチガイド
ベーンを具備した軸流式送風機を提供するものである。
軸流式送風機の回転ファンの後流側にマルチガイドベー
ンを有しており、このマルチガイドベーンにより流出気
流を整流する。このマルチガイドベーンは、流出気流の
旋回を抑える半径方向に設けたラジアルガイドベーン
と、流出気流の半径方向の広がりを抑える円周方向に設
けたリングガイドベーンとを具備している。
ーターにより駆動される複数の回転翼を有している。マ
ルチガイドベーンを構成するラジアルガイドベーンは複
数の静翼からなり、回転ファンの後流側の近接位置で、
送風機の外部ケーシングと内部ケーシングの少なくとも
いずれか一方に固定され、回転ファンから流出する気流
の旋回を打ち消す角度に設定されている。送風機の設定
回転数を変化させて使用する場合は、翼の取り付け角度
を変更できる可変静翼とすることが効果的である。
ドベーンは、同心状に形成した複数のリング状薄板から
なるリングベーンと、このリングベーンを保持するため
の放射形状に設けた複数のストラットとから構成され
る。また、このリングベーンは、前縁及び後縁を円弧断
面とした薄板平板の断面形状を有している。
機の回転軸を中心とする円筒形状、すなわち、リングベ
ーン断面の長手方向の中心線が回転軸と並行になるよう
に設定するが、送風機の流出気流の半径方向の広がり
を、より抑えるためには、リングベーンの取り付け角度
をリングベーン後縁のリング半径が減少するように傾け
る。また、リングガイドベーンは、送風機の外部ケーシ
ングと内部ケーシングの一方あるいは双方に装着され
る。
用を説明する。回転ファンの動翼からの気流は、ファン
の回転により旋回流となって後流にあるラジアルガイド
ベーンの静翼列に流入する。流入した気流は、静翼列内
で円周方向の流れの角度を変更され、流れの旋回が抑制
されて流出する。しかし、このラジアルガイドベーンか
ら流出した気流の旋回を完全に打ち消すことは困難であ
ること、及びこの流出気流は半径方向の速度成分を有し
ていること等によって、このままで送風機より流出させ
ると半径方向に広がって流れる。一方、本発明によるリ
ングガイドベーンを有すると、このリングガイドベーン
に流入した気流は、リングガイドベーンにより強制的に
並行な流れに整流されて流出する。したがって、本発明
のマルチリングベーンを通過した流出気流は、旋回及び
半径方向の広がりが抑制された流れになる。なお、流出
気流の広がりを抑制する手段としては、送風機出口に円
筒形状のダクトを設ける手段があるが、ダクトの長さを
ある程度確保する必要があるため、ポータブル型の送風
機にとっては保管、運搬あるいは取扱い上不便となる。
を参照しつつ説明する。本発明の送風機の横断面構造を
図１に、背面構造を図２示す。送風機１は、外部ケーシ
ング５０と同心の軸流式回転ファン６０と、この回転フ
ァンの後流近接に位置するマルチガイドベーン２を備え
ている。マルチガイドベーン２は、半径方向に放射状に
伸びる複数の翼列からなるラジアルガイドベーン３と、
その後流に位置する同心状のリングガイドベーン４から
構成される。
造あるいは合成樹脂より形成される複数個の動翼６１を
有し、外部ケーシング５０に複数の放射状のステー７０
で支持されたモーター８０により駆動される。動翼６１
は、円盤状のハブ６２の外径部に周設してある。ラジア
ルガイドベーン３は、鋳造アルミ製あるいは合成樹脂よ
り形成される複数の静翼３１から構成され、翼の半径方
向の中心軸上に沿って翼の外端部と内端部に設けた支持
軸３２、３３により、外部ケーシング５０と内部ケーシ
ング９０に回転自在に取り付けられている。
溶接あるいは合成樹脂材から一体成形され、複数の同心
状のリングベーン４１とこのリングベーンを保持する複
数の放射形状のストラット４２から構成される。リング
ベーン４１は、先端部及び後端部を円弧断面状にした薄
肉平板からなり、送風機１の中心軸に平行となるように
設定してある。ストラット４２の外周部にはアウタケー
ス４３が、そして内周部にはインナケース４４が設けて
あり、それぞれ外部ケーシング５０の内周及び内部ケー
シング９０の外周に挿設してある。またアウタケース４
３は、外部ケーシング５０の後端フランジ部にＶ形断面
形状をしたカップリングバンド５５により固定されてお
り、取り付け取り外しが容易となっている。
ベーン３及びリングガイドベーン４を、円周面に沿って
切断して水平に展開した断面を図３に示す。回転ファン
６０の動翼６１に流入した気流Ｃ１は、この動翼の後縁
に沿う気流Ｗ２（動翼に対する相対速度）となって流出
し、動翼６１の回転速度Ｕを加えた旋回気流Ｃ２（絶対
速度）としてラジアルガイドベーン３の静翼３１に流入
する。流入した気流Ｃ２は、静翼３１により円周方向に
流れの方向を変更され、旋回を打ち消された気流Ｃ３と
して流出しリングベーン４１に流入する。そして、気流
Ｃ３は、リングベーン４１によって強制的に軸心と平行
な気流Ｃ４に整流されて流出する。
２により、図４に示すように送風機１から流出する気流
Ｃ４は、旋回及び半径方向の広がりを抑制され、被冷却
物に冷却空気を効率的に当てることができる。
機構を図５及び図６に示す。静翼３１の外端部に設けた
支持軸３２は、外部ケーシング５０に形成した孔５０a
を貫通しており、その外端部にレバーベーン３４がケー
シング表面とほぼ平行に取り付けられている。そしてレ
バーベーン３４の他端部にはピン３５が設けてあり、こ
のピンが外部ケーシング５０の外部表面を取り巻いて回
転可能なように設けたガイドリング３６のスロット３６
aに挿入されている。したがって、静翼３１の取り付け
角度の変更は、ガイドリング３６を回転させ、このガイ
ドリングに形成したスロット３６a及びピン３５を介し
て、レバーベーン３４を支持軸３２を中心として回転さ
せることによって行なう。
に設置したモーターや内燃機関によって、トルクの伝達
機構を介して駆動するものでもよい。リングガイドベー
ン４の軸方向長さを短くする必要がある場合は、リング
ベーン４１の数を増加して、このリングベーン間を通過
する気流の整流効果を強くする。また、リングベーン４
１に翼形断面形状を採用すると流出気流の損失の低減が
可能となる。
えることにより、送風機の流出気流の旋回だけでなく半
径方向の広がりも抑えることができるので、送風機によ
る強制冷却や除塵等の効率を向上することができる。
した拡大展開図である。
である。
機構を示す拡大横断面図である。
機構を示す拡大上面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】軸流式回転ファンと、その後流側に流出気
流を整流するガイドベーンを有する送風機であって、 上記ガイドベーンは、流出気流の旋回を抑える半径方向
に設けたラジアルガイドベーンと、流出気流の半径方向
の広がりを抑える円周方向に設けたリングガイドベーン
とからなることを特徴とするマルチガイドベーン付き送
風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000128331A JP3668413B2 (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | マルチガイドベーン付き軸流式送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000128331A JP3668413B2 (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | マルチガイドベーン付き軸流式送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001304193A true JP2001304193A (ja) | 2001-10-31 |
| JP3668413B2 JP3668413B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=18637787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000128331A Expired - Lifetime JP3668413B2 (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | マルチガイドベーン付き軸流式送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3668413B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7429162B2 (en) | 2004-08-27 | 2008-09-30 | Delta Electronics, Inc. | Fan |
| JP2009168024A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Snecma | スペーサストリップを有する２枚翼型ブレード |
| WO2009128240A1 (ja) * | 2008-04-15 | 2009-10-22 | パナソニック株式会社 | 天井扇風機 |
| JP2013227889A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Mitsubishi Electric Corp | 電動過給機 |
| WO2023032458A1 (ja) * | 2021-09-01 | 2023-03-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 気流制御システム |
-
2000
- 2000-04-27 JP JP2000128331A patent/JP3668413B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7429162B2 (en) | 2004-08-27 | 2008-09-30 | Delta Electronics, Inc. | Fan |
| JP2009168024A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Snecma | スペーサストリップを有する２枚翼型ブレード |
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| US8602725B2 (en) | 2008-04-15 | 2013-12-10 | Panasonic Corporation | Ceiling fan |
| JP2013227889A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Mitsubishi Electric Corp | 電動過給機 |
| WO2023032458A1 (ja) * | 2021-09-01 | 2023-03-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 気流制御システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3668413B2 (ja) | 2005-07-06 |
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