JP2001304113A - 高圧ガス発生装置 - Google Patents

高圧ガス発生装置

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JP2001304113A
JP2001304113A JP2000121542A JP2000121542A JP2001304113A JP 2001304113 A JP2001304113 A JP 2001304113A JP 2000121542 A JP2000121542 A JP 2000121542A JP 2000121542 A JP2000121542 A JP 2000121542A JP 2001304113 A JP2001304113 A JP 2001304113A
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Japan
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gas
pressurized
nitrogen gas
storage chamber
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Application number
JP2000121542A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kagawa
猛 香川
Kanji Kawano
完司 川野
Toshifumi Wakamatsu
敏文 若松
Shunichi Haga
俊一 芳賀
Tsutomu Igarashi
力 五十嵐
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Plant Construction Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧空気から窒素成分を分離して得られた加
圧窒素ガスを昇圧し、高圧窒素ガスを低コストで且つ安
定して得る。 【解決手段】 加圧ガス供給装置100の加圧ガスから
膜分離式窒素ガス発生装置101で窒素成分が分離さ
れ、得られた加圧窒素ガスは供給配管33を経て昇圧部
31の貯蔵室32に供給される。貯蔵室32の加圧窒素
ガスは高圧液体供給装置48からの高圧油で圧縮されて
高圧窒素ガスとなり、負荷配管36を経てダイカストマ
シン増速用のアキュムレータ11に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧ガス発生装置に
関し、特にダイカストマシンの溶湯注入速度を高めるア
キュムレータに高圧窒素ガスを供給するために好適な高
圧ガス発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、高圧の窒素ガスや酸素ガスな
どは種々の分野で利用され、特に窒素ガスは化学機器等
のキャリアガス、金属熱処理雰囲気ガス、青果物の貯蔵
ガス、防爆ガス、防錆ガス等の各種分野で需要が多い。
窒素ガスを大量に消費する場合は深冷分離法、300〜
500NL/min.程度の消費の場合はPSG法など
により生成した窒素ガスを供給するが、それ以下の比較
的少ない場合は市販の窒素ボンベが利用される。特に高
い純度の窒素ガスが必要でない場合は、膜分離による窒
素ガス発生装置が使用される。膜分離による窒素ガス発
生装置は装置が比較的小型になり、加圧空気を装置に供
給すれば加圧された窒素ガスを簡単に得ることができる
ので、近年その利用価値が増加している。なお膜分離に
よる窒素ガス発生装置によって得られる窒素ガスの純度
は一般に95〜99%程度であり、市販されている窒素
ガス発生装置としては、例えば宇部興産株式会社の型式
NM−C10A等がある。
【0003】しかし膜分離による窒素ガス発生装置で得
られる加圧窒素ガスは、その圧力に限界があり、用途に
よっては使用できないことがある。例えば一般にアルミ
ニウム等の精密鋳造に使用されているダイカストマシン
は、その溶湯の注入速度を高めるために高圧窒素ガスを
密封したアキュムレータが使用される。このように窒素
ガスを使用する理由は、ダイカストマシン及びアキュム
レータに高温部が多く不活性ガスを用いる必要(防爆)
からである。すなわちダイカストマシンによる鋳造工程
では、溶湯を高圧の油圧を利用した押出シリンダで金型
に流し込む際に、シリンダ内の溶湯が凝固するのを防止
するため、油より伸縮率の大きい空気圧により、瞬間的
にアキュムレータ内の油圧をシリンダ内に開放し、シリ
ンダの動作速度を速くして鋳造の確実性を高める方法が
一般に採用されている。図9はそのようなダイカストマ
シンとそれに付属して設けたアキュムレータの関係を示
すプロセスフロー図である。ダイカストマシン1は、金
型2、所定温度に周囲から加熱された注入シリンダ3、
溶湯供給部4、加圧シリンダ5および油圧ポンプ6を備
えている。
【0004】加圧シリンダ5は注入シリンダ3より大き
い断面積を有し、内部に大きい直径のピストン7とそれ
に連結されたロッド8が配置され、そのロッド8は注入
シリンダ3内に延長され先端に小さい直径のピストン9
が連結される。油圧ポンプ6は可逆モータで駆動される
双方向性のポンプであって、可逆モータを正回転させる
ことにより上部開放型の油タンク10の油21を加圧シ
リンダ5に供給し、それを逆回転させることにより加圧
シリンダ5の油21を油タンク10に回収するようにな
っている。アキュムレータ11は密閉型の容器からな
り、油レベルを測定するレベル計12と内部圧力を測定
する圧力計13を備えている。そしてアキュムレータ1
1には油圧ポンプ6の吐出側に接続した配管14、加圧
シリンダ5におけるピストン7の1次側に接続した配管
15、窒素ガスボンベ16から高圧の窒素ガスを受け入
れる供給配管17が設けられる。なお、18,19およ
び20は自動操作される電磁式の開閉弁である。アキュ
ムレータ11への窒素ガス保充時は窒素ガスボンベ16
を移動し、供給配管17に取付ける。そして油面を規定
値に合わせてアキュムレータ内の圧力を95Kg/cm
2 まで昇圧する。
【0005】次に、図9のプロセスフロー図によりダイ
カストマシン1とそれに付随するアキュムレータ11の
作用を説明すると、ダイカストマシン1の鋳造開始に先
立って、アキュムレータ11の圧力を所定値に上昇させ
ておく。それには先ず開閉弁18を開けて油圧ポンプ6
を正回転運転し、アキュムレータ11内に油21を供給
する。するとアキュムレータ11内の圧力は次第に上昇
するので、それが所定圧になったことを圧力計13で確
認したら、開閉弁18を閉じて油圧ポンプ6を停止す
る。
【0006】次に鋳造工程に移るが、先ず溶湯供給部4
から溶湯を注入シリンダ3に供給し、油圧ポンプ6を運
転して開閉弁20を開けると、ピストン7は油圧で図9
の紙面左方へ移動開始する。それと同時に開閉弁19を
開けると、アキュムレータ11内の高圧の油21が配管
15からピストン7の左方に供給され、それによってロ
ッド8が急速に左方移動して注入シリンダ3内の溶湯を
高速で金型2のキャビティ内に注入する。なおピストン
7の移動に伴いその右側にある油21は配管22を通っ
て油タンク10に回収される。
【0007】金型2への溶湯注入が完了した後、開閉弁
19を閉じて油圧ポンプ6を逆回転運転し、注入シリン
ダ3のピストン7の右側の油を油タンク10に戻すと共
に、配管22から油タンク10の油を吸い込んでピスト
ン7の右側に戻し、ピストン7を初期位置に復帰させ
る。そしてこの状態から前記のアキュムレータ11の圧
力上昇工程の操作に戻る。なおこのような鋳造操作を繰
り返すことにより、アキュムレータ11に供給した窒素
ガスは配管の継目等から次第に消費されるので、鋳造の
待機時間などをを利用して適宜補給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アキュムレータへの高
圧窒素ガスの供給に外部から購入した窒素ガスボンベ1
6を使用すると、頻繁に窒素ガスボンベ16の交換が必
要になり、製造コストに大きく影響する。また輸送困難
な場所等のように窒素ガスボンベ16を容易に補充でき
ない場合や緊急時には、鋳造作業を停止せざるを得ない
ことになる。そこで本発明はこのような問題を解決する
ことを課題とし、そのための新しい高圧ガス発生装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に記載
の発明は、加圧ガス供給装置より供給される加圧ガスを
昇圧して高圧ガスを発生する装置である。そしてこの高
圧ガス発生装置は、加圧ガスを貯蔵するための貯蔵室を
有する昇圧部と、加圧ガス供給装置から加圧ガスを貯蔵
室に供給する供給配管と、昇圧部から加圧ガス供給装置
側へ高圧ガスが逆流することを防止するために供給配管
に設けた逆止弁と、貯蔵室のガス圧力を検出する圧力検
出器と、貯蔵室に設けられ、その室内の油面を検知する
レベル検出器と、貯蔵室に貯蔵された加圧ガスを圧縮す
る圧縮手段を備え、貯蔵室の加圧ガスの圧力が予め設定
された値まで上昇したことを圧力検出器で検出したと
き、前記圧縮手段が作動し貯蔵室の加圧ガスを昇圧して
高圧ガスを発生するように構成されていることを特徴と
するものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の高圧ガス発生装置において、貯蔵室が既製のガスボン
ベで構成され、圧縮手段がそのガスボンベに接続された
高圧液体供給装置により構成されていることを特徴とす
るものである。請求項3に記載の発明は、請求項1に記
載の高圧ガス発生装置において、貯蔵室がシリンダー室
により構成され、圧縮手段がシリンダー室の内容積を圧
縮するピストンによって構成され、該ピストンはダイカ
ストマシンの油圧発生装置によって駆動され、その駆動
によりシリンダー室の加圧ガスを昇圧して高圧ガスを発
生するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の高圧ガス発生装置において、加
圧ガス供給装置から供給される加圧ガスを膜分離式窒素
ガス発生装置に供給し、その膜分離式窒素ガス発生装置
で膜分離によって分離した加圧窒素ガスを昇圧部の貯蔵
室に供給するように構成したことを特徴とするものであ
る。請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の高圧ガ
ス発生装置において、昇圧部で発生した高圧窒素ガスを
負荷設備へ供給する負荷配管と、負荷設備としてその負
荷配管に接続された既製のガスボンベを備えていること
を特徴とするものである。
【0012】請求項6に記載の発明は、ダイカストマシ
ンの溶湯注入速度を高めるアキュムレータに高圧窒素ガ
スを供給する高圧ガス発生装置である。そして、膜分離
によって加圧空気から加圧窒素ガスを分離する膜分離式
窒素ガス発生装置と、加圧窒素ガスを圧縮する昇圧部
と、膜分離式窒素ガス発生装置から加圧窒素ガスを昇圧
部に供給する供給配管と、昇圧部で発生した高圧窒素ガ
スをアキュムレータへ供給する負荷配管を備えているこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の高圧ガス発生装置において、昇圧部が膜分離式窒素ガ
ス発生装置から供給される加圧窒素ガスを貯蔵するため
の貯蔵室を有し、昇圧部から膜分離式窒素ガス発生装置
側へ貯蔵室の高圧ガスが逆流することを防止するため供
給配管に設けた逆止弁と、貯蔵室のガス圧力を検出する
圧力検出器と、貯蔵室に貯蔵された加圧窒素ガスを圧縮
する圧縮手段を備え、貯蔵室の加圧窒素ガスの圧力が予
め設定された値まで上昇したことを圧力検出器で検出し
たとき、前記圧縮手段が作動し貯蔵室の加圧窒素ガスを
昇圧して高圧窒素ガスを発生するように構成されている
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の高圧ガス発生装置において、貯蔵室が既製のガスボン
ベにより構成され、圧縮手段がそのガスボンベに接続さ
れた高圧液体供給装置により構成されていることを特徴
とするものである。請求項9に記載の発明は、請求項7
に記載の高圧ガス発生装置において、貯蔵室がシリンダ
ー室により構成され、圧縮手段がシリンダー室の内容積
を圧縮するピストンによって構成され、該ピストンはダ
イカストマシンの油圧発生装置によって駆動され、その
駆動によりシリンダー室の加圧窒素ガスを昇圧して高圧
窒素ガスを発生するように構成されていることを特徴と
するものである。請求項10に記載の発明は、請求項6
に記載の高圧ガス発生装置において、昇圧部がガス昇圧
装置であることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の高圧ガス発生装置の1
例を示すプロセスフロー図である。高圧ガス発生装置3
0は、加圧ガスを貯蔵するための貯蔵室32を有する昇
圧部31と、空気圧縮機などの加圧ガス供給装置100
から加圧ガスを貯蔵室32に供給する供給配管33と、
昇圧部31から加圧ガス供給装置100側へ高圧ガスが
逆流することを防止するために供給配管33に設けた逆
止弁34と、貯蔵室32に貯蔵された加圧ガスを圧縮す
る圧縮手段35を備えている。さらに、供給配管33か
ら負荷設備200へ高圧ガスを供給する負荷配管36が
分岐され、その負荷配管36に貯蔵室32のガス圧力を
検出する圧力検出器37と、負荷設備側から貯蔵室32
側への高圧ガスの逆流を防止する逆止弁38が設けられ
る。なお33a,36aは遠隔操作可能な電磁式の開閉
弁,33bは安全弁である。
【0016】貯蔵室32は従来から一般に流通している
既製のガスボンベにより構成され、その頂部には開閉弁
付きの2つの配管接続部39、40が設けられている。
一方の配管接続部39には前記供給配管33が接続さ
れ、他方の配管接続部40には圧縮手段35からの油圧
配管41が接続される。さらに貯蔵室32には内部の液
レベルを検出するレベル検出器42が設けられる。圧縮
手段35は高圧液体供給装置48により構成され、その
高圧液体供給装置48は、油タンク43と、その油タン
ク43から延長する油配管41に設けた油圧ポンプ44
と、油配管41から分岐して油タンク43に戻るリター
ン配管45と、油圧ポンプ44の出口側およびリターン
配管45にそれぞれ設けた遠隔操作可能な電磁式の開閉
弁46、47を備えている。
【0017】次に図1の高圧ガス発生装置30の作用を
説明する。なお最初は昇圧部31における貯蔵室32に
は加圧ガスが十分に充填されていない状態とする。運転
開始信号により制御装置(図示せず)は供給配管33に
設けた開閉弁33aを開け加圧ガス供給装置100の加
圧ガスを貯蔵室32に供給する。すると貯蔵室32の圧
力が次第に上昇して最終的には加圧ガスの供給圧付近ま
で達する。予め設定された圧力に達したことを圧力検出
器37が検出すると、前記制御装置はその検出信号を受
けて開閉弁47,開閉弁33aを閉じ、開閉弁46を開
け、さらに油ポンプ44を起動して貯蔵室32に高圧油
の供給を開始する。なお油ポンプ44の出口圧は所望す
る高圧ガスの圧力より若干高い値に設定される。なお制
御装置はマイクロコンピュータやシーケンサ等により構
成することができるが、かかる装置はこの分野で慣用さ
れているので説明は省略する。
【0018】貯蔵室32の加圧ガスは次第に圧縮されて
その圧力が上昇し、それに伴って供給配管33、負荷配
管36の圧力も上昇する。そして貯蔵室32の圧力が加
圧ガス供給装置100の出口圧を越えると逆止弁34が
作動し、貯蔵室32から加圧ガス供給装置100側へ高
圧ガスが逆流することを防止する。貯蔵室32内に油が
充填されて加圧ガスの圧力が次第に上昇すると、それに
伴って液レベルも上昇する。液レベルが予め設定された
値に達するとレベル検出器42がそれを検出し、前記制
御装置はその検出信号により開閉弁46を閉じ、油ポン
プ44を停止する。それによって貯蔵室32は所望の圧
力の高圧ガスを貯蔵した状態になり、負荷配管36を経
て負荷設備200へ高圧ガスを供給することができる。
【0019】負荷設備200への高圧ガス供給は貯蔵室
32の圧力を監視しながら手動で開閉弁36aを操作し
て行うことができるが、例えば制御装置からの制御信号
により、上記油ポンプ44の停止と共に開閉弁36aを
開け、自動的に負荷設備への高圧ガス供給を開始するこ
ともできる。なお負荷設備200自体にも高圧ガスの供
給−停止用の開閉弁を設けることができる。負荷設備2
00への高圧ガス供給は上記の操作を繰り返して行う。
そして負荷設備200への高圧ガス供給の際に、開閉弁
36aが開状態のとき圧力検出器37の値が規定値を満
たしたときには負荷設備200への高圧ガスの供給を停
止する。
【0020】以上の説明では、圧力検出器37を種々の
目的で使用しているが、それぞれの使用状態により検出
信号を出力する設定値は異なるが、それに対応するに
は、圧力検出器37を多段設定可能な形式のものとする
か、あるいは複数の圧力検出器37を設け、それぞれの
設定値を異ならせるようにすればよい。
【0021】図2は図1の高圧ガス発生装置の変形例を
示すプロセスフロー図である。この例は加圧ガス供給装
置100の出力側に膜分離によって加圧空気から加圧窒
素ガスを分離する膜分離式窒素ガス発生装置101を設
けた点が図1と異なり、その他は同様に構成される。な
お図1と同じ部分には同一符号を付してある。すなわち
図2の高圧ガス発生装置は、膜分離式窒素ガス発生装置
101で供給される加圧窒素ガスから高圧窒素ガスを分
離し、それを消費する負荷設備200に供給する「高圧
窒素ガス発生装置」を構成しているが、そのプロセス自
体の作用は図1と同様なので説明は省略する。なお膜分
離式窒素ガス発生装置101としては、例えば前記の宇
部興産株式会社から市販されている型式NM−C10A
等の装置を使用することができる。この膜分離式窒素ガ
ス発生装置101に用いられるガス分離膜は、例えば微
細な孔を設けた中空糸分離膜を多数束ねてモジュール化
したもので、その微細な孔を利用して加圧空気から窒素
ガス成分を分離するようになっている。
【0022】図3は図2の高圧ガス発生装置をさらに変
形したプロセスフロー図であり、図2と同じ部分には同
一符号を付してある。この例では、負荷設備200が貯
蔵室32と同様な既製のガスボンベ201とされ、それ
に高圧窒素ガスを供給して貯蔵するようになっており、
且つその負荷配管36に安全弁36bが設けられている
以外は図2と同様に構成される。このように高圧窒素ガ
スを貯蔵したガスボンベ201は、例えば図示のように
ダイカストマシンに付属するアキュムレータ11に接続
して、それに高圧窒素ガスを補給するために使用するこ
とができる。
【0023】図4は図1に示した高圧ガス発生装置の変
形例のプロセスフロー図であり、図1と同じ部分には同
一符号が付されている。この例では昇圧部31を構成す
る貯蔵室32が内容積を縮小されるシリンダー室51に
より構成され、圧縮手段35がシリンダー室51を駆動
するピストン50によって構成される。そしてピストン
50はダイカストマシン1に設けた油圧発生装置52に
より駆動される。油圧発生装置52と開閉弁20の間と
ピストン50の駆動側は配管53によって接続され、そ
の配管53に遠隔操作可能な電磁式の開閉弁54が設け
られ、ピストン50の駆動側と油タンク10間に配管5
5が接続され、その配管55に遠隔操作可能な電磁式の
開閉弁56が設けられる。なお油圧発生装置52はダイ
カストマシン1を操作する油圧ポンプ6を兼用する。す
なわち図9について前述したように、ダイカストマシン
1の鋳造工程、アキュムレータの圧力上昇工程などに油
圧ポンプ6は運転されるが、それ以外の時間帯は停止し
ている。そこでその停止期間を利用して油圧ポンプ6を
油圧発生装置52として利用する。
【0024】次に上記図4の高圧ガス発生装置の作用を
説明する。最初は昇圧部31における貯蔵室32には低
圧の加圧ガスが十分に充填されていない状態とする。運
転開始信号により図示しない制御装置は供給配管33に
設けた開閉弁33aを開け、加圧ガス供給装置100の
加圧ガスを貯蔵室32(シリンダー室51)に供給す
る。すると貯蔵室32の圧力が次第に上昇して最終的に
は加圧ガスの供給圧付近まで達する。予め設定された圧
力に達したことを図示しない圧力検出器が検出すると、
前記制御装置はその検出信号を受けて圧縮手段35(ピ
ストン50)を駆動し、貯蔵室32の加圧ガスを圧縮し
て高圧ガスを発生させる。すなわち油圧発生装置52
(油圧ポンプ6)を起動し、開閉弁54を開けて圧縮手
段35を駆動して貯蔵室32の内容積を縮小する。
【0025】上記操作により貯蔵室32の加圧ガスは次
第に圧縮されて圧力上昇し、それに伴って供給配管3
3、負荷配管36の圧力も上昇する。そして貯蔵室32
の圧力が加圧ガス供給装置100の出口圧を越えると逆
止弁34が作動し、貯蔵室32から加圧ガス供給装置側
への高圧ガスの逆流を防止する。貯蔵室32に所望の圧
力の高圧ガスが貯蔵した状態になれば、いつでも負荷配
管36を経て負荷設備200へ高圧ガスを自動的に供給
することができるが、これ以降の作用は図1の場合と同
様であるので省略する。
【0026】図5は図4に示した高圧ガス発生装置の変
形例のプロセスフロー図であり、図4と同じ部分には同
一符号が付されている。この例は加圧ガス供給装置10
0の出力側に膜分離によって加圧空気から加圧窒素ガス
を分離する膜分離式窒素ガス発生装置101を設けた点
が図4と異なり、その他は同様に構成される。すなわち
図5の高圧ガス発生装置は、膜分離式窒素ガス発生装置
101で供給される加圧窒素ガスから高圧窒素ガスを発
生し、それを窒素ガス消費設備である負荷設備200に
供給する高圧窒素ガス発生装置を構成しているが、その
プロセス自体の作用は図4と同様なので説明は省略す
る。
【0027】図6は本発明の高圧ガス発生装置のさらに
他の例を示すプロセスフロー図である。この例はダイカ
ストマシンの溶湯注入速度を高めるアキュムレータ11
に高圧窒素ガスを供給する高圧ガス発生装置である。な
おこの例は図2に示す高圧ガス発生装置において、その
負荷設備200をアキュムレータ11に置き換えたもの
とも考えることができ、それゆえ図2と同じ部分には同
一符号が付されている。すなわち図6の高圧ガス発生装
置は、加圧ガス供給装置100より供給される加圧空気
から膜分離によって加圧窒素ガスを分離する膜分離式窒
素ガス発生装置101と、その加圧窒素ガスを圧縮する
昇圧部31と、昇圧部31へ膜分離式窒素ガス発生装置
101から加圧窒素ガスを供給する供給配管33と、昇
圧部31で発生した高圧窒素ガスをアキュムレータ11
へ供給する負荷配管36を主要な要素として備えてい
る。
【0028】そしてこの例では、昇圧部31は加圧窒素
ガスを貯蔵するための貯蔵室32を有し、貯蔵室32は
既設のガスボンベが利用される。貯蔵室32は高圧液体
供給装置48により構成される圧縮手段35により内容
積を縮小される。また供給配管33には昇圧部31から
膜分離式窒素ガス発生装置101側へ高圧窒素ガスが逆
流することを防止するための逆止弁34が設けられる。
なお、このように構成される高圧ガス発生装置の作用は
図2と同様であるのでその説明は省略する。
【0029】図7は図6に示した高圧ガス発生装置の変
形例のプロセスフロー図である。この例もダイカストマ
シンの溶湯注入速度を高めるアキュムレータ11に高圧
窒素ガスを供給する高圧ガス発生装置であるが、図6と
異なる部分は昇圧部31であり、そのほかは同様に構成
されるため、図6と同じ部分には同一符号が付されてい
る。昇圧部31は貯蔵室32とその圧縮手段35を備え
ている。そして貯蔵室32はピストン50によって内容
積を拡縮されるシリンダー室51により構成され、圧縮
手段35はピストン50によって構成され、そのピスト
ン50はダイカストマシン1に設けた油圧発生装置52
により駆動される。油圧発生装置52と開閉弁20の間
とピストン50の駆動側は配管53によって接続され、
その配管53に遠隔操作可能な電磁式の開閉弁54が設
けられ、ピストン50の駆動側と油タンク10間に配管
55が接続され、その配管55に遠隔操作可能な電磁式
の開閉弁56が設けられる。なおこの例でも油圧発生装
置52はダイカストマシン1を操作する油圧ポンプ6を
兼用する。
【0030】図8はダイカストマシンの溶湯注入速度を
高めるアキュムレータ11に高圧窒素ガスを供給する高
圧ガス発生装置のさらに他の例を示すプロセスフロー図
である。なお図7と同じ部分には同一符号が付されてい
る。この例では膜分離式窒素ガス発生装置101から供
給される加圧窒素ガスの昇圧部31として、市販のガス
昇圧装置60を使用する。かかるガス昇圧装置60とし
て、例えば日本ハイドロパック株式会社から市販されて
いるガスコンプレッサ等を使用することができる。膜分
離式窒素ガス発生装置101から供給される加圧窒素ガ
スはガス昇圧装置60に吸入され、そこで所望の高圧窒
素ガスまで昇圧されてから、負荷配管36を経てアキュ
ムレータ11に供給される。なお配管61はガス昇圧装
置60を駆動する油圧または空気圧を供給するものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
加圧ガス供給装置より供給される加圧ガスを昇圧して高
圧ガスを発生する装置であり、加圧ガスを貯蔵するため
の貯蔵室を有する昇圧部と、加圧ガス供給装置から加圧
ガスを貯蔵室に供給する供給配管と、加圧ガス供給装置
側へ高圧ガスが逆流することを防止するために供給配管
に設けた逆止弁と、貯蔵室のガス圧力を検出する圧力検
出器と、貯蔵室に設けられ、その室内の油面を検知する
レベル検出器と、貯蔵室に貯蔵された加圧ガスを圧縮す
る圧縮手段とを備え、貯蔵室の加圧ガスの圧力が予め設
定された値まで上昇したことを圧力検出器で検出したと
き、前記圧縮手段が作動し貯蔵室の加圧ガスを昇圧して
高圧ガスを発生するように構成されていることを特徴と
するものである。
【0032】上記装置によれば、加圧ガス供給装置から
供給される低圧の加圧ガスを昇圧部で昇圧して容易に高
圧ガスとすることができ、その高圧ガスを使用すること
により、従来のように高圧ガスを充填したガスボンベを
購入して使用する必要がなくなる。そのため緊急の場合
や、輸送困難な場所等においても、需要設備に安定して
高圧ガスを供給することが可能になる。また高圧ガスを
充填したガスボンベを購入したときのように、使用量に
限界があるというような問題もない。
【0033】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の高圧ガス発生装置において、貯蔵室が既製のガスボン
ベで構成され、圧縮手段がそのガスボンベに接続された
高圧液体供給装置により構成されていることを特徴とす
るものである。この装置によれば、請求項1に記載の高
圧ガス発生装置の効果に加え、既製の安価なガスボンベ
を昇圧部の貯蔵室として使用するので、装置コストを低
下させることができる。請求項3に記載の発明は、請求
項1に記載の高圧ガス発生装置において、貯蔵室がシリ
ンダー室により構成され、圧縮手段がシリンダー室の内
容積を圧縮するピストンによって構成され、該ピストン
はダイカストマシンの油圧発生装置によって駆動され、
その駆動によりシリンダー室の加圧ガスを昇圧して高圧
ガスを発生するように構成されていることを特徴とする
ものである。この装置によれば、請求項1に記載の高圧
ガス発生装置の効果に加え、ダイカストマシンの油圧発
生装置を加圧ガスの圧縮に兼用して高圧ガスを発生させ
るので、装置コストと運転コストを低下させることがで
きる。
【0034】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の高圧ガス発生装置において、加
圧ガス供給装置から供給される加圧ガスを膜分離式窒素
ガス発生装置に供給し、その膜分離式窒素ガス発生装置
で膜分離によって分離した加圧窒素ガスを昇圧部の貯蔵
室に供給するように構成したことを特徴とするものであ
る。この装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の高圧ガス発生装置の効果に加え、前記装置に膜
分離式窒素ガス発生装置を組み合わせることにより、簡
単な設備で容易に高圧窒素ガスを得られる。そのため従
来のように高圧窒素ガスを充填したガスボンベを購入し
て使用する必要がなくなる。従って緊急の場合や、輸送
困難な場所等においても、需要設備に安定して高圧窒素
ガスを供給することが可能になる。
【0035】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の高圧ガス発生装置において、昇圧部で発生した高圧窒
素ガスを負荷設備へ供給する負荷配管と、負荷設備とし
てその負荷配管に接続された既製のガスボンベを備えて
いることを特徴とするものである。この装置によれば、
請求項4に記載の高圧ガス発生装置の効果に加え、前記
のようにして得られた高圧窒素ガスを既製のガスボンベ
に充填して貯蔵できるので、従来のように高圧窒素ガス
を充填したガスボンベを購入・使用せずに、需要特性に
応じていつでも高圧窒素ガスを負荷設備に供給すること
ができる。
【0036】請求項6に記載の発明は、ダイカストマシ
ンの溶湯注入速度を高めるアキュムレータに高圧窒素ガ
スを供給する高圧ガス発生装置である。そして、膜分離
によって加圧空気から加圧窒素ガスを分離する膜分離式
窒素ガス発生装置と、加圧窒素ガスを圧縮する昇圧部
と、膜分離式窒素ガス発生装置から加圧窒素ガスを昇圧
部に供給する供給配管と、昇圧部で発生した高圧窒素ガ
スをアキュムレータへ供給する負荷配管を備えているこ
とを特徴とするものである。この装置によれば、簡単な
構造を有する膜分離式窒素ガス発生装置を使用して得ら
れる加圧窒素ガスを昇圧することによって、ダイカスト
マシンのアキュムレータに高圧窒素ガスを供給するよう
にしたので、従来のように高圧窒素ガスを充填したガス
ボンベを購入して使用する必要がなくなり、安価な高圧
窒素ガスをアキュムレータに安定して供給することが可
能になる。
【0037】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の高圧ガス発生装置において、昇圧部が膜分離式窒素ガ
ス発生装置から供給される加圧窒素ガスを貯蔵するため
の貯蔵室を有し、昇圧部から膜分離式窒素ガス発生装置
側へ貯蔵室の高圧ガスが逆流することを防止するため供
給配管に設けた逆止弁と、貯蔵室のガス圧力を検出する
圧力検出器と、貯蔵室に貯蔵された加圧窒素ガスを圧縮
する圧縮手段を備え、貯蔵室の加圧窒素ガスの圧力が予
め設定された値まで上昇したことを圧力検出器で検出し
たとき、前記圧縮手段が作動し貯蔵室の加圧窒素ガスを
昇圧して高圧窒素ガスを発生するように構成されている
ことを特徴とするものである。この装置によれば、請求
項6に記載の高圧ガス発生装置における効果に加え、簡
単な設備で且つ低コストで得られる高圧窒素ガスをダイ
カストマシンのアキュムレータに安定供給することがで
きる。
【0038】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の高圧ガス発生装置において、貯蔵室が既製のガスボン
ベにより構成され、圧縮手段がそのガスボンベに接続さ
れた高圧液体供給装置により構成されていることを特徴
とするものである。この装置によれば、請求項7に記載
の高圧ガス発生装置の効果に加え、高圧窒素ガスをより
低コストでダイカストマシンのアキュムレータに安定供
給することができる。
【0039】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の高圧ガス発生装置において、貯蔵室がシリンダー室に
より構成され、圧縮手段がシリンダー室の内容積を圧縮
するピストンによって構成され、該ピストンはダイカス
トマシンの油圧発生装置によって駆動され、その駆動に
よりシリンダー室の加圧窒素ガスを昇圧して高圧窒素ガ
スを発生するように構成されていることを特徴とするも
のである。この装置によれば、請求項7に記載の高圧ガ
ス発生装置の効果に加え、ダイカストマシンの油圧発生
装置を加圧窒素ガスの圧縮に兼用して高圧ガスを発生す
るので、一層低い装置コストと運転コストで高圧窒素ガ
スをダイカストマシンのアキュムレータに安定供給する
ことができる。
【0040】請求項10に記載の発明は、請求項6に記
載の高圧ガス発生装置において、昇圧部がガス昇圧装置
であることを特徴とするものである。この装置によれ
ば、請求項6に記載の高圧ガス発生装置の効果に加え、
市販のガス昇圧装置を使用して低圧の加圧窒素ガスから
高圧窒素ガスを容易に得て、それをダイカストマシンの
アキュムレータに安定供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧ガス発生装置の1例を示すプロセ
スフロー図。
【図2】図1の高圧ガス発生装置の変形例を示すプロセ
スフロー図。
【図3】図2の高圧ガス発生装置をさらに変形したプロ
セスフロー図。
【図4】図1に示した高圧ガス発生装置の変形例のプロ
セスフロー図。
【図5】図4に示した高圧ガス発生装置の変形例のプロ
セスフロー図。
【図6】本発明の高圧ガス発生装置のさらに他の例を示
すプロセスフロー図。
【図7】図6に示した高圧ガス発生装置の変形例のプロ
セスフロー図。
【図8】ダイカストマシンの溶湯注入速度を高めるアキ
ュムレータ11に高圧窒素ガスを供給する高圧ガス発生
装置のさらに他の例を示すプロセスフロー図。
【図9】従来型ダイカストマシンとそれに付属して設け
たアキュムレータの関係を示すプロセスフロー図。
【符号の説明】
1 ダイカストマシン 2 金型 3 注入シリンダ 4 溶湯供給部 5 加圧シリンダ 6 油圧ポンプ 7 ピストン 8 ロッド 9 ピストン 10 油タンク 11 アキュムレータ 12 レベル計 13 圧力計 14 配管 15 配管 16 窒素ガスボンベ 16a 開閉弁 17 供給配管 18 開閉弁 19 開閉弁 20 開閉弁 21 油 21a 減圧弁 30 高圧ガス発生装置 31 昇圧部 32 貯蔵室 33 供給配管 33a 開閉弁 33b 安全弁 34 逆止弁 35 圧縮手段 36 負荷配管 36a 開閉弁 36b 安全弁 37 圧力検出器 38 逆止弁 39 配管接続部 40 配管接続部 41 油圧配管 42 レベル検出器 43 油タンク 44 油圧ポンプ 45 リターン配管 46 開閉弁 47 開閉弁 48 高圧液体供給装置 50 ピストン 51 シリンダー室 52 油圧駆動装置 53 配管 54 開閉弁 55 配管 56 開閉弁 60 ガス昇圧装置 61 配管 100 加圧ガス供給装置 101 膜分離式窒素ガス発生装置 200 負荷設備 201 ガスボンベ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 完司 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 (72)発明者 若松 敏文 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 (72)発明者 芳賀 俊一 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 五十嵐 力 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA29 AA35 AA40 BB31 BB43 CC07 CC41 CC93 CC98 CC99

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧ガス供給装置100より供給される
    加圧ガスを昇圧して高圧ガスを発生する装置において、 加圧ガスを貯蔵するための貯蔵室32を有する昇圧部3
    1と、 加圧ガス供給装置100から加圧ガスを貯蔵室32に供
    給する供給配管33と、 昇圧部31から加圧ガス供給装置100側へ貯蔵室32
    の高圧ガスが逆流することを防止するため供給配管33
    に設けた逆止弁34と、 貯蔵室32のガス圧力を検出する圧力検出器37と、 貯蔵室32に設けられ、その室内の油面を検知するレベ
    ル検出器42と、 貯蔵室32の加圧ガスを圧縮する圧縮手段35とを備
    え、 貯蔵室32の加圧ガスの圧力が予め設定された値まで上
    昇したことを圧力検出器37で検出したとき、前記圧縮
    手段35が作動し貯蔵室32の加圧ガスを昇圧して高圧
    ガスを発生するように構成されていることを特徴とする
    高圧ガス発生装置。
  2. 【請求項2】 貯蔵室32が既製のガスボンベにより構
    成され、圧縮手段35がそのガスボンベに接続された高
    圧液体供給装置48により構成された請求項1に記載の
    高圧ガス発生装置。
  3. 【請求項3】 貯蔵室32がシリンダー室51により構
    成され、圧縮手段35がシリンダー室51の内容積を圧
    縮するピストン50によって構成され、該ピストン50
    はダイカストマシン1の油圧発生装置52によって駆動
    され、その駆動によりシリンダー室51の加圧ガスを昇
    圧して高圧ガスを発生するように構成された請求項1に
    記載の高圧ガス発生装置。
  4. 【請求項4】 加圧ガス供給装置100から供給される
    加圧ガスを膜分離式窒素ガス発生装置101に供給し、
    その膜分離式窒素ガス発生装置101で膜分離によって
    分離された加圧窒素ガスを昇圧部31の貯蔵室32に供
    給するように構成した請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載の高圧ガス発生装置。
  5. 【請求項5】 昇圧部31で発生した高圧窒素ガスを負
    荷設備200へ供給する負荷配管36と、その負荷配管
    36に負荷設備200として接続された既製のガスボン
    ベ201を備えた請求項4に記載の高圧ガス発生装置。
  6. 【請求項6】 ダイカストマシン1の溶湯注入速度を高
    めるアキュムレータ11に高圧窒素ガスを供給するため
    の高圧ガス発生装置において、膜分離によって加圧空気
    から加圧窒素ガスを分離する膜分離式窒素ガス発生装置
    101と、加圧窒素ガスを昇圧する昇圧部31と、膜分
    離式窒素ガス発生装置101から加圧窒素ガスを昇圧部
    31に供給する供給配管33と、昇圧部31で発生した
    高圧窒素ガスをアキュムレータ11へ供給する負荷配管
    36を備えていることを特徴とする高圧ガス発生装置。
  7. 【請求項7】 昇圧部31が膜分離式窒素ガス発生装置
    101から供給される加圧窒素ガスを貯蔵するための貯
    蔵室32を有し、昇圧部31から膜分離式窒素ガス発生
    装置101側へ貯蔵室32の高圧ガスが逆流することを
    防止するため供給配管33に設けた逆止弁34と、貯蔵
    室32のガス圧力を検出する圧力検出器37と、貯蔵室
    32に貯蔵された加圧窒素ガスを圧縮する圧縮手段35
    とを備え、貯蔵室32の加圧窒素ガスの圧力が予め設定
    された値まで上昇したことを圧力検出器37で検出した
    とき、前記圧縮手段35が作動し貯蔵室32の加圧窒素
    ガスを昇圧して高圧窒素ガスを発生するように構成され
    た請求項6に記載の高圧ガス発生装置。
  8. 【請求項8】 貯蔵室32が既製のガスボンベにより構
    成され、圧縮手段35がそのガスボンベに接続された高
    圧液体供給装置48により構成された請求項7に記載の
    高圧ガス発生装置。
  9. 【請求項9】 貯蔵室32がシリンダー室51により構
    成され、圧縮手段35がシリンダー室51の内容積を圧
    縮するピストン50によって構成され、該ピストン50
    はダイカストマシン1の油圧発生装置52によって駆動
    され、その駆動によりシリンダー室51の加圧窒素ガス
    を昇圧して高圧窒素ガスを発生するように構成された請
    求項7に記載の高圧ガス発生装置。
  10. 【請求項10】 昇圧部31がガス昇圧装置60である
    請求項6に記載の高圧ガス発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10328416A1 (de) * 2003-06-25 2005-01-27 Schneider Druckluft Gmbh Kompressoranlage für Druckluft und Stickstoff
CN112211801A (zh) * 2020-09-29 2021-01-12 河南大学 一种基于气体吸附脱附效应的高效空气压缩装置及其方法

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