JP2001303846A - 自動閉扉機構 - Google Patents

自動閉扉機構

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JP2001303846A
JP2001303846A JP2000125133A JP2000125133A JP2001303846A JP 2001303846 A JP2001303846 A JP 2001303846A JP 2000125133 A JP2000125133 A JP 2000125133A JP 2000125133 A JP2000125133 A JP 2000125133A JP 2001303846 A JP2001303846 A JP 2001303846A
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door
hinge
cylinder
closing mechanism
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Kazu Sawa
和 佐波
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構造で製作が容易であり、しかも油漏
れの生ずる恐れ等が無い自動閉扉機構を提供する。 【解決手段】 一対の羽根板11,12の一方に設けら
れた筒状のシリンダー13内にピストン16を嵌装し、
他方の羽根板に上部を固定されている操作ロッド17を
該ピストンに係合し、該操作ロッドを介して他方の羽根
板の回転動作に連動させ該ピストンを進退する第一蝶番
10と第二蝶番を少なくとも備えた自動閉扉機構であっ
て、該第一蝶番は、開扉時のピストンの動作によって収
縮する圧縮コイルばね19をシリンダー内に収容配置さ
れ、該圧縮コイルばねの復元力による該ピストンの戻り
動作に連動して他方の羽根板を閉扉方向に回動すると共
に、該第二蝶番は、閉扉時のピストンの動作によるシリ
ンダー内のエアクッション作用で閉扉時の衝撃を緩衝す
ることを特徴とする自動閉扉機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば玄関ドア等
の開閉扉に用いる蝶番など、閉扉動作を自動的に行わせ
ると共に、閉扉時の衝撃を緩衝する手段を備えた自動閉
扉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、玄関ドア等の開閉扉に用いる蝶番
などにおいて、開閉扉を開いた時には前記扉を自動的に
閉じる方向に回動させる自動閉扉手段と、閉扉時の衝撃
を緩和する緩衝手段を備えたものが知られている。前記
自動閉扉手段としてはコイルばねの復元力を利用したも
のが多く、また前記緩衝手段としては油圧ピストンシリ
ンダーを利用したものが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記蝶番の
ような自動閉扉機構は、構造が複雑で部品点数・組立工
数が多く製作が面倒であると共に、全体が大型化して嵩
張る等の不具合があり、さらに油圧ピストンシリンダー
を用いるものにあっては、油漏れが生じて周囲を汚す等
の不具合もある。
【0004】かような不具合を解消すべく、本発明者は
自動閉扉機構として、特願平10−311878号の緩
衝機構付き自動閉扉蝶番を提案している。前記自動閉扉
蝶番は、一方の羽根板に設けられた筒状のシリンダー内
に、他方の羽根板の回転動作に連動して進退するピスト
ンと、開扉時のピストンの前進動作で収縮する圧縮コイ
ルばねを設け、前記圧縮コイルばねの復元力によるピス
トンの戻り動作に連動して他方の羽根板が閉扉方向に回
転し、前記ピストンの戻り動作によるシリンダー内のエ
アクッション作用で閉扉時の衝撃を緩衝する構成であ
る。前記構成により、簡単な構造で閉扉時の衝撃を緩和
できると共に、油漏れの発生等の不具合を防止できる。
【0005】本発明は上記特願平10−311878号
の緩衝機構付き自動閉扉蝶番の更なる改良例及び変更例
を提案すべくなされたものであって、簡単な構造で製作
が容易であり、しかも油漏れの生ずる恐れ等が無い自動
閉扉機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動閉扉機構
は、一対の羽根板の一方に設けられた筒状のシリンダー
内にピストンを嵌装し、他方の羽根板に上部を固定され
ている操作ロッドを該ピストンに係合し、該操作ロッド
を介して他方の羽根板の回転動作に連動させ該ピストン
を進退する蝶番を備えた自動閉扉機構であって、開扉時
の該ピストンの動作によって収縮する圧縮コイルばねを
該シリンダー内に収容配置され、該圧縮コイルばねの復
元力による該ピストンの戻り動作に連動して他方の羽根
板を閉扉方向に回動すると共に、該ピストンの戻り動作
による該シリンダー内のエアクッション作用で閉扉時の
衝撃を緩衝することを特徴とする。
【0007】また本発明の自動閉扉機構は、一対の羽根
板の一方に設けられた筒状のシリンダー内にピストンを
嵌装し、他方の羽根板に上部を固定されている操作ロッ
ドを該ピストンに係合し、該操作ロッドを介して他方の
羽根板の回転動作に連動させ該ピストンを進退する第一
蝶番と第二蝶番を少なくとも備えた自動閉扉機構であっ
て、該第一蝶番は、開扉時のピストンの動作によって収
縮する圧縮コイルばねをシリンダー内に収容配置され、
該圧縮コイルばねの復元力による該ピストンの戻り動作
に連動して他方の羽根板を閉扉方向に回動すると共に、
該第二蝶番は、閉扉時のピストンの動作によるシリンダ
ー内のエアクッション作用で閉扉時の衝撃を緩衝するこ
とを特徴とする。
【0008】第一蝶番に自動閉扉機能を、第二蝶番に緩
衝機能を別々に担わせることで、各蝶番をそれぞれの機
能により特化した構造にすることが可能となり、スムー
ズで良好な自動閉扉及びその緩衝が実現する。又第一蝶
番が圧縮コイルばねによる自動閉扉機能に特化している
ので、ばね力の調整やばねの取り替えを容易且つ自在に
行うことができる。又必要に応じて第二蝶番にも、開扉
時のピストンの動作によって収縮する圧縮コイルばねを
シリンダー内に収容配置し、扉の閉動作がよりスムーズ
になるようにしてもよい。
【0009】さらに上記自動閉扉機構に於いて、前記圧
縮コイルばねがピストンの後方に収容配置され、開扉時
の該ピストンの後退動作によって該圧縮コイルばねが収
縮することを特徴とする。圧縮コイルばねをピストンの
後方に配置することで、ばね力の調整やばねの取り替え
を容易且つ自在に行うことができる。
【0010】さらに上記自動閉扉機構に於いて、少なく
とも一つの蝶番のピストンと操作ロッドの係合が、該ピ
ストンに形成したカムと該操作ロッドに形成した係合部
によりなされることを特徴とする。前記カムは必要とす
る扉の開閉状態に応じて90度以上180度以下の適宜
角度に対応して形成すると好適である。カムと係合部の
係合により、操作ロッドを介してのピストンの進退をス
ムーズに行うことができ、扉の開閉とピストンの進退の
連動を確実なものにすることが可能となる。
【0011】さらに上記自動閉扉機構に於いて、前記係
合部にローラを設け、該ローラが前記カムに沿って回転
することを特徴とする。ローラがカムに沿って回転する
ことにより、操作ロッドとカムの係合によるピストンの
連動を一層スムーズに行うことができる。
【0012】さらに上記自動閉扉機構に於いて、前記カ
ムの開扉時に前記係合部が位置する箇所近傍に略水平な
ストッパー部を形成することを特徴とする。例えば90
〜120度或いは120〜150度或いは150〜18
0度等にかけて、略水平なストッパー部をカムに形成す
ることにより、所定角度まで開けた扉の開状態を維持す
ることができる。
【0013】また上記自動閉扉機構に於いて、少なくと
も一つの蝶番のピストンと操作ロッドの係合が、該ピス
トンに形成した雌ねじ部と該操作ロッドに形成した雄ね
じ部によりなされることを特徴とする。雌ねじ部と雄ね
じ部の係合により、操作ロッドを介してのピストンの進
退をスムーズに行うことができ、扉の開閉とピストンの
進退の連動を確実なものにすることが可能となる。更に
は雌ねじ部や雄ねじ部を多条ねじで形成すると、扉の開
閉とピストンの進退の連動を一層確実且つスムーズにで
きて好適である。
【0014】また上記自動閉扉機構に於いては、その蝶
番の所要構成部品の素材に適宜のものを用いることがで
きるが、所要強度を有する樹脂成形品を所要の構成部品
として用いると、軽量化を図ることができて好適であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動閉扉機構を図
に於ける具体的な実施形態に基づいて説明する。図1は
本発明の自動閉扉機構の第一実施形態に於ける第一蝶番
を示す一部縦断正面図、図2(a)は図1の第一蝶番に
於ける係合状態のピストン及び操作ロッドを示す側面
図、図2(b)はその平面図、図3は第二蝶番を示す一
部縦断側面図である。
【0016】第一実施形態の自動閉扉機構に於ける第一
蝶番10は、図1に示すように、金属板やプラスチック
等からなる一方の羽根板11と他方の羽根板12の一対
を有し、各羽根板11・12に形成された取付孔11a
・12aに例えば皿ねじ等を挿通することによって、一
方の羽根板11を扉枠等に、他方の羽根板12を開閉扉
等に取り付けるようになっている。
【0017】一方の羽根板11には円筒状のシリンダー
13が一体的に設けられており、シリンダー13の上端
及び下端にはそれぞれ雌ねじ部13a・13bが形成さ
れている。そして、シリンダー13の上端には雄ねじ部
14aが形成されたリング状のキャップ14が設けられ
ており、シリンダー13の下端には雄ねじ部15aが形
成され、図に省略した吸気及び排気用の孔が穿設された
キャップ15が設けられており、それぞれ雌ねじ部13
a・13bに雄ねじ部14a・15aを螺合して前記上
端及び下端に固着されている。
【0018】前記シリンダー13内には、ピストン16
が上下方向に摺動可能に収容配置され、図1及び図2
(b)に示すようにピストン16の外壁に形成された凹
溝16a・16aと、シリンダー13の内壁に形成され
た凸条13c・13cとが嵌合しており、ピストン16
が周方向に回転不能な状態で嵌装されている。前記ピス
トン16の上端部には、図1及び図2に示すように、傾
斜面と開状態の扉のストッパーとなる略水平面とからな
る一対のカム16b・16bが周方向に形成されてい
る。16cは停止部である。
【0019】前記第一蝶番10のカム16bは、180
度以下の所定角度の扉の回動に対応できるように周方向
の所定角度に形成されており、その傾斜面は略90度以
下の開扉状態で操作ピン17c及びローラ18が傾斜面
を移動して自動的に閉動作が行われるように周方向の所
定角度に形成され、その水平面は略90度超の開扉状態
で操作ピン17c及びローラ18が水平面の所定位置に
配置され開扉状態を維持できるように周方向の所定角度
に形成されている。
【0020】前記リング状のキャップ14には、ピスト
ン16を上下動させるための操作ロッド17が挿通保持
され、その長手方向の略中央に形成された段部17aが
キャップ14の下面に当接している。操作ロッド17の
キャップ14よりも上方に突出する上部17bには他方
の羽根板12が固定して取り付けられる。他方の羽根板
12は一体的に形成された筒部12bを操作ロッド17
の上部17bに嵌合し、図に省略した筒部12bや上部
17bに形成された貫通孔に取付ねじをねじ込むこと等
で固着されている。
【0021】操作ロッド17の略下部には一対の操作ピ
ン17c・17cが直径方向に突設され、操作ピン17
c・17cにはそれぞれ環状のローラ18・18が遊挿
されており、各ローラ18は操作ピン17cに対して回
転するようになっている。ローラ18を遊挿された操作
ピン17cはカム16bに係合され、操作ロッド17の
回転時にローラ18が回転することにより、操作ピン1
7c及びローラ18はカム16bの傾斜面の下端と停止
部16cまで若しくはその近傍との間を相互に係合しな
がら移動するようになっている。図1及び図2に於いて
は、第一蝶番10を取り付けた際の扉の閉状態対応して
操作ピン17c及びローラ18はカム16bの傾斜面の
下端に位置している。
【0022】前記ピストン16と下端のキャップ15と
の間には圧縮コイルばね19が設けられ、ピストン16
を常時上昇方向に移動付勢するように縮設されている。
圧縮コイルばね19の上昇方向の付勢により、操作ピン
17c及びローラ18はカム16bの傾斜面に沿ってそ
の下端に移動付勢されると共に、操作ロッド17の段部
17aはキャップ14の下面に常時移動付勢されて当接
している。
【0023】また本実施形態の第二蝶番20は、上記第
一蝶番10と一組にして使用されるものであって、図3
に示すように、金属板やプラスチック等からなる一方の
羽根板21と他方の羽根板22の一対を有し、各羽根板
21・22に形成された取付孔21a・22aに例えば
皿ねじ等を挿通することにより、一方の羽根板21を扉
枠等に、他方の羽根板22を開閉扉等に取り付けるよう
になっている。
【0024】前記一方の羽根板21には、その内壁が断
面八角形の円筒状、或いは円筒状で内壁の所定箇所に断
面八角形の部分が形成された円筒状のシリンダー23が
一体的に設けられており、シリンダー23の上端及び下
端にはそれぞれ雌ねじ部23a・23bが形成されてい
る。そして、シリンダー23の上端には雄ねじ部24a
が形成されたリング状のキャップ24が設けられ、シリ
ンダー23の下端には雄ねじ部25aが形成されたキャ
ップ25が設けられており、それぞれ雌ねじ部23a・
23bに雄ねじ部24a・25aを螺合して前記上端及
び下端に固着されている。
【0025】前記下端に設けられるキャップ25には、
ほぼ中央にシリンダー23の外部からシリンダー23の
内部へのエアの流通を許容し、それと反対方向へのエア
の流出を抑制或いは阻止するチェックバルブ25bが設
けられている。図示例のチェックバルブ25bは、キャ
ップ25のほぼ中央に形成した段付きの貫通孔25c内
に前記貫通孔25cを開閉する軽量の球体25dが配置
されているもので、貫通孔25cは粗面で形成する或い
は貫通孔25cに極細の溝を形成すること等によって、
エアの流出時にエアの流出が抑制されるようになってい
る。
【0026】シリンダー23内には断面八角形のピスト
ン26が上下方向に摺動可能に収容配置されており、ピ
ストン26の断面八角形の外壁と、シリンダー23の断
面八角形の内壁若しくはシリンダー23の所定箇所に形
成された断面八角形の部分とが嵌合し、シリンダー23
内にピストン26が周方向に回転不能な状態で嵌装され
ている。前記ピストン26の略中央から略上部にかけ
て、傾斜部と開状態の扉のストッパーとなる水平部とか
らなる一対の長孔状のカム26a・26aが周方向に形
成されている。
【0027】前記第二蝶番20のカム26aは、略18
0度程度の所定角度までの扉の回動に対応できるように
周方向の所定角度に形成されており、その傾斜部は略9
0度以下の開扉状態で操作ピン27c及びローラ28が
傾斜部を移動して自動的に閉動作が行われるように周方
向の所定角度に形成され、その水平部は略90度超の開
扉状態で操作ピン27c及びローラ28が水平部の所定
位置に配置され開扉状態を維持できるように周方向の所
定角度に形成されている。前記一対のカム26a・26
aでは略180度程度の開扉に完全に対応すべく、一方
のカム26aの傾斜部の一部分が他方のカム26aの水
平部の一部分の上方に位置して重なるように形成されて
いる。
【0028】またピストン26の下端にはピストン板2
6bが設けられ、ピストン26及びピストン板26bの
上下動によるチェックバルブ25bからのエアの流入・
流出に伴って、ピストン板26bと下端のキャンプ25
との間にはエア溜まりが増加若しくは形成され、或いは
減少若しくは消滅するようになっている。
【0029】前記リング状のキャップ24には、ピスト
ン26を上下動させるための操作ロッド27が挿通保持
され、その長手方向の略中央に形成された段部27aが
キャップ24の下面に当接している。操作ロッド27の
キャップ24よりも上方に突出する27bには他方の羽
根板22が取り付けられている。他方の羽根板22は一
体的に形成された筒部22bを操作ロッド27の上部2
7bに嵌合し、図に省略した筒部22bや上部27bに
形成された貫通孔に取付ねじをねじ込むこと等で固着さ
れている。
【0030】操作ロッド27の略下部には一対の操作ピ
ン27c・27cが直径方向に突設され、操作ピン27
c・27cにはそれぞれ環状のローラ28・28が遊挿
されており、各ローラ28は操作ピン27cに対して回
転するようになっている。ローラ28を遊挿された操作
ピン27cはカム26aに係合され、操作ロッド27の
回転時にローラ28が回転することにより、操作ピン2
7c及びローラ28はカム26aの傾斜部上端と水平部
の端部若しくは前記端部近傍との間を相互に係合しなが
ら移動するようになっている。図3に於いては、第二蝶
番20を取り付けた際の扉の閉状態に対応して、操作ピ
ン27c及びローラ28はカム26aの傾斜部上端に位
置している。
【0031】なお操作ロッド27の下面とピストン板2
6bの上面との間に圧縮コイルばねを縮設し、前記圧縮
コイルばねによって操作ロッド27を常時上昇方向に付
勢するようにすると、操作ロッド27の段部27aをキ
ャップ24の下面に常時付勢して当接すると共に、ピス
トン26及びピストン板26bを常時下方に付勢して操
作ピン27c及びローラ28はカム26aの傾斜部上端
に位置するように付勢できるので、自動閉扉機能を高め
ることができて好適である。
【0032】上記第一蝶番10及び第二蝶番20による
自動閉扉機構では、第一蝶番10と第二蝶番20を取り
付けた扉を閉じた状態に於いて、第一蝶番10のピスト
ン16は圧縮コイルばね19で上昇方向に付勢され、操
作ロッド17の操作ピン17c及びローラ18はカム1
6bの傾斜面下端に位置している。また第二蝶番20の
操作ロッド27の操作ピン27c及びローラ28はカム
26aの傾斜部上端に位置し、ピストン26及びピスト
ン板26bは下降方向に付勢されている。
【0033】そして、扉を開けることによって他方の羽
根板12、22に固定された操作ロッド17、27が回
動して、第一蝶番10の操作ピン17c及びローラ18
はローラ18の回転によりカム16bの傾斜面から水平
面上に移動し、ピストン16は圧縮コイルばね19を収
縮しながらその上昇方向の付勢に抗して下降方向に摺動
する。前記ピストン16はシリンダー13内に凸条13
cと凹溝16aの嵌合により周方向に回転不能に嵌装さ
れているから、前記摺動時に回転することはない。
【0034】また第二蝶番20の操作ピン27c及びロ
ーラ28はローラ28の回転によりカム26aの傾斜部
から水平部に移動し、ピストン26及びピストン板26
bは上昇方向に摺動する。この際、チェックバルブ25
bの貫通孔25cから球体25dが浮き上がってエアが
流入し、ピストン板26b及び下端のキャップ25間に
エア溜まりが形成される。前記ピストン26はシリンダ
ー23内に断面八角形の嵌合により周方向に回転不能に
嵌装されているから、前記摺動時に回転することはな
い。
【0035】前記第一蝶番10のカム16bの水平面と
第二蝶番20のカム26aの水平部は完全に或いは部分
的に対応して形成されており、扉を開けた際に、操作ピ
ン17c、27cとローラ18、28がカム16b、2
6aの水平面或いは水平部に移動して配置されている場
合には、扉の開状態が維持される。
【0036】そして、扉を若干閉めた場合、或いは扉の
開け方が例えば略90度以下の場合には、水平面或いは
水平部から移動すること等で操作ピン17c、27c及
びローラ18、28が傾斜面或いは傾斜部に位置するの
で、第一蝶番10の圧縮コイルばね19の上昇方向への
復元力が開放されてピストン16は上方に押し上げられ
る。ピストン16の押上により、第一蝶番10の操作ピ
ン17c及びローラ18はローラ18が回転することで
カム16bの傾斜面を下端へ向かって移動し、これに伴
い操作ロッド17及び羽根板12が扉を閉める方向に自
動的に回動していく。
【0037】前記操作ロッド17及び羽根板12の回動
や補助的にはピストン26の自重により、取り付けられ
た扉を介して第二蝶番20の操作ロッド27及び羽根板
22は連動して回動される。前記操作ロッド27の回動
に伴い操作ピン27cが周方向に回動し、ローラ28が
回転して操作ピン27c及びローラ28はカム26aを
傾斜部の上端へ向かって移動し、これによりピストン2
6及びピストン板26bは下方に押し下げられていく。
【0038】この際、ピストン板26bとキャップ25
間に形成されたエア溜まりのエアがピストン板26bで
徐々に圧縮され、チェックバルブ25bの貫通孔25c
に球体25dが空気圧で押し付けられる。前記エアはピ
ストン板26bで圧縮されながら球体25dが押し付け
られた貫通孔25cの隙間から徐々且つ緩慢に外部へ流
出する。従って、ピストン26の下降動作及びピストン
16の上昇動作は緩慢になり、操作ロッド17、27及
び羽根板12、22の閉扉方向への回動動作や扉の閉動
作はエアクッション作用で緩衝され緩慢となる。最終的
には扉は閉まるが、閉扉時の衝撃は前記エアクッション
作用で緩和される。
【0039】なお上記第一実施形態の自動閉扉機構で
は、少なくとも一つの第一蝶番1aと一つの第二蝶番1
bを有するものであれば、別の第一蝶番や第二蝶番など
の蝶番、或いは自動閉扉機能と緩衝機能を兼ね備えた蝶
番を更に付加して自動閉扉機構を構成してもよい。
【0040】次に一つで自動閉扉機能と緩衝機能を兼ね
備えた蝶番について説明する。図4は本発明の自動閉扉
機構の第二実施形態に於ける蝶番を示す一部縦断側面図
である。
【0041】図4に於ける蝶番30は、第一実施形態の
第二蝶番20とほぼ同様の構成であって、金属板やプラ
スチック等からなる一方の羽根板31と他方の羽根板3
2の一対を有し、各羽根板31・32に形成された取付
孔31a・32aに皿ねじ等を挿通して、一方の羽根板
31を扉枠等に、他方の羽根板32を開閉扉等に取り付
けるものである。蝶番30は二個一組等で適宜の個数使
用できる。
【0042】前記一方の羽根板31には、その内壁が断
面八角形の円筒状等のシリンダー33が一体的に設けら
れており、シリンダー33の上端及び下端には雌ねじ部
33a・33bが形成されている。シリンダー33の上
端には雄ねじ部34aが形成されたリング状のキャップ
34が、シリンダー33の下端には雄ねじ部35aが形
成されたキャップ35が、それぞれ雌ねじ部33a・3
3bに雄ねじ部34a・35aを螺合して固着されてい
る。
【0043】前記下端のキャップ35には、ほぼ中央に
シリンダー33の外部からシリンダー33の内部へのエ
アのスムーズな流通を許容し、それと反対方向へのエア
の流出を抑制するチェックバルブ35bが設けられてい
る。チェックバルブ35bはキャップ35のほぼ中央に
形成した段付きの貫通孔35c内に前記貫通孔35cを
開閉する軽量の球体35dが配置されているもので、貫
通孔35cは極細の溝を形成すること等によって、エア
の流出時にエアの流出が抑制される。
【0044】シリンダー33内には断面八角形のピスト
ン36が上下方向に摺動可能に収容配置され、ピストン
36の断面八角形の外壁とシリンダー33の断面八角形
の内壁等が嵌合し、ピストン36は周方向に回転不能な
状態で嵌装されている。前記ピストン36の略中央から
略上部にかけて、傾斜部と開状態の扉のストッパーとな
る水平部とからなる一対の長孔状のカム36a・36a
が周方向に形成されている。
【0045】前記蝶番30のカム36aは、略180度
程度の所定角度までの扉の回動に対応できるように周方
向の所定角度に形成されており、その傾斜部は略90度
以下の開扉状態で操作ピン37c及びローラ38が傾斜
部を移動して自動的に閉動作が行われるように周方向の
所定角度に形成され、その水平部は略90度超の開扉状
態で操作ピン37c及びローラ38が水平部の所定位置
に配置され開扉状態を維持できるように周方向の所定角
度に形成されている。前記一対のカム36a・36aは
略180度程度の開扉に完全に対応すべく、一方のカム
36aの傾斜部の一部分が他方のカム36aの水平部の
一部分の上方に位置して重なるように形成されている。
【0046】またピストン36の下端にはピストン板3
6bが設けられ、ピストン36及びピストン板36bの
上下動によるチェックバルブ35bからのエアの流入・
流出に伴って、ピストン板36bと下端のキャンプ35
との間にはエア溜まりが増加若しくは形成され、或いは
減少若しくは消滅するようになっている。
【0047】前記リング状のキャップ34には、ピスト
ン36を上下動させるための操作ロッド37が挿通保持
され、その長手方向の略中央に形成された段部37aが
キャップ34の下面に当接している。操作ロッド37の
キャップ34よりも上方に突出する37bには他方の羽
根板32が取り付けられている。他方の羽根板32は一
体的に形成された筒部32bを操作ロッド37の上部3
7bに嵌合して固着されている。
【0048】操作ロッド37の略下部には一対の操作ピ
ン37c・37cが直径方向に突設され、操作ピン37
c・37cにはそれぞれ環状のローラ38・38が遊挿
されており、各ローラ38は操作ピン37cに対して回
転するようになっている。ローラ38を遊挿された操作
ピン37cはカム36aに係合され、操作ロッド37の
回転時にローラ38が回転することにより、操作ピン3
7c及びローラ38はカム36aの傾斜部上端と水平部
の端部若しくは前記端部近傍との間を相互に係合しなが
ら移動する構成である。図4に於いては、蝶番30を取
り付けた際の扉の閉状態に対応して、操作ピン37c及
びローラ38はカム36aの傾斜部上端に位置してい
る。
【0049】さらに操作ロッド37の下面とピストン板
36bの上面との間には圧縮コイルばね39が縮設さ
れ、圧縮コイルばね39は操作ロッド37を常時上昇方
向に付勢して段部37aをキャップ34の下面に常時付
勢して当接させていると共に、ピストン36及びピスト
ン板36bを常時下方に付勢して操作ピン37c及びロ
ーラ38がカム36aの傾斜部上端に位置するように付
勢している。
【0050】上記蝶番30に於いては、開扉時に操作ロ
ッド37が回動して操作ピン37c及びローラ38が傾
斜部上端から移動し、ピストン36とピストン板36b
がチェックバルブ35bからエアを吸入しながら上昇す
る。ピストン36及びピストン板36bの上昇により圧
縮コイルばね39は収縮され、操作ピン37cがカム3
6aの水平部にまで到達すると開扉状態が維持される。
【0051】そして、扉の閉じるとき或いは扉の開動作
が過少である場合には、操作ピン37c及びローラ38
が傾斜部に位置するので、収縮された圧縮コイルばね3
9の復元力によりピストン36が下降され自動閉扉機能
が発揮される。同時にピストン板36bの下降でピスト
ン板36bとキャップ35間のエアが圧縮されながら徐
々に貫通孔35cから流出する。従って、閉扉動作に合
わせて緩衝機能が発揮される。
【0052】なお自動閉扉機構に於ける第一蝶番、第二
蝶番、蝶番でシリンダー内へのピストンの嵌装構成は上
記実施形態に限定されるものではなく、上記凸条と凹溝
による嵌合や断面八角形同士による嵌合の他、シリンダ
ー及びピストンの横断面略長円形や断面円形に切込を形
成した形状同士による嵌合、断面八角形以外の断面多角
形同士による嵌合、他の嵌合部同士による嵌合など、周
方向に回転不能な嵌装構成であれば適宜である。
【0053】また上記ピストンと操作ロッドの係合はカ
ムと操作ピン及びローラの組み合わせでなしているが、
これに限定されるものではなく、ピストンの内壁に雌ね
じ部を形成すると共に操作ロッドの外壁に雄ねじ部を形
成し、雌ねじ部と雄ねじ部が螺合された状態で係合する
等にしてもよい。前記ねじのねじ溝は一つでもよいが多
条溝とすると良好である。
【0054】またシリンダーの外部から内部へエアを流
通し、内部から外部へのエアを抑制しながら流出する手
段は、上記実施形態のチェックバルブに限定されるもの
ではなく、貫通孔の代わりに球体側でエア流出口の隙間
が形成されるように設計したバルブや、下端のキャップ
に完全な逆止弁を設けて上方からエアが徐々に且つ緩慢
に流出する構成や、リード弁等を設ける構成としたもの
でもよい。
【0055】また上記自動閉扉機構に於ける蝶番は金属
製としてもよいが、梅雨時など高湿度環境下での使用す
る場合や結露など水と接触する場合等に発生する錆に起
因した故障を防ぐため、所要の構成部品を所要強度を有
する樹脂成形品としても良好である。前記樹脂の種類は
熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂など適宜の樹脂を単独で或
いは併用して用いることができるが、生産性やリサイク
ルの観点からは熱可塑性樹脂が好ましい。これらの樹脂
には強度向上のため炭素繊維等を添加するなど、所要の
添加材を添加することが可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明の自動閉扉機構は上記構成である
から、構造が極めて簡単であり、部品点数や組立工数が
少なく容易且つ安価に製作することができる。そして、
閉扉時の衝撃を緩和する手段としてエアダンパーを用い
たので、例えば油圧ダンパーを用いた場合のように油漏
れが生じて周囲を汚すようなことが無く、取り扱いが容
易である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動閉扉機構の第一実施形態に於ける
第一蝶番を示す一部縦断正面図。
【図2】(a)図1の第一蝶番に於ける係合状態のピス
トン及び操作ロッドを示す側面図。 (b)図1の第一蝶番に於ける係合状態のピストン及び
操作ロッドを示す平面図。
【図3】本発明の自動閉扉機構の第一実施形態に於ける
第二蝶番を示す一部縦断側面図。
【図4】本発明の自動閉扉機構の第二実施形態に於ける
蝶番を示す一部縦断側面図。
【符号の説明】
10 第一蝶番 20 第二蝶番 30 蝶番 11、12、21、22、31、32 羽根板 13、23、33 シリンダー 14、15、24、25、34、35 キャップ 25b、35b チェックバルブ 25c、35c 貫通孔 25d、35d 球体 16、26、36 ピストン 16b、26a、36a カム 26b ピストン板 17、27、37 操作ロッド 17c、27c、37c 操作ピン 18、28、38 ローラ 19、39 圧縮コイルばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の羽根板の一方に設けられた筒状の
    シリンダー内にピストンを嵌装し、他方の羽根板に上部
    を固定されている操作ロッドを該ピストンに係合し、該
    操作ロッドを介して他方の羽根板の回転動作に連動させ
    該ピストンを進退する蝶番を備えた自動閉扉機構であっ
    て、開扉時の該ピストンの動作によって収縮する圧縮コ
    イルばねを該シリンダー内に収容配置され、該圧縮コイ
    ルばねの復元力による該ピストンの戻り動作に連動して
    他方の羽根板を閉扉方向に回動すると共に、該ピストン
    の戻り動作による該シリンダー内のエアクッション作用
    で閉扉時の衝撃を緩衝することを特徴とする自動閉扉機
    構。
  2. 【請求項2】 一対の羽根板の一方に設けられた筒状の
    シリンダー内にピストンを嵌装し、他方の羽根板に上部
    を固定されている操作ロッドを該ピストンに係合し、該
    操作ロッドを介して他方の羽根板の回転動作に連動させ
    該ピストンを進退する第一蝶番と第二蝶番を少なくとも
    備えた自動閉扉機構であって、該第一蝶番は、開扉時の
    ピストンの動作によって収縮する圧縮コイルばねをシリ
    ンダー内に収容配置され、該圧縮コイルばねの復元力に
    よる該ピストンの戻り動作に連動して他方の羽根板を閉
    扉方向に回動すると共に、該第二蝶番は、閉扉時のピス
    トンの動作によるシリンダー内のエアクッション作用で
    閉扉時の衝撃を緩衝することを特徴とする自動閉扉機
    構。
  3. 【請求項3】 前記圧縮コイルばねがピストンの後方に
    収容配置され、開扉時の該ピストンの後退動作によって
    該圧縮コイルばねが収縮することを特徴とする請求項1
    又は2記載の自動閉扉機構。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの蝶番のピストンと操作
    ロッドの係合が、該ピストンに形成したカムと該操作ロ
    ッドに形成した係合部によりなされることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の自動閉扉機構。
  5. 【請求項5】 前記係合部にローラを設け、該ローラが
    前記カムに沿って回転することを特徴とする請求項4記
    載の自動閉扉機構。
  6. 【請求項6】 前記カムの開扉時に前記係合部が位置す
    る箇所近傍に略水平なストッパー部を形成することを特
    徴とする請求項4又は5記載の自動閉扉機構。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つの蝶番のピストンと操作
    ロッドの係合が、該ピストンに形成した雌ねじ部と該操
    作ロッドに形成した雄ねじ部によりなされることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の自動閉扉機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094445A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Konakawa:Kk 自動開閉扉蝶番

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