JP2001302986A - 水溶性コーティング剤用添加物、それを添加した水溶性コーティング剤及びその製造方法 - Google Patents
水溶性コーティング剤用添加物、それを添加した水溶性コーティング剤及びその製造方法Info
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Abstract
昇、他成分との反応による凝集などを抑制し、使用性の
よいコーティング剤とすることのできる添加物、それを
添加したコーティング剤及びその製造方法を提供するこ
とにある。 【解決手段】 無機層状珪酸塩と、陰イオン界面活性剤
とを含む水溶性コーティング剤用添加物及びこれを用い
たコーティング剤。また、予備的に基礎層状珪酸塩と陰
イオン界面活性剤とを処理するコーティング剤の製造方
法。
Description
剤用添加物、それを添加した水溶性コーティング剤及び
その製造方法、特に膨潤性無機層状珪酸塩を含むものの
使用性の改良に関する。
機層状珪酸塩はコーティング剤用添加物として使用さ
れ、平滑易滑性、絶縁性、ガスバリヤー性等の機能を付
与できる材料として注目されている。従来、この特性を
応用したものとして、無機層状珪酸塩をポリビニルアル
コールなどの水溶性樹脂に添加しコーティングを施した
コーティングフィルムが、特開昭62-174148,
特開平6-93133、特開平7-41685、特開平1
0-323928などに開示されている。また、特開平
9-302598には、フィロ珪酸塩化合物と合成ラテ
ックスを紙にコーティングし、耐湿性を付与する技術が
開示されている。
のコーティング剤は膨潤性無機層状珪酸塩の濃度上昇と
ともに急激に粘度が高くなり、またコーティング液中で
樹脂、その他の添加物との反応により凝集が起きたりす
るため、コーティング性は満足のいくものではなかっ
た。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はコーティング剤の粘度上昇、他成分と
の反応による凝集などを抑制し、使用性のよいコーティ
ング剤とすることのできる添加物、それを添加したコー
ティング剤及びその製造方法を提供することにある。
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、陰イオン界面活
性剤に膨潤性無機層状珪酸塩含有添加剤の優れた使用性
改善効果があることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
ング剤用添加物は、膨潤性無機層状珪酸塩と、陰イオン
界面活性剤とを含むことを特徴とする。また、本発明に
おいて、膨潤性無機層状珪酸塩が0.1〜30重量%含
まれていることが好適である。また、本発明において、
膨潤性無機層状珪酸塩が5〜20重量%含まれており、
且つ無機層状珪酸塩(A)と陰イオン界面活性剤(B)
の重量比B/Aが0.0005〜0.1であることが好
適である。
酸塩は合成無機層状珪酸塩であることが好適である。ま
た、本発明において、膨潤性無機層状珪酸塩の沈降法平
均粒子径が0.1〜10μmであることが好適である。
また、本発明において、陰イオン界面活性剤がカルボン
酸塩であることが好適である。
酸塩濃度が10重量%のときの回転粘度が2000cp
s以下であることが好適である。また、本発明にかかる
水溶性コーティング剤は、前記水溶性コーティング剤用
添加物と、水溶性樹脂とを含有することを特徴とする。
また、本発明にかかる水溶性コーティング剤の製造方法
は、無機層状珪酸塩と陰イオン界面活性剤とを水の存在
下に予備混合し、その後に水溶性樹脂を添加することを
特徴とする。
説明する。膨潤性無機層状珪酸塩 本発明において好適に用いられる膨潤性無機層状珪酸塩
としては、マイカ、セリサイト、タルク、合成マイカ、
モンモリロナイト、ヘクトライト、合成ヘクトライト、
合成テニオライト、合成サボナイトなどが例示される。
潤することを意味し、少なくとも部分的に層間分離する
ものを含む。本発明で好適に用いられる膨潤性無機層状
珪酸塩は、構造的にはSiO4四面体のSi:Oの比が
理論上2:5のフィロ珪酸塩で、結晶単位格子が厚み方
向に繰り返された結晶構造を有するものであり、その代
表例を化学式で示すと、 W0.3−1.1X1.0−3.2(Si
3.5−4.5O10)Z1.8−2 .2 ここで、 W:層間イオンであり、一種以上のカチオン性イオン。 X:八面体位置のイオンであり、Mg2+またはMg2+
の一部をLi+,Fe2+,Ni2+,Mn2+,Al3+
及びFe3+からなる群から選ばれる少なくとも一種の
イオンで置換したイオン。 Si:珪素。 O:酸素。 Z:F-またはOH-の中から選ばれた一種または二種の
イオン。
4+がGe4+またはこれらの一部がAl3+,Fe3+,
B3+などで置換されたものでもよい。膨潤性無機層状
珪酸塩としては、バリヤー性などの機能を高めるには膨
潤性合成無機層状珪酸塩が好ましい。これは面方向の径
が大きい結晶が得られ、アスペクト比が高いことによ
る。また、添加物を水溶液とする場合、膨潤性無機層状
珪酸塩は好ましくは0.1〜30重量%、特に好ましく
は5〜20重量%である。0.1重量%未満では添加物
としての効率が悪く、また30重量%を超えると陰イオ
ン界面活性剤の粘度低下効果によっても十分な使用性を
得ることができない場合がある。
粒子径は0.1〜10μmであることが好ましい。0.
1μm未満では絶縁性、ガスバリア性、耐湿性などが劣
る場合があり、10μmを超えるとコーティング層が荒
れる場合がある。膨潤性無機層状珪酸塩濃度が10重量
%のときの回転粘度は2000cps以下であることが
好ましい。10重量%のときの回転粘度が2000cp
sを超えるとコーティング剤としたときに、液の粘性が
高すぎるためコーティング性能が不良となり、スジ、ム
ラの原因となる場合がある。
酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩などが例示さ
れるが、このうち特にカルボン酸塩が好ましい。カルボ
ン酸塩は泡が出難く、コーティング性能が特に向上す
る。陽イオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤などは膨
潤性無機層状珪酸塩と凝集を起こしやすく、コーティン
グ剤に適度な粘性と膨潤性無機層状珪酸塩の分散性を付
与できない。
ム、カリウム塩、ヤシ油脂肪酸のナトリウム、カリウム
塩、トール油脂肪酸のナトリウム、カリウム塩、アミン
塩、N-ラウロイルサルコシン、アシル化ポリペプチド
等が例示され、またスルホン酸塩としては直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、高級アルキルベンゼンスルホン
酸塩、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンスルホン
酸塩、リグニンスルホン酸塩、石油スルホン酸塩、N-
アシルアルキルタウリン塩、n-パラフィンスルホン酸
塩、α-オレフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、
アルキルナフタレンスルホン酸塩、イセチオン酸塩など
が例示され、硫酸エステル塩としては直鎖第1級アルコ
ール硫酸塩、ポリオキシエチレン付加直鎖アルコール硫
酸塩、硫酸化油等が例示され、リン酸エステル塩、ポリ
リン酸エステル塩としてはポリオキシエチレン付加直鎖
アルコールリン酸塩等が例示され、その他にフッ化炭化
水素基含有の陰イオン界面活性剤なども使用し得る。
潤性無機層状珪酸塩(A)と陰イオン界面活性剤(B)
との重量比B/A=0.0001〜0.1が好ましい。
0.0001よりも小さく、あるいは0.1より大きい
とむしろ分散性、コーティング性も不良となる。特に本
発明において、膨潤性無機層状珪酸塩が5%以上となる
と添加物粘度が急激に上昇するため、5〜20重量%で
本発明の陰イオン界面活性剤の添加効果が顕著に認めら
れ、この際の陰イオン界面活性剤の添加重量比B/Aは
0.0005〜0.1が好適である。
ティング剤に使用される水溶性樹脂としては、コーティ
ング剤形成時に水溶性を示し、コーティング後に架橋あ
るいは非架橋重合などにより固体化するものを意味す
る。構造的には親水性の強い極性基を一種以上持った有
機高分子または高分子形成性物質が好ましい。
リング剤、チタンカップリング剤、水溶性アクリル、水
溶性ポリエステル、水溶性ポリアミド、水溶性エポキ
シ、水溶性アミノ樹脂、ポリビニルアルコール、ポリア
クリルアミド、ポリエチレンオキサイド、酢酸ビニル共
重合体、ポリビニルピロリドンなどの樹脂あるいはこれ
らの混合物が例示される。本発明に使用する水溶性樹脂
は、脱水乾燥後の軟化温度が50℃以上、好ましくは8
0℃以上、さらに好ましくは120℃以上のものが50
重量%以上、好ましくは80重量%以上、さらに好まし
くは90重量%以上占めていることが好適である。硬化
型樹脂を好ましく使用することも可能である。これらの
樹脂は使用する基材フィルムに応じて選択することが好
ましい。
シランカップリング剤、チタンカップリング剤、水溶性
アクリル、水溶性エポキシ樹脂、水溶性ポリエステルが
接着性の面から好適である。また、ポリオレフィンを基
材とする場合には、チタンカップリング剤、シランカッ
プリング剤、水溶性アクリル、水溶性エポキシ樹脂が好
適である。さらに、ポリフェニルスルフィド、ポリエー
テルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンある
いはポリイミドを基材とする場合は、シランカップリン
グ剤、チタンカップリング剤が好適である。
フィルム、紙、不織布、コンクリート、金属、セラミッ
ク等に適用可能であり、無機層状珪酸塩が均一に分散
し、しかもムラなく塗布できる。このため、絶縁性、ガ
スバリア性、耐湿性などの機能を向上させることができ
る。以下、本発明の構成について詳述する。なお、試験
例の説明に先立ち、評価方法について説明する。
に添加し、24時間攪拌後、遠心分離器を用いて沈降法
平均粒子径5μmに分級し、被検添加物を調製した。コーティング剤調製方法 ポリビニルアルコールを水で5重量%となるように調製
した液1kgに、添加物200gを加え、攪拌器で分散
させた。さらにイソプロピルアルコール200gを加
え、攪拌して被検コーティング剤を得た。
ように水で希釈し、回転粘度計で測定した。なお、試験
例中では同様の手法により0.5重量%、5重量%、2
0重量%粘度を測定している。
社製 JIS K 5400)にアプリケーターにより厚み100
μmにドロウダウンした後、自然乾燥した。隠蔽率測定
紙の黒地部分の目視観察によりコーティング性の評価を
行った。なお、評価は以下の基準に従った。 ○:均一塗膜で白い凝集物による点が全くない。 △:均一塗膜だが白い凝集物の点が少しある。 ×:スジ、ムラがあり、白い凝集物の点が多数ある。
と各種界面活性剤との相関関係について検討した。結果
を次の表1に示す。
60TM(日本油脂製) 陽イオン界面活性剤:カチオンABTM(日本油脂製) 両性界面活性剤:ニッサンアノンBLTM(日本油脂
製) 非イオン性界面活性剤:ノニオンNS-220TM(日
本油脂製)
カ単独では10重量%できわめて粘度が高く、コーティ
ング性能にも問題がある。一方、陽イオン界面活性剤、
両性界面活性剤、非イオン界面活性剤を共存させた場合
には、若干の粘度低減効果はあるものの、コーティング
性の改善効果は不十分である。これに対し、陰イオン界
面活性剤は粘度低減効果、コーティング性の改善効果と
もに優れており、きわめて特異な作用を有することが理
解できる。
との相関について検討を行った。結果を次の表2に示
す。
ける陰イオン界面活性剤の添加効果は膨潤性、非膨潤性
を問わずに発揮されるが、もともと非膨潤性マイカを水
に分散させた場合の粘度上昇は、膨潤性マイカに比較す
ればかなり低く、本発明適用の必要性は低い。またバリ
ア性などのコーティング剤としての効果を参酌すれば、
膨潤性無機層状珪酸塩を用いることが好ましい。
類とその添加効果について検討を行った。結果を次の表
3に示す。
TM(日本油脂製) スルホン酸塩:ニューレックスペーストTM(日本油脂
製) 硫酸エステル塩:パーソフトSFTM(日本油脂製) リン酸エステル塩:エレクトロストリッパーFTM(花
王製) 上記表3より明らかなように、いずれの陰イオン界面活
性剤にも効果が認められるが、特にカルボン酸塩を用い
た場合に顕著な効果が発揮される。
機層状珪酸塩の量比について検討を行った。結果を次の
表4〜6に示す。
層状珪酸塩が低濃度の場合にはB/Aが0.0001程
度から効果が認められ、特に0.001程度から明瞭に
なる。一方、膨潤性無機層状珪酸塩水分散液の粘度が急
激に上昇し、使用性に大きな影響が出る5重量%では
0.001程度から明確な効果が得られる。さらに膨潤
性無機層状珪酸塩濃度が20重量%となると0.000
1では十分な効果を得ることは困難であるが、1になる
と粘度の低下は認められるものの、コーティング性など
に悪影響が出る。
01〜0.1が好ましく、特に本発明の必要性が高い無
機層状珪酸塩濃度5〜20重量%ではB/Aは0.00
05〜0.1が好ましい。
混合後、約1500℃に加熱溶融し、冷却後、粉砕して
合成フッ素四ケイ素雲母を得た。この雲母1.3Kg
と、陰イオン界面活性剤(ポリスターA−1060TM
日本油脂製)1gを10Kgの水に添加し、24時間
攪拌した。遠心分離器により沈降法平均粒径5μmに分
級し、本発明品の水溶性コーティング剤用添加物9.5
Kg(濃度10.5重量%)を得た。なお、この水溶性
コーティング剤用添加物は水を加えて珪酸塩が10重量
%になるように調製してコーティング剤調製に供した
(この際の回転粘度は700cpsであった)。
溶性コーティング剤 ポリビニルアルコール(ケン化度98.5モル%、重合
度170)を水で5重量%となるように調製した液1K
gに、前記の合成フッ素四ケイ素雲母含有添加物200
gを加え、攪拌器で分散させた。さらにイソプロピルア
ルコール200gを加え、攪拌してコーティング剤を得
た。得られたコーティング剤について、そのコーティン
グ性を評価したところ、スジもムラも全く無く、しかも
凝集物による点も無く、良好な状態であった。
混合後、約1500℃に加熱溶融し、冷却後、粉砕して
合成フッ素四ケイ素雲母を得た。この雲母1.3Kgを
10Kgの水に添加し、24時間攪拌した。遠心分離器
により沈降法平均粒径5μmに分級し、比較例1の水溶
性コーティング剤用添加物9.8Kg(濃度10.3重
量%)を得た。なお、この水溶性コーティング剤用添加
物(比較例1)は水を加えて珪酸塩が10重量%になる
ように調製してコーティング剤調製に供した(この際の
回転粘度は4200cpsであった)。
度170)を水で5重量%となるように調製した液1K
gに、上記の比較例1の添加物200gを加え、攪拌器
で分散させた。さらにイソプロピルアルコール200g
を加え、攪拌してコーティング剤を得た(比較例2 コ
ーティング剤)。
度170)を水で5重量%となるように調製した液1K
gに、陰イオン界面活性剤0.005g及び比較例1の
添加物50gを加え、攪拌器で分散させた。さらにイソ
プロピルアルコール200gを加え、攪拌してコーティ
ング剤を得た(比較例3 コーティング剤)。比較例
2,3のコーティング剤についてコーティング性につい
て検討したところ、スジ、ムラとともに凝集物による斑
点も観察され、コーティング不良であった。
3のコーティング剤を対比すると、最終組成物であるコ
ーティング剤中の陰イオン界面活性剤の存在量をおおよ
そ一致させても、最初に陰イオン界面活性剤と無機層状
珪酸塩とを処理した実施例2は優れた粘度低減効果、使
用性、コーティング性を示すのに対し、比較例3は陰イ
オン界面活性剤を全く含まない比較例2とほぼ同程度の
状態となる。このことから、本発明においてコーティン
グ剤調製の予備操作として膨潤性無機層状珪酸塩を陰イ
オン界面活性剤により処理することはきわめて重要であ
ることが理解できる。
物 酸化珪素、酸化マグネシウム、炭酸リチウムを混合後、
約1500℃に加熱溶融し、冷却後、粉砕してリチウム
テニオライトを得た。このリチウムテニオライト1.3
Kgと、陰イオン界面活性剤(ポリスターA-1060
TM 日本油脂製)1gを10Kgの水に添加し、24
時間攪拌した。遠心分離器により沈降法平均粒径5μm
に分級し、本発明品の水溶性コーティング剤用添加物
9.5Kg(濃度11重量%)を得た。なお、この水溶
性コーティング剤用添加物は水を加えて珪酸塩が10重
量%になるように調製してコーティング剤調製に供した
(この際の回転粘度は300cpsであった)。
ティング剤 ポリビニルアルコール(ケン化度98.5モル%、重合
度170)を水で5重量%となるように調製した液1K
gに、上記の水溶性コーティング剤用添加物200gを
加え、攪拌器で分散させた。さらにイソプロピルアルコ
ール200gを加え、攪拌してコーティング剤を得た。
得られたコーティング剤について、そのコーティング性
を評価したところ、スジもムラも全く無く、しかも凝集
物による点も無く、良好な状態であった。
物及びコーティング剤によれば、無機層状珪酸塩と陰イ
オン界面活性剤とを作用させることにより、組成物の粘
度低下とともに、使用性、コーティング性の向上を図る
ことができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 膨潤性無機層状珪酸塩と、陰イオン界面
活性剤とを含む水溶性コーティング剤用添加物。 - 【請求項2】 請求項1記載の添加物において、膨潤性
無機層状珪酸塩が0.1〜30重量%含まれていること
を特徴とする水溶性コーティング剤用添加物。 - 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の添
加物において、膨潤性無機層状珪酸塩(A)と陰イオン
界面活性剤(B)の重量比B/Aが0.0001〜0.
1であることを特徴とする水溶性コーティング剤用添加
物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の添加物
において、膨潤性無機層状珪酸塩が5〜20重量%含ま
れており、且つ膨潤性無機層状珪酸塩(A)と陰イオン
界面活性剤(B)の重量比B/Aが0.0005〜0.
1であることを特徴とする水溶性コーティング剤用添加
物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の添加物
において、膨潤性無機層状珪酸塩は合成無機層状珪酸塩
であることを特徴とする水溶性コーティング剤用添加
物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の添加物
において、膨潤性無機層状珪酸塩の沈降法平均粒子径が
0.1〜10μmであることを特徴とする水溶性コーテ
ィング剤用添加物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の添加物
において、陰イオン界面活性剤がカルボン酸塩であるこ
とを特徴とする水溶性コーティング剤用添加物。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の添加物
において、膨潤性無機層状珪酸塩濃度が10重量%のと
きの回転粘度が2000cps以下であることを特徴と
する水溶性コーティング剤用添加物。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の水溶性
コーティング剤用添加物と、水溶性樹脂とを含有するこ
とを特徴とする水溶性コーティング剤。 - 【請求項10】 膨潤性無機層状珪酸塩と陰イオン界面
活性剤とを水の存在下に予備混合し、その後に水溶性樹
脂を添加することを特徴とする水溶性コーティング剤の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122860A JP3911381B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 水溶性コーティング剤用添加物、それを添加した水溶性コーティング剤及びその製造方法 |
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2002293984A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Topy Ind Ltd | ガスバリア性向上添加剤並びにガスバリア性フイルム |
US8080297B2 (en) | 2006-05-01 | 2011-12-20 | Nanopack, Inc. | Barrier coatings for films and structures |
JP2015214154A (ja) * | 2007-08-24 | 2015-12-03 | サン・ケミカル・リミテツド | 改良された結合強度を有する気体バリヤーコーティング |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122860A patent/JP3911381B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP2019852B2 (en) † | 2006-05-01 | 2016-05-18 | Nanopack, Inc. | Barrier coatings for films and structures |
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EP3341444B1 (en) | Electrostatic ink composition |
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