JP2001302462A - 育毛剤 - Google Patents

育毛剤

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JP2001302462A
JP2001302462A JP2000125278A JP2000125278A JP2001302462A JP 2001302462 A JP2001302462 A JP 2001302462A JP 2000125278 A JP2000125278 A JP 2000125278A JP 2000125278 A JP2000125278 A JP 2000125278A JP 2001302462 A JP2001302462 A JP 2001302462A
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peptide
phe
met
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Masaaki Yoshikawa
正明 吉川
Tomoya Takahashi
知也 高橋
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KH Neochem Co Ltd
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Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 育毛活性を有するペプチドを含有する育毛医
薬品、育毛食品、育毛化粧料等の育毛剤を提供するこ
と。 【解決手段】 式R1−Met−X−Phe−R2(式
中、Xは、Leu、D−Leu、ValまたはNleを
表し、R1は、水素またはアミノ基の保護基を表し、R2
は、ヒドロキシまたはカルボキシル基の保護基を表す)
で表されるペプチドまたはその薬理的に許容される塩を
有効成分として含有する育毛剤を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、育毛活性を有する
ペプチドを含有する育毛医薬品、育毛食品、育毛化粧料
等の育毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】大豆蛋白質由来の式Met−Ile−T
hr−Leuで表されるペプチド(MITL)およびM
ITLの配列を分子内に有するいくつかのペプチドが抗
脱毛作用を示すことが知られている(特開平9−249
535)。育毛を目的とする食品として、アマチャヅル
とカキノハと昆布の抽出物を含む食品が知られている
(特開昭60−251866)。
【0003】抗がん剤の副作用としての脱毛症状を抑
制、改善または予防する目的の、ウーロン茶抽出物を有
効成分とする経口抗脱毛症剤が知られている(特開平9
−309840)。また、経口育毛医薬品として、Type
II 5α-リダクターゼ阻害剤であるフィナステライド
(finasteride)が知られている[ジャーナル オブ ザ
アメリカン アカデミー オブ ダーマトロジー (Journ
al of the American Academy of Dermatology), 39, 57
8-589 (1998)]。しかしながら、当薬剤は、男性ホルモ
ンの代謝に作用する薬剤であることから、副作用が心配
され、使用上の注意や制限が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、育毛
活性を有するペプチドを含有する育毛医薬品、育毛食
品、育毛化粧料等の育毛剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式R1−Me
t−X−Phe−R2(式中、Xは、Leu、D−Le
u、ValまたはNleを表し、R1は、水素またはア
ミノ基の保護基を表し、R2は、ヒドロキシまたはカル
ボキシル基の保護基を表す)で表されるペプチド(以
下、MXFという)またはその薬理的に許容される塩を
有効成分として含有する育毛剤に関する。これらの中で
も、R1が水素であり、R2がヒドロキシである育毛剤が
好ましい(以下、R1が水素であり、R2がヒドロキシで
あり、XがLeuであるペプチドをMLF、R1が水素
であり、R2がヒドロキシであり、XがD−Leuであ
るペプチドをM−D−Leu−F、R1が水素であり、
2がヒドロキシであり、XがValであるペプチドを
MVF、R1が水素であり、R2がヒドロキシであり、X
がNleであるペプチドをM−Nle−Fという)。
【0006】また、本発明は、Met−X−Phe(式
中、Xは、前記と同義である)の配列を分子内に有する
ペプチド(以下、Met−X−Pheの配列を分子内に
有するペプチドをMXFCという)またはその薬理的に
許容される塩を有効成分として含有する育毛剤に関す
る。育毛剤の形態としては、育毛医薬品、育毛食品、育
毛化粧料等が好ましい。
【0007】上記の中でも、MLF、M−D−Leu−
F、MVF、M−Nle−Fもしくはそれらの薬理的に
許容される塩を含有する育毛医薬品、育毛食品、育毛化
粧料等の育毛剤が好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】上記式の定義において、アミノ基
の保護基としては、例えば、泉屋信夫ほか著、「ペプチ
ド合成の基礎と実験」、丸善(株)発行(1985年)
等に記載のものがあげられ、低級アルカノイル、低級ア
ルコキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル等が
好ましい。カルボキシル基の保護基としては、例えば、
泉屋信夫ほか著、「ペプチド合成の基礎と実験」、丸善
(株)発行(1985年)等に記載のものがあげられ、
低級アルコキシ、アミノ、モノまたはジ低級アルキルア
ミノ等が好ましい。
【0009】低級アルカノイル、低級アルコキシカルボ
ニル、低級アルコキシおよびモノまたはジ低級アルキル
アミノにおける低級アルキル部分としては、炭素数1〜
6の直鎖または分岐状の、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、イソアミル、ネオ
ペンチル、ヘキシル等があげられる。アラルキルオキシ
におけるアラルキル部分としては、炭素数7〜20の、
例えばベンジル、フェネチル、ナフチルメチル、ベンズ
ヒドリル、トリチル等があげられる。
【0010】本明細書におけるアミノ酸の略号は、当該
分野で一般に使用されるもので、以下の意味を有する。 Met:L−メチオニン Leu:L−ロイシン D−Leu:D−ロイシン Val:L−バリン Nle:ノルロイシン Phe:L−フェニルアラニン
【0011】本発明に用いられるペプチドの薬理的に許
容される塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無
機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸
塩、クエン酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機
酸塩があげられる。
【0012】次に、本発明に用いられるペプチドの製造
法について説明する。本発明に用いられるペプチドは、
固相法、液相法等の通常用いられるペプチド合成方法に
より製造することができる。例えば、矢島治明、柳原俊
平著、日本生化学編、「生化学実験講座(I):蛋白質
の化学、4巻」、東京化学同人発行(1977年);
泉屋信夫ほか著、「ペプチド合成の基礎と実験」、丸善
(株)発行(1985年)等に記載されている方法ある
いはそれらに準じて製造することができる。
【0013】固相法を用いる場合、例えば以下のように
して製造することができる。p−ベンジルオキシベンジ
ルアルコールタイプ樹脂(ポリスチレン)をペプチドを
得るための支持体とし、α−アミノ保護アミノ酸の1つ
がエステル結合で上記樹脂に結合したものが市販品とし
て入手可能である。使用するアミノ酸のα−アミノ基は
9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)基で
保護するのが好ましい。保護アミノ酸の縮合は、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ベンゾトリアゾ
ール−1−イルオキシトリピロリジノフォスフォニウム
ヘキサフルオロフォスフェート(PyBOP)等の縮
合剤を用い、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HO
Bt)存在下に行うことが好ましい。溶媒としてはN,
N−ジメチルホルムアミド(DMF)を用い、Fmoc
基の脱保護にはN−メチルモルホリンを用いることが好
ましい。アミノ酸を順次延長し保護ペプチド樹脂を合成
した後、チオアニソール、エタンジチオール、エチルメ
チルスルフィド、チオフェノール等の含硫化合物の存在
下、トリフルオロ酢酸(TFA)等の酸で処理すること
により、粗合成ペプチドを得ることができる。通常の縮
合反応においては、樹脂の水酸基または樹脂に最初に結
合したアミノ酸に対し、保護アミノ酸、縮合剤およびH
OBtは1〜15当量用いられ、反応は室温で30分〜
5時間行われる。樹脂からの合成ペプチドの脱離反応
は、室温で1〜10時間行われる。
【0014】得られたペプチドは、逆相シリカゲルカラ
ムを用いた高速液体クロマトグラフィー(HPLC)あ
るいは分配、吸着樹脂、シリカゲル、アルミナ、珪藻
土、珪酸マグネシウム、イオン交換樹脂、あるいはゲル
濾過等のカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマ
トグラフィー等により精製することができる。本発明に
用いられるペプチドの薬理的に許容される塩は、例えば
対応する酸の水溶液に本発明のペプチドを溶解し、凍結
乾燥することによって得られる。
【0015】本発明に用いられるペプチドおよびその薬
理的に許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物
の形で存在することもあるが、これら付加物も本発明に
包含される。次に、本発明に用いられるペプチドの作用
について、試験例により具体的に示す。
【0016】試験例1.マウスの発毛に対する効果 小川らの方法[ザ ジャーナル オブ ダーマトロジー
(The Journal of Dermatology), 10, 45-54 (1983)]を
参考に、マウスにおける発毛効果の試験を行った。
【0017】毛周期の休止期にある9週令のC3H/H
eSlc雄性マウス(日本SLC)(一群4〜5匹)の
背部毛を電気バリカンと電気シェーバーで注意深く剃毛
した後、参考例1で作製した飼料を与え、飼育を行っ
た。本発明に用いられるペプチドを含有しない飼育用粉
末飼料(CE−2、日本クレア製)のみを用いて飼育し
た群を対照群とした。
【0018】試験開始後20日目のマウス背部皮膚を採
取し写真撮影を行った後、画像解析処理装置(アビオニ
クス社製、スピカII)を用いて背部皮膚全面積に対する
発毛部の面積の百分率を求め、本発明に用いられるペプ
チドを含有する飼育用粉末飼料投与群の発毛率の値から
対照群の発毛率の値を差し引いた値を増加発毛面積率
(%)とした。
【0019】ペプチドとしてMLFを用いた場合の結果
を第1表に示す。
【0020】
【表1】
【0021】第1表に示すように、本発明に用いられる
生理活性ペプチドを含有する飼料を与えることにより、
著しいマウスの発毛促進効果が認められた。本発明の育
毛医薬品の剤型としては、粉末、散剤、細粒剤、顆粒
剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、シロップ剤、トローチ
剤、外用剤、注射剤等があげられる。製剤の投与形態は
特に限定されないが、例えば投与経路として、経口投
与、経皮投与、皮下投与、静脈内投与、腹腔内投与、筋
肉内投与等をあげることができる。例えば経口投与の場
合は、MXFまたはMXFCの純品、精製物、粗精製物
等をそのまま投与してもよいが、薬理的に許容される賦
形剤とともに投与してもよい。賦形剤としては、ソルビ
トール、ラクトース、グルコース、乳糖、デキストリ
ン、澱粉等の糖類、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等
の無機物、結晶セルロース、蒸留水、ゴマ油、トウモロ
コシ油、オリーブ油、大豆油、綿実油等、一般に使用さ
れているものであればいずれも用いることができる。製
剤化する際には、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ゼラチン等の結合剤、ステアリン酸
マグネシウム、タルク等の滑沢剤、分散剤、懸濁剤、乳
化剤、希釈剤、緩衝剤、抗酸化剤、細菌抑制剤等の添加
剤を用いることもできる。
【0022】MXFまたはMXFCの投与量は、疾患の
症状、患者の年齢等により異なるが、例えば経口の場
合、通常成人一日あたり10〜10000mg、好まし
くは50〜2000mg、さらに好ましくは100〜5
00mgである。本発明の育毛食品は、例えば、食品原
料、特にMXFまたはMXFCを本来実質的に含有しな
い食品原料に、MXFまたはMXFCを0.01%以
上、好ましくは0.01〜10%、より好ましくは0.
05〜5%含有するようにMXFまたはMXFCを純
品、精製物、粗精製物等の形態として添加し、一般的食
品製造方法を用いることにより加工製造することができ
る。
【0023】本発明の育毛食品の形態としては、粉末、
顆粒、錠剤、丸剤、カプセル剤、シロップ、ゼリー、飲
料、シート状食品、冷凍食品、粉末食品、レトルト食
品、瓶詰食品、缶詰食品等の形態の他、自然流動食、半
消化栄養食、成分栄養食等の加工形態等があげられ、食
品に使われる一般的な原料、例えば蛋白質、糖類、脂
肪、微量元素、ビタミン類、乳化剤、香料等を添加する
ことができ、常法により製造される。
【0024】食品の種類としては、ジュース類、清涼飲
料水、茶類、乳酸菌飲料、発酵乳、冷菓、乳製品(バタ
ー、チーズ、ヨーグルト、加工乳、脱脂乳等)、畜肉製
品(ハム、ソーセージ、ハンバーグ等)、魚肉練り製品
(蒲鉾、竹輪、さつま揚げ等)、卵製品(だし巻き、卵
豆腐等)、菓子類(クッキー、ゼリー、スナック菓子
等)、パン類、麺類、漬物類、燻製品、干物、佃煮、塩
蔵品、スープ類、調味料等があげられる。
【0025】本発明の育毛化粧料は、例えば、化粧料用
基剤に、MXFまたはMXFCを0.01重量%以上、
好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.
1〜3重量%含有するようにMXFまたはMXFCを純
品、精製物、粗精製物等の形態として配合し、常法によ
り製造することができる。本発明の育毛化粧料の剤型と
しては、液状、乳液状、クリーム状、ゼリー状などどの
ような剤型でも良いが、通常、液体状剤型が用いられ
る。液体状剤型に好適な基剤としては、育毛剤に通常使
用されているもの、例えば精製水、エタノール、多価ア
ルコール類、界面活性剤等があげられ、必要に応じ添加
剤を添加してもよい。
【0026】多価アルコール類としては、1、3−ブチ
レングリコール、グリセロール、プロピレングリコール
等があげられる。界面活性剤としては、ポリオキシエチ
レン(100)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン
(8)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(25)
グリセリルピログルタミン酸イソステアリン酸ジエステ
ル、N−アセチルグルタミンイソステアリルエステル等
があげられる添加剤としては、ビタミン類、酸化防止
剤、消炎剤、殺菌剤、保湿剤、清涼剤、生薬エキス、香
料等があげられる。
【0027】ビタミン類としては、酢酸−dl−α−ト
コフェロール、酢酸−d−α−トコフェロール、dl−
α−トコフェロール、ビタミン E、ニコチン酸アミド、
ニコチン酸ベンジル、D−パントテニルアルコール、パ
ントテニルエチルエーテル、ビオチン、塩酸ピリドキシ
ン等があげられる。酸化防止剤としては、アスコルビン
酸、エリソルビン酸等があげられる。
【0028】消炎剤としては、β−グリチルレチン酸、
グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン等があげら
れる。殺菌剤としては、ヒノキチオール、トリクロサ
ン、フェノキシエタノール、レゾルシン、イソプロピル
メチルフェノール、サリチル酸、ジンクピリチオン、塩
化ベンザルコニウム等があげられる。
【0029】保湿剤としては、L−セリン、L−プロリ
ン、ピロリドンカルボン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、
コンドロイチン硫酸等があげられる。清涼剤としては、
l−メントール、カンフル、トウガラシチンキ等があげ
られる。生薬エキスとしては、センブリエキス、ニンニ
クエキス、ニンジンエキス、アロエエキス等があげられ
る。
【0030】香料としては、通常化粧料等に用いるもの
ならばどのようなものを用いてもよい。本発明の育毛化
粧料の使用量は、年齢、体重、症状、効果、使用方法等
により異なるが、MXFまたはMXFCとして、通常成
人一日あたり0.1〜1000mg、好ましくは1〜2
00mg、さらに好ましくは2〜50mgである。
【0031】
【実施例】実施例1.育毛用散剤の作製 次の処方で、常法により散剤(1包あたり1000m
g)を製造する。 MLF 50mg 乳糖 760mg コーンスターチ 190mg
【0032】実施例2.育毛用錠剤の作製 次の処方で、常法により錠剤(1錠あたり300mg)
を製造する。 M−D−Leu−F 50mg 乳糖 190mg コーンスターチ 30mg 合成ケイ酸アルミニウム 12mg カルボキシメチルセルロースカルシウム 15mg ステアリン酸マグネシウム 3mg
【0033】実施例3.育毛用錠剤の作製 次の処方で、常法により、錠剤(1錠あたり300m
g)を製造する。 MVF 30.0mg 乳糖 258.4mg 乾燥コーンスターチ 6.0mg タルク 5.0mg ステアリン酸カルシウム 0.6mg
【0034】実施例4.育毛用ハードカプセル剤の作製 次の処方で、ハードカプセル剤(1カプセルあたり36
0mg)を製造する。 MLF 50mg 乳糖 190mg コーンスターチ 100mg ヒドロキシプロピルセルロース 20mg MLF,50mgに乳糖190mgおよびコーンスター
チ100mgを添加して混合し、これにヒドロキシプロ
ピルセルロース20mgの水溶液を添加して練合する。
次いで、押し出し造粒機を用いて、常法により顆粒を製
造する。この顆粒をゼラチンハードカプセルに充填する
ことにより、ハードカプセル剤を製造する。
【0035】実施例5.育毛用ソフトカプセル剤の作製 次の処方で、ソフトカプセル剤(1カプセルあたり17
0mg)を製造する。 MVF 50mg 大豆油 120mg 大豆油120mgにMVF,50mgを添加して混合す
る。次いで、ロータリー・ダイズ式自動成型機を用い
て、常法に従い、ソフトカプセルに充填することによ
り、ソフトカプセル剤を製造する。
【0036】実施例6.育毛用飲料の作製 次の処方で配合し、精製水を加えて全量を1000mL
として、育毛用飲料を調製する。 MLF 1.0g 安息香酸ナトリウム 1.0g 果糖 10.0g 香料 適量 色素 適量
【0037】実施例7.外用育毛剤の作製 次の処方で配合し、精製水を加えて全量を1000gと
して、外用育毛剤を調製する。 MLF 1.0g エタノール 900.0g 酢酸−dl−α−トコフェロール 1.0g パントテニルエチルエーテル 3.0g ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油 7.0g センブリ抽出液 3.0g ニコチン酸アミド 0.3g クエン酸 0.3g クエン酸ナトリウム 0.3g 香料 適量 精製水 残余
【0038】実施例8.外用育毛剤の作製 次の処方で配合し、精製水を加えて全量を1000gと
して、外用育毛剤を調製する。 M−Nle−F 2.0g エタノール 900.0g 酢酸−d−α−トコフェロール 1.0g D−パントテニルアルコール 2.0g ポリオキシエチレン(25)グリセリルピログルタミン酸 イソステアリン酸ジエステル 3.0g N−アセチルグルタミン イソステアリルエステル 3.0g センブリ抽出液 3.0g グリチルリチン酸ジカリウム 1.0g 塩酸ピリドキシン 0.3g クエン酸 0.3g クエン酸ナトリウム 0.3g 香料 適量 精製水 残余
【0039】参考例1.MLFを含む動物実験用飼料の
作製 MLF,5mgを100gの飼育用粉末飼料(CE−
2、日本クレア製)に加え、乳鉢で均一に混合したもの
を試験用飼料とした。
【0040】
【発明の効果】本発明により、育毛活性を有するペプチ
ドを含有する育毛医薬品、育毛食品、育毛化粧料等の育
毛剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B017 LK15 LL09 4B018 MD20 ME14 4C083 AA112 AC102 AC302 AC422 AC432 AC642 AC662 AC852 AD411 AD412 AD532 AD632 AD662 CC37 DD23 EE22 4C084 AA02 AA07 BA01 BA08 BA15 CA59 DC50 NA14 ZA922

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式R1−Met−X−Phe−R2(式
    中、Xは、Leu、D−Leu、ValまたはNleを
    表し、R1は、水素またはアミノ基の保護基を表し、R2
    は、ヒドロキシまたはカルボキシル基の保護基を表す)
    で表されるペプチドまたはその薬理的に許容される塩を
    有効成分として含有する育毛剤。
  2. 【請求項2】 R1が水素であり、R2がヒドロキシであ
    る請求項1記載の育毛剤。
  3. 【請求項3】 Met−X−Phe(式中、Xは、前記
    と同義である)の配列を分子内に有するペプチドまたは
    その薬理的に許容される塩を有効成分として含有する育
    毛剤。
  4. 【請求項4】 式R1−Met−X−Phe−R2(式
    中、X、R1およびR2は、それぞれ前記と同義である)
    で表されるペプチドまたはその薬理的に許容される塩を
    有効成分として含有する育毛医薬品。
  5. 【請求項5】 R1が水素であり、R2がヒドロキシであ
    る請求項4記載の育毛医薬品。
  6. 【請求項6】 Met−X−Phe(式中、Xは、前記
    と同義である)の配列を分子内に有するペプチドまたは
    その薬理的に許容される塩を有効成分として含有する育
    毛医薬品。
  7. 【請求項7】 式R1−Met−X−Phe−R2(式
    中、X、R1およびR2は、それぞれ前記と同義である)
    で表されるペプチドまたはその薬理的に許容される塩を
    有効成分として含有する育毛食品。
  8. 【請求項8】 R1が水素であり、R2がヒドロキシであ
    る請求項7記載の育毛食品。
  9. 【請求項9】 Met−X−Phe(式中、Xは、前記
    と同義である)の配列を分子内に有するペプチドまたは
    その薬理的に許容される塩を有効成分として含有する育
    毛食品。
  10. 【請求項10】 式R1−Met−X−Phe−R2(式
    中、X、R1およびR2は、それぞれ前記と同義である)
    で表されるペプチドまたはその薬理的に許容される塩を
    有効成分として含有する育毛化粧料。
  11. 【請求項11】 R1が水素であり、R2がヒドロキシで
    ある請求項10記載の育毛化粧料。
  12. 【請求項12】 Met−X−Phe(式中、Xは、前
    記と同義である)の配列を分子内に有するペプチドまた
    はその薬理的に許容される塩を有効成分として含有する
    育毛化粧料。
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