JP2001301638A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

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JP2001301638A
JP2001301638A JP2000122224A JP2000122224A JP2001301638A JP 2001301638 A JP2001301638 A JP 2001301638A JP 2000122224 A JP2000122224 A JP 2000122224A JP 2000122224 A JP2000122224 A JP 2000122224A JP 2001301638 A JP2001301638 A JP 2001301638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の操舵時のふらつきを容易に低下させ
る。 【解決手段】 操舵が滑らかに行われたと仮定した場合
のラック・ピニオン式ステアリング2の目標転舵角θr
を算出し、その目標転舵角θr となるように第1駆動モ
ータ9を駆動するとともに、操舵量の特性として操舵反
力を決定し、その操舵反力を発生させるために第2駆動
モータ11を駆動する。ECU16が運転操作の不安定
状態を検出すると、操舵反力の特性、一次進み要素及び
一次遅れ要素、操舵ゲインのうちの少なくとも一つを変
更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の操舵時に
車両の状態を制御する車両の操舵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような車両の操舵装置は、特
開平9−58507号公報及び特開平11−22749
1号公報に開示されている。
【0003】特開平9−58507号公報に開示された
車両の操舵装置では、車速等の走行状態に応じて操舵量
に対する転舵量の割合(以後、「操舵ゲイン」と称す
る。)を変化させている。
【0004】特開平11−227491号公報に開示さ
れた車両の操舵装置では、操舵が滑らかに行われたと仮
定した場合に推定される操舵角と実際の操舵角との差を
演算し、その差の分布の峻険度からステアリングエント
ロピー値を求めている。このステアリングエントロピー
値が大きいことは、操舵が滑らかでないことを意味す
る。また、操舵が滑らかでない場合には、表示装置や車
載機器の内容に制限を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−58507号公報に開示された車両の操舵装置の場
合、低車速時には操舵ゲインが高くなるので、運転者が
違和感を感じるおそれがあり、操舵時のふらつきを低下
させることが困難となる。
【0006】一方、特開平11−227491号公報に
開示された車両の操舵装置の場合、運転者がスイッチ等
の操作を行わない通常走行時にステアリングエントロピ
ー値を積極的に下げるような対策を講じてなく、操舵時
のふらつきを低下させることが困難となる。
【0007】請求項1〜12記載の車両の操舵装置は、
運転者の操舵時のふらつきを容易に低下させることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両の操
舵装置は、操舵手段の操舵量を検出する操舵量検出手段
と、前記操舵量の特性を変更可能な操舵量特性変更手段
と、前記操舵手段の操舵量を操舵機構に伝達する伝達機
構の伝達特性を変更可能な伝達特性変更手段と、前記操
舵機構の転舵量を検出する転舵量検出手段と、前記操舵
量検出手段によって検出された前記操舵量に基づいて、
操舵が滑らかに行われたと仮定した場合の前記操舵機構
の転舵量を推定する転舵量推定手段と、前記転舵量検出
手段によって検出された転舵量及び前記転舵量推定手段
によって推定された転舵量に基づいて、運転操作の不安
定な状態を検出する不安定状態検出手段とを具え、その
不安定状態検出手段によって運転操作の不安定な状態が
検出された場合、前記操舵量特性変更手段が前記操舵量
の特性を変更し及び/又は前記伝達特性変更手段が前記
伝達特性を変更するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0009】請求項2記載の車両の操舵装置は、前記不
安定状態検出手段によって運転操作の不安定な状態が検
出された場合、前記操舵量特性変更手段が前記操舵量を
増大させ及び/又は前記伝達特性変更手段が前記伝達特
性を減少させるように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項3記載の車両の操舵装置は、前記伝
達特性が、前記操舵量に対する前記転舵量の割合と、一
次進み要素と、一次遅れ要素とのうちの少なくとも1個
を有することを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の車両の操舵装置は、前記不
安定状態検出手段が、前記転舵量検出手段によって検出
された転舵量と前記転舵量推定手段によって推定された
転舵量との差を検出し、この差の峻険度に基づいて運転
操作の不安定状態を表すステアリングエントロピー値を
計算するように構成したことを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の車両の操舵装置は、前記操
舵量の特性が、前記ステアリングエントロピー値に応じ
て変化し、前記操舵量の時間当たりの変化量に乗算すべ
き因子を更に有することを特徴とするものである。
【0013】請求項6記載の車両の操舵装置は、前記操
舵量に対する前記転舵量の割合と、前記一次進み要素
と、前記一次遅れ要素と、前記因子のうちの少なくとも
一つを、前記ステアリングエントロピー値が第1の値以
下になるまで時間変化させるように構成したことを特徴
とするものである。
【0014】請求項7記載の車両の操舵装置は、前記前
記操舵量に対する前記転舵量の割合と、前記一次進み要
素と、前記一次遅れ要素と、前記粘性因子のうちの少な
くとも一つの時間当たりの変化量を、前記ステアリング
エントロピー値の他に、車両の走行状態、走行環境及び
/又は運転者の状態によって決定するように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項8記載の車両の操舵装置は、前記因
子を、第1の時間が経過するまで又はその値が第2の値
に達するまで変化させ、このような変化の結果、前記ス
テアリングエントロピー値が前記第1の値以下にならな
い場合、前記一次進み要素及び一次遅れ要素を、第2及
び第3の時間がそれぞれ経過するまで又は第3及び第4
の値にそれぞれ達するまで変化させるように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0016】請求項9記載の車両の操舵装置は、前記一
次進み要素及び一次遅れ要素を、第2及び第3の時間が
経過するまで又は第3及び第4の値にそれぞれ達するま
で変化させ、このような変化の結果、前記ステアリング
エントロピー値が前記第1の値以下にならない場合、前
記操舵量に対する前記転舵量の割合を変化させるように
構成したことを特徴とするものである。
【0017】請求項10記載の車両の操舵装置は、前記
第1〜3の時間又は第2〜4の値を、車両の走行状態、
走行環境及び/又は運転者の状態によって決定するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0018】請求項11記載の車両の操舵装置は、前記
走行状態を、車両走行時のヨーレートの時間に対する変
化量又は車速としたことを特徴とするものである。
【0019】請求項12記載の車両の操舵装置は、前記
走行環境を、降雨、降雪又は降灰時か否か及び車両の周
辺が暗いか否かとしたことを特徴とするものである。
【0020】請求項13記載の車両の操舵装置は、前記
運転者の状態を、運転者の心拍数としたことを特徴とす
るものである。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の車両の操舵装置によれ
ば、不安定状態検出手段によって運転操作の不安定な状
態が検出された場合、操舵量特性変更手段が操舵量の特
性を変更し及び/又は伝達特性変更手段が前記伝達特性
を変更する。このように操舵量の特性及び/又は伝達特
性を変更することによって、操舵時のふらつきを低下さ
せることができる。
【0022】請求項2記載の車両の操舵装置によれば、
不安定状態検出手段によって運転操作の不安定な状態が
検出された場合、操舵量特性変更手段が操舵量を増大さ
せ及び/又は伝達特性変更手段が伝達特性を減少させ
る。運転動作が不安定の状態のときに操舵量を増大させ
及び/又は伝達特性を減少させることによって、操舵時
のふらつきを良好に低下させることができる。
【0023】請求項3記載の車両の操舵装置によれば、
伝達特性が、操舵量に対する転舵量の割合と、一次進み
要素と、一次遅れ要素とのうちの少なくとも1個を有す
る。操舵量の特性及び伝達特性がこれらの目安を有する
ことによって、操舵量の特性及び伝達特性を適切に設定
することができ、その結果、操舵時のふらつきを良好に
低下させることができる。
【0024】請求項4記載の車両の操舵装置によれば、
不安定状態検出手段が、転舵量検出手段によって検出さ
れた転舵量と転舵量推定手段によって推定された転舵量
との差を検出し、この差の峻険度に基づいて運転操作の
不安定状態を表すステアリングエントロピー値を計算す
る。このようなステアリングエントロピー値によって、
操舵時のふらつきの程度を適切に表すことができ、その
結果、操舵時のふらつきを適切に低下させることができ
る。
【0025】請求項5記載の車両の操舵装置によれば、
操舵量の特性が、ステアリングエントロピー値に応じて
変化し、操舵量の時間当たりの変化量に乗算すべき因子
を更に有する。これによって、伝達特性を更に適切に設
定することができ、その結果、操舵時のふらつきを更に
良好に低下させることができる。
【0026】請求項6記載の車両の操舵装置によれば、
操舵量に対する転舵量の割合と、一次進み要素と、一次
遅れ要素と、因子のうちの少なくとも一つを、ステアリ
ングエントロピー値が第1の値以下になるまで時間変化
させる。これによって、伝達特性を更に適切に設定する
ことができ、その結果、操舵時のふらつきを更に良好に
低下させることができる。
【0027】請求項7記載の車両の操舵装置によれば、
操舵量に対する転舵量の割合と、一次進み要素と、一次
遅れ要素と、粘性因子のうちの少なくとも一つの時間当
たりの変化量を、ステアリングエントロピー値の他に、
車両の走行状態、走行環境及び/又は運転者の状態によ
って決定する。これによって、車両の走行状態、走行環
境及び/又は運転者の状態に応じた伝達特性を決定する
ことができ、その結果、操舵時のふらつきを更に良好に
低下させることができる。
【0028】請求項8記載の車両の操舵装置によれば、
因子を、第1の時間が経過するまで又はその値が第2の
値に達するまで変化させ、このような変化の結果、ステ
アリングエントロピー値が第1の値以下にならない場
合、一次進み要素及び一次遅れ要素を、第2及び第3の
時間がそれぞれ経過するまで又は第3及び第4の値にそ
れぞれ達するまで変化させる。これによって、ステアリ
ングエントロピー値の制御が良好に行われ、その結果、
操舵時のふらつきを更に良好に低下させることができ
る。
【0029】請求項9記載の車両の操舵装置によれば、
一次進み要素及び一次遅れ要素を、第2及び第3の時間
が経過するまで又は第3及び第4の値にそれぞれ達する
まで変化させ、このような変化の結果、ステアリングエ
ントロピー値が第1の値以下にならない場合、操舵量に
対する転舵量の割合を変化させる。これによって、ステ
アリングエントロピー値の制御が良好に行われ、その結
果、操舵時のふらつきを更に良好に低下させることがで
きる。
【0030】請求項10記載の車両の操舵装置によれ
ば、第1〜3の時間又は第2〜4の値を、車両の走行状
態、走行環境及び/又は運転者の状態によって決定す
る。これによって、ステアリングエントロピー値を、車
両の走行状態、走行環境及び/又は運転者の状態に応じ
て決定することができ、その結果、操舵時のふらつきを
更に良好に低下させることができる。
【0031】請求項11記載の車両の操舵装置によれ
ば、走行状態を、車両走行時のヨーレートの操舵量に対
する変化率又は車速とする。これによって、走行状態を
適切に判断することができ、その結果、操舵時のふらつ
きを更に良好に低下させることができる。
【0032】請求項12記載の車両の操舵装置によれ
ば、走行環境を、降雨、降雪又は降灰時か否か及び車両
の周辺が暗いか否かとする。これによって、走行環境を
適切に判断することができ、その結果、操舵時のふらつ
きを更に良好に低下させることができる。
【0033】請求項13記載の車両の操舵装置によれ
ば、運転者の状態を、運転者の心拍数とする。これによ
って、運転者の状態を適切に判断することができ、その
結果、操舵時のふらつきを更に良好に低下させることが
できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明による車両の操
舵装置の実施の形態を示す図である。図1において、第
1ステアリングシャフト1の一端は、操舵機構としての
ラック・ピニオン式ステアリング2のピニオン軸2aを
形成し、ラック2bにその回転を伝えることによって、
操舵リンク3a,3bを介して車輪4a,4bをそれぞ
れ転舵する。
【0035】第1ステアリングシャフト1の他端は、電
磁クラッチ5を介して第2ステアリングシャフト6の一
端と機械的な連結及び切り離しを行う。第2ステアリン
グシフト6の他端には、操舵手段としてのステアリング
ホイール7を連結する。
【0036】第1ステアリングシャフト1には、機械的
に連結したギヤ8を介して、第1駆動モータ9によって
発生させた操舵力が伝達され、かつ、第2ステアリング
シャフト6には、機械的に連結したギヤ10を介して、
第2駆動モータ11によって発生させた操舵反力が伝達
される。なお、第1駆動モータ9は、第1ステアリング
シャフトの回転角度θ1(転舵量)を検出する転舵量検
出手段としてのエンコーダ9aを有し、第2駆動モータ
11は、第2ステアリングシャフトの回転角度θ2(操
舵量)を検出する操舵量検出手段としてのエンコーダ1
1aを有する。さらに、第2ステアリングシャフト6に
は、ステアリングホイールの回転角度θ3(操舵量)を
検出する操舵量検出手段としての操舵角センサ12を設
ける。
【0037】検出された回転角度θ1,θ2及び/又は
θ3は、走行状態を検出するための車速センサ13から
の車速Vと、走行環境を検出するためのワイパスイッチ
14の信号W及びライトスイッチ15の信号Lととも
に、操舵量特性変更手段、伝達特性変更手段、転舵量推
定手段及び不安定状態検出手段としての実行制御ユニッ
ト(ECU)16に供給される。車速センサ13を、例
えば、車速に対応する前輪又は後輪の回転速度を検出す
る回転速度センサとする。ECU16は、これら回転角
度θ1,θ2及び/又はθ3、車速V並びに信号L及び
Wに基づいた後に説明する制御を行った結果を、命令値
として、クラッチ5、第1駆動モータ9及び第2駆動モ
ータ11にそれぞれ伝える。
【0038】図2は、図1の実施の形態の動作を説明す
るフローチャートである。ECU16は、図示しない車
両のイグニッションキー・スイッチがオン位置に設定さ
れるとこのルーチンを実行し、車両のイグニション・ス
イッチがオフ位置に設定されるとこのルーチンを終了す
る。
【0039】このルーチンでは、伝達機構の伝達特性と
して、操舵が滑らかに行われたと仮定した場合のラック
・ピニオン式ステアリング2の転舵量としての目標転舵
角θr を算出し、その目標転舵角θr となるよう第1駆
動モータ9を駆動するとともに、操舵量の特性として操
舵反力を決定し、その操舵反力を発生させるために第2
駆動モータ11を駆動する。
【0040】これら第1及び第2モータ9及び11を駆
動させるに当たり、操舵量の特性を変化させるために操
舵反力の特性を変化させる制御ステップIと、伝達機構
の伝達特性を変化させるために車両の応答性を向上させ
るための一次進み要素としての時定数Tf 及び車両の安
定性を確保するための一次遅れ要素としての時定数Td
を調整する制御ステップIIと、伝達機構の伝達特性を変
化させるために操舵ゲインGを変更させる制御ステップ
III と、操舵量の特性及び伝達機構の伝達特性の変更を
行わなずに操舵ゲインGを算出する制御ステップIVと
を、後に説明する条件に従って行う。
【0041】本実施の形態では、操舵反力を、操舵角加
速度d2 θ3/dt2 に比例するとともに慣性に関連し
た第1係数K1と、操舵角速度dθ3/dtに比例する
とともに粘性に関連した因子としての第2係数K2と、
操舵角θ3に比例するとともに弾性に関連した第3係数
K3と、方向による摩擦に関連した第4係数K4とによ
って決定される。すなわち、操舵反力をKとした場合、 K=K1・d2 θ3/dt2 +K2・dθ3/dt+K
3・θ3+K4 となる。
【0042】操舵反力の特性を変更するに当たり、操舵
時のふらつきを低減させるためには、操舵角速度dθ3
/dtに比例する第2係数K2を大きくするのが有効で
あると考えられ、制御ステップIにおいては、第2係数
K2をステアリングエントロピー値Hpに応じて変化さ
せる。なお、ステアリングエントロピー値Hpは、特開
平11−227491号公報に記載されているように、
目標転舵角θr と操舵角θ3との差を演算し、その差の
分布の峻険度から求められる。なお、目標転舵角θr
を、図3に示すように、操舵角θ3に伝達特性G(1+
Tf S)/(1+Td S)を乗算することによって決定
する。なお、Sはラプラス演算子である。
【0043】操舵量の特性又は伝達機構の伝達特性を変
更するに当たり、ステアリングエントロピー値Hpの低
減効果及び運転者の違和感の有無を考慮して、因子K2
の変更、時定数Td 及びTf の調整及び操舵ゲインGの
変更の優先順位で、制御ステップI、制御ステップII、
制御ステップIII の優先順位で制御を実行する。
【0044】先ず、ステップS1において、図示しない
タイマを零にセットするとともに、操舵ゲインGを算出
するのに用いられる操舵ゲイン基準特性比率G1と、第
1の値としての目標ステアリングエントロピー値p1
と、時定数Tf 及びTd と、第1〜第4係数K1〜K4
との初期値をそれぞれ設定する。本実施の形態では、操
舵ゲイン基準特性比率G1の初期値を1.0とし、目標
ステアリングエントロピー値p1と、時定数Tf 及びT
d と、第1〜第4係数K1〜K4との初期値をそれぞ
れ、設計に応じて適切に設定する。
【0045】次いで、ステアリングエントロピー値Hp
を算出する(ステップS2)とともに、タイマをスター
トさせる(ステップS3)。次いで、運転操作の状態が
不安定であるか否かを検出するために、ステアリングエ
ントロピー値Hpが目標ステアリングエントロピー値p
1より大きいか否か判定する。
【0046】ステアリングエントロピー値Hpが目標ス
テアリングエントロピー値p1より大きくない場合、運
転操作の状態が安定していると判断し、制御ステップIV
を実行する(ステップS5)。ステアリングエントロピ
ー値Hpが目標ステアリングエントロピー値p1より大
きい場合、運転操作の状態が不安定であると判断し、制
御ステップIを実行するか否か判定する(ステップS
6)。
【0047】制御ステップIを実行するか否かを判定す
るに当たり、第1の時間としての第1遷移時間tlim1が
経過するまで又は因子K2の値が第2の値としての値p
2に達してもステアリングエントロピー値Hpが目標ス
テアリングエントロピー値p1以下にならない場合、制
御ステップIIを実行するか否か判定し(ステップS
7)、それ以外の場合には、制御ステップIを実行する
(ステップS8)。
【0048】制御ステップIIを実行するか否かを判定す
るに当たり、第2の時間としての第2遷移時間tlim2が
経過するまで又は時定数Td 及びTf の値が第3及び第
4の値としての値p3及びp4にそれぞれ達してもステ
アリングエントロピー値Hpが目標ステアリングエント
ロピー値p1以下にならない場合、制御ステップIIIを
実行するか否か判定し(ステップS9)、それ以外の場
合には、制御ステップIを実行する(ステップS1
0)。
【0049】制御ステップIII を実行するか否かを判定
するに当たり、ステアリングエントロピー値Hpが目標
ステアリングエントロピー値p1以下にならない場合、
制御ステップIII を実行し、それ以外の場合には制御ス
テップIVを実行する(ステップS5)。
【0050】ステップS8、ステップS10又はステッ
プS11を実行した後制御ステップIVを実行する(ステ
ップS12)。
【0051】ステップS5又はS12で制御ステップIV
を実行した後、既に説明したようにして目標転舵角θr
を算出し(ステップS13)、その目標転舵角θr とな
るよう第1駆動モータ9を駆動する(ステップS1
4)。その後、既に説明したようにして操舵反力Kを決
定し(ステップS15)、その操舵反力Kを発生させる
ために第2駆動モータ11を駆動し(ステップS1
6)、ステップS2に戻る。
【0052】図4は、制御ステップIのサブルーチンを
示す図である。先ず、ステップS101において、車両
の走行状態としてのヨーレートの操舵角に対する変化率
(以下、「ヨーレートゲイン」という。)及び走行環境
に基づいて係数K2を変化させる勾配係数AΔk2を算
出する。このような勾配係数を、伝達機構の伝達特性が
敏感であってはならない場合には運転者の操作を迅速に
安定させるよう図5に示すように設定する。この場合、
走行環境を、雨のような液体又は雹のような固体が降っ
ているか否か及び車両の周辺が暗いか否かとしている。
車両の周辺が暗い場合すなわちライトスイッチからの信
号がオンである場合、直線L1に示すような特性を用
い、液体又は固体が降っている場合すなわちワイパスイ
ッチからの信号がオンである場合、直線L2に示すよう
な特性を用い、それ以外の場合には直線L3に示すよう
な特性を用いる。
【0053】次いで、ステップS102において、ステ
アリングエントロピー値Hpと目標ステアリングエント
ロピー値p1との差に勾配係数AΔk2を乗算したもの
を増加量ΔK2とした場合、以前に算出した又は初期値
の第2係数K2にこの増加量ΔK2を加算したものが、
新たな第2係数K2となる。すなわち、 K2=K2+ΔK2 となる。なお、ステアリングエントロピー値Hp及び目
標ステアリングエントロピー値p1の差と勾配係数AΔ
k2との関係を、図6に示す。
【0054】次いで、ステップS103において、遷移
時間tlim1を算出する。遷移時間tlim1は、図7に示す
ように、ヨーレートゲインと、降雨、降雪又は降灰時か
否かと、車両の周辺が暗いか否かとに応じて設定され、
この場合、車両の周辺が暗い場合すなわちライトスイッ
チからの信号がオンである場合、直線L11に示すよう
な特性を用い、液体又は固体が降っている場合すなわち
ワイパスイッチからの信号がオンである場合、直線L1
2に示すような特性を用い、それ以外の場合には直線L
13に示すような特性を用いる。
【0055】次いで、ステップS104において、図示
しないタイマの計測値tが遷移時間tlim1を超えたか否
かを判定する。遷移時間tlim1を超えない場合、第2係
数K2が第2の値p2より大きいか否か判定する(ステ
ップS105)。遷移時間tlim1を超える場合、図示し
ないタイマを零にリセットし(ステップS106)、制
御ステップIIを実行した(ステップS107)後、ステ
ップS105に進む。
【0056】ステップS105で第2係数K2が第2の
値p2を超えない場合、このサブルーチンを終了し、そ
うでない場合には、図示しないタイマを零にリセットし
(ステップS108)、制御ステップIIを実行し(ステ
ップS109)、第2係数K2を第2の値p2に設定し
た後、このサブルーチンを終了する。
【0057】図8は、制御ステップIIのサブルーチンを
示す図である。先ず、ステップS201において、ヨー
レートゲイン及び走行環境に基づいて時定数Td 及びT
f を変化させる勾配係数AΔTd 及びAΔTf を算出す
る。これら勾配係数も、図5に示すように設定する。
【0058】次いで、ステップS202において、ステ
アリングエントロピー値Hpと目標ステアリングエント
ロピー値p1との差に勾配係数AΔTd 及びAΔTf を
それぞれ乗算したものを増加量ΔTd 及びΔTf とした
場合、以前に算出した又は初期値の時定数Td 及びTf
にこれら増加量ΔK2ΔTd 及びΔTf をそれぞれ加算
したものが、新たな時定数Td 及びTf となる。すなわ
ち、 Td =Td +ΔTd Tf =Tf +ΔTf となる。なお、ステアリングエントロピー値Hp及び目
標ステアリングエントロピー値p1の差と時定数Td 及
びTf との関係を、図9及び10にそれぞれ示す。
【0059】次いで、ステップS203において、遷移
時間tlim2及びtlim3をそれぞれ算出する。遷移時間t
lim2及びtlim3も、図7に示す関係を用いて設定する。
【0060】次いで、ステップS204において、図示
しないタイマの計測値tが遷移時間tlim2を超えたか否
かを判定する。遷移時間tlim2を超えない場合、時定数
Tdが第3の値p3より大きいか否か判定する(ステッ
プS205)。遷移時間tlim2を超える場合、図示しな
いタイマを零にリセットし(ステップS206)、制御
ステップIII を実行した(ステップS207)後、ステ
ップS205に進む。
【0061】ステップS205で時定数Td が第3の値
p3を超えない場合、図示しないタイマの計測値tが遷
移時間tlim3を超えたか否かを判定し(ステップS20
8)、そうでない場合には、図示しないタイマを零にリ
セットし(ステップS209)、制御ステップIII を実
行し(ステップS210)、時定数Td を第3の値p3
に設定した後、ステップS208に進む。
【0062】ステップS208において、図示しないタ
イマの計測値tが遷移時間tlim3をを超えない場合、時
定数Tf が第4の値p4より大きいか否か判定する(ス
テップS212)。遷移時間tlim3を超える場合、図示
しないタイマを零にリセットし(ステップS213)、
制御ステップIII を実行した(ステップS214)後、
ステップS212に進む。
【0063】ステップS205で時定数Td が第4の値
p4を超えない場合、このサブルーチンを終了し、そう
でない場合には、図示しないタイマを零にリセットし
(ステップS215)、制御ステップIII を実行し(ス
テップS216)、このサブルーチンを終了する。
【0064】図11は、制御ステップIII のサブルーチ
ンを示す図である。先ず、ステップS201において、
操舵ゲイン基準特性比率G1を算出する。この操舵ゲイ
ン基準特性比率G1を、図12に示すように、ステアリ
ングエントロピー値Hpが目標ステアリングエントロピ
ー値p1を超えない間は1.0に設定し、目標ステアリ
ングエントロピー値p1を超えると勾配係数Kgに従っ
て減少するように設定する。
【0065】次いで、ステップS202において、操舵
ゲインGを設定するための基準操舵ゲインG2を算出す
る。この基準操舵ゲインG2を、図13に示すように、
車速Vが所定の値V1を超えない間は一定の値に設定
し、所定の値V1を超えると指数関数的に減少するよう
に設定する。
【0066】次いで、ステップS203において、操舵
ゲイン基準特性比率G1に基準操舵ゲインG2を乗算す
ることによって操舵ゲインGを算出し、このサブルーチ
ンを終了する。したがって、操舵ゲインGは、 G=G1×G2 となる。
【0067】図14は、制御ステップIVのサブルーチン
を示す図である。先ず、ステップS301において、図
11のステップS201と同様にして基準操舵ゲインG
2を算出する。次いで、ステップS302において、操
舵ゲイン基準特性比率G1に基準操舵ゲインG2を乗算
することによって操舵ゲインGを算出し、このサブルー
チンを終了する。なお、このサブルーチンでは操舵ゲイ
ン基準特性比率G1が1.0であるので、操舵ゲインG
は基準操舵ゲインG2に相当する。
【0068】図15は、図2のフローチャートを実行す
ることによって得られる制御結果を示す図である。これ
によれば、遷移時間tlim1だけ制御ステップIを実行し
た後に制御ステップIIを実行することによって、ステア
リングエントロピー値Hpが第1の値p1以下になって
いる。
【0069】本実施の形態によれば、操舵角θ3の特性
及び/又はラック・ピニオン式ステアリングの伝達特性
を変更することによって、操舵時のふらつきを低下させ
ることができる。
【0070】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、操舵手段として、ステアリングホイールの他に、レ
バー、ハンドグリップ、ペダル等を用いることもでき、
操舵機構として、ラック・ピニンオン式のもの以外の操
舵機構を用いることもできる。本発明を、ステアリング
入力軸と操舵機構とが機械的に連結可能な構成だけでな
く、例えば特開平10−21800号公報に記載された
ような完全なバイ・ワイヤ機構を用いることもできる。
【0071】また、上記勾配係数及び遷移時間をヨーレ
ートゲインに応じて変化させたが、運転者の状態に応じ
て、例えば、運転者の直接の負担値として生体量を計測
して調整することができる。この場合、図16及び17
に示すように、運転者の心拍数に応じて各勾配係数及び
遷移時間を変化させる。図16及び17において、L2
1及びL31はそれぞれ、車両の周辺が暗い場合に適用
する特性を表し、L22及びL32はそれぞれ、降雨、
降雪又は降灰時に適用する特性を表し、L33及びL3
4はそれぞれ、それ以外の場合に適用する特性を表す。
なお、心拍数の計測は、ステアリングホイールに心拍数
計測器を装着することによって行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両の操舵装置の実施の形態を
示す図である。
【図2】 図1の実施の形態の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】 目標転舵角θr の決定を説明するための図で
ある。
【図4】 制御ステップIのサブルーチンを示す図であ
る。
【図5】 ヨーレートゲインと各勾配係数との関係を示
す図である。
【図6】 ステアリングエントロピー値Hp及び目標ス
テアリングエントロピー値p1の差と増加量AΔk2と
の関係を示す図である。
【図7】 ヨーレートと遷移時間との関係を示す図であ
る。
【図8】 制御ステップIIのサブルーチンを示す図であ
る。
【図9】 ステアリングエントロピー値Hp及び目標ス
テアリングエントロピー値p1の差と増加量AΔTd と
の関係を示す図である。
【図10】 ステアリングエントロピー値Hp及び目標
ステアリングエントロピー値p1の差と増加量AΔTf
との関係を示す図である。
【図11】 制御ステップIII のサブルーチンを示す図
である。
【図12】 ステアリングエントロピー値Hpと操舵ゲ
イン基準特性比率G1との関係を示す図である。
【図13】 車速Vと基準操舵ゲインG2との関係を示
す図である。
【図14】 制御ステップIVのサブルーチンを示す図で
ある。
【図15】 図2のフローチャートを実行することによ
って得られる制御結果を示す図である。
【図16】 運転者の心拍数と各勾配係数との関係を示
す図である。
【図17】 運転者の心拍数と遷移時間との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 第1ステアリングシャフト 2 ラック・ピニオン式ステアリング 2a ピニオン軸 2b ラック 3a,3b 操舵リンク 4a,4b 車輪 5 電磁クラッチ 6 第2ステアリングシャフト 7 ステアリングホイール 8,10 ギヤ 9 第1駆動モータ 9a,11a エンコーダ 11 第2駆動モータ 12 操舵角センサ 13 車速センサ 14 ワイパスイッチ 15 ライトスイッチ 16 実行制御ユニット(ECU) L,W 信号 θ1,θ2,θ3 回転角度

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵手段の操舵量を検出する操舵量検出
    手段と、 前記操舵量の特性を変更可能な操舵量特性変更手段と、 前記操舵手段の操舵量を操舵機構に伝達する伝達機構の
    伝達特性を変更可能な伝達特性変更手段と、 前記操舵機構の転舵量を検出する転舵量検出手段と、 前記操舵量検出手段によって検出された前記操舵量に基
    づいて、操舵が滑らかに行われたと仮定した場合の前記
    操舵機構の転舵量を推定する転舵量推定手段と、 前記転舵量検出手段によって検出された転舵量及び前記
    転舵量推定手段によって推定された転舵量に基づいて、
    運転操作の不安定な状態を検出する不安定状態検出手段
    とを具え、 その不安定状態検出手段によって運転操作の不安定な状
    態が検出された場合、前記操舵量特性変更手段が前記操
    舵量の特性を変更し及び/又は前記伝達特性変更手段が
    前記伝達特性を変更するように構成したことを特徴とす
    る車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記不安定状態検出手段によって運転操
    作の不安定な状態が検出された場合、前記操舵量特性変
    更手段が前記操舵量を増大させ及び/又は前記伝達特性
    変更手段が前記伝達特性を減少させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両の操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記伝達特性が、前記操舵量に対する前
    記転舵量の割合と、一次進み要素と、一次遅れ要素との
    うちの少なくとも1個を有することを特徴とする請求項
    1又は2記載の車両の操舵装置。
  4. 【請求項4】 前記不安定状態検出手段が、前記転舵量
    検出手段によって検出された転舵量と前記転舵量推定手
    段によって推定された転舵量との差を検出し、この差の
    峻険度に基づいて運転操作の不安定状態を表すステアリ
    ングエントロピー値を計算するように構成したことを特
    徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の
    車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】 前記操舵量の特性が、前記ステアリング
    エントロピー値に応じて変化し、前記操舵量の時間当た
    りの変化量に乗算すべき因子を更に有することを特徴と
    する請求項4記載の車両の操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記操舵量に対する前記転舵量の割合
    と、前記一次進み要素と、前記一次遅れ要素と、前記因
    子のうちの少なくとも一つを、前記ステアリングエント
    ロピー値が第1の値以下になるまで時間変化させるよう
    に構成したことを特徴とする請求項4又は5記載の車両
    の操舵装置。
  7. 【請求項7】 前記前記操舵量に対する前記転舵量の割
    合と、前記一次進み要素と、前記一次遅れ要素と、前記
    粘性因子のうちの少なくとも一つの時間当たりの変化量
    を、前記ステアリングエントロピー値の他に、車両の走
    行状態、走行環境及び/又は運転者の状態によって決定
    するように構成したことを特徴とする請求項6記載の車
    両の操舵装置。
  8. 【請求項8】 前記因子を、第1の時間が経過するまで
    又はその値が第2の値に達するまで変化させ、このよう
    な変化の結果、前記ステアリングエントロピー値が前記
    第1の値以下にならない場合、前記一次進み要素及び一
    次遅れ要素を、第2及び第3の時間がそれぞれ経過する
    まで又は第3及び第4の値にそれぞれ達するまで変化さ
    せるように構成したことを特徴とする請求項6又は7記
    載の車両の操舵装置。
  9. 【請求項9】 前記一次進み要素及び一次遅れ要素を、
    第2及び第3の時間が経過するまで又は第3及び第4の
    値にそれぞれ達するまで変化させ、このような変化の結
    果、前記ステアリングエントロピー値が前記第1の値以
    下にならない場合、前記操舵量に対する前記転舵量の割
    合を変化させるように構成したことを特徴とする請求項
    6から8のうちのいずれか1項に記載の車両の操舵装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1〜3の時間又は第2〜4の値
    を、車両の走行状態、走行環境及び/又は運転者の状態
    によって決定するように構成したことを特徴とする請求
    項8又は9記載の車両の操舵装置。
  11. 【請求項11】 前記走行状態を、車両走行時のヨーレ
    ートの操舵量に対する変化率又は車速としたことを特徴
    とする請求項7又は10記載の車両の操舵装置。
  12. 【請求項12】 前記走行環境を、降雨、降雪又は降灰
    時か否か及び車両の周辺が暗いか否かとしたことを特徴
    とする請求項7,10又は11記載の車両の操舵装置。
  13. 【請求項13】 前記運転者の状態を、運転者の心拍数
    としたことを特徴とする請求項7,10,11又は12
    のうちのいずれか1項に記載の車両の操舵装置。
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