JP2001301227A - 光プリンタヘッド及びそれに用いる駆動方法 - Google Patents

光プリンタヘッド及びそれに用いる駆動方法

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JP2001301227A JP2000117368A JP2000117368A JP2001301227A JP 2001301227 A JP2001301227 A JP 2001301227A JP 2000117368 A JP2000117368 A JP 2000117368A JP 2000117368 A JP2000117368 A JP 2000117368A JP 2001301227 A JP2001301227 A JP 2001301227A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/45Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動周波数の小さいドライバICを用いても
駆動可能とし、高密度化・小型化・高速印字を容易に実
現可能な光プリンタヘッドを提供する。 【解決手段】 スポット69は最初、Aの位置にあった
とすると、この状態ではスポット69がいずれの発光素
子111 ,112 の下にもなく、各発光素子111 ,1
2 は消光している。スポット69が発光素子111
下のBの位置まで移動すると、発光素子111 が発光す
るように制御されるので、スポット69は発光素子11
1 によって照射される。スポット69がCの位置まで移
動すると、発光素子111 は消光している。スポット6
9が発光素子112 の下のDの位置まで移動すると、発
光素子112 が発光するように制御されるので、スポッ
ト69は発光素子112 によって照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光プリンタヘッド及
びそれに用いる駆動方法に関し、特に電子写真方式プリ
ンタにおいて感光体への露光のために使用される光プリ
ンタヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式のプリンタとして
は、レーザプリンタやライン光源方式の光プリンタが知
られている。レーザプリンタは出力データに応じてレー
ザ光を変調して生成した変調レーザ光を、複数のレンズ
系とポリゴンミラーとを用いて、感光ドラム上を走査さ
せることによって像を露光し、これを現像することによ
って印刷出力するものである。
【0003】このレーザプリンタはドットインパクト方
式のプリンタやインクジェット方式のプリンタと比べて
高速・高画質・低騒音であり、普通紙印刷が可能なプリ
ンタとしてビジネス用に広く用いられているだけでな
く、近年において、家庭用としても普及しつつある。
【0004】また、ライン光源方式の光プリンタは発光
素子をライン状に配列したライン光源を用いたものであ
り、配列された発光素子が感光体上の対応するスポット
をそれぞれ照射するため、走査光学系を必要としない利
点があり、そのため、プリンタ装置の高信頼化と小型化
とを実現することができる。
【0005】ライン光源を用いた光プリンタの全体構成
を図28に示す。図28において、ライン光源を用いた
従来の光プリンタはデータ入力手段51と、光プリンタ
ヘッド21と、収束性ロッドレンズアレイ24と、感光
ドラム27と、帯電器42と、現像器43と、転写器4
4と、除電器45と、クリーニング手段25とから概略
構成されている。
【0006】以下、図28を参照して、ライン光源を用
いた従来の光プリンタの動作について説明する。データ
入力手段51から出力された印字データは光プリンタヘ
ッド21の駆動回路(図示せず)に入力され、駆動回路
の出力によって光プリンタヘッド21が作動してライン
光源(図示せず)が発光する。
【0007】光プリンタヘッド21の作動によって発光
された光は収束性ロッドレンズアレイ24によって収束
され、感光ドラム27に照射される。感光ドラム27の
表面は帯電器21によって予め一様に帯電されており、
光プリンタヘッド21によって光が照射された部分が除
電されることで、感光ドラム27上に静電潜像が書込ま
れる。
【0008】静電潜像が書込まれた感光ドラム27の表
面に、現像器43によって電荷を帯びた微粒子(トナ
ー)を散布することで、静電潜像が現像されてトナー画
像が形成される。感光ドラム27が回転することで、印
刷対象26に到達したトナー画像は転写器44から印加
される電界によって印刷対象26上に転写され、転写さ
れたトナー画像は定着器(図示せず)によって印刷対象
26上に定着される。
【0009】転写器44を通過した後の感光ドラム27
の表面の残留電荷は除電器45によって消去され、最後
に、クリーニング手段25によって転写後に感光ドラム
27の表面に残ったトナーが除去される。
【0010】このような光プリンタの光源としては、例
えば、LED(Light Emitting Dio
de)をライン状に配設した光源を用いたものが特開昭
58−65682号公報に開示されている。
【0011】このLEDを用いたプリンタヘッドは、主
として、アルミナのセラミック基板が用いられ、そのセ
ラミック基板上にLEDチップをライン状に並べるとと
もに、その両側に駆動回路となるIC(Integra
ted Circuit)チップを導電性ペーストを用
いてダイボンドした後、ワイヤボンディングによって電
気的接続を行って形成されたものであり、プリンタ本体
からFPC(Flexible Printing C
able)を介してセラミック基板に、電気信号と電源
とが供給されるようになっている。
【0012】この場合のLEDチップとしては、現状に
おいて、n型GaAsP基板の大きさの制限や製造プロ
セスの歩留まり等の関係から、約60ミクロンピッチで
64ドットあるいは128ドットのものが用いられてい
る。したがって、プリンタヘッドのライン光源を形成す
るためには、このようなLEDチップを複数個配列する
必要があるが、その際、配列精度を上げるためにはミク
ロンオーダの高精度な切断技術や実装技術が必要とな
る。
【0013】さらに、使用するn型GaAsP基板は小
さくて高価な上に欠陥も多く、モノシリック型で発光ド
ット数を増やそうとすると、歩留まりが悪化し、製造コ
ストが著しく上昇する。これを回避するために、ドット
数の少ないLEDチップを量産し、印刷対象に対応する
印刷幅を満たす長さだけ並べるという手段がとられてい
るが、この方法では高密度化を目的とする場合に、チッ
プの配列や電気的接続上から実装限界が生じるようにな
る。そのため、LED方式の光プリンタでは低コスト化
や高密度化に限界がある。
【0014】そこで、LED以外の発光素子を使用する
ことが検討されており、例えば、有機エレクトロルミネ
センス(Electroluminescence:E
L)薄膜発光素子を用いた光プリンタヘッドが特開平8
−108568号公報に開示されている。
【0015】この方式の光プリンタヘッドは比較的安価
で、大面積の基板に多数の発光素子を一括して作成する
ことができるとともに、大量に生産することが可能なた
め、低コスト化を期待することができる上、さらに作成
プロセスにおいても電極部の微細加工によって高密度化
も可能となる。
【0016】また、光プリンタヘッドにおいて、発光素
子を二次元に配列することによって、発光輝度の小さい
発光素子でも短時間に感光を行えるようにすることが可
能であり、例えば発光素子を二次元に配列するととも
に、その前面パネルに光ファイバ集合体を用いた画素ア
レイを印字ヘッドに使用することが特開平9−2544
37号公報に記載されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機E
L素子等のような薄膜発光素子を用いた光プリンタヘッ
ドの場合、現状での有機EL素子の性能では、数万時間
の耐用時間の場合、発光輝度が数百cd/m2 が限度で
あって、プリンタヘッドとして用いた場合に露光に必要
な光量と実用的な寿命(プリンタとして使用した場合に
必要な印刷枚数)との両方の要求を満たすことは難しい
という問題がある。
【0018】この場合、耐用年数を犠牲にして、交換型
の光プリンタヘッドとすることによって、高輝度の発光
を可能にすることが考えられるが、光プリンタヘッドの
交換時に、ユーザが光プリンタヘッドと、感光ドラムや
光学系との位置合わせをミクロンオーダで行うことは困
難である。
【0019】また、電子写真方式のプリンタにおける共
通の課題として、感光体の感度特性に対する補正が必要
である点、印刷対象物の位置ずれに対する補正が必要で
ある点、多階調の印刷を行う場合に露光量が小さい領域
での現像不足に対する補正が必要である点等の問題があ
るが、露光量に対する感光体の表面電位の特性は必ずし
も線形的とは言えないので、プリンタの動作を感光体の
特性に応じて行うことが要求される。
【0020】また、印刷対象物の位置ずれは印刷品質の
劣化の原因になるので、この補正は必ず行わなければな
らない。さらに、露光量が小さい領域での現像が行われ
にくいという問題は概ね従来の感光体であれば、一般的
に起こり得る問題であって、他の二つの問題と同様に、
何らかの対処が必要となる。
【0021】さらにまた、発光素子を二次元に配列する
場合、発光素子数の増加に伴って、光プリンタヘッドの
外部に設けられる駆動回路や配線等も増加し、高密度化
及び小型化が困難になるという問題がある。この場合、
二次元に配列された発光素子(以下、画素アレイとす
る)を用いたプリンタの駆動方法として、主走査期間中
に画素アレイの全画素を書換える必要がある。
【0022】これは上記期間中に全画素列のシリアルの
印字データ入力を余儀なくされる。高速印刷が可能なプ
リンタを実現するには、当然ながら、駆動回路に要求さ
れる駆動周波数も多大なものとなる。
【0023】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、駆動周波数の小さいドライバICを用いても駆動
することができ、高密度化・小型化・高速印字を容易に
実現することができる光プリンタヘッド及びそれに用い
る駆動方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による光プリンタ
ヘッドは、発光素子を含む画素を行方向と列方向とに二
次元に配列した画素アレイと、外部から入力された印字
データを保持するメモリセルを行方向と列方向とに二次
元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイにおけ
る各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査回路
と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値デー
タを書込むためにメモリセル行を順次選択する第1の垂
直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセル
から2値データを読出すために前記メモリセル行を任意
に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画素行を
順次選択する第2の垂直走査回路と、前記メモリアレイ
と前記画素アレイとの転送経路中に位置するバッファと
を備えている。
【0025】本発明による他の光プリンタヘッドは、発
光素子を含む画素を行方向と列方向とに二次元に配列し
た画素アレイと、外部から入力された印字データを保持
するメモリセルを行方向と列方向に二次元に配列したメ
モリアレイと、前記メモリアレイにおける各メモリセル
列にデータ信号を供給する水平走査回路と、前記メモリ
アレイにおける各メモリセルに2値データを書込むため
にメモリセル行を順次選択する第1の垂直走査回路と、
前記メモリアレイにおける各メモリセルから2値データ
を読出すために前記メモリセル行を任意に選択する回路
と、前記画素アレイにおける各画素行を順次選択する第
2の垂直走査回路と、前記水平走査回路と前記メモリア
レイとの間の転送経路中に位置するスイッチアレイと、
前記メモリアレイと前記画素アレイとの転送経路中に位
置するバッファとを備えている。
【0026】本発明による別の光プリンタヘッドは、発
光素子を含む画素を行方向と列方向とに二次元に配列し
た画素アレイと、外部から入力された印字データを保持
するメモリセルを行方向と列方向とに二次元に配列した
メモリアレイと、前記メモリアレイにおける各メモリセ
ル列にデータ信号を供給する水平走査回路と、前記メモ
リアレイにおける各メモリセルに2値データを書込むた
めにメモリセル行を順次選択する第1の垂直走査回路
と、前記メモリアレイにおける各メモリセルから2値デ
ータを読出すために前記メモリセル行を任意に選択する
回路と、前記画素アレイにおける各画素行を順次選択す
る第2の垂直走査回路と、前記水平走査回路と前記メモ
リアレイとの間の転送経路中に位置する第1のスイッチ
アレイと、前記メモリアレイと前記画素アレイとの転送
経路中に位置する第2のスイッチアレイ及びバッファと
を備えている。
【0027】本発明による光プリンタヘッドの駆動方法
は、発光素子を含む画素を行方向と列方向とに二次元に
配列した画素アレイと、外部から入力された印字データ
を保持するメモリセルを行方向と列方向とに二次元に配
列したメモリアレイと、前記メモリアレイにおける各メ
モリセル列にデータ信号を供給する水平走査回路と、前
記メモリアレイにおける各メモリセルに2値データを書
込むためにメモリセル行を順次選択する第1の垂直走査
回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルから2
値データを読出すために前記メモリセル行を任意に選択
する回路と、前記画素アレイにおける各画素行を順次選
択する第2の垂直走査回路と、前記メモリアレイと前記
画素アレイとの転送経路中に位置するバッファとを光プ
リンタヘッドに具備し、前記画素アレイにおける画素行
と前記発光素子によって感光される感光体の回転軸とが
平行でありかつ前記発光素子の発光方向と前記感光体の
表面とが対向した状態において、前記画素アレイの第n
番目(nは1以上の整数)の素子の発光及び消光のうち
の一方で前記感光体表面上のスポットが照射される状態
と照射されない状態とのうちのいずれかの状態とし、前
記スポットが第(n+1)番目の素子を通過している期
間に前記画素アレイの第(n+1)番目の素子の発光及
び消光のうちの一方で前記感光体表面上のスポットが照
射される状態と照射されない状態とのうちのいずれかの
状態とするようにしている。
【0028】本発明による他の光プリンタヘッドの駆動
方法は、発光素子を含む画素を行方向と列方向とに二次
元に配列した画素アレイと、外部から入力された印字デ
ータを保持するメモリセルを行方向と列方向に二次元に
配列したメモリアレイと、前記メモリアレイにおける各
メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査回路と、
前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値データを
書込むためにメモリセル行を順次選択する第1の垂直走
査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルから
2値データを読出すために前記メモリセル行を任意に選
択する回路と、前記画素アレイにおける各画素行を順次
選択する第2の垂直走査回路と、前記水平走査回路と前
記メモリアレイとの間の転送経路中に位置するスイッチ
アレイと、前記メモリアレイと前記画素アレイとの転送
経路中に位置するバッファとを光プリンタヘッドに具備
し、前記画素アレイにおける画素行と前記発光素子によ
って感光される感光体の回転軸とが平行でありかつ前記
発光素子の発光方向と前記感光体の表面とが対向した状
態において、前記画素アレイの第n番目(nは1以上の
整数)の素子の発光及び消光のうちの一方で前記感光体
表面上のスポットが照射される状態と照射されない状態
とのうちのいずれかの状態とし、前記スポットが第(n
+1)番目の素子を通過している期間に前記画素アレイ
の第(n+1)番目の素子の発光及び消光のうちの一方
で前記感光体表面上のスポットが照射される状態と照射
されない状態とのうちのいずれかの状態とするようにし
ている。
【0029】本発明による別の光プリンタヘッドの駆動
方法は、発光素子を含む画素を行方向と列方向とに二次
元に配列した画素アレイと、外部から入力された印字デ
ータを保持するメモリセルを行方向と列方向とに二次元
に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイにおける
各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査回路
と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値デー
タを書込むためにメモリセル行を順次選択する第1の垂
直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセル
から2値データを読出すために前記メモリセル行を任意
に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画素行を
順次選択する第2の垂直走査回路と、前記水平走査回路
と前記メモリアレイとの間の転送経路中に位置する第1
のスイッチアレイと、前記メモリアレイと前記画素アレ
イとの転送経路中に位置する第2のスイッチアレイ及び
バッファとを光プリンタヘッドに具備し、前記画素アレ
イにおける画素行と前記発光素子によって感光される感
光体の回転軸とが平行でありかつ前記発光素子の発光方
向と前記感光体の表面とが対向した状態において、前記
画素アレイの第n番目(nは1以上の整数)の素子の発
光及び消光のうちの一方で前記感光体表面上のスポット
が照射される状態と照射されない状態とのうちのいずれ
かの状態とし、前記スポットが第(n+1)番目の素子
を通過している期間に前記画素アレイの第(n+1)番
目の素子の発光及び消光のうちの一方で前記感光体表面
上のスポットが照射される状態と照射されない状態との
うちのいずれかの状態とするようにしている。
【0030】すなわち、本発明の第1の光プリンタヘッ
ドは、上記の課題を解決するため、発光素子を含む画素
を行方向と列方向とに二次元に配列した画素アレイと、
外部から入力された印字データを保持するメモリセルと
を行方向と列方向とに二次元に配列したメモリアレイ
と、メモリアレイにおける各メモリセル列にデータ信号
を供給する水平走査回路と、メモリアレイにおける各メ
モリセルに2値データを書込むためにメモリセル行を順
次選択する第1の垂直走査回路と、メモリアレイにおけ
る各メモリセルから2値データを読出すためにメモリセ
ル行を任意に選択する回路と、画素アレイにおける各画
素行を順次選択する第2の垂直走査回路と、メモリアレ
イと画素アレイとの転送経路中に位置するバッファとか
ら構成されている。
【0031】本発明の第2の光プリンタヘッドは、上記
の光プリンタヘッドにおいて、水平走査回路と、第1の
垂直走査回路と、メモリセル行を選択する回路と、第2
の垂直走査回路と、バッファと、メモリセルを構成する
回路と、画素を構成する回路とが同一の絶縁基板上に形
成してなっている。
【0032】本発明の第3の光プリンタヘッドは、発光
素子を含む画素を行方向と列方向とに二次元に配列した
画素アレイと、外部から入力された印字データを保持す
るメモリセルを行方向と列方向とに二次元に配列したメ
モリアレイと、メモリアレイにおける各メモリセル列に
データ信号を供給する水平走査回路と、メモリアレイに
おける各メモリセルに2値データを書込むためにメモリ
セル行を順次選択する第1の垂直走査回路と、メモリア
レイにおける各メモリセルから2値データを読出すため
にメモリセル行を任意に選択する回路と、画素アレイに
おける各画素行を順次選択する第2の垂直走査回路と、
水平走査回路とメモリアレイとの間の転送経路中に位置
するスイッチアレイと、メモリアレイと画素アレイとの
転送経路中に位置するバッファとから構成されている。
【0033】本発明の第4の光プリンタヘッドは、発光
素子を含む画素を行方向と列方向とに二次元に配列した
画素アレイと、外部から入力された印字データを保持す
るメモリセルを行方向と列方向とに二次元に配列したメ
モリアレイと、メモリアレイにおける各メモリセル列に
データ信号を供給する水平走査回路と、メモリアレイに
おける各メモリセルに2値データを書込むためにメモリ
セル行を順次選択する第1の垂直走査回路と、メモリア
レイにおける各メモリセルから2値データを読出すため
にメモリセル行を任意に選択する回路と、画素アレイに
おける各画素行を順次選択する第2の垂直走査回路と、
水平走査回路とメモリアレイとの間の転送経路中に位置
するスイッチアレイと、メモリアレイと画素アレイとの
転送経路中に位置するスイッチアレイ及びバッファとか
ら構成されている。
【0034】本発明の第5の光プリンタヘッドは、上記
の光プリンタヘッドにおいて、水平走査回路と、第1の
垂直走査回路と、メモリセル行を選択する回路と、第2
の垂直走査回路と、バッファと、スイッチアレイと、メ
モリセルを構成する回路と、画素を構成する回路とが同
一の絶縁基板上に形成してなっている。
【0035】本発明の第6の光プリンタヘッドは、上記
の光プリンタヘッドにおいて、発光素子が有機エレクト
ロルミネセンス素子からなっている。
【0036】本発明の第7の光プリンタヘッドは、上記
の光プリンタヘッドにおいて、水平走査回路と、第1の
垂直走査回路と、メモリセル行を選択する回路と、第2
の垂直走査回路と、バッファと、スイッチアレイと、メ
モリセルを構成する回路と、画素を構成する回路とが多
結晶シリコン薄膜トランジスタから構成されている。
【0037】本発明の第1の光プリンタヘッドの駆動方
法は、上記の光プリンタヘッドにおいて、画素アレイに
おける画素行と感光体の回転軸とが平行でかつ発光素子
の発光方向と感光体の表面とが対向した状態において、
回転している感光体表面上のスポットが画素アレイの第
n番目(nは1以上の整数)の素子を発光させることに
よって照射される状態、あるいは消光させることによっ
て照射されない状態にし、続いてスポットが第(n+
1)番目の素子を通過している期間に、画素アレイの第
(n+1)番目の素子を発光させることによって照射さ
れる状態、あるいは消光させることによって照射されな
い状態にするようにしている。
【0038】本発明の第2の光プリンタヘッドの駆動方
法は、上記の駆動方法において、感光ドラムが画素アレ
イの1画素行分を移動する期間を主走査期間とし、主走
査期間中に外部から入力される印字データを水平走査回
路へ入力する動作と、外部から入力される印字データを
水平走査回路内のラッチ回路に保持する動作とを行い、
外部から入力される印字データを水平走査回路へ入力す
る動作中にメモリアレイからの印字データの読出しと画
素アレイへの書込みとを行うようにすることで、順次、
画素アレイ内の発光素子の発光あるいは消光が行われる
動作と、水平走査回路内に保持されている1行分の印字
データをメモリセルへ書込む動作とを行うようにしてい
る。
【0039】また、本発明の第2の光プリンタヘッドの
駆動方法は、上記の駆動方法において、画素アレイが同
一行方向と同一列方向とに複数の画素からなる複数の画
素群に分割されているとともに、画素群において発光さ
せる画素数を変化させることで、階調を出すようにして
いる。
【0040】本発明の構成では、発光素子を含む画素を
行方向と列方向とに二次元に配列した画素アレイと、印
字データを保持するメモリセルを行方向と列方向とに二
次元に配列したメモリアレイと、メモリアレイにおける
各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査回路
と、メモリアレイにおける各メモリセル行を順次選択す
る第1の垂直走査回路と、メモリアレイにおける各メモ
リセルから2値データを読出すためにメモリセルを含む
メモリセル行を選択する回路と、画素アレイにおける各
画素行を順次選択する第2垂直走査回路と、メモリアレ
イと画素アレイとの転送経路中に位置するバッファとを
同一の絶縁基板上に形成して光プリンタヘッドを構成し
ているので、高密度化、小型化、高速印刷が可能になる
とともに、垂直走査方向の複数の発光素子によって感光
体上の同一スポットに対して複数回の露光を重畳して行
うので、発光光量の小さい発光素子を用いても所要の露
光量による露光が可能となり、メモリアレイの読出しに
よって駆動周波数の小さいドライバICを用いても駆動
することが可能となる。
【0041】本発明の他の構成では、シフトレジスタと
データレジスタとラッチとバッファとから水平走査回路
を構成しているので、シフトレジスタ内を転送するのが
単一パルスであるスタート信号のみとなり、転送の障害
となる抵抗負荷や容量負荷の影響が小さくなるため、よ
り高速な印字データの入力、転送が可能な光プリンタヘ
ッドが提供可能となる。
【0042】本発明の別の構成では、光プリンタヘッド
の画素アレイが、同一行方向と同一列方向とに複数の画
素からなる複数の画素群に分割されているとともに、画
素アレイの垂直走査回路が該画素群において発光させる
画素数を変化させるように構成されているので、2値デ
ータを入力として多階調の印字を行うことが可能な光プ
リンタヘッドが提供可能となる。
【0043】本発明のさらに別の構成では、メモリアレ
イの入力部と出力部とにそれぞれ第1のスイッチアレイ
と第2のスイッチアレイとを備えているので、メモリセ
ルにおいて書込み用のデータ線と読込み用のデータ線と
が共通である構成をとっていても、上記の構成と同様の
動作が可能となる。
【0044】本発明のさらにまた別の構成では、水平走
査回路とメモリアレイとの転送経路中にデータ入力バッ
ファと第1スイッチアレイとを、メモリアレイと画素ア
レイとの転送経路中にセンスアンプと第2スイッチアレ
イとを備えているので、メモリセルにスタティックRA
M(ランダムアクセスメモリ)を用いても、上記の構成
と同様の動作が可能となる。
【0045】本発明の駆動方法では、水平走査回路から
メモリアレイのデータ書込みと、続いてメモリアレイか
ら画素アレイへの書込みとを同一の水平走査期間内に行
うため、ある水平走査期間で入力された画素アレイ1行
分のデータを次の水平走査期間において画素アレイに書
込むことが可能となる。
【0046】上記のように、複数の発光素子を二次元に
配列した光プリンタヘッドにおいて、発光輝度の小さい
発光素子を用いて所望の露光量を満たすことができると
ともに、感光体の感度特性や、印刷対象物の位置ずれに
対する補正を容易に行うことができかつ2値データを用
いて多階調の印刷を行うことが可能であるとともに、デ
ータの書込み・保持・読出しが行えるメモリセルを多数
配設したメモリアレイを同一基板上に混載し、これに全
画素分の印字データを保持し、読出すことによって、仮
に駆動周波数の小さいドライバICを用いても駆動する
ことが可能となり、高密度化・小型化・高速印字が容易
な光プリンタヘッドが提供可能となる。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に
よる光プリンタヘッドの構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の第1の実施例による光プリンタ
ヘッドは絶縁基板1と、メモリ読出し用垂直走査回路2
と、メモリアレイ10と、画素アレイ4と、画素アレイ
用垂直走査回路15と、メモリ書込み用垂直走査回路1
7と、水平走査回路3と、バッファ16とから概略構成
されている。
【0048】メモリ読出し用垂直走査回路2はメモリア
レイ10を垂直方向に走査する。水平走査回路3は入力
データに応じてメモリアレイ10及び画素アレイ4を水
平方向に走査する。
【0049】メモリアレイ10及び画素アレイ4は複数
の画素を垂直方向に任意のm行(mは2以上の整数)、
水平方向に任意のn(nは2以上の整数)列、二次元に
配列して形成されている。尚、以下の説明ではメモリア
レイ10の垂直方向のメモリセル列を垂直メモリセル列
と呼び、水平方向の画素列(D1,D2,…,Dm−
1,Dm)を水平メモリ列と呼ぶ。また、画素アレイ4
の垂直方向の画素列(PG1,PG2,…,PGn−
1,PGn)を画素アレイ4の垂直画素列と呼び、水平
方向の画素列(PD1,PD2,…,PDm−1,PD
m)を画素アレイ4の水平画素列と呼ぶ。
【0050】図2は図1のメモリ読出し用垂直走査回路
2の構成を示すブロック図である。図2において、メモ
リ読出し用垂直走査回路2はアドレスデコーダ18と、
バッファ19とから構成されている。
【0051】アドレスデコーダ18はメモリアレイ10
の垂直画素列数に応じて順次垂直方向に配列してなり、
アドレスデータADRのパルスによって動作する。バッ
ファ19は複数の増幅素子をメモリアレイ10の垂直画
素列に対応して、アドレスデコーダ18と同様に、順次
垂直方向に配列してなり、アドレスデコーダ18の各2
値素子の出力状態を増幅して垂直メモリセル列MG1,
MG2,…,MGn−1,MGnに対応する出力を発生
する。
【0052】図3は図1の画素アレイ用垂直走査回路1
5の構成を示すブロック図である。図3において、画素
アレイ用垂直走査回路15はシフトレジスタ5と、バッ
ファ6とから構成されている。
【0053】シフトレジスタ5は複数の2値素子を画素
アレイ4の垂直画素列に対応して順次、垂直方向に配列
してなり、垂直クロックPGCLKのパルスを順次、垂
直方向に伝達する。
【0054】バッファ6は複数の増幅素子を画素アレイ
4の垂直画素列に対応して順次、垂直方向に配列してな
り、シフトレジスタ5の各2値素子の出力状態を増幅し
て画素アレイ4の垂直画素列PG1,PG2,…,PG
n−1,PGnに対応する出力を発生する。
【0055】図4は図1のメモリ書込み用垂直走査回路
17の構成を示すブロック図である。図4において、メ
モリ書込み用垂直走査回路17はシフトレジスタ28
と、スイッチ29と、バッファ30とから構成されてい
る。
【0056】シフトレジスタ28は複数の2値素子を垂
直メモリセル列に対応して順次、垂直方向に配列してな
り、垂直クロックMGCLKのパルスを順次、垂直方向
に伝達する。
【0057】スイッチ29は任意のタイミングでハイレ
ベルか、あるいはローレベルかの選択を行うものであ
り、複数の2値素子を垂直メモリセル列に対応して順
次、垂直方向に配列してなり、イネーブルパルスENに
よって制御される。一般に、スイッチ29はナンド(N
AND)ゲートやノア(NOR)ゲートが用いられる
が、パルス制御によるスイッチであればどのような構成
でも差し支えない。
【0058】バッファ30は複数の増幅素子を垂直メモ
リセル列に対応して順次、垂直方向に配列してなり、ス
イッチ29の各2値素子の出力状態を増幅して垂直メモ
リセル列MG1’,MG2’,…,MGn−1’,MG
n’に対応する出力を発生する。
【0059】図5は図1の水平走査回路3の構成を示す
ブロック図である。図5において、水平走査回路3はシ
フトレジスタ7と、ラッチ8と、バッファ9とから構成
されている。
【0060】シフトレジスタ7は複数の2値素子を水平
画素列に対応して順次、水平方向に配列してなり、図示
せぬデータ入力手段から入力されたmビットのシリアル
信号からなる印字データDSを水平クロックDCLKに
応じて順次、水平方向にシフトする。
【0061】ラッチ8は複数の保持素子を水平画素列に
対応して順次、水平方向に配列してなり、シフトレジス
タ7のそれぞれの2値素子の出力データをラッチして、
ラッチ信号LATに応じて出力する。
【0062】バッファ9は複数の増幅素子を水平画素列
に対応して順次、水平方向に配列してなり、ラッチ8の
各保持素子に保持されたデータを増幅して水平画素列D
1,D2,…,Dm−1,Dmに対応する出力を発生す
る。
【0063】図6は本発明の第1の実施例によるメモリ
セルの一構成例を示す図である。図6において、各メモ
リセルは書込み用トランジスタ31と、読出し用トラン
ジスタ32と、インバータ33と、コンデンサ34と、
書込み用走査線35と、読出し用走査線36と、書込み
用データ線37と、読出し用データ線38と、容量線3
9とから構成されている。
【0064】各垂直メモリセル列に対応する書込み用デ
ータ線37及び読出し用データ線38はそれぞれMG
1,MG2,…,MGn―1,MGn及びMG1’,M
G2’,…,MGn―1’,MGn’で示している。
【0065】図7は本発明の第1の実施例による画素の
構成を示す回路図である。図7において、各画素は発光
素子11と、発光素子11を駆動するスイッチングトラ
ンジスタ(駆動トランジスタ)12と、発光素子11を
選択するスイッチングトランジスタ(選択トランジス
タ)13と、コンデンサ14と、電源線50とから構成
されている。図7においては、選択トランジスタ13が
Nチャネル、駆動トランジスタ12がPチャネルのトラ
ンジスタを用いた構成を示している。
【0066】発光素子11は駆動トランジスタ12を介
して電源線50に接続された時に発光する。駆動トラン
ジスタ12はドレインDが発光素子11の電極部分に接
続され、ソースSが電源線50に接続され、ゲートGが
選択トランジスタ13のソースSに接続されている。
【0067】選択トランジスタ13はゲートGが画素用
走査線40に接続され、ドレインDが画素用データ線4
1に接続され、ソースSがコンデンサ14を経由して電
源線50に接続されている。画素用走査線40には当該
画素に対応するメモリ読出し用垂直走査回路2の出力が
接続されている。画素用データ線41には当該画素に対
応する水平走査回路3の出力が接続されている。
【0068】それぞれの画素の領域内において、上述の
ような接続がなされていれば、発光素子11と駆動トラ
ンジスタ12と選択トランジスタ13とにおける絶縁基
板1上の配置はどのように行われていてもよい。発光素
子11の光の取り出し方向については絶縁基板1の面に
対して垂直または垂直に近い角度を持った方向であれ
ば、絶縁基板1を透過する方向であってもよく、あるい
は透過しない方向であっても差し支えない。
【0069】図8は本発明の第1の実施例による光プリ
ンタヘッドを用いた光プリンタの発光面の構成を示す模
式図である。図8において、光プリンタヘッド21の発
光面は集光光学系22の一方の端面に接しており、集光
光学系22の他方の端面はある距離をおいて感光体23
と対面するように配置されている。
【0070】光プリンタヘッド21及び集光光学系22
は感光体23に対して、例えば図示の移動方向に一定速
度で平行に移動する。集光光学系22は光プリンタヘッ
ド21の発光素子から出力された光が効率よく感光体2
3へ照射されることを可能にするものであれば、どのよ
うなものでもよい。このような光学系としては、例えば
光ファイバアレイやセルフォックレンズアレイ、及びマ
イクロレンズアレイ等がある。
【0071】画素アレイ用垂直走査回路15と水平走査
回路3とメモリ読出し用垂直走査回路2とメモリ書込み
用垂直走査回路17とはそれぞれ単結晶シリコンを用い
て作成してもよく、多結晶シリコンを用いて作成しても
よい。多結晶シリコンを用いた場合には、例えばガラス
基板からなる絶縁基板上に画素アレイ4と同時に形成す
ることができるという利点がある。
【0072】画素アレイ4の画素の駆動トランジスタ1
2及び選択トランジスタ13と、メモリアレイ10のメ
モリセルの書込み用トランジスタ31と読込み用トラン
ジスタ32とインバータ33とはそれぞれ基本的に、単
結晶シリコン、アモルファスシリコン、多結晶シリコン
(ポリシリコン)のうちのどれで形成されていてもよ
い。それぞれのトランジスタの種類としてはpチャネル
型トランジスタとnチャネル型トランジスタとが考えら
れるが、そのどちらであってもよい。
【0073】また、発光素子11は自発光素子であれ
ば、どのようなものでもよいが、特に好ましい素子は有
機EL素子を用いたものである。有機EL素子の構造に
関しては画素電極と対向電極との間に発光層を挟んだ電
極/発光層/対向電極の構造を持つものが基本である
が、必ずしもこれに限らず、画素電極/発光層/電子注
入層/対向電極からなる構造でもよく、あるいは画素電
極/正孔注入層/発光層/対向電極からなる構造、画素
電極/正孔注入層/発光層/対向電極からなる構造、画
素電極/正孔注入層/発光層/電子注入層/対向電極か
らなる構造でもよい。いずれの場合も、発光層は少なく
とも1種類以上の有機発光材料によって形成される。
【0074】図9は本発明の第1の実施例における水平
走査回路3の駆動方法を説明するためのタイミングチャ
ートであり、図10〜図13は本発明の第1の実施例に
おける光プリンタヘッドの駆動方法を説明するためのタ
イミングチャートであり、図14(a)〜(d)は本発
明の第1の実施例における露光動作を説明するための図
であり、図15は本発明の第1の実施例の感光体表面上
におけるスポット部分の電位の変化を示す図である。
【0075】これら図1〜図15を参照して本発明の第
1の実施例による光プリンタヘッドの動作について説明
する。尚、以下の説明においては、感光体23が画素ア
レイ4の1画素分移動するのに必要な時間を1フレーム
期間、画素アレイ4及びメモリアレイ10の垂直画素列
と垂直メモリセル列とを走査するのに必要な時間を垂直
走査期間、水平走査回路3が全水平画素を走査するのに
必要な時間を水平走査期間、画素アレイ4の全画素にデ
ータを書込む時間をデータ書込み期間とする。
【0076】本発明の第1の実施例による光プリンタヘ
ッドの動作は1フレーム期間内に、データ入力、メ
モリセルへの書込み、メモリセルから画素への書込
み、発光及び消光を行う。以下、それぞれの動作につ
いて詳細に説明する。
【0077】まず、データ入力について図5及び図9
を用いて説明する。データ入力手段から出力されたシリ
アル信号からなる印字データDSは水平走査回路3の駆
動用クロック信号である水平クロックDCLKに同期し
て水平走査回路3のシフトレジスタ7に入力され、これ
によって、水平画素数分のシリアルデータがパラレルデ
ータに変換されてラッチ8に保持される。
【0078】ラッチ8に保持されたパラレルデータはラ
ッチ信号LATが印加されることによって、バッファ9
を介して水平画素列PD1,PD2,…,PDm−1,
PDmに対応するデータ線に出力される。
【0079】次に、メモリセルへの書込みについて図
4と図6と図10とを用いて説明する。メモリ書込み用
垂直走査回路17は垂直クロックMGCLKに同期して
MG1’からMGn’まで順次走査する。
【0080】図10に示すように、1フレーム中にメモ
リアレイの任意の行を選択する。1フレーム中にはメモ
リセルからの読出し期間があるが、その期間中に書込み
用トランジスタ31をオンにすると不具合が生じるた
め、その期間中はメモリ書込み用垂直走査回路17の出
力をオフにする必要がある。
【0081】そこで、スイッチ29を用いてスイッチ信
号ENが入力されている間のみ出力する。これによっ
て、メモリアレイ10の任意の行の書込みトランジスタ
31のゲートGがオンとなり、コンデンサ34に2値デ
ータが蓄積される。
【0082】次に、メモリセルから画素への書込みに
ついて図2と図3と図6と図11と図12とを用いて説
明する。メモリ読出し用垂直走査回路2は、図11に示
すように、データ書込み期間中にアドレスデータADR
の入力に応じてメモリアレイ10の任意の行から順次、
垂直方向に走査する。
【0083】メモリ読出し用垂直走査回路2の出力によ
って各メモリセル内の読出しトランジスタ32がオンに
なることで、1個のCMOSインバータで保持されてい
た2値データが読出し用トランジスタ32及び読出し用
データ線38を通過して出力される。
【0084】一方、画素アレイ用垂直走査回路15は、
図12に示すように、データ書込み期間中に垂直クロッ
クPGCLKに同期して垂直画素列をPG1からPGn
まで順次走査し、画素アレイ4の各画素における選択ト
ランジスタ13のゲートに駆動パルスを印加することに
よって、各画素が活性化される。ここで、活性化とは選
択トランジスタ13がオンになることによって、各画素
の発光素子が駆動トランジスタ12を介して与えられる
印字データに応じて発光し、または消光し得る状態にな
ることをいう。このデータ書込み期間は画素間のクロス
トークを考慮すると、短いことが好ましい。
【0085】これまでは、本発明の第1の実施例による
光プリンタヘッドの駆動について1水平走査期間につい
て説明したが、全体の流れについて図13を用いて説明
する。図13は水平走査回路3と、メモリ書込み用垂直
走査回路17と、メモリ読出し用垂直走査回路2と、画
素アレイ用垂直走査回路15とについて、3つの連続す
る水平走査期間についての駆動を示すタイミングチャー
トである。
【0086】水平走査回路3及び画素アレイ用垂直走査
回路15の駆動については、水平走査期間毎に変わりは
ない。一方、メモリ書込み用垂直走査回路17は水平走
査期間毎に任意のメモリセル行を選択する。また、メモ
リ読出し用垂直走査回路2はデータ書込み期間中に、画
素アレイ用垂直走査回路15と同期して、順次メモリセ
ル行を選択する。ここで、メモリ読出し用垂直走査回路
2は次の水平走査期間で、読出しを開始する行が1行分
シフトする。図13では最初の水平走査期間でMG1を
最初に選択していたのに対し、次の水平走査期間でMG
2を最初に選択し、MG3,MG4,…,MGnと順次
選択し、最後にMG1を選択しており、さらに次の水平
走査期間ではMG3を最初に選択し、最後にMG2を選
択している。
【0087】図16(a),(b)及び図17(a),
(b)は本発明の第1の実施例による光プリンタヘッド
での印字データの推移を説明するための模式図である。
図16(a),(b)及び図17(a),(b)におい
ては水平走査期間を4つの期間に分けて図示したもので
あり、それぞれ水平走査回路3とメモリアレイ10とバ
ッファ16と画素アレイ4とのみを示している。これら
図16(a),(b)及び図17(a),(b)を参照
して本発明の第1の実施例による光プリンタヘッドにお
ける印字データの推移について説明する。
【0088】本発明の第1の実施例では1フレーム内で
画素アレイ4の全画素のデータを書換える必要がある
が、対面する感光体23の移動に合わせて印字データが
図16(a),(b)及び図17(a),(b)におけ
る矢印の方向へシフトしていく。
【0089】図16(a)は図13におけるの領域で
あり、水平走査期間の開始時からデータ書込み期間終了
時までの状態を示している。水平走査期間では図示せぬ
印字データ入力手段から印字データが入力されている。
また、前水平走査期間中にラッチされた印字データAが
保持されている。
【0090】メモリアレイ10におけるメモリセル行の
データのやりとりを説明するために、MGx−1,MG
x,MGx+1,MGyに保持されている印字データを
それぞれ、B,C,D,Eとする。これらの印字データ
はそれぞれ、画素アレイ4のPGx−1,PGx,PG
x+1,PGnに書込まれる。ここで、PGnは画素ア
レイ4の最終行であるから、ここに書込まれる印字デー
タEはこの水平走査期間をもって不要となる。
【0091】次に、図16(b)は図13におけるの
領域であり、データ書込み終了時の状態を示している。
印字データEを更新するため、水平走査回路3にラッチ
されていた印字データAがMGyに書込まれる。この
間、画素アレイ4の各画素は印字データに応じて活性化
される。
【0092】次に、図17(a)は図13におけるの
領域である。ここにおいて、水平走査回路3へ入力され
ていた印字データの入力が完了する。また、この期間に
おいて、メモリアレイ10及び画素アレイ4でのデータ
のやりとりは無く、画素アレイ4では図13における
の領域から引き続き、活性化されている。
【0093】最後に、図17(b)は図13における
の領域であり、水平走査期間の残りの期間を示す。ここ
で、ラッチ信号LATが水平走査回路3に印加され、す
でに入力された印字データA’が水平走査回路3のラッ
チに保持される。また、この期間において、メモリアレ
イ10及び画素アレイ4でのデータのやりとりは無く、
画素アレイ4では図13におけるの領域から引き続
き、活性化されている。
【0094】上記のような駆動方法をとることによっ
て、水平走査期間に、画素用走査線40を介して垂直走
査回路2からの駆動パルス(画素アレイ4用の走査信
号)が入力されている状態で、画素用データ線41を介
してメモリアレイ10からの印字データ信号が画素部分
の選択トランジスタ13のドレインに印加されると、印
字データ信号は選択トランジスタ13を通過してコンデ
ンサ14に充電される。
【0095】垂直走査回路2からの駆動パルスが未入力
になると、選択トランジスタ13はオフになる。駆動ト
ランジスタ12はコンデンサ14の電位が高い時にオン
になり、これによって、電源線50から発光素子11の
電極部分に通電して、発光素子11が発光状態となる。
また、コンデンサ14の電位が低い時にオフとなり、こ
の場合では発光素子11の電極部分に通電せず、発光素
子11は消光状態となる。発光あるいは消光状態は画素
用走査線40からの駆動パルスが終了し、次の水平走査
期間に至るまで継続する。この発光あるいは消光によっ
て、感光体23の表面上への印字データ像の書込みが行
われる。
【0096】以下、図14を用いて、本発明の第1の実
施例による光プリンタヘッドの露光動作を説明する。図
14において、21は光プリンタヘッド、111 ,11
2 は光プリンタヘッド上の発光素子、22は集光光学
系、23は感光体、69は感光体23上のスポットをそ
れぞれ示している。
【0097】本発明の第1の実施例による光プリンタヘ
ッドは、図14に示すように、光プリンタヘッド21の
表面と、感光体23の表面とが平行平板と考えられる範
囲で動作する。いま、感光体23の表面において、微小
なスポット69を想定すると、スポット69はドラム状
の感光体23の回転によって定まる移動方向に、等速で
平行移動していると考えられる。
【0098】スポット69が、最初、図14(a)に示
すように、Aの位置にあったとする。この状態ではスポ
ット69がいずれの発光素子111 ,112 の下にもな
く、各発光素子111 ,112 は消光している。
【0099】次に、図14(b)に示すように、スポッ
ト69が発光素子111 の下のBの位置まで移動した
時、発光素子111 が発光するように制御されるので、
スポット69は発光素子111 によって照射される。
【0100】また、図14(c)に示すように、スポッ
ト69がCの位置まで移動した状態では発光素子111
は消光している。さらに、図14(d)に示すように、
スポット69が発光素子112 の下のDの位置まで移動
した時、発光素子112 が発光するように制御されるの
で、スポット69は発光素子112 によって照射され
る。
【0101】感光体23には予め数百V〜千Vの電位が
与えられているが、あるスポット69に発光素子11
1 ,112 からの光が照射されると、その光量及び感光
体23の感度等に応じて感光体23の表面電位が低下す
る。
【0102】上述した動作によって、感光体23の表面
電位は、図15に示すように、露光の程度に応じて階段
状に低下する。図15におけるPG1,PG2,…,P
Gn−1,PGnは、図1における行番号PG1,PG
2,…,PGn−1,PGnに対応する。
【0103】開始点において、1番目の行からデータ書
込みが開始され、1番目の行の画素が発光して感光体2
3への露光が行われる。垂直走査回路2からの駆動パル
スに応じて順次、各行の画素の露光動作が行われ、感光
体23の表面電位が順次低下し、図15においてVth
で示す電位まで低下した時に露光動作が終了する。ここ
で、Vthは感光体23の特性や現像プロセスの特徴に
よって定まる、露光に必要な最低のしきい値電圧であ
る。
【0104】このように、本発明の第1の実施例によれ
ば、同一のスポット69上に複数の発光素子111 ,1
2 によって、連続的に累積して露光することができる
ので、仮に、単位の発光素子111 ,112 の発光光量
が小さくても、所要光量の露光が可能になる。
【0105】また、メモリアレイ10を用いることによ
って、画素アレイ4の全ての画素に対応した印字データ
を保持し、その読出しによって高速な読出し動作が可能
になる。
【0106】よって、本発明の第1の実施例による光プ
リンタヘッドでは、二次元に配列した薄膜発光素子アレ
イ及び同様に二次元に配列したメモリアレイ10とそれ
を駆動する駆動回路とを同一基板上に形成したので、高
密度化や小型化が可能であるとともに、垂直走査方向の
複数の発光素子によって感光体23上の同一スポット6
9に対して複数回の露光を重畳して行うので、発光光量
の小さい発光素子111 ,112 を用いても、所要の露
光量による露光を行うことができ、さらに高速な読出し
動作が可能となる。
【0107】図18は本発明の第2の実施例による光プ
リンタヘッドの水平走査回路の構成を示すブロック図で
ある。図18において、水平走査回路3はシフトレジス
タ46と、データレジスタ47と、ラッチ48と、バッ
ファ49とから構成されている。本発明の第2の実施例
による光プリンタヘッドはメモリ書込み用垂直走査回路
と、メモリ読出し用垂直走査回路と、画素アレイ用垂直
走査回路と、画素と、メモリとから構成され、それらの
構成はそれぞれ図2〜図4と図6と図7とに示した本発
明の第1の実施例と同様であり、その露光動作も図14
に示す本発明の第1の実施例の動作と基本的には同様で
ある。
【0108】シフトレジスタ46は複数の2値素子を水
平画素列に対応して順次、水平方向に配列してなり、水
平クロックDCLKに応じてスタート信号DSTを順
次、水平方向に転送する。
【0109】データレジスタ47は複数の2値素子を水
平画素列に対応して順次、水平方向に配列してなり、m
ビットのシリアル信号からなる印字データDSをシフト
レジスタ46から出力されたパルスに応じて順次、水平
方向にシフトする。
【0110】ラッチ48は複数の保持素子を水平画素列
に対応して順次、水平方向に配列してなり、データレジ
スタ47のそれぞれの2値素子の出力データをラッチ
し、ラッチ信号LATに応じて出力する。
【0111】バッファ49は複数の増幅素子を水平画素
列に対応して順次、水平方向に配列してなり、ラッチ4
8の各保持素子に保持されたデータを増幅して、メモリ
アレイ10の水平画素列MD1,MD2,…,MDm−
1,MDmに対応する出力を発生する。
【0112】本実施例の構成による駆動ではシフトレジ
スタ46内を転送されるのがスタート信号DSTのみで
ある。これは単一パルスであり、転送時の抵抗負荷及び
容量負荷による影響が小さい。これによって、より高速
な印字データの入力及び転送が可能となる。
【0113】図19は本発明の第3の実施例における各
画素の構成とその動作とを説明する模式図である。本発
明の第3の実施例では光プリンタヘッドの構成構成が、
図1に示す本発明の第1の実施例と同様であり、その露
光動作も図14に示す本発明の第1の実施例の動作と基
本的には同様であるが、上記の本発明の第1及び第2の
実施例では画素アレイ4を構成する各画素が単一の画素
から構成されているのに対し、本発明の第3の実施例で
は画素アレイ4を構成する各画素が複数の画素からなる
画素群を単位として駆動されるようになっており、この
画素群内の発光画素数を制御することによって、各画素
群の発光光量を階調的に変化させることができるように
した点で大きく異なっている。
【0114】以下、図19を参照して本発明の第3の実
施例による光プリンタヘッドの動作について説明する。
本発明の第3の実施例では画素アレイ4を構成するn行
m列の画素を、k行j列(k,jはともに2以上の整
数)の画素からなる画素群に分割し、この画素群を印刷
時における最小画素単位として動作させ、各画素群毎に
駆動する画素数を制御し、発光素子数を変化させること
によって各画素群毎に発光光量を多段階に変化できるよ
うにしている。
【0115】図19においては、k=2,j=2の場
合、すなわち各画素群を2行2列の画素から構成した場
合を例示しており、4個の発光素子をすべて点灯させた
場合からすべて消光した場合まで、各画素群毎に5段階
の発光光量が得られることが示されている。このように
構成することによって、感光体23に対して各スポット
69毎に5段階の露光量を得ることができ、階調印刷を
実現することが可能になる。
【0116】通常、階調印刷を実行するためには入力デ
ータとして、アナログ的に変化する発光量を得られるよ
うな情報を必要とするため、多階調表現を行うためには
入力データ量が増大するとともに、駆動回路の規模も著
しく大きくなるが、本発明の第3の実施例によれば、比
較的簡単な駆動回路を用い、2値データを入力として、
多階調の印刷を行うことができる。
【0117】このように、本発明の第3の実施例による
光プリンタヘッドでは画素アレイ4を構成する各画素を
複数画素からなる画素群に分割し、各画素群内の発光画
素数が変化自在としているので、2値データを入力とし
て、多階調の印字を行うことが可能な光プリンタヘッド
を提供することができる。
【0118】図20は本発明の第4の実施例による光プ
リンタヘッドの構成を示すブロック図である。図20に
おいて、本発明の第4の実施例による光プリンタヘッド
は絶縁基板1と、水平走査回路53と、第1スイッチア
レイ66と、メモリアレイ54と、第2スイッチアレイ
67と、バッファ56と、画素アレイ4と、メモリ読出
し用垂直走査回路58と、画素アレイ用垂直走査回路5
0と、メモリ書込み用垂直走査回路57とから概略構成
されている。
【0119】メモリ書込み用垂直走査回路57とメモリ
読出し用垂直走査回路58と画素アレイ用垂直走査回路
50と画素アレイ4とバッファ56とはそれぞれ図2〜
図7に示す本発明の第1の実施例の各周辺回路の構成と
同様であり、その露光動作も図14に示す本発明の第1
の実施例の動作と基本的に同様である。また、水平走査
回路53の構成は図5に示す本発明の第1の実施例の構
成と同様でも良いし、図18に示す本発明の第2の実施
例の構成と同様でも良い。
【0120】本発明の第4の実施例では光プリンタヘッ
ドの構成の中において、第1スイッチアレイ66と第2
スイッチアレイ67とを備えたことと、メモリアレイ5
4を構成するメモリセル68の構造に特徴を有する。
【0121】図21は図20のメモリセル68の一構成
例を示す回路図である。図21において、メモリセル6
8は書込み用トランジスタ31と、読出し用トランジス
タ32と、インバータ33と、コンデンサ34と、書込
み用走査線35と、読出し用走査線36と、容量線39
と、データ線52とから構成されている。
【0122】書込み用トランジスタ31のゲートGは読
出し用走査線36と、ソースSはデータ線52と、ドレ
インDはインバータ33の入力及びコンデンサ34とそ
れぞれ接続されている。
【0123】コンデンサ34は容量線39と接続されて
いる。読出し用トランジスタ32のゲートGは書込み用
走査線35と、ソースSはインバータ33の出力と、ド
レインDはデータ線52とにそれぞれ接続されている。
【0124】上記の接続がなされていれば、図21に示
す構成以外でも構わない。また、第1スイッチアレイ6
6と第2スイッチアレイ67とは任意のタイミングで、
ハイレベルかあるいはローレベルかの選択を行う2値素
子を、メモリアレイ54のメモリセル行に対応して順次
配列したものである。一般的にはNANDゲートやNO
Rゲート等の論理ゲートが用いられるが、パルス制御に
よるスイッチングが可能である構成であれば差し支えな
い。
【0125】図22は本発明の第4の実施例による光プ
リンタヘッドの駆動方法を説明するためのタイミングチ
ャートである。この図22を参照して本発明の第4の実
施例による光プリンタヘッドの駆動方法について説明す
る。
【0126】図22において、SW1,SW2はそれぞ
れ第1スイッチアレイ66と第2スイッチアレイ67と
に印加される信号である。SW1は水平走査回路52に
ラッチされている1行分の印字データをメモリセル68
に書込む時、つまり図22のの期間においてオンとな
り、この間、SW2はオフとなる。これによって、画素
アレイ4への書込み誤作動を防ぐことができる。
【0127】逆に、SW2はメモリアレイ54から画素
アレイ4への書込み時、つまり図22のの期間におい
てオンとなり、この間、SW1はオフとなる。上記の駆
動方法において、水平走査回路52にラッチされている
1行分の印字データをメモリセル68に書込む際に、仮
にSW2がオンになっていても、画素アレイ4になんら
影響が無い場合には第2スイッチアレイ67を省略した
回路構成でも差し支えない。
【0128】このように、本発明の第4の実施例による
光プリンタヘッドによれば、メモリセルにおいて書込み
用のデータ線と、読込み用のデータ線とを共通にした構
造であっても、書込み誤作動の起こらない光プリンタヘ
ッドを提供することができる。
【0129】図23は本発明の第5の実施例による光プ
リンタヘッドのメモリアレイとその周辺回路とを示すブ
ロック図である。図23において、本発明の第5の実施
例による光プリンタヘッドは水平走査回路53と、メモ
リアレイ54と、センスアンプ55と、第1スイッチア
レイ66と、データ入力バッファ65と、第2スイッチ
アレイ67と、バッファ56と、メモリ書込み用垂直走
査回路57と、メモリ読出し用垂直走査回路58とから
構成されている。
【0130】水平走査回路53とバッファ56とメモリ
書込み用垂直走査回路57とメモリ読出し用垂直走査回
路58とはそれらの構成及び動作が上述した本発明の第
1及び第2の実施例と同様である。また、第1スイッチ
アレイ66及び第2スイッチアレイ67はそれらの構成
及び動作が上述した本発明の第4の実施例と同様であ
る。
【0131】図24は図23のメモリセル68の一構成
例を示す回路図である。図24において、メモリセル6
8は第1トランジスタ62と、第2トランジスタ63
と、フリップフロップ回路64と、ゲート線59と、第
1データ線60と、第2データ線61とから構成されて
いる。メモリセル68は一般的なスタティックRAM
(SRAM)の構成が用いられ、例えば上記のような完
全CMOS形が挙げられる。
【0132】図25は図23のデータ入力バッファ65
の一構成例を示す回路図である。図25において、デー
タ入力バッファ65は少なくとも2個のインバータ7
1,73と、1個のトランスファゲート72とから構成
されている。
【0133】この回路は1つの入力に対し、2つの相反
する2値出力を得るものである。例えば、入力がハイの
場合には出力1がハイに、出力2がローになり、逆に入
力がローの場合には出力1がローに、出力2がハイにな
る。
【0134】図26は図23のセンスアンプ55の一構
成例を示す回路図である。図26において、センスアン
プ55はメモリセル68の第1データ線60及び第2デ
ータ線61のそれぞれの出力の電位差を増幅する回路で
あり、トランジスタ74〜78から構成されている。
【0135】これら図23〜図26を参照して本発明の
第5の実施例におけるメモリアレイ54及びその周辺回
路の動作について説明する。書込み動作はSW1をオ
ン、SW2をオフした上で行われる。メモリ書込み用垂
直走査回路53によってメモリセル68を含むメモリセ
ル行が選択されると、第1トランジスタ62及び第2ト
ランジスタ63の両者のゲートがオンとなり、第1デー
タ線60及び第2データ線61からそれぞれフリップフ
ロップ回路64へ印字データが入力され、左右の記憶ノ
ードにそれぞれ保持される。
【0136】読出し動作はSW1をオフ、SW2をオン
した上で行われる。メモリ読出し用走査回路57によっ
てメモリセル68を含むメモリセル行が選択されると、
第1トランジスタ62及び第2トランジスタ63の両者
のゲートがオンとなり、記憶ノードに保持されている印
字データがそれぞれ第1データ線60及び第2データ線
を介してセンスアンプ55へ出力される。
【0137】センスアンプ55へ印字データが入力され
ると、第1データ線60及び第2データ線のそれぞれの
信号の電位差に応じてハイ、あるいはローの信号を増幅
し、バッファ56を介して画素アレイ4へ出力される。
【0138】このように、本発明の第5の実施例による
光プリンタヘッドでは、メモリセル構造にスタティック
RAMを用いても、本発明の第1の実施例に示す光プリ
ンタヘッドと同様の動作を行うことが可能な光プリンタ
ヘッドを提供することができる。
【0139】図27は本発明の第6の実施例による光プ
リンタヘッドの駆動方法を説明するためのタイミングチ
ャートである。本発明の第6の実施例による光プリンタ
ヘッドの構成は図1に示す本発明の第1の実施例と同様
であるので、その図示は省略する。また、水平走査回
路、メモリアレイ、メモリ読出し用垂直走査回路、メモ
リ書込み用垂直走査回路、バッファ、画素アレイ、画素
アレイ用垂直走査回路の各回路構成や動作方法も上述し
た本発明の第1の実施例と同様である。
【0140】本発明の第1の実施例による光プリンタヘ
ッドの駆動方法によると、ある水平走査期間で入力され
た画素アレイ1行分の印字データは、次の水平走査期間
においてメモりアレイへと書込まれ、さらに次の水平走
査期間において画素アレイに書込まれるのに対し、本発
明の第6の実施例ではある水平走査期間で入力された画
素アレイ1行分の印字データが、次の水平走査期間の開
始時においてメモリアレイへ書込まれ、同期間内に画素
アレイに書込まれる点で大きく異なっている。
【0141】この図27を参照して本発明の第6の実施
例による光プリンタヘッドの駆動方法について説明す
る。図27において、画素アレイ1行分の印字データ入
力は上述した本発明の第1の実施例と同じく、水平クロ
ックDCLKに合わせてスタート信号DSTが印加され
ることによって開始され、水平走査期間中に入力が終了
する。
【0142】ラッチ信号LATは水平走査期間開始時に
印加され、前水平走査期間にラッチされていた印字デー
タがメモリアレイの任意のメモリセル行に転送され、そ
れぞれのメモリセルに保持される。メモリアレイへの書
込みが終了した後、メモリアレイから画素アレイへの転
送が行われるが、これも上述した本発明の第1の実施例
と同様である。
【0143】このように、本発明の第6の実施例による
光プリンタヘッドの駆動方法では、ある水平走査期間に
入力された画素アレイ1行分の印字データが、次の水平
走査期間において画素アレイへ書込まれ、その結果、発
光素子が発光あるいは消光動作を行うことが可能な光プ
リンタヘッドを提供することができる。
【0144】以上、本発明の各実施例を図面によって詳
述してきたが、具体的な構成はこれらの実施例に限られ
たものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があっても、本発明に含まれる。例えば、本発
明の光プリンタヘッドは電子写真システムに限らず、他
のコンピュータ利用印刷システムにおいても利用可能で
ある。
【0145】このように、本発明の光プリンタヘッドに
よれば、発光光量の小さい発光素子を用いても、所要の
感光を高速に行うことができるとともに、多階調の印刷
を行うことができる。また、感光体の露光量に対する表
面電位の特性に応じた感光駆動を行うことができる。さ
らに、印刷対象物がずれて挿入された場合でも、入力デ
ータをずれ量に応じてシフトすることによって、ずれの
補正を行うことができるとともに、2値データ入力によ
って多階調の印刷を実現することができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光素子を含む画素を行方向と列方向とに二次元に配列し
た画素アレイと、外部から入力された印字データを保持
するメモリセルを行方向と列方向とに二次元に配列した
メモリアレイと、メモリアレイにおける各メモリセル列
にデータ信号を供給する水平走査回路と、メモリアレイ
における各メモリセルに2値データを書込むためにメモ
リセル行を順次選択する第1の垂直走査回路と、メモリ
アレイにおける各メモリセルから2値データを読出すた
めに前記メモリセル行を任意に選択する回路と、画素ア
レイにおける各画素行を順次選択する第2の垂直走査回
路と、メモリアレイと画素アレイとの転送経路中に位置
するバッファとを光プリンタヘッドに含み、画素アレイ
における画素行と発光素子によって感光される感光体の
回転軸とが平行でありかつ発光素子の発光方向と感光体
の表面とが対向した状態において、画素アレイの第n番
目(nは1以上の整数)の素子の発光及び消光のうちの
一方で感光体表面上のスポットが照射される状態と照射
されない状態とのうちのいずれかの状態とし、スポット
が第(n+1)番目の素子を通過している期間に画素ア
レイの第(n+1)番目の素子の発光及び消光のうちの
一方で感光体表面上のスポットが照射される状態と照射
されない状態とのうちのいずれかの状態とすることによ
って、駆動周波数の小さいドライバICを用いても駆動
することができ、高密度化・小型化・高速印字を容易に
実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による光プリンタヘッド
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のメモリ読出し用垂直走査回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の画素アレイ用垂直走査回路の構成を示す
ブロック図である。
【図4】図1のメモリ書込み用垂直走査回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】図1の水平走査回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施例によるメモリセルの一構
成例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例による画素の構成を示す
回路図である。
【図8】本発明の第1の実施例による光プリンタヘッド
を用いた光プリンタの発光面の構成を示す模式図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施例における水平走査回路の
駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例における光プリンタヘ
ッドの駆動方法を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図11】本発明の第1の実施例における光プリンタヘ
ッドの駆動方法を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図12】本発明の第1の実施例における光プリンタヘ
ッドの駆動方法を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図13】本発明の第1の実施例における光プリンタヘ
ッドの駆動方法を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図14】(a)〜(d)は本発明の第1の実施例にお
ける露光動作を説明するための図である。
【図15】本発明の第1の実施例の感光体表面上におけ
るスポット部分の電位の変化を示す図である。
【図16】(a),(b)は本発明の第1の実施例によ
る光プリンタヘッドでの印字データの推移を説明するた
めの模式図である。
【図17】(a),(b)は本発明の第1の実施例によ
る光プリンタヘッドでの印字データの推移を説明するた
めの模式図である。
【図18】本発明の第2の実施例による光プリンタヘッ
ドの水平走査回路の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第3の実施例における各画素の構成
とその動作とを説明する模式図である。
【図20】本発明の第4の実施例による光プリンタヘッ
ドの構成を示すブロック図である。
【図21】図20のメモリセルの一構成例を示す回路図
である。
【図22】本発明の第4の実施例による光プリンタヘッ
ドの駆動方法を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図23】本発明の第5の実施例による光プリンタヘッ
ドのメモリアレイとその周辺回路とを示すブロック図で
ある。
【図24】図23のメモリセルの一構成例を示す回路図
である。
【図25】図23のデータ入力バッファの一構成例を示
す回路図である。
【図26】図23のセンスアンプの一構成例を示す回路
図である。
【図27】本発明の第6の実施例による光プリンタヘッ
ドの駆動方法を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図28】従来のライン光源を用いた光プリンタの全体
構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2,58 メモリ読出し用垂直走査回路 3,53 水平走査回路 4 画素アレイ 5,7,28,46 シフトレジスタ 6,9,16,19, 30,49,56 バッファ 8,48 ラッチ 10,54 メモリアレイ 11,111 ,112 発光素子 12 駆動トランジスタ 13 選択トランジスタ 14,34 コンデンサ 15,50 画素アレイ用垂直走査回路 17,57 メモリ書込み用垂直走査回路 18 アドレスデコーダ 21 光プリンタヘッド 22 集光光学系 23 感光体 29 スイッチ 31 書込み用トランジスタ 32 読出し用トランジスタ 33,71,73 インバータ 35,36 読出し用走査線 37 書込み用データ線 38 読出し用データ線 39 容量線 40 画素用走査線 41 画素用データ線 47 データレジスタ 52 データ線 55 センスアンプ 59 ゲート線 60 第1データ線 61 第2データ線 62 第1トランジスタ 63 第2トランジスタ 64 フリップフロップ回路 65 データ入力バッファ 66 第1スイッチアレイ 67 第2スイッチアレイ 68 メモリセル 69 スポット 72 トランスファゲート 74〜78 トランジスタ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を含む画素を行方向と列方向と
    に二次元に配列した画素アレイと、外部から入力された
    印字データを保持するメモリセルを行方向と列方向とに
    二次元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイに
    おける各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査
    回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値
    データを書込むためにメモリセル行を順次選択する第1
    の垂直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリ
    セルから2値データを読出すために前記メモリセル行を
    任意に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画素
    行を順次選択する第2の垂直走査回路と、前記メモリア
    レイと前記画素アレイとの転送経路中に位置するバッフ
    ァとを有することを特徴とする光プリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走査
    回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の垂
    直走査回路と前記バッファと前記メモリセルを構成する
    回路と前記画素を構成する回路とを同一の絶縁基板上に
    形成してなることを特徴とする請求項1記載の光プリン
    タヘッド。
  3. 【請求項3】 前記発光素子が有機エレクトロルミネセ
    ンス素子からなることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の光プリンタヘッド。
  4. 【請求項4】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走査
    回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の垂
    直走査回路と前記バッファと前記メモリセルを構成する
    回路と前記画素を構成する回路とを多結晶シリコン薄膜
    トランジスタから構成したことを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれか記載の光プリンタヘッド。
  5. 【請求項5】 発光素子を含む画素を行方向と列方向と
    に二次元に配列した画素アレイと、外部から入力された
    印字データを保持するメモリセルを行方向と列方向に二
    次元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイにお
    ける各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査回
    路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値デ
    ータを書込むためにメモリセル行を順次選択する第1の
    垂直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセ
    ルから2値データを読出すために前記メモリセル行を任
    意に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画素行
    を順次選択する第2の垂直走査回路と、前記水平走査回
    路と前記メモリアレイとの間の転送経路中に位置するス
    イッチアレイと、前記メモリアレイと前記画素アレイと
    の転送経路中に位置するバッファとを有することを特徴
    とする光プリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走査
    回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の垂
    直走査回路と前記バッファと前記スイッチアレイと前記
    メモリセルを構成する回路と前記画素を構成する回路と
    を同一の絶縁基板上に形成してなることを特徴とする請
    求項5記載の光プリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 前記発光素子が有機エレクトロルミネセ
    ンス素子からなることを特徴とする請求項5または請求
    項6記載の光プリンタヘッド。
  8. 【請求項8】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走査
    回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の垂
    直走査回路と前記バッファと前記スイッチアレイと前記
    メモリセルを構成する回路と前記画素を構成する回路と
    を多結晶シリコン薄膜トランジスタから構成したことを
    特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載の光プ
    リンタヘッド。
  9. 【請求項9】 発光素子を含む画素を行方向と列方向と
    に二次元に配列した画素アレイと、外部から入力された
    印字データを保持するメモリセルを行方向と列方向とに
    二次元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイに
    おける各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査
    回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値
    データを書込むためにメモリセル行を順次選択する第1
    の垂直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリ
    セルから2値データを読出すために前記メモリセル行を
    任意に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画素
    行を順次選択する第2の垂直走査回路と、前記水平走査
    回路と前記メモリアレイとの間の転送経路中に位置する
    第1のスイッチアレイと、前記メモリアレイと前記画素
    アレイとの転送経路中に位置する第2のスイッチアレイ
    及びバッファとを有することを特徴とする光プリンタヘ
    ッド。
  10. 【請求項10】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記第1のスイッチアレ
    イと前記第2のスイッチアレイと前記メモリセルを構成
    する回路と前記画素を構成する回路とを同一の絶縁基板
    上に形成してなることを特徴とする請求項9記載の光プ
    リンタヘッド。
  11. 【請求項11】 前記発光素子が有機エレクトロルミネ
    センス素子からなることを特徴とする請求項9または請
    求項10記載の光プリンタヘッド。
  12. 【請求項12】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記第1スイッチアレイ
    と前記第2スイッチアレイと前記メモリセルを構成する
    回路と前記画素を構成する回路とを多結晶シリコン薄膜
    トランジスタから構成したことを特徴とする請求項9か
    ら請求項11のいずれか記載の光プリンタヘッド。
  13. 【請求項13】 発光素子を含む画素を行方向と列方向
    とに二次元に配列した画素アレイと、外部から入力され
    た印字データを保持するメモリセルを行方向と列方向と
    に二次元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイ
    における各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走
    査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2
    値データを書込むためにメモリセル行を順次選択する第
    1の垂直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモ
    リセルから2値データを読出すために前記メモリセル行
    を任意に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画
    素行を順次選択する第2の垂直走査回路と、前記メモリ
    アレイと前記画素アレイとの転送経路中に位置するバッ
    ファとを光プリンタヘッドに含み、 前記画素アレイにおける画素行と前記発光素子によって
    感光される感光体の回転軸とが平行でありかつ前記発光
    素子の発光方向と前記感光体の表面とが対向した状態に
    おいて、前記画素アレイの第n番目(nは1以上の整
    数)の素子の発光及び消光のうちの一方で前記感光体表
    面上のスポットが照射される状態と照射されない状態と
    のうちのいずれかの状態とし、前記スポットが第(n+
    1)番目の素子を通過している期間に前記画素アレイの
    第(n+1)番目の素子の発光及び消光のうちの一方で
    前記感光体表面上のスポットが照射される状態と照射さ
    れない状態とのうちのいずれかの状態とするようにした
    ことを特徴とする光プリンタヘッドの駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記メモリセルを構成す
    る回路と前記画素を構成する回路とを同一の絶縁基板上
    に形成するようにしたことを特徴とする請求項13記載
    の光プリンタヘッドの駆動方法。
  15. 【請求項15】 前記発光素子が有機エレクトロルミネ
    センス素子からなることを特徴とする請求項13または
    請求項14記載の光プリンタヘッドの駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記メモリセルを構成す
    る回路と前記画素を構成する回路とを多結晶シリコン薄
    膜トランジスタから構成するようにしたことを特徴とす
    る請求項13から請求項15のいずれか記載の光プリン
    タヘッドの駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記感光ドラムが前記画素アレイの1
    画素行分を移動する期間を主走査期間として、前記主走
    査期間中に外部から入力される印字データを前記水平走
    査回路へ入力する動作と、前記印字データを外部から入
    力されるラッチ信号によって前記水平走査回路内のラッ
    チ回路に保持される動作とが行い、かつ外部から入力さ
    れる印字データを前記水平走査回路へ入力する動作中に
    前記メモリアレイからの印字データの読出しと前記画素
    アレイへの書込みとを行うことで順次前記画素アレイ内
    の前記発光素子の発光及び消光の一方を行う動作と、前
    記水平走査回路内に保持されている1行分の印字データ
    を前記メモリセルへ書込む動作とを行うようにしたこと
    を特徴とする請求項13から請求項16のいずれか記載
    の光プリンタヘッドの駆動方法。
  18. 【請求項18】 前記画素アレイを同一行方向と同一列
    方向とに複数の画素からなる複数の画素群に分割すると
    ともに、前記画素群において発光させる画素数を変化さ
    せることで多階調を表すようにしたことを特徴とする請
    求項13から請求項17のいずれか記載の光プリンタヘ
    ッドの駆動方法。
  19. 【請求項19】 発光素子を含む画素を行方向と列方向
    とに二次元に配列した画素アレイと、外部から入力され
    た印字データを保持するメモリセルを行方向と列方向に
    二次元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイに
    おける各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走査
    回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2値
    データを書込むためにメモリセル行を順次選択する第1
    の垂直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリ
    セルから2値データを読出すために前記メモリセル行を
    任意に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画素
    行を順次選択する第2の垂直走査回路と、前記水平走査
    回路と前記メモリアレイとの間の転送経路中に位置する
    スイッチアレイと、前記メモリアレイと前記画素アレイ
    との転送経路中に位置するバッファとを光プリンタヘッ
    ドに含み、 前記画素アレイにおける画素行と前記発光素子によって
    感光される感光体の回転軸とが平行でありかつ前記発光
    素子の発光方向と前記感光体の表面とが対向した状態に
    おいて、前記画素アレイの第n番目(nは1以上の整
    数)の素子の発光及び消光のうちの一方で前記感光体表
    面上のスポットが照射される状態と照射されない状態と
    のうちのいずれかの状態とし、前記スポットが第(n+
    1)番目の素子を通過している期間に前記画素アレイの
    第(n+1)番目の素子の発光及び消光のうちの一方で
    前記感光体表面上のスポットが照射される状態と照射さ
    れない状態とのうちのいずれかの状態とするようにした
    ことを特徴とする光プリンタヘッドの駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記スイッチアレイと前
    記メモリセルを構成する回路と前記画素を構成する回路
    とを同一の絶縁基板上に形成するようにしたことを特徴
    とする請求項19記載の光プリンタヘッドの駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記発光素子が有機エレクトロルミネ
    センス素子からなることを特徴とする請求項19または
    請求項20記載の光プリンタヘッドの駆動方法。
  22. 【請求項22】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記スイッチアレイと前
    記メモリセルを構成する回路と前記画素を構成する回路
    とを多結晶シリコン薄膜トランジスタから構成するよう
    にしたことを特徴とする請求項19から請求項21のい
    ずれか記載の光プリンタヘッドの駆動方法。
  23. 【請求項23】 前記感光ドラムが前記画素アレイの1
    画素行分を移動する期間を主走査期間として、前記主走
    査期間中に外部から入力される印字データを前記水平走
    査回路へ入力する動作と、前記印字データを外部から入
    力されるラッチ信号によって前記水平走査回路内のラッ
    チ回路に保持される動作とが行い、かつ外部から入力さ
    れる印字データを前記水平走査回路へ入力する動作中に
    前記メモリアレイからの印字データの読出しと前記画素
    アレイへの書込みとを行うことで順次前記画素アレイ内
    の前記発光素子の発光及び消光の一方を行う動作と、前
    記水平走査回路内に保持されている1行分の印字データ
    を前記メモリセルへ書込む動作とを行うようにしたこと
    を特徴とする請求項19から請求項22のいずれか記載
    の光プリンタヘッドの駆動方法。
  24. 【請求項24】 前記画素アレイを同一行方向と同一列
    方向とに複数の画素からなる複数の画素群に分割すると
    ともに、前記画素群において発光させる画素数を変化さ
    せることで多階調を表すようにしたことを特徴とする請
    求項19から請求項23のいずれか記載の光プリンタヘ
    ッドの駆動方法。
  25. 【請求項25】 発光素子を含む画素を行方向と列方向
    とに二次元に配列した画素アレイと、外部から入力され
    た印字データを保持するメモリセルを行方向と列方向と
    に二次元に配列したメモリアレイと、前記メモリアレイ
    における各メモリセル列にデータ信号を供給する水平走
    査回路と、前記メモリアレイにおける各メモリセルに2
    値データを書込むためにメモリセル行を順次選択する第
    1の垂直走査回路と、前記メモリアレイにおける各メモ
    リセルから2値データを読出すために前記メモリセル行
    を任意に選択する回路と、前記画素アレイにおける各画
    素行を順次選択する第2の垂直走査回路と、前記水平走
    査回路と前記メモリアレイとの間の転送経路中に位置す
    る第1のスイッチアレイと、前記メモリアレイと前記画
    素アレイとの転送経路中に位置する第2のスイッチアレ
    イ及びバッファとを光プリンタヘッドに含み、 前記画素アレイにおける画素行と前記発光素子によって
    感光される感光体の回転軸とが平行でありかつ前記発光
    素子の発光方向と前記感光体の表面とが対向した状態に
    おいて、前記画素アレイの第n番目(nは1以上の整
    数)の素子の発光及び消光のうちの一方で前記感光体表
    面上のスポットが照射される状態と照射されない状態と
    のうちのいずれかの状態とし、前記スポットが第(n+
    1)番目の素子を通過している期間に前記画素アレイの
    第(n+1)番目の素子の発光及び消光のうちの一方で
    前記感光体表面上のスポットが照射される状態と照射さ
    れない状態とのうちのいずれかの状態とするようにした
    ことを特徴とする光プリンタヘッドの駆動方法。
  26. 【請求項26】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記第1のスイッチアレ
    イと前記第2のスイッチアレイと前記メモリセルを構成
    する回路と前記画素を構成する回路とを同一の絶縁基板
    上に形成するようにしたことを特徴とする請求項25記
    載の光プリンタヘッドの駆動方法。
  27. 【請求項27】 前記発光素子が有機エレクトロルミネ
    センス素子からなることを特徴とする請求項25または
    請求項26記載の光プリンタヘッドの駆動方法。
  28. 【請求項28】 前記水平走査回路と前記第1の垂直走
    査回路と前記メモリセル行を選択する回路と前記第2の
    垂直走査回路と前記バッファと前記第1スイッチアレイ
    と前記第2スイッチアレイと前記メモリセルを構成する
    回路と前記画素を構成する回路とを多結晶シリコン薄膜
    トランジスタから構成するようにしたことを特徴とする
    請求項25から請求項27のいずれか記載の光プリンタ
    ヘッドの駆動方法。
  29. 【請求項29】 前記感光ドラムが前記画素アレイの1
    画素行分を移動する期間を主走査期間として、前記主走
    査期間中に外部から入力される印字データを前記水平走
    査回路へ入力する動作と、前記印字データを外部から入
    力されるラッチ信号によって前記水平走査回路内のラッ
    チ回路に保持される動作とが行い、かつ外部から入力さ
    れる印字データを前記水平走査回路へ入力する動作中に
    前記メモリアレイからの印字データの読出しと前記画素
    アレイへの書込みとを行うことで順次前記画素アレイ内
    の前記発光素子の発光及び消光の一方を行う動作と、前
    記水平走査回路内に保持されている1行分の印字データ
    を前記メモリセルへ書込む動作とを行うようにしたこと
    を特徴とする請求項25から請求項28のいずれか記載
    の光プリンタヘッドの駆動方法。
  30. 【請求項30】 前記画素アレイを同一行方向と同一列
    方向とに複数の画素からなる複数の画素群に分割すると
    ともに、前記画素群において発光させる画素数を変化さ
    せることで多階調を表すようにしたことを特徴とする請
    求項25から請求項29のいずれか記載の光プリンタヘ
    ッドの駆動方法。
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