JP2001301142A - プリントエンジン制御用asicおよびこれを搭載したインクジェット式プリンタ - Google Patents

プリントエンジン制御用asicおよびこれを搭載したインクジェット式プリンタ

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JP2001301142A
JP2001301142A JP2000119729A JP2000119729A JP2001301142A JP 2001301142 A JP2001301142 A JP 2001301142A JP 2000119729 A JP2000119729 A JP 2000119729A JP 2000119729 A JP2000119729 A JP 2000119729A JP 2001301142 A JP2001301142 A JP 2001301142A
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JP2000119729A
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Mitsuo Sakurai
光夫 桜井
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形モード情報変更の自由度を保証しつつ、
格納RAMの容量を小さくすることができるASICお
よびこれを搭載したインクジェット式プリンタを提供す
る。 【解決手段】 プリントエンジン制御用ASIC1で
は、波形モード情報格納RAM11には、ヘッド波形モ
ードに対応する複数の波形モード情報が、〔スタートア
ドレス〕+〔オフセット〕を先頭アドレスとして、ブラ
ンク領域を介在させることなく順次格納される。また、
RAM11には、波形モード情報とは別にブランク領域
(予備領域PRE)が確保され、波形モード情報セレク
タは、ヘッド波形モードに対応する波形モード情報を、
オフセットにより特定して、波形モード情報格納RAM
から読み出し、ヘッド波形生成手段14は、当該波形モ
ード情報に基づき、所定タイミングでヘッド波形を生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波形モード情報変
更の自由度を保証しつつ、格納RAMの容量を小さくす
ることができるプリントエンジン制御用ASICおよび
これを搭載したインクジェット式プリンタに関し、特に
ゲート数が少ないASICを使用することで製造コスト
が安価なインクジェット式プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット式プリンタでは、
波形モード制御およびヘッド波形生成にはASICが用
いられている。インクジェット式プリンタの波形モード
には、印字外微振動モード、印刷開始準備モード、印刷
終了モード等がある。ASICは、波形モードごとに内
部RAMに予め割り当てられたモード情報を読み出すこ
とにより、波形モード制御およびヘッド波形の生成を行
っている。
【0003】波形モード情報は、通常、ファームウェア
としてプリンタ内部の不揮発性メモリ(EEPROM
等)に書き込まれており、プリンタを起動すると、不揮
発性メモリからASICの内部RAMに、当該モード情
報がコピーされ、ヘッド波形の生成が行われる。
【0004】図6は、従来の波形モード制御用ASIC
9の内部構成を示す図である。波形モード情報格納RA
M91には、予めモード情報INF_1,INF_2,
INF_3,INF_4,INF_5がセットされてい
る。各モード情報は、それぞれ、複数の、波形制御イベ
ント情報event_infと波形制御タイマ情報ti
me_infとの組(「波形要素情報」)を含んでい
る。また、ヘッド波形制御手段92には、何れの波形モ
ードでのプリントを行うかの情報がセットされている。
【0005】ヘッド波形制御手段92は、動作起動信号
S(所定周波数のクロック)が入力されると、1番目の
波形要素情報にかかるアドレス(ここでは、波形モード
アドレス(先頭アドレス)mode_add)を波形モ
ード情報セレクタ93に送出する。波形モード情報セレ
クタ93は、波形モード情報格納RAM91の、mod
e_addを先頭アドレスとする領域に格納された、波
形制御イベント情報event_infと波形制御タイ
マ情報time_infとを呼び出す。
【0006】1番目の波形制御イベント情報event
_infは、ヘッド波形生成手段94に送出される。ヘ
ッド波形生成手段94は、取り込んだ波形制御イベント
情報event_infに基づき、1番目の波形要素
(ヘッド波形信号wave_sigの一部)を生成し、
これをプリントヘッドに出力する。
【0007】一方、1番目の波形制御タイマ情報tim
e_inf(1番目の波形制御イベント情報event
_infと組をなすタイマ情報)は、ヘッド波形制御手
段92に送出される。ヘッド波形制御手段92は、内蔵
したヘッド波形タイマ(図示せず)に基づき、2番目の
波形要素情報にかかるアドレスを波形モード情報セレク
タ93に出力する。波形モード情報セレクタ93は、波
形モード情報格納RAM91から、当該アドレスに対応
する2番目の波形制御イベント情報event_inf
を呼び出し、これをヘッド波形生成手段94に送出する
とともに、2番目の波形制御タイマ情報time_in
fをヘッド波形制御手段92に送出する。これによりヘ
ッド波形生成手段94は、2番目の波形要素を1番目の
波形要素に連続させてプリントヘッドに出力し、ヘッド
波形制御手段92は、3番目の波形要素情報にかかるア
ドレスを、波形モード情報セレクタ93に送出する。以
下同様にして、3番目以降の波形要素が、順次連続して
生成される。
【0008】ところで、波形モードの設計(あるいは、
ファームウェアの開発)に際しては、各波形モードに必
要とされる情報量(データ量)が確定しておらず、適
宜、各波形モードの波形要素数(波形要素情報の個数、
すなわち波形制御イベント情報event_infと波
形制御タイマ情報time_infとの組の個数)に変
更を加えたり、新たな波形モードを追加することがあ
る。また、これと同様に、ファームウェアのアップデー
トという形で、プリンタの機能を増強する等の目的で波
形モードの波形要素数に変更を加えたり、新たな波形モ
ードを追加することもある。
【0009】従来、波形モード情報格納RAM91への
各モード情報の格納(配置)は、図6に示したように、
固定アドレス方式を採用している。このため、各モード
情報INF_1,INF_2,INF_3,INF_
4,INF_5についてのデータ格納領域に余裕を持た
せておかないと、波形要素数の増加(波形要素情報の個
数の増加)等、モード情報のデータ量が増加するような
変更ができない。
【0010】たとえば、波形モードが5つの場合、図6
に示すように、各モード情報INF_1,INF_2,
INF_3,INF_4,INF_5は、波形モード情
報格納RAM91の予め設定してある領域に格納され
る。図6では、各モード情報は、先頭アドレス(I/O
アドレス)add_1,add_2,add_3,ad
d_4,add_5の各固定領域に格納されている。固
定アドレス方式では、各モード情報を格納するための領
域には、当該モード情報についての情報量が増加して
も、波形要素数の増加(波形要素情報の個数の増加)が
できるように予備領域PRE1,PRE2,PRE3,
PRE4,PRE5がそれぞれ確保されている。なお、
図6では、波形モード情報格納RAM91の先頭アドレ
スadd_6の領域には、波形モード追加用予備領域M
ODE_PREが確保されており、設計段階等における
新たなモード情報の追加が行えるように構成されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図6の固定アドレス方
式では、設計段階での予備領域PRE1,PRE2,P
RE3,PRE4,PRE5の確保を前提としている。
このため、予備領域PRE1,PRE2,PRE3,P
RE4,PRE5は、使用されないまま波形モード情報
格納RAM91を占有する結果となり、内部資源の有効
利用が図れない。このようなことから、従来では、イン
クジェット式プリンタのエンジン制御用ASICとして
ゲート数が多いものを採用せざるを得ず、当該ASIC
のコストアップとなり、ひいては、これがプリンタの製
造コストダウンの妨げとなっている。
【0012】本発明の目的は、波形モード情報格納RA
Mに各波形モードごとの予備領域を設けないことで、ゲ
ート数が少ないASICを採用でき、かつ従来どおり、
各モード情報の波形要素情報の個数を増加させることが
できる、プリンタエンジン制御用ASICおよびこれを
搭載したインクジェット式プリンタを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のプリントエンジ
ン制御用ASICは、ヘッド波形制御手段と、波形モー
ド情報格納RAMと、波形モード情報セレクタと、ヘッ
ド波形生成手段とを含む。
【0014】本発明のプリントエンジン制御用ASIC
の特徴は、波形モード情報格納RAMに、ヘッド波形モ
ードに対応する複数の波形モード情報が、〔スタートア
ドレス〕+〔オフセット〕を先頭アドレスとして、ブラ
ンク領域を介在させることなく順次格納され、かつ、前
記の波形モード情報とは別にブランク領域が確保され、
波形モード情報セレクタは、ヘッド波形モードに対応す
る波形モード情報を、オフセットにより特定して、波形
モード情報格納RAMから読み出し、ヘッド波形生成手
段は、当該波形モード情報に基づき、所定タイミングで
ヘッド波形を生成することにある。
【0015】ブランク領域は、各モード情報の波形要素
情報の個数に変更を加える場合(波形要素数を増加させ
る場合)の予備領域として使用されることはもちろんで
あるが、新たな波形モードの追加のための予備領域とし
ても使用することができる。
【0016】各波形モード情報は、複数の、波形制御イ
ベント情報と波形制御タイマ情報との組を含む。
【0017】波形制御イベント情報は、それぞれ、傾斜
情報と時間長さ情報とから定義される波形要素を含み、
通常、制御テーブルの形態で波形モード情報格納RAM
に格納されている。
【0018】波形制御タイマ情報は、対応する波形制御
イベント情報の、次の波形制御イベント情報を、前記波
形モード情報格納RAMから読み出すタイミングを決定
するタイマ値からなる。
【0019】波形モード情報セレクタは、波形モード情
報格納RAMの、波形制御イベント情報が格納されたア
ドレスにアクセスして当該波形制御イベント情報を選択
取得する波形制御イベント情報セレクタと、波形モード
情報格納RAMの、波形制御タイマ情報が格納されたア
ドレスにアクセスして当該波形制御タイマ情報を選択取
得する波形制御タイマ情報セレクタとから構成すること
ができる。
【0020】ヘッド波形制御手段は、オフセットアドレ
スレジスタおよびラッチ機能を有するカウンタを含み、
ヘッド波形制御手段は、所定のタイミングで、(a)当
該カウンタに、オフセットアドレスレジスタに格納され
たオフセットをラッチさせ、これを前記波形制御タイマ
情報セレクタと、波形制御イベント情報セレクタとに送
出することで、前記波形制御イベント情報セレクタに、
各ヘッド波形モードにおける最初の波形制御イベント情
報が格納されたアドレスにアクセスさせるとともに、前
記波形制御タイマ情報セレクタに、当該波形制御イベン
ト情報と組をなす波形制御タイマ情報が格納されたアド
レスにアクセスさせ、(b)カウンタの値をインクリメ
ントすることで、前記波形制御イベント情報セレクタ
に、次の波形制御イベント情報が格納されたアドレスに
アクセスさせるとともに、前記波形制御タイマ情報セレ
クタに、当該波形制御イベント情報と組をなす波形制御
タイマ情報が格納されたアドレスにアクセスさせること
ができる。
【0021】オフセットアドレスレジスタの内容は、ヘ
ッド波形モードごとに、当該ヘッド波形モードに対応し
たオフセット情報に変更される。これにより、プリンタ
のCPUが、オフセットアドレスレジスタにオフセット
をセットした後は、ASICに波形生成を任せることが
できる。
【0022】本発明のプリントエンジン制御用ASIC
では、ヘッド波形制御手段は、ヘッド波形制御シーケン
サおよびヘッド波形タイマとを含み、ヘッド波形制御シ
ーケンサは、波形制御タイマ情報セレクタから波形制御
タイマ情報をタイマ設定値として入力するとともに、ヘ
ッド波形タイマからタイマ値参照信号を入力し、当該タ
イマ値参照信号の値が、タイマ設定値に達したときに、
カウンタの値をインクリメントするようにできる。
【0023】本発明のプリントエンジン制御用ASIC
は種々のタイプのプリンタに適用できる。適用対象とな
るプリンタは、典型的にはインクジェット式プリンタで
あるが、これには限定されず、熱昇華型プリンタ、等他
のインクジェット以外のプリンタであってもよい。
【0024】本発明のインクジェット式プリンタは、上
記のプリントエンジン制御用ASICを搭載したことを
特徴とするもので、インク吐出機構にピエゾ素子を用い
たものは、もちろんインク吐出機構に発熱素子を用いた
ものが含まれる。発明のインクジェット式プリンタで
は、通常、起動時に、あるいは印字モードの変更時(た
とえば、マルチショットとシングルショットとの印字モ
ードの変更時)に不揮発性メモリに搭載された各波形モ
ード情報が、ASICの波形モード情報格納RAMにコ
ピーされる。この場合に、前記波形モード情報に含まれ
る印字モード情報を1つとすることで、波形モード情報
格納RAMの容量がより小さいASICを採用すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の波形モード制御
用ASICの内部構成を示す図である。同図では、AS
IC1は、波形モード情報格納RAM11、ヘッド波形
制御手段12、波形モード情報セレクタ13、ヘッド波
形生成手段14からなる。波形モード情報格納RAM1
1には、5つの波形モードWM1,WM2,WM3,W
M4,WM5に対応するモード情報INF_1,INF
_2,INF_3,INF_4,INF_5がセットさ
れている。各モード情報は、後述するように、それぞ
れ、複数の、波形制御イベント情報event_inf
と波形制御タイマ情報time_infとの組(「波形
要素情報」)を含んでいる。また、ヘッド波形制御手段
12には、何れの波形モードでのプリントを行うかの情
報(本発明では後述するようにオフセットである)がセ
ットされている。
【0026】上記のモード情報は、スタートアドレス
(start_add)から、順次所定のオフセットo
ff_set_1,off_set_2,off_se
t_3,off_set_4,off_set_5で配
置されている。図1では、off_set_1はゼロで
あり、start_addのアドレスとしてある。な
お、オフセットoff_set_6以降には、予備領域
PRE(ブランク領域)が確保されている。この予備領
域PREは、波形要素情報の個数増加用および波形モー
ド追加用として用いられる。
【0027】ヘッド波形制御手段12は、最初に、動作
起動信号S(所定周波数のクロック)が入力されると、
1番目の波形要素情報にかかるアドレス(ここでは、波
形モードアドレス(オフセット)off_set)を波
形モード情報セレクタ13に送出する。波形モード情報
セレクタ13は、波形モード情報格納RAM11から、
start_add+off_setを先頭アドレスと
する領域に格納された、波形制御イベント情報even
t_infと波形制御タイマ情報time_infを呼
び出す。
【0028】上記した1番目の波形制御イベント情報e
vent_infは、ヘッド波形生成手段14に送出さ
れる。ヘッド波形生成手段14は、取り込んだ波形制御
イベント情報event_infに基づき、1番目の波
形要素(ヘッド波形信号wave_sig(アナログ信
号)の一部)を生成し、これをプリントヘッドに出力す
る。
【0029】一方、1番目の波形制御タイマ情報tim
e_inf(1番目の波形制御イベント情報event
_infと組をなすタイマ情報)は、ヘッド波形制御手
段12に送出される。ヘッド波形制御手段12は、内蔵
したヘッド波形タイマ(図示せず)に基づき、2番目の
波形要素情報にかかるアドレスを波形モード情報セレク
タ13に出力する。波形モード情報セレクタ13は、波
形モード情報格納RAM11から、当該アドレスに対応
する2番目の波形制御イベント情報event_inf
を呼び出し、これをヘッド波形生成手段14に送出する
とともに、2番目の波形制御タイマ情報time_in
fをヘッド波形制御手段12に送出する。これによりヘ
ッド波形生成手段14は、2番目の波形要素を1番目の
波形要素に連続させてプリントヘッドに出力し、ヘッド
波形制御手段12は、3番目の波形要素情報にかかるア
ドレスを、波形モード情報セレクタ13に送出する。以
下同様にして、3番目以降の波形要素が、順次連続して
生成される。
【0030】本発明のASIC1では、各モード情報の
先頭アドレスを、start_add+off_set
としてあるので、アドレスの配置に自由度があり、ヘッ
ド波形の設計段階で、各モードごとの予備領域を確保す
る必要がない。したがって、ASIC1の内部資源の有
効利用を図ることができ、結果として、ASIC1とし
てゲート数が少ないものを採用することができる。しか
も、ASIC1には、従来どおり、各モード情報の波形
要素情報の個数増加させるといった機能も確保されてい
る。
【0031】以下、図1に示したASIC1の構成・動
作等を詳細に説明する。図2では、ヘッド波形制御装置
12および波形モード情報セレクタ13が詳しく示され
ている。ヘッド波形制御装置12は、ヘッド波形制御シ
ーケンサ121と、オフセットアドレスレジスタ122
と、ラッチ機能付きカウンタ(図2では、単に「ラッチ
・カウンタ」で示す)123と、ヘッド波形タイマ12
4とからなる。また、波形モード情報セレクタ13は、
波形制御イベント情報セレクタ131および波形制御タ
イマ情報セレクタ132からなる。
【0032】モード情報は、上述したように、波形制御
イベント情報event_infと、波形制御タイマ情
報time_infとからなる。図3に、モード情報I
NF_1についての格納内容を示す。波形制御イベント
情報event_infは、制御テーブルTBL_1,
TBL_2,TBL_3,・・・,TBL_nからな
り、形制御タイマ情報time_infは、各制御テー
ブルに対応するタイマ値T_1,T_2,T_3,・・
・,T_nからなる。
【0033】本実施形態では、制御テーブルTBL_x
は、先頭アドレスをCT_add_xとする領域に格納
され、タイマ値T_xは、先頭アドレスをTM_add
_xとする領域に格納されている。ここで、xは、1,
2,3,・・・,nである。
【0034】以下、波形モードWM1についての波形を
ヘッド波形生成手段14が出力する場合を説明する。
【0035】波形モード情報格納RAM11には、イン
クジェット式プリンタ起動時にモード情報INF_1,
INF_2,INF_3,INF_4,INF_5がセ
ットされる。また、印字モードの変更時(たとえば、マ
ルチショットからシングルショットへの変更時、あるい
はその逆の変更時等)に、モード情報がセットし直され
る。また、オフセットアドレスレジスタ122には、予
め、off_set_1がセットされる。
【0036】ヘッド波形制御シーケンサ121は、動作
起動信号S(所定周波数のクロック)が入力されると、
ラッチ機能付きカウンタ123にラッチ信号を出力す
る。
【0037】ラッチ機能付きカウンタ123は、off
_set_1をラッチすると、波形制御イベント情報セ
レクタ131および波形タイマ情報セレクタ132にo
ff_set_1を出力する。
【0038】波形制御イベント情報セレクタ131は、
off_set_1をCT_add_1に変換して(た
だし、本実施形態では、off_set_1=CT_a
dd_1)、波形制御イベント情報event_inf
中の制御テーブルTBL_1を呼び出す。また、波形制
御タイマ情報セレクタ132は、オフセットアドレスo
ff_set_1をTM_add_1に変換して、波形
制御タイマ情報time_inf中のタイマ値T_1を
呼び出す。なお、図2では、波形制御イベント情報セレ
クタ131が出力するアドレス信号をADD1で示す。
また、波形制御タイマ情報セレクタ132が出力するア
ドレス信号をADD2で示す。
【0039】波形制御イベント情報セレクタ131は、
制御テーブルTBL_1の内容(イベント情報)を、先
頭アドレスCT_add_1の領域から取り込み、これ
をヘッド波形生成手段14に送出する。また、波形制御
タイマ情報セレクタ132は、タイマ値T_1を、先頭
アドレスTM_add_1の領域から取り込み、これを
ヘッド波形制御シーケンサ121に送出する。
【0040】ヘッド波形生成手段14は、取り込んだ制
御テーブルTBL_1のイベント情報を、図示しないD
/A変換器によりデジタル・アナログ変換して、これを
波形要素(ヘッド波形信号wave_sigの一部)と
してプリントヘッドに出力する。
【0041】各制御テーブルのイベント情報は、波形の
傾斜を表すデータと、当該傾斜での時間長さ(所定クロ
ックの整数倍の時間)を表すデータとの組を複数含むこ
とができる。たとえば、TBL_1のイベント情報は、
図4(A)に示すように、ΔV1の8クロック分、ΔV
2=0の3クロック分、ΔV3の12クロック分の成分
からなる。この波形情報は、デジタル・アナログ変換さ
れて、図4(B)に示すようヘッド波形信号wave_
sigとしてヘッド波形生成手段から出力される。な
お、本実施形態では、上記のクロックは、ヘッド波形生
成手段14が、外部から取得しているが、ヘッド波形生
成手段14が内部生成することもできる。
【0042】一方、動作起動信号Sがヘッド波形制御シ
ーケンサ121に入力されると、ヘッド波形制御シーケ
ンサ121は、波形制御タイマ情報セレクタ132から
タイマ値T_1を受け取り、ヘッド波形タイマ124に
スタート信号startを送出し、ヘッド波形タイマ1
24はタイマ値参照信号timer_refをヘッド波
形制御シーケンサ121に出力する。
【0043】ヘッド波形制御シーケンサ121は、タイ
マ値参照信号timer_refが、タイマ値T_1に
達すると、ラッチ機能付きカウンタ123にcount
_up信号を出力し、カウント値をインクリメントす
る。
【0044】カウンタ123の値が“1”インクリメン
トされると、当該カウンタ123は、波形制御イベント
情報セレクタ131および波形タイマ情報セレクタ13
2にインクリメント値を出力する。このインクリメント
値は、たとえば、off_set_1+Δaddであ
る。
【0045】波形制御イベント情報セレクタ131は、
このインクリメント値off_set_1+Δaddを
CT_add_2に変換して、当該CT_add_2を
先頭アドレスとする領域から制御テーブルTBL_2を
呼び出す。また、波形制御タイマ情報セレクタ132
は、インクリメント値off_set_1+Δaddを
TM_add_2に変換して、当該TM_add_2を
先頭アドレスとする領域からタイマ値T_2を呼び出
す。
【0046】前述したと同様に、ヘッド波形生成手段1
4は、制御テーブルTBL_2から波形要素を生成して
プリントヘッドに出力し、ヘッド波形制御シーケンサ1
21は、ヘッド波形タイマ124からのタイマ値参照信
号timer_refが、タイマ値T_2に達すると、
ラッチ機能付きカウンタ123にカウントアップ信号c
ount_upを出力し、カウント値をインクリメント
する。
【0047】以下、同様にして、一連の波形を生成す
る。カウンタ123の値が(n−1)回インクリメント
されると、波形制御イベント情報セレクタ131は、制
御テーブルTBL_nを取り込むが、この制御テーブル
TBL_nにはイベント情報として波形モード終了情報
ENDが設定してある。また、波形制御タイマ情報セレ
クタ132は、タイマ値T_nを取り込む。この制御テ
ーブルTBL_nには、ただちに、ラッチ機能付きカウ
ンタ123をインクリメントするタイマ値が設定してあ
る。
【0048】前記の波形モード終了情報ENDは、本実
施形態では“n”である。波形制御イベント情報セレク
タ13は、制御テーブルTBL_nから、値“n”を入
力すると、これをヘッド波形制御シーケンサ121に送
出するように構成されている。ヘッド波形制御シーケン
サ121は、入力した値“n”をラッチ機能付きカウン
タ123に記憶されている値と比較し、“n”が、当該
インクリメント回数と等しいときには波形モードWM1
についての処理を終了する。
【0049】ヘッド波形制御シーケンサ121は、波形
モードWM1についての処理を終了するときには、ヘッ
ド波形タイマ124にリセット信号resetを出力す
るとともに、図示しないCPUに波形モードWM1につ
いての処理の終了を通知する。
【0050】インクジェットプリンタの図示しないCP
Uは、ASIC1が波形モードWM1についてのEND
処理を行っている間に、次の波形モードについての、オ
フセット値をオフセットレジスタ122にセットし、A
SIC1は、波形モードWM1と同様にして波形を生成
する。
【0051】図5に、上述した波形モードWM1につい
ての波形生成後に、波形モードWM2についての波形生
成が行われる様子を、タイマ値参照信号timer_r
ef、ラッチ機能付きカウンタ123へのカウントアッ
プ信号count_up、ヘッド波形信号wave_s
igにより示してある。
【0052】
【発明の効果】本発明では、各モード波形情報の先頭ア
ドレスを可変としたので、各モード波形情報の予備領域
を一括して、波形モード情報格納RAMの所定領域に確
保することができる。したがって、各モード波形情報の
予備領域が、使用されないまま波形モード情報格納RA
Mを占有することはなく、各モード情報の波形要素情報
の個数の変更(増加)や、あるいは波形モード数を追加
することができる。
【0053】また、これに付随して、インクジェット式
プリンタのエンジン制御用ASICとしてゲート数が少
ないものを採用することができるので、ASICのコス
トダウン、すなわちプリンタの製造コストダウンを促進
することができる。
【0054】特に、本発明では、波形モード情報変更の
自由度が保証されているので、比較的ノズル数の少ない
低コストプリンタに応用した場合において、各波形モー
ドの波形要素数の変更(増加)や、波形モードの追加等
があっても、ASICをゲート数の多いものに仕様変更
するといった、設計・開発上のリスクは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる波形モード制御用
ASICの内部構成を示す図である。
【図2】図1の波形モード制御用ASICの内部構成を
より詳しく示す図である。
【図3】モード情報についての、格納内容を示す図であ
る。
【図4】(A)は制御テーブルのイベント情報による生
成されるデジタル・アナログ変換される前の波形を示す
図であり、(B)はデジタル・アナログ変換された後の
波形を示す図である。
【図5】波形生成が行われる様子を、タイマ値参照信
号、ヘッド波形生成タイミング、波形信号により示す図
である。
【図6】従来の波形モード制御用ASICの内部構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 ASIC 11 波形モード情報格納RAM 12 ヘッド波形制御手段 13 波形モード情報セレクタ 14 ヘッド波形生成手段 121 ヘッド波形制御シーケンサ 122 オフセットアドレスレジスタ 123 カウンタ 124 ヘッド波形タイマ 131 波形制御イベント情報セレクタ 132 波形制御タイマ情報セレクタ ADD1,ADD2 アドレス信号 event_inf 波形制御イベント情報 INF_x(xは、1,2,・・・,5) モード情報 off_set_x(xは、1,2,・・・,5) オ
フセット PRE 予備領域 time_inf 波形制御タイマ情報 timer_ref タイマ値参照信号 T_1,T_2,T_3,・・・,T_n タイマ値 TBL_1,TBL_2,TBL_3,・・・,TBL
_n 制御テーブル wave_sig ヘッド波形信号 WMx(xは、1,2,・・・,5) 波形モード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド波形制御手段と、 波形モード情報格納RAMと、 波形モード情報セレクタと、 ヘッド波形生成手段と、を含むプリントエンジン制御用
    ASICにおいて、 前記波形モード情報格納RAMには、ヘッド波形モード
    に対応する複数の波形モード情報が、〔スタートアドレ
    ス〕+〔オフセット〕を先頭アドレスとして、ブランク
    領域を介在することなく順次格納され、かつ、前記の波
    形モード情報とは別にブランク領域が確保され、 前記波形モード情報セレクタは、ヘッド波形モードに対
    応する前記波形モード情報を、前記オフセットにより特
    定して、前記波形モード情報格納RAMから読み出し、 前記ヘッド波形生成手段は、当該波形モード情報に基づ
    き、所定タイミングでヘッド波形を生成する、ことを特
    徴とするプリントエンジン制御用ASIC。
  2. 【請求項2】 前記ブランク領域は、新たな波形モード
    の追加のための予備領域として使用されることを特徴と
    する請求項1に記載のプリントエンジン制御用ASI
    C。
  3. 【請求項3】 前記各波形モード情報は、複数の、波形
    制御イベント情報と波形制御タイマ情報との組を含むこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のプリントエン
    ジン制御用ASIC。
  4. 【請求項4】 前記波形制御イベント情報は、それぞ
    れ、傾斜情報と時間長さ情報とからなる波形要素を定義
    するための制御テーブルからなり、 前記波形制御タイマ情報は、対応する波形制御イベント
    情報の、次の波形制御イベント情報を、前記波形モード
    情報格納RAMから読み出すタイミングを決定するため
    のタイマ値からなる、ことを特徴とする請求項3に記載
    のプリントエンジン制御用ASIC。
  5. 【請求項5】 波形モード情報セレクタは、 前記波形モード情報格納RAMの、波形制御イベント情
    報が格納されたアドレスにアクセスして当該波形制御イ
    ベント情報を選択取得する波形制御イベント情報セレク
    タと、 前記波形モード情報格納RAMの、波形制御タイマ情報
    が格納されたアドレスにアクセスして当該波形制御タイ
    マ情報を選択取得する波形制御タイマ情報セレクタとか
    らなることを特徴とする請求項3または4に記載のプリ
    ントエンジン制御用ASIC。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド波形制御手段は、オフセット
    アドレスレジスタおよびラッチ機能を有するカウンタを
    含み、 前記ヘッド波形制御手段は、所定のタイミングで、
    (a)前記カウンタに、前記オフセットアドレスレジス
    タに格納されたオフセットをラッチさせ、これを前記波
    形制御タイマ情報セレクタと、前記波形制御イベント情
    報セレクタとに送出することで、前記波形制御イベント
    情報セレクタに、各ヘッド波形モードにおける最初の波
    形制御イベント情報が格納されたアドレスにアクセスさ
    せるとともに、前記波形制御タイマ情報セレクタに、当
    該波形制御イベント情報と組をなす波形制御タイマ情報
    が格納されたアドレスにアクセスさせ、(b)前記カウ
    ンタの値をインクリメントすることで、前記波形制御イ
    ベント情報セレクタに、次の波形制御イベント情報が格
    納されたアドレスにアクセスさせるとともに、前記波形
    制御タイマ情報セレクタに、当該波形制御イベント情報
    と組をなす波形制御タイマ情報が格納されたアドレスに
    アクセスさせることを特徴とする請求項3〜5の何れか
    に記載のプリントエンジン制御用ASIC。
  7. 【請求項7】 ヘッド波形モードごとに、前記オフセッ
    トアドレスレジスタの内容が当該ヘッド波形モードに対
    応したオフセットに変更されることを特徴とする請求項
    6に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記ヘッド波形制御手段は、ヘッド波形
    制御シーケンサおよびヘッド波形タイマを含み、前記ヘ
    ッド波形制御シーケンサは、前記波形制御タイマ情報セ
    レクタから波形制御タイマ情報をタイマ設定値として入
    力するとともに、前記ヘッド波形タイマからタイマ値参
    照信号を入力し、当該タイマ値参照信号の値が、前記タ
    イマ設定値に達したときに、前記カウンタの値をインク
    リメントすることを特徴とする請求項6または7に記載
    のプリントエンジン制御用ASIC。
  9. 【請求項9】 前記プリントエンジン制御用ASICを
    搭載したことを特徴とするインクジェット式プリンタ。
  10. 【請求項10】 不揮発性メモリに搭載された各波形モ
    ード情報が、前記ASICの前記波形モード情報格納R
    AMにコピーされる請求項9に記載のインクジェット式
    プリンタであって、前記各波形モード情報に含まれる印
    字モード情報は1つであることを特徴とするインクジェ
    ット式プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112004683A (zh) * 2018-03-30 2020-11-27 兄弟工业株式会社 液滴喷射装置

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CN112004683B (zh) * 2018-03-30 2022-05-17 兄弟工业株式会社 液滴喷射装置

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