JP2001300979A - ポリアミド樹脂多層成形品の製造方法 - Google Patents

ポリアミド樹脂多層成形品の製造方法

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JP2001300979A
JP2001300979A JP2000122302A JP2000122302A JP2001300979A JP 2001300979 A JP2001300979 A JP 2001300979A JP 2000122302 A JP2000122302 A JP 2000122302A JP 2000122302 A JP2000122302 A JP 2000122302A JP 2001300979 A JP2001300979 A JP 2001300979A
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polyamide
injection
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Hiroshi Nishino
宏 西野
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Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮部は耐候性、平滑性、塗装性などの外観
性等に優れ、かつコア部は機械的強度、耐加熱性に優れ
るポリアミド樹脂多層成形品を成形性良く得ることがで
きるようにする。 【解決手段】 金型キャビティ11内に成形品の表皮部
を成形するポリアミド樹脂組成物(A)を射出後、型締
力の状態にて流出口13を開くと共に、ポリアミド樹脂
組成物(A)の溶融樹脂粘度以上の溶融樹脂粘度を有す
るポリアミド樹脂組成物(B)を金型キャビティ11内
へ注入し、未固化のポリアミド樹脂組成物(A)をキャ
ビティ外へ流出させ、ポリアミド樹脂組成物(B)から
成るコア部を成形することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のルーフレ
ール、レバーや室内ハンドル、ルーフレールレッグ、ド
アミラースティ、テンションバー、サスペンション、ス
ポイラー、サイドモール、サンルーフフレーム、サンル
ーフブラケット、レインガイド、シートフレーム、シー
トガイド、リインフォースなどの樹脂製部品の製造方法
に関し、詳しくは、2種類のポリアミド樹脂組成物で構
成されたポリアミド樹脂多層成形品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂において、エンジニアリン
グプラスチックは、良好な性質を有し、広範囲に使用さ
れている。中でもポリアミド樹脂は、機械的特性、耐熱
性、流動性などに優れており、鉄、亜鉛、アルミニウム
などの金属にかわる材料として用いられており、通常、
射出成形方法により樹脂成形品が作られている。
【0003】そして近年、ポリアミド樹脂の新規な用途
として、たとえば自動車のルーフレール、ルーフレール
レッグ、ドアミラースティなどの外装部品への使用が試
みられている。
【0004】また、成形品に2種類の材料を含む成形方
法はDSI成形法、二色成形法、サンドイッチ成形法、
多層成形法など一般的に知られており、例えば特開平2
−251446号公報、特開平5−286097号公
報、特開平10−204287号公報、特開平10−2
64203号公報にはこれらの成形方法が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高濃度
のガラス繊維補強材を含んだポリアミド樹脂を用いて射
出成形した場合、外観性が求められる成形品において、
剛性と外観との両立は難しく、特に強度・剛性の必要な
大型部品、長尺部品、複雑なリブ形状を有する部品など
については、成形品表面にガラス繊維が浮くという外観
品質上の大きな問題があった。
【0006】また、特開平10−204287号公報お
よび特開平10−264203号公報に記載の成形方法
は、一次成形材と二次成形材との界面が明確にわかれて
いることで、冷熱サイクル時に成形品が割れ易くなると
いう問題があった。
【0007】また、特開平5−286097号公報に記
載の成形方法は、薄肉大型部品にしか適しておらず、例
えばルーフレールのように長尺で肉厚3mm以上の成形
品には不向きであった。
【0008】また、サンドイッチ成形の例としては、成
形加工学会誌p813、(5)、1993に記載の通
り、フル充填されない量の一次射出材が二次射出材に押
し広げられて型に転写する方法であるが、一次材の粘性
が小さい場合、成形品表面にムラが生じるという問題が
あった。
【0009】一方、ルーフレールの樹脂化については、
熱可塑性樹脂を射出後、ガスなどの加圧流体を用いて中
空部を形成した成形方法が、特開平9−109783号
公報および特開平9−183166号公報に記載されて
いる。しかしながら、これらの公報には単一樹脂材料に
よる製法が明記されているものの、製品の強度・剛性等
の要求を満たすには、ガラス繊維濃度は45%以上必要
であり、その場合、外観品質上の問題は依然として解決
されていない。
【0010】また、載荷するために車両のルーフ上に取
り付けられるルーフレールの樹脂成形品の表面には、特
に耐候性、平滑性、塗装性などの外観性が優れているこ
とが必要である。
【0011】本発明の目的は、上記事情に鑑み、表皮部
は耐候性、平滑性、塗装性、などの外観性等に優れ、か
つコア部は機械的強度、耐加熱性に優れたポリアミド樹
脂多層成形品の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく成
された本発明の構成は、以下のとおりである。
【0013】即ち、本発明のポリアミド樹脂多層成形品
の製造方法は、金型キャビティ内に成形品の表皮部を成
形するポリアミド樹脂組成物(A)を射出後、型締力の
状態にてポリアミド樹脂組成物(A)を成形品のキャビ
ティ外へ流動させる流出口を開くと共に、ポリアミド樹
脂組成物(A)の溶融樹脂粘度以上の溶融樹脂粘度を有
するポリアミド樹脂組成物(B)をポリアミド樹脂組成
物(A)と同一、もしくは、別途設けた注入口より金型
キャビティ内へ注入し、未固化のポリアミド樹脂組成物
(A)をキャビティ外へ流出させ、ポリアミド樹脂組成
物(B)から成るコア部を成形することを特徴としてい
るものである。
【0014】本発明の製造方法は、さらなる好ましい特
徴として、「ポリアミド樹脂組成物(A)よりも線膨張
係数が小さいポリアミド樹脂組成物(B)を用いるこ
と」、「ポリアミド樹脂組成物(A)および(B)が、
ガラス繊維を含有すること」、「ポリアミド樹脂組成物
(A)のガラス繊維の配合量が45重量%未満であり、
ポリアミド樹脂組成物(B)のガラス繊維の配合量が2
5〜70重量%であること」、「ポリアミド樹脂組成物
(A)および(B)のポリアミド樹脂が、6ナイロン、
66ナイロン、6/66共重合ナイロンからなる群から
選ばれたポリアミド樹脂であること」、「ポリアミド樹
脂組成物(A)および(B)のポリアミド樹脂が、結晶
化温度が210℃以下で、かつそのモノマー構造単位に
芳香環を含む半芳香族ポリアミド70〜100重量%お
よび結晶化温度が210℃以下である脂肪族ポリアミド
30〜0重量%からなるポリアミド樹脂であること」、
「ポリアミド樹脂組成物(A)を射出後、0.5〜60
秒後に、ポリアミド樹脂組成物(B)を注入するこ
と」、「ポリアミド樹脂多層成形品が車両用のルーフレ
ールであること」、を含むものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適に適用できる
ルーフレールの製造を例に挙げて、本発明の製造方法を
詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の製造方法を好適に適用で
きるルーフレールの一例を示している。この図1におい
て、1はルーフレール全体を示し、2は車両のルーフへ
の取付用の脚部、3は載荷用のレール部を示す。ルーフ
レール1は、一般的には車両のルーフに相当する長さを
有し、その全長は通常少なくとも100cm以上で、射
出成形で脚部2とレール部3とが一体に成形されてい
る。
【0017】図2は、このルーフレール1を製造する際
に用いられる金型構成の一例を示す概念図である。この
図2において、11は金型キャビティ、12aはポリア
ミド樹脂組成物(A)の注入口、12bはポリアミド樹
脂組成物(B)の注入口、13はポリアミド樹脂組成物
(A)の流出口、14はシャットオフピン、15はポリ
アミド樹脂組成物(A)の流出キャビティである。
【0018】図2においては、ポリアミド樹脂組成物
(A)の注入口12aとポリアミド樹脂組成物(B)の
注入口12bを別々に設けているが、図3に示すように
同一の注入口12とすることもできる。
【0019】図2のようにポリアミド樹脂組成物(A)
の注入口12aとポリアミド樹脂組成物(B)の注入口
12bを別々に設置する場合には、注入口12bの設置
位置は、ポリアミド樹脂組成物(A)成形時のランナー
部もしくはキャビティー中が好ましい。また、キャビテ
ィー中に設置する場合においては、ポリアミド樹脂組成
物(A)をポリアミド樹脂組成物(B)が効率よく流動
させるため、肉厚方向でより深い部分が効果的である。
【0020】本発明においては、金型キャビティ11内
へポリアミド樹脂組成物(A)を射出後、ポリアミド樹
脂組成物(A)が表面が固化し中央部が半固化もしくは
溶融状態で、流出口13を開くと共に、ポリアミド樹脂
組成物(B)を金型キャビティ11内へ注入し、未固化
のポリアミド樹脂組成物(A)を金型キャビティ11外
へ流出させる。
【0021】この際のポリアミド樹脂組成物(B)の注
入タイミングは、目標とするポリアミド樹脂組成物
(A)で構成される表皮部の厚みによって変わってくる
が、ポリアミド樹脂組成物(A)の射出終了0.5〜6
0秒後が好ましく、より好ましくは1〜30秒後、更に
好ましくは3〜30秒後である。
【0022】ポリアミド樹脂組成物(B)の注入タイミ
ングをポリアミド樹脂組成物(A)の射出終了0.5秒
後より短くすると、ポリアミド樹脂組成物(B)が表皮
部に出てシワが寄り易くなり、特にポリアミド樹脂組成
物(B)がガラス繊維を多く含有する場合には、ガラス
繊維が浮いて表面状態を悪化させる場合がある。
【0023】また、ポリアミド樹脂組成物(B)の注入
タイミングをポリアミド樹脂組成物(A)の射出終了6
0秒より長くすると、ポリアミド樹脂組成物(A)の粘
性が増加するため、ポリアミド樹脂組成物(B)が十分
にポリアミド樹脂組成物(A)を押出せず、所望の剛性
が得られない場合がある。
【0024】ポリアミド樹脂組成物(B)を注入する際
には、金型は閉じたままで、金型の型締力は、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)の射出成形時の圧力を保持しておけ
ば良く、ポリアミド樹脂組成物(B)注入時に射出単金
型を開いたり、金型の型締力を落とす必要はない。ま
た、この際注入圧力は、極端に大きくする必要はなく、
通常1×106Pa〜8×107Paとすることが好適で
あり、注入時間はポリアミド樹脂組成物(B)にて充填
する部分の体積によって異なってくるため特に規定され
ないが、1〜30秒とすることが好ましい。注入時間が
極端に長い場合には金型キャビティより流出したポリア
ミド樹脂組成物(A)が流出口をふさいでしまうので好
ましくない。
【0025】更に、ポリアミド樹脂組成物(A)射出終
了後、ポリアミド樹脂組成物(B)の注入までのタイミ
ングを変化させることにより、ポリアミド樹脂組成物
(A)の表皮部の厚みをコントロールすることができ
る。表皮部を薄く形成したい場合には、ポリアミド樹脂
組成物(A)射出終了後、ポリアミド樹脂組成物(B)
注入までの時間を短く取り、逆に表皮部を厚く形成した
い場合には、ポリアミド樹脂組成物(A)射出終了後、
ポリアミド樹脂組成物(B)注入までの時間を長く取
る。
【0026】引き続き金型内にてポリアミド樹脂組成物
(B)の固化を行った後、成形品を取り出すことにより
ポリアミド樹脂組成物(A)とポリアミド樹脂組成物
(B)の一体化された二層成形品を得ることができる。
【0027】また、ポリアミド樹脂組成物(B)を射出
終了後、先述した特開平9−109783号公報、特開
平9−189116号公報及び特開平10−12935
7号公報の方法で内部に中空部を有していてもかまわな
い。
【0028】本発明においては、二層成形品のコア部を
成形するポリアミド樹脂組成物(B)として、表皮部を
成形するポリアミド樹脂組成物(A)の溶融樹脂粘度以
上の溶融樹脂粘度を有するものを用いる。
【0029】本発明において、ポリアミド樹脂組成物の
溶融樹脂粘度(ηmelt)とは、ポリアミド樹脂と強
化材等を押出機を用いて溶融混練したペレット状のもの
を、絶乾後(水分、0.1%以下)、成形時の樹脂温
度、せん断速度1000sec -1の条件で測定した際の
粘度をいう。この粘度は、例えばキャピラリー粘度計を
用いて測定することができる。成形時の樹脂温度は、例
えばポリアミド樹脂として66ナイロンを用いた組成物
の場合は270℃程度である。
【0030】ポリアミド樹脂組成物(B)のηmelt
が、ポリアミド樹脂組成物(A)のηmeltよりも小
さいと、コア部を成形するポリアミド樹脂組成物(B)
を均一に充填することが難しく、所望の機械的強度が得
られず、極端な場合にはポリアミド樹脂組成物(B)が
ポリアミド樹脂組成物(A)を十分に押し出すことがで
きず、コア部が形成できなくなる。
【0031】本発明においては、ポリアミド樹脂組成物
(B)として、ポリアミド樹脂組成物(A)の線膨張係
数よりも小さい線膨張係数を有するものを用いることが
好ましい。
【0032】ポリアミド樹脂組成物の線膨張係数は、A
STM D696に定める測定方法によって測定された
値であり、ポリアミド樹脂組成物(B)の線膨張係数
が、ポリアミド樹脂組成物(A)の線膨張係数以上の場
合には、二層の界面で剥離現象が生じたり、表皮材の表
面に亀裂が生じ易くなる。
【0033】本発明におけるポリアミド樹脂組成物
(A)および(B)は、強化材としてガラス繊維を含有
することが好ましく、これにより成形品の機械的強度を
高めることができる。
【0034】この場合、ポリアミド樹脂組成物(A)の
ガラス繊維の配合量は、45重量%未満が好ましく、さ
らに好ましくは33重量%未満である。ガラス繊維の配
合量が45重量%以上になると、ポリアミド樹脂組成物
(A)を射出した際、成形品表面にガラス繊維の浮きが
発生し易くなり、金型も摩耗し易くなる。
【0035】一方、ポリアミド樹脂組成物(B)のガラ
ス繊維の配合量は、25〜70重量%が好ましく、より
好ましくは25〜55重量%である。ガラス繊維の配合
量が70重量%を超えると成形品の表面平滑性が損なわ
れ易くなり、25重量%未満であると例えばルーフレー
ルとしての十分な機械的強度を得るのが難しくなる。
【0036】本発明に用いることのできるポリアミド樹
脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン
12、ナイロン46、ナイロンMXD、テレフタル酸と
ヘキサメチレンジアミンを重合してなるナイロン(以下
ナイロン6T)、ヘキサメチレンジアミンとイソフタル
酸を重合してなるナイロン(以下ナイロン6I)などの
ホモポリマーの単独または、これらのブレンド物等が挙
げられる。また、上記ナイロンを成分とした共重合体単
独、または、該共重合体同士のブレンド、共重合体とホ
モポリマーのブレンド物等を用いることができる。ま
た、その中でも好ましいポリアミド樹脂としては、ポリ
アミド樹脂の結晶化温度が210℃以下であるポリアミ
ド樹脂である。
【0037】本発明におけるポリアミド樹脂の前記結晶
化温度とは、示差走査熱量計(ディファレンシャル・ス
キャニング・カロリーメーター:DSC)を用い、融点
プラス20℃の温度で5分間保持した後、20℃/mi
nの降温速度で測定した結晶化ピークのピークトップ温
度である。
【0038】このポリアミド樹脂の結晶化温度が210
℃を超えると、金型のキャビティ内に射出充填された溶
融樹脂組成物が急速に冷却され、樹脂ゲートに近い場所
では射出充填された溶融樹脂組成物のジェッティング痕
跡が微妙に残るようになり、さらに樹脂ゲートから遠い
場所では転写性が悪くなり、良好な外観を得るのが難し
くなる。
【0039】結晶化温度が210℃以下のポリアミド樹
脂の例としては、特に限定されないが、例えばナイロン
6、ナイロン610、ナイロン612、ナイロンMXD
6、ナイロン66/6共重合体、ナイロン66/6I共
重合体、又はこれらのブレンド物、更には任意のポリア
ミドを適正な組成比を選ぶことにより、結晶化温度を2
10℃以下にしたもの等が挙げられる。
【0040】また、本発明で用いるポリアミド樹脂は、
結晶化温度が210℃以下で、且つそのモノマー構造単
位に芳香環を含む半芳香族ポリアミド70〜100重量
%および結晶化温度が210℃以下である脂肪族ポリア
ミド30〜0重量%からなるポリアミド樹脂であること
が好ましい。
【0041】本発明における特に好ましいポリアミド樹
脂としては、(a)アジピン酸及びヘキサメチレンジア
ミンから得られるヘキサメチレンアジパミド成分(以下
66成分)70〜95重量%と(b)イソフタル酸及び
ヘキサメチレンジアミンから得られるヘキサメチレンイ
ソフタラミド成分(以下6I成分)30〜5重量%から
なる共重合体である。この場合、6I成分が5重量%よ
り少ないと、成形品の表面へのガラス繊維の露出が多
く、特にガラス繊維を高濃度に配合する際は、良好な外
観を得るのが難しくなる。さらに、吸水時の機械的特性
が劣るという欠点を有する。また、6I成分が30重量
%より多いと、実質非晶性となり熱時の機械的特性に劣
り、また、金型温度を100℃以上に上げないと良好な
外観が得にくい等の制限が生じる。
【0042】また、本発明に使用できるポリアミド樹脂
の分子量としては特に制限はないが、硫酸溶液粘度ηr
(ポリマー1gに対して95.5%硫酸100ml、2
5℃で測定)が1.5〜3.5、好ましくは2.0〜
3.0の範囲のものが好ましい。硫酸溶液粘度ηrが
1.5未満ではルーフレールの強度が十分出なくなる恐
れがあり、硫酸溶液粘度ηrが3.5を超えると射出成
形時の成形性が悪くなる傾向を示すようになる。
【0043】本発明に使用できるガラス繊維は、通常強
化材として使用されるガラス繊維であり特に制限はな
い。例えば0.2〜6mmの長さにあらかじめカットさ
れたチョップドストランドや、あらかじめ規定の繊維長
分布に粉砕または切断されたミルドファイバー、カット
ファイバーなどを用いることができる。また必要に応じ
て、収束材やカップリング剤で表面処理されたガラス繊
維を用いることができる。
【0044】尚、本発明におけるポリアミド樹脂組成物
(A)と(B)は、同種であっても異種であってもよ
く、好ましくは、同種のポリアミド樹脂組成物である。
【0045】本発明におけるポリアミド樹脂組成物
(A)中および/またはポリアミド樹脂組成物(B)中
には、本発明の効果を損なわない範囲において、ガラス
繊維以外の無機充填材、たとえばガラスフレーク、ガラ
スビーズ、マイカ、タルク、カオリン、ウォラストナイ
ト、チタン酸カリウムウィスカー等を配合してもよく、
銅化合物などの熱安定剤、離型剤、カーボンブラックな
どの着色剤等の公知の添加剤を配合してもよい。これら
の配合は、樹脂の重合から成形までの任意の段階で実施
されるが、押出機を用いて溶融混練するのが好ましい。
尚、ポリアミド樹脂組成物(A)と(B)への前記充填
材の添加量は、コア材となるポリアミド樹脂組成物
(B)の方が多いのが好ましく、これによりコア材とし
ての補強効果がより効果的に得られ、製品強度のアップ
につながる。
【0046】以上のように、本発明では、成形品の表皮
部を成形するポリアミド樹脂組成物(A)と成形品のコ
ア部を成形するポリアミド樹脂組成物(B)の溶融樹脂
粘度(ηmelt)の関係を規定することにより、ポリア
ミド樹脂組成物の成形性と成形品の強度とその外観をバ
ランスよく実現させている。また、成形品の表皮部を成
形するポリアミド樹脂組成物(A)と成形品のコア部を
成形するポリアミド樹脂組成物(B)の線膨張係数の関
係を規定することにより、二層の界面での剥離現象や表
皮部表面の亀裂発生を防止し、耐候性・一体性に優れた
二層成形品を実現させている。さらに、強化材としてガ
ラス繊維を採用することによって高い成形品強度を得る
場合においても、優れた成形性と好ましい表面外観を同
時に達成している。
【0047】さらに本発明によれば、次の様な効果も発
見された。即ち、表皮材はコア材に比べ、ガラス繊維の
濃度が少ない材料を用いる事で、金型摩耗を低減でき
る。これは、金型寿命を延ばせるだけでなく、金型作成
時に焼き入れや特殊コーティングを施さなくても良いと
いうコスト的利点を見出せた。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例より更に詳細に説明す
るが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
【0049】(樹脂組成物)以下の各実施例および比較
例において、ポリアミド樹脂組成物(A)および(B)
として、旭化成工業株式会社製レオナ90G55(ポリ
アミド66/6I共重合体)、同90G60(ポリアミ
ド66/6I共重合体)、同90G33(ポリアミド6
6/6I共重合体)、同14G50(ポリアミド6
6)、同14G33(ポリアミド66)、同14G25
(ポリアミド66)、同1402S(ポリアミド66)
を用いた。これらの樹脂組成物の特性を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】(実施例1)図3の構造を有する金型を用
いて、図1に示すようなルーフレール(全長1700m
m、レール部3の径30mm)を成形した。
【0052】先ず、金型温度90℃にてポリアミド樹脂
組成物(A)としてレオナ90G33を射出成形した。
次いで、5秒後、型締圧を変化させずにポリアミド樹脂
組成物(A)流出口13のシャットオフ14のピンを開
くと同時にポリアミド樹脂組成物(B)として90G5
5をした後、金型内にて3分保持して目的の成形品を金
型から取り出した。
【0053】(実施例2)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ90G33を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ90G60を射出成形して成形品を得た。
【0054】(実施例3)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ90G33を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ14G50を射出成形して成形品を得た。
【0055】(実施例4)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ14G33を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ90G55を射出成形して成形品を得た。
【0056】(実施例5)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ14G33を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ14G50を射出成形して成形品を得た。
【0057】(実施例6)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ14G25を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ90G55を射出成形して成形品を得た。
【0058】(実施例7)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ14G25を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ14G50を射出成形して成形品を得た。
【0059】(実施例8)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ1402Sを射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ90G55を射出成形して成形品を得た。
【0060】(実施例9)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ1402Sを射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ14G50を射出成形して成形品を得た。
【0061】(実施例10)実施例1と同様に、ポリア
ミド樹脂組成物(A)としてレオナ1402Sを射出成
形した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)として
レオナ90G33を射出成形して成形品を得た。
【0062】(実施例11)実施例1と同様に、ポリア
ミド樹脂組成物(A)としてレオナ1402Sを射出成
形した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)として
レオナ14G33を射出成形して成形品を得た。
【0063】(実施例12)実施例1と同様に、ポリア
ミド樹脂組成物(A)としてレオナ1402Sを射出成
形した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)として
レオナ14G25を射出成形して成形品を得た。
【0064】(実施例13)実施例1と同様に、ポリア
ミド樹脂組成物(A)としてレオナ90G33を射出成
形した後、0.1秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)と
してレオナ90G55を射出成形して成形品を得た。
【0065】(実施例14)実施例1と同様に、ポリア
ミド樹脂組成物(A)としてレオナ90G33を射出成
形した後、70秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)とし
てレオナ90G55を射出成形して成形品を得た。
【0066】(比較例1)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ90G55を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ90G33を射出成形して成形品を得た。
【0067】(比較例2)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ90G55を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ14G33を射出成形して成形品を得た。
【0068】(比較例3)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ90G55を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ14G25を射出成形して成形品を得た。
【0069】(比較例4)実施例1と同様に、ポリアミ
ド樹脂組成物(A)としてレオナ90G55を射出成形
した後、5秒後、ポリアミド樹脂組成物(B)としてレ
オナ1402Sを射出成形して成形品を得た。
【0070】実施例および比較例によって得られたルー
フレールの評価を次のようにして実施し、その評価結果
を表2に示した。
【0071】(1)外観 得られたルーフレールの外観を、次に示すような判断基
準で目視評価した。 ○:ガラス繊維の浮きが非常に少ないもの △:ガラス繊維の浮きが少ないもの ×:ガラス繊維の浮きが多いもの
【0072】(2)冷熱サイクル試験 成形品を−30℃×1hr/130℃×1hrを15サ
イクル繰り返して成形品表面に亀裂が生じたかを評価し
た。 ○:成形品表面に亀裂の見られないもの ×:亀裂がみられたもの
【0073】(剛性試験)コア部に使用した樹脂がガラ
ス繊維濃度50重量%以上の場合、成形品中央部に10
0kgの荷重を加え、また、コア部に使用した樹脂がガ
ラス繊維濃度50重量%以下の場合、成形品中央部に7
5kgの荷重を加えた時の変形量を測定した。 ○:変形量が5mm未満のもの △:変形量が5〜7mmのもの ×:変形量が7mm超のもの
【0074】
【表2】
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりのもので
あり、次の効果を奏するものである。 (1)表皮部は耐候性、平滑性、塗装性などの外観性等
に優れ、かつコア部は機械的強度、耐加熱性に優れるポ
リアミド樹脂多層成形品、例えばポリアミド樹脂製一体
ルーフレール成形品を成形性良く得ることができる。
【0076】(2)ポリアミド樹脂組成物(B)とし
て、ポリアミド樹脂組成物(A)の線膨張係数よりも小
さい線膨張係数を有するものを用いた場合には、二層の
界面での剥離現象や表皮材表面の亀裂発生を効果的に防
ぐことができ、極めて外観、耐熱性、機械的強度などに
優れた成形品を得ることができる。
【0077】(3)ポリアミド樹脂組成物(A)および
(B)がガラス繊維を含有する場合には、より一層成形
品の機械的強度を高めることができ、特に、ポリアミド
樹脂組成物(A)のガラス繊維の配合量が45重量%未
満、ポリアミド樹脂組成物(B)のガラス繊維の配合量
が25〜70重量%である場合には、成形品表面へのガ
ラス繊維の浮きの発生も防止され、また、金型の摩耗を
防止することもでき、金型寿命を延ばせるだけでなく、
金型作成時に焼き入れや特殊コーティングを施さなくて
も良いというコスト的利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を好適に適用できるルーフレールの一例
を示す概略図である。
【図2】図1のルーフレールを本発明の製造方法により
製造する際に用いられる金型の一構成例を示す概念図で
ある。
【図3】図1のルーフレールを本発明の製造方法により
製造する際に用いられる金型の別の構成例を示す概念図
である。
【符号の説明】
1 ルーフレール 2 脚部 3 レール部 11 金型キャビティ 12 樹脂注入口 12a ポリアミド樹脂組成物(A)の注入口 12b ポリアミド樹脂組成物(B)の注入口 13 ポリアミド樹脂組成物(A)の流出口 14 シャットオフピン 15 ポリアミド樹脂組成物(A)の流出キャビティ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型キャビティ内に成形品の表皮部を成
    形するポリアミド樹脂組成物(A)を射出後、型締力の
    状態にてポリアミド樹脂組成物(A)を成形品のキャビ
    ティ外へ流動させる流出口を開くと共に、ポリアミド樹
    脂組成物(A)の溶融樹脂粘度以上の溶融樹脂粘度を有
    するポリアミド樹脂組成物(B)をポリアミド樹脂組成
    物(A)と同一、もしくは、別途設けた注入口より金型
    キャビティ内へ注入し、未固化のポリアミド樹脂組成物
    (A)をキャビティ外へ流出させ、ポリアミド樹脂組成
    物(B)から成るコア部を成形することを特徴とするポ
    リアミド樹脂多層成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリアミド樹脂組成物(A)よりも線膨
    張係数が小さいポリアミド樹脂組成物(B)を用いるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のポリアミド樹脂多層成
    形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリアミド樹脂組成物(A)および
    (B)が、ガラス繊維を含有することを特徴とする請求
    項1または2に記載のポリアミド樹脂多層成形品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 ポリアミド樹脂組成物(A)のガラス繊
    維の配合量が45重量%未満であり、ポリアミド樹脂組
    成物(B)のガラス繊維の配合量が25〜70重量%で
    あることを特徴とする請求項3に記載のポリアミド樹脂
    多層成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリアミド樹脂組成物(A)および
    (B)のポリアミド樹脂が、6ナイロン、66ナイロ
    ン、6/66共重合ナイロンからなる群から選ばれたポ
    リアミド樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載のポリアミド樹脂多層成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリアミド樹脂組成物(A)および
    (B)のポリアミド樹脂が、結晶化温度が210℃以下
    で、かつそのモノマー構造単位に芳香環を含む半芳香族
    ポリアミド70〜100重量%および結晶化温度が21
    0℃以下である脂肪族ポリアミド30〜0重量%からな
    るポリアミド樹脂であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のポリアミド樹脂多層成形品の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 ポリアミド樹脂組成物(A)を射出後、
    0.5〜60秒後に、ポリアミド樹脂組成物(B)を注
    入することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    のポリアミド樹脂多層成形品の製造方法。
  8. 【請求項8】 ポリアミド樹脂多層成形品が車両用のル
    ーフレールであることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載のポリアミド樹脂多層成形品の製造方法。
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