JP2001300644A - 缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶 - Google Patents

缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶

Info

Publication number
JP2001300644A
JP2001300644A JP2000119110A JP2000119110A JP2001300644A JP 2001300644 A JP2001300644 A JP 2001300644A JP 2000119110 A JP2000119110 A JP 2000119110A JP 2000119110 A JP2000119110 A JP 2000119110A JP 2001300644 A JP2001300644 A JP 2001300644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ironing
punch
cup
shaped body
ironed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000119110A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Ikeda
保之 池田
Shinichi Taya
慎一 田屋
Keiichi Shimizu
慶一 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP2000119110A priority Critical patent/JP2001300644A/ja
Publication of JP2001300644A publication Critical patent/JP2001300644A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 絞りしごき成形加工後の缶体をポンチから確
実に引き抜く方法、特に金属板の片面あるいは両面に樹
脂を被覆した樹脂被覆金属板を絞りしごき成形加工した
後の缶体を確実に引き抜く方法、およびしごき加工後の
缶体の引き抜きが容易な絞りしごき缶成形装置を提供す
る。 【解決手段】 絞り加工したカップ状体1をポンチ2に
装着し、ポンチ前方に配設したしごきダイス3a,3
b,3cを通過させる際に、カップ状体の上部がしごき
ダイスを通過せず、カップ状体の上部にしごき加工を施
さない状態でポンチを停止させて絞りしごき缶とした
後、絞りしごき缶11を装着したままポンチを後方に逆
送してしごきダイスを通過させた後、しごき加工部より
前に配設したストリッパー4を用いて絞りしごき缶をポ
ンチから引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絞りしごき成形加
工後の缶体の引き抜き方法、および絞りしごき缶成形装
置に関する。特に、金属板の片面あるいは両面に樹脂を
被覆した樹脂被覆金属板を絞りしごき加工した後の缶体
の引き抜き方法、および絞りしごき缶の成形装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】絞りしごき缶は、従来より下記のように
して成形加工されている。すなわち、まず金属板からブ
ランクを打ち抜き、ブランクを1段または複数段の絞り
加工によりカップ状体1とした後、図2(e)〜(g)
に示すような、しごき加工用のポンチ2と、その前方
(図上で右方)に配設したしごきダイス(3a〜3
c)、および最終段のしごきダイス3cのしごき加工を
行う部分より後(図上でしごきダイス3cの右方)に配
設したストリッパー4からなるしごき加工装置を用い、
図2(e)に示すようにカップ状体1をしごき加工用の
ポンチ2に装着し、次いで図2(f)に示すようにポン
チ2と共にカップ状体1をしごきダイス(3a〜3c)
を通過させて絞りしごき缶11に成形加工した後、図2
(g)に示すようにポンチ2を後方(図上で左方)に逆
送する。そのときポンチ2に堅固に固着した絞りしごき
缶11はポンチ2と共に後方に逆送されるが、上端部が
ストリッパー4に設けた爪5に引っ掛かり、ポンチ2を
さらに後方に逆送することにより、絞りしごき缶11は
ポンチ2から引き抜かれる。なお、絞り加工を複数段で
実施する場合、最終段の絞り加工部を上記のしごき加工
装置のしごき加工部の前段に配設し、最終段の絞り加工
としごき加工が一体化された絞りしごき装置を用いて絞
りしごき加工を実施する場合もある。
【0003】このような従来の金属板のしごき加工にお
いては、しごき工程で発生する熱がしごき加工後直ちに
冷却されることによる缶体の熱収縮力(通常の缶の絞り
しごき加工においては潤滑剤を兼ねた冷却液を吹き付け
ながら加工が行われる)、しごき加工後、ポンチが弾性
復元することによる缶体との接触圧力、しごき加工後、
缶体開口部の板厚の厚い部分がポンチ径の大きい部分を
通過する際の缶体とポンチの接触圧力(図3参照)、こ
れに加えてしごき加工ににより生じた缶体の円周方向の
残留応力が加わることにより、缶体はポンチに堅固に固
着され、時として缶体がポンチから抜け切れず、缶上端
部のストリッパーの爪にかかった部分から缶胴部が避け
る、裂けた缶体が工程内に滞留して連続成形ができなく
なるなどのトラブルが発生するなど、しごき加工後の缶
体をポンチから引き抜くことは容易なことではなかっ
た。
【0004】一方、絞りしごき缶の用途において、飲料
缶などに用いられる絞りしごき缶は、上記のようにして
金属板を絞りしごき加工した後、耐食性や意匠性を付与
するために、缶内外面に塗料を塗布し焼き付けて飲料缶
などの用途に提供されていた。しかし、近年環境保全の
観点から塗料の塗布および焼き付けが好まれなくなり、
それにともなって、金属板に予め樹脂を被覆してなる樹
脂被覆金属板を缶体に成形加工する方法が実施されてい
る。これらの樹脂被覆金属板の缶体成形加工は絞り加工
を主体とした成形方法で成形加工されているが、絞り加
工においてはしごき加工におけるほど成形加工後に缶体
がポンチに堅固に固着することもなく、また缶上端部に
外側に張り出したフランジ部を残して加工されるため、
成形加工した後に缶体をポンチから引き抜くことにそれ
ほど困難を生じる事はなかった。
【0005】しかるに、近年の近年環境保全の観点およ
びさらなる缶体重量の軽減の観点から、従来は絞り加工
を主体とする成形加工方法で成形加工していた樹脂被覆
金属板からなる缶体を、しごき加工で成形加工する試み
が行われている。従来の絞りしごき缶の成形加工装置を
用いて、樹脂被覆金属板から絞りしごき缶を成形加工す
る場合、しごき加工後に缶体をポンチから引き抜くこと
は、上記のようなしごき加工後に缶体に負荷されるさま
ざまな力に加えて、摩擦係数の高い樹脂層による摩擦
力、弾性変形しやすい樹脂層を介して缶体とポンチが気
密に固着している状態からポンチを引き抜く際に生じる
真空による吸引力などが加わり、缶体をポンチから確実
に引き抜くことは非常に困難となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、絞りしごき
成形加工後の缶体をポンチから確実に引き抜く方法、特
に金属板の両面に樹脂を被覆した樹脂被覆金属板を絞り
しごき成形加工した後の缶体を確実に引き抜く方法、お
よびしごき加工後の缶体の引き抜きが容易な絞りしごき
缶成形装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の缶体
の引き抜き方法は、絞りしごき缶の製造において、金属
板を絞り加工してカップ状体とし、次いでポンチにカッ
プ状体を装着し、ポンチ前方に配設したしごきダイスを
通過させる際に、カップ状体の上部がしごきダイスを通
過せず、カップ状体の上部にしごき加工を施さない状態
でポンチを停止するしごき加工を施して絞りしごき缶と
した後、絞りしごき缶を装着したままポンチを後方に逆
送してしごきダイスを通過させた後、しごき加工を行う
部分より前に配設したストリッパーを用いて絞りしごき
缶をポンチから引き抜くことを特徴とする。請求項2の
缶体の引き抜き方法は、請求項1の缶体の引き抜き方法
において、ポンチ前方にしごきダイスを複数個配設し、
ポンチにカップ状体を装着して複数個のしごきダイスを
通過させてしごき加工を施して絞りしごき缶とする際
に、最終段のしごきダイスにおいてカップ状体の上部が
しごきダイスを通過せず、カップ状体の上部に最終段の
しごき加工を施さない状態でポンチを停止するしごき加
工を施して絞りしごき缶とした後、絞りしごき缶を装着
したままポンチを後方に逆送して最終段のしごき加工を
施したしごきダイスのみを通過させた後、最終段のしご
き加工を行う部分より前に配設したストリッパーを用い
て絞りしごき缶をポンチから引き抜くことを特徴とす
る。請求項3の缶体の引き抜き方法は、請求項1または
2の缶体の引き抜き方法において、金属板が、片面ある
いは両面に樹脂を被覆して成る樹脂被覆金属板であるこ
とを特徴とする。また本発明の請求項4の絞りしごき缶
成形装置は、ポンチと、ポンチ前方に配設したしごきダ
イスからなる絞りしごき缶成形装置において、絞りしご
き缶をポンチから引き抜くストリッパーをしごき加工を
行う部分より前に配設してなることを特徴とする。請求
項5の絞りしごき缶成形装置は、請求項4の絞りしごき
缶成形装置において、ポンチ前方にしごきダイスを複数
個配設し、ストリッパーを最終段のしごき加工を行う部
分より前に配設してなることを特徴とする。請求項6の
絞りしごき缶は、金属板を絞り加工してカップ状体と
し、次いでポンチにカップ状体を装着し、ポンチ前方に
配設したしごきダイスを通過させる際に、カップ状体の
上部がしごきダイスを通過せず、カップ状体の上部にし
ごき加工を施さない状態でポンチを停止するしごき加工
を施して絞りしごき缶とした後、絞りしごき缶を装着し
たままポンチを後方に逆送してしごきダイスを通過させ
た後、しごき加工を行う部分より前に配設したストリッ
パーを用いて絞りしごき缶をポンチから引き抜いてなる
ことを特徴とする。請求項7の絞りしごき缶は、金属板
を絞り加工してカップ状体とし、次いでポンチにカップ
状体を装着し、ポンチ前方にしごきダイスを複数個配設
し、ポンチにカップ状体を装着して複数個のしごきダイ
スを通過させてしごき加工を施して絞りしごき缶とする
際に、最終段のしごきダイスにおいてカップ状体の上部
がしごきダイスを通過せず、カップ状体の上部に最終段
のしごき加工を施さない状態でポンチを停止するしごき
加工を施して絞りしごき缶とした後、絞りしごき缶を装
着したままポンチを後方に逆送して最終段のしごき加工
を施したしごきダイスのみを通過させた後、最終段のし
ごき加工を行う部分より前に配設したストリッパーを用
いて絞りしごき缶をポンチから引き抜いてなることを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、絞り加工した
カップ状体をポンチに装着し、ポンチ前方に配設したし
ごきダイスを通過させる際に、カップ状体の上部がしご
きダイスを通過せず、カップ状体の上部にしごき加工を
施さない状態でポンチを停止させて絞りしごき缶とした
後、絞りしごき缶を装着したままポンチを後方に逆送し
てしごきダイスを通過させた後、しごき加工部より前に
配設したストリッパーを用いて絞りしごき缶をポンチか
ら引き抜くことにより、絞りしごき成形加工後の缶体を
ポンチから確実に引き抜くことが可能となった。以下、
図1を参照しながら本発明を説明する。
【0009】本発明においては、絞りしごき缶は下記の
ようにして成形加工される。すなわち、まず金属板から
ブランクを打ち抜き、ブランクを1段または複数段の絞
り加工によりカップ状体1とした後、図1(a)〜
(d)に示すような、しごき加工用のポンチ2と、その
前方(図上で右方)に配設したしごきダイス(3a〜3
c)、および最終段のしごきダイス3cのしごき加工を
行う部分より前(図上でしごきダイス3cの左方)に配
設したストリッパー4からなるしごき加工装置を用い、
図1(a)に示すようにカップ状体1をしごき加工用の
ポンチ2に装着し、次いで図1(b)に示すようにポン
チ2と共にカップ状体1をしごきダイス(3a〜3c)
を通過させて絞りしごき缶11に成形加工するが、その
際に最終段のしごきダイス3cにおいてカップ状体1の
上部がしごきダイス3cを通過せず、カップ状体1の上
部に最終段のしごき加工を施さない状態でポンチを停止
するしごき加工を施して絞りしごき缶とする。次いで図
1(c)に示すように絞りしごき缶1を装着したままポ
ンチ2を後方(図上で左方)に逆送する。そのときポン
チ2に堅固に固着した絞りしごき缶11はポンチ2と共
に後方に逆送されるが、図1(d)に示すように上端部
が最終段のしごきダイス3cのしごき加工を行う部分よ
り前(図上で左方)に配設したストリッパー4に設けた
爪5に引っ掛かり、ポンチ2をさらに後方に逆送するこ
とにより、絞りしごき缶11はポンチ2から引き抜かれ
る。なお、絞りしごき加工後の缶壁のプロフィルは、図
3に示すように、缶体開口部付近はネックイン加工やフ
ランジ加工を施すために缶体胴部よりも缶内面側に向か
って厚肉部分6が設けられ、さらに最終段のしごき加工
が施されない部分7は缶内面側に向かって板厚が厚くな
っている。
【0010】上記に示すように、本発明においては、ポ
ンチにカップ状体を装着して複数個のしごきダイスを通
過させてしごき加工を施して絞りしごき缶とする際に、
最終段のしごきダイスにおいてカップ状体の上部がしご
きダイスを通過せず、カップ状体の上部に最終段のしご
き加工を施さない状態でポンチを停止するしごき加工を
施して絞りしごき缶とした後、絞りしごき缶を装着した
ままポンチを後方に逆送して最終段のしごき加工を施し
たしごきダイスのみを通過させた後、最終段のしごき加
工を行う部分より前に配設したストリッパーを用いて絞
りしごき缶をポンチから引き抜くことを特徴としてい
る。すなわち、本発明は、最終段のしごきダイスを通過
してしごき加工された缶体の部分を、ポンチを逆送させ
て再び最終段のしごきダイスを通過させて極く軽度の加
工(最終段のしごき加工におけるポンチの弾性変形の再
加工)を施すことにより、しごき加工ににより生じた缶
体の円周方向の残留応力を大幅に軽減し、引き抜きを容
易にするものである。
【0011】本発明の缶体の引き抜き方法は、従来の絞
りしごき缶の製造に適用されている、各種のめっき鋼板
や表面処理鋼板、ステンレス鋼板、銅板や銅合金板、ア
ルミニウム板やアルミニウム合金板など、いずれの金属
板にも適用可能であるが、これらの金属板の片面または
両面に、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ
アミド樹脂などの熱可塑性樹脂からなるフィルムを被覆
した樹脂被覆金属板や、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹
脂からなる塗料を塗布した塗装金属板など、表面に弾性
体を有する金属板を絞りしごき加工した後、引き抜くの
場合に特に有効である。
【0012】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明
する。供試板として、板厚:0.18mmの電解クロム
酸処理鋼板の缶内面側となる面に厚さ:30μmの透明
ポリエステルフィルム、缶外面側となる面に厚さ:15
μmの酸化チタン系顔料を添加した白色ポリエステルフ
ィルムを被覆した樹脂被覆鋼板を用いた。この樹脂被覆
鋼板から155mm径の円ブランクを打ち抜いた後、第
1段の絞り加工により87mm径のカップ状体とし、次
いで第2段の絞り加工により66mm径のカップ状体と
した。このカップ状体を、3段のしごき工程からなる、
図1(a)〜(d)に示す本発明の絞りしごき缶成形装
置、および図2(e)〜(g)に示す従来法による絞り
しごき缶成形装置を用いて、表1に示す条件で絞りしご
き缶に成形加工した後ポンチから絞りしごき缶を引き抜
き、引き抜くことが可能であった缶数を比較した。結果
を表2に示す。なお、従来法による絞りしごき缶成形装
置においては第1〜第3段のしごきダイスはほぼ等間隔
に配設したが、本発明の絞りしごき缶成形装置において
は第2段しごきダイスと第3段しごきダイスの間にスト
リッパーを設けて缶体を引き抜くので、ストリッパーお
よび絞りしごき缶が十分に収まる間隔に設定して各しご
きダイスを配設した。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】表2に示すように、本発明の絞りしごき缶
成形装置を用いて成形加工した缶体を、本発明の缶体の
引き抜き方法を用いて引く抜くことにより、従来法では
引き抜くことが極めて困難な樹脂被覆金属板からなる絞
りしごき缶体を確実に引き抜くことが可能であることが
判る。
【0016】
【発明の効果】本発明は、絞り加工したカップ状体をポ
ンチに装着し、ポンチ前方に配設したしごきダイスを通
過させる際に、カップ状体の上部がしごきダイスを通過
せず、カップ状体の上部にしごき加工を施さない状態で
ポンチを停止させて絞りしごき缶とした後、絞りしごき
缶を装着したままポンチを後方に逆送してしごきダイス
を通過させた後、しごき加工部より前に配設したストリ
ッパーを用いて絞りしごき缶をポンチから引き抜くこと
を特徴とする絞りしごき缶体の引き抜き方法、および絞
りしごき缶の成形装置であり、本発明の方法及び装置を
用いることにより、絞りしごき成形加工後の缶体、特に
片面あるいは両面に樹脂を被覆して成る樹脂被覆金属板
からなる絞りしごき缶体をポンチから確実に引き抜くこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絞りしごき成形装置の概略図である。
【図2】従来法による絞りしごき成形装置の概略図であ
る。
【図3】本発明の絞りしごき缶の加工後の缶側壁のプロ
フィルの概略断面図である。
【符号の説明】
1 : カップ状体 2 : ポンチ 3a : 第1段しごきダイス 3b : 第2段しごきダイス 3c : 第3段しごきダイス 4 : ストリッパー 5 : 爪 6 : 厚肉部分 7 : 最終段のしごき加工が施されない部分 11 : 絞りしごき缶

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞りしごき缶の製造において、金属板を
    絞り加工してカップ状体とし、次いでポンチにカップ状
    体を装着し、ポンチ前方に配設したしごきダイスを通過
    させる際に、カップ状体の上部がしごきダイスを通過せ
    ず、カップ状体の上部にしごき加工を施さない状態でポ
    ンチを停止するしごき加工を施して絞りしごき缶とした
    後、絞りしごき缶を装着したままポンチを後方に逆送し
    てしごきダイスを通過させた後、しごき加工を行う部分
    より前に配設したストリッパーを用いて絞りしごき缶を
    ポンチから引き抜くことを特徴とする、缶体の引き抜き
    方法。
  2. 【請求項2】 ポンチ前方にしごきダイスを複数個配設
    し、ポンチにカップ状体を装着して複数個のしごきダイ
    スを通過させてしごき加工を施して絞りしごき缶とする
    際に、最終段のしごきダイスにおいてカップ状体の上部
    がしごきダイスを通過せず、カップ状体の上部に最終段
    のしごき加工を施さない状態でポンチを停止するしごき
    加工を施して絞りしごき缶とした後、絞りしごき缶を装
    着したままポンチを後方に逆送して最終段のしごき加工
    を施したしごきダイスのみを通過させた後、最終段のし
    ごき加工を行う部分より前に配設したストリッパーを用
    いて絞りしごき缶をポンチから引き抜くことを特徴とす
    る、請求項1に記載の缶体の引き抜き方法。
  3. 【請求項3】 金属板が、片面あるいは両面に樹脂を被
    覆して成る樹脂被覆金属板であることを特徴とする、請
    求項1または2に記載の缶体の引き抜き方法。
  4. 【請求項4】 ポンチと、ポンチ前方に配設したしごき
    ダイスからなる絞りしごき缶成形装置において、絞りし
    ごき缶をポンチから引き抜くストリッパーをしごき加工
    を行う部分より前に配設してなることを特徴とする、絞
    りしごき缶の成形装置。
  5. 【請求項5】 ポンチ前方にしごきダイスを複数個配設
    し、ストリッパーを最終段のしごき加工を行う部分より
    前に配設してなることを特徴とする、請求項5に記載の
    絞りしごき缶の成形装置。
  6. 【請求項6】 金属板を絞り加工してカップ状体とし、
    次いでポンチにカップ状体を装着し、ポンチ前方に配設
    したしごきダイスを通過させる際に、カップ状体の上部
    がしごきダイスを通過せず、カップ状体の上部にしごき
    加工を施さない状態でポンチを停止するしごき加工を施
    して絞りしごき缶とした後、絞りしごき缶を装着したま
    まポンチを後方に逆送してしごきダイスを通過させた
    後、しごき加工を行う部分より前に配設したストリッパ
    ーを用いて絞りしごき缶をポンチから引き抜いてなる絞
    りしごき缶。
  7. 【請求項7】 金属板を絞り加工してカップ状体とし、
    次いでポンチにカップ状体を装着し、ポンチ前方にしご
    きダイスを複数個配設し、ポンチにカップ状体を装着し
    て複数個のしごきダイスを通過させてしごき加工を施し
    て絞りしごき缶とする際に、最終段のしごきダイスにお
    いてカップ状体の上部がしごきダイスを通過せず、カッ
    プ状体の上部に最終段のしごき加工を施さない状態でポ
    ンチを停止するしごき加工を施して絞りしごき缶とした
    後、絞りしごき缶を装着したままポンチを後方に逆送し
    て最終段のしごき加工を施したしごきダイスのみを通過
    させた後、最終段のしごき加工を行う部分より前に配設
    したストリッパーを用いて絞りしごき缶をポンチから引
    き抜いてなる絞りしごき缶。
JP2000119110A 2000-04-20 2000-04-20 缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶 Withdrawn JP2001300644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119110A JP2001300644A (ja) 2000-04-20 2000-04-20 缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119110A JP2001300644A (ja) 2000-04-20 2000-04-20 缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001300644A true JP2001300644A (ja) 2001-10-30

Family

ID=18630146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000119110A Withdrawn JP2001300644A (ja) 2000-04-20 2000-04-20 缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001300644A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112427562A (zh) * 2020-11-02 2021-03-02 中材科技(成都)有限公司 一种压力容器钢质内胆的卧式冷拉深设备及其冷拉深方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112427562A (zh) * 2020-11-02 2021-03-02 中材科技(成都)有限公司 一种压力容器钢质内胆的卧式冷拉深设备及其冷拉深方法
CN112427562B (zh) * 2020-11-02 2023-09-26 中材科技(成都)有限公司 一种压力容器钢质内胆的卧式冷拉深设备及其冷拉深方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100254293B1 (ko) 이음매 없 캔의 제조 방법
CN1108359C (zh) 适用于热成形加工的润滑系统
EP0664169B1 (en) method of forming a metal can
JP4628047B2 (ja) 樹脂被覆金属板の絞りしごき加工方法、およびそれを用いた樹脂被覆絞りしごき缶
US3670543A (en) Drawing and ironing process
JP2008155218A (ja) 銅めっき鋼板の半抜き加工方法
JPWO2005058520A1 (ja) 合成樹脂被覆金属缶体の製造方法及び装置
US9011609B2 (en) Ironing method and ironing apparatus
JP2001300644A (ja) 缶体の引き抜き方法、絞りしごき缶の成形装置、および絞りしごき缶
JP2790072B2 (ja) シームレス缶の製造方法
JP4975224B2 (ja) しごき加工方法、しごき加工用ダイスおよび絞りしごき缶
JP2009078303A (ja) 樹脂被覆金属シームレス缶体の製造装置
JPH10296346A (ja) プレス加工方法
JPH09314263A (ja) 2ピースシームレスアルミニウム缶体とその製造方法
JP3416236B2 (ja) 複合加工方法
JP3794265B2 (ja) 樹脂被覆アルミニウム・シームレス缶体の製造方法
JP3496355B2 (ja) 2ピース缶胴を成形する方法
JP2007105770A (ja) フィルム付き塗装鋼板の曲げ加工方法
JP3105785B2 (ja) 側壁薄肉化金属缶
JP2002178049A (ja) 樹脂被覆シームレス缶体の製造方法
JP2005040810A (ja) プレス加工用金属板及び該金属板への固体潤滑剤付与方法及び装置
JPS63207435A (ja) 鍛造加工方法
JP2003094121A (ja) ブランキングポンチおよびブランキングダイスならびにそれらを用いたブランキング方法
JP2528751B2 (ja) 金属板材の深絞り加工方法
JP3544401B2 (ja) アルミニウム板のv曲げ加工法及びその工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061129