JP2001300125A - 展開可能なダイス、その製造方法、及び、金型 - Google Patents
展開可能なダイス、その製造方法、及び、金型Info
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Abstract
に展開できる三次元形状のダイスを実際に実現するこ
と、及び、そのための製造方法を提供することである。 【解決手段】 正多面体形状を有し、平面上で、連続し
た多角形形状に展開可能なダイスにおいて、正多面体形
状を構成した場合、内側に位置する内面の境界領域は、
正多面体によって定まる傾斜角を有する一方、予め定め
られた面の境界領域には、各境界領域を越えないサイズ
の係合部が設けられている展開可能なダイスが得られ
る。このようなダイスは、展開されたダイス形状に応じ
た金型中に、プラスチック樹脂を注入、成形することに
よって得られる。
Description
用されるダイス(サイコロ)、及び、その製造方法に関
し、更に、ダイスの製造に用いられる金型に関する。
セロゲーム等、種々様々なボードゲームが楽しまれてい
る。また、この種のボードゲームには、双六のように、
さいころ、即ち、ダイスを振って、ダイスの目に応じた
結果を以後のゲームに反映させるゲームも多数存在す
る。これらダイスを用いたボードゲームでは、いずれ
も、振られたダイスの出目が勝敗の行方を大きく左右し
ている。
画の中には、、ドラゴンダイスモンスターズ(以下、D
DMと略記する)と呼ばれる空想的なボードゲームを、
漫画中のキャラクタ間でプレイすることを記載したもの
がある。当該DDMでは、通常のダイスとは異なるマー
クを有する複数のダイスを使用して、振られたダイスの
出目に応じた効力、結果をもたらすだけでなく、プレイ
ヤーによってダイスをボード上で、二次元的に開くこと
をも考慮している。当該DDMの場合、ダイスを二次元
的に開くことによって、開かれたダイスの二次元多角形
状に応じたルート、乃至、陣地を決定している。即ち、
DDMでは、出目だけを利用するだけでなく、ルート、
陣地を決定するために、ダイスを利用している。更に、
空想的な漫画の世界であるため、開かれたダイス内に
は、当該ダイスに応じたモンスターがボード上に現れる
ように、想像的に漫画上では描かれている。
に描かれた空想的なボードゲームを実際のボードゲーム
として、実現するには、困難な点が多い。例えば、実際
のプレイヤーによって、上述したDDMをプレイする場
合には、プレイヤーによって二次元的に展開、即ち、開
閉できるダイスが必要になるが、展開、或いは、開閉可
能なダイスについて、従来、提案された例がなく、どの
ような構成を採用すれば、実現できるかを漫画の中から
推測することはできない。また、展開可能なダイスの材
料、展開に要するダイス構造等についても、推測するこ
とはできない。更に、展開可能なダイスの中に、モンス
ター等を入れておくことは、ダイスの大きさが大きくな
りすぎ、また、ダイス中に入れられたモンスターによっ
て、ダイスの重心がずれ、出目の確率が変化する等の問
題があり、現実的ではない。
能なダイスを使用した空想上のボードゲームを実際のボ
ードゲームとして実現することにある。
多角形形状に二次元的に展開できるダイスを実現するこ
とにある。
できるダイスの製造方法及び製造に使用される金型を提
供することである。
ば、互いに同等な形状を有する複数の面を備えた多面体
によって構成され、平面上で、連続した多角形状領域に
展開可能なダイスにおいて、前記多面体を構成した場
合、外側に位置する外面と、内側に位置する内面とを備
え、前記内面側の前記多角形状領域の境界には、所定の
傾斜角を有する境界領域を有する一方、前記展開された
多角形状領域のうち、予め定められた面の境界領域に
は、各境界領域を越えないサイズの係合部を有すること
を特徴とする展開可能なダイスが得られる。
形状を有する複数の面を備えた多面体によって構成さ
れ、平面上で、連続した多角形状領域に展開可能なダイ
スを製造する方法において、前記展開された多面形状を
備え、厚さ方向に予め定められた間隔を有する前記多面
に相当する部分と、前記予め定められた間隔より狭い間
隔を有する多面間の境界に相当する部分とを有する金型
を用意し、当該金型に所定の樹脂を注入して成形するこ
とによって前記ダイスを得ることを特徴とする展開可能
なダイスを製造する方法が得られる。
同等な形状を有する複数の面を備えた多面体によって構
成され、平面上で、連続した多角形状領域に展開可能な
ダイスを製作するための金型において、前記展開された
多面形状を備え、厚さ方向に予め定められた間隔を有す
る前記多面に相当する部分と、前記予め定められた間隔
より狭い間隔を有する多面間の境界に相当する部分とを
有することを特徴とする展開可能なダイスを製作するた
めの金型が得られる。
た多角形状領域に平面的に展開でき、且つ、立体的に組
立可能な複数の面によって構成されたダイスにおいて、
隙間を残して立体的に組み立てることができるように、
前記隙間を挟む位置にある2つの面のうち、少なくとも
一つの所定面は、他の面よりも小さいを有していること
を特徴とするダイスが得られる。
る本発明に係るダイスの外観を示す斜視図が示されてお
り、その外側表面を構成する正方形形状の6面には、そ
れぞれ、通常のダイスとは異なるマークが表示されてい
る。これらのマークは、それぞれゲーム上では、重要な
意味を有しているが、本発明はこれらマークとは直接関
係がないので、ここでは、説明を省略する。
た面を上方に引き上げることにより、図2(a)、
(b)、及び、(c)に示すような二次元的な多角形上
の面に展開することができる。具体的に説明すると、図
1に示されたダイスは、6つの正方形形状の面(以下、
第1乃至第6の面と呼ぶ)を連結すると共に、所定の面
の周辺に位置する境界部に係合部を設けることによって
構成されている。更に、図示されたダイスは、ポリプロ
ピレン樹脂を金型に注入、成形することによって形成さ
れている。この例では、ポリプロピレン樹脂を使用した
が、他の樹脂を使用してもよい。ここで、実際のダイス
は、縦、横それぞれ22.88mmの寸法を有し、更
に、3mmの厚さを備えた第1乃至第6の面11乃至1
6によって形成されている。
ダイスを二次元的に展開した場合における内側表面を示
しており、この内側表面は、図1に示されたように、ダ
イスを組立てた場合、ダイスの内側に位置づけられ、外
側からは見えない表面である。図2(b)は、展開された
ダイスの一面における側面を示す図であり、図2(c)
は、ダイスを組立てた場合、ダイスの外側に位置し、各
面には図1に示すマークが表示されている外側表面であ
る。尚、図2は、図1のダイスから展開できる多角形形
状の一例を示しているだけで、他の多角形形状に展開で
きるように構成しても良い。
り詳細に説明する。図2(a)に示すように、ダイスの
内側表面は、第1乃至第6の面11乃至16に対応し
て、正方形形状の第1乃至第6の内面11i乃至16i
によって形成されている。図示された例では、第1乃至
第4の内面11i乃至14iは、直線的に連結されてお
り、且つ、第2、第5、及び第6の内面12i、15
i、及び、16iも、直線的に連結されている。このこ
とからも明らかなように、本発明のダイスは、個々の面
が個別に分離されることなく、6つの面を連続した多角
形形状を有する領域に展開できることが分かる。図から
も明らかな通り、各内面11i乃至16iは、平坦な正
方形形状の中央領域Rcと、その周辺を囲む境界領域R
bとを有している。
界領域Rbは、それぞれ2mmの幅を有しており、且
つ、略45度の傾斜角を有している。一方、各内面11
i乃至16iの中央領域は、18mmx18mmの面積
を有すると共に、3mmの厚さを有している。この中央
領域には、所定の図柄を、印刷するか、又は、印刷した
シール等が添付される。
されている第6及び第2の面16及び12を例にして、
互いに隣接する面間の境界領域Rb及びブリッジ部Br
を説明する。図に示されているように、第6及び第2の
面16、12の第6及び第2の内面16i、12i側に
は、略45度の傾斜部を有する境界領域Rbが形成され
ており、この傾斜部は厚さ方向に2mmに亘って設けら
れている。両面16、12は、傾斜部の終端部に設けら
れた非常に薄い薄膜状のブリッジ部Brによって連結さ
れている。ここで、図示されたブリッジ部Brは、0.
6mmの幅を有する一方、0.2mm程度の厚さを有し
ている。このように、隣接する面を連結するブリッジ部
Brは、隣接する両面の厚さに比較して薄いため、両面
の外側表面16o、12o間には、図3に示すように、
直線状に伸びる溝が形成されている。
16及び12は、内側方向に折り曲げることができる。
また、隣接する境界領域Rbの傾斜角は略45度である
ため、隣接する両面16、12を内側に折り曲げた場
合、90度以上、折曲がるのを防止することができる。
示されたダイスを組み立てた場合、ダイスとしての形状
を保つための係合部の構造について説明する。図2
(a)に示された第1の内面11iの境界領域Rbにお
いて、第6及び第2の内面16i、12iと連結される
部分には、一対の凹部21a、21bが境界領域Rbを
越えない範囲内で、形成されている。
の内面16iの境界領域Rbには、第1の内面11iの
境界領域Rbに形成された凹部21bと係合する凸部2
6bが設けられており、また、第5の内面15iの境界
領域Rbにも、第1の内面11iにおける境界領域Rb
の凹部21aと係合する凸部25aが設けられている。
内面から上方に突出しないように形成するのが、望まし
い。これは、前述したDDMでは、平面上に展開したダ
イスを陣地として用いるため、内面から上方に突出する
ものがあると、内面上に載置されるキャラクターが不安
定になったり、キャラクターの移動時に、キャラクター
が引っかかってダイスの位置がずれたりすることを防止
するためである。
第5及び第6の内面15i、16iと接触する第4の内
面14iに設けられた境界領域Rbに、それぞれ凸部2
4a、24bが形成されており、これら第4の内面14
iの凸部24a、24bに対応して、第5及び第6の内
面15i、16iの境界領域Rbには、凹部25b、2
6aがそれぞれ設けられている。
スを構成する6つの面のうち、4つの面の境界領域Rb
に、凹部及び凸部によって形成された係合部を設けるこ
とにより、迅速に組み立てることができると共に、簡単
に二次元平面上に展開できるダイスを構成することがで
きた。係合部を5つの内面の境界領域に設けることも考
えられる。
面の外側表面11o、16oは、ブリッジ部Brにより
互いに連結されており、このブリッジ部Brを利用し
て、図2(c)の裏側に各面を屈曲することができる。
したがって、各ブリッジ部Brは屈曲部と呼ばれても良
い。
設けられた凹部及び凸部を組み合わせることにより、係
合部を構成する場合についてのみ説明したが、組み合わ
される一方の辺上に、互いに間隔を置いて複数の凸部を
配置しておき、他方の辺上に、複数の凸部の間に、挟ま
るような凸部を設けることによっても、図2(a)と同
様にして、ダイスを組み立てることができる。この場合
にも、各辺上の凸部は、各内面の境界領域Rbから突出
しないサイズにしておくことが、展開された場合に平坦
で、突出部のない多角形状を有する面を形成し、且つ、
組み合わされた場合、隙間のないダイスを構成するため
に必要である。
用して、本発明に係るダイスの製造方法について説明す
る。本発明で使用される金型は、図4に示すように、下
型31と上型32とによって構成されており、下型31
はブリッジ部Brに相当する部分に隆起した部分33を
備えている。一方、上型32は、各内面の境界領域Rb
に相当する部分に傾斜した部分34と、傾斜した部分3
4に続くゲート部分35とを有している。図からも明ら
かな通り、上型32のゲート部分35は下型32の隆起
した部分33と対向しており、これによって、面間のブ
リッジ部Brを形成できるように構成されている。尚、
金型のサイズは、図2を参照して説明したダイスと略同
様であり、且つ、係合部も略同様であるので、ここで
は、説明を省略する。
第1乃至第6の面11乃至16に比較して、ブリッジ部
Brの厚さが非常に薄い。したがって、ポリプロピレン
等の樹脂を一箇所から注入したのでは、均一な厚さの第
1乃至第6面、ブリッジ部Brが形成されないおそれが
ある。このことを考慮して、本発明に係る金型では、ブ
リッジ部Brに近い複数の傾斜部分から樹脂を金型に注
入し、これによって、非常に薄いブリッジ部Br形成用
のゲート部分にも、樹脂が十分に充填されるようにして
いる。尚、樹脂を注入して、ダイスを成形する手法とし
ては、射出成形、或いは、押出成形のいずれでも良い。
時間経過すると、金型を開くことによって、図2に示さ
れた形状の成形されたダイスが得られる。
係るダイスを説明する。図5においても、図1及び図2
と対応する面には、同一の参照番号を付して示してお
り、図5に示されたダイスも図2と同様な二次元的形状
に展開されるものとする。図示されたダイスは、ワンタ
ッチで二次元的形状に展開できる構造を有している。こ
のため、図示されたダイスは、第1及び第2の壁面4
1、42によって構成された第4の面14を有してい
る。このうち、ダイスの内側に位置する第1の壁面41
上には、第2の壁面42を貫通して突出するボタン43
を備え、当該ボタン43を押すことにより、第1の壁面
41を下側に押圧することができる。
ち、第1の面11、第5の面15、及び、第6の面16
に対向する部分には、それぞれ凹部44a、44b、及
び、44c(44cは図示せず)が設けられている。他
方、第1の面11、第5の面15、及び、第6の面16
には、凹部44a、44b、及び、44cと対向して、
凸部45a、45b、及び、45cが設けられている。
また、第4の面14と第3の面13との間、第5の面1
5と第2の面12との間、第2の面12と第3の面13
との間、及び、第1の面11と第6の面16との間の連
結は、軸を中心にして、図の外側方向に開くヒンジ構造
となっている。
組み立てた状態では、第4の面14の凹部44a、44
b、及び、44cに、第1の面11、第5の面15、及
び、第6の面16の凸部45a、45b、及び、45c
がそれぞれ嵌合状態にある。
が図の下方向に押圧されると、凹部44a、44b、4
4cと凸部45a、45b、及び、45cとの嵌合状態
が外れ、第1の面11、第5の面15、及び、第6の面
16はそれぞれ図の前方向、左方向、右方向に倒れ、図
2に示されたのと同様な二次元形状に展開される。
立方体のダイスを二次元平面上に展開できると言う利点
がある。
展開する場合についてのみ説明したが、図2に示した二
次元形状に限られることなく、例えば、図6(a)、
(b)、(c)、(d)、及び、(e)のように展開す
るように構成しても良い。図6のいずれの多角形状パタ
ーンにおいても、図2の場合と同様に、立方体のダイス
を組み立てることができる。
施形態に係るダイスを説明する。図7に示されたダイス
は、第4の面14と第1の面11との間に、隙間50が
設けられている点で、図1に示されたダイスと異なって
いる。図7のダイスは、隙間50に指先(爪)を入れる
ことにより、図1のダイスに比較して、容易に展開でき
ると言う利点を有している。
7に示されたダイスは、組み立てた場合、第1の内面1
1iと第4の内面14iと隣接する状態になり、また、
図7からも明らかなように、この実施形態の場合、第1
の面11と、第4の面14との間には、隙間50が残る
ように構成されている。換言すれば、立体的に組み立て
られた場合、この例では、隙間50を挟んで、第1の面
11と第4の面とが隣接している。
1、14間に残すために、図8に示すように、第1の内
面11iに設けられた境界領域Rbのうち、第4の内面
14iと隣接する境界領域Rb1の幅を他の境界領域R
bよりも狭くしている。したがって、図示されたダイス
の第1の内面11iは、境界領域Rb1の傾斜部におけ
る幅を、第1の内面11iの傾斜部における幅よりも狭
くしているため、正確な正方形形状にはなっていない。
即ち、図示された第1の内面11iは、他の5つの内面
よりも、若干小さな寸法を有するように成形されてい
る。実際には、第1の内面11iの境界領域の幅を他の
境界領域の幅の半分以下、即ち、1mm以下にしてい
る。
に、図8のダイスは、図2のダイスに比較してより多く
の凸部及び凹部を設けている。図示された例の場合、第
3の内面13iの境界領域Rbには、2つの凸部23p
1、23p2が設けられており、これらに対応して、第
5及び第6の内面15i、16iには、それぞれ凹部2
5g1、26g2が設けられている。同様に、第4の内
面14iの境界領域には、2つの凹部24g1、24g
2が設けられ、これらの凹部24g1、24g2と連結
する凸部25p1及び26p1が第5及び第6の内面1
5i、16iの境界領域Rbに設けられている。更に、
第1の内面11iの境界領域Rbには、2つの凸部21
p1、21p2が追加されており、これら凸部21p
1、21p2に対応して、第5及び第6の内面15i、
16iの境界領域Rbには、凹部25g2、26g2が
設けられている。
成される係合部を、図2に示されたダイスでは、5組、
図8に示されたダイスでは、10組備えている。
合部を備えたダイスについてのみ説明したが、係合部の
数は、4組以上であれば良い。例えば、6組、8組、1
2組の係合部を備えたダイスも容易に考えられる範囲で
ある。
形態に係るダイスの外観が示されている。図からも明ら
かな通り、この実施形態に係るダイスは、正三角形の面
によって構成された正4面体形状を有している。
面体のダイスを二次元平面に展開した場合における内側
表面が示されている。正4面体形状のダイスの各面は、
中央領域と境界領域とによって形成されており、境界領
域には、正4面体を形成するために必要な角度(ここで
は、30度)を有する傾斜部が設けられている。図10
の例では、二次元形状が平行四辺形を形成するように展
開されている。尚、図10に示されるように展開できる
ダイスを正4面体のダイスに組み立てるのに必要な係合
機構は、図2、或いは、図5に示した機構と同様な機構
を使用できる。
面体のダイスを図10の形状とは異なる他の二次元形状
に展開した場合が示されている。この例でも、図10と
同様にして、正4面体形状のダイスを組み立てることが
できる。
三次元的な形状を備え、且つ、選択的に二次元的に展開
できるダイスが得られる。このようなダイスを使用する
ことにより、ダイスを使用したボードゲームに多種多様
なバリエーションをもたらすことができ、ボードゲーム
に対するユーザの興味を高めることができると言う効果
がある。
めの斜視図である。
れたダイスを展開した場合を説明するための内側表面、
側面、及び、外側表面図である。
説明するための一部断面図である。
金型を説明するための図である。
ための概略構成図である。
(f)は図2に示された例とは異なる二次元形状に展開
されたダイスを説明するための図である。
ための斜視図である。
7に示されたダイスを展開した場合を説明する内側表
面、側面、及び、外側表面を示す図である。
するための斜視図である。
る。
ある。
第1乃至第6の面 11i乃至16i
第1乃至第6の内面 11o乃至16o
第1乃至第6の外面 Rc
中央領域 Rb
境界領域 21a、21b、24a、24b、25a、25b、2
6a、26b 係合部 Br
ブリッジ部
Claims (14)
- 【請求項1】 互いに同等な形状を有する複数の面を備
えた多面体によって構成され、平面上で、連続した多角
形状領域に展開可能なダイスにおいて、前記多面体を構
成した場合、外側に位置する外面と、内側に位置する内
面とを備え、前記内面側の前記多角形状領域の境界に
は、所定の傾斜角を有する境界領域を有する一方、前記
展開された多角形状領域のうち、予め定められた面の境
界領域には、各境界領域を越えないサイズの係合部を有
することを特徴とする展開可能なダイス。 - 【請求項2】 請求項1において、前記多面体は、正多
面体であることを特徴とするダイス。 - 【請求項3】 請求項2において、前記正多面体は、立
方体であることを特徴とするダイス。 - 【請求項4】 請求項2において、前記正多面体は、正
4面体であることを特徴とするダイス。 - 【請求項5】 請求項3において、前記係合部は、前記
立方体の6面のうち、4面に形成されていることを特徴
とするダイス。 - 【請求項6】 請求項5において、前記係合部は、一方
の境界領域に設けられた凹部と、当該一方の境界領域に
嵌合する他方の領域に設けられた凸部とによって構成さ
れていることを特徴とするダイス。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、二
次元平面に展開された多角形状領域は、境界領域よりも
薄いブリッジ部によって連結されていることを特徴とす
るダイス。 - 【請求項8】 請求項3において、前記所定の傾斜角は
略45度であることを特徴とするダイス。 - 【請求項9】 互いに等しい正方形形状の6つの面を有
する6面体によって構成され、平面上において連続した
多角形状領域に展開可能なダイスにおいて、前記6面体
を構成する一つの所定面上には、ワンタッチで平面状に
展開できる展開機構が設けられていることを特徴とする
ダイス。 - 【請求項10】 互いに同等な形状を有する複数の面を
備えた多面体によって構成され、平面上で、連続した多
角形状領域に展開可能なダイスを製作するための金型に
おいて、前記展開された多面形状を備え、厚さ方向に予
め定められた間隔を有する前記多面に相当する部分と、
前記予め定められた間隔より狭い間隔を有する多面間の
境界に相当する部分とを有することを特徴とする展開可
能なダイスを製作するための金型。 - 【請求項11】 互いに同等な形状を有する複数の面を
備えた多面体によって構成され、平面上で、連続した多
角形状領域に展開可能なダイスを製造する方法におい
て、前記展開された多面形状を備え、厚さ方向に予め定
められた間隔を有する前記多面に相当する部分と、前記
予め定められた間隔より狭い間隔を有する多面間の境界
に相当する部分とを有する金型を用意し、当該金型に所
定の樹脂を注入して成形することによって前記ダイスを
得ることを特徴とする展開可能なダイスを製造する方
法。 - 【請求項12】 請求項11において、前記所定の樹脂
はポリプロピレンであることを特徴とするダイスを製造
する方法。 - 【請求項13】連続した多角形状領域に平面的に展開で
き、且つ、立体的に組立可能な複数の面によって構成さ
れたダイスにおいて、隙間を残して立体的に組み立てる
ことができるように、前記隙間を挟む位置にある2つの
面のうち、少なくとも一つの所定面は、他の面よりも小
さいを有していることを特徴とするダイス。 - 【請求項14】請求項13において、前記複数の面は6
面であり、且つ、前記所定面以外の面は正方形形状を有
していることを特徴とするダイス。
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