JP2001299570A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001299570A
JP2001299570A JP2000122678A JP2000122678A JP2001299570A JP 2001299570 A JP2001299570 A JP 2001299570A JP 2000122678 A JP2000122678 A JP 2000122678A JP 2000122678 A JP2000122678 A JP 2000122678A JP 2001299570 A JP2001299570 A JP 2001299570A
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unit
heating
rice cooker
coil
rice
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JP2000122678A
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English (en)
Inventor
Takayuki Urata
隆行 浦田
Mitsuhiro Sano
光宏 佐野
Takahito Ishii
隆仁 石井
Hiromi Hirota
弘美 広田
Satoshi Nakae
智 中江
Motonari Hirota
泉生 弘田
Takahiro Miyauchi
貴宏 宮内
Kenji Takenaka
賢治 竹中
Mariko Watanabe
真理子 渡辺
Yukiko Mihashi
有希子 三橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おいしい炊飯ができ、かつご飯を容易に持ち
運びでき、さらに加熱部のみの利用ができる炊飯器を実
現すること。 【解決手段】 筐体7から、おひつ本体1を着脱自在と
することにより、ご飯を含むおひつ本体1のみを容易に
持ち運びできるようになる。さらに、筐体7の上面は平
面であるので様々な調理鍋に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭、食堂などで食
用のご飯を炊く炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、炊飯器は洗米した米と水を入
れ、炊飯を行う。ご飯が炊きあがった後は、炊飯器を食
卓に移動させ、食卓に移動した炊飯器からご飯を掬った
り、または炊飯器からご飯を茶碗等に取り食卓に運び食
事をしていた。
【0003】また、炊飯器本体を電磁誘導加熱装置から
着脱自在にしたもの(実公平6−24154)や誘導加
熱を行うコイルを有する底体と内鍋を収容した内鍋容器
が着脱自在にしたもの(特開平10−164294)な
どもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ご飯を
入れた茶碗などを運ぶのは非常に手間がかかるという課
題があった。また、炊飯器は重いため、食卓等に移動さ
せるには困難であった。また、食卓には電力を供給する
コンセント等が無い場合もあり、コンセントをささない
とご飯が急速に冷めてしまい食事には向かなくなるとい
う課題があった。
【0005】実公平6−24154号公報に記載された
発明では、炊飯器本体に設けた保温用ヒーターへの給電
はコードを介して行っているため、着脱の際にはコード
をはずす必要があり非常に煩わしいものである。さらに
鍋の温度検出はプレートを介して行っているため、鍋の
温度変化を素早く測定できないので、おいしいご飯を炊
くための微妙な炊飯の温度制御を行うことはできないな
どの課題を有している。
【0006】特開平10−164294号に記載された
発明では、鍋温度の検出は台板を介する温度センサーま
たは鍋の側面にある温度センサーにより行われている
が、台板を介したものでは鍋の温度変化を素早く検出で
きず、鍋の側面に配置したセンサーでは少量炊飯などの
際にはセンサー部分には水や米が無い状態もあり、水や
米の温度を正確に検出できず、おいしく炊飯することが
できない課題がある。
【0007】また、分離したときのおひつユニットや加
熱ユニットは非常に使いにくいものとなっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決しようとするものであり、誘導コイルを有する
加熱ユニットと、前記加熱ユニット上に着脱自在に配設
されるとともに、前記誘導コイルの磁力を受ける受電コ
イルを有するおひつユニットと、前記加熱ユニットとお
ひつユニット間の信号伝達を行うための信号伝達装置と
を備え、前記おひつユニットは、前記受電コイルで受け
た電力を制御する加熱制御装置と、前記加熱制御装置に
より供給された電力により鍋を誘導加熱するためのおひ
つ加熱コイルとを有し、前記加熱ユニットは、前記おひ
つユニット以外の調理鍋をも調理可能とすべく、前記信
号伝達装置への伝達状態に応じて前記調理鍋の調理状態
を変更してなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、誘導コイルを
有する加熱ユニットと、前記加熱ユニット上に着脱自在
に配設されるとともに、前記誘導コイルの磁力を受ける
受電コイルを有するおひつユニットと、前記加熱ユニッ
トとおひつユニット間の信号伝達を行うための信号伝達
装置とを備え、前記おひつユニットは、前記受電コイル
で受けた電力を制御する加熱制御装置と、前記加熱制御
装置により供給された電力により鍋を誘導加熱するため
のおひつ加熱コイルとを有し、前記加熱ユニットは、前
記おひつユニット以外の調理鍋をも調理可能とすべく、
前記信号伝達装置への伝達状態に応じて前記調理鍋の調
理状態を変更してなるものであり、おひつユニットは加
熱ユニットと分離できるため、軽量で台所から食卓テー
ブル等の移動が容易に行えるだけでなく、おひつユニッ
トを分離している際、加熱ユニットのみでも利用でき
る。
【0010】請求項2の発明は、特に、おひつ加熱コイ
ルは少なくとも鍋の底面に配置されてなることにより、
微妙な加熱が可能となり、おいしく炊飯できるのであ
る。
【0011】請求項3の発明は、特に、鍋の一部は誘導
コイルからの磁界により加熱されることにより、電気の
ロスが少ない炊飯ができるのである。
【0012】請求項4の発明は、特に、鍋の底部を計測
するための温度測定装置をおひつユニットに配置したこ
とにより、鍋底面の温度を正確に計測できるので、おい
しい炊飯ができるのである。
【0013】請求項5の発明は、特に、温度測定装置の
出力により加熱ユニットの上面の温度を制御してなるも
ので、加熱ユニットのみを使用するときも、上部に置か
れる鍋等の温度計測ができ、自動調理や異常過熱防止な
どが実現できるのである。
【0014】請求項6の発明は、特に、信号伝達装置に
電力供給するためのバックアップ電源を備えてなるもの
であり、加熱ユニットからの電力供給を受けていないと
きでも、おひつユニットのスイッチのみの操作で、コン
トロールできるのである。
【0015】請求項7の発明は、特に、炊飯情報を表示
する表示部をおひつユニットに設けたものであり、分離
時もおひつユニットの状況を表示させることができるの
である。
【0016】請求項8の発明は、特に、操作スイッチを
おひつユニットと加熱ユニットの両方に設けたものであ
り、炊飯は使いやすいおひつユニットの操作スイッチ
で、加熱ユニットのみの利用時は加熱ユニットの操作ス
イッチで操作できるのである。
【0017】請求項9の発明は、特に、操作スイッチを
加熱ユニットのみに設けたものあり、すべての調理を加
熱ユニットの操作スイッチで行うことができるのであ
る。
【0018】請求項10の発明は、特に、おひつユニッ
トには磁界透過性の真空断熱材を配置したもので、おひ
つユニットが分離時でも冷めにくく、一体時は保温の省
エネがはかれるのである。
【0019】請求項11の発明は、特に、鍋を開閉可能
に覆う蓋を備え、前記蓋におひつコイルを配するととも
に、おひつ本体と着脱可能としてなるものであり、食卓
テーブル等で炊飯器をみんなで囲むとき、蓋が邪魔にな
ることがなくなるのである。
【0020】請求項12の発明は、特に、おひつユニッ
ト本体と蓋とをトランス結合により電力伝達してなるも
のであり、水での丸洗いなどができ便利である。
【0021】請求項13の発明は、特に、おひつユニッ
トに回転台を配してなるものであり、炊飯器を食卓テー
ブルに置いた際など、よそうときに自分の方に向けるこ
とができ便利である。
【0022】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第一の実施例を図
1および図2に基づいて説明する。図1は炊飯器の一体
化状態、図2は加熱ユニットに別な鍋を置き利用する際
の状態を示す。図1および2において、1は炊飯器のお
ひつユニット本体(以下単におひつ本体と称する)で、
内部に米を炊く着脱自在の鍋2を配置している。3は真
空断熱材であり、おひつ本体1の内部で鍋2の近傍に成
るよう配置されている。4は蓋であり、5の内蓋を有し
ているため、蓋4の開閉により、鍋2を内蓋5により開
閉させることができる。6は鍋2の底に接触するように
配置した温度測定装置であるおひつ温度センサーであ
る。7は加熱筐体であり、内部に誘導磁界を発生する誘
導コイル8を有している。9は誘導コイル8を制御する
電力制御装置である。
【0023】また、10は受電コイルであり、誘導コイ
ル8からの電力をトランス結合により、非接触で受電す
る。11は底面コイル、12は外コイル、13は側面コ
イル、14は蓋コイルであり、11と12と13と14
はがおひつ加熱コイルである。15は加熱制御装置であ
り、おひつ加熱コイルを制御する。16はおひつ本体1
内に配置された信号伝達手段であり、17は加熱筐体7
内に配置された信号伝達手段である。18は加熱筐体7
に配置された温度検出手段であるプレート温度センサー
であり、加熱筐体7の上面の温度を測定する。19は蓋
4に配置された表示部であり、炊飯器の情報を表示す
る。20はおひつ操作スイッチであり蓋4に配置されて
いる。21は電力供給手段である電池であり、加熱制御
装置などを常に動作させることができる。
【0024】また、22は回転台であり、おひつ本体1
をテーブル等に置いた場合、おひつ本体1を容易に回転
させることを可能とする。23は加熱筐体7に配置され
た加熱操作スイッチである。本実施例ではおひつユニッ
トはおひつ本体1と鍋2と真空断熱材3と蓋4と内蓋5
とおひつ温度センサー6と受電コイル10と底面コイル
11と外コイル12と側面コイル13と蓋コイル14と
加熱制御装置15と信号伝達手段16と表示部19とお
ひつ操作スイッチ20と回転台22により構成されてい
る。加熱ユニットは加熱筐体7と誘導コイル8と電力制
御装置9と信号伝達手段17とプレート温度センサー1
8と加熱操作スイッチ23により構成されている。25
は調理鍋である。
【0025】以下、本実施例の動作を説明する。炊飯を
行うときは、おひつユニットと加熱ユニットを一体化し
て用いる。鍋2に米と水を入れ、加熱ユニットに図示し
ていない電源コードをコンセントにさす。次に、おひつ
操作スイッチ20を操作し、炊飯の指示を与える。もっ
ともよく使用する炊飯のスイッチがおひつユニットにつ
いているので高い位置で見やすく、非常に使いやすいも
のである。おひつスイッチ20からの信号は加熱制御装
置15に送られる。
【0026】また、加熱制御装置15は電池21から常
に電力が供給されているので、加熱ユニットから電力の
供給を受けることなく動作することができ、表示部19
に炊飯状態であることを表示することもできる。さら
に、加熱制御装置15から信号伝達手段16に信号が伝
達され、炊飯の指示が信号伝達手段17を介しておひつ
ユニットから加熱ユニットに伝達される。信号伝達手段
17から信号が電力制御装置9に送られ、誘導コイル8
を動作させ誘導磁界を発生させる。誘導コイル8から発
生した誘導磁界は受電コイル10でけられ、トランス結
合により受電コイル10で電力に再変換される。
【0027】受電コイル10からの電力は加熱制御装置
15により、底面コイル11と外コイル12と側面コイ
ル13と蓋コイル14に電力として振り分けられ、各コ
イルは磁界を発生させ、底面コイル11と外コイル12
と側面コイル13から発生した磁界は鍋2を発熱させ、
蓋コイル14からの磁界は内蓋5を発熱させ鍋2を上部
から加熱させる。底面コイル11と外コイル12と側面
コイル13は加熱ユニットの形状に関係なく鍋2の形状
に最適に配置されているので、おいしく炊飯できる対流
を有効に発生させることができる。鍋2の温度はおひつ
温度センサー6で計測され、信号は加熱制御装置15に
送られ、予め定められたプログラムに従い加熱を調整す
るよう、信号伝達手段16、17を介し、電力制御装置
9に送られ、誘導コイル8を制御する。
【0028】温度センサー6は鍋2の底面を計測してい
るので、どんな炊飯量であっても正確に鍋2の内部の温
度を計測できるので、非常に繊細な炊飯を行うことがで
き、おいしいご飯を炊くことができる。炊飯が終了した
際は、予め定められたプログラムに従い保温モードに入
る。
【0029】保温モードは鍋2内のご飯が冷めないよう
に底面コイル11と外コイル12と側面コイル13と蓋
コイル14からの磁界により加熱され、ほぼ72℃に保
たれるのである。食事等でおひつユニットを移動させる
ときは、図示していない保持機構を解放し、おひつユニ
ットのみを移動させる。おひつユニットは電源コードや
加熱ユニット部品がないので炊飯器全体に比べ軽量でで
あり移動しやすく便利である。また、おひつユニットと
加熱ユニットを分離させると信号伝達手段16と17が
離れるために、おひつユニットが加熱ユニットから分離
したことが自動的に認識され、誘導コイル8は磁界発生
を停止する。おひつユニットは真空断熱材3により覆わ
れているので、非常に冷めにくい構造であるので、分離
時でも長時間熱くおいしいご飯を維持できるのである。
【0030】また、テーブル等におひつユニットが置か
れた場合は、回転台22によりテーブルに設置される。
ご飯を取り出すときは蓋4を開けるのであるが、方向に
よっては蓋4が邪魔になる。しかし、回転台22によ
り、容易におひつユニットが回転するので、蓋4が邪魔
になるときは、回転させご飯を容易に取り出すことがで
きるのである。温度や分離時間等は表示部19で表示さ
れるので、大変便利である。
【0031】さらに、加熱ユニットのみを利用する際の
動作を説明する。おひつユニットを分離させ、加熱ユニ
ットのみの状態にし、加熱ユニットの上に適当な調理鍋
25を置く。図示していない電源コードをコンセントに
さす。そして加熱操作スイッチ23を操作する。加熱操
作スイッチからの信号は電力制御装置9に送られ、信号
伝達手段17を動作させる。このとき信号伝達装置17
がおひつユニットが上部に配置されていないことを検
出、確認する。すると、誘導コイル8を動作させ、誘導
磁界を発生させ、調理鍋25を発熱、加熱させる。
【0032】調理鍋25の温度はプレート温度センサー
18により検出され、場合により予め定められたプログ
ラムに従い加熱が制御される。加熱ユニットの上面は平
面上であるので様々な形状の調理鍋を置くことができる
ので、非常に汎用性が高く利用しやすいのである。
【0033】(実施例2)第2の実施例について図3、
図4を用いて説明する。図3は炊飯器の一体化状態、図
4は加熱ユニットに別な鍋を置いて利用する際の状態を
示す。1〜25は第一の実施例と同じである。30は加
熱筐体7内に配置された第一送電コイルであり、受電コ
イル10に電力を伝達する。31はおひつ本体1内に配
置された第二送電コイルであり、32は蓋4内に配置さ
れた第二受電コイルである。
【0034】本実施例ではおひつユニットは、おひつ本
体1と鍋2と真空断熱材3と蓋4と内蓋5とおひつ温度
センサー6と受電コイル10と側面コイル13と蓋コイ
ル14と加熱制御装置15と信号伝達手段16と第二送
電コイル31と第二受電コイル32により構成されてい
る。加熱ユニットは加熱筐体7と誘導コイル8と電力制
御装置9と信号伝達手段17とプレート温度センサー1
8と加熱操作スイッチ23と送電コイル30により構成
されている。
【0035】以下、本実施例の動作を説明する。炊飯を
行うときは、おひつユニットと加熱ユニットを一体化さ
せる。鍋2に米と水を入れ、加熱ユニットに図示してい
ない電源コードをコンセントにさす。次に加熱操作スイ
ッチ23を操作し、炊飯の指示を与える。炊飯の時も加
熱ユニットのみを利用するときも操作はすべて加熱操作
スイッチ23で行うので、間違えることが無く使用しや
すい利点がある。
【0036】加熱操作スイッチ23からの信号は電力制
御装置9に送られ、信号伝達手段17を動作させる。こ
のとき電力伝達手段17がおひつユニットの信号伝達手
段16と信号を互いに伝達することを確認すると、加熱
ユニットとおひつユニットが一体であることをと電力制
御装置9が判断する。これにより、誘導コイル8を動作
させ、誘導磁界を発生させ、鍋2を発熱、加熱する。鍋
2の底面は誘導コイル8からの磁界により直接加熱され
るため、電力伝達によるロスが無く、強力に加熱できる
ので、おいしい炊飯ができるのである。
【0037】さらに、電力制御装置9は送電コイル30
を動作させ磁界を発生し、トランス結合により受電コイ
ル10に電力を伝達する。受電コイル10からの電力は
加熱制御装置15により、側面コイル13と第二送電コ
イル31に電力として振り分けられ、各コイルは磁界を
発生させ、側面コイル13から発生した磁界は鍋2の側
面を発熱させ第二送電コイル31はトランス結合により
第二受電コイル32に電力を伝達された後、蓋コイル1
4で磁界を発生させる。蓋コイル14からの磁界は内蓋
5を発熱させ鍋2を上部から加熱させる。鍋2は強力な
底面からの加熱だけでなく、側面及び上面からも加熱さ
れるため、より均一な温度分布となるので、おいしい炊
飯ができるのである。
【0038】また、鍋2の温度はおひつ温度センサー6
で計測され、信号は加熱制御装置15に送られ、予め定
められたプログラムに従い加熱を調整するよう、信号伝
達手段16、17を介し、電力制御装置9に送られ、誘
導コイル8と電コイル30を制御する。
【0039】炊飯が終了した際は、予め定められたプロ
グラムに従い保温モードに入る。保温モードは鍋2内の
ご飯が冷めないように誘導コイル8と側面コイル13と
蓋コイル14からの磁界により加熱され、ほぼ72℃に
保たれるのである。
【0040】食事等でおひつユニットを移動させるとき
は、図示していない保持機構を解放し、おひつユニット
のみを移動させる。おひつユニットは電源コードや加熱
ユニット部品がないので炊飯器全体に比べ軽量でであり
移動しやすく便利である。また、おひつユニットと加熱
ユニットを分離させると信号伝達手段16と17が離れ
るために、おひつユニットが加熱ユニットから分離した
ことが自動的に認識され、誘導コイル8と送電コイル3
0は磁界発生を停止する。おひつユニットは真空断熱材
3により覆われているので、非常に冷めにくい構造であ
るので、分離時でも長時間熱くおいしいご飯を維持でき
るのである。
【0041】また、テーブル等におひつユニットが置か
れた場合は、蓋4を取ることができる。蓋4には電力を
必要とする蓋コイル14が有るのであるが、蓋コイル1
4には第二送電コイル31と第二受電コイル32によ
り、接触、接続部を持たずに電力が伝達されているの
で、容易に取り外すことができるのである。蓋を取り外
すことにより、ご飯等をおひつユニットから取り出す際
に、蓋が邪魔になることを無くすことができるのであ
る。さらに、蓋には、電力端子が表面に無いので、水で
の丸洗い等ができ非常に便利である。
【0042】さらに、加熱ユニットのみを利用する際の
動作を説明する。おひつユニットを分離させ、加熱ユニ
ットのみの状態にし、加熱ユニットの上に適当な調理鍋
25を置く。図示していない電源コードをコンセントに
さす。そして加熱操作スイッチ23を操作する。加熱操
作スイッチからの信号は電力制御装置9に送られ、信号
伝達手段17を動作させる。このとき電力伝達手段17
がおひつユニットが上部に配置されていないことを検
出、確認する。すると、誘導コイル8を動作させるが、
送電コイル30は動作させ内容に制御する。誘導コイル
8からの磁界は、調理鍋25を発熱、加熱させる。調理
鍋25の温度はプレート温度センサー18により検出さ
れ、場合により予め定められたプログラムに従い加熱が
制御される。加熱ユニットの上面は平面上であるので様
々な形状の調理鍋を置くことができるので、非常に汎用
性が高く利用しやすいのである。
【0043】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、おいしい炊飯ができ、かつ炊飯後はおひつユニッ
トを加熱ユニットから分離し移動できるため、軽量で台
所から食卓テーブル等の移動が容易に行えるだけでな
く、おひつユニットを分離している際、加熱ユニットの
みでも利用できる炊飯器が実現できるのである。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、鍋の
底面の形状が球状でも、適切におひつ加熱コイルを底面
に配置することができるので微妙な加熱が可能となり、
おいしく炊飯できる炊飯器が実現できるのである。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、誘導
コイルからの磁界により鍋が直接加熱されるもので、電
力の伝達等の必要が無く電気のロスが少ない炊飯器が実
現できるのである。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、温度
測定装置を鍋の底部を計測するようおひつユニットに配
置したもので、鍋底面の温度を正確に計測できるので、
おいしい炊飯ができる炊飯器が実現できるのである。
【0047】また、請求項5記載の発明によれば、加熱
ユニットのみを使用するときも、上部に置かれる鍋等の
の温度計測ができ、自動調理や異常過熱防止などを行う
ことができる炊飯器が実現できるのである。
【0048】また、請求項6記載の発明によれば、加熱
ユニットからの電力供給を受けていないときでも、おひ
つユニットのスイッチのみの操作で、コントロールでき
る炊飯器が実現できるのである。
【0049】また、請求項7記載の発明によれば、分離
時もおひつユニットの状況を表示させることができる炊
飯器が実現できるのである。
【0050】また、請求項8記載の発明によれば、炊飯
は使いやすいおひつユニットの操作スイッチで、加熱ユ
ニットのみの利用時は加熱ユニットの操作スイッチで操
作できる炊飯器が実現できるのである。
【0051】また、請求項9記載の発明によれば、すべ
ての調理を加熱ユニットの操作スイッチで行うことがで
きる炊飯器が実現できるのである。
【0052】また、請求項10記載の発明によれば、お
ひつユニットが分離時でも冷めにくく、一体時は保温の
省エネがはかれる炊飯器が実現できるのである。
【0053】また、請求項11記載の発明によれば、食
卓テーブル等で炊飯器をみんなで囲むとき、蓋が邪魔に
なることがなくなる炊飯器が実現できるのである。
【0054】また、請求項12記載の発明によれば、接
点を有しないので丸洗いなどができ便利な炊飯器が実現
できるのである。
【0055】また、請求項13記載の発明によれば、炊
飯器を食卓テーブルに置いた際など、よそうときに自分
の方に向けることができ便利な炊飯器が実現できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるおひつユニットと加
熱ユニットが一体状態の炊飯器の縦断面図
【図2】同加熱ユニットに調理鍋を置いた際の縦断面図
【図3】本発明の実施例2におけるおひつユニットと加
熱ユニットが一体状態の炊飯器の縦断面図
【図4】同加熱ユニットに調理鍋を置いた際の縦断面図
【符号の説明】
2 鍋 4 蓋 6、18 温度測定装置 8 誘導コイル 9 電力制御装置 10 受電コイル 11、12、13,14 おひつ加熱コイル 15 加熱制御装置 16、17 信号伝達装置 19 表示部 20、23 操作スイッチ 21 電力供給手段 22 回転台 30 送電コイル 31 第二送電コイル 32 第二受電コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 隆仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 広田 弘美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中江 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 弘田 泉生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮内 貴宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹中 賢治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 真理子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三橋 有希子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA03 AA50 BA34 BA36 BA38 BA80 CA16 CA21 CA66 CD02 CD45 DA02 DB14 FC06 FC11 GB07 GB08 GC01 GC36

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導コイルを有する加熱ユニットと、前
    記加熱ユニット上に着脱自在に配設されるとともに、前
    記誘導コイルの磁力を受ける受電コイルを有するおひつ
    ユニットと、前記加熱ユニットとおひつユニット間の信
    号伝達を行うための信号伝達装置とを備え、前記おひつ
    ユニットは、前記受電コイルで受けた電力を制御する加
    熱制御装置と、前記加熱制御装置により供給された電力
    により鍋を誘導加熱するためのおひつ加熱コイルとを有
    し、前記加熱ユニットは、前記おひつユニット以外の調
    理鍋をも調理可能とすべく、前記信号伝達装置への伝達
    状態に応じて前記調理鍋の調理状態を変更してなる炊飯
    器。
  2. 【請求項2】 おひつ加熱コイルは少なくとも鍋の底面
    に配置されてなる請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 鍋の一部は誘導コイルからの磁界により
    加熱されることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 鍋の底部を計測するための温度測定装置
    をおひつユニットに配置した請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 温度測定装置の出力により加熱ユニット
    の上面の温度を制御してなる請求項4記載の炊飯器。
  6. 【請求項6】 信号伝達装置に電力供給するためのバッ
    クアップ電源を備えてなる請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の炊飯器。
  7. 【請求項7】 炊飯情報を表示する表示部をおひつユニ
    ットに設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の炊飯
    器。
  8. 【請求項8】 操作スイッチをおひつユニットと加熱ユ
    ニットの両方に設けた請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の炊飯器。
  9. 【請求項9】 操作スイッチを加熱ユニットのみに設け
    た請求項1〜7のいずれか1項に記載の炊飯器。
  10. 【請求項10】 おひつユニットには磁界透過性の真空
    断熱材を配置したことを特徴とする請求項1〜9のいず
    れか1項に記載の炊飯器。
  11. 【請求項11】 鍋を開閉可能に覆う蓋を備え、前記蓋
    におひつコイルを配するとともに、おひつ本体と着脱可
    能としてなる請求項1〜10のいずれか1項に記載の炊
    飯器。
  12. 【請求項12】 おひつユニット本体と蓋とをトランス
    結合により電力伝達してなる請求項1〜11のいずれか
    1項に記載の炊飯器。
  13. 【請求項13】 おひつユニットに回転台を配してなる
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の炊飯器。
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