JP2001298776A - 移動通信システムとその移動機の転送先設定方法 - Google Patents

移動通信システムとその移動機の転送先設定方法

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JP2001298776A
JP2001298776A JP2000112522A JP2000112522A JP2001298776A JP 2001298776 A JP2001298776 A JP 2001298776A JP 2000112522 A JP2000112522 A JP 2000112522A JP 2000112522 A JP2000112522 A JP 2000112522A JP 2001298776 A JP2001298776 A JP 2001298776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動機の圏外移動時の転送先を自動的に行う。 【解決手段】この移動通信システムは、移動機10の位
置情報を基地局(図示省略)を介して記録している移動
電話交換局20と、会議室等2内に設置されて移動機1
0の転送先電話機として利用可能な一般電話機12と、
会議室等2内に設置されて常時予め定められた無線周波
数の転送先設定受付信号の電波を発信し、移動機10が
圏外エリアの会議室等2内に入って転送先設定受付信号
の電波を受信したことによる応答としての移動機10か
ら発信した第1のチャネルに第1の応答信号を受信する
と移動機10への着信を一般電話機12へ転送するべく
移動電話交換局20へ発信する第1の発信手段を含んだ
転送先設定用電波発信装置11と、転送先設定受付信号
の電波を受信すると第1のチャネルによる第1の応答信
号を発信する第2の発信手段を含む移動機10とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムと
その移動機の転送先設定方法に関し、特に移動機が圏外
に移動した場合に着信転送を行うことができる移動通信
システムとその移動機の転送先設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術について図面を参照
して説明する。
【0003】図8は公衆通信網に接続された従来の移動
通信システムの一例を示すシステム構成図である。
【0004】図8において、この従来例は、特開平7−
177571号の[従来の技術]の開示内容を示し、固
定端末102、移動通信固定端末161、および移動体
交換機103は公衆網101に接続され、相互に公衆網
101を介して有線通信を行う。移動体交換機103に
は、データ・ベース4と第1のサービス・エリア105
を構成する基地局150〜152が接続されている。こ
の第一のサービス・エリア105内での移動端末108
および153の呼接続処理においては移動体交換機10
3はデータ・ベース104内のデータを参照して交換処
理を行う。基地局150〜152は第一のサービス・エ
リア105内で移動端末108と無線通信を行う。移動
端末153は移動体交換機103の加入者である。移動
通信固定端末161は第二のサービス・エリア106内
で子機162と無線通信を行う。移動端末153と子機
162は移動端末利用者7により利用される。
【0005】このような移動通信システムの代表例とし
て自動車電話交換システムとコードレス電話機がある。
この場合、移動体交換機103自動車電話交換機、移動
端末153は自動車電話、移動通信固定端末161はコ
ードレス電話親機、子機162はコードレス電話機の子
機に該当する。自動車電話交換システムとコードレス電
話機は一般的に使用周波数、通信プロトコルが異なるの
で、移動端末利用者107は公衆通信網101の固定端
末102を使用せずに通話する場合にこのような2種類
の移動端末を使用する。移動端末(自動車電話)153
の位置情報として基地局152を含む呼び出しエリアが
登録されている場合に、固定端末102が移動端末(自
動車電話)153の加入者番号で発呼したときには、移
動端末利用者107がコードレス電話機の第二のサービ
ス・エリア106に移動していれば応答することはでき
ないので、現在、このような問題を解決するために移動
端末(自動車電話)153の加入者番号に対する着信転
送の付加サービスが利用されている。データ・ベース1
04には付加サービス情報と位置情報が含まれ、付加サ
ービス情報内に着信転送先の電話番号として移動通信固
定端末(コードレス電話親機)161の加入者番号が登
録されていると、呼は移動通信固定端末(コードレス電
話親機)161に転送されるので、移動端末利用者10
7は子機162で応答することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の移動通信シ
ステムは、移動端末が第一から第二のサービスエリアに
移動する場合には、移動端末の利用者が第二のサービス
エリア内の転送先の固定端末の電話番号を調べて、着信
転送の付加サービスによって、転送先の固定端末の電話
番号を移動端末側から予め登録する必要があるという問
題点がある。
【0007】また、この従来の移動通信システムでは、
使用する移動端末の通信業者によっては、移動先の第二
のサービスエリアに限界があり、そのために転送先の固
定端末が限定されるという問題点がある。
【0008】(発明の目的)本発明の目的は、これらの
問題点を解決し移動端末側の利用者が何の手もわずらわ
すことなく、圏外の会議室等に移動しても固定電話機へ
自動的に転送先設定を行い、圏内の戻れば自動的に転送
設定の解除を行う移動通信システムとその移動機の転送
先設定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムは、公衆通信網に接続された、移動電話交換局及び会
議室等内に設置される固定電話機並びに電波発信装置
と、前記移動電話交換局によって管理される無線の電話
機能を有する複数の移動機とからなり、前記電波発信装
置は転送先受付可能であることを示す予め定められた無
線周波数の転送先設定受付信号を生成して連続的に無線
送出する信号生成発信手段と、前記転送先設定受付信号
に対する前記移動機からの電話番号を含む第1の応答信
号を予め定められた第1のチャネルで受信すると前記移
動電話交換局を呼出して前記第1の応答信号を送出した
前記移動機の電話番号及び予め設定された転送先の前記
固定電話機の電話番号と共に転送先設定要求信号を送出
する要求信号送出手段と、前記転送先設定要求信号の送
出後前記第1の応答信号を送出した前記移動機に対して
その移動機の電話番号と共に予め定められた第2のチャ
ネルで所在確認信号を送出して予め定められた第3のチ
ャネルで前記所在確認信号に対する前記移動機の電話番
号と共に第2の応答信号を受信する所在確認手段と、前
記所在確認信号に対する前記第2の応答信号がないとき
に前記移動電話交換局に対して前記移動機に対する転送
先設定解除を要求する解除信号を送出する解除手段とを
備え、前記移動機は圏外に移動したときに前記転送先設
定受付信号を受信すると前記第1のチャネルで自電話番
号と共に前記第1の応答信号を送出する第1の応答信号
送出手段と、前記第2のチャネルで前記所在確認信号を
受信すると前記第3のチャネルで前記第2の応答信号を
送出する第2の応答信号送出手段とを備え、前記電波発
信装置の前記所在確認手段は前記所在確認信号を前記第
2のチャネルで被確認の前記移動機の電話番号と共に予
め定められた周期で繰返しを送出する。
【0010】本発明の移動通信システムの移動機の転送
先設定方法は、公衆通信網に接続された、移動電話交換
局及び会議室等内に設置される固定電話機並びに電波発
信装置と、前記移動電話交換局によって管理される無線
の電話機能を有する複数の移動機とを備える移動通信シ
ステムであって、前記電波発信装置は信号生成発信手段
によって転送先設定受付可能であることを示す予め定め
られた無線周波数の転送先設定受付信号を生成して連続
的に無線送出し、前記移動機は圏外に移動したときに第
1の応答信号送出手段によって前記転送先設定受付信号
を受信すると第1のチャネルで自電話番号と共に第1の
応答信号を送出し、前記電波発信装置は要求信号送出手
段によって前記第1のチャネルで送信された前記移動機
の電話番号と前記第1の応答信号を受信すると前記移動
電話交換局を呼出して前記移動機の電話番号及び予め設
定されている転送先の前記固定電話機の電話番号と共に
転送先設定要求信号を送出し、前記転送先設定要求信号
の送出後に前記電波発信装置は所在確認手段によって前
記第1の応答信号を送出した前記移動機機に対してその
移動機の電話番号と共に予め定められた第2のチャネル
で予め定められた周期で所在確認信号を送出し、前記第
1の応答信号を送出した前記移動機は第2の応答手段に
よって前記所在確認信号を受信する度に予め定められた
第3のチャネルで第2の応答信号を送信し、前記電波発
信装置は前記所在確認手段よって前記確認信号の送出の
度にそれに対する前記第2の応答信号を受信して前記移
動機が前記会議室内に所在していることを確認し、前記
電源発信装置は解除手段によって前記第2の応答信号を
受信しなかったときに前記移動電話交換局を呼出して前
記第2の応答信号を送出しない前記移動機に対する転送
先設定解除を要求する解除信号を送出する。
【0011】本発明の移動通信システムは、公衆通信網
に接続された、移動電話交換局及び会議室等内に設置さ
れる固定電話機並びに電波発信装置と、前記移動電話交
換局によって管理される無線電話機能を有する複数の移
動機とからなり、前記電波発信装置は転送先設定受付が
可能であることを示す予め定めれられた無線周波数の転
送先設定受付信号と生成して連続的に無線送出し、ま
た、前記転送先設定受付信号を受信した移動機から予め
定められた第1のチャネルで前記移動機の電話番号を含
む第1の応答信号を受信する転送先設定信号生成部と、
前記第1の応答信号を送出した前記移動機の転送先設定
後に予め定められた周期で第2のチャネル信号によって
前記移動機の電話番号と共に所在確認信号を送出し、予
め定められた第3のチャネルで前記所在確認信号に対す
る前記移動機の電話番号と共に第2の応答信号を受信す
る所在確認要求認識部と、前記転送設定信号生成部及び
前記所在確認要求認識部に接続し前記無線周波数,前記
第1,第2及び第3のチャネルの信号の送受信を第1の
空中線を介して行う無線部と、自装置,予め転送先に設
定してある前記固定電話機及び転送先設定を受け付けた
前記移動機のそれぞれの電話番号を記憶する記憶部と、
前記転送先設定信号生成部から前記転送先受付を行った
前記移動機の電話番号を受信すると前記移動電話交換局
を呼出して前記移動機の電話番号及び前記固定電話機の
電話番号と共に転送先設定要求信号を送出し、前記所在
確認要求認識部から前記移動機からの前記第2の応答信
号を受信しなかったことを示す検出信号の受信によって
前記移動電話交換局を呼出して前記移動機の電話番号及
び前記固定電話機の電話番号と共に転送先設定解除を要
求する解除信号を送出する制御部とを有し、前記移動機
は第2の空中線を介して通常の通話に関する機能を含ん
だ移動機基本部と、圏外に移動した場合に前記電波発信
装置と前記第2空中線を介して転送先設定の交信を行う
機能を含んだ転送先設定信号送受信部とを有し、前記転
送先設定信号送受信部は前記電波発信装置からの前記無
線周波数の転送先設定受付信号を受信する受信機能と、
前記転送先設定受付信号に対する前記第1の応答信号を
自電話番号と共に前記第1のチャネルで送信する第1の
応答機能と、前記第1の応答信号送信後の前記所在確認
信号を前記第2のチャネルで受信して前記第2の応答信
号を自電話番号と共に前記第3のチャネルで送信する第
2の応答機能を有している。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態の移動通信シ
ステムを示すシステム構成図、図2は本実施の形態にお
ける転送先設定用電源発信装置を示すブロック図、図3
は本実施の形態における移動機を示すブロック図であ
る。
【0014】図1において、本実施の形態の移動通信シ
ステムは、公衆通信網1に接続し管轄する移動機10の
位置情報を基地局(図示省略)を介して記録している移
動電話交換局20と、公衆通信網1に接続されて会議室
等2内に設置されて移動機10の転送先電話機として利
用可能な一般電話機(固定電話機)12と、公衆通信網
1に接続され会議室等2内に設置されて常時予め定めら
れた無線周波数の転送先受付信号の電波を発信し、移動
機10が圏外エリアの会議室等2内に入って転送先受付
信号の電波を受信したことによる応答としての移動機1
0から発信した第1のチャネルによる第1の応答信号を
受信すると移動機10への着信を一般電話機12へ転送
するべく移動電話交換局20へ発信する第1の発信手段
を含んだ転送先設定用電波発信装置11と、転送先受付
信号の電波を受信すると第1のチャネルによる第1の応
答信号を発信する第2の発信手段を含む移動機10とを
備えている。
【0015】図2において、本実施の形態における転送
設定用電波発信装置(発信装置)11は転送先設定受付
可能であることを示す予め定められた無線周波数の転送
先設定受付信号を生成して連続的に無線送出し、また、
転送先設定受付信号を受信した移動機10から予め定め
られた第1のチャネルで移動機10の電話番号を含む第
1の応答信号を受信する転送先設定信号生成部22と、
第1の応答信号を送出した移動機10の転送先設定後に
予め定められた周期で第2のチャネル信号によって移動
機10の電話番号と共に所在確認信号を送出し、予め定
められた第3のチャネルで所在確認信号に対する移動機
10の電話番号と共に第2の応答信号を受信する所在確
認要求認識部23と、転送設定信号生成部22及び所在
確認要求認識部23に接続し無線周波数,第1,第2及
び第3のチャネルの信号の送受信を空中線26を介して
行う無線部24と、自装置,予め転送先に設定してある
一般電話機(固定電話機)12及び転送先設定を受け付
けた移動機10のそれぞれの電話番号を記憶する記憶部
25と、転送先設定信号生成部22から転送先受付を行
った移動機10の電話番号を受信すると移動電話交換局
20を呼出して移動機10の電話番号及び固定電話機1
2の電話番号と共に転送先設定要求信号を送出し、所在
確認要求認識部23から移動機10からの第2の応答信
号を受信しなかったことを示す検出信号の受信によって
移動電話交換局20を呼出して移動機10の電話番号及
び固定電話機12の電話番号と共に転送先認定解除を要
求する解除信号を送出する制御部21とを有している。
【0016】図3において、本実施の形態における移動
機10は空中線30を介して通常の通話に関する機能を
含んだ移動機基本部31と、圏外に移動した場合に発信
装置11と空中線30を介して転送先設定の交信を行う
機能を含んだ転送先設定信号送受信部32とを有し、転
送先設定信号送受信部32は発信装置11からの無線周
波数の転送先設定受付信号を受信する受信機能と、転送
先設定受付信号に対する第1の応答信号を自電話番号と
共に第1のチャネルで送信する第1の応答機能と、第1
の応答信号送信後の所在確認信号を第2のチャネルで受
信して第2の応答信号を自電話番号と共に第3のチャネ
ルで送信する第2の応答機能を有している。
【0017】図4は本実施の形態における移動機の動作
を示すフローチャート,図5は本実施の形態における転
送先設定用電波発信装置の動作を示すフローチャート,
図6は本実施の形態における移動通信システムの転送先
設定の処理を示すシーケンス図、図7は本実施の形態に
おける転送先設定用電波発信装置の移動機の所在確認処
理を示すシーケンス図である。
【0018】次に、本実施の形態における移動機の転送
設定方法及び解除方法について図1〜図7を参照して詳
細に説明する。
【0019】会議室等11に設定された転送先設定用電
源発信装置(以下発信装置)11の記憶部25には転送
先の電話機として同じ会議室等11内に設定された一般
電話機12の電話番号が予め記憶されているものとす
る。また、転送設定信号生成部22から予め定められた
無線周波数の電波が常時発信されている(図5のS5
2)。
【0020】移動機10は移動機基本部31によって圏
外エリアの会議室等11内へ移転して圏外検出を行うと
(図4のS42)、転送先設定信号送受信部32は転送
先設定受付用電波(無線周波数の信号)の検索を開始し
(図4のS43)、転送先設定受付用電波(無線周波数
の信号)を補足すると(図4のS44)、第1のチャネ
ルによって自電話番号と共に転送先設定要求を行う(図
4のS45,図6のS61)。
【0021】発信装置11の転送設定信号生成部22は
第2のチャネルによる転送先設定要求とその要求元の電
話番号を受信すると(図5のS53)、移動機10の電
話番号と共に転送先の一時電話機12の電話番号を移動
電話交換局20へ公衆電話網1を介して送信して転送先
設定処理を行う(図5のS54)。
【0022】図6に示すように、転送先設定処理におい
ては、発信装置11の転送設定信号生成部22が、移動
機10からの転送先設定要求を受信すると(図6のS6
1)、制御部21に通知し、制御部21は移動電話交換
局20を公衆通信網1を介して呼出し、応答すると移動
機10の電話番号と転送先の一般電話機12の電話番号
と自装置の電話番号と共に送信して転送先設定要求を行
う(図6のS62)。移動電話交換局20は受信した3
種類の電話番号を基に移動機10に対する転送先を登録
し、終わると、発信装置11に対して転送先設定完了を
通知する(図6のS63)。
【0023】発信装置11の制御部21はこの転送先設
定完了を受信すると移動電話交換局20との通信を解除
し(図6のS63)、移動機10に対して転送先設定完
了を通知して転送先設定処理を終了する(図6のS6
4,図5のS54)。
【0024】次に、発信装置11は、転送設定処理の後
(図5のS54)、予め定められた周期で(図5のS5
4a)予め定められた第2のチャネルを用いて移動機1
0の電話番号と共に所在確認要求信号を送信し(図5の
S55,図7のS71)、移動機10は自己の電話番号
を検出して所在確認要求信号を受信すると(図4のS4
6)、第3のチャネルを用いて移動機10の電話番号と
共に所在確認応答信号を送信する(図4のS47,図7
のS72)。
【0025】そして、発信装置11は所在確認応答信号
を受信すると(図5のS56)再び次の周期に(図5の
S54a)所在確認要求信号を第2のチャネルを用いて
送信(図5のS55)して、繰返し所在確認を行う。
【0026】次に、移動機10が会議室等2から出て、
例えばA基地局(図示省略)の圏内に入ったことを検出
すると(図4のS48)、A基地局に対して位置登録を
行うと共に、今まで転送先設定の削除処理を行う(図4
のS49)。
【0027】A基地局は移動電話交換局20に対して、
移動機10の位置登録を行うと共に、今まで転送設定の
解除処理を行う。
【0028】また、発信装置11は移動機10からの所
在確認応答信号を受信しなくなった時点で(図5−S5
6)、移動電話交換局20を呼出し、移動機10に対す
る転送先設定の解除処理を行う(図5−57)。
【0029】即ち、発信装置11は移動電話交換局20
を呼出した後に、移動機10の電話番号と転送先の一般
電話機12の電話番号と転送先削除を示す信号と共に送
信する。これらの信号を受信した移動電話交換局20
は、移動機10に対する転送先の登録を抹消する。
【0030】以上、説明したように、本実施の形態にお
いては、移動機10が圏外に移動した場合に、移動機1
0側で前もって転送先を調べられて設定することなく、
発信装置11例で転送先を決定して移動電話交換局20
へ移動機10の電話番号と共に転送先の固定電話機(一
般電話機12)の電話番号が登録されるので、移動機1
0への着信は移動電話交換局20で固定電話機(一般電
話機12)へ自動的に転送処理され固定電話機(一般電
話機12)で応答することができる。
【0031】また、この転送先設定の解除も、発信装置
11が移動機10の所在確認を周期的に確認して、移動
機10からの応答がない場合には移動電話交換局20に
対して転送先設定解除を発信装置11側で自動的に行う
ので、移動機10の所有者の転送先の設定及び解除の処
理のわずらわしさをなくすことができる。
【0032】以上の説明においては、発信装置11が1
台の移動機10のみについての転送先の設定及び解除に
ついて説明したが、複数の移動機に対しても、それぞれ
の移動機の電話番号を受信することによって、同じ会議
室等2内に設定されてある1台の一般電話機又は複数の
一般電話機に転送先を割付けて移動電話交換局20へ登
録させることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、公衆通信
網に接続された、電話交換局及び会議室等内に設置され
る固定電話機並びに電波発信装置と、移動電話交換局に
よって管理される無線の電話機能を有する複数の移動機
とからなり、電波発信装置は転送先受付可能であること
を示す予め定められた無線周波数の転送先設定受付信号
を生成して連続的に無線送出する信号生成発信手段と、
転送先設定受付信号に対する移動機からの電話番号を含
む第1の応答信号を予め定められた第1のチャネルで受
信すると移動電話交換局を呼出して第1の応答信号を送
出した移動機の電話番号及び予め設定された転送先の固
定電話機の電話番号と共に転送先設定要求信号を送出す
る要求信号送出手段と、転送先設定要求信号の送出後に
第1の応答信号を送出した移動機に対してその移動機の
電話番号と共に予め定められた第2のチャネルで所在確
認信号を送出して予め定められた第3のチャネルで前記
所在確認信号に対する移動機の電話番号と共に第2の応
答信号を受信する所在確認手段と、所在確認信号に対す
る第2の応答信号がないときに移動電話交換局に対して
前記移動機に対する転送先設定解除を要求する解除信号
を送出する解除手段とを備えることにより、移動機が圏
外に移動した場合に、移動機側で前もって転送先を調べ
て設定することなく、電波発信装置側で転送先を決定し
て移動電話交換局へ移動機の電話番号と共に転送先の固
定電話機の電話番号が登録されるので、移動機への着信
は移動電話交換局の処理で固定電話機に転送されて応答
することができる効果がある。
【0034】また、この転送先設定の削除も、電波発信
装置が移動機の所在確認を周期的に確認して、移動機か
らの応答がない場合には移動電話交換局に対して転送先
設定解除を電波発信装置側で自動的に行うので、移動機
の所有者の転送先の設定及び解除の処理のわずらわしさ
をなくすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の移動通信システムを示
す構成図である。
【図2】本実施の形態における転送先設定用電波発信装
置を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態における移動機を示すブロック図
である。
【図4】本実施の形態における移動機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本実施の形態における転送先設定用電波発信装
置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態における移動通信システムの転送
先設定の処理を示すシーケンス図である。
【図7】本実施の形態における転送先設定用電源発信装
置の移動機の所在確認処理を示すシーケンス図である。
【図8】公衆通信網に接続された従来の移動通信システ
ムの一例を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 公衆通信網 2 会議室等 10 移動機 11 転送先設定用電波発信装置(発信装置) 12 一般電話機(固定電話機) 20 移動電話交換局 21 制御部 22 転送先設定信号生成部 23 所在確認要求認識部 24 無線部 25 記憶部 26 空中線 30 空中線 31 移動機基本部 32 転送先設定信号送受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA00 AB00 AD01 AD04 HA00 HA03 5K024 AA41 AA45 BB00 CC00 CC11 DD03 DD04 DD05 GG03 GG10 GG13 HH00 5K067 AA34 BB03 BB08 DD17 DD23 DD24 EE02 EE10 EE12 EE16 FF03 FF07 HH17 JJ52 JJ53

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆通信網に接続された、移動電話交換
    局及び会議室等内に設置される固定電話機並びに電波発
    信装置と、前記移動電話交換局によって管理される無線
    の電話機能を有する複数の移動機とからなり、 前記電波発信装置は転送先受付可能であることを示す予
    め定められた無線周波数の転送先設定受付信号を生成し
    て連続的に無線送出する信号生成発信手段と、前記転送
    先設定受付信号に対する前記移動機からの電話番号を含
    む第1の応答信号を予め定められた第1のチャネルで受
    信すると前記移動電話交換局を呼出して前記第1の応答
    信号を送出した前記移動機の電話番号及び予め設定され
    た転送先の前記固定電話機の電話番号と共に転送先設定
    要求信号を送出する要求信号送出手段と、前記転送先設
    定要求信号の送出後前記第1の応答信号を送出した前記
    移動機に対してその移動機の電話番号と共に予め定めら
    れた第2のチャネルで所在確認信号を送出して予め定め
    られた第3のチャネルで前記所在確認信号に対する前記
    移動機の電話番号と共に第2の応答信号を受信する所在
    確認手段と、前記所在確認信号に対する前記第2の応答
    信号がないときに前記移動電話交換局に対して前記移動
    機に対する転送先設定解除を要求する解除信号を送出す
    る解除手段とを備えることを特徴とする移動通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記移動機は圏外に移動したときに前記
    転送先設定受付信号を受信すると前記第1のチャネルで
    自電話番号と共に前記第1の応答信号を送出する第1の
    応答信号送出手段と、前記第2のチャネルで前記所在確
    認信号を受信すると前記第3のチャネルで前記第2の応
    答信号を送出する第2の応答信号送出手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記電波発信装置の前記所在確認手段は
    前記所在確認信号を前記第2のチャネルで被確認の前記
    移動機の電話番号と共に予め定められた周期で繰返し送
    出することを特徴とする請求項1,2記載の移動通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 公衆通信網に接続された、移動電話交換
    局及び会議室等内に設置される固定電話機並びに電波発
    信装置と、前記移動電話交換局によって管理される無線
    の電話機能を有する複数の移動機とを備える移動通信シ
    ステムであって、 前記電波発信装置は信号生成発信手段によって転送先設
    定受付可能であることを示す予め定められた無線周波数
    の転送先設定受付信号を生成して連続的に無線送出し、
    前記移動機は圏外に移動したときに第1の応答信号送出
    手段によって前記転送先設定受付信号を受信すると第1
    のチャネルで自電話番号と共に第1の応答信号を送出
    し、前記電波発信装置は要求信号送出手段によって前記
    第1のチャネルで送信された前記移動機の電話番号と前
    記第1の応答信号を受信すると前記移動電話交換局を呼
    出して前記移動機の電話番号及び予め設定されている転
    送先の前記固定電話機の電話番号と共に転送先設定要求
    信号を送出し、前記転送先設定要求信号の送出後に前記
    電波発信装置は所在確認手段によって前記第1の応答信
    号を送出した前記移動機機に対してその移動機の電話番
    号と共に予め定められた第2のチャネルで予め定められ
    た周期で所在確認信号を送出し、前記第1の応答信号を
    送出した前記移動機は第2の応答手段によって前記所在
    確認信号を受信する度に予め定められた第3のチャネル
    で第2の応答信号を送信し、前記電波発信装置は前記所
    在確認手段よって前記確認信号の送出の度にそれに対す
    る前記第2の応答信号を受信して前記移動機が前記会議
    室内に所在していることを確認することを特徴とする移
    動通信システムの移動機の転送先設定方法。
  5. 【請求項5】 前記電波発信装置は解除手段によって前
    記第2の応答信号を受信しなかったときに前記移動電話
    交換局を呼出して前記第2の応答信号を送出しない前記
    移動機に対する転送先設定解除を要求する解除信号を送
    出することを特徴とする請求項5記載の移動通信システ
    ムの移動機の転送先設定方法。
  6. 【請求項6】 公衆通信網に接続された、移動電話交換
    局及び会議室等内に設置される固定電話機並びに電波発
    信装置と、前記移動電話交換局によって管理される無線
    電話機能を有する複数の移動機とからなり、 前記電波発信装置は転送先設定受付が可能であることを
    示す予め定めれられた無線周波数の転送先設定受付信号
    と生成して連続的に無線送出し、また、前記転送先設定
    受付信号を受信した移動機から予め定められた第1のチ
    ャネルで前記移動機の電話番号を含む第1の応答信号を
    受信する転送先設定信号生成部と、前記第1の応答信号
    を送出した前記移動機の転送先設定後に予め定められた
    周期で第2のチャネル信号によって前記移動機の電話番
    号と共に所在確認信号を送出し、予め定められた第3の
    チャネルで前記所在確認信号に対する前記移動機の電話
    番号と共に第2の応答信号を受信する所在確認要求認識
    部と、前記転送設定信号生成部及び前記所在確認要求認
    識部に接続し前記無線周波数,前記第1,第2及び第3
    のチャネルの信号の送受信を第1の空中線を介して行う
    無線部と、自装置,予め転送先に設定してある前記固定
    電話機及び転送先設定を受け付けた前記移動機のそれぞ
    れの電話番号を記憶する記憶部と、前記転送先設定信号
    生成部から前記転送先受付を行った前記移動機の電話番
    号を受信すると前記移動電話交換局を呼出して前記移動
    機の電話番号及び前記固定電話機の電話番号と共に転送
    先設定要求信号を送出し、前記所在確認要求認識部から
    前記移動機からの前記第2の応答信号を受信しなかった
    ことを示す検出信号の受信によって前記移動電話交換局
    を呼出して前記移動機の電話番号及び前記固定電話機の
    電話番号と共に転送先設定解除を要求する解除信号を送
    出する制御部とを有することを特徴とする移動通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記移動機は第2の空中線を介して通常
    の通話に関する機能を含んだ移動機基本部と、圏外に移
    動した場合に前記電波発信装置と前記第2空中線を介し
    て転送先設定の交信を行う機能を含んだ転送先設定信号
    送受信部とを有し、前記転送先設定信号送受信部は前記
    電波発信装置からの前記無線周波数の転送先設定受付信
    号を受信する受信機能と、前記転送先設定受付信号に対
    する前記第1の応答信号を自電話番号と共に前記第1の
    チャネルで送信する第1の応答機能と、前記第1の応答
    信号送信後の前記所在確認信号を前記第2のチャネルで
    受信して前記第2の応答信号を自電話番号と共に前記第
    3のチャネルで送信する第2の応答機能を有しているこ
    とを特徴とする請求項6記載の移動通信システム。
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