JP2001298446A - 車載用通信装置および路上用通信装置 - Google Patents

車載用通信装置および路上用通信装置

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JP2001298446A JP2001076310A JP2001076310A JP2001298446A JP 2001298446 A JP2001298446 A JP 2001298446A JP 2001076310 A JP2001076310 A JP 2001076310A JP 2001076310 A JP2001076310 A JP 2001076310A JP 2001298446 A JP2001298446 A JP 2001298446A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のデータ長が異なる同期信号を用いる必
要がある場合に、同期信号の検出回路の構成を簡単な回
路構成で実現する。 【解決手段】 高速道路の車線を跨ぐように路上機が設
けられ、その通信エリアを通過する車載機との間で課金
のための通信処理が行なわれる。この通信処理では、ス
ロッテッドアロハ方式を用い、路上機は、フレームの先
頭のスロットでは32ビットの同期信号UW1を用い、
後続のスロットでは16ビットの同期信号UW2を用い
て送信する。車載機はこれを判定して受信処理を行な
う。受信した通信信号をデジタル復調してシフトレジス
タ49に入力し、2つの比較器50,51によりビット
パターンを比較して同期信号を検出する。AND回路5
2,53の出力に応じて同期信号UW1,UW2を識別
して受信データを判定し、後続のデータを受け入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信データを送信
するための通信信号に同期信号を用いて送信し、受信し
た通信信号に含まれる同期信号に基づいて後続の通信デ
ータの処理を行なうようにした車載用通信装置および路
上用通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の通信方式にお
いては、例えば、送受信装置間で同期をとった状態で信
号の授受を行なうために、送信信号の先頭に同期信号を
付した方式として行なうようにしている。この場合に、
無線通信においては、外来ノイズの悪影響などを防止し
て確実に通信を行なうために、同期信号のデータ長をで
きるだけ長く設定することが必要条件となってくる。と
ころが、通信を行なうに際して同期信号のデータ長を長
く設定することは、その分だけ通信時間が余分にかかる
ことになり、このことは、次に述べるような通信時間が
制限されている環境下での通信を行なう場合には不利な
条件となる。
【0003】このようなケースとして、自動車などの車
両に搭載される通信装置とこの車両が通行時に通過する
通信エリア内で道路に設けられた通信装置との間で通信
を行なうような場合がある。例えば、高速道路などの料
金所において、通行区間に応じて課せられる通行料金の
徴収処理を、自動車側に無線通信処理により料金の支払
い処理が可能な車載機を搭載し、道路側にアンテナを設
けて自動車が通行する際に無線通信を行なうことにより
自動的に行なうことが考えられている。このような通信
システムを構築することにより、料金所で自動車を停車
させる必要をなくして、料金徴収処理の人件費や工数あ
るいは料金所の渋滞を無くすなどの効果を期待しようと
いうものである。
【0004】したがって、上述のような環境下において
は、自動車の車載機がアンテナの通信エリアを通過する
短い時間のなかで料金徴収処理のための通信が確実に完
了している必要がある。そこで、上述のような不具合を
解消して確実に通信処理を達成させるために、データ長
の異なる複数の同期信号を用いて通信処理を行なうこと
が考えられている。
【0005】そこで、本発明者は、このような場合にお
ける同期信号の識別形態として次のような構成のものを
想定した。図16はその構成を示すもので、データ長の
異なる2種類の同期信号として、32ビット(4オクテ
ット)の第1の同期信号としてUW1(Unique
Word 1)と、16ビット(2オクテット)の第2
の同期信号としてUW2(Unique Word
2)を次のように設定している。
【0006】UW1 0111 1100 1101
0010 0001 0101 1101 1000 UW2 1001 0010 1000 0111 シフトレジスタ1は、32ビット分のデータを保持する
もので、受信データとしてデジタル信号が入力されると
順次シフトしていくように設けられている。このシフト
レジスタ1の各ビットのデータは32ビットの比較器2
の各入力端子に接続されている。比較器2では、上述し
た同期信号UW1のビットパターンと同じ入力データの
場合に検出信号を出力するように設けられている。16
ビットの比較器3は、その入力端子がシフトレジスタ1
の上位側16ビットのデータが入力されるように接続さ
れており、上述した同期信号UW2のビットパターンと
同じ入力データの場合に検出信号を出力するように設け
られている。
【0007】そして、通信の開始にあたっては、確実に
同期状態を得るために、図示しない送信部からデータ長
の長い同期信号UW1を通信開始の信号の先頭に付加し
て送信する。受信部においては、この送信信号を受信す
ると、デジタル信号に復調した受信データをシフトレジ
スタに入力し、第1の比較器2によってその受信データ
に同期信号UW1が含まれていることが検出されると、
その同期信号UW1に基づいて新たな通信を開始するよ
うになる。
【0008】また、このようにして同期が得られて通信
が開始されると、後続のデータを送信する際に、送信部
においては、継続して送信する次の送信信号の同期のた
めの時間を短くするために通信信号の先頭に同期信号U
W2を付加して送信するようになる。受信部において
は、この送信信号を受信すると、その受信データに同期
信号UW2が含まれていることを検出すると、その同期
信号UW2に基づいて上記した通信を継続するようにな
る。
【0009】このようにして、通信開始時点の全体のタ
イミングを得るときに長いデータ長(32ビット)の同
期信号UW1を用い、これに続く送信信号のタイミング
を得るときには短いデータ長(16ビット)の同期信号
UW2を用いることにより、通信時間が制限されたなか
で確実に同期をとりながら通信を行なえるようになり、
通信効率を向上させることができるようになる。
【0010】ところで、上述のようにして同期を得るた
めの回路を形成する場合に、異なるデータ長の同期信号
の識別をするための構成で、各同期信号UW1,UW2
に対応してそれぞれ同期信号を検出するための比較器
2,3を設ける必要があるため、比較器を構成するのに
必要なビット数が多くなり、半導体集積回路を構成する
上では回路の簡略化や省スペース化の技術的課題が残さ
れている。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数のデータ長が異なる同期信号を用
いる必要がある場合に、同期信号の検出回路の構成を簡
単な回路構成で実現できるようにした車載用通信装置お
よび路上機用通信装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、通信信号に用いる同期信号を2種類以上設けてそれ
らのデータ長を異なるように設定する際に、長いデータ
長の同期信号のビットパターンはそれよりも短いデータ
長の同期信号のビットパターンを含むように設定されて
いることから、長いデータ長の同期信号を検出する構成
は、短いデータ長の同期信号を検出する構成に加えて、
残りのビットパターンを検出する構成を設けることによ
り得られるので、車載用通信装置の同期信号検出のため
の構成を簡単化でき、ひいては省スペース化を図ること
ができるようになる。
【0013】請求項2の発明によれば、短いデータ長の
同期信号に付随して所定ビット数の識別ビットパターン
を長いデータ長のビットパターンとは異なるようにして
付加することにより、後続の受信データが長いデータ長
の同期信号のビットパターンであるか短いデータ長の同
期信号に続くメッセージのビットパターンであるか否か
を識別ビットパターンを検出した時点で判定することが
できるので、短いデータ長の同期信号を検出した際には
その後迅速に通信処理を行なうことができるようにな
り、また、これによって、ノイズなどによる誤判定の防
止にも貢献するようになる。
【0014】請求項3の発明によれば、受信した通信信
号から長いデータ長の同期信号を検出するとその同期信
号に基づいて通信処理を開始し、これに続く通信信号か
ら短いデータ長の同期信号を検出するとその同期信号に
基づいて通信処理を継続する。これにより、通信が開始
されていない状態では、長いデータ長の同期信号が検出
されたときにのみ通信の開始を行なうので、短いデータ
長の同期信号を検出してもこれがノイズによる誤検出で
あるかあるいは自己に対する同期信号ではないことを判
別することができる。また、通信を開始した状態では短
い同期信号が検出されたときにのみ継続する通信データ
の受け入れを行なうので、長いデータ長の同期信号の検
出動作を休止することができるようになる。
【0015】請求項4の発明によれば、車載用通信装置
の受信部において、第1の検出回路により最短のデータ
長の同期信号を検出し、第2の検出回路によりこの同期
信号を含むこれよりも長いデータ長の同期信号の残りの
ビットパターンが検出されたときに最短のデータ長の同
期信号ではなくそれよりも長いデータ長の該当する同期
信号を検出することができるようになる。
【0016】請求項5の発明によれば、車載用通信装置
との間で通信処理を行なう路上用通信装置において、請
求項1の発明と同様に、通信信号に用いる同期信号を2
種類以上設けてそれらのデータ長を異なるように設定す
る際に、長いデータ長の同期信号のビットパターンはそ
れよりも短いデータ長の同期信号のビットパターンを含
むように設定されていることから、長いデータ長の同期
信号を検出する構成は、短いデータ長の同期信号を検出
する構成に加えて、残りのビットパターンを検出する構
成を設けることにより得られるので、車載用通信装置側
の同期信号検出のための構成を簡単化でき、ひいては省
スペース化を図ることができるようになる。
【0017】請求項6の発明によれば、請求項2の発明
と同様に、短いデータ長の同期信号に付随して所定ビッ
ト数の識別ビットパターンを長いデータ長のビットパタ
ーンとは異なるようにして付加することにより、短いデ
ータ長の同期信号を検出した際にはその後迅速に通信処
理を行なうことができるようになり、また、これによっ
て、ノイズなどによる誤判定の防止にも貢献するように
なる。
【0018】請求項7の発明によれば、路上用通信装置
は、新たに通信を開始することを示す通信信号に長いデ
ータ長の同期信号を用いて送信し、その通信に継続する
通信信号に短いデータ長の同期信号を用いて送信するの
で、通信の開始における同期の確立を確実に行なうと共
に、継続する通信については迅速に同期をとることがで
きるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を高速道路の料金徴
収システムに適用した場合の第1の実施例について図1
ないし図11を参照しながら説明する。まず、全体の外
観構成を示す図3において、高速道路(片側通行帯のみ
図示)11は、片側に3つの車線12,13,14を有
するもので、所定の料金徴収地点には、この道路11を
跨ぐようにして路上機(RSE;Road Side
Equipment)としてのガントリ15が配設され
ている。このガントリ15には、上記各車線12〜14
に対応して路上用通信装置であるアンテナユニット16
〜18が下方に向けて配設され、それぞれにより通信エ
リア19〜21を設定するようになっている。
【0020】通信エリア19〜21は、各アンテナユニ
ット16〜18から車両(図中例えば自動車22で示
す)が近付いて来る方向に向けてそれぞれ設定されてい
る。この場合、アンテナユニット16〜18には、それ
ぞれアンテナ素子23〜25が設けられている。また、
アンテナユニット16〜18は、ガントリ15の下面部
に取り付けられるベースに制御回路部を配設すると共に
アンテナ素子23〜25が配設され、電波が透過可能な
樹脂製のカバーで全体を覆った防水構造とされている。
制御回路部には、後述する電気的構成が配設され、これ
によってアンテナ素子23〜25が駆動制御され、送受
信動作が行なわれるようになっている。
【0021】アンテナ素子23〜25は放射面の調整が
可能な構成とされており、これによって、通信エリア1
9〜21の設定範囲を調整することができるようになっ
ている。また、図示はしないが、各アンテナ素子23〜
25は、プリント基板の一方の面側に8個の正方形状を
なすパッチを形成し、これらを伝送線路で結合して給電
端子に接続することにより形成したマイクロストリップ
形のアレイアンテナ素子である。
【0022】さて、この高速道路11を通行する車両で
ある自動車22,22にはそれぞれダッシュボード近傍
に車載用通信装置である車載機(OBE;On Boa
rdEquipment)26,26が搭載されてい
る。これら各車載機26,26には、路上機15のアン
テナユニット16〜18との間で通信信号を受信,送信
するアンテナ27が設けられている。このアンテナ27
は、前述したアンテナ素子23〜25に使用しているも
のと同様のプリント基板に正方形状をなす2個のパッチ
を形成したマイクロストリップ形のアンテナである。
【0023】次に、電気的構成について図1および図2
を参照して説明する。まず、同様に構成されたアンテナ
ユニット16〜18の構成についてアンテナユニット1
6を代表して説明する。図2は全体構成を示すもので、
アンテナ素子23の制御回路28は他のアンテナ素子2
4,25の制御回路29,30と共にこれらを統括して
制御する制御部31に接続されており、その制御部31
にはコントロール回路32,電源回路33および外部と
のデータの授受を行なうためのインターフェース回路3
4を有する構成とされている。
【0024】アンテナ素子23に対応して設けられた制
御回路28において、変調回路35は、所定周波数f1
の送信用の発振器36から与えられる発振出力を搬送電
波としてこれをコントロール回路32らら与えられる送
信信号で変調してサーキュレータ37を介してアンテナ
素子23に出力するようになっている。
【0025】また、復調等の信号処理を行なう受信回路
38は、混合器39に接続されており、混合器39には
受信用の発振器40から受信用に設定された所定周波数
f2(送信用の周波数f1とは異なる値に設定されてい
る)の発振出力が与えられると共に、サーキュレータ3
7を介してアンテナ素子23から受信信号に応じた通信
信号が与えられるようになっている。搬送電波と受信信
号に応じた電波信号とは混合器39にて合成された後、
受信回路38に与えられる。受信回路38は、与えられ
た合成信号を復調して受信データを得ると共に、コント
ロール回路32に出力するようになっている。
【0026】次に、車載機26において、制御回路41
は、CPU,ROM,RAM,A/D変換器,D/A変
換器およびデジタル復調回路などを含んで構成されるも
ので、あらかじめ記憶された通信用プログラムにしたが
って、後述するように所定の通信処理手続きを実行して
路上機のアンテナユニット16〜18との間で通信を行
なうようになっている。
【0027】変調回路42は、周波数をf1およびf2
の間で切換設定可能な発振器43から与えられる送信用
の発振出力(周波数f2)を搬送電波としてこれを制御
回路41から与えられる送信信号で変調してサーキュレ
ータ44を介してアンテナ27に出力するようになって
いる。
【0028】また、復調の信号処理を行なう受信回路4
5は、混合器46に接続されており、混合器46は発振
器43から与えられる受信用の発振出力f1が与えられ
ると共に、サーキュレータ44を介してアンテナ27か
ら受信信号が与えられるようになっている。搬送電波と
受信信号に応じた電波信号とは混合器46にて合成され
た後、受信回路45に与えられる。受信回路45は、与
えられた合成信号をアナログ復調して受信データ信号を
得てこれを制御回路41に出力するようになっている。
【0029】制御回路41においては、受信回路45か
ら与えられるアナログ復調信号をデジタル復調して受信
データを得るようになっている。この場合、例えば、ア
ナログ復調された信号はマンチェスター符号化方式など
によりデジタル変調されたものであるので、このデジタ
ル復調により本来の受信データを得るのである。なお、
車載機26における電源はバッテリ47により各部に給
電されるようになっており、また、制御回路41は、デ
ータメモリ48に必要に応じてデータを記憶させあるい
は読出して利用するようになっている。
【0030】さて、図1は上述した制御回路41におい
てデジタル復調部にてデジタル復調して得た受信データ
から同期信号を検出するための電気的構成を示すもの
で、32ビットのシフトレジスタ49は、受信データが
入力されるようになっており、順次ビットデータをシフ
トしていく。
【0031】第1の比較器50は、シフトレジスタ49
の上位16ビットのデータが入力されるようになってお
り、後述するように、データ長が32ビット(4オクテ
ット)の第1の同期信号UW1(Unique Wor
d 1)の上位16ビットのビットパターンと一致する
ときに検出信号を出力するようになっている。第2の比
較器51は、シフトレジスタ49の下位16ビットのデ
ータが入力されるようになっており、後述するように、
データ長が16ビット(2オクテット)の第2の同期信
号UW2のビットパターンと一致するときに検出信号を
出力するようになっている。
【0032】第1のAND回路52は、同期信号UW1
の検出信号を出力するもので、その2つの入力端子は第
1の比較器50および第2の比較器51の出力端子に接
続され、両者からハイレベルの検出信号が与えられたと
きすなわち同期信号UW1のビットパターンと一致する
受信データが入力されたときに同期信号UW1の検出信
号を出力する。
【0033】第2のAND回路53は、同期信号UW2
の検出信号を出力するもので、その一方の入力端子はイ
ンバータ回路54を介して第1の比較器50の出力端子
に接続されると共に他方の入力端子は第2の比較器51
の出力端子に接続されている。そして、第2の比較器5
1からハイレベルの検出信号つまり同期信号UW2のビ
ットパターンが検出された信号が与えられると共に、第
1の比較器50からはロウレベルの検出信号つまり同期
信号UW1の上位16ビットのビットパターンに相当す
る受信データが得られていないときに同期信号UW2の
検出信号を出力する。
【0034】受信開始判定回路55は、第1および第2
のAND回路52および53から検出信号が入力される
ようになっていると共に、CPU56からも制御信号が
与えられるようになっており、同期信号UW1あるいは
UW2の検出信号および制御信号に基づいて、後述する
ようにしてデータレジスタ57に受信開始の判定信号を
出力するようになっている。
【0035】データレジスタ57は、シフトレジスタ4
9の所定ビット位置から8ビット分の受信データがパラ
レルに入力されるようになっており、受信開始判定回路
55から判定信号が与えられると、以後の受信データを
受け付けてCPU56に接続されるデータバスに受信デ
ータを出力するようになっている。そして、CPU56
は、同期信号UW1あるいはUW2により得られたタイ
ミングで取り込んだ受信データに基づいて通信処理を行
い、送信信号を生成して出力する。
【0036】なお、上記構成において、本発明でいうと
ころの第1の検出回路は、第1および第2の比較器50
および51と、第2のAND回路53と、インバータ回
路54とから構成され、第2の検出回路は、第1および
第2の比較器50および51と、第1のAND回路52
とから構成されている。
【0037】次に、本実施例の作用について図4ないし
図11も参照して説明する。なお、この作用の説明に先
立って、まず、本実施例において用いるデータ通信方法
のプロトコルについて以下に簡単に説明する。
【0038】すなわち、本実施例において適用している
データ通信方法は、限られた通信エリア内で路上機と車
載機とが無線により双方向通信を行なうために設けられ
たDSRC(Dedicated Short−Ran
ge Communication)プロトコルを用い
るものである。そして、このDSRCプロトコルの規定
では、主に自動料金収受(ETC;Electric
Toll Collection)について記述されて
いるが、これに限らず、将来的には商用車管理(CV
O;Commercial Vehicle Oper
ation)あるいは双方向ナビゲーションなどの各種
ITS(高度交通システム;Intelligent
Transport System)アプリケーション
に適用可能となるものである。
【0039】さて、本DSRCプロトコルは、ISO/
OSI(開放型システム間相互接続)に準拠するもので
あるが、限られた時間内に通信を完了させるために簡素
化した構成をとる必要があるので、物理層(L1),デ
ータリンク層(L2)およびアプリケーション層(L
7)の3層構造とし、このうちのデータリンク層(L
2)をさらにLLC(Logical Link Co
ntrol;論理リンク制御)副層およびMAC(Me
dium Access Control;媒体アクセ
ス制御)副層に分けた構成とし、アプリケーション層
(L7)にはOSIに規定されたL3〜L6を適宜含ん
だ構成が採用されている。
【0040】このデータリンク層に対して要求されてい
る条件と方式については次のようなものがある。 (1)多用な通信エリアにおける通信が可能なこと 具体的には、約3m(料金所における極小通信エリア)
から、約35m(本線における一般通信エリア)までを
単一のプロトコルで通信が行なえるようにすることであ
る。図5には、このような条件に対応する3つの実施態
様が示されている。
【0041】同図(a)は、例えば4つの車線を1基の
アンテナでカバーする場合で、予告あるいは広域情報の
通信を行なう場合などに対応し、この場合には、通行車
両が高速で通過することを想定して35m程度の範囲ま
で通信エリアが設定されるようになっている。同図
(b)では、3つの車線を1基のアンテナでカバーする
場合で10m程度の通信エリアを設けたものである。同
図(c)では、4つの車線をそれぞれに分離帯で区切っ
て通行する場合にそのそれぞれの車線に対応して4m程
度の通信エリアを設定するアンテナを1基ずつ設けるも
ので、料金所などの構成に対応している。
【0042】(2)複数車両との同時通信が可能なこと 複数車両との間の同時通信を可能とするため、スロッテ
ッドアロハ方式による時分割多重アクセス方式を採用し
ている。この場合、車載機を搭載した車両は狭い通信エ
リアを高速(例えば複数車線に対応する場合には最高速
度180km/h程度、1車線に区切る場合には最高速
度80km/h程度)で走行しても確実に通信が行なえ
るようにすることを前提としているので、複数の車両間
での通信衝突確率を極めて低く抑えるように制御する必
要がある。
【0043】(3)情報量が多く通信の信頼性が高いこ
と ETCの出口料金所ビーコンの通信の情報量は最大で
4.1kビットであり、CVO/双方向ナビゲーション
の一般本線上ビーコンの通信の情報量は最大で31kビ
ットを限度とする。また、ETCにおいては無線回線上
のビットエラー率(BER)が1×10−5のときに、
通信システム全体としての通信エラー率が1×10−6
以下となるように信頼性を確保するものとする。
【0044】(4)アクティブ通信方式に適しているこ
と 路上機からのダウンリンクは半二重通信だけでなく全二
重通信も可能とする。また車載機からのアップリンクは
基本的には半二重通信を前提とし、全二重通信も可能な
ものである。
【0045】上記したような条件を満たすべく設けられ
た本通信プロトコルにおいては、以下に説明するような
通信手順で通信処理が実施される。ここでは、複数の移
動車載機と路側機間のポイントツーポイントの短時間内
での双方向通信に適した同期式アダプティブスロッテッ
ドアロハ方式の通信制御手順を基準としている。そし
て、基本的には半二重通信を前提としているが、本実施
例において採用しているように、上り、下りに異なる周
波数を用いた全二重通信も可能な通信制御方式が規定さ
れている。
【0046】図6は上述した条件を満たすようにした通
信状態の一例を概念的に示したものであり、1台の路上
機RSEの通信エリアA内で例えば4台の車両のそれぞ
れに搭載されている車載機OBE−A,OBE−B,O
BE−C,OBE−Dが双方向通信を行う場合を示して
いる。図7は全二重モードの同期式スロッテッドアロハ
方式の通信フレームと4台の車載機OBE−A〜Dとの
通信動作を記載している。
【0047】本プロトコルでは、図8に示しているよう
に、1回の通信フレームをFCMS,MDS,ACTS
の3つのスロットにより構成している。この場合、FC
MS(Frame Control Message
Slot)は、路上機RSEが通信の制御を行うため、
フレームの同期,通信スロットの割り当てなどを車載機
OBEに対して行うためのスロットで、必ずフレームの
先頭に位置する。MDS(Message Data
Slot)は、FCMSに続いて位置するように設けら
れる実際の通信データを含むスロットであり、データ伝
送に対する確認応答もこのスロットに含まれており、通
信データを含むMDC(MessageData Ch
annel)と確認応答を含むACKC(ACKnow
ledge Channel)で構成されている。そし
て、ACTS(ACTivation Slot)は、
車載機OBEが通信登録要求を行うスロットであり、必
ず先頭にWCN(Wireless Call Num
ber)−ACTSを指定し、これに続いて複数のAC
TC(ACTivation Channel)を連続
して割り付けるもので、このACTSがフレームの最後
のスロットとなる。
【0048】また、ダウンリンクに設けられるスロット
はFCMS,MDSで構成され、アップリンクに設けら
れるスロットはMDS,ACTSで構成される。このフ
レームをある回数繰り返すことにより1回のトランザク
ションが完了する。
【0049】次に、上述の場合における通信手順につい
て説明する。図7は、全二重通信モードのMDSが4、
ACTSが2の場合のフレーム構成を示しており、ダウ
ンリンク,アップリンクのそれぞれで異なる周波数の伝
送チャネルを用いてMDSを多重している。
【0050】(0)まず、OBEはRSEから常時送信
されているFCMSの信号レベルを検出し、通信エリア
Aに入ったと判断し、OBEを起動するようになる。
【0051】(1)RSEはフレーム構成などの通信プ
ロファイルをFCMSで報知する。
【0052】(2)OBEはFCMSの内容を判別し、
ACTS内のACTCをランダムに選択してリンクアド
レスを付加してリンク要求信号をRSEに送信してアソ
シエーションの要求を行う。
【0053】(3)次に、OBEはFCMSのスロット
割り当てに従いRSEはダウンリンクによりOBEにデ
ータを送信し、アップリンクによりOBEからのデータ
を受信する。このとき、OBEおよびRSEはデータ送
信の終了時には同スロット内でACKを返信する。
【0054】以上のようにして、4つのOBE−A〜D
のRSEとの間の通信をそれぞれに対してスロット割り
当てを行なうことにより、衝突をなくして確実に通信を
行なうようにしている。
【0055】次に、上述した全二重通信フレームの構成
について詳述する。
【0056】(1)FCMS(フレーム制御メッセージ
スロット) これは図9に示すように、1オクテットの物理媒体層の
チャネル構成等情報不フィールドSIG(Signal
ing)、1オクテットのRSEの識別番号フィールド
FID(Fixed Equipment ID)、1
オクテットのフレーム構成情報フィールドFSI(Fr
ame Structure Informatio
n)、RSEのサービスアプリケーション情報フィール
ドSC(Service Code)、通信スロットの
割り当て用の8個のスロット制御フィールドSCI(S
lot Control Identifire)から
構成される。SCIは、MDS割り当て情報として、1
オクテットの制御情報サブフィールドCI(Contr
ol Information)と、2オクテットのリ
ンクアドレスサブフィールドIDN(ID Numbe
r)とから構成される。
【0057】これらの信号には、2オクテットのプリア
ンブル信号PR(PReamble)と4オクテットの
同期信号UW1(Unique Word)および2オ
クテットの誤り検査信号CRC(Cyclic Red
undancy ErrorCheck)が先頭に付加
され、その前後にはガードタイムt0,t2を設定し、
全体として100オクテットのスロット長に設定されて
いる。
【0058】ここで、ユニークワードUW1は、一般的
な通信方式においてはフラグとして設定されるもので、
これを受信する車載機OBE側でフレームの先頭を検出
して同期をとるために付加されるもので、例えば、4オ
クテットつまり32ビットのビットパターンを次のよう
に設定する。
【0059】UW1 = 0111 1100 110
1 0010 0001 0101 1101 1000 つまり、第1の比較器50および第2の比較器51には
このUW1のビットパターンの上位16ビットおよび下
位16ビットが設定されているのである。
【0060】(2)MDS(メッセージデータスロッ
ト) これは、図10に示すように、データ伝送用のMDC
(Message Data Channel)と、受
信した信号が正しく受信できたかを送信元に通知するA
CKC(ACKnowledge Channel)と
から構成されている。またACKCの前後にはガードタ
イムt3,t4が設定され、全体として100オクテッ
トのスロット長に設定されている。
【0061】このうち、MDCは、図11にも示すよう
に、65オクテットのLPDU(Link Servi
ce Data Unit)と、2オクテットのMAC
制御フィールド(MAC)から構成される。LPDU
は、LLC制御フィールドとLSDU(Link Se
rvice Data Unit)からなり、このLP
DUおよびMAC制御フィールド,CRCにはデータス
クランブルが適用される。そして、これらの信号には、
2オクテットのプリアンブル信号PRと、2オクテット
の同期信号UW2と、2オクテットの誤り検査信号CR
Cが付加され、物理媒体層で伝送される。
【0062】ここで、ユニークワードUW2は、これを
受信する車載機OBE側でスロットの先頭を検出して同
期をとるために付加されるもので、例えば、2オクテッ
トつまり16ビットのビットパターンを次のように設定
する。
【0063】 UW2 = 0001 0101 1101 1000 なお、このUW2は、図4にも示しているように、前述
したUW1の下位16ビットのビットパターンと同じビ
ットパターンに設定されている。そして、第2の比較器
51にはこのUW2のビットパターンが設定されている
のである。
【0064】また、ACKC(受信通知チャネル)は、
1オクテットの受信通知情報フィールドAI(Acti
vation Information)のみで構成さ
れ、この信号に2オクテットのプリアンブル信号PR
と、2オクテットの同期信号UW2と、2オクテットの
誤り検査信号CRCが付加され物理媒体層で伝送される
ようになっている。なお、ここで用いる同期信号UW2
は上述のMDCで用いるものと同じ同期信号UW2であ
る。
【0065】(3)WCN−ACTS,ACTS(リン
ク要求スロット) リンク要求スロットは、リンク要求信号ACTCのみか
らなるリンク要求スロット(ACTS)と、識別符号チ
ャネル(WCNC)の多重領域を有するリンク要求スロ
ット(WCN−ACTS)とからなる。また、リンク要
求スロットの1スロットは、複数個のACTCからな
る。そして、これらのリンク要求スロットにも上述と同
じように2オクテットのプリアンブル信号PRと、2オ
クテットの同期信号UW2と、2オクテットの誤り検査
信号CRCが付加される。
【0066】さて、本実施例においては、RSEとして
のアンテナユニット16〜18は、図5(c)の構成に
対応したものを一例として示しているもので、通信プロ
トコルとしては上述したように図5(a)に示す構成の
場合でも対応できるものとして構成されている。
【0067】アンテナユニット16〜18においては、
それぞれ通信エリア19〜21に対して通信信号を送信
している。この場合、各通信信号を構成するフレームの
先頭でFCMSを送信する。このFCMSには前述した
ように、長いデータ長の同期信号である32ビットの同
期信号UW1を付加している。また、このFCMSによ
り割り当てられた各スロット内で通信を行なう場合に送
信する通信信号には短いデータ長の同期信号である16
ビットの同期信号UW2が付加されている。
【0068】いま、車載機26を搭載した車両が高速道
路11の車線12を通行している場合に、ガントリ15
の下を通過するときにアンテナユニット16の通信エリ
ア19に差し掛かると、アンテナユニット16から送信
される通信信号を受信するようになる。車載機26は、
アンテナ27で受信された通信信号がサーキュレータ4
4を介して混合器46に入力されると、発振器43の発
振出力と合成されて受信回路45に入力されるようにな
る。
【0069】受信回路45においては、受信した通信信
号をアナログ復調して制御回路41に出力するようにな
る。制御回路41においては、図示しないデジタル復調
部において受信データに復調し、その受信データを順次
シフトレジスタ49に出力するようになる。
【0070】受信データの先頭には上述したように同期
信号UW1が付加されているので、これがシフトレジス
タ49に入力された時点で第1の比較器50および第2
の比較器51はそれぞれビットパターンが一致すること
により検出信号を出力するようになる。これにより、A
ND回路53の出力はロウレベルのままで、AND回路
52からハイレベルの検出信号が出力されるようにな
る。
【0071】これにより、受信開始判定回路55は同期
信号UW1が検出されたことを判定して、以後の受信デ
ータをCPU56側に受け入れるようにデータレジスタ
57に判定信号を出力するようになる。また、この情報
はCPU56にも出力され、CPU56は、これに基づ
いてデータレジスタ57を介して入力される受信データ
の処理を行なう。そして、このとき得られたFCMSに
より指定されたスロットのタイミングに対応して応答信
号を送信すべく変調回路42を介して変調した通信信号
をアンテナ27から送信するようになる。
【0072】また、このフレームにおいて後続の受信デ
ータがある場合には、上述と同様にして受信データの先
頭に付加された同期信号UW2を検出することによりそ
のタイミングで得られる受信データをCPU56に取り
入れるようになる。この場合、UW2のビットパターン
がシフトレジスタ49に入力されると、下位側の16ビ
ットにUW2の受信データが入力された時点で第2の比
較器51からハイレベルの検出信号が出力されるように
なる。また、この時点では、シフトレジスタ49の上位
16ビット部分にはプリアンブルのデータが入力されて
いるので、第1の比較器50はロウレベルの出力状態と
なっている。
【0073】これにより、AND回路52はロウレベル
の状態であり、AND回路53はハイレベルの検出信号
を出力するようになる。つまり、シフトレジスタ49に
同期信号UW2のデータが入力された時点ですぐにこれ
を検出することができるのである。受信開始判定回路5
5はこの同期信号UW2の検出タイミングでデータレジ
スタ57の受信データをCPU57側に受け入れるよう
に判定信号を出力する。また、CPU57は、この判定
信号を受けることにより、後続の受信データの処理を行
なうようになる。
【0074】このようにして、一連の通信処理が終了す
ると、例えば、車載機26のデータメモリ48に通行料
金などの課金処理データが記憶されるようになる。ま
た、交通情報などがデータとして得られた場合には、運
転者にその情報を報知すべく図示しない表示装置などに
表示されるようになる。
【0075】このような本実施例によれば、DSRC通
信プロトコルの条件下での車載機26と路上機であるア
ンテナユニット16〜18との間の通信処理において、
通信開始時のFCMSに設定する32ビットの同期信号
UW1およびこれに続くMDSに設定する16ビットの
同期信号UW2に対して、同期信号UW2のビットパタ
ーンを同期信号UW1の中の16ビットのビットパター
ンと同じになるように設定するので、同期信号UW1お
よびUW2を識別して検出するための構成を簡単化する
ことができ、集積回路を構成する場合の省スペース化を
図ることができるようになる。
【0076】また、同期信号UW2のビットパターンを
同期信号UW1の下位16ビットのビットパターンと一
致するようにしているので、同期信号UW2を検出する
ときに、同期信号UW2の16ビット分の受信データが
シフトレジスタ49に入力された時点ですぐにこれを判
定することができるので、迅速に通信処理を進めること
ができるようになり、車載機26とアンテナユニット1
6〜18との間の限られた時間内で確実に必要な通信処
理を実施できるようになる。
【0077】図12および図13は本発明の第2の実施
例を示すもので、第1の実施例と異なるところは、同期
信号UW2のビットパターンの設定を同期信号UW1の
ビットパターンのうちの下位側16ビットから上位側に
2ビット分シフトさせた部分のビットパターンとしたと
ころである。
【0078】図13は同期信号UW1に対する同期信号
UW2のビットパターンを示しており、同期信号UW2
は、同期信号UW1のビットパターンのうちの先頭から
15ビット目を先頭ビットとし、以降の30ビット目ま
でのビットパターンを採用している。また、この同期信
号UW2に続いて付加するコードを2ビットの識別コー
ドとして設けている。この識別コードは、「01」,
「10」,「11」の3つのパターンを設け、同期信号
UW1の下位2ビットの「00」と区別できるようにし
ている。
【0079】そして、例えば、同期信号UW1を付加す
るのがFCMSであるのに対して、同期信号UW2はM
DC,ACKおよびACTなどの複数のスロットの先頭
に付加するので、これらを識別するために、同期信号U
W2に対して、「01」を付加するときにはMDC、
「10」を付加するときにはACK、「11」を付加す
るときにはACTのスロットであることを決めておく。
【0080】図12は、同期信号UW1,UW2と共に
これら3つの識別コードを判定するための回路構成を示
している。第1の比較器58は14ビットのデータを比
較するもので、シフトレジスタ49の上位14ビットの
データが入力されるようになっている。第2の比較器5
9は16ビットのデータを比較するもので、シフトレジ
スタ49の上位15ビット目から30ビット目までの間
のデータが入力されるようになっている。
【0081】デコーダ60はシフトレジスタ49の下位
2ビットのデータを入力して4つの出力端子の対応する
ものにハイレベルの検出信号を出力する。なお、第2の
比較器59は、同期信号UW2のビットパターンを検出
するように設定されており、第1の比較器58は同期信
号UW1の上位14ビットのビットパターンを検出する
ように設定されている。
【0082】第1の比較器58の出力端子はAND回路
61の入力端子に接続され、第2の比較器59の出力端
子はAND回路61〜64の各入力端子に共通に接続さ
れている。また、デコーダ60の「00」の出力端子は
AND回路61の入力端子に接続され、「01」,「1
0」および「11」の各出力端子はそれぞれAND回路
62,63,64の各入力端子に接続されている。
【0083】上記構成によれば、受信データに同期信号
UW1が付加されている場合には、第1の比較器58,
第2の比較器59からハイレベルの検出信号が出力さ
れ、デコーダ60からは「00」の出力端子にハイレベ
ルの検出信号が出力される。これにより、AND回路6
1のみがハイレベルの検出信号を出力するようになり、
もって同期信号UW1が検出される。
【0084】また、受信データに同期信号UW2が付加
されている場合には、後続の2ビットの識別コードが
「01」か「10」かあるいは「11」かによってデコ
ーダ60の出力が異なる。このとき、第1の比較器58
はロウレベルの出力となり、第2の比較器はハイレベル
の出力となるので、識別コードの値に応じてAND回路
62〜64のいずれかからハイレベルの検出信号が出力
されるようになる。これにより、同期信号UW2ととも
にこれに付加されている識別コードが判定された状態で
受信開始判定回路55に判定されるようになる。
【0085】このような第2の実施例によれば、同期信
号UW2に識別コードを付加してスロットの区別をする
ようにしたので、同じ同期信号UW2を付加されるスロ
ットでも、識別コードの判定によってスロットをあらか
じめ判定することができるので、受信データの処理を迅
速に行なうことができるようになると共に、ノイズなど
による誤判定を極力防止することができるようになる。
【0086】図14は本発明の第3の実施例を示すもの
で、第2の実施例と異なるところは、同期信号UW2の
ビットパターンを、同期信号UW1の上位16ビットの
ビットパターンと同じに設定したところである。この場
合、このように同期信号UW2を設定したことに伴っ
て、第1の比較器58はシフトレジスタ49の下位14
ビットのデータを比較するように設けられ、第2の比較
器59はシフトレジスタ49の上位16ビットのデータ
を比較するように設けられ、デコーダ60はシフトレジ
スタ49の上位17ビット目および18ビット目のデー
タを入力するように設けられる。
【0087】また、第2の比較器59は前述同様に同期
信号UW2のビットパターンを検出するように設定され
ており、第1の比較器58は同期信号UW1の下位14
ビットのビットパターンを検出するように設定されてい
る。そして、このような第3の実施例によっても第2の
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0088】図15は本発明の第4の実施例を示すもの
で、第1の実施例と異なるところは、3つの同期信号U
W1,UW2およびUW3を用いる場合に適用したとこ
ろである。この場合、同期信号UW1はN1ビットのデ
ータ長で設定されており、同期信号UW2はN2(<N
1)ビットのデータ長で且つ同期信号UW1のビットパ
ターンの中央部近傍に位置するものと同じビットパター
ンに設定されている。また、同期信号UW3はN3(<
N2)ビットのデータ長で且つ同期信号UW2の上位N
3ビットのビットパターンと同じビットパターンに設定
されている。
【0089】受信データが順次入力されるシフトレジス
タ65は、N1ビット以上のものが設けられており、そ
のうちの所定の位置のN1ビット分のデータが、上位側
から第1の比較器66,第2の比較器67,第3の比較
器68および第4の比較器69に振り分けられて入力さ
れるようになっている。
【0090】このうち、第2の比較器67はN3ビット
のデータを入力して同期信号UW3のビットパターンを
検出するように設けられている。第3の比較器68は
(N2−N3)ビット分のデータを入力して同期信号U
W2の下位(N2−N3)ビット分のビットパターンを
検出するように設けられている。また、第1の比較器6
6および第4の比較器69は、同期信号UW1の上位側
と下位側の所定ビット数のビットパターン(合計(N1
−N2)ビット分)をそれぞれ検出するように設けられ
ている。
【0091】AND回路70,71および72はそれぞ
れ、同期信号UW1,UW2およびUW3の検出信号を
出力するように設けられたもので、AND回路70の入
力端子は4つの比較器66〜69の出力端子に接続さ
れ、AND回路71の入力端子は比較器67,68の出
力端子に接続されると共にインバータ回路73,74を
それぞれ介して比較器66,69の出力端子に接続され
ている。また、AND回路72の入力端子は比較器67
の出力端子に接続されると共に、インバータ回路75〜
77をそれぞれ介して比較器66,68,69の出力端
子に接続されている。
【0092】上記構成によれば、受信データに同期信号
UW1〜UW3が含まれるときに、それぞれに対応して
AND回路70〜72から検出信号を得ることができ
る。そして、このように異なるデータ長の同期信号の種
類が増加する場合でも比較器の設定ビット数を最大のデ
ータ長の同期信号UW1のビット数分だけ設けることで
構成することができるようになる。
【0093】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形また拡張できる。高速道路
以外に、一般道路やあるいは駐車場等にも適用できる
し、異なるデータ長の同期信号を用いる他の通信システ
ムとして、例えば、商用車管理CVOあるいは双方向ナ
ビゲーションなどの各種ITSにも適用できる。さら
に、他の無線通信システムにおいても適用できるし、無
線通信に限らず有線通信においても適用が可能である。
また、全二重通信方式以外に半二重通信方式でも適用す
ることができる。
【0094】同期信号の個数は4個以上設けることもで
きる。さらに、データ長も任意のビット数に設定するこ
とができる。シフトレジスタのビット数は最長の同期信
号のビット数以上のものであれば適用できる。受信開始
判定回路は必要に応じて適宜設けることができる。デー
タレジスタのシフトレジスタからのデータ取出ビット位
置は必要に応じて適宜設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の電気的構成
【図2】全体の電気的構成図
【図3】路上機と車載機との配置関係を示す外観斜視図
【図4】2つの同期信号のビットパターンの対応関係を
説明する作用説明図
【図5】要求される通信エリアの具体的な態様を示す図
【図6】複数のOBEと通信するRSEの通信状況を示
す概念図
【図7】通信フレームのスロット構成と各OBEとの通
信状況を説明する図
【図8】通信フレームの基本構成を示す図
【図9】FCMSのデータ構成を示す図
【図10】MDSのデータ構成を示す図
【図11】MDCのデータ構成を示す図
【図12】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図13】図4相当図
【図14】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図15】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図16】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11は高速道路、 15はガントリ(路上機)、 16〜18はアンテナユニット(路上用通信装置)、 19〜21は通信エリア、 22は自動車(車両)、 23〜25はアンテナ素子、 26は車載機(車載用通信装置)、 27はアンテナ、 28〜30は制御回路、 31は制御部、 32はコントロール回路、 41は制御回路、 49はシフトレジスタ、 50は第1の比較器、 51は第2の比較器、 52は第1のAND回路、 53は第2のAND回路、 55は受信開始判定回路、 56はCPU、 57はデータレジスタ、 58は第1の比較器、 59は第2の比較器、 60はデコーダ、 61〜64はAND回路、 65はシフトレジスタ、 66〜69比較器、 70〜72はAND回路である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され所定の通信エリアを通過
    する際に受信した通信信号に含まれる同期信号に基づい
    て後続の通信データの処理を行なうようにした車載用通
    信装置において、 前記同期信号は、データ長が異なる少なくとも2種類の
    ものが設定され、そのうち長いデータ長の同期信号のビ
    ットパターンはそれよりも短いデータ長の同期信号のビ
    ットパターンを含むように設定されていることを特徴と
    する車載用通信装置。
  2. 【請求項2】 前記同期信号は、前記短いデータ長の同
    期信号に付随して所定ビット数の識別ビットパターンが
    付加される場合には、その識別ビットパターンが前記長
    いデータ長の該当する位置のビットパターンと異なるよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項1記載の車
    載用通信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信した通信信号から前記長いデー
    タ長の同期信号を検出するとその同期信号に基づいて通
    信処理を開始し、これに続く通信信号から前記短いデー
    タ長の同期信号を検出するとその同期信号に基づいて通
    信処理を継続することを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載の車載用通信装置。
  4. 【請求項4】 前記車載用通信装置は前記同期信号を検
    出する受信部を備え、 この受信部は、 前記同期信号のうちの最短のデータ長の同期信号を検出
    するように比較部のビットパターンが設定された第1の
    検出回路と、 この第1の検出回路により最短のデータ長の同期信号が
    検出されたときにその同期信号よりも長いデータ長の同
    期信号のビットパターンのうちの前記第1の検出回路に
    より検出されるビットパターン以外の部分を比較してそ
    の同期信号を検出する第2の検出回路とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車
    載用通信装置。
  5. 【請求項5】 通信データを送信するための通信信号に
    同期信号を用いて送信し、所定の通信エリアを通過する
    車両に搭載された車載用通信装置との間で通信処理を行
    なう路上用通信装置において、 前記同期信号は、データ長が異なる少なくとも2種類の
    ものが設定され、そのうち長いデータ長の同期信号のビ
    ットパターンはそれよりも短いデータ長の同期信号のビ
    ットパターンを含むように設定されていることを特徴と
    する路上用通信装置。
  6. 【請求項6】 前記同期信号は、前記短いデータ長の同
    期信号に付随して所定ビット数の識別ビットパターンが
    付加される場合には、その識別ビットパターンが前記長
    いデータ長の該当する位置のビットパターンと異なるよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項5記載の路
    上用通信装置。
  7. 【請求項7】 前記路上用通信装置は、新たに通信を開
    始することを示す通信信号に前記長いデータ長の同期信
    号を用いて送信し、その通信に継続する通信信号に前記
    短いデータ長の同期信号を用いて送信することを特徴と
    する請求項5または6のいずれかに記載の路上用通信装
    置。
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