JP2001297890A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2001297890A
JP2001297890A JP2000112304A JP2000112304A JP2001297890A JP 2001297890 A JP2001297890 A JP 2001297890A JP 2000112304 A JP2000112304 A JP 2000112304A JP 2000112304 A JP2000112304 A JP 2000112304A JP 2001297890 A JP2001297890 A JP 2001297890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
discharge lamp
output
lamp
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000112304A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Ukita
伸夫 浮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Life Solutions Ikeda Electric Co Ltd
Original Assignee
Ikeda Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Electric Co Ltd filed Critical Ikeda Electric Co Ltd
Priority to JP2000112304A priority Critical patent/JP2001297890A/ja
Publication of JP2001297890A publication Critical patent/JP2001297890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解能の少ないDA変換回路を用いて放電灯
からの光出力変動の無い小型で安価な高圧放電灯点灯装
置を提供する。 【解決手段】 目標値を状況に応じて可変設定する演算
回路2と、演算回路2の出力する目標値を示すデジタル
信号をアナログ変換するDA変換回路3と、DA変換回
路3によりアナログ変換された目標値と検出した放電灯
Laへの入力量とを比較して、放電灯Laへの入力量が
前記目標値になるようにフードバック制御する制御回路
4とを備えた放電灯点灯装置において、DA変換回路3
の出力がビット移行により段階的に変動するときに、そ
の上位ビットと下位ビットと間でビット移行を繰り返し
ながら出力変動するように、前記演算回路2の出力が制
御設定され、前記DA変換回路3と制御回路4との間
に、DA変換回路3のアナログ出力を積分する積分回路
17が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル演算回路に
よって放電灯への投入電流または投入電力等の目標値を
順次演算し、その演算結果に応じた投入電流または投入
電力等を放電灯に供給するようにした放電灯点灯装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧放電灯点灯装置でCPUを演
算回路として用いてPWM制御回路にて高圧放電灯La
への電力等の入力量を制御する放電灯点灯装置において
は、演算回路からの演算結果を外部に伝達する手段とし
て、演算結果を示すデジタル信号をアナログ信号に変換
するDA変換回路を用いている。この場合、DA変換回
路のアナログ出力がビット移行するときの変動を少なく
する必要があるため、DA変換回路として、10ビット
(1024階調)以上の分解能の高いDA変換回路を用
いていた。
【0003】図8にこの種の従来の高圧放電灯点灯装置
の具体例を示している。図8において、直流電源Eより
トランスTを介してスイッチ素子Q1がオンすると、ト
ランスTの2次側には巻数比に応じた電圧が発生する。
この発生した電圧をダイオードD1及びコンデンサC1
により平滑、整流して直流電圧とする。そして、高圧放
電灯Laの状態を検出する手段として、高圧放電灯La
のランプ電圧と同値である前記直流電圧を抵抗R1,R
2より分圧してAD変換回路1に入力し、AD変換回路
1により、高圧放電灯Laのランプ電圧を示すデジタル
信号に変換される。
【0004】AD変換回路1によりデジタル化された信
号は、CPUにより構成した演算回路2にシリアルデー
タとして送られ、演算回路2では、例えば図5に示すよ
うなランプ電圧とランプ電流との関係に基づいて、CP
U内部に設定されたプログラムにより、高圧放電灯La
のランプ電圧に応じて、高圧放電灯Laに対し最適な投
入電力を得るための目標ランプ電流を順次演算し決定す
る。前記演算回路2で演算し決定した目標ランプ電流の
値はデジタルデータであるので、アナログ信号に変換す
る必要があり、演算回路2よりシリアルデータとしてD
A変換回路3に送り、DA変換回路3にて目標ランプ電
流を示すデジタル信号をアナログ信号に変換する。
【0005】アナログに変換された目標ランプ電流を示
すアナログ信号(目標ランプ電流に比例した電圧を有す
る目標基準電圧V1)は、PWM(Pulse Wid
thModulation)制御回路4に送られ、PW
M制御回路4の内部の第1比較回路5にて、目標ランプ
電流を示す目標基準電圧V1と抵抗R3で検出した検出
ランプ電流を示すランプ電流検出信号(検出したランプ
電流に対応する電圧を有する検出電圧V2)と比較し、
前記目標ランプ電流を示す目標基準電圧V1よりも検出
ランプ電流を示す検出電圧V2が高ければ、第1比較回
路5の出力する比較電圧V3を上げ、逆に前記目標ラン
プ電流を示す目標基準電圧V1より検出ランプ電流を示
す検出電圧V2が低ければ、第1比較回路5の出力する
比較電圧V3を下げる動作が行われる。
【0006】次いで、第1比較回路5から出力する比較
電圧V3は、第2比較回路6に送られ、第2比較回路6
では、三角波発振回路7の出力する固定周波数の三角波
信号V4と比較電圧V3と比較することにより、最終的
に目標ランプ電流(目標基準電圧V1)よりも検出ラン
プ電流(検出電圧V2)が高ければ、PWM制御回路4
の出力する駆動信号Sのパルス幅を短くし、目標ランプ
電流(目標基準電圧V1)よりも検出ランプ電流(検出
電圧V2)が低ければ、PWM制御回路4の出力する駆
動信号Sのパルス幅を広げる動作となる。
【0007】つまり、この駆動信号Sのパルス幅は、電
界効果トランジスタ(FET)等で構成したスイッチ素
子Q1のオンする幅でもあるので、前記目標ランプ電流
(目標基準電圧V1)に満たない検出ランプ電流(検出
電圧V2)の場合に対しては、スイッチ素子Q1に入力
する駆動信号Sのパルス幅を増加させて、高圧放電灯L
aのランプ電流を増加させ、前記目標ランプ電流(目標
基準電圧V1)より高い検出ランプ電流(検出電圧V
2)の場合は、逆にスイッチ素子Q1に入力する駆動信
号Sのパルス幅を減少させて、高圧放電灯Laのランプ
電流を減少させる。これにより、放電灯Laのランプ電
流が演算回路2より演算した目標ランプ電流になるよう
にフードバック制御することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、D
A変換回路3のアナログ出力は、図9に示すように、分
解能の階調に応じた階段状の変動となるため、その変動
幅を小さくしないと高圧放電灯Laに加えられる電力変
動幅が大きくなってしまい、この電力変動により高圧放
電灯Laから出力される光束が変化し、目視によってチ
ラツキを感じるという問題があった。例えば、分解能力
が8ビットのDA変換回路3の場合、分解能力は2の8
乗で256階調となる。また、図5は、ランプ電力35
Wの高圧放電灯Laへ加えられる電流特性を示してお
り、高圧放電灯Laの始動時のランプ電圧が低い領域で
は、光束の立ち上がりを早めるために、2.60Aのラ
ンプ電流を高圧放電灯Laに与えるので、DA変換回路
3の分解能1階調あたりの電流変化は、 2.60(A)256=0.0101(A) となる。
【0009】1階調変化によるランプ電力変動は、(ラ
ンプ電圧(V)×DA変換回路3による1階調電流変化
(A)=1階調変化によるランプ電力変動(W))とな
り、高圧放電灯Laの安定時においてランプ電圧が90
V近辺になるときには、同じ1階調変動する場合のラン
プ電力の変動は、DA変換回路3の1階調当たりの電流
変化度が高圧放電灯Laへの最大電流で規定されるの
で、 90(V)×0.0101(A)=0.909(W) となる。また、高圧放電灯Laのランプ電圧が90Vに
なる安定点灯時のDA変換回路3の1階調あたりの定格
電力35Wに対する変動は、 0.909(W)/35(W)=2.6% となり、この場合、2.6%の電力変動は、そのまま高
圧放電灯Laからの光束変動として現れ、このときに目
視では光のチラツキとして視認されてしまう。
【0010】なお、高圧放電灯Laが始動時から安定点
灯に至る過程のランプ電圧が低い領域では、DA変換回
路3の電流変化度が高圧放電灯Laへの最大電流で規定
された値により分解能が決定されるため、ランプ電圧が
低いほどランプ電力の変化度は小さくなる。また、図6
に示すように、ランプ電圧が低い領域では高圧放電灯L
a自身の発光効率も低く、ランプ電力の変化度に対する
光束の変化も少なくなる。従って、特に、高圧放電灯L
aのランプ電圧が高く、高圧放電灯Laの発光効率も高
い領域では、DA変換回路4の出力変動による高圧放電
灯Laに加えられる電力変動幅が大きくなり、そのとき
の電力変動時に高圧放電灯Laより出力される光束が大
きく変化し、目視によってチラツキをより強く感じるこ
ととなる。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、分解能力が低
いDA変換回路を用いても放電灯からの光変動が目視に
より視認できない高圧放電灯点灯装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の技術手段は、放電灯Laの電圧に対する電流
又は電力等の目標値を、状況に応じて演算設定する演算
回路2と、演算回路2の出力する目標値を示すデジタル
信号をアナログ変換するDA変換回路3と、DA変換回
路3によりアナログ変換された目標値と検出した放電灯
Laへの出力量とを比較して、放電灯Laへの出力量が
前記演算回路2により演算設定した目標値になるように
フードバック制御する制御回路4とを備えた放電灯点灯
装置において、少なくとも放電灯Laの一部の発光領域
において、DA変換回路3の出力がビット移行により変
動するときにその上位ビットと下位ビットとの両者間で
ビット移行を繰り返しながら出力変動するように構成さ
れ、前記DA変換回路3と制御回路4との間に、DA変
換回路3のアナログ出力を積分する積分回路17が設け
られている点にある。
【0013】本発明の他の技術手段は、放電灯Laの状
態を検出する検出手段と、検出された放電灯Laの状態
に応じた適切なランプ電力を得るための目標ランプ電流
を順次演算する演算回路2と、演算回路2の出力する目
標ランプ電流を示すデジタル信号をアナログ変換するD
A変換回路3と、前記DA変換回路3によりアナログ変
換された目標ランプ電流と検出した検出ランプ電流とを
比較して、放電灯Laのランプ電流が前記演算回路より
演算した目標ランプ電流になるようにフードバック制御
する制御回路4とを備えた放電灯点灯装置において、少
なくとも放電灯Laの発光効率の高い領域において、D
A変換回路3の出力がビット移行により変動するとき
に、その上位ビットと下位ビットとの間でビット移行を
繰り返しながら出力変動するように、前記演算回路2の
出力が制御され、前記DA変換回路3と制御回路4との
間に、DA変換回路3のアナログ出力を積分する積分回
路17が設けられている点にある。
【0014】本発明の他の技術手段は、前記積分回路1
7の積分時定数が、放電灯Laの発光効率の高い領域で
は大きく、発光効率の低い領域では小さくなるようにし
た点にある。本発明の他の技術手段は、前記DA変換回
路3の分解能が8ビット以下に設定されている点にあ
る。本発明の他の技術手段は、前記制御回路4が、放電
灯Laへのランプ電流の入力量を制御するスイッチ素子
Q1をPWM制御するように構成されている点にある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態を
示し、この放電灯点灯装置は、前記図8に示す従来の放
電灯点灯装置と同様に、直流電源Eに接続されたトラン
スTと、電界効果トランジスタ(FET)等で構成した
スイッチ素子Q1と、ダイオードD1と、コンデンサC
1とを備え、スイッチ素子Q1がオンすると、トランス
Tの2次側には巻数比に応じた電圧が発生し、この発生
した電圧をダイオードD1及びコンデンサC1により平
滑、整流するように構成されている。
【0016】そして、ダイオードD1及びコンデンサC
1により平滑、整流した直流電圧を抵抗R1,R2より
分圧してAD変換回路1に入力するようになっている。
抵抗R1,R2は、高圧放電灯Laの状態を検出する検
出手段であり、トランスTの2次側電圧を整流平滑した
直流電圧を、分圧し、この分圧した電圧を、高圧放電灯
Laの検出ランプ電圧を示す信号として、AD変換回路
1に入力する。AD変換回路1は入力した検出ランプ電
圧を示す信号をデジタル信号に変換する。また、前記図
8に示す従来の放電灯点灯装置と同様に、上記ダイオー
ドD1及びコンデンサC1の出力側に、スイッチ素子Q
2,Q3,Q4,Q5を有するフルブリッジ回路が設け
られ、このフルブリッジ回路に高圧放電灯Laが接続さ
れ、高圧放電灯Laにイグナイタ回路9が直列に接続さ
れている。スイッチ素子Q2,Q3,Q4,Q5は、例
えば金属酸化膜ゲート電界効果形トランジスタ(MOS
−FET)により構成され、スイッチ素子Q3,Q4と
スイッチ素子Q2,Q5とは、低周波駆動回路10によ
って、低周波で交互にオンオフするように駆動され、こ
れにより高圧放電灯Laの低周波での矩形波点灯を実現
するようになっている。
【0017】イグナイタ回路9は、一次側スイッチ素子
にSSSを採用したシンプルイグナイタで形成され、前
記スイッチ素子Q2,Q3,Q4,Q5による矩形波の
反転直後に反サイクルに1発の高圧パルスを発生するよ
うに構成されている。また、図1に示す放電灯点灯装置
は、図8に示す従来の放電灯点灯装置の場合と同様に、
AD変換回路1と、演算回路2と、DA変換回路3と、
PWM制御回路4と、三角波発振回路7とを備えてい
る。DA変換回路3は、図2に示すように、演算回路2
からのシリアル信号(目標ランプ電流を示すデジタル信
号)を入力する8ビットのシフトレジスタ12と、8ビ
ットのラッチ13と、ラダー抵抗14と、バッファー1
5とを備え、DA変換回路3の分解能が8ビットに設定
されている。
【0018】そして、高圧放電灯Laの発光効率が高い
領域において、DA変換回路3の出力がビット移行によ
り段階的に変動するときに、そのシフトレジスタ12の
上位ビットと下位ビットとの間でビット移行を繰り返し
ながら出力変動するように、前記演算回路2の出力が制
御設定されている。また、前記DA変換回路3と制御回
路4との間に、DA変換回路3のアナログ出力を積分す
る積分回路17が設けられている。この積分回路17の
積分時定数は、高圧放電灯Laの発光効率の高い領域で
は大きくなり、発光高効率の低い領域では小さくなるよ
うに設定されている。
【0019】その他の点は、前記図8に示す従来の放電
灯点灯装置と同様の構成であり、演算回路2は、抵抗R
1,R2によって検出された検出ランプ電圧を示すデジ
タル信号をAD変換回路1から入力し、ランプ電圧に応
じた適切なランプ電力を得るための目標ランプ電流を順
次演算する。DA変換回路3は、演算回路2の出力する
目標ランプ電流を示すデジタル信号をアナログ変換す
る。PWM制御回路4は、DA変換回路3によりアナロ
グ変換された目標ランプ電流と、抵抗R3により検出し
た検出ランプ電流とを比較して、高圧放電灯Laのラン
プ電流が前記演算回路2より演算した目標ランプ電流に
なるようにフードバック制御する。PWM制御回路4
は、第1比較回路5と第2比較回路6とを有し、放電灯
Laへのランプ電流の入力量を制御するスイッチ素子Q
1をPWM制御する。
【0020】前記実施の形態によれば、AD変換回路1
から検出ランプ電圧を示すデジタル信号が、演算回路2
にシリアルデータとして送られ、演算回路2では、例え
ば図6に示すようなランプ電圧とランプ電流との関係に
基づいて、CPU内部に設定されたプログラムにより、
高圧放電灯Laのランプ電圧に応じて、高圧放電灯La
に対し最適な投入電力を得るための目標ランプ電流を順
次演算し決定する。前記演算回路2で演算し決定された
目標ランプ電流を示すデジタル信号は、演算回路2より
シリアルデータとしてDA変換回路3に送られ、DA変
換回路3にて目標ランプ電流を示すデジタル信号をアナ
ログ信号に変換する。
【0021】このとき、高圧放電灯Laの発光効率が高
い領域においては、DA変換回路3の出力がビット移行
により段階的に変動するときに、図3に示すように、そ
のシフトレジスタ12の上位ビットと下位ビットとの間
でビット移行を繰り返しながら出力変動するため、上位
ビットと下位ビットとが入れ替わるときに、DA変換回
路3から出力されるアナログ出力が、上位ビットの高い
出力電圧と下位ビットの低い出力電圧とを段階的に上下
動を繰り返す。このアナログ出力を積分回路17を通す
ことにより、アナログ信号は図4に示すようになだらか
な波形になる。しかも、積分回路17の積分時定数は、
高圧放電灯Laの発光効率の高い領域では大きくなり、
発光高効率の低い領域では小さくなるように設定されて
いるため、特に高圧放電灯Laの発光効率の高い領域
で、電力変動をより一層滑らかなものにすることができ
る。
【0022】そして、上記の如くアナログに変換された
目標ランプ電流を示すアナログ信号(目標ランプ電流に
対応(略比例)した電圧を有する目標基準電圧V1)
は、PWM制御回路4に送られ、PWM制御回路4の内
部の第1比較回路5にて、目標ランプ電流を示す目標基
準電圧V1と抵抗R3で検出した検出ランプ電流を示す
ランプ電流検出信号(検出したランプ電流に対応する電
圧を有する検出電圧V2)と比較し、前記目標ランプ電
流を示す目標基準電圧V1よりも検出ランプ電流を示す
検出電圧V2が高ければ、第1比較回路5の出力する比
較電圧V3を上げ、逆に前記目標ランプ電流を示す目標
基準電圧V1より検出ランプ電流を示す検出電圧V2が
低ければ、第1比較回路5の出力する比較電圧V3を下
げる動作が行われる。
【0023】次いで、第1比較回路5から出力する比較
電圧V3は、第2比較回路6に送られ、第2比較回路6
では、図7に示すように、三角波発振回路7の出力する
固定周波数の三角波信号V4と比較電圧V3と比較する
ことにより、最終的に目標ランプ電流(前記目標基準電
圧V1)よりも検出ランプ電流(検出電圧V2)が高け
れば、PWM制御回路4の出力する駆動信号Sのパルス
幅を短くし、前記目標基準電圧V1より検出ランプ電流
が低ければ、PWM制御回路4の出力する駆動信号Sの
パルス幅を広げる動作となる。
【0024】つまり、この駆動信号のパルス幅は、電界
効果トランジスタ(FET)等で構成したスイッチ素子
Q1のオンする幅でもあるので、前記目標ランプ電流
(目標基準電圧V1)に満たない検出ランプ電流(検出
電圧V2)の場合に対しては、スイッチ素子Q1に入力
する駆動信号Sのパルス幅を増加させて、高圧放電灯L
aのランプ電流を増加させ、前記目標ランプ電流(目標
基準電圧V1)より高い検出ランプ電流(検出電圧V
2)の場合は、逆にスイッチ素子Q1に入力する駆動信
号Sのパルス幅を減少させて、高圧放電灯Laのランプ
電流を減少させる。これにより、放電灯Laのランプ電
流が前記演算回路4より演算した目標ランプ電流になる
ようにフードバック制御することとなる。
【0025】従って、DA変換回路3のビット移行のと
きにおいてDA変換回路3として分解能が8ビット以下
のものを用いても、高圧放電灯Laの発光効率が高い領
域で、高圧放電灯Laに加えられる電力変動が滑らかに
なり、高圧放電灯Laから出力される時間あたりの光変
動率を少なくしてチラツキを視認できなくすることがで
きる。なお、前記実施の形態では、高圧放電灯Laの発
光効率が高い領域で、DA変換回路3の出力がビット移
行により段階的に変動するときに、その上位ビットと下
位ビットと間でビット移行を繰り返しながら出力変動す
るようにしているが、これに代え、高圧放電灯Laの発
光効率に関係なく無条件に、DA変換回路3の出力がビ
ット移行により段階的に変動するときに、その上位ビッ
トと下位ビットと間でビット移行を繰り返しながら出力
変動するようにしてもよい。
【0026】また、前記実施の形態では、高圧放電灯L
aを点灯させる高圧放電灯電灯装置に本発明を適用実施
しているが、本願発明が適用される放電灯点灯装置は高
圧用のものに限定されない。また、前記実施の形態で
は、放電灯Laのランプ電流が演算回路2より演算した
目標ランプ電流になるようにフードバック制御する方法
として、放電灯Laへのランプ電流の入力量を制御する
スイッチ素子Q1をPWM制御するように構成している
が、放電灯Laへの入力量をフードバック制御する方法
は、スイッチ素子Q1のPWM制御に限定されず、他の
制御方法であってもよい。
【0027】また、前記実施の形態では、DA変換回路
3の分解能を8ビットに設定しているが、DA変換回路
3の分解能は8ビットに限定されず、DA変換回路3の
分解能を7ビット、6ビット等の8ビットよりも小さい
ビット数に設定してもよく、また逆に放電灯点灯装置の
種類、性能等によっては、DA変換回路3の分解能を9
ビット以上に設定してもよい。また、前記実施の形態で
は、放電灯Laに対する電圧、電流又は電力等の入力量
の目標値として、演算回路2により、検出された放電灯
Laのランプ電圧に応じた適切なランプ電力を得るため
の目標ランプ電流を順次演算して、この目標ランプ電流
になるようにフードバック制御しているが、放電灯La
に対する入力量の目標値は、ランプ電流に限らず、ラン
プ電圧、ランプ電力その他の入力量を、目標値になるよ
うにフードバック制御するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、分解能力が低いDA変
換回路3を用いても、放電灯Laからの光出力変動を、
視認できない程に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】DA変換回路のブロック図である。
【図3】DA変換回路の出力波形図である。
【図4】積分回路の出力波形図である。
【図5】ランプ電圧とランプ電流との関係を示すグラフ
である。
【図6】ランプ電圧と放電灯の発光効率との関係を示す
グラフである。
【図7】電圧、信号の電圧波形図である。
【図8】従来の放電灯点灯装置を示す回路図である。
【図9】従来の放電灯点灯装置におけるDA変換回路の
出力波形図である。
【符号の説明】
2 演算回路 3 DA変換回路 4 PWM制御回路 17 積分回路 La 放電灯 Q1 スイッチ素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯(La)の電圧に対する電流又は
    電力等の目標値を、状況に応じて演算設定する演算回路
    (2)と、演算回路(2)の出力する目標値を示すデジ
    タル信号をアナログ変換するDA変換回路(3)と、D
    A変換回路(3)によりアナログ変換された目標値と検
    出した放電灯(La)への出力量とを比較して、放電灯
    (La)への出力量が前記演算回路(2)により演算設
    定した目標値になるようにフードバック制御する制御回
    路(4)とを備えた放電灯点灯装置において、 少なくとも放電灯(La)の一部の発光領域において、
    DA変換回路(3)の出力がビット移行により変動する
    ときにその上位ビットと下位ビットとの両者間でビット
    移行を繰り返しながら出力変動するように構成され、前
    記DA変換回路(3)と制御回路(4)との間に、DA
    変換回路(3)のアナログ出力を積分する積分回路(1
    7)が設けられていることを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 放電灯(La)の状態を検出する検出手
    段と、検出された放電灯(La)の状態に応じた適切な
    ランプ電力を得るための目標ランプ電流を順次演算する
    演算回路(2)と、演算回路(2)の出力する目標ラン
    プ電流を示すデジタル信号をアナログ変換するDA変換
    回路(3)と、前記DA変換回路(3)によりアナログ
    変換された目標ランプ電流と検出した検出ランプ電流と
    を比較して、放電灯(La)のランプ電流が前記演算回
    路より演算した目標ランプ電流になるようにフードバッ
    ク制御する制御回路(4)とを備えた放電灯点灯装置に
    おいて、 少なくとも放電灯(La)の発光効率の高い領域におい
    て、DA変換回路(3)の出力がビット移行により変動
    するときに、その上位ビットと下位ビットとの間でビッ
    ト移行を繰り返しながら出力変動するように、前記演算
    回路(2)の出力が制御され、前記DA変換回路(3)
    と制御回路(4)との間に、DA変換回路(3)のアナ
    ログ出力を積分する積分回路(17)が設けられている
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記積分回路(17)の積分時定数が、
    放電灯(La)の発光効率の高い領域では大きく、発光
    効率の低い領域では小さくなるようにしたことを特徴と
    する請求項2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記DA変換回路(3)の分解能が8ビ
    ット以下に設定されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路(4)が、放電灯(La)
    へのランプ電流の入力量を制御するスイッチ素子(Q
    1)をPWM制御するように構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の放電灯点灯装置。
JP2000112304A 2000-04-13 2000-04-13 放電灯点灯装置 Pending JP2001297890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000112304A JP2001297890A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000112304A JP2001297890A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001297890A true JP2001297890A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18624496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000112304A Pending JP2001297890A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001297890A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008027820A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及びプロジェクタ
WO2009145052A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 パナソニック電工株式会社 高圧放電灯点灯装置及び照明器具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008027820A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置及びプロジェクタ
WO2009145052A1 (ja) * 2008-05-27 2009-12-03 パナソニック電工株式会社 高圧放電灯点灯装置及び照明器具
US8531124B2 (en) 2008-05-27 2013-09-10 Panasonic Corporation High pressure discharge lamp lighting device and illumination instrument

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6445143B1 (en) Inverter for LCD backlight
KR100206673B1 (ko) 압전 변환기를 사용하는 전원 장치
JP2596314B2 (ja) スイッチング電源回路
US5627459A (en) DC/DC converter
US20090129134A1 (en) Controlled class-e dc ac converter
JP2003333839A (ja) 電源制御方法及び電源制御装置
JPH0442771A (ja) 高効率型dc/dcコンバータ
JP2002260896A (ja) ランプの電子式点灯装置およびランプの電子式点灯装置の入力段の制御方法
JP2006049127A (ja) 照明用光源の点灯装置
JP2001297890A (ja) 放電灯点灯装置
JPH07106088A (ja) 紫外線放射放電灯用電子点灯装置
JP4453374B2 (ja) 高圧放電灯の点灯装置
KR100431266B1 (ko) 엘시디의 백라이트용 인버터
JP4289422B2 (ja) 交流電源装置及び交流電源装置用集積回路
JP4059053B2 (ja) 高圧放電灯の点灯方法
KR100431267B1 (ko) 엘시디의 백라이트용 인버터
US20050030779A1 (en) Controlling circuit for a pulse width modulated DC/DC converter
JPH07142178A (ja) ランプ駆動回路
US6356463B1 (en) High frequency, voltage feedback control mode power converter
KR100526240B1 (ko) 복합디밍제어방식의 냉음극형광램프용 인버터
JPH11144887A (ja) 高圧放電ランプ用電子バラスト装置
KR100295323B1 (ko) 램프점등제어장치
JP2005327661A (ja) 高圧放電灯の点灯装置およびそれを用いた電子機器
JP3024393B2 (ja) 高周波インバータ
KR20020016404A (ko) 엘시디의 백라이트용 인버터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090818