JP2001297842A - コネクタ及び該コネクタを有する挟み込みセンサ - Google Patents

コネクタ及び該コネクタを有する挟み込みセンサ

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JP2001297842A
JP2001297842A JP2000111145A JP2000111145A JP2001297842A JP 2001297842 A JP2001297842 A JP 2001297842A JP 2000111145 A JP2000111145 A JP 2000111145A JP 2000111145 A JP2000111145 A JP 2000111145A JP 2001297842 A JP2001297842 A JP 2001297842A
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terminal
hollow
sensor
electrode
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Yasuhiro Suzuki
鈴木  康広
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟み込みセンサと電線端末とをコネクタによ
り導通接続する。 【解決手段】 電線と挟み込みセンサ1とを導通接続す
るコネクタ5であって、長尺中空状の柔軟材チューブ7
の中空内部に第1の電極9と第2の電極11とを備えた
挟み込みセンサ1の端末に、ハウジング本体31の一側
に設けられて中空内部に挿入された挿入連結部35と、
この挿入連結部35が前記中空部13内に挿入された状
態で一端が前記第1、第2の電極9、11と導通接続さ
れる端子33と、前記ハウジング本体31の他側に設け
られ、電線端末の相手コネクタと嵌合する嵌合接続部4
1とからなる。従って、挟み込みセンサ1と電線端末と
は、前記嵌合接続部41に相手方コネクタを嵌め込み、
容易且つ確実に導通接続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挟み込みセンサと
電線とを導通接続するコネクタ及びこのコネクタを有す
る挟み込みセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などでは、パワーウインドウのガ
ラスが上昇するとき、ガラス上部と窓枠上部との間に異
物などが挟み込まれたことを挟み込みセンサにより検知
し、ガラスの上昇の停止、ガラスの下降を行っている。
このような挟み込みセンサは、長尺中空状の柔軟材チュ
ーブの中空内部に第1の電極と第2の電極とを備えてお
り、異物の挟み込みを検知すると、導通接続された電線
を介してパワーウインドウ機構に異物の挟み込みを知ら
せている。
【0003】挟み込みセンサと電線との導通接続は、挟
み込みセンサの電極と電線の端部との接続により行われ
ている。
【0004】この電線は、長手方向端部が銅板に半田付
けされ、銅板がゴム板の一側面に接着されている。ま
た、ゴム板は、他側面にも同様に、電線に半田付けされ
た銅板が接着され、全体として、銅板を介して電線によ
り挟み込まれている。
【0005】このように組み付けられた電線と電極とを
接続するに際して、まず、電線は、対向配置された電極
の端部により挟み込まれ、前記端部と前記電極とが接触
する。
【0006】その後、作業員は、電線と電極とが接触し
ている部位を手作業により針金巻きで固定し、接続して
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の挟み込みセンサと電線との接続は、針金巻きにより
行われていたので、針金を堅く巻くと電線端部及び挟み
込みセンサの電極が針金の巻かれた部位から切断される
おそれがあり、針金を緩く巻くと電線と挟み込みセンサ
との接続が不十分であり外れてしまうなどするおそれが
あった。そのため、挟み込みセンサと電線とは、接続状
態にばらつきが生じ、確実な導通を得ることができなか
った。
【0008】また、作業員は、接続状態にばらつきが生
じないように挟み込みセンサと電線とを接続すると、針
金巻きの堅さに注意を払いながら行わなければならず、
針金巻きに手間がかかり作業工数が多かった。
【0009】そこで、本発明は、挟み込みセンサと電線
との接続において、接続状態にばらつきがなく確実な導
通が得られ、接続作業工数を低減できるコネクタ及び該
コネクタを有する挟み込みセンサの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明では、長尺中空状の柔軟材チュー
ブの中空内部に第1の電極と第2の電極とを備えた長尺
状の挟み込みセンサの端末に用いられて電線と挟み込み
センサとを導通接続するコネクタであって、ハウジング
本体と、このハウジング本体の一側に設けられて前記挟
み込みセンサの端末から中空内部に挿入され先端が先端
側から基部側にかけて次第に大径に形成された挿入連結
部と、この挿入連結部が前記中空部内に挿入された状態
で一端が前記第1、第2の電極と導通接続される端子
と、前記ハウジング本体の他側に設けられて電線端末に
連結された相手コネクタと嵌合し前記端子の他端が電線
端末と導通接続される嵌合接続部とからなることを特徴
とする。
【0011】このように構成された請求項1記載の発明
は、第1の電極と第2の電極とを備えた長尺中空状の挟
み込みセンサの中空部に、ハウジング本体の一側に設け
られて先端が先端側から基部側にかけて次第に大径に形
成された挿入連結部を挿入して、前記第1、第2の電極
と端子とを導通接続し、さらに、ハウジング本体の他側
に設けられた嵌合接続部に相手コネクタを嵌め込み、端
子と電線端末とを導通接続することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明であって、前記中空内部の断面形状が台形状に形成
され、前記挿入連結部が台形形状に形成されていること
を特徴とする。
【0013】このように構成された請求項2記載の発明
では、中空内部と挿入連結部との断面形状が台形形状に
形成されているので、請求項1記載の発明の作用に加
え、中空内部と挿入連結部との断面形状を一致させて挿
入するため、誤組み付けがなくなり挟み込みセンサに確
実に導通接続することができる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明であって、前記挿入連結部を中空部内に完全
に挿入した状態で前記柔軟材チューブの端面に当接する
ストッパ部を有することを特徴とする。
【0015】このように構成された請求項3記載の発明
は、請求項1又は2記載の発明の作用に加え、挿入連結
部を中空内部へ挿入し、挿入連結部が中空部内に完全に
挿入したとき、柔軟材チューブの端面がストッパに当接
するので、コネクタの挿入位置が決まり、挿入連結部の
中空部内への過剰な挿入を防止することができる。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の発明であって、前記端子の一端が
前記挿入連結部の外形形状にならって形成されると共に
板バネ状に形成されていることを特徴とする。
【0017】このように構成された請求項4記載の発明
は、挿入連結部の外形形状にならって形成された端子が
板バネ状に形成されているので、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の発明の作用に加え、端子が自身の弾性力
により中空内部を内側から押圧するので、接圧を増加す
ることができる。
【0018】請求項5記載の発明では、内部が中空に形
成される柔軟材チューブと、この柔軟材チューブ内の上
部側に配置される第1帯状電極と、前記柔軟材チューブ
内の下部側に配置される第2帯状電極と、前記柔軟材チ
ューブの端末に連結されて前記第1帯状電極及び第2帯
状電極と電線とを導通接続するコネクタとを有し、前記
コネクタが、ハウジング本体と、このハウジング本体の
一側に設けられて前記柔軟材チューブの端末から中空内
部に挿入され先端が先端側から基部側にかけて次第に大
径に形成された挿入連結部と、この挿入連結部が前記中
空部内に挿入された状態で一端が前記第1、第2の帯状
電極と導通接続される端子と、前記ハウジング本体の他
側に設けられて電線端末に連結された相手コネクタと嵌
合し前記端子の他端が電線端末と導通接続される嵌合接
続部とからなることを特徴とする。
【0019】このように構成された請求項5記載の発明
では、内部が中空に形成される柔軟材チューブ内に、上
部側に配置される第1帯状電極と下部側に配置される第
2帯状電極とを備え、前記柔軟材チューブの端末から中
空内部にハウジング本体の一側に設けられて先端が先端
側から基部側にかけて次第に大径に形成された挿入連結
部を挿入し、前記第1、第2の帯状電極と端子とが導通
接続されたコネクタのハウジング本体他側に設けられた
嵌合接続部に、相手コネクタを嵌め込み、端子と電線端
末とを導通接続することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかるコネクタ
及び該コネクタを有する挟み込みセンサの第1実施形態
が採用された自動車の側面図である。図2は、図1に示
す挟み込みセンサ1の断面図である。
【0021】図1に示すように、挟み込みセンサ1は、
長尺状で自動車のドア3の窓枠上部及び側部に沿って設
けられている。この挟み込みセンサ1には、端末にコネ
クタ5が接続されている。また、図示しないが、前記コ
ネクタ5には、電線端末の相手コネクタが接続されてい
る。
【0022】前記挟み込みセンサ1は、図2に示すよう
に、中空状の柔軟材チューブ7と、柔軟材チューブ7内
に配置された第1、第2の電極9、11とからなる。
【0023】前記柔軟材チューブ7は、押し出し成形に
より形成された長尺状のゴムチューブで、内部に中空部
13を有する断面台形形状からなる。この柔軟材チュー
ブ7の内部側面には、凹部15及び分離突起17が設け
られ、挟み込みセンサ1の誤作動防止に対応している。
【0024】前記第1、第2の電極9、11は、導電性
ゴムなどからなり、柔軟材チューブ7の長手方向に沿っ
て、内面に上下に対向配置されている。第1の電極9
は、柔軟材チューブ7の上側に設けられ、断面逆L字状
となっており、柔軟材チューブ7の内側上面19及び側
面21に沿って設けられている。この第1の電極9に
は、柔軟材チューブ7の上面19側中央部付近の下面が
下方に突出し、長手方向に連設された凸部23となって
いる。この第1の電極9の下端部には、長手方向に沿っ
て貫通する導電性ワイヤなどによって形成された金属電
極25が設けられている。また、第2の電極11は、柔
軟材チューブ7の下側に長手方向に沿って設けられ、上
面中央部付近が上方に突出し、長手方向に連設された凸
部27を有している。この第2の電極11には、中心部
付近に第1の電極9同様、長手方向に沿って貫通する導
電性ワイヤなどによって形成された金属電極29が設け
られている。なお、金属電極25、29は、挟み込みセ
ンサ1の骨格部材でもあり、挟み込みセンサ1全体に長
手方向の強度を与えている。
【0025】そして、この挟み込みセンサ1は、ガラス
と窓枠との間に挿入された異物等により押圧され、第1
の電極9と第2の電極11とが接触したときに、異物等
の挟み込みを検知する。
【0026】図3は、図1に示すコネクタ5の斜視図で
ある。図4は、図3に示すコネクタ5の側面図である。
図5は、図3に示すコネクタ5の正面図である。図6
は、図3に示すコネクタ5の後正面図である。
【0027】コネクタ5は、図3に示すように、ハウジ
ング本体31と、このハウジング本体31に設けられた
端子33とからなる。
【0028】ハウジング本体31は、合成樹脂等からな
り、一側に設けられた挿入連結部35と、挿入連結部3
5の基部37側縁部に設けられたストッパ部39と、ハ
ウジング本体31の他側に設けられた嵌合接続部41と
からなる。
【0029】前記挿入連結部35は、図4、図5に示す
ように、ハウジング本体31の基部37側から突設され
た断面台形形状の柱状体からなり、上面43及び下面4
5に断面長手方向に沿った凹部47、49を有してい
る。前記上面43は、先端側から基部37側にかけて上
方に傾斜したテーパ面となっている。また、挿入連結部
35は、先端側からの所定の長手方向位置まで挟み込み
センサ1の中空部13の断面形状よりも小さい断面形状
となっており、所定の長手方向位置から基部37側にか
けて中空部13の断面形状よりも大きい断面形状となっ
ている。
【0030】上記ストッパ部39は、図3に示すよう
に、前記挿入連結部35の基部37側縁部に沿って設け
られている。このストッパ部39は、つば状に設けられ
た板状体からなり、挿入連結部35を挟み込みセンサ1
の中空部13に挿入したとき、一側面51に挟み込みセ
ンサ1の端面が当接し、挟み込みセンサ1を位置決めし
てコネクタ5の挟み込みセンサ1への過剰な挿入を防止
している。
【0031】嵌合接続部41は、図6に示すように、ハ
ウジング本体31の基部37側から挿入連結部35の長
手方向に突設され、断面幅方向に長い長方形の筒状体か
らなる。この嵌合接続部41は、外周側上面55に突起
部57が設けられ、電線端末の相手コネクタが嵌合され
て、突起部57と相手コネクタが係合し固定される。
【0032】また、端子33は、図3〜図6に示すよう
に、銅などの導電金属からなる幅方向に並列な二つの矩
形板状体である。この端子33は、図5、図6に示すよ
うに、長手方向一端部59が、ハウジング本体31の基
部37側から突設され、他端部61が前記嵌合接続部4
1内に突設されている。前記端子33の長手方向一端部
59は、図7に示すように、コネクタ5が挟み込みセン
サ1に接続された状態で、上面が金属電極の下縁と接触
する。また、端子33の他端部61は、嵌合接続部41
に相手コネクタが嵌合されたとき、相手コネクタの端子
と導通接続する。
【0033】上記のように形成された前記挟み込みセン
サ1と前記コネクタ5とは、相互に導通接続される。挟
み込みセンサ1とコネクタ5とを接続するに際しては、
まず、挿入連結部35の断面形状と中空部13の断面形
状とを一致させる。そこで、挿入連結部35は、断面形
状が挟み込みセンサ1の中空部13の断面形状よりも小
さい部位まで、長手方向に挟み込みセンサ1の端末から
中空部13内に挿入する。このとき、挿入連結部35の
上下の凹部47、49には、挟み込みセンサ1の第1及
び第2の電極9、11の凸部23、27がそれぞれ係合
される。そのため、挟み込みセンサ1の金属電極25、
29は、コネクタ5の端子33に対して位置決めされ
る。
【0034】次に、この位置決め状態のまま、挿入連結
部35は、さらに中空部13内に挿入し、挟み込みセン
サ1の端面がストッパ部39の一側面51に当接し、挟
み込みセンサ1を位置決めする。このとき、挿入連結部
35は、断面形状が中空部13の断面形状よりも大きく
なり、挟み込みセンサ1の端末がテーパ面である上面4
3に沿って挿入連結部35に対して上方に伸び、柔軟材
チューブ7の付勢力により挟み込みセンサ1に支持され
る。また、金属電極25、29は、図7に示すように、
下縁がコネクタ5の端子33の上面に接触し、コネクタ
5と挟み込みセンサ1とは、導通接続される。
【0035】このようにコネクタ5を組み付けられた挟
み込みセンサ1は、図示しない電線端末の相手コネクタ
をコネクタ5の嵌合接続部41に接続することで、電線
端末に容易に、且つ確実に導通接続することができる。
【0036】上記のように、本実施形態によるコネクタ
及び該コネクタを有する挟み込みセンサでは、挟み込み
センサ1の中空部13内に、コネクタ5の挿入連結部3
5を挿入するだけで、挟み込みセンサ1とコネクタ5と
を導通接続することができ、さらにコネクタ5の嵌合接
続部41に相手コネクタを接続して、電線端末とコネク
タ5とを導通接続することができるので、電線端末と挟
み込みセンサ1とをコネクタ5と相手コネクタとの嵌合
により、容易且つ確実に導通接続することができる。ま
た、作業員は、コネクタ5と相手コネクタとの嵌合によ
り、挟み込みセンサ1と電線端末とを導通接続できるの
で、作業工数を低減することができると共に、導通接続
に格別注意を払う必要がなく、組付作業を容易に行うこ
とができる。
【0037】また、本実施形態によるコネクタ及び該コ
ネクタを有する挟み込みセンサは、コネクタ5と挟み込
みセンサ1との接続を、断面台形形状の挿入連結部35
と中空部13との断面形状を一致させて行うので、誤組
み付けを防止することができ、さらに、挿入連結部35
の上面43がテーパ面となっているため、中空部13内
に挿入連結部35を容易に挿入することができる。ま
た、本実施の形態によるコネクタ及び該コネクタを有す
る挟み込みセンサは、一体成形することができ、製造コ
ストを低減することができる。さらに、コネクタ5は、
端子33形状を汎用化することができ、多種の相手コネ
クタに対応することができる。また、従来のように、電
線端末と電極とを直接導通接続しないので、組付作業員
は、電線端末の皮むきを行う手間を省くことができる。
【0038】上記実施形態では、コネクタ5の端子33
を矩形板状に形成したが、コネクタ5の端子33を板バ
ネ状に形成することもできる。
【0039】以下、図8〜図10までを用いて第2実施
形態を説明する。なお、上述した第1実施形態と同構成
部分については図面に同符号を付して、重複した説明を
省略する。
【0040】図8は、本発明によるコネクタ63の第2
実施形態を示す斜視図である。図9は、図8に示すコネ
クタ63の側面図である。図10は、図8に示すコネク
タ63の後正面図である。
【0041】図8に示すように、コネクタ63は、ハウ
ジング本体65と、このハウジング本体65に設けられ
た端子67とからなる。
【0042】ハウジング本体65は、合成樹脂等からな
り、第1実施形態と同様に、一側に設けられた挿入連結
部69と、挿入連結部69の基部71側縁部に設けられ
たストッパ部39と、ハウジング本体65の他側に設け
られた嵌合接続部75とからなる。
【0043】前記挿入連結部69は、図8、図9に示す
ように、ハウジング本体65の基部71側から突設され
た断面台形形状の柱状体からなり、上面77及び下面7
9に断面長手方向に沿った凹部81、83を有してい
る。この凹部81、83には、双方に長手方向に沿った
溝部85、87がそれぞれ設けられている。前記上面7
7及び下面79の双方は、先端側から基部71側にかけ
て上方及び下方にそれぞれ傾斜したテーパ面となってい
る。また、挿入連結部69は、先端側からの所定の長手
方向位置まで挟み込みセンサ1の中空部13の断面形状
よりも小さい断面形状となっており、所定の長手方向位
置から基部71側にかけて中空部13の断面形状よりも
大きい断面形状となっている。
【0044】前記嵌合接続部75は、図8、図10に示
すように、ハウジング本体65の基部71側から挿入連
結部69の長手方向に突設され、断面高さ方向に長い長
方形の筒状体からなる。この嵌合接続部75には、外周
側上面91に突起部93が設けられ、電線端末の相手コ
ネクタが嵌合され、突起部93と相手コネクタが係合し
固定される。
【0045】また、端子67は、図8〜図10に示すよ
うに、銅などの導電金属からなる二つの板状体である。
この端子は、図9、図10に示すように、長手方向一端
部97がハウジング本体65の基部71側から突設され
て挿入連結部69の外形形状にならって形成され、他端
部99が前記嵌合接続部75内に、高さ方向に並列に突
設されている。この端子67は、一端部97が溝部8
5、87に沿って形成され、先端部が先端側より長手方
向基部71側に配置されると共に、溝部85、87にそ
れぞれ所定の隙間を有して配置され、いわゆる板バネ状
に形成されている。また、端子67は、上記溝部85、
87からそれぞれ上方及び下方に突設されている。な
お、挿入連結部69の断面形状は、端子67が溝部8
5、87からそれぞれ上下に突設されている部位から基
部側にかけて、挟み込みセンサ1の中空部13の断面形
状よりも大きくなっている。
【0046】このような端子67は、コネクタ63が挟
み込みセンサ1に接続されるとき、挟み込みセンサ1に
押圧されて、一端部97と他端部99との間が撓み、一
端部97が溝部85、87側に入り込む。また、端子6
7は、コネクタ63が挟み込みセンサ1に接続された状
態で、自身の弾性力により、第1、第2の電極9、11
を内側から押圧する。なお、端子67の長手方向他端部
99は、嵌合接続部75に相手コネクタが嵌合されたと
き、相手コネクタの端子と導通接続する。
【0047】このように形成された本実施形態のコネク
タ63は、挟み込みセンサ1に接続されるとき、まず、
挿入連結部69の断面形状を中空部13の断面形状と一
致させる。そこで、挿入連結部69は、断面形状が挟み
込みセンサ1の中空部13の断面形状よりも小さい断面
形状の部位まで長手方向に中空部13内に挿入する。こ
のとき、挿入連結部69の上下の凹部81、83には、
挟み込みセンサ1の第1及び第2の電極9、11の凸部
23、27がそれぞれ係合される。そのため、挟み込み
センサ1の金属電極25、27は、コネクタ63の端子
67に対して位置決めされる。
【0048】次に、挿入連結部69は、その位置決め状
態のまま中空部13内に挿入されると、挟み込みセンサ
1に押圧されて、端子67が自身の弾性力により溝部8
5、87側に入り込む。この状態で、さらに挿入連結部
69を挟み込みセンサ1に挿入すると、挟み込みセンサ
1の端面がストッパ部39に当接し、挟み込みセンサ1
を位置決めする。このとき、端子67は、自身の弾性力
により挟み込みセンサ1の第1、第2の電極9、11を
押圧し、この第1、第2の電極9、11に導通接続され
ると共に、コネクタ63を挟み込みセンサ1に固定す
る。
【0049】このようにコネクタ63を組み付けられた
挟み込みセンサ1は、図示しない電線端末の相手コネク
タをコネクタ63の嵌合接続部75に接続されて、電線
端末に容易且つ確実に導通接続することができる。
【0050】上記のように、本実施形態によるコネクタ
及び該コネクタを有する挟み込みセンサでは、挟み込み
センサ1の中空部13内に、コネクタ5の挿入連結部3
5を挿入するだけで、挟み込みセンサ1とコネクタ5と
を導通接続することができ、コネクタ5の嵌合接続部4
1に相手コネクタを接続して、電線端末とコネクタとを
導通接続することができるので、電線端末と挟み込みセ
ンサ1とをコネクタ5と相手コネクタとの嵌合により、
容易且つ確実に導通接続することができる。また、作業
員は、コネクタ5と相手コネクタとの嵌合により、挟み
込みセンサ1と電線端末とを導通接続できるので、導通
接続時に格別注意を払わないので、手間を削減し組付作
業を容易に行うことができる。
【0051】また、端子67は、自身の弾性力により第
1、第2の電極9、11を押圧して、この第1、第2の
電極に導通接続されているので、接圧が増加して、確実
な導通を得ることができる。なお、端子67は、自身の
弾性力により電極9、11を押圧しているので、接触面
積を小さくすることができ、接触抵抗を減少させること
もできる。
【0052】また、本実施形態によるコネクタ及び該コ
ネクタを有する挟み込みセンサは、コネクタ63と挟み
込みセンサ1との接続を断面台形形状の挿入連結部69
と中空部13との断面形状を一致させて行うので、誤組
み付けを防止することができ、さらに、挿入連結部69
の上面77及び下面79がテーパ面となっているため、
中空部13内に挿入連結部69を容易に挿入することが
できる。また、本実施の形態によるコネクタ及び該コネ
クタを有する挟み込みセンサは、一体成形することがで
き、製造コストを低減することができる。さらに、コネ
クタ63の端子67形状を汎用化することができ、多種
の相手コネクタに対応することができる。また、従来の
ように、電線端末と電極とを直接導通接続しないので、
作業員は、電線端末の皮むきを行う手間を省くことがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、挟み込みセンサの中空内部に、ハウジング本体
の一側に設けられ、先端側から基部側にかけて次第に大
径に形成された挿入連結部を挿入して端子と挟み込みセ
ンサとを導通接続するので、挟み込みセンサに容易に導
通接続することができる。また、請求項1記載の発明で
は、ハウジング本体の他側に相手方コネクタと嵌合し電
線端末と導通接続される嵌合接続部を備えているので、
嵌合接続部に相手方コネクタが接続され、挟み込みセン
サと電線端末とを容易且つ確実に導通接続することがで
きる。
【0054】請求項2記載の発明では、中空内部と挿入
連結部との断面形状が台形形状に形成されているので、
請求項1記載の発明の効果に加え、中空内部と挿入連結
部との断面形状を一致させて挿入するため、誤組み付け
を防止して挟み込みセンサに確実に導通接続することが
でき、請求項1記載の発明の効果に加え、挟み込みセン
サへのコネクタの接続時に、作業員の手間を削減し組付
作業を容易にすることができる。
【0055】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明の効果に加え、挿入連結部を中空内部へ挿入
し、挿入連結部が中空部内に完全に挿入したとき、柔軟
材チューブの端面がストッパに当接するので、挟み込み
センサを位置決めでき、挿入連結部の中空部内への過剰
な挿入を防止することができる。
【0056】請求項4記載の発明では、挿入連結部の外
形形状にならって形成された端子が板バネ状に形成され
ているので、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明
の効果に加え、端子が付勢力により中空内部を内側から
押圧するので、接圧を増加してより確実な導通を得るこ
とができる。
【0057】請求項5記載の発明では、中空内部にハウ
ジング本体の一側に設けられた挿入連結部が挿入され、
端子と第1、第2の電極とを導通接続し、ハウジング本
体の他側に、相手方コネクタと嵌合して電線端末と導通
接続される嵌合接続部を有するコネクタを備えているの
で、嵌合接続部に相手方コネクタが接続され、電線端末
に容易且つ確実に導通接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるコネクタを有する挟み込
みセンサの第1実施形態が採用された自動車の側面図で
ある。
【図2】図2は、図1に示す挟み込みセンサの断面図で
ある。
【図3】図3は、図1に示すコネクタの斜視図である。
【図4】図4は、図3に示すコネクタの側面図である。
【図5】図5は、図3に示すコネクタの正面図である。
【図6】図6は、図3に示すコネクタの後正面図であ
る。
【図7】図7は、第1実施形態の挟み込みセンサとコネ
クタとの接続状態を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明によるコネクタの第2実施形態
を示す斜視図である。
【図9】図9は、図8に示すコネクタの側面図である。
【図10】図10は、図8に示すコネクタの後正面図で
ある。
【符号の説明】
1 挟み込みセンサ 5、63 コネクタ 7 柔軟材チューブ 9 第1の電極 11 第2の電極 13 中空部 31、65 ハウジング本体 33、67 端子 35、69 挿入連結部 37、71 基部 39 ストッパ部 41、75 嵌合接続部 59、97 端子一端部 61、99 端子他端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺中空状の柔軟材チューブの中空内部
    に第1の電極と第2の電極とを備えた長尺状の挟み込み
    センサの端末に用いられて電線と挟み込みセンサとを導
    通接続するコネクタであって、ハウジング本体と、この
    ハウジング本体の一側に設けられて前記挟み込みセンサ
    の端末から中空内部に挿入され先端が先端側から基部側
    にかけて次第に大径に形成された挿入連結部と、この挿
    入連結部が前記中空部内に挿入された状態で一端が前記
    第1、第2の電極と導通接続される端子と、前記ハウジ
    ング本体の他側に設けられて電線端末に連結された相手
    コネクタと嵌合し前記端子の他端が電線端末と導通接続
    される嵌合接続部とからなることを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記中空
    内部の断面形状が台形状に形成され、前記挿入連結部が
    台形形状に形成されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の発明であって、前
    記挿入連結部を中空部内に完全に挿入した状態で前記柔
    軟材チューブの端面に当接するストッパ部を有すること
    を特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発
    明であって、前記端子の一端が前記挿入連結部の外形形
    状にならって形成されると共に板バネ状に形成されてい
    ることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 内部が中空に形成される柔軟材チューブ
    と、この柔軟材チューブ内の上部側に配置される第1帯
    状電極と、前記柔軟材チューブ内の下部側に配置される
    第2帯状電極と、前記柔軟材チューブの端末に連結され
    て前記第1帯状電極及び第2帯状電極と電線とを導通接
    続するコネクタとを有し、前記コネクタが、ハウジング
    本体と、このハウジング本体の一側に設けられて前記柔
    軟材チューブの端末から中空内部に挿入され先端が先端
    側から基部側にかけて次第に大径に形成された挿入連結
    部と、この挿入連結部が前記中空部内に挿入された状態
    で一端が前記第1、第2の帯状電極と導通接続される端
    子と、前記ハウジング本体の他側に設けられて電線端末
    に連結された相手コネクタと嵌合し前記端子の他端が電
    線端末と導通接続される嵌合接続部とからなることを特
    徴とするコネクタを有する挟み込みセンサ。
JP2000111145A 2000-02-29 2000-04-12 コネクタ及び該コネクタを有する挟み込みセンサ Pending JP2001297842A (ja)

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Cited By (3)

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EP2805841A1 (en) 2013-05-20 2014-11-26 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Protector with sensor and method of molding end part of the same
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JP2016097811A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 西川ゴム工業株式会社 センサー付きプロテクター及びセンサー付きプロテクターの端部成形方法

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