JP2001296971A - 抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡防止構造 - Google Patents

抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡防止構造

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JP2001296971A
JP2001296971A JP2000112476A JP2000112476A JP2001296971A JP 2001296971 A JP2001296971 A JP 2001296971A JP 2000112476 A JP2000112476 A JP 2000112476A JP 2000112476 A JP2000112476 A JP 2000112476A JP 2001296971 A JP2001296971 A JP 2001296971A
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touch panel
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short circuit
wiring
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Daisuke Suzuki
大輔 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオンマイグレーションが発生しやすい高温
高湿環境下での使用による問題を回避する。 【解決手段】 タッチパネルの周辺部に設けた同電位の
導体部(電極1,2或いは3,4、引廻し配線6,8或
いは7、または電極1,2或いは3,4と引廻し配線
6,8或いは7との組合わせ)を絶縁膜(透明カバー樹
脂13)で被覆し、前記絶縁膜にて前記導体部(電極
1,2、引廻し配線6,8、または電極1,2と引廻し
配線6,8との組合わせ)と電位の異なる別の導体部
(電極3,4、引廻し配線7、または電極3,4と引廻
し配線7との組合わせ)を隔離している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗膜式タッチパ
ネルにおける電極間短絡防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抵抗膜式タッチパネルの構造について図
4に基いて説明する。図4(a)は図1のA−A線に沿
う従来例を示す断面図、図4(b)は図1のB−B線に
沿う従来例を示す断面図である。
【0003】図4に示す従来構造の抵抗膜式タッチパネ
ル(特開平10−11204号公報等参照)では、上部
電極側の基材としてPET樹脂9が使用されており、前
記PET樹脂9の表面が傷防止用のハードコート膜10
で被覆されている。
【0004】一方、下部電極側の面には透明電極膜(通
常はITOを用いる。)12が設けられており、透明電
極膜12とPET樹脂9の密着性を上げるための接着剤
としてアンカーコート11を介装している場合が多い。
【0005】周囲の配線部では、透明電極膜12が除去
され、電位(+,−)の異なる引き廻し配線が銀ペース
ト等で印刷され、その引き廻し配線にそれぞれ設けた電
位の異なる+電位の電極15,16,18と−電位の電
極14,17が同層で、かつ相互間が絶縁され接着剤1
9により前記PET樹脂9の表面に貼り合わされてい
る。
【0006】また装置への取付時に、筐体の縁の撓みに
よる誤入力を防ぐために、入力エリアの周囲には透明電
極膜12と隣接する電極14との接触を防止するために
絶縁性の透明カバー樹脂13が施されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接着剤1
9,20及び透明カバー樹脂13は印刷技術を用いてP
ET樹脂9上に印刷形成されるため、図4に示すように
接着剤19及び透明カバー樹脂13とPET樹脂9の間
には、数ミクロンの隙間Sが残ってしまうこととなる。
【0008】したがって高湿環境下で使用された場合に
は、矢印で示す隙間Sに水分が溜まる場合がある。この
付近にイオン物質があれば、この水分が電解水溶液とな
り、電位の異なる電極15,16,18と電極14,1
7間にイオン電流が流れて短絡状態となってしまうとい
う問題がある。
【0009】また場合によっては、銀ペーストが溶解,
析出することにより、イオンマイグレーションの発生も
考えられる。
【0010】本発明の目的は、イオンマイグレーション
の発生しやすい高温高湿環境下での使用による問題を回
避するようにした抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡防
止構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡防
止構造は、抵抗膜式タッチパネルの周辺部に電位の異な
る導体部を有する抵抗膜式タッチパネルにおいて、前記
タッチパネルの周辺部に設けた同電位の導体部を絶縁膜
で被覆し、前記絶縁膜にて前記導体部と電位の異なる別
の導体部を隔離したものである。
【0012】また前記導体部は電極,引廻し配線或いは
電極と引廻し配線との組合わせからなるものである。
【0013】また前記同電位の導体部間に電位の異なる
別の導体部を配置して前記絶縁膜で隔離したものであ
る。
【0014】また前記同電位の導体部上に電位の異なる
別の導体部を配置して前記絶縁膜で隔離したものであ
る。
【0015】また前記絶縁膜上の導体部を保護膜にて被
覆したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0017】図1は、本発明に係る抵抗膜式タッチパネ
ルの電極間短絡防止構造を示す平面図である。
【0018】図1に示す本発明に係る抵抗膜式タッチパ
ネルは、透明電極膜12と、透明電極膜12を挟んで設
けた2組の電極1,2,3,4とを有しており、2つの
電極1,2又は3,4間に電圧を印加するとともに、残
りの2つの電極3,4又は1,2を高インピーダンスの
状態とし、残りの電極3,4又は1,2の電気特性を検
出して、透明電極膜12をタッチした座標を検出するよ
うになっている。
【0019】またタッチパネルの透明電極膜12より外
側の周辺部には、各電極1,2,3,4に電気的に接続
された引廻し配線6,7,8が敷設されている。5は、
引廻し配線6,7,8の端部と図示しない外部配線を接
続するコネクタである。
【0020】ここに、電極1,2,3,4、引廻し配線
6,7,8或いは電極1,2,3,4と引廻し配線6,
7,8との組合わせは、抵抗膜式タッチパネルの周辺部
に設けられた電位の異なる導体部を構成している。
【0021】図1に示す本発明に係る抵抗膜式タッチパ
ネルは図2及び図3に示すように、タッチパネルの周辺
部に設けた同電位の導体部(電極1,2或いは3,4、
引廻し配線6,8或いは7、または電極1,2或いは
3,4と引廻し配線6,8或いは7との組合わせ)を絶
縁膜(透明カバー樹脂13)で被覆し、前記絶縁膜にて
前記導体部(電極1,2、引廻し配線6,8、または電
極1,2と引廻し配線6,8との組合わせ)と電位の異
なる別の導体部(電極3,4、引廻し配線7、または電
極3,4と引廻し配線7との組合わせ)を隔離したもの
である。さらに前記絶縁膜(透明カバー樹脂13)上の
前記導体部を保護膜にて被覆している。
【0022】したがって本発明によれば、前記絶縁膜に
て被覆される同層の位置には同電位の導体部のみが配置
されるため、例え前記絶縁膜の張合わせ面から水分が侵
入しても、同層の導体部の電位は同電位であることか
ら、例えイオン物質があったとしても、この水分が電解
水溶液となることはなく、同電位の導体部間にイオン電
流が流れて短絡状態となることを回避することができ
る。
【0023】したがって前記導体部を銀ペーストによる
印刷で形成していたとしても、銀ペーストが溶解,析出
することはなく、イオンマイグレーションの発生を防止
することができる。
【0024】次に本発明の具体例を説明する。
【0025】(実施形態1)図2(a)は図1のA−A
線に沿う本発明の実施形態1を示す断面図、図2(b)
は図1のB−B線に沿う本発明の実施形態1を示す断面
図である。
【0026】図2に示す本発明の実施形態1に係る抵抗
膜式タッチパネルは、上部電極3,4が形成されるフィ
ルム基材としてPET樹脂9が使用されており、前記P
ET樹脂9の表面が傷防止用のハードコート膜10で被
覆されている。
【0027】一方、下部電極1,2が形成されるガラス
基板には透明電極膜(通常はITOを用いる。)12が
設けられており、ガラス基板の透明電極膜12上にPE
T樹脂9の表面を覆う傷防止用ハードコート膜10が重
ね合わされるようになっている。ハードコート膜10上
からペンで透明電極膜12の任意の位置が押圧され、そ
の座標位置が検出されるようになっている。
【0028】また透明電極膜12とPET樹脂9の密着
性を上げるための接着剤としてアンカーコート11を介
装している。
【0029】本発明の実施形態では図2(a)に示すよ
うに、前記電極2を、透明電極膜12の周辺部に印刷形
成する透明カバー樹脂13の形成範囲を拡大して被覆す
ると共に、図2(b)に示すように、透明電極膜12に
接続された電極4と、前記電極4と同電位の引廻し配線
8を、透明電極膜12の周辺部に印刷形成する透明カバ
ー樹脂13の形成範囲を拡大して被覆し、電極2及び配
線8と電位の異なる引廻し配線7とを透明カバー樹脂1
3で隔離したものである。ここに、透明カバー樹脂13
は前記絶縁膜として電位の異なる電極2及び引廻し配線
8と引廻し配線7とを電気的に隔離している。
【0030】さらに前記透明カバー樹脂13上の電極2
及び引廻し配線8を接着剤20にて被覆している。ここ
に接着剤は、前記保護膜として電極2及び引廻し配線8
を被覆している。
【0031】したがって本発明の実施形態によれば、透
明カバー樹脂13にて被覆される同層の位置には同電位
の電極2及び配線8のみが配置されるため、例え透明カ
バー樹脂13の張合わせ面から水分が侵入しても、同層
の電極2及び配線8の電位は同電位であることから、例
えイオン物質があったとしても、この水分が電解水溶液
となることはなく、同電位の電極2及び配線8間にイオ
ン電流が流れて短絡状態となることを回避することがで
きる。
【0032】したがって前記電極2及び配線8を銀ペー
ストによる印刷で形成していたとしても、銀ペーストが
溶解,析出することはなく、イオンマイグレーションの
発生を防止することができる。
【0033】なお図2(a)に示す実施形態では、同電
位の電極2,引廻し配線8間に電位の異なる別の引廻し
配線7を配置して透明カバー樹脂13で隔離したが、こ
れに限定されるものではなく、図2(b)に示すように
同電位の電極2,引廻し配線8とずれた位置に電位の異
なる別の引廻し配線7を配置して透明カバー樹脂13で
隔離してもよく、さらには図3(a),(b)のように
同電位の電極4,引廻し配線7上に電位の異なる別の電
極4,引廻し配線8を配置して透明カバー樹脂13で隔
離してもよいものである。図4に示す通り、厚み方向に
電極を重ねることにより、非動作エリアを少なくする狭
額縁設計が可能になる。
【0034】また絶縁膜として透明カバー樹脂13を用
いたが、絶縁膜としては透明カバー樹脂13に限定され
るものではなく、透明カバー樹脂13以外のものを用い
てもよいものである。また保護膜として接着剤20を用
いたが、保護膜としては接着剤20以外のものを用いて
もよいものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、侵
入する水分によるイオンマイグレーションの発生を防止
することができ、導体部同士の短絡事故を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る抵抗膜式タッチパネルの電極間短
絡防止構造を示す平面図である。
【図2】(a)は、図1のA−A線に沿う本発明の実施
形態1を示す断面図、(b)は図1のB−B線に沿う本
発明の実施形態1を示す断面図である。
【図3】(a)は、図1のA−A線に沿う本発明の実施
形態2を示す断面図、(b)は図1のB−B線に沿う本
発明の実施形態2を示す断面図である。
【図4】(a)は、図1のA−A線に沿う従来例を示す
断面図、(b)は図1のB−B線に沿う従来例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4, 電極 7,8 引廻し配線 13 透明カバー樹脂(絶縁膜) 20 接着剤(保護膜)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗膜式タッチパネルの周辺部に電位の
    異なる導体部を有する抵抗膜式タッチパネルにおいて、 前記タッチパネルの周辺部に設けた同電位の導体部を絶
    縁膜で被覆し、前記絶縁膜にて前記導体部と電位の異な
    る別の導体部を隔離したことを特徴とする抵抗膜式タッ
    チパネルの電極間短絡防止構造。
  2. 【請求項2】 前記導体部は電極であることを特徴とす
    る請求項1に記載の抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡
    防止構造。
  3. 【請求項3】 前記導体部は引廻し配線であることを特
    徴とする請求項1に記載の抵抗膜式タッチパネルの電極
    間短絡防止構造。
  4. 【請求項4】 前記導体部は電極と引廻し配線との組合
    わせからなるものであることを特徴とする請求項1に記
    載の抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡防止構造。
  5. 【請求項5】 前記同電位の導体部間に電位の異なる別
    の導体部を配置して前記絶縁膜で隔離したことを特徴と
    する請求項1,2,3又は4に記載の抵抗膜式タッチパ
    ネルの電極間短絡防止構造。
  6. 【請求項6】 前記同電位の導体部上に電位の異なる別
    の導体部を配置して前記絶縁膜で隔離したことを特徴と
    する請求項1,2,3又は4に記載の抵抗膜式タッチパ
    ネルの電極間短絡防止構造。
  7. 【請求項7】 前記絶縁膜上の導体部を保護膜にて被覆
    したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6
    に記載の抵抗膜式タッチパネルの電極間短絡防止構造。
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