JP2001296440A - 積層型結合導波路及びその製造方法 - Google Patents
積層型結合導波路及びその製造方法Info
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- JP2001296440A JP2001296440A JP2000115868A JP2000115868A JP2001296440A JP 2001296440 A JP2001296440 A JP 2001296440A JP 2000115868 A JP2000115868 A JP 2000115868A JP 2000115868 A JP2000115868 A JP 2000115868A JP 2001296440 A JP2001296440 A JP 2001296440A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易で高寸法精度が得られ、しかも高
性能特性が得られる積層型結合導波路及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 下部クラッド層2の上に、フォトブリー
チング用ポリマ層からなり下部クラッド層2より屈折率
の高い略矩形断面形状のコア層3及びコア層3の両側面
に形成されコア層3より屈折率の低い側面クラッド層4
からなる導波路層20と、紫外線光遮蔽層5とを少なく
とも2層積層するので、光結合部のコア層3同士の結合
間隔を狭くすることができる。このため製造が容易で高
寸法精度が得られ、しかも高性能特性が得られる。
性能特性が得られる積層型結合導波路及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 下部クラッド層2の上に、フォトブリー
チング用ポリマ層からなり下部クラッド層2より屈折率
の高い略矩形断面形状のコア層3及びコア層3の両側面
に形成されコア層3より屈折率の低い側面クラッド層4
からなる導波路層20と、紫外線光遮蔽層5とを少なく
とも2層積層するので、光結合部のコア層3同士の結合
間隔を狭くすることができる。このため製造が容易で高
寸法精度が得られ、しかも高性能特性が得られる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の分岐、合
流、あるいは波長の異なる光信号の分波、合波を行う積
層型結合導波路及びその製造方法に関する。
流、あるいは波長の異なる光信号の分波、合波を行う積
層型結合導波路及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光信号を分岐したり、合流させたり、あ
るいは波長の異なる光信号を分波したり、合波したりす
るのに導波路型結合回路が用いられている。
るいは波長の異なる光信号を分波したり、合波したりす
るのに導波路型結合回路が用いられている。
【0003】図7(a)は導波路型結合回路の断面図で
あり、図7(b)は図7(a)のE−E線断面図であ
る。
あり、図7(b)は図7(a)のE−E線断面図であ
る。
【0004】同図に示す導波路型結合回路は、基板1
と、基板1上に形成されたクラッド層2と、クラッド層
2内の同一平面上に形成され所望長さ(結合長)がLで
間隔をSだけ保って光結合するようにした二つのコア層
3−1、3−2とで構成されたものである。
と、基板1上に形成されたクラッド層2と、クラッド層
2内の同一平面上に形成され所望長さ(結合長)がLで
間隔をSだけ保って光結合するようにした二つのコア層
3−1、3−2とで構成されたものである。
【0005】図8(a)は他の導波路型結合回路の断面
図であり、図8(b)は図8(a)のF−F線断面図で
ある。
図であり、図8(b)は図8(a)のF−F線断面図で
ある。
【0006】同図に示す導波路型結合回路は、基板1
と、基板1上に形成されたクラッド層2と、クラッド層
2内の平行な異なる平面上に形成され結合長Lだけ間隔
Sを保って光結合するようにした二つのコア層3−1、
3−2とで構成されたものである。
と、基板1上に形成されたクラッド層2と、クラッド層
2内の平行な異なる平面上に形成され結合長Lだけ間隔
Sを保って光結合するようにした二つのコア層3−1、
3−2とで構成されたものである。
【0007】すなわち、いずれの導波路型結合回路も埋
め込み型導波路構造を有し、二つのコア層3−1、3−
2と所望長Lだけ間隔Sを保って光結合するようになっ
ており、結合特性を決めるのは、コア層3−1、3−2
の屈折率、クラッド層2の屈折率、コア層3−1の幅W
1 と厚さT1 、コア層3−2の幅W2 と厚さT2 、間隔
S、結合長Lである。
め込み型導波路構造を有し、二つのコア層3−1、3−
2と所望長Lだけ間隔Sを保って光結合するようになっ
ており、結合特性を決めるのは、コア層3−1、3−2
の屈折率、クラッド層2の屈折率、コア層3−1の幅W
1 と厚さT1 、コア層3−2の幅W2 と厚さT2 、間隔
S、結合長Lである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7、
8に示した導波路型結合回路には以下のような問題点が
ある。
8に示した導波路型結合回路には以下のような問題点が
ある。
【0009】(1) いずれの構造も間隔Sを2μm以下に
定めて製造することがプロセス上困難である。そのた
め、結合長Lが長くなってしまい、結合回路の小型化が
困難である。
定めて製造することがプロセス上困難である。そのた
め、結合長Lが長くなってしまい、結合回路の小型化が
困難である。
【0010】(2) いずれの構造もコア層3−1、3−2
となる膜を形成した後で、フォトリソグラフィ工程やド
ライエッチング工程を経て略矩形断面形状のコア層3−
1、3−2を形成しなければならない。ところが、この
ようなフォトリソグラフィ工程やドライエッチング工程
ではコア層3−1、3−2の幅減りが生じ、所望の間隔
Sを実現することが困難である。
となる膜を形成した後で、フォトリソグラフィ工程やド
ライエッチング工程を経て略矩形断面形状のコア層3−
1、3−2を形成しなければならない。ところが、この
ようなフォトリソグラフィ工程やドライエッチング工程
ではコア層3−1、3−2の幅減りが生じ、所望の間隔
Sを実現することが困難である。
【0011】(3) 特に、図8の場合には、コア層3−
1、3−2用の膜を形成した後、フォトリソグラフィ工
程とドライエッチング工程とを経て略矩形断面形状のコ
ア層3−1、3−2を加工し、コア層3−1、3−2の
側面及び上面を覆うようにクラッド層2を形成する。ク
ラッド層2の表面のコア層3−1、3−2の上方側の領
域はクラッド層2が盛り上がるため表面研削による平坦
化を施さなければならない。その後でコア層3−1、3
−2用の膜を形成し、再びフォトリソグラフィ工程とド
ライエッチング工程とを経て略矩形断面形状のコア層を
加工し、最後にクラッド層2を再び形成する。このよう
に非常に複雑なプロセスが必要であり、高寸法精度の導
波路を再現性良く製造することは極めて困難であり、か
つ非常に高価なものとなる。
1、3−2用の膜を形成した後、フォトリソグラフィ工
程とドライエッチング工程とを経て略矩形断面形状のコ
ア層3−1、3−2を加工し、コア層3−1、3−2の
側面及び上面を覆うようにクラッド層2を形成する。ク
ラッド層2の表面のコア層3−1、3−2の上方側の領
域はクラッド層2が盛り上がるため表面研削による平坦
化を施さなければならない。その後でコア層3−1、3
−2用の膜を形成し、再びフォトリソグラフィ工程とド
ライエッチング工程とを経て略矩形断面形状のコア層を
加工し、最後にクラッド層2を再び形成する。このよう
に非常に複雑なプロセスが必要であり、高寸法精度の導
波路を再現性良く製造することは極めて困難であり、か
つ非常に高価なものとなる。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、製造が容易で高寸法精度が得られ、しかも高性能特
性が得られる積層型結合導波路及びその製造方法を提供
することにある。
し、製造が容易で高寸法精度が得られ、しかも高性能特
性が得られる積層型結合導波路及びその製造方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の積層型結合導波路は、下部クラッド層と、下
部クラッド層の上に形成されフォトブリーチング用ポリ
マ層からなりクラッド層より屈折率の高い略矩形断面形
状のコア層及びコア層の両側面に形成されコア層より屈
折率の低い側面クラッド層からなる導波路層と、導波路
層の上に形成され所望の厚さ及び屈折率を有し紫外線光
を遮蔽する紫外線光遮蔽層と、導波路層及び紫外線光遮
蔽層が少なくとも2層積層されたもののうち最も上側の
紫外線光遮蔽層の上に形成されコア層より屈折率の低い
上部クラッド層とを備えたものである。
に本発明の積層型結合導波路は、下部クラッド層と、下
部クラッド層の上に形成されフォトブリーチング用ポリ
マ層からなりクラッド層より屈折率の高い略矩形断面形
状のコア層及びコア層の両側面に形成されコア層より屈
折率の低い側面クラッド層からなる導波路層と、導波路
層の上に形成され所望の厚さ及び屈折率を有し紫外線光
を遮蔽する紫外線光遮蔽層と、導波路層及び紫外線光遮
蔽層が少なくとも2層積層されたもののうち最も上側の
紫外線光遮蔽層の上に形成されコア層より屈折率の低い
上部クラッド層とを備えたものである。
【0014】上記構成に加え本発明の積層型結合導波路
は、紫外線光遮蔽層を介して配置されたフォトブリーチ
ング用ポリマ層のコア層同士が少なくとも所望長さだけ
対向するように光結合しているのが好ましい。
は、紫外線光遮蔽層を介して配置されたフォトブリーチ
ング用ポリマ層のコア層同士が少なくとも所望長さだけ
対向するように光結合しているのが好ましい。
【0015】上記構成に加え本発明の積層型結合導波路
は、下部クラッド層が基板上に形成されているのが好ま
しい。
は、下部クラッド層が基板上に形成されているのが好ま
しい。
【0016】上記構成に加え本発明の積層型結合導波路
の導波路層の両端面に露出するコア層の間隔は少なくと
も125μmであるのが好ましい。
の導波路層の両端面に露出するコア層の間隔は少なくと
も125μmであるのが好ましい。
【0017】上記構成に加え本発明の積層型結合導波路
の紫外線光遮蔽層の屈折率は各導波路層のコア層の屈折
率よりも低いのが好ましい。
の紫外線光遮蔽層の屈折率は各導波路層のコア層の屈折
率よりも低いのが好ましい。
【0018】上記構成に加え本発明の積層型結合導波路
は、コア層同士を光結合する光結合手段として、方向性
光結合回路か、あるいはリング型光共振回路を用いるの
が好ましい。
は、コア層同士を光結合する光結合手段として、方向性
光結合回路か、あるいはリング型光共振回路を用いるの
が好ましい。
【0019】上記構成に加え本発明の積層型結合導波路
の紫外線光遮蔽層の厚さはコア層の厚さより薄く、かつ
紫外線光遮蔽層の屈折率はコア層の屈折率よりも小さい
のが好ましい。
の紫外線光遮蔽層の厚さはコア層の厚さより薄く、かつ
紫外線光遮蔽層の屈折率はコア層の屈折率よりも小さい
のが好ましい。
【0020】本発明の積層型結合導波路の製造方法は、
基板上に下部クラッド層を形成し、下部クラッド層の上
に第1のフォトブリーチング用ポリマ層を形成するポリ
マ層形成工程と、フォトブリーチング用ポリマ層の上に
所望パターン形状が描かれたフォトマスクを配置し、そ
のフォトマスクの上から紫外線光を照射して、下部クラ
ッドより屈折率の高いコア層及びコア層の両側面にコア
層より屈折率の低い側面クラッド層を形成する導波路層
形成工程と、フォトブリーチング用ポリマ層の上に紫外
線光遮蔽層を所望の厚さに形成する紫外線光遮蔽層形成
工程と、導波路層形成工程及び紫外線光遮蔽層形成工程
を少なくとも2回繰り返す繰り返し工程と、導波路層及
び紫外線光遮蔽層を少なくとも2層積層したもののうち
最も上側の紫外線光遮蔽層の上にコア層より屈折率の低
い上部クラッド層を形成する上部クラッド層形成工程と
を備えたものである。
基板上に下部クラッド層を形成し、下部クラッド層の上
に第1のフォトブリーチング用ポリマ層を形成するポリ
マ層形成工程と、フォトブリーチング用ポリマ層の上に
所望パターン形状が描かれたフォトマスクを配置し、そ
のフォトマスクの上から紫外線光を照射して、下部クラ
ッドより屈折率の高いコア層及びコア層の両側面にコア
層より屈折率の低い側面クラッド層を形成する導波路層
形成工程と、フォトブリーチング用ポリマ層の上に紫外
線光遮蔽層を所望の厚さに形成する紫外線光遮蔽層形成
工程と、導波路層形成工程及び紫外線光遮蔽層形成工程
を少なくとも2回繰り返す繰り返し工程と、導波路層及
び紫外線光遮蔽層を少なくとも2層積層したもののうち
最も上側の紫外線光遮蔽層の上にコア層より屈折率の低
い上部クラッド層を形成する上部クラッド層形成工程と
を備えたものである。
【0021】本発明によれば、下部クラッド層の上に、
フォトブリーチング用ポリマ層からなり下部クラッド層
より屈折率の高い略矩形断面形状のコア層及びコア層の
両側面に形成されコア層より屈折率の低い側面クラッド
層からなる導波路層と、紫外線光遮蔽層とを少なくとも
2層積層するので、光結合部のコア層同士の結合間隔を
狭くすることができる。このため製造が容易で高寸法精
度が得られ、しかも高性能特性が得られる。
フォトブリーチング用ポリマ層からなり下部クラッド層
より屈折率の高い略矩形断面形状のコア層及びコア層の
両側面に形成されコア層より屈折率の低い側面クラッド
層からなる導波路層と、紫外線光遮蔽層とを少なくとも
2層積層するので、光結合部のコア層同士の結合間隔を
狭くすることができる。このため製造が容易で高寸法精
度が得られ、しかも高性能特性が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0023】図1は本発明の積層型結合導波路の製造法
を適用した積層型結合導波路の一実施の形態を示す断面
図である。
を適用した積層型結合導波路の一実施の形態を示す断面
図である。
【0024】本積層型結合導波路は、基板(ガラス、ポ
リマ、半導体、磁性体等)1と、基板1上に形成された
下部クラッド層(屈折率がnb1からなるガラス、ポリマ
等の材料層)2と、下部クラッド層2の上に形成され、
厚さがD1 で高屈折率(屈折率nc1、nc1>nb1)のフ
ォトブリーチング用ポリマからなるコア層3a及びコア
層3aの両側面に形成され、屈折率がns1(ns1<
nc1)の側面クラッド層4a−1、4a−2からなる導
波路層20aと、導波路層20aの上に形成され、厚さ
がt1 (t1 <<D1 )で屈折率がnu (n u <ns1<
nc1)で紫外線光を吸収(あるいは反射)する紫外線光
遮蔽層5aと、紫外線光遮蔽層5aの上に形成され、厚
さがD2 で高屈折率(屈折率nc2、nc2>nb1)のフォ
トブリーチング用ポリマからなるコア層3b及び屈折率
がns2(ns2<nc2)の両側面クラッド層4b−1、4
b−2からなる導波路層20bと、導波路層20bの上
に形成され、厚さがt2 (t2 <<D2 )で屈折率がn
u の紫外線光遮蔽層5bと、紫外線光遮蔽層5bの上に
形成され、屈折率がnb2(nb2<nc2)で上部クラッド
層(ガラス、ポリマあるいは混合材料層からなる)6と
で構成されたものである。
リマ、半導体、磁性体等)1と、基板1上に形成された
下部クラッド層(屈折率がnb1からなるガラス、ポリマ
等の材料層)2と、下部クラッド層2の上に形成され、
厚さがD1 で高屈折率(屈折率nc1、nc1>nb1)のフ
ォトブリーチング用ポリマからなるコア層3a及びコア
層3aの両側面に形成され、屈折率がns1(ns1<
nc1)の側面クラッド層4a−1、4a−2からなる導
波路層20aと、導波路層20aの上に形成され、厚さ
がt1 (t1 <<D1 )で屈折率がnu (n u <ns1<
nc1)で紫外線光を吸収(あるいは反射)する紫外線光
遮蔽層5aと、紫外線光遮蔽層5aの上に形成され、厚
さがD2 で高屈折率(屈折率nc2、nc2>nb1)のフォ
トブリーチング用ポリマからなるコア層3b及び屈折率
がns2(ns2<nc2)の両側面クラッド層4b−1、4
b−2からなる導波路層20bと、導波路層20bの上
に形成され、厚さがt2 (t2 <<D2 )で屈折率がn
u の紫外線光遮蔽層5bと、紫外線光遮蔽層5bの上に
形成され、屈折率がnb2(nb2<nc2)で上部クラッド
層(ガラス、ポリマあるいは混合材料層からなる)6と
で構成されたものである。
【0025】ここで具体的な数値等を挙げて説明する
が、限定されるものではない。
が、限定されるものではない。
【0026】基板1には、石英ガラス基板、パイレック
ス(登録商標)ガラス基板等のガラス基板や、Si、G
aAs等の半導体基板、ポリイミドやポリエステル等の
プラスチック基板またはプラスチックシート、アルミナ
やムライトなどのセラミックス基板、エポキシ樹脂やガ
ラスエポキシ樹脂からなるプリント基板等を用いること
ができる。
ス(登録商標)ガラス基板等のガラス基板や、Si、G
aAs等の半導体基板、ポリイミドやポリエステル等の
プラスチック基板またはプラスチックシート、アルミナ
やムライトなどのセラミックス基板、エポキシ樹脂やガ
ラスエポキシ樹脂からなるプリント基板等を用いること
ができる。
【0027】下部クラッド層2には、SiO2 、SiO
2 にTi、Ge、F、B、P等の屈折率制御用添加物を
少なくとも一種類添加したもの、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリフッ化ビニリデン、シリコーン、フッ素化ポリ
イミド等のポリマ、上記無機材料と有機材料との混合材
料等を用いることができる。下部クラッド層2の膜厚は
マルチモード伝送用の場合には10μmから100μm
の範囲が好ましく、シングルモード伝送用の場合には数
μmから30μmの範囲が好ましい。下部クラッド層2
の成膜方法は、CVD法、電子ビーム蒸着法、スパッタ
リング法、スピンコーティング法、吹き付け法等を用い
ることができる。
2 にTi、Ge、F、B、P等の屈折率制御用添加物を
少なくとも一種類添加したもの、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリフッ化ビニリデン、シリコーン、フッ素化ポリ
イミド等のポリマ、上記無機材料と有機材料との混合材
料等を用いることができる。下部クラッド層2の膜厚は
マルチモード伝送用の場合には10μmから100μm
の範囲が好ましく、シングルモード伝送用の場合には数
μmから30μmの範囲が好ましい。下部クラッド層2
の成膜方法は、CVD法、電子ビーム蒸着法、スパッタ
リング法、スピンコーティング法、吹き付け法等を用い
ることができる。
【0028】フォトブリーチング用ポリマからなるコア
層3a、3b及び側面クラッド層4a−1、4a−2、
4b−1、4b−2には、ニトロン化合物を含有したシ
リコーンやエポキシやポリイミドやポリシラン、DMA
PN{(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−N−
フェリルニトロン}を含有するポリメタクリル酸メチ
ル、dye polymer等を用いることができる。
フォトブリーチング用ポリマの膜厚は、マルチモード伝
送用の場合には10μmから100μmの範囲が好まし
く、シングルモード伝送用の場合には2μmから十数μ
mの範囲が好ましい。
層3a、3b及び側面クラッド層4a−1、4a−2、
4b−1、4b−2には、ニトロン化合物を含有したシ
リコーンやエポキシやポリイミドやポリシラン、DMA
PN{(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−N−
フェリルニトロン}を含有するポリメタクリル酸メチ
ル、dye polymer等を用いることができる。
フォトブリーチング用ポリマの膜厚は、マルチモード伝
送用の場合には10μmから100μmの範囲が好まし
く、シングルモード伝送用の場合には2μmから十数μ
mの範囲が好ましい。
【0029】コア層3a、3bの屈折率nc1、nc2は側
面クラッド層4a−1、4a−2の屈折率ns1、側面ク
ラッド層4b−1、4b−2の屈折率ns2よりも大き
く、下部クラッド層2の屈折率nb1よりも大きく設定さ
れる。コア層3a、3b及び側面クラッド層4a−1、
4a−2、4b−1、4b−2の比屈折率差Δ((nc1
−ns1)/nc1×100%、(nc2−ns2)/nc2×1
00%、(nc1−nb1)/nc1×100%あるいは(n
c2−nb2)/nc2×100%)は、0.2%から数%の
範囲から選択される。
面クラッド層4a−1、4a−2の屈折率ns1、側面ク
ラッド層4b−1、4b−2の屈折率ns2よりも大き
く、下部クラッド層2の屈折率nb1よりも大きく設定さ
れる。コア層3a、3b及び側面クラッド層4a−1、
4a−2、4b−1、4b−2の比屈折率差Δ((nc1
−ns1)/nc1×100%、(nc2−ns2)/nc2×1
00%、(nc1−nb1)/nc1×100%あるいは(n
c2−nb2)/nc2×100%)は、0.2%から数%の
範囲から選択される。
【0030】紫外線光遮蔽層5a、5bの屈折率n
u は、コア層3a、3bの屈折率nc1、nc2よりも低
く、側面クラッド層4a−1、4a−2、4b−1、4
b−2の屈折率nb1、nb2に等しいか小さい値に選択さ
れる。紫外線光遮蔽層5a、5bの膜厚t1 、t2 はコ
ア層3aとコア層3bとの光結合を行わせるためのパラ
メータとして重要であり、膜厚t1 、t2 が薄いほど方
向性光結合回路の結合長を短くすることができる。紫外
線光遮蔽層5a、5bとしては、例えば信越化学工業
(株)製のUV吸収性ハードコート(商品名KP−85
1)が用いられる。このUV吸収性ハードコートをスピ
ンコーティングでフォトブリーチング用ポリマ層の上に
塗布し、120℃で1時間ベーキングした後のスピンコ
ーティングの回転数に対する膜厚と屈折率との関係を図
2に示す。
u は、コア層3a、3bの屈折率nc1、nc2よりも低
く、側面クラッド層4a−1、4a−2、4b−1、4
b−2の屈折率nb1、nb2に等しいか小さい値に選択さ
れる。紫外線光遮蔽層5a、5bの膜厚t1 、t2 はコ
ア層3aとコア層3bとの光結合を行わせるためのパラ
メータとして重要であり、膜厚t1 、t2 が薄いほど方
向性光結合回路の結合長を短くすることができる。紫外
線光遮蔽層5a、5bとしては、例えば信越化学工業
(株)製のUV吸収性ハードコート(商品名KP−85
1)が用いられる。このUV吸収性ハードコートをスピ
ンコーティングでフォトブリーチング用ポリマ層の上に
塗布し、120℃で1時間ベーキングした後のスピンコ
ーティングの回転数に対する膜厚と屈折率との関係を図
2に示す。
【0031】図2はUV吸収性ハードコートのスピンコ
ーティングの回転数に対する膜厚と屈折率との関係を示
す図であり、横軸はスピンコーテングの回転数軸であ
り、左側縦軸は膜厚軸であり、右側縦軸は屈折率軸であ
る。実線が膜厚を示し、破線は屈折率を示す。
ーティングの回転数に対する膜厚と屈折率との関係を示
す図であり、横軸はスピンコーテングの回転数軸であ
り、左側縦軸は膜厚軸であり、右側縦軸は屈折率軸であ
る。実線が膜厚を示し、破線は屈折率を示す。
【0032】同図に示すように、膜厚はスピンコーティ
ングの回転数により、0.6μmから2μm程度の薄膜
を成膜できることが分る。
ングの回転数により、0.6μmから2μm程度の薄膜
を成膜できることが分る。
【0033】ここで、従来の方向性光結合回路(図7及
び図8)では間隔Sを3μm以下にすることはプロセス
上困難であり、結果的に光結合長Lを長くしなければな
らなかった。これに対して図1に示した構成は、厚さt
1 、t2 をスピンコーティングで成膜することができる
構成であるので、膜厚を0.数μm近くにまで薄くする
ことができ、結果的に光結合長Lを半分近くまで短くす
ることができ、超小形光回路を実現することが容易とな
る。また、UV吸収性ハードコートの屈折率nu も1.
38〜1.50程度、種々の屈折率のものがあるので、
この屈折率nuの値を1.38〜1.50の中から選択
することによって方向性光結合回路の設計自由度が増
し、より高性能(波長間の高アイソレーション特性)で
小形化を図ることができる。
び図8)では間隔Sを3μm以下にすることはプロセス
上困難であり、結果的に光結合長Lを長くしなければな
らなかった。これに対して図1に示した構成は、厚さt
1 、t2 をスピンコーティングで成膜することができる
構成であるので、膜厚を0.数μm近くにまで薄くする
ことができ、結果的に光結合長Lを半分近くまで短くす
ることができ、超小形光回路を実現することが容易とな
る。また、UV吸収性ハードコートの屈折率nu も1.
38〜1.50程度、種々の屈折率のものがあるので、
この屈折率nuの値を1.38〜1.50の中から選択
することによって方向性光結合回路の設計自由度が増
し、より高性能(波長間の高アイソレーション特性)で
小形化を図ることができる。
【0034】図3はUV吸収性ハードコートの波長に対
する透過率特性図であり、横軸が波長軸を示し、縦軸が
透過率軸を示している。
する透過率特性図であり、横軸が波長軸を示し、縦軸が
透過率軸を示している。
【0035】同図よりフォトブリーチング用ポリマ層に
照射される紫外線光(300〜370nm)に対して十
分な吸収特性を有している。紫外線光遮蔽層5aは、紫
外線光遮蔽層5aの上にフォトブリーチング用ポリマ層
を形成した後でフォトマスク(図示せず。)を介して紫
外線光を照射して低屈折率(屈折率nb2)の側面クラ
ッド層4b−1、4b−2を形成する際に、紫外線光遮
蔽層5aの下のフォトブリーチング用ポリマ層3a、4
a−1、4a−2の屈折率が紫外線光の照射によって変
化するのを阻止する機能を有する。また、紫外線光遮蔽
層5bも上部クラッド層6の上から紫外線光(例えば太
陽光)が照射されてもその紫外線光を遮蔽し、フォトブ
リーチング用ポリマ層3b、4b−1、4b−2の屈折
率の変化を阻止する機能を有する。
照射される紫外線光(300〜370nm)に対して十
分な吸収特性を有している。紫外線光遮蔽層5aは、紫
外線光遮蔽層5aの上にフォトブリーチング用ポリマ層
を形成した後でフォトマスク(図示せず。)を介して紫
外線光を照射して低屈折率(屈折率nb2)の側面クラ
ッド層4b−1、4b−2を形成する際に、紫外線光遮
蔽層5aの下のフォトブリーチング用ポリマ層3a、4
a−1、4a−2の屈折率が紫外線光の照射によって変
化するのを阻止する機能を有する。また、紫外線光遮蔽
層5bも上部クラッド層6の上から紫外線光(例えば太
陽光)が照射されてもその紫外線光を遮蔽し、フォトブ
リーチング用ポリマ層3b、4b−1、4b−2の屈折
率の変化を阻止する機能を有する。
【0036】上部クラッド層6は下部クラッド層2と同
一の材料を用いて構成される。尚、図1に示した積層型
結合導波路において、フォトブリーチング用ポリマ材料
は紫外線光(波長320〜370nm)の照射によって
屈折率が変化(通常は屈折率が低下)する材料であるた
め、コア層3a、3bにはフォトマスクを介して紫外線
光が照射されるのが阻止された領域か、あるいは紫外線
光が照射されたエネルギーが小さい領域であり、屈折率
が低下しないか、あるいはわずかに低下した領域であ
り、側面クラッド層4a−1、4a−2、4b−1、4
b−2はフォトマスクを介して紫外線光の照射された領
域か、あるいは紫外線光の照射されたエネルギーが大き
い領域であり、屈折率が大きく低下した領域である。
一の材料を用いて構成される。尚、図1に示した積層型
結合導波路において、フォトブリーチング用ポリマ材料
は紫外線光(波長320〜370nm)の照射によって
屈折率が変化(通常は屈折率が低下)する材料であるた
め、コア層3a、3bにはフォトマスクを介して紫外線
光が照射されるのが阻止された領域か、あるいは紫外線
光が照射されたエネルギーが小さい領域であり、屈折率
が低下しないか、あるいはわずかに低下した領域であ
り、側面クラッド層4a−1、4a−2、4b−1、4
b−2はフォトマスクを介して紫外線光の照射された領
域か、あるいは紫外線光の照射されたエネルギーが大き
い領域であり、屈折率が大きく低下した領域である。
【0037】図4(a)〜(d)は図1に示した積層型
結合導波路の各コア層のパターンを示した図であり、
(a)は積層型結合導波路の光入力(あるいは光出力)
側断面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図であ
り、(c)は(a)のB−B線断面図であり、(d)は
(b)のC−C線断面図である。
結合導波路の各コア層のパターンを示した図であり、
(a)は積層型結合導波路の光入力(あるいは光出力)
側断面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図であ
り、(c)は(a)のB−B線断面図であり、(d)は
(b)のC−C線断面図である。
【0038】図4(b)は第1番目の導波路層20aの
コア層3aのパターンを示したものであり、領域7aは
光結合部である。図4(c)は第2番目の導波路層20
bのパターンを示したものであり、領域(光結合部)7
bは領域(光結合部)7aの真上の紫外線光遮蔽層5a
上に形成された光結合部である。すなわち、光結合部7
a、7bは、紫外線光遮蔽層5aを介して密結合され、
紫外線光遮蔽層5aの膜厚を極薄膜にするほどに光結合
部7a、7bの長さを短くすることができる。図4
(d)はコア層3aの光結合部7aとコア層3bの光結
合部7bとが紫外線光遮蔽層5aを介して密結合されて
いることを示したものである。
コア層3aのパターンを示したものであり、領域7aは
光結合部である。図4(c)は第2番目の導波路層20
bのパターンを示したものであり、領域(光結合部)7
bは領域(光結合部)7aの真上の紫外線光遮蔽層5a
上に形成された光結合部である。すなわち、光結合部7
a、7bは、紫外線光遮蔽層5aを介して密結合され、
紫外線光遮蔽層5aの膜厚を極薄膜にするほどに光結合
部7a、7bの長さを短くすることができる。図4
(d)はコア層3aの光結合部7aとコア層3bの光結
合部7bとが紫外線光遮蔽層5aを介して密結合されて
いることを示したものである。
【0039】このように、フォトブリーチング用ポリマ
層を用い、スピンコーティング法により、下部クラッド
層2上に平坦に形成し、ベーキング後にフォトマスクを
介して紫外線光の照射部及び未照射部のパターンを設け
ることにより、ポリマ層表面を平坦に保ったまま高屈折
率のコア層パターン部3aとその側面の低屈折率の側面
クラッド層4a−1、4a−2を設けることができ、そ
の平坦な表面のポリマ層上に紫外線光遮蔽層5aを膜厚
の制御性よく極薄状に形成することができ、さらにその
紫外線光遮蔽層5aの上に第2のフォトブリーチング用
ポリマ層をスピンコーティング法により平坦に形成し、
ベーキング後にこのポリマ層の表面に第2のフォトマス
クを介して紫外線光の照射部及び未照射部のパターンを
設けることにより、ポリマ層表面を平坦に保ったまま、
高屈折率のコア層パターン部3bとその側面の低屈折率
の側面クラッド層4b−1、4b−2を設けることがで
き、平坦な表面のポリマ層上に第2の紫外線光遮蔽層5
bを膜厚の制御性よく極薄状に形成することができる。
層を用い、スピンコーティング法により、下部クラッド
層2上に平坦に形成し、ベーキング後にフォトマスクを
介して紫外線光の照射部及び未照射部のパターンを設け
ることにより、ポリマ層表面を平坦に保ったまま高屈折
率のコア層パターン部3aとその側面の低屈折率の側面
クラッド層4a−1、4a−2を設けることができ、そ
の平坦な表面のポリマ層上に紫外線光遮蔽層5aを膜厚
の制御性よく極薄状に形成することができ、さらにその
紫外線光遮蔽層5aの上に第2のフォトブリーチング用
ポリマ層をスピンコーティング法により平坦に形成し、
ベーキング後にこのポリマ層の表面に第2のフォトマス
クを介して紫外線光の照射部及び未照射部のパターンを
設けることにより、ポリマ層表面を平坦に保ったまま、
高屈折率のコア層パターン部3bとその側面の低屈折率
の側面クラッド層4b−1、4b−2を設けることがで
き、平坦な表面のポリマ層上に第2の紫外線光遮蔽層5
bを膜厚の制御性よく極薄状に形成することができる。
【0040】ここで、図4に示した積層型結合導波路は
導波路層20(20a、20b)が2層の積層構造であ
るが、導波路層20の段数を3層、4層、…のように積
層する場合には上記工程を繰り返すことによって、多段
の積層型結合導波路を実現することができる。
導波路層20(20a、20b)が2層の積層構造であ
るが、導波路層20の段数を3層、4層、…のように積
層する場合には上記工程を繰り返すことによって、多段
の積層型結合導波路を実現することができる。
【0041】最後に最上層の導波路層20bの上に上部
クラッド層6をスピンコーティング法、あるいはCVD
法、スパッタリング法等で形成することにより積層型結
合導波路が得られる。
クラッド層6をスピンコーティング法、あるいはCVD
法、スパッタリング法等で形成することにより積層型結
合導波路が得られる。
【0042】図5(a)は本発明の積層型結合導波路の
他の実施の形態を示す断面図であり、図5(b)は図5
(a)のD−D線断面図である。
他の実施の形態を示す断面図であり、図5(b)は図5
(a)のD−D線断面図である。
【0043】この積層型結合導波路は、基板1と、基板
1上に形成された下部クラッド2と、下部クラッド2の
上に形成されフォトブリーチング用ポリマからなるコア
層3a及びコア層3aの両側面側の側面クラッド層4a
−1、4a−2からなる第1の導波路層20aと、第1
の導波路層20aの上に形成された紫外線光遮蔽層5a
と、紫外線光遮蔽層5aの上に形成されフォトブリーチ
ング用ポリマからなるコア層3b及びコア層3bの両側
面側の側面クラッド層4b−1、4b−2からなる第2
の導波路層20bと、第2の導波路層20bの上に形成
された紫外線光遮蔽層5bと、紫外線光遮蔽層5bの上
に形成されフォトブリーチング用ポリマからなるコア層
3c及びコア層3cの両側面側の側面クラッド層4c−
1、4c−2からなる第3の導波路層20cと、第3の
導波路層20cの上に形成された紫外線光遮蔽層5c
と、紫外線光遮蔽層5cの上に形成された上部クラッド
層6とで構成されたものである。
1上に形成された下部クラッド2と、下部クラッド2の
上に形成されフォトブリーチング用ポリマからなるコア
層3a及びコア層3aの両側面側の側面クラッド層4a
−1、4a−2からなる第1の導波路層20aと、第1
の導波路層20aの上に形成された紫外線光遮蔽層5a
と、紫外線光遮蔽層5aの上に形成されフォトブリーチ
ング用ポリマからなるコア層3b及びコア層3bの両側
面側の側面クラッド層4b−1、4b−2からなる第2
の導波路層20bと、第2の導波路層20bの上に形成
された紫外線光遮蔽層5bと、紫外線光遮蔽層5bの上
に形成されフォトブリーチング用ポリマからなるコア層
3c及びコア層3cの両側面側の側面クラッド層4c−
1、4c−2からなる第3の導波路層20cと、第3の
導波路層20cの上に形成された紫外線光遮蔽層5c
と、紫外線光遮蔽層5cの上に形成された上部クラッド
層6とで構成されたものである。
【0044】この積層型結合導波路は、領域7c及び領
域7b−1からなる第1の光結合部21aと、領域7a
及び領域7b−2からなる第2の光結合部21bとを有
しており、一方(図では下端)の端面8−1側のコア層
3bに波長λ1、λ2、λ3の多重光信号を入力する
と、第1の光結合部21aで波長λ1の光信号が選択的
に結合して分離され、コア層3c内を伝搬し、他方(図
では上端)の端面8−2側から矢印λ1方向に波長λ1
の光信号が出力される。
域7b−1からなる第1の光結合部21aと、領域7a
及び領域7b−2からなる第2の光結合部21bとを有
しており、一方(図では下端)の端面8−1側のコア層
3bに波長λ1、λ2、λ3の多重光信号を入力する
と、第1の光結合部21aで波長λ1の光信号が選択的
に結合して分離され、コア層3c内を伝搬し、他方(図
では上端)の端面8−2側から矢印λ1方向に波長λ1
の光信号が出力される。
【0045】次に光結合部21aで分離されなかった波
長λ2の光信号及び波長λ3の光信号はコア層3b内を
伝搬し、第2の光結合部21bに到達し、この第2の光
結合部21bで波長λ3の光信号が選択的に分離されて
コア層3a内に移り、端面8−2から矢印λ3方向に波
長λ3の光信号が出力される。
長λ2の光信号及び波長λ3の光信号はコア層3b内を
伝搬し、第2の光結合部21bに到達し、この第2の光
結合部21bで波長λ3の光信号が選択的に分離されて
コア層3a内に移り、端面8−2から矢印λ3方向に波
長λ3の光信号が出力される。
【0046】光結合部21bで分離されなかった波長λ
2の光信号はコア層3b内を伝搬し、端面8−2から矢
印λ2方向に波長λ2の光信号が出力される。
2の光信号はコア層3b内を伝搬し、端面8−2から矢
印λ2方向に波長λ2の光信号が出力される。
【0047】本発明の構成を用いればさらに導波路層が
多段(4段以上)の積層型結合導波路を実現することが
できる。図5(a)に示した積層型結合導波路の光結合
部の紫外線光遮蔽層の膜厚を薄くすればするほど光結合
部の結合長を短くすることができる。
多段(4段以上)の積層型結合導波路を実現することが
できる。図5(a)に示した積層型結合導波路の光結合
部の紫外線光遮蔽層の膜厚を薄くすればするほど光結合
部の結合長を短くすることができる。
【0048】図6は本発明の積層型結合導波路の他の実
施の形態を示す平面図である。
施の形態を示す平面図である。
【0049】この積層型結合導波路は、コア層3bとコ
ア層3cとを第1のリング型光共振回路10−1で光結
合させ、コア層3bとコア層3aとを第2のリング型光
共振回路10−2で光結合させた構造を有している。
ア層3cとを第1のリング型光共振回路10−1で光結
合させ、コア層3bとコア層3aとを第2のリング型光
共振回路10−2で光結合させた構造を有している。
【0050】一方の端面(図では下端面)8−1のコア
層3bに入射した波長λ1、λ2、λ3の多重光信号
は、第1のリング型光共振回路10−1で光結合されて
波長λ1の光信号が選択的に結合、分離されて端面8−
1から矢印λ1方向に出力される。リング型光共振回路
10−1で光結合しなかった波長λ2の光信号及び波長
λ3の光信号は、コア層3b内を伝搬し、第2のリング
型光共振回路10−2で波長λ3の光信号が光結合、分
離され、端面8−1から矢印λ3方向に出力される。リ
ング型光共振回路10−2で結合しなかった波長λ2の
光信号は端面8−2から矢印λ2方向に出力される。
尚、図6において、9a〜9dは光結合部を示す。
層3bに入射した波長λ1、λ2、λ3の多重光信号
は、第1のリング型光共振回路10−1で光結合されて
波長λ1の光信号が選択的に結合、分離されて端面8−
1から矢印λ1方向に出力される。リング型光共振回路
10−1で光結合しなかった波長λ2の光信号及び波長
λ3の光信号は、コア層3b内を伝搬し、第2のリング
型光共振回路10−2で波長λ3の光信号が光結合、分
離され、端面8−1から矢印λ3方向に出力される。リ
ング型光共振回路10−2で結合しなかった波長λ2の
光信号は端面8−2から矢印λ2方向に出力される。
尚、図6において、9a〜9dは光結合部を示す。
【0051】本発明は上記実施の形態に限定されない。
まず、基板としては電子回路、電子部品、電気配線の形
成されたSi基板、GaAs基板、プリント基板、セラ
ミックス基板等を用いてもよい。また、光部品が実装さ
れていてもよい。基板の厚さは0.1mm程度の薄いも
のから数mm程度の厚いものでもよい。特に、基板のみ
を薄くすることによってフィルム状の光導波路、光導波
路型積層回路等を実現することができ、プリント板間、
ボード間、さらには架間の光接続用、光信号処理回路用
として用いることができる。また、プリント基板上に実
装されたLSI、電子回路からの電気信号で発光素子を
駆動して光信号に変えて送出したり、外部から送られて
きた光信号を受光素子で電気信号に変換してLSIや電
子回路等に供給する、いわゆる光・電気複合デバイスに
適用してもよい。
まず、基板としては電子回路、電子部品、電気配線の形
成されたSi基板、GaAs基板、プリント基板、セラ
ミックス基板等を用いてもよい。また、光部品が実装さ
れていてもよい。基板の厚さは0.1mm程度の薄いも
のから数mm程度の厚いものでもよい。特に、基板のみ
を薄くすることによってフィルム状の光導波路、光導波
路型積層回路等を実現することができ、プリント板間、
ボード間、さらには架間の光接続用、光信号処理回路用
として用いることができる。また、プリント基板上に実
装されたLSI、電子回路からの電気信号で発光素子を
駆動して光信号に変えて送出したり、外部から送られて
きた光信号を受光素子で電気信号に変換してLSIや電
子回路等に供給する、いわゆる光・電気複合デバイスに
適用してもよい。
【0052】図1、図5、図6の各々のコア層で光信号
処理用回路(例えば、光分岐回路、光合流回路、光分岐
回路、光合波回路、光スイッチ回路、光減衰回路等)が
形成されていてもよい。また、発光素子や受光素子、光
変調回路、光グレーティング回路等が設けられていても
よい。各導波路層には一つのコア層以外に複数のコア層
がパターン化されていてもよい。図4の光結合部のそれ
ぞれのコア層にグレーティングを形成し、それぞれのグ
レーティング同士で光結合させるようにすれば、特定の
波長の光信号を狭いスペクトル分布で光結合させること
ができ、より高密度な光結合を実現させることができ
る。また、各導波路層のコア層の屈折率は異なっていて
もよく、各導波路層の側面クラッド層の屈折率も異なっ
ていてもよい。各層の屈折率は紫外線光の照射エネルギ
ー(照射パワー、照射時間)を調節するか、あるいは紫
外線光の透過率を異ならせたフォトマスクパターンを通
して紫外線光を照射することによって実現することがで
きる。
処理用回路(例えば、光分岐回路、光合流回路、光分岐
回路、光合波回路、光スイッチ回路、光減衰回路等)が
形成されていてもよい。また、発光素子や受光素子、光
変調回路、光グレーティング回路等が設けられていても
よい。各導波路層には一つのコア層以外に複数のコア層
がパターン化されていてもよい。図4の光結合部のそれ
ぞれのコア層にグレーティングを形成し、それぞれのグ
レーティング同士で光結合させるようにすれば、特定の
波長の光信号を狭いスペクトル分布で光結合させること
ができ、より高密度な光結合を実現させることができ
る。また、各導波路層のコア層の屈折率は異なっていて
もよく、各導波路層の側面クラッド層の屈折率も異なっ
ていてもよい。各層の屈折率は紫外線光の照射エネルギ
ー(照射パワー、照射時間)を調節するか、あるいは紫
外線光の透過率を異ならせたフォトマスクパターンを通
して紫外線光を照射することによって実現することがで
きる。
【0053】尚、紫外線光遮蔽層にはポリマ材料にベン
ゾフェノン系、サリチレート系、ベンゾトリアゾール系
の添加剤を添加したもの等を用いることができる。紫外
線光遮蔽層の屈折率はベースとなるポリマ材料によって
調節し、紫外線光遮蔽層の波長帯及び透過率は主に上記
添加剤で調節する。また紫外線光遮蔽層の他の材料とし
て、ポリマ材料に二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄等の
金属酸化物顔料を添加したものを用いることができる。
この場合の屈折率はポリマ材料以外に、金属酸化物材料
及び金属酸化物材料の添加量で調節することができ、紫
外線光遮蔽の波長帯及び透過率は上記金属酸化物材料の
添加量で調節することができる。
ゾフェノン系、サリチレート系、ベンゾトリアゾール系
の添加剤を添加したもの等を用いることができる。紫外
線光遮蔽層の屈折率はベースとなるポリマ材料によって
調節し、紫外線光遮蔽層の波長帯及び透過率は主に上記
添加剤で調節する。また紫外線光遮蔽層の他の材料とし
て、ポリマ材料に二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄等の
金属酸化物顔料を添加したものを用いることができる。
この場合の屈折率はポリマ材料以外に、金属酸化物材料
及び金属酸化物材料の添加量で調節することができ、紫
外線光遮蔽の波長帯及び透過率は上記金属酸化物材料の
添加量で調節することができる。
【0054】以上において本発明によれば、 (1) 方向性光結合回路、リング型光共振回路、グレーテ
ィング型光結合回路等の光結合部のコア層同士の結合間
隔を0.1μmから2μmの範囲で非常に高い寸法精度
で制御して製造することができるので、光結合部を高密
度光結合させることができ、光結合部の結合長を大幅に
短くすることができる。この結果、超小形の光回路を実
現することができる。
ィング型光結合回路等の光結合部のコア層同士の結合間
隔を0.1μmから2μmの範囲で非常に高い寸法精度
で制御して製造することができるので、光結合部を高密
度光結合させることができ、光結合部の結合長を大幅に
短くすることができる。この結果、超小形の光回路を実
現することができる。
【0055】(2) フォトブリーチング用ポリマ材料から
なるコア層及びその両側面のクラッド層表面が平坦であ
るので、超薄型の紫外線光遮蔽層を介して多段に積層導
波路を形成することができ、かつ極めて高寸法精度で形
成することができるので、超小形、高性能光回路を得る
ことができる。
なるコア層及びその両側面のクラッド層表面が平坦であ
るので、超薄型の紫外線光遮蔽層を介して多段に積層導
波路を形成することができ、かつ極めて高寸法精度で形
成することができるので、超小形、高性能光回路を得る
ことができる。
【0056】(3) 膜厚及び屈折率を精密に制御すること
ができる紫外線光遮蔽層を用いて複数の導波路層を段階
的に光結合することができると共に、紫外線光遮蔽層は
その下のフォトブリーチング用ポリマ層の屈折率の長期
的安定化を図るための保護層としての機能を有する。
ができる紫外線光遮蔽層を用いて複数の導波路層を段階
的に光結合することができると共に、紫外線光遮蔽層は
その下のフォトブリーチング用ポリマ層の屈折率の長期
的安定化を図るための保護層としての機能を有する。
【0057】(4) 各導波路層のコア層や側面クラッド層
の屈折率を容易に調節することができるので、例えば波
長選択特性の優れた光分波回路、光合波回路、あるいは
光パワーを広い波長域にわたって均等に分配する光分岐
回路、光合流回路、さらには波長分離度の高いグレーテ
ィング型光フィルタ等を実現することができる。
の屈折率を容易に調節することができるので、例えば波
長選択特性の優れた光分波回路、光合波回路、あるいは
光パワーを広い波長域にわたって均等に分配する光分岐
回路、光合流回路、さらには波長分離度の高いグレーテ
ィング型光フィルタ等を実現することができる。
【0058】(5) 多層状に積層することが容易であり、
かつ、上下間の光導波路層同士の光結合を行うことがで
きるので、高集積化された高性能デバイスを実現するこ
とができる。
かつ、上下間の光導波路層同士の光結合を行うことがで
きるので、高集積化された高性能デバイスを実現するこ
とができる。
【0059】(6) 下部クラッド層、コア層、側面クラッ
ド層、紫外線光遮蔽層、上部クラッド層を全てポリマ材
料で構成することができるので、スピンコーティング
法、塗布法等の簡易な方法で製造することができる。ま
た、種々の基板(ガラス、プラスチック、半導体、磁性
体、あるいはこれらの混合体)の上に形成することがで
きる。また、大面積基板上へも容易に形成することがで
き、多機能な光回路、光・電気複合デバイス等を実現す
ることができる。
ド層、紫外線光遮蔽層、上部クラッド層を全てポリマ材
料で構成することができるので、スピンコーティング
法、塗布法等の簡易な方法で製造することができる。ま
た、種々の基板(ガラス、プラスチック、半導体、磁性
体、あるいはこれらの混合体)の上に形成することがで
きる。また、大面積基板上へも容易に形成することがで
き、多機能な光回路、光・電気複合デバイス等を実現す
ることができる。
【0060】(7) 大気中で簡易な方法で製造することが
できるので、非常に低コストな光回路、光・電気複合デ
バイスを実現することができる。
できるので、非常に低コストな光回路、光・電気複合デ
バイスを実現することができる。
【0061】(8) 平坦な基板上への平坦な膜を形成し、
紫外線光照射、平坦な膜形成の工程を繰り返すだけでよ
いので、非常に高い寸法精度の積層型結合導波路を実現
することができる。この結果、高性能、多機能な光回路
を再現性よく製造することができる。
紫外線光照射、平坦な膜形成の工程を繰り返すだけでよ
いので、非常に高い寸法精度の積層型結合導波路を実現
することができる。この結果、高性能、多機能な光回路
を再現性よく製造することができる。
【0062】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0063】製造が容易で高寸法精度が得られ、しかも
高性能特性が得られる積層型結合導波路及びその製造方
法の提供を実現することができる。
高性能特性が得られる積層型結合導波路及びその製造方
法の提供を実現することができる。
【図1】本発明の積層型結合導波路の製造法を適用した
積層型結合導波路の一実施の形態を示す断面図である。
積層型結合導波路の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】UV吸収性ハードコートのスピンコーティング
の回転数に対する膜厚と屈折率との関係を示す図であ
る。
の回転数に対する膜厚と屈折率との関係を示す図であ
る。
【図3】UV吸収性ハードコートの波長に対する透過率
特性図である。
特性図である。
【図4】(a)〜(d)は図1に示した積層型結合導波
路の各コア層のパターンを示した図であり、(a)は積
層型結合導波路の光入力(あるいは光出力)側断面図で
あり、(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)
は(a)のB−B線断面図であり、(d)は(b)のC
−C線断面図である。
路の各コア層のパターンを示した図であり、(a)は積
層型結合導波路の光入力(あるいは光出力)側断面図で
あり、(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)
は(a)のB−B線断面図であり、(d)は(b)のC
−C線断面図である。
【図5】(a)は本発明の積層型結合導波路の他の実施
の形態を示す断面図であり、(b)は(a)のD−D線
断面図である。
の形態を示す断面図であり、(b)は(a)のD−D線
断面図である。
【図6】本発明の積層型結合導波路の他の実施の形態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図7】(a)は導波路型結合回路の断面図であり、
(b)は(a)のE−E線断面図である。
(b)は(a)のE−E線断面図である。
【図8】(a)は他の導波路型結合回路の断面図であ
り、(b)は(a)のF−F線断面図である。
り、(b)は(a)のF−F線断面図である。
1 基板 2 下部クラッド層 3、3a、3b コア層(フォトブリーチング用ポリマ
層) 4a−1、4a−2、4b−1、4b−2 側面クラッ
ド層(フォトブリーチング用ポリマ層) 5、5a、5b 紫外線光遮蔽層 6 上部クラッド層 20、20a、20b 導波路層
層) 4a−1、4a−2、4b−1、4b−2 側面クラッ
ド層(フォトブリーチング用ポリマ層) 5、5a、5b 紫外線光遮蔽層 6 上部クラッド層 20、20a、20b 導波路層
Claims (8)
- 【請求項1】 下部クラッド層と、該下部クラッド層の
上に形成されフォトブリーチング用ポリマ層からなり上
記クラッド層より屈折率の高い略矩形断面形状のコア層
及び該コア層の両側面に形成され該コア層より屈折率の
低い側面クラッド層からなる導波路層と、該導波路層の
上に形成され所望の厚さ及び屈折率を有し紫外線光を遮
蔽する紫外線光遮蔽層と、上記導波路層及び上記紫外線
光遮蔽層が少なくとも2層積層されたもののうち最も上
側の紫外線光遮蔽層の上に形成され上記コア層より屈折
率の低い上部クラッド層とを備えたことを特徴とする積
層型結合導波路。 - 【請求項2】 上記紫外線光遮蔽層を介して配置された
フォトブリーチング用ポリマ層のコア層同士が少なくと
も所望長さだけ対向するように光結合している請求項1
に記載の積層型結合導波路。 - 【請求項3】 上記下部クラッド層が基板上に形成され
ている請求項1または2に記載の積層型結合導波路。 - 【請求項4】 導波路層の両端面に露出するコア層の間
隔は少なくとも125μmである請求項1から3のいず
れかに記載の積層型結合導波路。 - 【請求項5】 上記紫外線光遮蔽層の屈折率は各導波路
層のコア層の屈折率よりも低い請求項1から4のいずれ
かに記載の積層型結合導波路。 - 【請求項6】 上記コア層同士を光結合する光結合手段
として、方向性光結合回路か、あるいはリング型光共振
回路を用いた請求項1から5のいずれかに記載の積層型
結合導波路。 - 【請求項7】 上記紫外線光遮蔽層の厚さは上記コア層
の厚さより薄く、かつ上記紫外線光遮蔽層の屈折率は上
記コア層の屈折率よりも小さい請求項1から6のいずれ
かに記載の積層型結合導波路。 - 【請求項8】 基板上に下部クラッド層を形成し、該下
部クラッド層の上に第1のフォトブリーチング用ポリマ
層を形成するポリマ層形成工程と、該フォトブリーチン
グ用ポリマ層の上に所望パターン形状が描かれたフォト
マスクを配置し、そのフォトマスクの上から紫外線光を
照射して、上記下部クラッド層より屈折率の高いコア層
及び該コア層の両側面に該コア層より屈折率の低い側面
クラッド層を形成する導波路層形成工程と、上記フォト
ブリーチング用ポリマ層の上に紫外線光遮蔽層を所望の
厚さに形成する紫外線光遮蔽層形成工程と、上記導波路
層形成工程及び該紫外線光遮蔽層形成工程を少なくとも
2回繰り返す繰り返し工程と、上記導波路層及び上記紫
外線光遮蔽層を少なくとも2層積層したもののうち最も
上側の紫外線光遮蔽層の上に上記コア層より屈折率の低
い上部クラッド層を形成する上部クラッド層形成工程と
を備えたことを特徴とする積層型結合導波路の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000115868A JP2001296440A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 積層型結合導波路及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000115868A JP2001296440A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 積層型結合導波路及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001296440A true JP2001296440A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18627407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000115868A Pending JP2001296440A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 積層型結合導波路及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001296440A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004325520A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Sony Corp | 光導波路型光スイッチ及びその製造方法 |
JP2009265340A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 光導波路の製造方法 |
JP2011075688A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 光配線コネクタ及び光配線の接続方法 |
-
2000
- 2000-04-12 JP JP2000115868A patent/JP2001296440A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4604456B2 (ja) * | 2003-04-21 | 2011-01-05 | ソニー株式会社 | ハイブリットモジュール基板及びその製造方法 |
JP2009265340A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 光導波路の製造方法 |
US8541050B2 (en) | 2008-04-24 | 2013-09-24 | Panasonic Corporation | Method for manufacturing optical waveguide |
JP2011075688A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 光配線コネクタ及び光配線の接続方法 |
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