JP2001296292A - 免疫測定方法 - Google Patents

免疫測定方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心分離機などによって血液を前処理しなく
ても簡便にしかも短時間で測定を行うことができる免疫
測定方法を提供すること。 【解決手段】 被検体試料中の抗原あるいは抗体と特異
的に反応する抗体あるいは抗原を固定化した不溶性粒子
と被検体試料中の抗原あるいは抗体とを凝集反応させ、
生じた凝集混合液に対する光照射による吸光度変化また
は散乱光変化を測定する免疫測定方法において、前記被
検体試料として全血Bを用い、この全血を強制的に溶血
させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、免疫測定方法に
関し、より詳しくは、被検体試料中の抗原あるいは抗体
と特異的に反応する抗体あるいは抗原を固定化した不溶
性粒子と被検体試料中の抗原あるいは抗体とを凝集反応
させ、生じた凝集混合液に対して近赤外光または赤外光
を照射し、そのときの吸光度変化または散乱光変化を測
定するようにした免疫測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】前記免疫測定方法とし
て、特公昭58−11575号公報に開示されるものが
ある。すなわち、この公報の方法は、抗原あるいは抗体
を固定化した不溶性担体と体液試料中の抗体あるいは抗
原とを抗原抗体反応させ、その反応混合液に600〜2
400nmから選ばれた波長の光を照射し、その吸光度
の増加を測定するものである。この方法は、その有用性
から所謂ラテックス免疫比濁法として、現在では免疫測
定の主流となっている。
【0003】ところが、上記測定方法において用いられ
る測定試料は、水、血清、尿、食塩水などである。ま
た、臨床検査における一般的な採血の注意点としては、
溶血を極力避け、できるだけ速やかに血清・血漿分離す
ることである。この理由は、溶血による光学的測定への
影響、血球膜を通してのNa、K、Clなどの物質の出
入り、血球代謝による移動(解糖による乳酸、ビルビン
酸の血清中への移動)の影響、目的成分の血球中と血清
中の濃度差による影響などが挙げられる。
【0004】以上のことから、被検者から得られた血液
は、遠心分離を行って血清または血漿に分離した試料を
使用しなければならなかった。このため、血液を大量に
処理できる大または中病院の中央検査室などでは支障は
ないが、開業医や緊急検査室では、遠心分離機による前
処理が行えないことがあり、したがって、上記方法は必
ずしも万全のものではない。
【0005】そして、このような一般的な全血の取り扱
い環境にあって、免疫検査領域において、血清・血漿分
離を行うことなく、全血を直接に測定試料とする精密定
量測定方法は存在しなかった。また、血液を溶血せずに
測定することは、光学的手段を用いて測定する場合にお
いて、赤血球による濁りが大きく、不向きであった。
【0006】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その第1の目的は、遠心分離機などによって
血液を前処理しなくても簡便にしかも短時間で測定を行
うことができる免疫測定方法を提供することであり、第
2の目的は、免疫反応に影響しない方法によって血球を
故意かつ強制的に溶血させた試料を用いることによっ
て、各種の定量試薬と組み合わせて、精度のよいデータ
を得ることができる直接に全血を試料とした免疫測定方
法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の発明者らは、
鋭意研究した結果、前記臨床検査における一般的な採血
の注意点としての溶血を極力避け、できるだけ速やかに
血清・血漿分離するという固定概念を覆し、意外にも、
凝集反応に影響しない方法を用いて故意かつ強制的に全
血を溶血させることにより、全血中の抗原あるいは抗体
を測定できることを見出した。
【0008】すなわち、第1の目的を達成するため、第
1の発明では、被検体試料中の抗原あるいは抗体と特異
的に反応する抗体あるいは抗原を固定化した不溶性粒子
と被検体試料中の抗原あるいは抗体とを凝集反応させ、
生じた凝集混合液に対する光照射による吸光度変化また
は散乱光変化を測定する免疫測定方法において、前記被
検体試料として全血を用い、この全血を強制的に溶血さ
せるようにしている。
【0009】この場合、全血を強制的に溶血させる手段
としては、 全血を低張液と混合する、 血を溶血性サポニン類溶液と混合する、 全血を凍結融解する、 全血に超音波振動を与える、などを採用することが
できる。
【0010】そして、抗原または抗体と特異的に反応す
る抗体または抗原を固定化した不溶性粒子懸濁試薬に溶
血性サポニン類を含有させてもよい。
【0011】また、第2の目的を達成するため、第2の
発明の免疫測定方法は、全血を被検体試料とし、全血中
の抗原または抗体と特異的に反応する抗原または抗体を
固定化した不溶性粒子懸濁試薬と前記被検体試料中の抗
体または抗原とを凝集反応させる工程と、生じた凝集混
合液に対する光照射による吸光度変化または散乱光変化
を測定する工程と、被検体試料のヘマトクリット%を用
いて、 A’=A×100/(100−ヘマトクリット%) (但し、A:測定された吸光度あるいは吸光度変化量ま
たは光散乱強度あるいは光散乱変化量、A’:被検体試
料中の血漿成分を100%に換算した吸光度あるいは吸
光度変化量または光散乱強度あるいは光散乱変化量)な
る演算を行う工程とを含んだことを特徴としている。
【0012】第1の発明によれば、 全血被検液を遠心分離操作などの前処理を行うこと
なく、直接、全血被検液を用いることにより、測定時間
の短縮、測定コストの低減および測定操作の簡略化が図
れる。そして、遠心分離操作を行う必要がないというこ
とは、遠心分離機や遠心分離容器の費用、被検液の採血
容器から遠心分離容器への移替えの手間および遠心分離
操作のための時間が不要になるとともに、それだけ、検
査要員が血液に接触する機械が少なくて済み、感染への
危険性が大幅に低減される。
【0013】 抗原抗体反応に影響しない方法で全血
中の血球を強制的に溶血させることにより、一般のラテ
ックス免疫比濁法を用いた測定キットと組み合わせるこ
とができ、精度のよい測定データを得ることができると
ともに、広範囲な応用が可能になる。
【0014】 溶血試薬をラテックス試薬に含ませる
ことによって、測定装置の構成を簡単にすることがで
き、測定時間を短縮することができる。
【0015】そして、第2の発明によれば、ヘマトクリ
ット補正を行うことにより、精度の優れたデータを得る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を実施例に
よって詳細に説明する。
【0017】まず、各実施例を説明する前に、検討に用
いた試薬を下記表1に示す。なお、この表1における符
号a〜gは、以下の図5〜7における符号と同じであ
る。
【0018】
【表1】
【0019】〔実施例1〕:溶血試薬による溶血法 EDTA−2K抗凝固剤を用いて通常の採血法により採
血した人全血0.04mLを、図1に示すようなセル長
5mmの石英製のセル5に収容し、これに、前記表1に
示した溶血試薬水溶液a〜gをそれぞれ2.0mL添加
し、図2に示すような分光光度計1(例えば日立製作所
製:U−3410)を用いて、波長300〜1000n
mにおける吸収スペクトル(図5参照)、波長800n
mにおける溶血反応タイムコース(図6参照)および波
長800nmにおけるそれぞれの反応開始後5分目の吸
光度と反応開始後4〜5分目における1分間当たりの吸
光度変化(表1参照)を求め、各種溶血試薬の溶血能力
を調べた。
【0020】なお、前記図2において、2は近赤外光ま
たは赤外光などの照射光Lを発するハロゲンランプから
なる光源、3は集光レンズ、4は回折格子、6は増幅
器、7はコンピュータなどの演算・記録装置である。ま
た、Sはセル5内に収容された試料としての溶血処理を
施した全血である。
【0021】図5に示すように、試薬j(生理食塩水)
の未溶血ではその濁りによって全波長での吸光度が2.
5以上となり、ラテックス凝集反応を光学的に検出する
際に影響を与える結果となった。一方、同図に示すよう
に、試薬a(純水)、試薬b(サポニン水溶液)を用い
ることにより、上記のような濁りはなくなり、ラテック
ス凝集度合いを検出できることが判った。また。表1お
よび図6から、試薬a(純水)、試薬b(サポニン)、
試薬c(トリトンX−100)、試薬f(ラウリル硫酸
ナトリウム)および試薬g(ベンザルコニウムクロライ
ド)は、人全血を短期間に溶血する能力があることが判
る。
【0022】〔実施例2〕:凍結による溶血法 図3は、全血を溶血させるのに用いる凍結セルホルダー
9の一例を示すもので、セル5を挿入保持できるととも
に、測光窓10を備えたアルミニウム製のセルブロック
11にペルチェ素子(例えばメルコア製)12を接合し
てなるものである。13はペルチェ素子12に適宜の直
流電流を供給するための電源、Lは光源2からの近赤外
光または赤外光である。
【0023】EDTA−2K抗凝固剤を用いて通常の採
血法により採血した人全血0.04mLを、図3に示す
ように、凍結セルホルダー9にセットされたセル5内に
収容し、ペルチェ素子12に所定の方向の電流を10分
間通電して人全血を完全に凍結した。その後、ペルチェ
素子12に方向とは逆方向の電流を通電して凍結した人
全血を融解し、これに生理食塩水2.0mLを添加して
融解希釈した後、分光光度計1を用いて波長800nm
における反応開始後5分目の吸光度と反応開始後4〜5
分目における1分間当たりの吸光度変化(表1参照)を
求め、溶血試薬の溶血能力を調べた。表1においてhで
示すように、人全血を凍結・融解することによってこれ
4溶血できることが判る。
【0024】〔実施例3〕:超音波振動による溶血法 図4は、全血を溶血させるのに用いる超音波ノズル14
の一例を示すもので、ステンレス鋼製のノズル15に超
音波発振子16を結合したもので、17は発振回路、1
8は吸引用シリンジである。
【0025】EDTA−2K抗凝固剤を用いて通常の採
血法により採血した人全血0.04mLをノズル15内
に吸引し、その状態で超音波発振子16を5分間動作さ
せることにより、ノズル15内の人全血Bを溶血した。
その後、この溶血した人全血Bを全量セル5に収容し、
さらに、これに生理食塩水2.0mLを添加して希釈し
た後、分光光度計1を用いて波長800nmにおける反
応開始後5分目の吸光度と反応開始後4〜5分目におけ
る1分間当たりの吸光度変化(表1参照)を求め、溶血
試薬の溶血能力を調べた。表1において符号iで示すよ
うに、人全血に超音波振動を与えることによりこれを溶
血できることが判る。
【0026】〔実施例4〕:CRPの測定方法1 1)抗CRP抗体感作ラテックス液の調整 平均粒径0.2μmのポリスチレンラテックス(例えば
日本合成ゴム社製:固形分10%)10mLに、約10
mg/mLの抗ヒトCRPウサギ抗体液(pH7.5、
100mmol/Lトリス塩酸緩衝液、0.1%アジ化
Na)を添加し、30℃で一昼夜静置した後、3600
rpmで遠心分離した沈澱物に0.2W/V%牛血清ア
ルブミン pH8.5、100mmol/Lトリス塩酸
緩衝液を添加し、抗ヒトCRP抗体感作ラテックス懸濁
液に調整した。
【0027】2)CRP測定方法 EDTA−2K抗凝固剤を用いて通常の採血法により採
血した人全血0.04mLをセル1に収容し、これに、
表1に示した溶血試薬水溶液a〜gを0.5mL添加
し、37℃で3分間インキュベーションした後、上記
1)で調整した抗ヒトCRP抗体感作ラテックス懸濁液
を1.5mL添加し、分光光度計1を用いて波長800
nmにおける反応開始後4〜5分目における1分間当た
りの吸光度変化を求めた。
【0028】別途、血漿を検体とした市販のラテックス
免疫比濁法CRP測定キットを用いて前記検体を検定し
て検量線を作成した。図3は、前記CRP測定に得られ
た結果に基づいて作成した検量線を示すもので、純水a
およびサポニン水溶液bなどを用いて全血を強制的に溶
血したものにおいては、図中の符号a,bで示すよう
に、良好な感度の検量線が得られた。しかしながら、各
種界面活性剤c〜gを用いた場合には、凝集反応が阻害
され、図中の符号c〜gで示すように、免疫反応には適
さないという結果となった。
【0029】〔実施例5〕:凍結法または超音波振動法
による溶血試料を用いたCRP測定方法 前記実施例2または実施例3で溶血した後の生理食塩水
による希釈操作の代わりに、実施例4で作製した抗ヒト
CRP抗体感作ラテックス懸濁液を2.0mL添加し、
分光光度計1を用いて波長800nmにおける反応開始
後4〜5分目における1分間当たりの吸光度変化を求め
た。
【0030】別途、血清または血漿を検体とした市販の
ラテックス免疫比濁法CRP測定キットを用いて前記検
体を検定して検量線を作成した。この場合、図3の符号
h,iで示すように、良好な感度の検量線が得られた。
【0031】〔実施例6〕:CRPの測定方法2 前記実施例4で用いた抗ヒトCRP抗体感作ラテックス
懸濁液の代わりに、市販のラテックス免疫比濁法CRP
測定キットを用い、溶血試薬として0.5W/V%サポ
ニン水溶液を用いる以外は実施例4と同様の測定方法に
より、波長800nmにおける反応開始後4〜5分目に
おける1分間当たりの吸光度変化を求め、事前に作成し
た検量線より、全血を検体としたこの発明の分析値と血
清を検体とした分析値との相関試験(n=40)を実施
したところ、図8に示すように、良好な結果が得られ
た。
【0032】〔実施例7〕:ヘマトクリット補正 前記実施例6において、この発明による分析値に関し
て、測定した全血検体を同時に血球カウンタ(例えば堀
場製作所製:LC−240A)によって、そのヘマトク
リット値を測定し、 A’=A×100/(100−ヘマトクリット%) …(1) 但し、A:実際に測定された吸光度変化量、A’:被検
体試料中の血漿成分を100%に換算した吸光度変化
量)なる演算を行って求めた分析値と血清を検体とした
分析値との相関試験(n=40)を実施したところ、図
9に示すように、実施例6の結果よりもより良好な結果
が得られた。
【0033】上述の実施例では、凝集混合液に対する光
照射による吸光度変化を測定するようにしているが、こ
れに代えて、散乱光変化を測定するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態で実施さ
れ、以下のような効果を奏する。
【0035】第1の発明によれば、全血被検液を遠心分
離操作などの前処理を行うことなく、直接、全血被検液
を用いることができるので、測定時間の短縮、測定コス
トの低減および測定操作の簡略化が図れる。そして、検
査要員が血液に接触する機械が少なくて済み、感染への
危険性が大幅に低減される。
【0036】そして、第2の発明によれば、ヘマトクリ
ット補正を行うことにより、精度の優れたデータを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法で用いるセルの一例を示す斜視図
である。
【図2】この発明方法で用いる分光光度計の構成を概略
的に示す図である。
【図3】この発明方法で用いる凍結セルホルダーの一例
を示す斜視図である。
【図4】この発明方法で用いる用いる超音波ノズルの一
例を示す斜視図である。
【図5】各種の溶血試薬水溶液を用いて全血を溶血させ
た試料の波長300〜1000nmにおける吸収スペク
トルを示す図である。
【図6】各種の溶血試薬水溶液を用いて全血を溶血させ
た試料の波長800nmにおける溶血反応タイムコース
を示す図である。
【図7】CRP測定を行ったときに得られた検量線の一
例を示す図である。
【図8】ヘマトクリット補正を行わないときにおける全
血検体と血漿検体との相関関係を示す図である。
【図9】ヘマトクリット補正を行ったときにおける全血
検体と血漿検体との相関関係を示す図である。
【符号の説明】
B…全血、S…溶血処理を施した全血、L…照射光。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体試料中の抗原あるいは抗体と特異
    的に反応する抗体あるいは抗原を固定化した不溶性粒子
    と被検体試料中の抗原あるいは抗体とを凝集反応させ、
    生じた凝集混合液に対する光照射による吸光度変化また
    は散乱光変化を測定する免疫測定方法において、前記被
    検体試料として全血を用い、この全血を強制的に溶血さ
    せるようにしたことを特徴とする免疫測定方法。
  2. 【請求項2】 全血を低張液と混合することにより全血
    を強制的に溶血させるようにした請求項1に記載の免疫
    測定方法。
  3. 【請求項3】 全血を溶血性サポニン類溶液と混合する
    ことにより全血を強制的に溶血させるようにした請求項
    1に記載の免疫測定方法。
  4. 【請求項4】 全血を凍結融解することにより全血を強
    制的に溶血させるようにした請求項1に記載の免疫測定
    方法。
  5. 【請求項5】 全血に超音波振動を与えることにより全
    血を強制的に溶血させるようにした請求項1に記載の免
    疫測定方法。
  6. 【請求項6】 抗原または抗体と特異的に反応する抗体
    または抗原を固定化した不溶性粒子懸濁試薬に溶血性サ
    ポニン類を含有させた請求項1に記載の免疫測定方法。
  7. 【請求項7】 全血を被検体試料とし、全血中の抗原ま
    たは抗体と特異的に反応する抗原または抗体を固定化し
    た不溶性粒子懸濁試薬と前記被検体試料中の抗体または
    抗原とを凝集反応させる工程と、生じた凝集混合液に対
    する光照射による吸光度変化または散乱光変化を測定す
    る工程と、被検体試料のヘマトクリット%を用いて、 A’=A×100/(100−ヘマトクリット%) (但し、A:測定された吸光度あるいは吸光度変化量ま
    たは光散乱強度あるいは光散乱変化量、A’:被検体試
    料中の血漿成分を100%に換算した吸光度あるいは吸
    光度変化量または光散乱強度あるいは光散乱変化量)な
    る演算を行う工程とを含むことを特徴とする免疫測定方
    法。
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