JP2001294226A - 包装箱及びそれを用いる小分け搬送容器 - Google Patents

包装箱及びそれを用いる小分け搬送容器

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JP2001294226A
JP2001294226A JP2000112837A JP2000112837A JP2001294226A JP 2001294226 A JP2001294226 A JP 2001294226A JP 2000112837 A JP2000112837 A JP 2000112837A JP 2000112837 A JP2000112837 A JP 2000112837A JP 2001294226 A JP2001294226 A JP 2001294226A
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packaging box
side plates
breakable line
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JP2000112837A
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Toshio Sudo
敏夫 須藤
Eiji Arazeki
英治 荒関
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Hokkaido Coca Cola Bottling Co Ltd
Tomoku KK
Original Assignee
Hokkaido Coca Cola Bottling Co Ltd
Tomoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不要品を有効利用し、資源、環境の保護に寄与
できる包装箱及びそれを用いる小分け搬送容器を提供す
る。 【解決手段】第1乃至第4の側板2,3,4,5を直角
に折り曲げ、接着片6を側板2に接着して胴部17を形
する。内フラップ7,8,9,10及び外フラップ1
1,12,13,14を内方に折り曲げて各内フラップ
7,8,9,10と各外フラップ11,12,13,1
4とを接着して胴部24を閉塞する。胴部24の長さ方
向の所定の位置に幅方向に沿って少なくとも3枚の側板
3,4,5に連続して形成された破断可能線20を備
え、胴部24が破断可能線20に沿って破断されたとき
に、残余の胴部24aに把持部材26を装着自在とする
構成22,23,28,29を備える。包装箱1を破断
可能線20に沿って破断し、残余の胴部24aに把持部
26を装着して、小分け搬送容器27,30を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボール板紙を材
料とする飲料缶等の収納に適した包装箱及び該包装箱を
用いて形成される小分け搬送容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、飲料缶や飲料入りの小瓶は、所
定の数量毎にまとめられて化粧包装されることが知られ
ている。一例として、飲料缶の場合には、縦4列横6列
に整列した状態で2ダースの缶が一つの包装体を形成し
たものがある。
【0003】かかる包装体を包装するために、従来、展
開状態において四枚の矩形状の側板及び接着片が一方向
に連設され、各側板の両側端縁に一対ずつフラップが連
設された段ボール板紙製の包装箱が知られている。この
種の包装箱は、一般にラップアラウンドケースと言わ
れ、何れか一つの前記側板上に前記整列した状態の飲料
缶等の被包装物を載置した後に、該被包装物を包みこむ
ようにして各側板及び接着片を折り曲げ接着することに
よって組み立てられる。即ち、先ず、四枚の矩形状の側
板を各側板の境界に沿って折り曲げ、その一端に位置す
る側板に連設された接着片を接着剤を介して他端に位置
する側板に接着する。これによって、内部に被包装物が
収容された四角筒状の胴部が形成される。次いで、一方
向に対向する各側板に連設された内フラップを内方に折
り曲げた後、他方向に対向する各側板に連設された外フ
ラップを内方に折り曲げ、更に、該外フラップを前記内
フラップに重合させて接着する。これによって前記胴部
の開口端部が各フラップによって封止され、包装箱の組
立完了と共に被包装物の包装が完了する。このように、
この種の包装箱は、極めて簡単に組み立てられ、組み立
てと同時に被包装箱の包装が行える構造であることか
ら、一般に、自動機による組立包装作業が採用されてい
る。
【0004】前記被包装体が飲料缶である場合、工場か
ら販売店までの流通過程では、前記2ダースを一つの被
包装体としたもの或いは2.5ダース(30本)を一つ
の被包装体としたものが流通単位として手頃である。し
かし、一般家庭で一度に購入する単位としては、保管場
所や保管期間と消費量とを考慮して、前記2〜2.5ダ
ースよりも少量の1ダース前後を限度とすることが多
い。このような場合には、前記包装箱を開封し、小分け
した飲料缶等をビニール製の手提げ袋等に入れて持ち運
ぶことが一般に行われている。
【0005】しかしながら、近年では資源及び環境保護
のためにビニール製品の削減が望まれる。また、一方
で、前記販売店では不要になった前記包装箱を大量に処
分しなければならないとの不都合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑み、販売店で不要になった後にも有効に利用するこ
とができ、資源及び環境の保護に寄与することができる
包装箱を提供することを目的とする。また、本発明の目
的は、前記包装箱を用い、簡単な操作により形成するこ
とができる小分け搬送容器を提供することにもある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の包装箱は、段ボール板紙によって形成さ
れ、一方向に連なる四枚の矩形状の第1乃至第4の側板
を、各側板の境界に沿って互いに直角に折り曲げ、第4
の側板の一側縁に連設された接着片を、第1の側板に接
着剤により接着して四角筒状の胴部を形成し、前記第2
及び第4の側板の夫々の両側端縁に連設された一対の内
フラップを各側板に対して直角に内方に折り曲げ、前記
第1及び第3の側板の夫々の両側端縁に連設された一対
の外フラップを各側板に対して直角に内方に折り曲げて
各内フラップの外面に重合させ、各内フラップと各外フ
ラップとを接着剤により接着して前記胴部を閉塞してな
る包装箱において、前記胴部の長さ方向の所定の位置に
該胴部の幅方向に沿って少なくとも3枚の側板に連続し
て形成され、前記胴部の一方の端部を切り離し可能とす
る破断可能線を備え、前記胴部が前記破断可能線に沿っ
て破断されて前記一方の端部が切り離されたときに、残
余の胴部を形成する前記第1及び第3の側板の幅方向略
中央部に、前記残余の胴部を吊り下げ可能とする把持部
材を装着自在としたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の小分け搬送容器は、前記破
断可能線を備える包装箱を用いて形成されるものであっ
て、前記胴部が前記破断可能線に沿って破断されて前記
一方の端部が切り離されたときに残余の胴部により形成
される容器本体と、前記容器本体を形成する前記第1及
び第3の側板の幅方向略中央部に装着された前記容器本
体を吊り下げ可能な把持部材とを備えることを特徴とす
る。
【0009】本発明の包装箱によれば、先ず、四枚の矩
形状の第1乃至第4の側板のうち、第3の側板上に被包
装物を載置した後、各側板を境界に沿って折り曲げ、第
4の側板に連設された接着片を接着剤を介して第1の側
板に接着する。これによって、内部に被包装物が収容さ
れた四角筒状の胴部が形成される。次いで、第2及び第
4の側板に連設された内フラップを内方に折り曲げた
後、第1及び第3の側板に連設された外フラップを内方
に折り曲げ、更に、該外フラップを前記内フラップに重
合させて接着する。これによって前記胴部の開口端部が
各フラップによって封止され、包装箱の組立完了と共に
被包装物の包装が完了する。前記包装箱は、販売店等で
前記胴部の一方の端部で接着された各内フラップと各外
フラップとを剥離して該端部を開放することにより開封
して該被包装物が取出される。
【0010】次に、前記被包装物を小分けして販売する
に当たり、前記包装箱を小分け搬送容器として利用する
ときには、まず、前記包装箱の胴部を前記側板の少なく
とも3枚に連続して形成されている破断可能線に沿って
破断し、前記開放された端部を備える側を切り離す。前
記開放された端部を備える側の切り離しは、残る1枚の
側板を外方に折り曲げ、該側板の折り曲げられた部分を
カッター等の刃物により切断することにより容易に行う
ことができる。前記残る1枚の側板には、折り曲げる部
分に沿って破断可能線が設けられていてもよく、この場
合は外方に折り曲げられた側板を前記破断可能線に沿っ
て切り裂くことにより、前記切り離しをさらに容易に行
うことができる。
【0011】前記のようにして前記胴部の一方の端部を
切り離したならば、次に残余の胴部を容器本体として、
該容器本体を形成する前記第1及び第3の側板の幅方向
略中央部に装着された該容器本体を吊り下げ可能な把持
部材を装着する。これにより、前記小分けされた被包装
物を収容して持ち運び可能な小分け搬送容器を形成する
ことができる。
【0012】従って、本発明の包装箱によれば、販売店
において前記簡単な操作を行うだけで前記小分け搬送容
器を形成することができ、該小分け搬送容器を前記ビニ
ール製手提げ袋の代用に用いることにより、前記ビニー
ル製手提げ袋の消費を削減し、資源及び環境の保護に寄
与することができる。また、本発明の包装箱によれば、
前記小分け搬送容器を形成して前記ビニール製手提げ袋
の代用に用いることにより、販売店における該包装箱の
処分量を低減することができる。
【0013】前記把持部材は、紙、合成樹脂等からなる
紐を粘着テープ等により、前記残余の胴部を形成する前
記第1及び第3の側板に貼着してもよく、前記紐を前記
第1及び第3の側板に小径の窓部を形成し、該窓部に前
記紐を抜け止めされた状態に装着してもよい。しかし、
かかる構成の把持部材は、前記小分け搬送容器を長時間
に亘って持ち運ぶときには、収容された物品の自重によ
り、前記残余の胴部から脱落することがある。
【0014】そこで、本発明の包装箱は、前記胴部が前
記破断可能線に沿って破断されて前記一方の端部が切り
離されたときに残余の胴部を形成する前記第1及び第3
の側板の幅方向中央部から両側に向けて、前記一方の端
部が切り離される線の近傍に所定の長さで形成されたス
リットを備え、2つ折にしたリング状ベルトを前記残余
の胴部の外表面に、前記破断可能線と直交するように掛
け回し、2つ折にしたリング状ベルトの各端部を、該胴
部の外方から内方に向けて前記各スリットに挿通して、
前記両端部により前記把持部材を形成可能としたことを
特徴とする。
【0015】前記残余の胴部では、その端部は接着され
た前記内フラップと外フラップとにより封止され、前記
小分け搬送容器の底部を形成しているが、前記2つ折に
したリング状ベルトは前記残余の胴部の外表面に一方の
スリットから前記小分け搬送容器の底部を経由して他方
のスリットに至るように掛け回される。従って、前記残
余の胴部に収容された物品の自重が前記把持部材に加わ
っても、該把持部材が、前記残余の胴部から脱落するこ
とを防止することができる。また、前記リング状ベルト
が前記小分け搬送容器の底部に掛け回されているので、
該底部を形成する内フラップと外フラップとが、前記物
品の自重により剥離することを防止するとの効果も得る
ことができる。尚、前記リング状ベルトは、紙、合成樹
脂等からなる紐を無端状に連結したもの等を用いること
ができる。
【0016】また、前記スリットは、前記2つ折にした
リング状ベルトの一方のベルトと他方のベルトとの間に
間隔を設けることができる長さに形成されていることに
より、前記ベルトにより前記小分け搬送容器の底部を2
ヵ所で支持することができ、前記小分け搬送容器を安定
に持ち運ぶことができる。
【0017】また、本発明の包装箱は、前記破断可能線
が前記胴部の長さ方向略中央部に形成されていることに
より、前記胴部が前記破断可能線に沿って破断されて前
記開放された端部が切り離されたときに、前記切り離さ
れる側の胴部と残余の胴部とが略同一の大きさとなる。
従って、前記切り離される側の胴部も前記小分け搬送容
器を形成する前記残余の胴部として利用することができ
る。
【0018】このとき、前記スリットは前記切り離され
る側となる胴部と残余の胴部との両方に形成されている
ことにより、前記のように2分された胴部の両方に前記
2つ折にしたリング状ベルトを装着して前記把持部材を
形成することができる。
【0019】また、本発明の包装箱において、前記破断
可能線が前記胴部の長さ方向略中央部に形成されている
ときに、前記破断可能線は、第3の側板と、該側板に連
設される第2及び第4の側板とに連続して形成されるこ
とを特徴とする。前記包装箱は、前記第3の側板上に被
包装物が載置されての包装された状態では、バキューム
コンベヤ等によりその上面となる第1の側板を吸着して
搬送される。このとき、前記構成によれば、第1の側板
に前記破断可能線が配設されないので、前記バキューム
コンベヤ等に吸着して搬送するときに、吸着位置がずれ
ても該破断可能線の破断を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本発明の包装箱の一実施形態を示す展開図であり、
図2は図1示の包装箱を組み立てた状態を示す説明的斜
視図であり、図3は本発明の小分け搬送容器の一実施形
態を示す斜視図、図4は本発明の小分け搬送容器の他の
実施形態を示す斜視図である。
【0021】図1に示す実施形態の包装箱1は、段ボー
ル板紙によって形成される飲料缶用包装箱であり、例え
ば2ダースの飲料缶(図示せず)が縦4列横6列に整列
した状態で収容される。包装箱1は、図1に展開して示
すように、四枚の矩形状の第1乃至第4の側板2,3,
4,5が境界a,b,cを介して一方向に連設され、さ
らに第4の側板5の一側面に境界dを介して接着片6が
連設されている。また、第2の側板3と第4の側板5の
側端縁にはそれぞれ境界e,f,g,hを介して内フラ
ップ7,8,9,10が連設され、第1の側板2と第3
の側板4の側端縁にはそれぞれ境界i,j,k,lを介
して外フラップ11,12,13,14が連設されてい
る。
【0022】また、側板3の中央にはH字状の手指差込
部15が形成されており、手指差込部15から内フラッ
プ7,8にかけて幅方向略中央部に2条のミシン目から
なる破断可能線16が形成されており、手指差込部1
5、破断可能線16に対応して側板5にも手指差込部1
7、破断可能線18が形成されている。
【0023】また、後述の組み立て操作において、縦4
列横6列に整列した状態の2ダースの飲料缶(図示せ
ず)が載置される第3の側板4の中央には、H字状の手
指差込部19が形成されており、手指差込部19から側
板4に連設される側板3,5にかけて長さ方向略中央部
に幅方向に沿って、ジッパー状の破断可能線20が連続
して形成されている。一方、第3の側板4に対向する第
1の側板2及び接着片6には、前記側板3,5に形成さ
れた破断可能線20を接続するミシン目21が形成され
ている。前記ミシン目21は側板2の裏面側にのみ形成
されている。
【0024】そして、第3の側板4の幅方向略中央には
破断可能線20の両側にスリット22,22が形成され
ており、第1の側板2の幅方向略中央にはスリット2
2,22に対応して、ミシン目21の両側にスリット2
3,23が形成されている。
【0025】包装箱1は、第3の側板4に、縦4列横6
列に整列した状態の2ダースの飲料缶(図示せず)が載
置されて、側板2,3,5と接着片6とをそれぞれの境
界a,b,c,dに沿って直角に折り曲げ、接着片6に
第1の側板2を接着剤により接着することにより、図2
示の四角筒状の胴部24が形成される。包装箱1は、次
いで内フラップ7,8,9,10をそれぞれの境界e,
f,g,hに沿って直角に折り曲げると共に、外フラッ
プ11,12,13,14をそれぞれの境界i,j,
k,lに沿って直角に折り曲げて、内フラップ7,9に
外フラップ11,13を重ね合せて接着し、また内フラ
ップ8,10に外フラップ12,14を重ね合せて接着
する。これにより、図2に示すように胴部24の開口端
部が閉塞されて組み立てが完了する。
【0026】尚、前記包装箱1の組み立ては自動機によ
って行われ、前記組み立てと同時に前記飲料缶が包装箱
1により包み込まれて包装される。
【0027】前述のようにして組み立てられた包装箱1
は、流通過程では前記飲料缶が載置された第3の側板4
を底面として、対向する第1の側板2がバキュームコン
ベヤ等により吸着されて搬送される。このとき、包装箱
1では、破断可能線20は前記底面となる側板4と、側
板4に連設される側板3,5とに形成されているだけで
あり、バキュームコンベヤ等により吸着される側板2に
は、その裏面にミシン目21が形成されているに過ぎな
い。従って、バキュームコンベヤ等による吸着位置がず
れても、前記破断可能線20はもとより、ミシン目21
も破断する虞がない。
【0028】包装箱1は、流通過程で収容されている飲
料缶の全量を取出すときには、側板3,5に形成されて
いるH字状の手指差込部15,17に手指を差し込んで
この部分を引き起こし、次いで破断可能線16,18に
沿って破断して、胴部24を側板2側と側板4側とに分
断することにより、容易に開封することができる。尚、
破断可能線16,18は、側板3,5及び内フラップ
7,8,9,10の裏面のみにミシン目を入れることに
より形成されているが、前記破断を容易にするために、
破断可能線16,18を形成する2条のミシン目に挟ま
れた部分にテープを貼付するようにしてもよい。
【0029】しかし、包装箱1を前記飲料缶の小分け搬
送容器として利用する場合には、包装箱1を破断可能線
16,18に沿って破断すると、胴部24が側板2側と
側板4側とに分断されて小分け搬送容器としての用を為
さなくなる。そこで、この場合には、まず、前述のよう
に接着されている内フラップ8,10と外フラップ1
2,14とが底になるようにした状態で、側板4に形成
されているH字状の手指差込部19に手指を差し込んで
この部分を引き起こし、破断可能線20に沿って破断す
る。この結果、側板3,4,5が長さ方向中央部で破断
される。
【0030】次に、側板2をミシン目21に沿って外側
に折り返すと、側板3,4,5の剥離された内フラップ
7,9と外フラップ13とを備える側が、側板2の外フ
ラップ11を備える側と共に、外側に折り返される。そ
して、胴部24の外側に折り返された部分をミシン目2
1に沿って切り離すことにより、図3示のように下半分
の胴部24aが残される。前記切り離しは、側板2をミ
シン目21に沿って切り裂くことにより容易に行うこと
ができる。尚、前記ミシン目21は形成されていなくて
もよく、この場合は側板2の折り返された部分をカッタ
ー等の刃物により切断することにより、前記切り離しを
容易に行うことができる。
【0031】そこで、次に図3示のように、2つ折にし
たリング状ベルト25を、側板4から内フラップ8,1
0と外フラップ12,14とに封止される底部を経由し
て側板2に至るように、残余の胴部24aの外表面に掛
け回し、両端部26をスリット22,23の外方から内
方に挿通する。この結果、残余の胴部24aを容器本体
とし、2つ折にしたリング状ベルト25の両端部26に
より把持部材が形成された小分け搬送容器27を得るこ
とができる。
【0032】図3示の小分け搬送容器27では、スリッ
ト22,23は、2つ折にしたリング状ベルト25を挿
通できる最小限度の長さに形成されているが、図4示の
ようにスリット22,23より長く、挿通されたリング
状ベルト25,25間に間隙を設けることができる長さ
のスリット28,29を備えるようにしてもよい。スリ
ット28,29は、例えば、側板2,4の幅の1/3程
度の長さに形成される。図3示の小分け搬送容器30
は、前記長さのスリット28,29が形成されているの
で、挿通されたリング状ベルト25,25間に間隙を設
け、小分け搬送容器30の底部の2ヵ所で支持すること
ができる。
【0033】前記実施形態では、内フラップ8,10と
外フラップ12,14とに封止される端部を備える残余
の胴部24aを小分け搬送容器27,30として利用す
る例を示している。しかし、包装箱1は、側板2,3,
4,5の中央部に破断可能線20とミシン目21とを備
え、破断可能線20、ミシン目21の両側にスリット2
2,23,28,29が形成されているので、残余の胴
部24aの代わりに、内フラップ7,9と外フラップ1
1,13とに封止される端部を備える胴部24の上半分
を小分け搬送容器27,30に利用してもよい。
【0034】前記実施形態の包装箱1は胴部24の中央
部に破断可能線20とミシン目21とを備えているの
で、流通過程で収容されていた飲料缶の略半量に相当す
る1ダース前後の飲料缶の持ち運びに適した小分け搬送
容器27,30を形成することができる。
【0035】また、前記実施形態では、包装箱1は飲料
缶を2ダース収容するものとして説明しているが、飲料
缶に替えて小瓶であってもよく、その数量も2ダースに
限定されるものではなく、2.5ダースまたはさらに他
の量であってもよい。また、前記実施形態では、破断可
能線20、ミシン目21を側板2,3,4,5の中央部
に形成しているが、破断可能線20、ミシン目21は包
装箱1を小分け搬送容器27,30として利用する場合
の収容量に応じて、側板2,3,4,5の長さ方向のど
の部分に形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装箱の一実施形態を示す展開図。
【図2】図1示の包装箱を組立てた状態を示す斜視図。
【図3】本発明の小分け搬送容器の一実施形態を示す斜
視図。
【図4】本発明の小分け搬送容器の他の実施形態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…包装箱、 2…第1の側板、 3…第2の側板、
4…第3の側板、 5…第4の側板、 6…接着片、
7,8,9,10…内フラップ、 11,12,13,
14…外フラップ、 20…破断可能線、 22,2
3,28,29…スリット、 24…胴部、 24a…
残余の胴部(容器本体)、25…リング状ベルト、 2
6…把持部材、27,30…小分け搬送容器、 a,
b,c,d…境界。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 AC09 BA03 BC02 CA01 CA12 CA33 CA34 CE04 CE05 CE07 CE13 CE18 CE22 CE23 CF05 DA02 EA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボール板紙によって形成され、 一方向に連なる四枚の矩形状の第1乃至第4の側板を、
    各側板の境界に沿って互いに直角に折り曲げ、 第4の側板の一側縁に連設された接着片を、第1の側板
    に接着剤により接着して四角筒状の胴部を形成し、 前記第2及び第4の側板の夫々の両側端縁に連設された
    一対の内フラップを各側板に対して直角に内方に折り曲
    げ、 前記第1及び第3の側板の夫々の両側端縁に連設された
    一対の外フラップを各側板に対して直角に内方に折り曲
    げて各内フラップの外面に重合させ、 各内フラップと各外フラップとを接着剤により接着して
    前記胴部を閉塞してなる包装箱において、 前記胴部の長さ方向の所定の位置に該胴部の幅方向に沿
    って少なくとも3枚の側板に連続して形成され、前記胴
    部の一方の端部を切り離し可能とする破断可能線を備
    え、 前記胴部が前記破断可能線に沿って破断されて前記一方
    の端部が切り離されたときに、残余の胴部を形成する前
    記第1及び第3の側板の幅方向略中央部に、前記残余の
    胴部を吊り下げ可能とする把持部材を装着自在としたこ
    とを特徴とする包装箱。
  2. 【請求項2】前記胴部が前記破断可能線に沿って破断さ
    れて前記一方の端部が切り離されたときに残余の胴部を
    形成する前記第1及び第3の側板の幅方向中央部から両
    側に向けて、前記一方の端部が切り離される線の近傍に
    所定の長さで形成されたスリットを備え、 2つ折にしたリング状ベルトを前記残余の胴部の外表面
    に、前記破断可能線と直交するように掛け回し、2つ折
    にしたリング状ベルトの各端部を、該胴部の外方から内
    方に向けて前記各スリットに挿通して、前記両端部によ
    り前記把持部材を形成可能としたことを特徴とする請求
    項1記載の包装箱。
  3. 【請求項3】前記スリットは、前記2つ折にしたリング
    状ベルトの一方のベルトと他方のベルトとの間に間隔を
    設けることができる長さに形成されることを特徴とする
    請求項2記載の包装箱。
  4. 【請求項4】前記破断可能線は、前記胴部の長さ方向略
    中央部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかの項記載の包装箱。
  5. 【請求項5】前記破断可能線が前記胴部の長さ方向略中
    央部に形成されているときに、前記スリットは前記切り
    離される側となる胴部と残余の胴部との両方に形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の包装箱。
  6. 【請求項6】前記破断可能線が前記胴部の長さ方向略中
    央部に形成されているときに、前記破断可能線は、第3
    の側板と、該側板に連設される第2及び第4の側板とに
    連続して形成されることを特徴とする請求項4または請
    求項5記載の包装箱。
  7. 【請求項7】段ボール板紙によって形成され、 一方向に連なる四枚の矩形状の第1乃至第4の側板を、
    各側板の境界に沿って互いに直角に折り曲げ、 第4の側板の一側縁に連設された接着片を、第1の側板
    に接着剤により接着して四角筒状の胴部を形成し、 前記第2及び第4の側板の夫々の両側端縁に連設された
    一対の内フラップを各側板に対して直角に内方に折り曲
    げ、 前記第1及び第3の側板の夫々の両側端縁に連設された
    一対の外フラップを各側板に対して直角に内方に折り曲
    げて各内フラップの外面に重合させ、 各内フラップと各外フラップとを接着剤により接着して
    前記胴部を閉塞してなり、 前記胴部の長さ方向の所定の位置に該胴部の幅方向に沿
    って少なくとも3枚の側板に連続して形成され、前記胴
    部の一方の端部を切り離し可能とする破断可能線を備え
    る包装箱を用いて形成される小分け搬送容器であって、 前記胴部が前記破断可能線に沿って破断されて前記一方
    の端部が切り離されたときに残余の胴部により形成され
    る容器本体と、 前記容器本体を形成する前記第1及び第3の側板の幅方
    向略中央部に装着された前記容器本体を吊り下げ可能な
    把持部材とを備えることを特徴とする小分け搬送容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110777A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Kyodo Seisaku:Kk 飲食物容器用箱
CN112389864A (zh) * 2020-10-19 2021-02-23 无锡市箱博士包装材料有限公司 一种瓦楞纸板包装箱

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