JP2003182767A - 包装構造及び包装方法 - Google Patents
包装構造及び包装方法Info
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Abstract
分が簡易であり、しかも、包装体として、袋体を使用す
ることにより、コストの削減も可能なようにする。 【解決手段】複数の定形物51,51…を集めて所定形
状に一体化した包装物50の複数を、袋体100内に包
装する方法であって、前記袋体は、一方が開口した有底
袋体であり、未包装状態では扁平形態をなし、装填する
段階では少なくともその底部が実質的に四角形の形状を
なす構造となし、未包装状態の袋体を実質的に水平方向
にした状態で、袋体10内部を全体として開袋させ、底
部を実質的に四角形の形状とし、この袋体100内に前
記開口から複数の前記包装物50,50…を実質的に水
平方向に装填し、少なくとも前記底部に複数の前記包装
物50,50を配置し、その後前記開口は封をする。
Description
方法に関する。特に、複数の定形物を包装物とし、この
包装物の複数を袋体内に包装するものに係る。本発明
は、定形物が複数個のトイレットロールを直方体状に一
次包装して一体化物として包装物とし、この包装物の複
数を、袋体内に包装する際に特に有効なものである。
キッチンロールなどの家庭用ロール紙は、複数個単位で
販売に供するために、ほぼ直方体状にプラスチックフィ
ルムにより一次包装して、購買後に手提げ持ち帰り可能
な状態の一体化物としている。
た一体化物を、作業員が大型ダンボールケースにたとえ
ば12個単位を8個、合計96個梱包し、販売店向けに
出荷している。
ースによる包装形態では、ダンボールケースのコストが
嵩むばかりでなく、販売店では、ダンボールケースが大
型であることも原因して、商品取り出し後のダンボール
ケースの処分に不自由しているのが現状である。
店における、商品取り出し後の包装物の処分が簡易であ
り、しかも、包装体として、袋体を使用することによ
り、コストの削減も可能なようにする。さらに、ダンボ
ールケースの場合と同様に、所定形状を維持したまま梱
包をなし、型崩れなしに物流に供することができるよう
にする。
明は次記のとおりである。 <請求項1項記載の発明>複数の定形の包装物を袋体内
に包装した構造であって、前記袋体は、一方が開口した
有底袋体であり、未包装状態では扁平形態をなし、包装
状態では少なくとも底部が実質的に四角形の形状をなす
直方体形態をなし、前記袋体内に前記開口から複数の前
記包装物を装填し、少なくとも前記底部に複数の前記包
装物を配置し、前記開口は封をしたことを特徴とする包
装構造。
ける、商品取り出し後の袋体の処分が簡易となる。しか
も、ダンボールケースを使用する場合に比較して、コス
トの削減が可能となる。また、物流に耐える十分な強度
をもった包装構造が得られる。さらに、ダンボールケー
スの場合と同様に、所定形状を維持でき、型崩れなしに
物流に供することができる。
集めて所定形態に一体化した包装物の複数を、袋体内に
包装した請求項1記載の包装構造。
易となる。また、型崩れが少ないものとなる。
紙袋である請求項1または2記載の包装構造。
により、耐破断強度が高いものとなる。
紙の二重袋である請求項1または2記載の包装構造。
いものとなる。
ットロールまたはキッチンロールを含むロール紙である
請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装構造。
大型の袋体に包装するのに適しており、本発明の包装構
造を採ることにより、梱包に伴う変形が少ない。
装物を袋体内に包装する方法であって、前記袋体は、一
方が開口した有底袋体であり、未包装状態では扁平形態
をなし、包装状態では少なくとも底部が実質的に四角形
の形状をなす直方体形態をなし、前記袋体内に前記開口
から複数の前記包装物を装填し、少なくとも前記底部に
複数の前記包装物を配置し、その後前記開口は封をする
ことを特徴とする包装方法。
梱包効率が高いものとなる。
体を実質的に水平方向にした状態で、袋体内部を開袋さ
せ、この袋体内に前記開口から複数の包装物を水平方向
に装填する請求項6記載の包装方法。
度が高いものとすることが可能である。
直方体形態に一次包装し、一体化物としたものを包装物
として、この包装物の複数を、袋体内に包装する請求項
6または7記載の包装方法。
易となる。また、型崩れが少ないものとなる。
参照しながらさらに詳説する。 <第1の袋体の例>図1〜図3に好適な第1の袋体10
の例を示した。袋体10は、クラフト紙を二重袋として
製袋したものである。構造がやや複雑であり、製袋の加
工段階で、単位シートの一方方向に重ね合わせ、全体と
して二重の両端開口重ねシートとする。シート11の重
ね合わせ方向端縁を11a,11bで示してある。重ね
部分の適宜位置、特に、糊付けにより接合される。重ね
合わせ方向端縁を11a,11b近傍、ならびに両端開
口縁近傍は糊付けにより接合される。
に示されているが、図3全体においては、図面の複雑化
を避けるために、一重のシートである態様で図示してあ
ることに注意されたい。
示されているように、両面における両側部において、開
口端からスリット線12,12が形成され、このスリッ
ト線12の根元に向かって、側縁の基点P0,P0から
斜めの第1山折り線13Aが形成される。これらの第1
山折り線13A,13A相互は第2山折り線13Bによ
り繋がれる。またスリット線12,12と平行にその外
側において、第1山折り線13A,13Aと点P,Pで
繋がる第1谷折り線14A,14Aが形成される。他方
で、片面のみに、第2谷折り線14Bが形成される。な
お、これらの各折線は、製袋の加工段階で形成されるも
のであることに注意されたい。
谷折り線14Bを介して第1山折り線13A,13Aを
境にして、第2谷折り線14B、第1山折り線13A,
13A、及び第2第1山折り線13Bで囲まれる面が、
前記片面側に折り畳まれる。また、スリット線12,1
2、及び第1山折り線13A,13Aで囲まれる面が、
第1底面フラップF1として前記片面側に折り重ねられ
る。このとき、各第1谷折り線14A,14Aを境にし
て、潜ることで、ハット状の形状の第2底面フラップF
2が形成され、第1底面フラップF1上に位置される。
て、あるいは先に、若しくは同時的に、対向する第1底
面フラップF1,F12上に跨り、対向する第2底面フ
ラップF2,F2の下に跨り、第1底面シート15Aが
糊付けにより接合される。
に、第1底面シート15Aとほぼ同大同形の第2底面シ
ート15Bが持ち込まれ、第1底面シート15A、第1
底面フラップF1,F12、及び第2底面フラップF
2,F2に糊付けにより接合される。
製袋される。
は、図1及び図2に示すように、一方が開口した有底袋
体であり、未包装状態では扁平形態をなしている。装填
する段階では少なくともその底部が実質的に四角形の形
状をなす形態となっている。
は、図4に示すように、包装設備内または近傍におい
て、実質的に水平方向にした状態で積み重ねられる。
0が装備され、積み重ね袋体10,10…群から、順
次、一枚ごと袋体10が取り出され、装填ライン(たと
えば装填用コンベア)30上に設置される。
ームカップ20、20によりあるいはグリッパー21、
21により開口させ、その開口からエアを吹き付け、全
体として袋体10を開袋させる。このとき、前記基点P
0,P0は、開袋に伴って平面の一部に埋没し、代わり
に、第1山折り線13A,13Aと第1谷折り線14
A,14Aとを繋ぐ、点P,P……において、底面の各
コーナー点となり、図6のように、実質的に四角形の形
状の袋体100となる。
及び第2底面シート15Bにより剛性が強化されている
ので、実質的に四角形の形状の袋体100となり易い。
逆に、第1底面シート15A及び第2底面シート15B
は、少なくとも第2底面シート15Bは、4点のP,
P,P,Pで囲まれる四角形に対して、ほぼ同大である
か、小さい場合には、シートの辺が四角形の辺に対し
て、3cm以上離間しないことが望ましい。
ように、一次包装をした一体化した包装物50の複数
を、実質的に水平方向に装填し、少なくとも底部に複数
の包装50,50を配置し、その後、その開口は封をす
る。
一次包装をしたものである。この例として、定形物(形
が定まった物、したがって粉体などではない)として
は、トイレットロール51の例を挙げる。このトイレッ
トロール51,51…群を段及び横に配置した集積状態
で、図示の形態では、4個配置し3段積みの集積状態と
したもので、ほぼ直方体状にポリエチレンフィルムなど
の包装フィルム52により一次包装し、購買後に手提げ
持ち帰り可能な状態の一体化物としたものである。この
一体化物はほぼ直方体をなしており、これを包装物50
とするものである。
しては、開口に対向するプッシャー61により押し込む
ことができる。この場合、配置した複数の包装物50を
押し込むことが望ましい。
に、開口部を順に折り込み装置により折り込み・折り畳
み、クラフト紙により蓋シート16を糊付けすることに
より、開口は封をする。
後の袋体の処分が簡易となる。しかも、ダンボールケー
スを使用する場合に比較して、コストの削減が可能とな
る。また、物流に耐える十分な強度をもった包装構造が
得られる。さらに、ダンボールケースの場合と同様に、
所定形状を維持でき、型崩れなしに物流に供することが
できる。
内に装填する場合、図8に示すように、包装物50を段
積み状態で袋体100内に装填することも可能である。
また、開口の封に際して、図8に示すように、粘着テー
プ17により折り込み・折り畳み部を固定して開口は封
をすることもできる。
ットロールのほか、キッチンロールなどの家庭用ロール
紙が望ましいが、ティシュペーパーの収納箱を集積した
イ一体化物を使用することも可能である。さらに、他の
適宜の物品も定形物の対象となる。定形物を一体化させ
る手段として、上記例のフィルム包装のほか、箱包装、
バンドやテープ類で一体化したものでもよい。
したものを包装物とするほか、定形物そのものを包装物
とする態様も含むものである。
ト紙袋、三重以上のクラフト紙袋、あるいは他のパルプ
種の袋のほか、プラスチックシートも可能である。ただ
し、柔軟性が過度に高いプラスチックシートは、直方体
状に維持し難いので、紙製のものが最適である。
ト袋体55とし、包装に際して、底部が実質的に四角形
の形状をなす構造を採ることができる。その他の構造は
適宜選択できる。
四角形の形状をなす直方体形態」とは、厳密の四角形の
形状を意味するものではなく、少々の四角形の形状の崩
れを許容するものである。
における、商品取り出し後の包装物の処分が簡易とな
る。包装体として、袋体を使用することにより、ダンボ
ールケースを使用する場合と比較して、コストの削減が
可能となる。さらに、ダンボールケースの場合と同様
に、所定形状を維持したまま梱包をなし、型崩れなしに
所定形状を維持させた状態で物流に供することができる
ようにする。
る。
13A…第1山折り線、13B…第2山折り線、14A
…第1谷折り線、14B…第2谷折り線、15A…第1
底面シート、15B…第2底面シート、16…蓋シー
ト、20…バキュームカップ、21…グリッパー、50
…一体化物、51…トイレットロール、60…プッシャ
ー、F1…第1底面フラップ、F2…第2底面フラッ
プ、P0…基点、P…点。
Claims (8)
- 【請求項1】複数の定形の包装物を袋体内に包装した構
造であって、 前記袋体は、一方が開口した有底袋体であり、未包装状
態では扁平形態をなし、包装状態では少なくとも底部が
実質的に四角形の形状をなす直方体形態をなし、 前記袋体内に前記開口から複数の前記包装物を装填し、
少なくとも前記底部に複数の前記包装物を配置し、前記
開口は封をしたことを特徴とする包装構造。 - 【請求項2】複数の定形物を集めて所定形態に一体化し
た包装物の複数を、袋体内に包装した請求項1記載の包
装構造。 - 【請求項3】袋体はクラフト紙袋である請求項1または
2記載の包装構造。 - 【請求項4】袋体はクラフト紙の二重袋である請求項1
または2記載の包装構造。 - 【請求項5】定形物がトイレットロールまたはキッチン
ロールを含むロール紙である請求項1〜3のいずれか1
項に記載の包装構造。 - 【請求項6】複数の定形の包装物を袋体内に包装する方
法であって、 前記袋体は、一方が開口した有底袋体であり、未包装状
態では扁平形態をなし、包装状態では少なくとも底部が
実質的に四角形の形状をなす直方体形態をなし、 前記袋体内に前記開口から複数の前記包装物を装填し、
少なくとも前記底部に複数の前記包装物を配置し、その
後前記開口は封をすることを特徴とする包装方法。 - 【請求項7】未包装状態の袋体を実質的に水平方向にし
た状態で、袋体内部を開袋させ、この袋体内に前記開口
から複数の包装物を水平方向に装填する請求項6記載の
包装方法。 - 【請求項8】複数の定形物を直方体形態に一次包装し、
一体化物としたものを包装物として、この包装物の複数
を、袋体内に包装する請求項6または7記載の包装方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001383738A JP4049581B2 (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 包装構造及び包装方法 |
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JP2003182767A5 JP2003182767A5 (ja) | 2005-07-28 |
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Cited By (10)
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- 2001-12-17 JP JP2001383738A patent/JP4049581B2/ja not_active Expired - Lifetime
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