JP2001293531A - ワークの内径精度向上方法、カムシャフトの製造方法 - Google Patents

ワークの内径精度向上方法、カムシャフトの製造方法

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JP2001293531A
JP2001293531A JP2000110627A JP2000110627A JP2001293531A JP 2001293531 A JP2001293531 A JP 2001293531A JP 2000110627 A JP2000110627 A JP 2000110627A JP 2000110627 A JP2000110627 A JP 2000110627A JP 2001293531 A JP2001293531 A JP 2001293531A
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inner peripheral
die
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Yoshinori Shibata
義範 柴田
Toshiya Yamaguchi
登士也 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの外周部の外径を基準とした軸芯と、ワ
ークの内周部の内径を基準とした軸芯との同軸性の高精
度化を図るのに有利なワークの内径精度向上方法、カム
シャフトの製造方法を提供する。 【解決手段】孔10を区画する内周部12と外周部15
とを備えると共に内周部12に形成された溝19を備え
たワーク1を得る。ダイス3のダイス孔30内にワーク
1を装入することにより、ワーク1の外周部15をダイ
ス孔30の内周部31で拘束すると共に、ワーク1の内
周部12をコアロッド35の外周部でしごく。これによ
り、ワーク1の外周部15の外径を基準とした軸芯とワ
ーク1の内周部12の内径を基準とした軸芯との同軸性
を高める。しごきの際にワーク1の内周部12の肉材料
が溝19内に流動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワークの内径精度向
上方法、カムシャフトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−180767号公報には、
孔を区画する内周部と外周部とを備えるワークと、ダイ
ス孔をもつダイスとを用い、ダイスのダイス孔内にワー
クを装入した状態でワークの孔内にポンチ型を押入する
技術が開示されている。この公報技術によれば、ダイス
のダイス孔内にワークを装入することにより、ワークの
外周部をダイスのダイス孔の内周部で拘束した状態で、
ワークの孔にポンチ型が押入されるため、ワークの内周
部がしごかれる。これによりワークの内径精度が向上す
る。
【0003】また特開昭61−210106号公報に
は、金属粉末を圧縮成形した圧粉体を高周波焼入処理し
て表層部に焼入層を形成した後に、サイジング処理を施
してサイズの高精度化を図り、サイズを規定の寸法公差
内に収めた熱処理材を得る技術が開示されている。この
公報技術によれば、サイジング処理により生じる変形を
焼入層の内側の多孔質部分で吸収できるため、亀裂の生
成が抑制されるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、組付
時に必要となるワークの内径の寸法精度、及び、ワーク
の外周部の外径を基準とした軸芯と、ワークの内周部の
内径を基準とした軸芯との同軸性の高精度化は、ますま
す要請されている。ワークの内径精度(内径寸法精度、
同軸性精度)が向上して高精度化されていれば、コスト
高の要因となる切削仕上加工を軽減または廃止すること
ができ、ワークの製造コストの低減に大いに有利とな
る。
【0005】上記した特開昭60−180767号公報
に係る技術によれば、ワークの外周部をダイスのダイス
孔の内周部で拘束した状態で、ダイス孔内のワークの孔
にポンチ型が押入されるため、ワークの内周部がしごか
れ、これによりワークの内径精度が向上する。しかしワ
ークの内周部の変形性の向上には限界があり、必要とす
る高精度の内径寸法は得ることは、必ずしも容易ではな
い。また、互いに別体のダイスとポンチとの同軸性を高
精度で確保することは、必ずしも容易ではない。よって
ワークの外周部を基準とした軸芯と、ワークの内周部を
基準とした軸芯との同軸性の高精度化には限界がある。
【0006】上記した特開昭61−210106号公報
に係る技術によれば、サイジング処理により生じる変形
を焼入層の内側の多孔質部分で吸収できるとされてい
る。しかし多孔質部分で吸収できるとはいうものの、多
孔質部分の気孔率の増大には限界があり、このためワー
クの内周部の変形性の向上には限界がある。よって同様
に、ワークの内径精度(内径寸法精度、同軸性精度)の
高精度化には限界がある。
【0007】本発明は上記した公報技術を技術的に更に
進めたものであり、ワークの内径精度(内径寸法精度、
同軸性精度)の高精度化を図るのに有利なワークの内径
精度向上方法、カムシャフトの製造方法を提供すること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワークの内
径精度向上方法は、孔を区画する内周部と外周部とを備
えると共に内周部に形成された溝を備えたワークを得る
工程と、ダイス孔及びダイス孔内に配置されたコアロッ
ドをもつダイスを用い、ダイス孔内にワークを装入する
ことにより、ワークの外周部をダイスのダイス孔の内周
部で拘束すると共に、ワークの内周部をコアロッドの外
周部でしごくことにより、ワークの外周部の外径を基準
とした軸芯とワークの内周部の内径を基準とした軸芯と
の同軸性を高めるしごき工程とを含むことを特徴とする
ものである。
【0009】本発明に係るカムシャフトの製造方法は、
上記したワークの内径精度向上方法と主要部を共通する
方法であり、孔を区画する内周部と外周部とを備えると
共に内周部に周方向に沿って間隔を隔てて形成された溝
を備えたカム用のワークを得る工程と、ダイス孔及びダ
イス孔内に配置されたコアロッドをもつダイスを用い、
ダイス孔内にワークを装入することにより、ワークの外
周部をダイスのダイス孔の内周部で拘束すると共に、ワ
ークの内周部をコアロッドの外周部でしごくことによ
り、ワークの外周部の外径を基準とした軸芯とワークの
内周部の内径を基準とした軸芯との同軸性を高めるしご
き工程と、しごき工程を経たカム用のワークの孔にシャ
フトを嵌合して組み付けてカムシャフトを得る組付工程
とを含むことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るワークの内径精度向
上方法、本発明に係るカムシャフトの製造方法によれ
ば、ワークは、孔を区画する内周部と外周部とを備える
と共に、内周部に形成された溝を備えている。
【0011】前記したようにワークの孔の内周部には溝
が形成されているため、しごき加工の際に、ワークの孔
の内周部の肉材料は溝内に流動することができ、溝が形
成されていない場合に比較して、ワークの孔の内周部の
変形容易性が向上する。この結果、ワークの内周部をコ
アロッドの外周部でしごく際に、ワークの孔の内周部が
容易に変形される。従って、ワークの外周部の外径を基
準とした軸芯と、ワークの内周部の内径を基準とした軸
芯との同軸性を高めるのが容易となる。且つ、ワークの
内径寸法も安定する。
【0012】本発明に係るワークの内径精度向上方法、
本発明に係るカムシャフトの製造方法によれば、溝の
数、隣設する溝の間隔は適宜選択できる。溝は、ワーク
の孔の内周部の軸芯に沿って形成されていても良いし、
あるいは、ワークの孔の内周部の軸芯に対して傾斜して
形成されていても良いし、あるいは、ワークの孔の内周
部においてスパイラル状に形成されていても良い。
【0013】溝の数はワークの種類、サイズ等に応じて
変更され、1個でも複数個でも良く、例えば1〜100
個程度、2〜70個程度、3〜20個程度にできる。溝
が複数個の場合には、溝はワークの孔の内周部に沿って
間隔を隔てて配置されている。溝は、周方向において均
等間隔で形成されていることが好ましい。
【0014】本発明に係るワークの内径精度向上方法、
本発明に係るカムシャフトの製造方法の好ましい形態に
よれば、ワークの内周部には、内歯状の複数個の歯部が
形成されており、隣設する歯部の間を溝とする。
【0015】本発明に係るワークの内径精度向上方法、
本発明に係るカムシャフトの製造方法によれば、しごき
前において、ワークの孔の内周部に形成された各歯部
は、ワークの孔の内周部の内径を基準とする軸芯を径方
向に通過する仮想線において、互いに対向している形態
を採用をできる。このため、その軸芯よりも一方側に配
置された一方側領域における変形量と、その軸芯よりも
他方側に配置された他方側領域における変形量との均衡
化を図るのに有利となる。
【0016】
【実施例】(第1実施例)以下、第1実施例を図1〜図
6を参照して説明する。
【0017】図1はワーク1にしごき加工する装置を模
式的に示す。図2はしごき加工前のワーク1の平面図を
示す。本実施例においては、図2に示すように、ワーク
1は、円形状をなすと共に厚み方向に貫通する孔10を
備えている。更にワーク1は、孔10を区画する円形状
の内周部12と、円形状の外周部15とを備えている。
ワーク1の内周部12には、内歯状の複数個の歯部18
が周方向に沿って1周するように所定の間隔を隔てて形
成されている。隣設する歯部18の間が溝19とされて
いる。なお、図4に示すように、孔10の径方向の内方
に向かうにつれて、歯部18の歯幅Dが次第に小さくな
るようにされている。
【0018】図2に示すように、溝19は、ワーク1の
孔10の内周部12において周方向に沿って複数個形成
されている。即ち、複数個の溝19は、ワーク1の孔1
0の周方向において均等間隔で形成されている。ワーク
1に形成された溝19は、ワーク1の孔10の内周部1
2において孔10の軸芯に沿って互いにほぼ平行に延設
されている。ワーク1の外周部15は、これの周方向に
1周する平滑面とされており、外歯などは形成されてい
ない。
【0019】このワーク1は、金属粉末を圧縮成形した
圧粉体を高温で焼結した焼結体で形成されており、圧縮
成形の際に残留した気孔を有する。金属粉末としては合
金鋼系または炭素鋼系とされているが、これに限定され
るものではない。合金鋼系の場合にはCr、V、Mo、
Wの少なくも1種または2種以上を含有できる。
【0020】図4は要部を示す。図4から理解できるよ
うに、ワーク1の孔10の内周部12の内径を基準とす
る軸芯P1を径方向に通過する仮想線Mにおいて、ワー
ク1の孔10の内周部12に形成された各歯部18は、
その頂面18m同士が互いに対向している。換言すれ
ば、前記軸芯P1を径方向に通過する仮想線Mにおい
て、ワーク1の孔10の内周部に形成された各歯部18
の頂面18mは、溝19とは対向していない。
【0021】図1に示すように、ダイス3は耐摩耗性が
良好な金属で形成されており、上面で円形状をなすよう
に開口すると共に上下方向に貫通するダイス孔30と、
ダイス孔30内の中央域に縦軸型で配置され耐摩耗性が
良好な金属で形成されたしごき加工用のコアロッド35
とをもつ。
【0022】図1に示すように、ダイス3のダイス孔3
0は、これの周方向に1周するダイス内周部31をも
つ。ダイス内周部31の壁面は平滑とされており、内歯
などは形成されていない。コアロッド35は、ダイス3
のダイス孔30のダイス内周部31に対面するロッド外
周部36をもつ。
【0023】図3に示すように、コアロッド35のロッ
ド外周部36を構成する壁面は、平滑とされており、外
歯などは形成されていない。図1に示すように、コアロ
ッド35は、上端に位置する円柱形状をなす先端案内部
35aと、先端案内部35aから下方に延設されると共
に外径方向に膨出する円柱形状をなす膨出部35cと、
膨出部35cから下方に延設された円柱形状をなす径小
部35dと、コアロッド35の下端部に形成され径外方
向に膨出する円柱形状をなす径大部35eとをもつ。コ
アロッド35の径大部35eは、ダイス3のダイス孔3
0の下端部に当てがわれて保持されている。コアロッド
35の軸芯とダイス3のダイス孔30の軸芯とは、同軸
的配置とされている。
【0024】コアロッド35のピン孔38には、縦軸型
の抜き出しピン39が摺動可能に嵌合されて保持されて
いる。ダイス3の上方にはパンチ4が昇降可能に配置さ
れている。
【0025】しごき加工の際には、図1から理解できる
ように、パンチ4を矢印Y1方向に下降させることによ
り、ワーク1をダイス3のダイス孔30内に装入する。
これによりワーク1の外周部15をダイス3のダイス孔
30のダイス内周部31で拘束すると共に、ワーク1の
内周部12をコアロッド35の膨出部35cの外周部で
しごく。即ち、ワーク1の外周部15の外径を基準とし
てワーク1の内周部12をしごく。
【0026】これによりワーク1の歯部18が塑性変形
によりワーク1の半径方向に圧潰され、歯部18の高さ
h(図4参照)が小さくなる。このとき塑性変形された
歯部18の肉材料は、溝19内に流動できる。換言すれ
ば、ワーク1の内周部12は溝19を有するため、ワー
ク1の外周部15に比較して拘束性が低い。よって、ワ
ーク1の外周部15の外径を基準としたワーク1の軸芯
と、ワーク1の内周部12の内径を基準としたワーク1
の軸芯との同軸性が高められる。
【0027】なお、しごき加工が終了したら、抜き出し
ピン39を矢印Y2方向に上動させることにより、ワー
ク1を押し上げ、ワーク1をダイス3のダイス孔30か
ら外す。
【0028】以上説明したように本実施例においては、
ワーク1の内周部12には溝19が形成されているた
め、ワーク1の内周部12をしごき加工する際に、ワー
ク1の内周部12の歯部18を構成する肉材料の流動は
確保される。よって、ワーク1の孔10の内周部12に
おける変形性、変形量が確保される。この結果、ワーク
1の孔10の内周部12の内径精度(歯部18の内径精
度)が向上する。また、ワーク1の外周部15の外径を
基準とした軸芯と、ワーク1の内周部12の内径を基準
とした軸芯との同軸性を高めることができる。
【0029】更に本実施例においては、図4から理解で
きるように、ワーク1の孔10の内周部12を基準とす
る軸芯P1を径方向に通過する仮想線Mにおいて、ワー
ク1の孔10の内周部12に形成された各歯部18は、
互いに対向している。このため、その軸芯P1よりも一
方側に配置された一方側領域A1における歯部18の変
形量ΔV1と、その軸芯P1よりも他方側に配置された
他方側領域A2における歯部18の変形量ΔV2との均
衡化を図るのに有利となる。故に、ワーク1の外周部1
5の外径を基準とした軸芯と、ワーク1の内周部12の
内径を基準とした軸芯P1との同軸性を一層高めること
ができる。
【0030】図5及び図6は試験結果を示す。この試験
では、ワーク1は合金鋼系(基本組成:F−3%Cr−
0.3%V−1%C)の焼結体である。図5の横軸は、
しごき加工により矯正する前において、ワーク1の外周
部15の外径を基準とした軸芯と、ワーク1の内周部1
2(歯部18)の内径を基準とした軸芯との間の芯ズレ
量(μm)を示す。図5の縦軸は、しごき加工により矯
正した後において、ワーク1の外周部15を基準とした
軸芯と、ワーク1の内周部12(歯部18)の内径を基
準とした軸芯との間の芯ズレ量(μm)を示す。図5に
示すように、しごき加工する前においてはワーク1の内
外径の芯ズレ量は大きかった。しかし、しごき加工した
後においてはワーク1の芯ズレ量は小さくなっていた。
図5に示すように、例えば、しごき加工する前において
はワーク1の内外径の芯ズレ量は60〜80μmと大き
くても、しごき加工した後においてはワーク1の内外径
の芯ズレ量は12〜17μm程度に小さくなっていた。
即ち、しごき加工した後においては内外径の芯ズレ量
は、しごき加工する前に比較して1/4〜1/5程度と
なっていた。
【0031】図6の横軸は、しごき加工により矯正する
前において、ワーク1の孔10の内周部12の内径寸法
(mm)を示す。図6の縦軸は、しごき加工により矯正
した後において、ワーク1の孔10の内周部12(歯部
18)の内径寸法(mm)を示す。図6に示すように、
しごき加工する前においてはワーク1の孔10の内周部
12(歯部18)の内径寸法のバラツキは大きかった。
しかし、しごき加工した後においては、ワーク1の孔1
0の内周部12(歯部18)の内径寸法のバラツキは小
さかった。即ち、図6に示すように、しごき加工する前
においてはワーク1の孔10の内周部12(歯部18)
の内径寸法は24.35mm〜24.455mmの範囲
内で大きくばらついていた。しかし、しごき加工した後
においては、ワーク1の孔10の内周部12(歯部1
8)の内径寸法は、24.46mm〜24.48mmの
範囲内に収まっていた。
【0032】上記したように本実施例では、ワーク1の
外周部15の外径を基準とした軸芯と、ワーク1の内周
部12(歯部18)の内径を基準とした軸芯との間の芯
ズレ量を低減できると共に、ワーク1の孔10の内周部
12の内径寸法(歯部18の内径寸法)が高精度化され
る。このためワーク1の内周部12を構成する歯部18
を、切削仕上加工することなく黒皮状態のままで、ある
いは、ほとんど切削仕上加工することなく、使用するこ
とができる。
【0033】更には、ワーク1の外周部15を、切削仕
上加工することなく黒皮状態のままで、あるいは、ほと
んど切削仕上加工することなく、使用することができ
る。このためワーク1の製造コストにおいてかなりの割
合をしめる切削仕上加工のコストを低減できる。
【0034】(第2実施例)図7は第2実施例を示す。
本実施例は基本的には第1実施例と同様の構成であり、
基本的には同様の作用効果を奏する。以下、異なる部分
を中心として説明する。図7に示すように、本実施例に
おいては、第1実施例に比較してワーク1Bの孔10の
内周部12に形成した溝19の数は減少している。本実
施例においては、ワーク1の内周部12には溝19が形
成されているため、ワーク1Bの内周部12をしごき加
工する際において、ワーク1の内周部12を構成する歯
部18の肉材料は溝19内に流動できる。つまり、ワー
ク1の内周部12を構成する歯部18の肉材料の流動性
は確保される。よって、ワーク1の孔10の内周部12
における変形性、変形量が確保される。この結果、ワー
ク1の孔10の内周部12の内径精度が向上する。従っ
て、ワーク1の外周部15の外径を基準とした軸芯と、
ワーク1の内周部12の内径を基準とした軸芯との同軸
性を高めることができる。
【0035】(第3実施例)図8〜図12は第3実施例
を示す。本実施例は基本的には第1実施例と同様の構成
であり、基本的には同様の作用効果を奏する。以下、異
なる部分を中心として説明する。本実施例はカムシャフ
トに適用したものである。図8はしごき加工する装置を
模式的に示す。図9はしごき加工を施す前のカム用のワ
ーク1Cの平面図を示す。ワーク1Cはカムシャフトに
搭載されるカムとして使用されるものである。図9に示
すように、カム用のワーク1Cは、孔10を区画する内
周部12と外周部15とを備えている。ワーク1Cの内
周部12には、内歯状の複数個の歯部18が周方向に沿
って1周するように所定の間隔を隔てて形成されてい
る。図10に示すように、孔10の径方向の内方に向か
うにつれて、歯部18の歯幅Dが次第に小さくなるよう
にされている。
【0036】図9に示すように、隣設する歯部18の間
が溝19とされている。溝19は、ワーク1Cの孔10
の内周部12において周方向に沿って複数個形成されて
いる。ワーク1Cに形成された溝19は、ワーク1Cの
孔10の内周部12において孔10の軸芯に沿って互い
にほぼ平行に延設されている。図9に示すように、ワー
ク1Cの外周部15はこれの周方向に1周する平滑面と
されており、外歯などは形成されていない。図9に示す
ように、ワーク1Cの外周部15は、円弧部15aと、
半径方向に突出した突出部15cとを備えており、卵形
状とされている。つまりワーク1Cは卵形状のカムを構
成するものである。
【0037】このカム用のワーク1Cは、金属粉末を圧
縮成形した圧粉体を焼結した焼結体で形成されており、
多数の微小気孔を有する。金属粉末としては合金鋼系ま
たは炭素鋼系とされているが、これに限定されるもので
はない。合金鋼系の場合にはCr、V、Mo、Wの少な
くも1種または2種以上を含有できる。
【0038】本実施例においても、図10から理解でき
るように、ワーク1Cの孔10の内周部12を基準とす
る軸芯P1を径方向に通過する仮想線Mにおいて、ワー
ク1Cの孔10の内周部12に形成された各歯部18
は、その頂面18m同士が互いに対向している。
【0039】図8に示すように、ダイス3Cは耐摩耗性
が良好な金属で形成されており、上面で開口すると共に
上下方向に貫通するダイス孔30と、ダイス孔30内の
中央域に縦軸型で配置され耐摩耗性が良好な金属で形成
されたしごき加工用のコアロッド35とをもつ。ダイス
3Cのダイス孔30は、カム用のワーク1Cを装入でき
るように平面カム形状とされている。ダイス3Cのダイ
ス孔30は、これの周方向に1周するダイス内周部31
をもつ。ダイス内周部31の壁面は平滑とされており、
内歯などは形成されていない。
【0040】第1実施例の場合と同様に、コアロッド3
5は、ダイス3Cのダイス孔30のダイス内周部31に
対面するロッド外周部36をもつ。コアロッド35のロ
ッド外周部36を構成する壁面は、平滑とされており、
外歯などは形成されていない。図8に示すように、コア
ロッド35は、上端に位置する円柱形状をなす先端案内
部35aと、先端案内部35aから下方に延設されると
共に外径方向に膨出する円柱形状をなす膨出部35c
と、膨出部35cから下方に延設された円柱形状をなす
径小部35dと、コアロッド35の下端部に形成され径
外方向に膨出する円柱形状をなす径大部35eとをも
つ。
【0041】図8に示すように、コアロッド35の径大
部35eは、ダイス3Cのダイス孔30の下端部に当て
がわれて保持されている。コアロッド35の軸芯とダイ
ス3Cのダイス孔30の円弧部分の軸芯とは、同軸的配
置とされている。コアロッド35のピン孔38には縦軸
型の抜き出しピン39が摺動可能に嵌合されて保持され
ている。
【0042】しごき加工の際には、図8から理解できる
ように、パンチ4を矢印Y1方向に下降させることによ
り、ワーク1Cをダイス3Cのダイス孔30内に装入す
る。これによりワーク1Cの外周部15をダイス1Cの
ダイス孔30のダイス内周部31で拘束すると共に、ワ
ーク1Cの内周部12をコアロッド35の膨出部35c
の外周部でしごく。即ち、ワーク1Cの外周部15を基
準として、ワーク1Cの内周部12をしごく。この結
果、ワーク1Cの内周部12に形成されている歯部18
が、塑性変形によりワーク1Cの半径方向に圧潰されて
歯部18の高さh(図10参照)が小さくなる。従っ
て、ワーク1Cの外周部15の円弧部15aの外径を基
準としたワーク1Cの軸芯と、ワーク1Cの内周部12
の内径を基準としたワーク1Cの軸芯との同軸性が高め
られる。
【0043】なお、しごき加工が終了したら、抜き出し
ピン39を矢印Y2方向に上動させることにより、ワー
ク1Cを押し上げてダイス3のダイス孔30から外す。
【0044】本実施例においては、ワーク1Cの内周部
12には溝19が形成されているため、ワーク1Cの内
周部12をしごき加工する際において、ワーク1Cの内
周部12を構成する肉材料は溝19内に流動することが
できる。即ち、ワーク1Cの孔10の内周部12の流動
は確保される。よって、しごき加工の際において、ワー
ク1Cの孔10の内周部12における変形性、変形量が
良好に確保される。この結果、ワーク1Cの孔10の内
周部12の内径精度が向上する。さらに、ワーク1Cの
外周部15の円弧部15aの外径を基準とした軸芯と、
ワーク1Cの内周部12の内径を基準とした軸芯との同
軸性を高めることができる。
【0045】更に本実施例においては、図10から理解
できるように、ワーク1Cの孔10の内周部12に形成
された各歯部18は、ワーク1Cの孔10の内周部12
を基準とする軸芯P1を径方向に通過する仮想線Mにお
いて、互いに対向している。このためワーク1Cの内周
部12を基準とする軸芯P1よりも一方側に配置された
一方側領域A3における変形量ΔV3と、ワーク1Cの
内周部12を基準とする軸芯P1よりも他方側に配置さ
れた他方側領域A4における変形量ΔV4との均衡化を
図るのに有利となる。故に、ワーク1Cの外周部15の
円弧部15aの外径を基準とした軸芯と、ワーク1の内
周部12の内径を基準とした軸芯との同軸性を一層高め
ることができる。
【0046】上記したように本実施例においては、ワー
ク1の外周部15の円弧部15aの外径を基準とした軸
芯と、ワーク1の内周部12の内径を基準とした軸芯と
の芯ズレ量を低減できると共に、ワーク1の孔10の内
周部12の歯部18の内径寸法が高精度化される。この
ため、ワーク1の外周部15及び内周部12を構成する
歯部18を、切削仕上加工することなく黒皮状態のまま
で、あるいは、ほとんど切削仕上加工することなく、使
用することができる。このため、ワーク1の製造コスト
においてかなりの割合をしめる切削仕上加工のコストを
大いに低減できる。
【0047】本実施例においては、しごき加工した後
に、カム用のワーク1Cを所定の温度に加熱して熱膨張
させておく。更に、図11に示すように、ワーク1Cよ
りも低温とされた金属製(一般的には炭素鋼系、合金鋼
系)のシャフト5(一般的には常温)を用意する。シャ
フト5の横断面は円形状をなす。そして、図12に示す
ように、加熱されて熱膨張しているカム用のワーク1C
の孔10に、シャフト5を嵌合する。その後に、カム用
のワーク1Cを常温域に冷却すれば、カム用のワーク1
Cがこれの半径方向に熱収縮する。このためカム用のワ
ーク1Cの孔10の内周部12を構成する歯部18の内
端部は、シャフト5の外周部に圧着する。即ち、焼きば
めが実行される。これによりカム用のワーク1Cがシャ
フト5に組み付けられ、カムシャフトが得られる。
【0048】上記した場合は焼きばめする形態について
説明したが、これに限らず、冷やしばめとしても良い。
即ち、カム用のワーク1Cを常温域に保持すると共に、
常温未満の温度である低温に冷却して熱収縮させた状態
のシャフト5を用意する。そして、熱収縮した状態のシ
ャフト5を、カム用のワーク1Cの孔10に嵌合する。
その後に、シャフト5を常温域に戻せば、シャフト5が
これの半径方向に熱膨張する。このため、カム用のワー
ク1Cの孔10の内周部12を構成する歯部18の内端
部に、シャフト5の外周部が圧着する。即ち、冷やしば
めが実行される。これによりカム用のワーク1Cがシャ
フト5に組み付けられ、カムシャフトが得られる。
【0049】更に本実施例においては、図13に示すよ
うに、シャフト5の外周部にこれの軸長方向に沿って形
成した係止溝5wに、キーなどの係合突起5xを嵌合
し、係合突起5xによりワーク1Cの溝間部分である歯
部18に係合可能とすることもできる。これによりワー
ク1Cとシャフト5との回り止めが一層確実に行われ
る。シャフト5の横断面において、係止溝5w、係合突
起5xの数は適宜選択でき、それぞれ1個でも良いし、
複数個でも良い。
【0050】なお、図14は車両の内燃機関に搭載され
るカムシャフトに適用した適用例を示す。このカムシャ
フトは、シャフト5にこれの長手方向にカム用のワーク
1Cを複数個並設して構成されている。カム用のワーク
1Cは周方向において位相が相違している。
【0051】(他の例)その他、本発明は上記し且つ図
面に示した実施例のみに限定されるものでなく、例え
ば、ワークは圧粉体を焼結した焼結体に限定されるもの
ではなく、鍛造品、鋳造品、あるいは、焼結後に鍛造し
た焼結鍛造品でも良いものであり、また、カムシャフト
に適用する場合には、車両の内燃機関に搭載されるカム
シャフト以外のカムシャフトにも適用できる等、要旨を
逸脱しない範囲内で必要に応じて適宜変更して実施でき
るものである。
【0052】(付記)上記した明細書及び図面から次の
技術的思想も把握できる。
【0053】・ワークの孔にはシャフトが嵌合され、溝
間部分と係合可能な係合突起がシャフトの外周部に設け
られていることを特徴とする各請求項に係るワークの内
径精度向上方法、カムシャフトの製造方法
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、ワークの内周部には溝
が形成されているため、ワークの内周部をしごき加工す
る際におけるワークの内周部の肉材料は、溝内に流動で
きる。よって、ワークの孔の内周部における変形性、変
形量が確保される。この結果、ワークの孔の内周部の内
径精度が向上する。更に、ワークの外周部の外径を基準
とした軸芯と、ワークの内周部の内径を基準とした軸芯
との同軸性を高めることができる。
【0055】殊に、ワークの孔の内周部を基準とする軸
芯を径方向に通過する仮想線において、ワークの孔の内
周部に形成された各歯部が互いに対向している場合に
は、その軸芯よりも一方側に配置された一方側領域にお
ける変形量と、その軸芯よりも他方側に配置された他方
側領域における変形量との均衡化を図るのに有利とな
る。故に、ワークの外周部を基準とした軸芯と、ワーク
の内周部を基準とした軸芯との同軸性を一層高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係り、ワークにしごき加工を施す
直前の状態を模式的に示す断面図である。
【図2】第1実施例に係り、しごき加工する前のワーク
の平面図である。
【図3】第1実施例に係り、図1のIII-III線に沿った
コアロッドの横断面図である。
【図4】第1実施例に係り、しごき加工する前のワーク
において内周部に形成した内歯状の歯部の形態を示す横
断面図である。
【図5】しごき加工により矯正する前におけるワークの
内外径の芯ズレ量と、しごき加工により矯正した後にお
けるワークの内外径の芯ズレ量(μm)との関係を示す
グラフである。
【図6】しごき加工により矯正する前におけるワークの
孔の内周部の内径寸法(mm)と、しごき加工により矯
正した後におけるワークの孔の内周部の内径寸法との関
係を示すグラフである。
【図7】第2実施例に係り、しごき加工する前のワーク
の平面図である。
【図8】第3実施例に係り、ワークにしごき加工を施す
直前の状態を模式的に示す断面図である。
【図9】第3実施例に係り、しごき加工する前のワーク
の平面図である。
【図10】第3実施例に係り、しごき加工する前のワー
クにおいて内周部に形成した内歯状の歯部の形態を示す
横断面図である。
【図11】しごき加工した後のワークの孔にシャフトを
組み付ける前の状態を示す断面図である。
【図12】しごき加工した後のワークの孔にシャフトを
組み付けた後の状態を示す断面図である。
【図13】他の例に係り、しごき加工した後のワークの
孔にシャフトを組み付けた後の状態を示す断面図であ
る。
【図14】適用例に係り、カムシャフトの斜視図であ
る。
【符号の説明】
図中、1はワーク、10は孔、12は内周部、15は外
周部、18は歯部、19は溝、3はダイス、30はダイ
ス孔を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔を区画する内周部と外周部とを備えると
    共に前記内周部に形成された溝を備えたワークを得る工
    程と、 ダイス孔及び前記ダイス孔内に配置されたコアロッドを
    もつダイスを用い、前記ダイス孔内にワークを装入する
    ことにより、前記ワークの外周部を前記ダイスのダイス
    孔の内周部で拘束すると共に、前記ワークの内周部を前
    記コアロッドの外周部でしごくことにより、前記ワーク
    の外周部の外径を基準とした軸芯と前記ワークの内周部
    の内径を基準とした軸芯との同軸性を高めるしごき工程
    とを含むことを特徴とするワークの内径精度向上方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ワークの内周部に
    は、内歯状の複数個の歯部が形成されており、隣設する
    前記歯部の間を溝とすることを特徴とするワークの内径
    精度向上方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、しごき前にお
    いて、ワークの孔の内周部を基準とする軸芯を径方向に
    通過する仮想線において、前記ワークの孔の内周部に形
    成された各歯部は、互いに対向していることを特徴とす
    るワークの内径精度向上方法。
  4. 【請求項4】孔を区画する内周部と外周部とを備えると
    共に前記内周部に形成された溝を備えたカム用のワーク
    を得る工程と、 ダイス孔及び前記ダイス孔内に配置されたコアロッドを
    もつダイスを用い、前記ダイス孔内にワークを装入する
    ことにより、前記ワークの外周部を前記ダイスのダイス
    孔の内周部で拘束すると共に、前記ワークの内周部を前
    記コアロッドの外周部でしごくことにより、前記ワーク
    の外周部の外径を基準とした軸芯と前記ワークの内周部
    の内径を基準とした軸芯との同軸性を高めるしごき工程
    と、 前期しごき加工を経たカム用の前記ワークの孔にシャフ
    トを嵌合して組み付けてカムシャフトを得る組付工程と
    を含むことを特徴とするカムシャフトの製造方法。
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